JP2013253469A - 注水制御装置及び注水制御方法 - Google Patents

注水制御装置及び注水制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーソンの区画毎に注水制御のパラメータを決定する仕組みを提供すること。
【解決手段】注水制御装置20は、ケーソン1の傾斜角が閾値を越えた場合に、水位の分布の傾向を特定する。注水制御装置20は、特定された傾向に基づいて、傾斜角を小さくするために各々の区画に注水する水量、各々の区画に注水する時間の長さ、又は、各々の区画に注水する単位時間当たりの水量のうち、少なくとも1つのパラメータを決定する。注水制御装置20は、決定されたパラメータに従って各々の区画に注水を行うように注水ポンプ10を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ケーソンへの注水を制御する技術に関する。
防波堤築造工事などにおけるケーソンの設置は、水に浮かべたケーソンの内部へ注水してケーソンを沈めることによって行われる。ケーソンの内部は複数の区画に区切られているため、区画毎にポンプで注水することになるが、区画間で水位差が生じると、ケーソンが傾斜する原因となり得る。ケーソンが傾斜したまま注水を続けると、傾斜したケーソンの底部がマウンドに接触することによってマウンドが損傷するおそれがある。また、マウンドが損傷した場合、ケーソンを水平に設置することが困難になる。このような事態を防ぐには、ケーソンの傾斜が大きくなり過ぎないように注水を制御する必要がある。
特許文献1、2には、ケーソンの各区画に水位センサを設置し、各水位センサによる計測値を監視し、ケーソンの姿勢に異常が発生した場合に注水又は排水によってケーソンの姿勢を制御する技術が記載されている。
特開平9−177086号公報 特開2009−299413号公報
ケーソンの注水制御においては、区画毎に注水量などのパラメータとして適切な値を決定する必要がある。
そこで、本発明は、ケーソンの区画毎に注水制御を行うときに用いるパラメータを適切に決定することを目的とする。
本発明は、隔壁によって互いに区切られた区画群を有するケーソンへの注水を制御する注水制御装置であって、水に浮かべられた前記ケーソンの傾斜角を取得する傾斜角取得手段と、各々の前記区画の水位を取得する水位取得手段と、前記傾斜角取得手段によって取得された傾斜角が閾値を越えた場合に、前記水位取得手段によって取得された水位の分布の傾向を特定する傾向特定手段と、前記傾向特定手段によって特定された傾向に基づいて、前記傾斜角を小さくするために各々の前記区画に注水する水量、各々の前記区画に注水する時間の長さ、又は、各々の前記区画に注水する単位時間当たりの水量のうち、少なくとも1つのパラメータを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたパラメータに従って各々の前記区画に注水を行うように注水ポンプを制御する注水制御手段とを備える注水制御装置を提供する。
前記傾向特定手段は、前記区画群における各区画の水位の分布に対応する、2次元平面上の一次回帰線を特定し、前記決定手段は、前記2次元平面上において、前記傾向特定手段によって特定された一次回帰線の低水位側を当該一次回帰線の高水位側に対して相対的に上昇させるように、当該一次回帰線を予め定められた量だけ回転させ、前記水位取得手段によって取得された水位が最大である区画の水面に対応する位置まで回転後の当該一次回帰線を平行移動させ、平行移動後の当該一次回帰線と前記水位取得手段によって取得された各々の前記区画の水位との差に基づいて、前記パラメータを決定するようにしてもよい。
また、各々の前記区画は、隔壁によって互いに区切られた隔室群を有し、前記隔壁は、各々の前記区画内の互いに隣り合う隔室間で水が流動する開口部を有し、前記水位取得手段は、各々の前記区画の水位として、当該区画内の隔室群の水位の平均値を取得するようにしてもよい。
また、各々の前記区画は、隔壁によって互いに区切られた隔室群を有し、前記隔壁は、各々の前記区画内の互いに隣り合う隔室間で水が流動する開口部を有し、前記決定手段は、目標水位がそれぞれ定められた各ステップにおいて、同一の区画内の隔室間の水位差が第1閾値以上になった場合には、当該水位差が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下になるまでは、当該区画に対する注水を停止せずに間欠的な注水又は単位時間当たりの注水量を少なくした注水を行うように、前記パラメータを決定するようにしてもよい。
また、前記決定手段は、目標水位がそれぞれ定められた各ステップにおいて、互いに隣り合う2つの区画の水位差が前記第1閾値以上になった場合には、当該水位差が前記第2閾値以下になるまでは、当該2つの区画のうち高水位側の区画に対する注水を停止せずに間欠的な注水又は単位時間当たりの注水量を少なくした注水を行うように、前記パラメータを決定するようにしてもよい。
また、本発明は、隔壁によって互いに区切られた区画群を有するケーソンへの注水を制御する注水制御方法であって、水に浮かべられた前記ケーソンの傾斜角を取得する傾斜角取得ステップと、各々の前記区画の水位を取得する水位取得ステップと、前記傾斜角取得ステップにおいて取得された傾斜角が閾値を越えた場合に、前記水位取得ステップにおいて取得された水位の分布の傾向を特定する傾向特定ステップと、前記傾向特定ステップにおいて特定された傾向に基づいて、前記傾斜角を小さくするために各々の前記区画に注水する水量、各々の前記区画に注水する時間の長さ、又は、各々の前記区画に注水する単位時間当たりの水量のうち、少なくとも1つのパラメータを決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定されたパラメータに従って各々の前記区画に注水を行うように注水ポンプを制御する注水制御ステップとを備える注水制御方法を提供する。
本発明によれば、ケーソンの区画毎に注水制御を行うときに用いるパラメータを適切に決定することができる。
側方から見たケーソン1の断面図。 図1のI−I線におけるケーソン1の断面図。 図1のII−II線におけるケーソン1の断面図。 実施形態の電気的な構成を示す図。 注水制御装置20のハードウェア構成を示す図。 注水制御プログラムに従った注水制御の手順を示すフローチャート。 区画間水位調整処理の詳細な手順を示すフローチャート。 傾斜調整処理の詳細な手順を示すフローチャート。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 トリム角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提として構成されたケーソン1Aの断面図。 図15のIII−III線におけるケーソン1Aの断面図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。 上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、側方から見たケーソン1の断面図である。図2は、図1のI−I線におけるケ
ーソン1の断面図である。図3は、図1のII−II線におけるケーソン1の断面図である。
ケーソン1は、防波堤などの水中構造物として使用されるコンクリート製又は鋼製の箱状の構造物である。このケーソン1は、矩形の底版2と、底版2の四辺から立ち上げられた側壁3とを有し、底版2と側壁3とで囲われた内部空間は、隔壁4によって複数の区画(この例では、6つの区画)に区切られている。さらに、各区画の内部空間は、隔壁5によって複数の隔室(この例では、1区画当たり4つの隔室)に区切られており、隔壁5の下端付近には、各区画内の互いに隣り合う隔室間で水の移動を可能にするための開口部6が設けられている。
側壁3の外面には、区画毎に注水ポンプ10が設けられており、各注水ポンプ10から延びる注水管11は、側壁3の上端からケーソン1の内部空間へ回り込むように設けられている。これらの注水ポンプ10及び注水管11により、区画毎に注水が行われる。底版2の上面には、各々の隔室に対応した水位計12が設けられており、隔室毎に水位が計測される。
ケーソン1の上部には、上蓋9が設けられている。上蓋9の上面には傾斜計13が設けられており、ケーソン1の傾斜角が計測される。本実施形態では、説明の便宜上、図1における底版2の水平に対する傾斜角をトリム角と呼び、図2における底版2の水平に対する傾斜角をヒール角と呼ぶ。傾斜計13は、2軸の傾斜計であり、ケーソン1のトリム角とヒール角とを計測する。
図4は、実施形態の電気的な構成を示す図である。上蓋9の上面には、通信装置14が設けられている。ケーソン1に設けられた注水ポンプ10、水位計12及び傾斜計13は、通信装置14に接続されている。水位計12、傾斜計13は、それぞれ水位の計測値、傾斜角(トリム角とヒール角)の計測値を通信装置14に出力する。制御室は、例えば、ケーソンの設置現場の事務所の一室であり、通信装置15と注水制御装置20が設けられている。通信装置15は、通信装置14との間で注水制御に関するデータ通信を無線通信によって行う。通信装置14は、水位計12と傾斜計13から受け取った計測値を無線通信によって通信装置15に送信する。
図5は、注水制御装置20のハードウェア構成を示す図である。注水制御装置20は、例えばパーソナルコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置とを備えた制御部21と、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置を備えた記憶部22と、注水制御装置20と通信装置15との間の通信を仲介するインターフェースを備えた通信部23と、液晶ディスプレイなどの表示装置を備えた表示部24と、キーやタッチパネルなどの入力装置を備えた入力部25とを備える。記憶部22には、OS(Operating System)や、注水制御の手順を記述したアプリケーションプログラム(以下、注水制御プログラムという。)が記憶されている。制御部21は、注水制御プログラムを実行することによって注水制御のパラメータを決定し、このパラメータに基づく制御信号を通信装置15及び通信装置14を介して各注水ポンプ10に送信する。
図6は、注水制御プログラムに従った注水制御の手順を示すフローチャートである。制御部21は、注水制御プログラムの実行を開始すると、まず、事前設定の画面を表示部24に表示する(ステップS101)。事前設定の画面は、注水制御のための種々の設定値を設定するための画面であり、設定値の項目名と、設定値を指定するための入力欄(テキストボックスやリストボックスなど)とが対応付けて表示され、作業員がタッチパネルを操作して設定値を指定する。設定値の項目の一例を示すと、次のとおりである。
・区画の数
・1区画当たりの隔室の数
・注水ポンプを設置する隔室の番号
・区画間水位差の閾値α1、α2
・傾斜角の閾値θ1、θ2
・注水ステップ数
・各注水ステップの目標水位
・区画間水位調整処理のON/OFF
・傾斜調整処理のON/OFF
ここで、区画の数と1区画当たりの隔室の数が設定されると、制御部21は、各区画と各隔室にそれぞれ区画番号、隔室番号を割り当て、区画番号と隔室番号とを対応付けた表を表示部24に表示する。この表には、各隔室番号と対応付けてチェックボックスが表示されており、作業員がチェックボックスを選択することによって、注水ポンプを設置する隔室の隔室番号が設定される。
区画間水位調整処理とは、互いに隣り合う2つの区画間の水位差(以下、区画間水位差という。)を減少させるように注水を制御する処理である。閾値α1、α2(α2<α1)は、区画間水位差の閾値であり、区画間水位調整処理の要否の判定に用いられる。閾値α1、α2は、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性の高さを考慮して定められる。例えば、区画間水位差が閾値α1以上である場合には、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性が高くなり、区画間水位差が閾値α2以下である場合には、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性が無視できるほど低くなるというように、閾値α1、α2が定められる。
傾斜調整処理とは、ケーソン1の傾斜角を減少させるように注水を制御する処理である。閾値θ1、θ2(θ2<θ1)は、傾斜角の閾値であり、傾斜調整処理の要否の判定に用いられる。閾値θ1、θ2は、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性の高さを考慮して定められる。例えば、傾斜角が閾値θ1以上である場合には、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性が高くなり、傾斜角が閾値θ2以下である場合には、ケーソン1の設置時にマウンド損傷などの問題が発生する可能性が無視できるほど低くなるというように、閾値θ1、θ2が定められる。
注水ステップ数は、注水制御を複数のステップに分割して実行する場合のステップ数であり、各注水ステップにおいて、設定された目標水位に達するまで注水が行われる。注水ステップ数は、1以上であればいくつでもよい。事前設定の画面上で注水ステップが指定されなかった場合には、注水ステップ数は1に設定される。
区画間水位調整処理及び傾斜調整処理のON/OFFは、当該処理を実行するか否かを示す設定値であり、実行する場合にはONを、実行しない場合にはOFFを設定する。
作業員が上記の設定値を指定すると、制御部21は、指定された設定値を設定値の項目と対応付けて記憶部22に記憶する。
以上のようにして設定値の設定が完了したならば、制御部21は、水位の監視を開始する(ステップS102)。具体的には、ケーソン1の各隔室に設けられた水位計12から水位の計測値を定期的に受信する。
次に、制御部21は、制御開始命令が入力されたか否かを判定する(ステップS103)。制御開始命令とは、ステップS104以降の処理の実行を開始する命令であり、作業員が注水制御装置20の画面上で入力する命令である。制御開始命令が入力されるまで、制御部21は、ステップS103の判定を定期的に繰り返す。
制御開始命令が入力されたと判定したならば(ステップS103:YES)、制御部21は、予め定められた注水速度(単位時間当たりの注水量)で注水を開始する(ステップS104)。
次に、制御部21は、事前設定で区画間水位調整処理が選択されているか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、制御部21は、記憶部22の記憶内容を参照し、区画間水位調整処理がONになっているならば(ステップS105:YES)、ステップS106の処理に進み、OFFになっているならば(ステップS105:NO)、ステップS107の処理に進む。
図7は、ステップS106における区画間水位調整処理の詳細な手順を示すフローチャートである。最初に、制御部21は、各隔室の水位を比較し、2つの隔室間の水位差(以下、隔室間水位差という。)がα1以上である隔室の組が存在するか否かを判定する(ステップS201)。隔室間水位差がα1以上である隔室の組が存在する場合(ステップS201:YES)には、区画間水位差がα1以上、又は、同一区画内において隔室間水位差がα1以上であることになるから、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が高い。そのため、区画間水位差又は隔室間水位差を減少させるために、制御部21の処理はステップS202に進む。一方、水位差がα1以上である隔室の組が存在しない場合(ステップS201:NO)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が高くないことになるから、制御部21の処理はステップS204に進む。
ステップS202では、制御部21が、隔室間水位差がα1以上である隔室の組の隔室番号を記憶部22に記憶する。
次に、ステップS203では、制御部21が、記憶部22に記憶されている隔室番号と区画番号との対応関係に基づいて、α1以上の隔室間水位差がある隔室の組が同一区画内であるか否かを判定する。α1以上の隔室間水位差がある隔室の組が同一区画内である場合(ステップS203:YES)には、制御部21の処理はステップS205に進み、同一区画内でない場合(ステップS203:NO)には、制御部21の処理はステップS206に進む。
ステップS205では、制御部21が、α1以上の隔室間水位差がある隔室の組に対応する区画の注水ポンプを注水制御する。この注水制御の内容は、例えば、当該区画の注水ポンプを停止させてもよいし、間欠的に注水するように制御してもよいし、注水測度(単位時間当たりの注水量)を低下させてもよい。注水制御を行う時間の長さは、予め定められていてもよいし、注水制御による水位の変化を観測しながら作業員の判断により注水制御を終了するようにしてもよい。この注水制御により、当該区画内における水位の上昇が抑制されるとともに、当該区画内において開口部6を通じて高水位側の隔室から低水位側の隔室に水が移動することにより、当該区画内の各隔室の水位が平準化される。
ステップS206では、制御部21は、区画間水位差がα1以上である区画の組のうち高水位側の区画において注水制御を行う。この注水制御においては、高水位側の区画の水位と低水位側の区画の水位との水位差が小さくなるように、高水位側の区画の注水ポンプを制御する。例えば、制御部21は、高水位側の区画の注水ポンプを停止させてもよいし、間欠的に注水するように高水位側の区画の注水ポンプを制御してもよいし、高水位側の区画の注水ポンプの注水速度(単位時間当たりの注水量)を低下させてもよい。要するに、或る時間当たりの高水位側の区画の注水量が低水位側の区画の注水量よりも小さくなるようにする。このときの注水速度の制御には、例えば、比例制御、比例積分制御、比例積分微分制御など、いかなる方法を用いてもよい。注水制御を行う時間の長さは、予め定められていてもよいし、注水制御による水位の変化を観測しながら作業員の判断により注水制御を終了するようにしてもよい。
一方、ステップS204では、制御部21が、停止中又は減速中の注水ポンプがあるか否かを判定する。停止中又は減速中の注水ポンプとは、ステップS203における注水制御が実行されている注水ポンプである。停止中又は減速中の注水ポンプがある場合(ステップS204:YES)には、制御部21の処理はステップS207に進み、停止中又は減速中の注水ポンプがない場合(ステップS204:NO)には、制御部21は区画間水位調整処理を終了する。
ステップS207では、制御部21は、隔室間水位差がα2(α2<α1)以上である隔室の組が存在するか否かを判定する。隔室間水位差がα2以上である隔室の組が存在する場合(ステップS207:YES)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が無視できないということになるから、隔室間水位差を減少させるために、制御部21の処理はステップS201に戻る。一方、隔室間水位差がα2以上である隔室の組が存在しない場合(ステップS207:NO)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が無視できるほど低いということになるから、制御部21の処理はステップS208に進む。
ステップS208では、制御部21は、注水制御を終了する。
ステップS209では、制御部21は、注水制御を終了した隔室に対応する隔室番号の組を記憶部22から消去する。
図6のフローチャートの説明に戻る。ステップS107では、制御部21が、事前設定で傾斜調整処理が選択されているか否かを判定する。具体的には、制御部21は、記憶部22の記憶内容を参照し、傾斜調整処理がONになっているならば(ステップS107:YES)、ステップS108の処理に進み、OFFになっているならば(ステップS107:NO)、ステップS109の処理に進む。
図8は、ステップS108における傾斜調整処理の詳細な手順を示すフローチャートである。なお、同図では、トリム角とヒール角を併記しているが、実際には、トリム角の傾斜調整処理とヒール角の傾斜調整処理とを別々に実行する。また、トリム角の傾斜調整処理においては、図3に示す6区画のうち、上段の3区画と下段の3区画とで別々に傾斜調整処理を実行する。また、ヒール角の傾斜調整処理においては、図3に示す6区画のうち、左端の2区画と中央の2区画と右端の2区画とで別々に傾斜調整処理を実行する。以下の説明では、トリム角の傾斜調整処置について述べる。
最初に、制御部21は、傾斜計13によって計測されたケーソン1のトリム角を受信する(ステップS301)。
次に、制御部21は、受信したトリム角が閾値θ1以上か否かを判定する(ステップS302)。トリム角がθ1以上である場合(ステップS302:YES)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が高いということになるから、トリム角を減少させるために、制御部21の処理はステップS303に進む。一方、トリム角がθ1未満である場合(ステップS302:NO)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が高くないということになるから、制御部21はトリム角の傾斜調整処理を終了する。
図9乃至14は、トリム角の調整処理の手順を示す図である。なお、同図は、ケーソンの傾斜や水位差を、現実よりも大きく表現している。ステップS303では、制御部21が、各区画の水位の分布に対応する一次回帰線を2次元平面上で特定する(図9参照)。一次回帰線は、例えば次のようにして特定される。制御部21は、各区画について、1つの区画に含まれる4つの隔室の水位の平均値(以下、平均水位という。)を求める。次に、制御部21は、ケーソン1の左下隅を原点とし、水平方向をx軸とし、鉛直方向をy軸とする直交座標系を定め、各区画の中央の隔壁5のx方向の位置をx座標とし、各区画内の平均水位をy座標とする3つの座標から最小二乗法によって一次回帰線F1を特定する。この一次回帰線F1は、各区画の水位の分布の全体的な傾向を表している。
次に、制御部21は、ケーソン1の傾斜を修正する向きに一次回帰線を予め定められた量だけ変化させる(ステップS304、図10参照)。例えば、制御部21は、2次元平面上において、特定された一次回帰線F1の低水位側を一次回帰線F1の高水位側に対して相対的に上昇させるように、一次回帰線F1を予め定められた角度だけ回転させる。この回転角度が大きいほど、本傾斜調整処理によるトリム角の変化が大きくなるから、この回転角度は、本傾斜調整処理によるトリム角の変化が急激になり過ぎないような値が定められていることが望ましい。回転の中心のx座標は、どの位置でもよい。このようにして変化させた一次回帰線を直線F2とする。
次に、制御部21は、直線F2を最大水位まで平行移動させて注水目標値を定める(ステップS305、図11参照)。本実施形態では、排水を行わずに注水のみによって傾斜調整処理を行うからである。この例では、左端の隔室の水位が最大であるから、直線F2をこの水位まで平行移動させる。平行移動後の直線をF3とする。
次に、制御部21は、各区画の水位と注水目標値との水位差を求める(ステップS306、図12参照)。具体的には、各区画n(n=1、2、3)において隔室毎に水位と注水目標値との水位差を求め、当該区画における各隔室の水位差の平均値を算出する。この平均値を、各区画の水位と注水目標値との水位差Lnとする。
次に、制御部21は、各区画の水位上昇速度を求める(ステップS307)。制御部21は、水位計12で定期的に計測される水位と計測の時間間隔とから水位上昇速度Vnを算出する。
次に、制御部21は、区画間の水位差が最大である区画の組の低水位側の区画における注水目標値までの注水時間を算出する(ステップS308)。この例では、区画1と区画2との水位差が最大であるから、低水位側である区画2における注水時間を次式で算出する。
Tmax=Lmax/Vmin
Tmax:注水時間、Lmax:区画間の最大水位差、Vmin:低水位側の水位上昇速度
次に、制御部21は、各区画の注水速度比Ln/Lmaxを算出する(ステップS309)。
次に、制御部21は、注水制御のパラメータとして、各区画への注水間欠間隔又は注水速度を算出する(ステップS310)。注水間欠間隔は、運転時間(注水する時間の長さ)と休止時間(注水を停止している時間の長さ)の比で表され、運転時間:休止時間=Ln/Lmax:1−Ln/Lmaxとなる。注水速度は、Vn×Ln/Lmaxとなる。
次に、制御部21は、ステップS310で算出した注水間欠間隔又は注水速度に従って、注水目標値まで注水するように、注水ポンプを制御する(ステップS311)。この注水によって、例えば図13に示すように、区画間水位差が減少する。
次に、制御部21は、傾斜計13によって計測されたケーソン1のトリム角を受信する(ステップS312)。
次に、制御部21は、トリム角がθ2以内か否かを判定する(ステップS313)。トリム角がθ2以内でない場合(ステップS313:NO)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が無視できないということであるから、制御部21の処理はステップS304に戻る。トリム角がθ2以内である場合(ステップS313:YES)には、ケーソン1の設置時に問題が発生する可能性が無視できるほど低いということであるから、制御部21は傾斜調整処理を終了する。
なお、ヒール角の調整処理の手順はトリム角の場合と同じであるから、ヒール角の調整処理の手順の説明は省略する。
図6のフローチャートの説明に戻る。ステップS109では、制御部21が、各区画の水位が当該ステップの目標水位に達したか否かを判定する。目標水位に達した場合(ステップS109:YES)には、制御部21の処理はステップS110に進み、目標水位に達しなかった場合(ステップS109:NO)には、制御部21の処理はステップS105に戻る。
ステップS110では、制御部21は、各注水ポンプ10を停止させる。
次に、制御部21は、事前設定で設定された全ステップが完了したか否かを判定する(ステップS111)。全ステップが完了した場合(ステップS111:YES)には、注水制御を終了する。全ステップが完了すると、例えば図14に示すように、ケーソン1が水平に設置される。未実行のステップが残っている場合(ステップS111:NO)には、制御部21の処理はステップS112に進む。
ステップS112では、制御部21が、待機状態に入ったことを表示部に表示する。
待機状態において、制御部21は、次のステップを開始する命令が入力されたか否かを定期的に判定し(ステップS113)、命令が入力されたならば(ステップS113:YES)、ステップS105の処理に戻る。
本実施形態によれば、区画群の水位の分布の傾向が特定され、特定された傾向に基づいて区画毎の注水制御のパラメータが決定されるから、局所的な水位差などに左右されずにパラメータを決定することができる。また、水位の分布の傾向を比較的単純な近似手法である一次回帰線で表すから、パラメータを迅速に決定することがである。また、隔室毎に水位を計測するから、隔室間で水位差が生じていても、水位の分布の傾向を正確に特定することができる。また、区画間の水位差が過大になることを防ぐことができる。
(変形例)
上記の実施形態を次のように変形してもよい。また、複数の変形例を組み合わせもよい。
(変形例1)
実施形態では、傾斜調整処理において、注水制御のパラメータとして、各区画への注水間欠間隔又は注水速度を算出し、算出した注水間欠間隔又は注水速度に基づいて注水制御を行う例を示したが、各区画の水位と注水目標値との水位差(ステップS306で算出した水位差)に基づいて各区画に注水する水量を算出し、この水量の水を各区画に注水するようにしてもよい。また、この水量と、各注水ポンプの注水能力とに基づいて、各区画に注水する時間の長さを算出し、この時間の長さだけ各区画に注水するようにしてもよい。
(変形例2)
実施形態では、傾斜調整処理において、水位の分布に対応する一次回帰線によって水位の分布の傾向を特定する例を示したが、一次回帰線以外の近似曲線を用いてもよい。例えば、区画間の水位差が閾値を越えた場合には二次曲線を用い、閾値を下回ったならば一次回帰線を用いるようにしてもよい。この構成にすれば、一次回帰線だけを用いる場合と比べて、傾斜調整処理による水位の変化が緩やかになる。
(変形例3)
実施形態では、一次回帰線F1を予め定められた角度だけ回転させて直線F2を求める例を示したが、一次回帰線を回転させる量は、距離で定められていてもよい。例えば、回転中心から予め定められた距離だけ離れた一次回帰線F1上の点を鉛直方向に予め定められた距離だけ移動させ、移動後の点と回転中心とを通る直線をF2としてもよい。
(変形例4)
実施形態では、注水制御装置20が表示部24と入力部25を備えた例を示したが、例えば、タブレット型のコンピュータと注水制御装置20とを無線で接続し、作業員がタブレット型のコンピュータを操作するように構成されていてもよい。この構成によれば、例えば、作業員がケーソンの設置場所の近傍で注水の状況を目視で監視しながら注水制御の操作を行うといったように、作業の自由度が増える。
(変形例5)
実施形態では、隔室毎に水位計が設けられた例を示したが、水位計は各区画に少なくとも1つ設けられていればよい。
(変形例6)
本発明を上部斜面提の注水制御に適用してもよい。図15は、上部斜面提として構成されたケーソン1Aの断面図である。図16は、図15のIII−III線におけるケーソン1Aの断面図である。実施形態と同じ構成要素には、実施形態と同じ符号が付与されている。側壁3の1つは、上端から或る長さに渡る部分が内部空間側に倒れ込んだ斜面部7を有する。上部斜面提の場合、斜面部7の下端よりも上の部分においては、斜面部7側の区画は他の区画と比べて容積が小さいため、同じ水位まで注水しても斜面部7側の区画の水の量が他の区画よりも少なくなるから、この差を補うためのバラスト81、82、83が設置されている。図17乃至22は、上部斜面提のヒール角の調整処理の手順を示す図である。図17は、一次回帰線F1を示す図であり、図18は、ケーソン1の傾斜を修正する向きに一次回帰線F1を予め定められた量だけ変化させた直線F2を示す図であり、図19は、注水目標値に対応する直線F3を示す図であり、図20は、各区画の水位と注水目標値との水位差を示す図であり、図21は、区画間水位差が減少した様子を示す図であり、図22は、ケーソン1Aが水平に設置された状態を示す図である。上部斜面提のトリム角、ヒール角の調整処理の手順は実施形態と同じであるから、手順の詳細な説明は省略する。
(変形例7)
実施形態では、トリム角の傾斜調整処理において、図3に示す6区画のうち、上段の3区画と下段の3区画とで別々に傾斜調整処理を実行する例を示したが、上段と下段の水位の平均値に基づいて上段と下段を一括して処理するようにしてもよい。また、実施形態は、ヒール角の傾斜調整処理において、図3に示す6区画のうち、左端の2区画と中央の2区画と右端の2区画とで別々に傾斜調整処理を実行する例を示したが、左端と中央と右端の平均値に基づいて左端と中央と右端を一括して処理するようにしてもよい。
1、1A…ケーソン、2…底版、3…側壁、4…隔壁、5…隔壁、6…開口部、7…斜面部、81、82、83…バラスト、9…上蓋、10…注水ポンプ、11…注水管、12…水位計、13…傾斜計、14…通信装置、15…通信装置、20…注水制御装置、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…表示部、25…入力部

Claims (5)

  1. 隔壁によって互いに区切られた区画群を有するケーソンへの注水を制御する注水制御装置であって、
    水に浮かべられた前記ケーソンの傾斜角を取得する傾斜角取得手段と、
    各々の前記区画の水位を取得する水位取得手段と、
    前記傾斜角取得手段によって取得された傾斜角が閾値を越えた場合に、前記水位取得手段によって取得された水位の分布の傾向を特定する傾向特定手段と、
    前記傾向特定手段によって特定された傾向に基づいて、前記傾斜角を小さくするために各々の前記区画に注水する水量、各々の前記区画に注水する時間の長さ、又は、各々の前記区画に注水する単位時間当たりの水量のうち、少なくとも1つのパラメータを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたパラメータに従って各々の前記区画に注水を行うように注水ポンプを制御する注水制御手段と
    を備える注水制御装置。
  2. 前記傾向特定手段は、前記区画群における各区画の水位の分布に対応する、2次元平面上の一次回帰線を特定し、
    前記決定手段は、前記2次元平面上において、前記傾向特定手段によって特定された一次回帰線の低水位側を当該一次回帰線の高水位側に対して相対的に上昇させるように、当該一次回帰線を予め定められた量だけ回転させ、前記水位取得手段によって取得された水位が最大である区画の水面に対応する位置まで回転後の当該一次回帰線を平行移動させ、平行移動後の当該一次回帰線と前記水位取得手段によって取得された各々の前記区画の水位との差に基づいて、前記パラメータを決定する
    請求項1に記載の注水制御装置。
  3. 各々の前記区画は、隔壁によって互いに区切られた隔室群を有し、
    前記隔壁は、各々の前記区画内の互いに隣り合う隔室間で水が流動する開口部を有し、
    前記決定手段は、目標水位がそれぞれ定められた各ステップにおいて、同一の区画内の隔室間の水位差が第1閾値以上になった場合には、当該水位差が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下になるまでは、当該区画に対する注水を停止せずに間欠的な注水又は単位時間当たりの注水量を少なくした注水を行うように、前記パラメータを決定する
    請求項1又は2に記載の注水制御装置。
  4. 前記決定手段は、目標水位がそれぞれ定められた各ステップにおいて、互いに隣り合う2つの区画の水位差が前記第1閾値以上になった場合には、当該水位差が前記第2閾値以下になるまでは、当該2つの区画のうち高水位側の区画に対する注水を停止せずに間欠的な注水又は単位時間当たりの注水量を少なくした注水を行うように、前記パラメータを決定する
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の注水制御装置。
  5. 隔壁によって互いに区切られた区画群を有するケーソンへの注水を制御する注水制御方法であって、
    水に浮かべられた前記ケーソンの傾斜角を取得する傾斜角取得ステップと、
    各々の前記区画の水位を取得する水位取得ステップと、
    前記傾斜角取得ステップにおいて取得された傾斜角が閾値を越えた場合に、前記水位取得ステップにおいて取得された水位の分布の傾向を特定する傾向特定ステップと、
    前記傾向特定ステップにおいて特定された傾向に基づいて、前記傾斜角を小さくするために各々の前記区画に注水する水量、各々の前記区画に注水する時間の長さ、又は、各々の前記区画に注水する単位時間当たりの水量のうち、少なくとも1つのパラメータを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定されたパラメータに従って各々の前記区画に注水を行うように注水ポンプを制御する注水制御ステップと
    を備える注水制御方法。
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