JP2013252917A - 画像形成装置 - Google Patents

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英志 野末
Akira Nakajima
章 中島
Junya Masuda
潤也 増田
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Abstract

【課題】記録シートの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くでき、しかも、再使用可能な記録シートに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができ、これにより、記録シートの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成動作開始時間の短縮化を実現できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、シート収容部131、第1読取部132、シート供給部133、画像形成部120、主搬送路135及び副搬送路136を備え、第1読取部132にて読み取った被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像の有無を判定し、記録シートPの第1面に画像が無いと判定した場合には記録シートPを第1方向X1の主搬送路135に供給する一方、記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合には記録シートPを第2方向X2の副搬送路136に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリや複合機等に用いられる画像形成装置に関する。
用紙等の記録シートに画像形成を行う画像形成装置が使用されているオフィス等の使用環境においては、近年、経費の節減の観点から、記録シートを再利用することで省資源化を実現させることが強く望まれている。そこで、画像形成装置、例えば、電子写真式の複写機等の画像形成装置においても、このような要望に答えるため、一方の面(表面)に画像が形成された画像形成(複写)済み記録シートの他方の面(裏面)、つまり、画像が形成されていない未使用面(具体的には未使用の白紙面)を再利用して画像形成することが行なわれている。
画像形成済み記録シートを再利用する場合、多数枚の画像形成済み記録シートは、使用者によってシート収容部(具体的には給紙カセット)に収容される際に、未使用面が上下に混在しないように、つまり、未使用面がすべて一方向に向くように揃えられると共に、既に両面に対して画像形成された両面画像形成済み記録シートが抜き取られた状態でシート収容部に積載され、該記録シートが積載されたシート収容部が画像形成装置本体に装着される。
そして、シート収容部が装着された画像形成装置本体において、記録シートは、シート収容部から1枚ずつ引き出され、画像形成部にて他方の面(裏面)である未使用面に所望の画像が形成されることによって、記録シートの他方の面(裏面)を有効に使用して省資源化を実現させている。
しかしながら、この場合、多量の画像形成済み記録シートを人手により未使用面がすべて一方向に向くように揃えると共に、両面画像形成済み記録シートを抜き取る作業が煩雑であり、かつ、多大な時間を要するという不都合がある。さらに、誤って、未使用面の方向が異なる記録シートや、両面複写済み記録シートが混在してしまう恐れもある。この場合、記録シートの画像形成済みの面に画像が重ねて形成されることになり、再度画像形成し直す必要が生じる。
この点に関し、特許文献1には、シート収容部から画像形成部に供給された記録シートの被画像形成面における画像の有無を検出し、記録シートの被画像形成面に既に画像が形成されている場合には画像形成部を経由して反転経路で記録シートの表裏を反転させた後に、画像形成部の上流側に再度供給することで、使用済みの記録シートを利用して画像形成を行う場合でも、面倒な作業をすることなく確実に記録シートの未使用面(白紙面)に画像を形成することができるようにした画像形成装置の構成が開示されている。
また、特許文献2には、記録シートの選別処理時に、使用済み記録シートを一旦原稿トレイへ載置し、原稿トレイからの使用済記録シートにおける画像の有無を読取部によって検出し、画像の有無に基づいて再使用可能な使用済記録シートを、再使用不可能な使用済記録シートと選別してシート収容部に搬送することで、画像形成装置に既存の構成のみを用いて不要な記録シートから使用可能な記録シートを選別することができ、装置の大型化やコストの上昇を招来することなく、使用済記録シートの再使用に際して煩雑な準備作業を不要にすることができる画像形成装置の構成が開示されている。
特開平8−143180号公報 特開2000−255909号公報
ところが、特許文献1に開示されている構成では、シート収容部からの記録シートの後端が読取部を通過した後に被画像形成面における画像の有無を検出(判定)することから、その時点で被画像形成面に画像が有ると判定しても、記録シートの後端が画像読取部を通過した後でないと記録シートの表裏を反転させることができないため、それだけ、記録シートの表裏を反転させるための反転経路が長くなり、ひいては記録シートの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成動作開始時間が増大することになる。しかも、記録シートの表裏を反転させるにあたり、一旦画像形成部を経由して記録シートを画像形成部の上流側に戻すため、反転経路がさらに長くなる上、それだけ画像形成動作開始時間が増大することになる。
また、特許文献2に開示されている構成では、使用済み記録シートを一旦原稿トレイへ載置して再使用可能な記録シートの判別を行う必要があることから、再使用可能な記録シートを判別する工程と本来の画像形成の工程とは完全に独立して行われることになり、これらの工程が連続性を欠くため、それだけ、画像形成動作開始時間が増大することになる。
そこで、本発明は、記録シートの被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で該記録シートを画像形成部に搬送するにあたり、記録シートの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができ、しかも、再使用可能な記録シートに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができ、これにより、記録シートの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成動作開始時間の短縮化を実現させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、記録シートを積載して収容するシート収容部と、前記シート収容部に積載された前記記録シートのうち最上位又は最下位に位置する被画像形成対象の記録シートの端側に位置する面である第1面における画像を読み取る第1読取部と、前記シート収容部に積載された前記被画像形成対象の記録シートを第1方向及び前記第1方向とは異なる第2方向に供給することが可能なシート供給部と、前記被画像形成対象の記録シートの何れか一方の被画像形成面に画像を形成する画像形成部と、前記シート供給部により前記シート収容部から前記第1方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面がそのまま前記被画像形成面になるように該記録シートを前記画像形成部に向けて搬送する主搬送路と、前記画像形成部を経由させることなく、前記シート供給部により前記シート収容部から前記第2方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させて前記第1面とは反対側の面である第2面が前記被画像形成面になるように該記録シートを前記画像形成部に向けて搬送する副搬送路とを備え、前記第1読取部にて読み取った前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを前記第1方向の前記主搬送路に供給する一方、該記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを前記第2方向の前記副搬送路に供給することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明では、前記第1読取部にて読み取った前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを前記第1方向の前記主搬送路に供給する一方、該記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを前記第2方向の前記副搬送路に供給するので、前記被画像形成対象の記録シートの前記被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で該記録シートを前記画像形成部に搬送することができる。
そして、前記シート収容部に収容される前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面における画像を前記第1読取部により読み取ることで、前記シート収容部に収容されている時点で(前記シート収容部からの前記記録シートの供給が開始される前に)前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面における画像の有無を判定することができる。これにより、前記シート収容部からの前記記録シートの前記被画像形成面における画像の有無を判定する際に前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させるための反転経路が関与することがない。その上、前記画像形成部を経由させることなく、前記シート供給部により前記シート収容部から前記第2方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させて前記第2面が前記被画像形成面になるように該記録シートを前記画像形成部に向けて搬送する前記副搬送路により、前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させるにあたって、一旦前記画像形成部を経由して該記録シートを前記画像形成部の上流側に戻す必要がないので、前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができる。しかも、前記記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを前記第1方向の前記主搬送路に供給し、該記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを前記第2方向の前記副搬送路に供給するので、再使用可能な前記記録シートに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができる。
このように、本発明によれば、前記被画像形成対象の記録シートの前記被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で該記録シートを前記画像形成部に搬送するにあたり、該記録シートの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができ、しかも、再使用可能な前記記録シートに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができ、これにより、前記記録シートの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成開始動作時間の短縮化を実現させることが可能となる。
本発明において、前記シート収容部から前記第2方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面における画像を読み取る第2読取部をさらに備え、前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において、前記シート収容部から前記第2方向に供給されて前記第2読取部にて読み取った該記録シートの前記第2面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートに対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出する態様を例示できる。
この特定事項では、前記シート収容部から前記第2方向に供給されて前記第2読取部により読み取った前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シート(既に両面に対して画像形成された両面画像形成済み記録シート)に対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出するので、たとえ前記両面画像形成済み記録シートが前記シート収容部に収容されていても、該両面画像形成済み記録シートに対して画像を形成することなく、該両面画像形成済み記録シートを確実に排除することが可能となる。
本発明において、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを無効記録シートとして前記有効記録シートとされた記録シートとは異なる箇所に排出する態様を例示できる。
この特定事項では、前記無効記録シートとされて排出された前記両面画像形成済み記録シートを、前記有効記録シートとされて排出された記録シートと容易に区別させることが可能となる。
本発明において、前記副搬送路からの前記被画像形成対象の記録シートを前記無効記録シートとして排出するように搬送する構成とされた第1無効シート搬送路をさらに備え、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第1無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第1無効シート搬送路に搬送させる態様を例示できる。
この特定事項では、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第1無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第1無効シート搬送路に搬送させることで、前記無効記録シートとされた前記両面画像形成済み記録シートをそのまま前記主搬送路に搬送させることなく、次に前記有効記録シートとされた前記被画像形成対象の記録シートの前記主搬送路への搬送の妨げとなることを効果的に回避することができ、これにより前記画像形成動作開始時間のさらなる短縮化を実現させることが可能となる。
本発明において、前記無効記録シートを排出する第1無効シート排出部をさらに備える態様を例示できる。
この特定事項では、前記無効記録シートとされて前記第1無効シート排出部に排出された前記両面画像形成済み記録シートを、前記第1無効シート排出部から容易に回収させることが可能となる。
本発明において、前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において、該記録シートの前記第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合には、両面に画像が形成された前記記録シートが前記シート収容部に収容されているか否かの確認を促す警報を発する態様を例示できる。
この特定事項では、前記被画像形成対象の記録シートの両面に画像が有るとの判定が前記所定の複数回連続して発生した場合に、使用者に対して両面に画像が形成された前記記録シートが前記シート収容部に収容されているか否かの確認を促す警報を発するので、前記両面画像形成済み記録シートが前記シート収容部に収容されている可能性が高いこと使用者に注意喚起させることが可能となる。
本発明において、前記シート収容部と前記シート供給部と前記第1読取部とをそれぞれ複数備えている態様を例示できる。そして、前記複数のシート収容部のうち、前記画像形成部により画像形成動作を行う画像形成動作対象のシート収容部に対し、前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において該記録シートの前記第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合には、前記画像形成動作対象のシート収容部とは異なり、かつ、前記画像形成動作対象のシート収容部に収容される前記記録シートのサイズと同一サイズである他のシート収容部に切り替えて前記画像形成動作を行う態様を例示できる。
この特定事項では、前記被画像形成対象の記録シートの両面に画像が有るとの判定が前記所定の複数回連続して発生した場合に、前記画像形成動作対象のシート収容部とは異なり、かつ、前記画像形成動作対象のシート収容部に収容される前記記録シートのサイズと同一サイズである他のシート収容部に切り替えて前記画像形成動作を行うので、前記画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)が低下する可能性を低く抑えることができる。
本発明において、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートが前記第2面における画像の有無の判定時点から前記画像形成部に到達するまでの第1到達時間が、前記シート収容部に収容された前記被画像形成対象の記録シートが前記第1方向の前記主搬送路に供給されて前記画像形成部に到達するまでの第2到達時間よりも長くなる構成とされている場合、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートの直前に、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートが存在する順番で前記画像形成部へ前記被画像形成対象の記録シートが搬送される場合には、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートを、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートよりも優先して前記画像形成部へ搬送させる態様を例示できる。
この特定事項では、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートの直前に、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートが存在する順番で前記画像形成部へ前記被画像形成対象の記録シートが搬送される場合に、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートを、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートよりも優先して前記画像形成部へ搬送させるので、前記副搬送路における前記記録シートの搬送時間を利用して前記主搬送路から後続の前記記録シートを供給することができ、これにより前記画像形成部へ搬送させる前記記録シートの隣り合う前記記録シート間の間隔を短くすることができ、それだけ、前記画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させることが可能となる。
本発明において、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートと、前記シート収容部に収容されて前記第1面に画像が無いと判定された前記被画像形成対象の記録シートとのうち、前記画像形成部に到達するタイミングが早い方の記録シートを前記画像形成部に搬送させる構成とされている態様を例示できる。
この特定事項では、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートと、前記シート収容部に収容されて前記第1面に画像が無いと判定された前記被画像形成対象の記録シートとのうち、前記画像形成部に到達するタイミングが早い方の記録シートを前記画像形成部に搬送させる構成とされているので、それだけ、前記画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させることが可能となる。
本発明において、前記画像形成部に到達するタイミングが早い方の前記被画像形成対象の記録シートが前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートである場合には、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートを待機させて前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートを前記画像形成部に搬送させる態様を例示できる。
この特定事項では、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートを、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートの後端が前記合流地点を通過するまで待機させることができ、これにより、前記副搬送路を搬送される前記記録シートと、前記主搬送路を搬送される前記記録シートとの前記合流地点での衝突を回避させることが可能となる。
本発明において、前記副搬送路上に設けられて前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートを蓄積して収容する蓄積シート収容部と、前記蓄積シート収容部に収容された最上位又は最下位に位置する前記被画像形成対象の記録シートを前記画像形成部の方に供給する蓄積シート供給部とをさらに備え、前記画像形成部により画像形成動作を行っていない非画像形成動作時において、前記シート収容部から前記第2方向に供給される前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が無いとを判定した場合には該記録シートを前記シート蓄積収容部へ搬送させて前記シート蓄積収容部で一旦蓄積し、次の画像形成動作時に前記蓄積シート供給部により前記蓄積シート収容部に収容されている該記録シートを前記画像形成部の方に供給する態様を例示できる。
この特定事項では、前記非画像形成動作時に前記第2面に画像が無いとを判定した前記記録シートを前記副搬送路における前記蓄積シート収容部に蓄積することで、前記非画像形成動作期間中を利用して前記第2面に画像が無いとを判定した前記記録シートを予め前記副搬送路に蓄積させておくことができる。従って、前記蓄積シート収容部から前記画像形成部への前記記録シートの搬送経路の距離を前記シート収容部から前記画像形成部への前記記録シートの搬送経路の距離よりも短くした状態で前記蓄積シート収容部から前記画像形成部へ前記記録シートを供給することができ、その分、前記画像形成開始動作時間を短くすることができ、それだけ、前記画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させることが可能となる。
本発明において、前記シート収容部から前記第1方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面における画像を読み取る第3読取部をさらに備え、前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合において、前記シート収容部から前記第1方向に供給されて前記第3読取部にて読み取った該記録シートの前記第2面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートに対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出する態様を例示できる。
この特定事項では、前記シート収容部から前記第1方向に供給されて前記第3読取部により読み取った前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シート(既に片面に対して画像形成された片面画像形成済み記録シート)に対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出するので、たとえ前記片面画像形成済み記録シートが前記シート収容部に収容されていても、該片面画像形成済み記録シートに対して画像を形成することなく、該片面画像形成済み記録シートを確実に排除することが可能となる。
本発明において、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを無効記録シートとして前記有効記録シートとされた記録シートとは異なる箇所に排出する態様を例示できる。
この特定事項では、前記無効記録シートとされて排出された前記片面画像形成済み記録シートを、前記有効記録シートとされて排出された記録シートと容易に区別させることが可能となる。
本発明において、前記被画像形成対象の記録シートを前記無効記録シートとして排出するように搬送する構成とされた第2無効シート搬送路をさらに備え、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第2無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第2無効シート搬送路に搬送させる態様を例示できる。
この特定事項では、前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第2無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第2無効シート搬送路に搬送させることで、前記無効記録シートとされた前記片面画像形成済み記録シートをそのまま前記主搬送路に搬送させることなく、次に前記有効記録シートとされた前記被画像形成対象の記録シートの前記主搬送路への搬送の妨げとなることを効果的に回避することができ、これにより前記画像形成動作開始時間のさらなる短縮化を実現させることが可能となる。
本発明において、前記無効記録シートを排出する第2無効シート排出部をさらに備える態様を例示できる。
この特定事項では、前記無効記録シートとされて前記第2無効シート排出部に排出された前記片面画像形成済み記録シートを、前記第2無効シート排出部から容易に回収させることが可能となる。
以上説明したように、本発明によると、前記被画像形成対象の記録シートの前記被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で該記録シートを前記画像形成部に搬送するにあたり、該記録シートの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができ、しかも、再使用可能な前記記録シートに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができ、これにより、前記記録シートの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成開始動作時間の短縮化を実現させることが可能となる。
第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を正面から視た概略断面図である。 画像形成装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置のシート搬送機構部分を拡大して示す概略断面図である。 図1及び図3に示すシート供給部を上面から視た概略平面図である。 図2に示すハードウェア構成におけるシート搬送機構部分を中心に示す概略ブロック図である。 画像形成用搬送路におけるレジスト前搬送路のシート搬入口への合流部部分を示す概略側面図であって、(a)は、第1分岐爪の第1姿勢の状態を示す図であり、(b)は、第1分岐爪の第2姿勢又は第4姿勢の状態を示す図であり、(c)は、第1分岐爪の第3姿勢の状態を示す図である。 画像形成用搬送路の排出搬送路における途中の分岐部部分を示す概略側面図であって、(a)は、第2分岐爪の第1姿勢の状態を示す図であり、(b)は、第2分岐爪の第2姿勢の状態を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の全体構成を正面から視た概略断面図である。 図8に示す画像形成装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 図8に示す画像形成装置のシート搬送機構部分を拡大して示す概略断面図である。 図9に示すハードウェア構成におけるシート搬送機構部分を中心に示す概略ブロック図である。 第1制御例における全体の処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第1制御例において記録シートの第1面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第1制御例において記録シートの両面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第2制御例において非画像形成動作時(待機時)での処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第2制御例における全体の処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第2制御例において記録シートの第1面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示すフローチャートである。 第2制御例において記録シートの両面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[第1実施形態]
[画像形成装置の全体構成]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)の全体構成を正面から視た概略断面図である。また、図2は、画像形成装置100(100A)の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置100(100A)は、ここでは、原稿の画像を読み取って画像を形成(印刷)する複写機能と、ファクシミリ通信を行うファクシミリ機能と、コンピュータ等の外部端末装置(図示せず)からの画像データを印刷するプリンタ機能とを備えたデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)とされている。
画像形成装置100(100A)は、図1に示すように、原稿の画像を読み取って記録用紙等の記録シートPに印刷する複写モードと、原稿の画像を読み取って送信し、かつ、原稿の画像を受信して記録シートPに印刷したりするファクシミリモードと、外部端末装置からネットワーク回線等の通信手段を通じて受信した画像を記録シートPに印刷するプリンタモードとを選択的に切り替えできようになっている。
画像形成装置100(100A)は、原稿の画像を読み取り可能な原稿読取装置110、電子写真形成プロセスにより原稿読取装置110で読み取った画像をその色を再現して記録シートP上に形成する印刷出力を行う画像形成部120、及び、画像形成部120に向けて記録シートPを搬送するシート搬送機構130(130A)を備えている。
ここで、複写モードでの動作説明を行いながら画像形成装置100(100A)の内部構成を説明する。
<原稿読取装置>
原稿読取装置110は、原稿搬送部111及び原稿読取部(スキャナ部)112を備えている。
原稿搬送部111は、原稿セットトレイ111a、原稿検出センサ111b、ピックアップローラ111c、分離部材111d及分離ローラ111eを備えている。原稿読取部112は、原稿載置台(具体的にはプラテンガラス)112a、原稿排出トレイ112b、第1原稿読取部112c及び第2原稿読取部112dを備えている。
第1原稿読取部112cは、露光ランプ及び各反射ミラーを含む第1走査ユニット112eと、各反射ミラーを含む第2走査ユニット112fと、第2走査ユニット112fからの光を集光させる結像レンズ112gと、CCD:Charge Coupled Device)等の撮像素子112hとを備えている。第2原稿読取部112dは、発光素子(具体的にはLED:Light Emitting Diode)アレイや蛍光灯等の光源を含み、かつ、原稿の裏面を照射する露光ランプと、画素毎に原稿の反射光を集光するレンズアレイと、レンズアレイを通じて受光した原稿の反射光を光電変換してアナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)とを備えている。第2原稿読取部112dは、原稿載置台112aの上方に位置するように原稿搬送部111に設けられている。
原稿読取装置110では、原稿が原稿搬送部111の原稿セットトレイ111aにセットされると、原稿検出センサ111bが原稿のセットされたことを検出する。そして、画像形成部120における操作表示部80(図2参照)が入力操作されることにより、記録シートPのサイズ及び変倍率等が入力設定される。その後、操作表示部80の操作内容に応じて複写開始の指示がなされる。なお、操作表示部80は、各種処理の指示操作、各種処理情報の入力操作或いは選択操作を行う操作部81、指示操作、入力操作或いは選択操作された各種処理情報を表示する表示部82とを備えている。
操作表示部80の操作に応答して、原稿読取装置110では、ピックアップローラ111cにより原稿セットトレイ111a上の原稿を引出し、分離部材111d及び分離ローラ111e間に通過させることにより原稿読取部112の原稿載置台112aへと1枚ずつ送り出し、該原稿が原稿載置台112a上を通過するように副走査方向に搬送して原稿排出トレイ112bへと排出する。
このとき、第1原稿読取部112cによって原稿の表面(下側面)を読み取る。詳しくは、第1原稿読取部112cの第1走査ユニット112eを移動させて所定位置に位置させると共に第2走査ユニット112fを所定位置に位置させ、第1走査ユニット112eの露光ランプにより原稿載置台112aを介して原稿の表面を光照射し、原稿の反射光を第1走査ユニット112e及び第2走査ユニット112fの各反射ミラーにより結像レンズ112gへと導き、原稿の反射光を結像レンズ112gにより撮像素子112hに集光させ、撮像素子112h上に結像させて読み取る。また、原稿の両面の画像を読み取るときは、原稿載置台112aの上方に位置する第2原稿読取部112dによって原稿の裏面(上側面)を読み取る。
さらに、原稿読取装置110では、原稿搬送部111の上部筐体を開いて、原稿載置台112a上に原稿を載置し、この状態で第1原稿読取部112cにより原稿の表面を読み取ることが可能である。この場合は、第1走査ユニット112e及び第2走査ユニット112fを相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動させ、第1走査ユニット112eによって原稿載置台112a上の原稿を露光し、第1の走査ユニット112e及び第2走査ユニット112fによって原稿からの反射光を結像レンズ112gへと導き、結像レンズ112gによって原稿の画像を撮像素子112h上に結像する。
画像形成装置100では、以上のようにして原稿読取装置110にて原稿の片面又は両面を読み取ると、原稿の片面又は両面の画像を示す画像データを、マイクロコンピュータを含む制御部140(図2参照)を経由して画像処理部90(図2参照)へと入力し、ここで各種の画像処理を行った後、制御部140における記憶部142(図2参照)のページメモリ142cに一旦記憶し、出力指示に応じてページメモリ142c内の画像データを読み出す。
<画像形成部>
画像形成部120は、画像データによって示される原稿の画像を記録シートPに電子写真方式の画像形成プロセスにより印刷するものである。画像形成部120は、像担持体として作用する感光体ドラム10、帯電装置20、露光装置(具体的にはレーザスキャンユニット)30、現像装置40、転写装置50、クリーニング装置60、定着装置70、除電装置(図示省略)、及び、画像形成処理に関する各機能及び種々の動作モードの設定が可能な操作表示部(具体的には操作パネル)80を備えている。
画像形成部120には、画像形成用搬送路150が設けられている。画像形成部120は、シート搬送機構130(130A)におけるシート収容部(具体的には給紙カセットや給紙トレイ)131から送られてくる記録シートPを画像形成用搬送路150に沿って搬送するようになっている。また、画像形成部120は、画像形成用搬送路150に沿って記録シートPを搬送している途中で、記録シートPが感光体ドラム10と転写装置50との間の転写部51aを通過し、さらに定着装置70を通過するように記録シートPを搬送して、記録シートPに対して印刷を行うようになっている。
感光体ドラム10は、軸線回りに一方向に回転し、表面がクリーニング装置60及び除電装置によりクリーニング及び除電されるになっている。帯電装置20は、クリーニング及び除電された感光体ドラム10の表面を均一に帯電するになっている。露光装置30は、原稿読取装置110からの画像データに基づいてレーザ光を変調し、該レーザ光によって感光体ドラム10の表面を主走査方向に繰り返し走査して、感光体ドラム10の表面に静電潜像を形成するになっている。現像装置40は、トナーを感光体ドラム10の表面に供給して静電潜像を現像して感光体ドラム10の表面に形成するになっている。転写装置50は、感光体ドラム10との間の転写部51aを通過していく記録シートPに感光体ドラム10上に形成されたトナー像を転写するになっている。定着装置70は、加熱定着ローラ70a及び加圧ローラ70bを備え、記録シートPを加熱及び加圧して記録シートP上のトナー像を定着させるようになっている。
画像形成用搬送路150は、レジスト前搬送路151、転写前搬送路152、定着前搬送路153及び排出搬送路154をさらに備えている。
レジスト前搬送路151は、シート搬送機構130(130A)における後述する主搬送路135又は副搬送路136から送られてくる記録シートPを転写前搬送路152へ案内するようになっている。ここでは、レジスト前搬送路151は、主搬送路135又は副搬送路136から送られてくる記録シートPを垂直又は略垂直に案内するようになっている。転写前搬送路152は、レジスト前搬送路151から送られてくる記録シートPを転写部51aへ案内するようになっている。ここでは、転写前搬送路152は、レジスト前搬送路151から送られてくる記録シートPを垂直又は略垂直に案内するようになっている。転写前搬送路152のシート搬入口には、レジストローラ152aが設けられている。レジストローラ152aは、転写部51aにて形成される画像に対して記録シートPの画像形成位置と同期をとって(同期するタイミング)で回転駆動されるようになっている。
定着前搬送路153は、転写部51aから送られてくる記録シートPを定着装置70へ案内するようになっている。ここでは、定着前搬送路153は、転写部51aから送られてくる記録シートPを垂直又は略垂直に案内するようになっている。排出搬送路154は、定着装置70から送られてくる記録シートPを画像形成装置本体101の外部へ排出するようになっている。ここでは、排出搬送路154は、定着装置70から送られてくる記録シートPを垂直又は略垂直に案内し、その途中の後述する分岐部βで屈曲して水平又は略水平に(図1の例では左側に)案内するようになっている。排出搬送路154の下流側(具体的にはシート搬出口の近傍)には、排出ローラ154aが設けられている。排出ローラ154aは、定着装置70から送られてきた記録シートPを外部に排出するタイミングで回転駆動されるようになっている。
画像形成装置100は、排出搬送路154から画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPを収容するシート排出部160をさらに備えている。シート排出部160には、排出搬送路154から画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPを載置する排出トレイ161が設けられている。
<制御部>
画像形成装置100(100A)は、図2に示すように、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部140をさらに備えている。
制御部140は、主制御部141、記憶部142、電源制御部143、インターフェイス部144及び副制御部145を備えている。制御部140には、原稿読取装置110、画像形成部120及びシート搬送機構130(130A)が電気的に接続されている。
主制御部141には、記憶部142、電源制御部143、インターフェイス部144及びシート搬送機構130(130A)が電気的に接続されている。
記憶部142は、システムメモリ142a、ワークメモリ142b及びページメモリ142cを備えている。
システムメモリ142aは、ROM等の不揮発性記憶部とされており、基本プログラムや制御プログラム等のプログラムが予め格納されている。ワークメモリ142bは、プログラム作業領域を有するRAM等の揮発性記憶部とされており、操作部80から入力された印字枚数、変倍率等の数値データを記憶するようになっている。また、ページメモリ142cは、RAM等の揮発性記憶部とされており、入力された画像データを一時的に記憶するようになっている。
画像形成部120は、帯電装置20に所定の帯電用電圧を印加する帯電高圧トランス21と、転写装置50に所定の転写用電圧を印加する転写高圧トランス51と、現像装置40に現像バイアス電圧を印加する現像高圧トランス41と、現像装置40を駆動する現像駆動部42と、露光装置30を駆動する露光駆動部31と、感光体ドラム10を駆動するドラム駆動部11と、クリーニング装置60を駆動するクリーニング駆動部61と、定着装置70を駆動する定着駆動部71と、画像処理部90とをさらに備えている。
帯電高圧トランス21、転写高圧トランス51及び現像高圧トランス41は、主制御部141の指示の下、電源制御部143を介して電圧印加タイミングがそれぞれ制御されるようになっている。現像装置40、露光装置30、感光体ドラム10、クリーニング装置60、定着装置70は、現像駆動部42、露光駆動部31、ドラム駆動部11、クリーニング駆動部61及び定着駆動部71によってそれぞれ駆動され、主制御部141の指示の下、現像駆動部42、露光駆動部31、ドラム駆動部11、クリーニング駆動部61及び定着駆動部71によってそれぞれ駆動タイミングが制御されるようになっている。
また、副制御部145は、原稿読取装置110における原稿搬送部111及び原稿読取部112を作動制御するようになっており、インターフェイス部144に電気的に接続されている。原稿搬送部111及び原稿読取部112は、主制御部141の指示の下、インターフェイス部144を介して副制御部145によって作動タイミングが制御されるようになっている。
なお、図1に示す画像形成装置100(100A)において、付している参照符号のうち、説明していない参照符号の箇所については、後述する。
図3は、図1に示す画像形成装置100(100A)のシート搬送機構130(130A)部分を拡大して示す概略断面図である。図4は、図1及び図3に示すシート供給部133を上面から視た概略平面図である。また、図5は、図2に示すハードウェア構成におけるシート搬送機構130(130A)部分を中心に示す概略ブロック図である。なお、図3及び図4において、図1では図示を省略している部材がある。また、図5において、記憶部142、電源制御部143、インターフェイス部144及び副制御部145は図示を省略している。
シート搬送機構130(130A)は、シート収容部131に積載された複数の記録シートP〜Pのうち最上位又は最下位(この例では最上位)に位置する被画像形成対象の記録シートPを第1方向X1(図3では右方向)及び第1方向X1に沿って第1方向X1とは異なる(ここでは反対方向の)第2方向X2(図3では左方向)に供給して画像形成部120に搬送する構成とされている。
シート搬送機構130(130A)は、1又は複数(この例では積載方向Zに段積みされた2つ)のシート収容部131,131(図3参照)と、シート収容部131,131に対応して設けられた1又は複数(この例では2つ)の第1読取部132,132と、シート収容部131,131に対応して設けられた1又は複数(この例では2つ)のシート供給部133,133とを備えている。各シート収容部131,131、各第1読取部132,132及び各シート供給部133,133は、それぞれ、実質的に同一のものであり、以下、一つのシート収容部131、一つの第1読取部132及び一つのシート供給部133にそれぞれ代表させて説明する。
なお、本第1実施形態では、シート搬送機構130(130A)は、シート収容部131、第1読取部132及びシート供給部133をそれぞれ2つずつ備えているが、1つ又は3つ以上であってもよい。
<シート収容部>
シート収容部131は、複数の記録シートP〜Pを積載して収容する構成とされている。
シート収容部131は、一対の積載部材131a,131b(図3参照)と、記録シートPの収容容器131c(図3参照)とを備えている。
一対の積載部材131a,131bは、積載された複数の記録シートPの供給方向Xにおける少なくとも両端部P1,P2を持ち上げるようになっている。
本第1実施形態では、一方の積載部材131aは、積載された複数の記録シートPの少なくとも先端部(第1方向X1の下流側端部)P1を上下に昇降可能なものである。他方の積載部材131bは、積載された複数の記録シートPの少なくとも先端部(第2方向X2の下流側端部)P2を上下に昇降可能なものである。
一対の積載部材131a,131bは、ここでは、感光体ドラム10の回転軸線の方向(幅方向Y)に沿った軸線回り回動可能な板状のものとされている。一対の積載部材131a,131b及び収容容器131cは、何れも平面視四角形状のものとされており、一対の積載部材131a,131bは収容容器131c内に収容されている。
シート収容部131は、一対の積載部材131a,131bの少なくとも先端部P1,P2をそれぞれ上下に昇降させる一対の昇降駆動部131d,131e(図5参照)と、一対の積載部材131a,131bの上限位置をそれぞれ検知する一対の上限位置検出装置131f,131g(図5参照)とをさらに備えている。
本第1実施形態では、一対の昇降駆動部131d,131eは、一対の積載部材131a,131bの先端部P1,P2側をそれぞれ回転軸Qa,Qb回りに上下に昇降させるようになっている。回転軸Qa,Qbは、幅方向Yに沿って収容容器131cの記録シートPの供給方向Xにおける中央部下方に配設されている。回転軸Qa,Qbは、ここでは、同軸上に設けられており、一対の昇降駆動部131d,131eに対して共通(兼用)の回転軸とされている。一対の昇降駆動部131d,131eは、ここではリフトアップ駆動モータ等の昇降駆動用アクチュエータとされている。
そして、一対の昇降駆動部131d,131e及び一対の上限位置検出装置131f,131gは、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。主制御部141は、それぞれ、一対の上限位置検出装置131f,131gにより一対の積載部材131a,131bの上限位置を検出するまで、一対の昇降駆動部131d,131eにより、一対の積載部材131a,131bを上昇させ、一対の積載部材131a,131bの上限位置を検出すると、一対の積載部材131a,131bの上昇動作を停止させるように作動制御される。
かかる構成を備えたシート収容部131では、一方の昇降駆動部131dの上昇駆動によって上昇状態にある一方の積載部材131aに載せられた最上位に位置する被画像形成対象の記録シートPを、シート供給部133における後述する一方のピックアップローラ133aにて第1方向X1へと順に引き出すことができる。また、他方の昇降駆動部131eの上昇駆動によって上昇状態にある他方の積載部材131bに載せられた最上位に位置する被画像形成対象の記録シートPを、シート供給部133における後述する他方のピックアップローラ133bにて第2方向X2へと順に引き出すことができる。
<第1読取部>
第1読取部132は、シート収容部131に積載された複数の記録シートP〜Pのうち最上位又は最下位(この例では最上位)に位置する被画像形成対象の記録シートPの端側に位置する面(この例では上面)である第1面における画像を読み取る構成とされている。ここでは、第1読取部132は、記録シートの第1面を照射する露光ランプと、CCDやCMOS等の撮像素子と、第1面からの反射光を撮像素子に結像する結像レンズとを備えて被画像形成対象の記録シートPを2次元画像(面画像)として読み取る撮像装置(より具体的にはCCDカメラ)とされている。なお、第1読取部132における露光ランプは、記録シートの第1面を撮影するときに発光するようになっている。
ここで、本第1実施形態では、シート収容部131は、上側が開放されており、最上位に位置する被画像形成対象の記録シートPの上面が露出している。第1読取部132は、レンズ側がシート収容部131側を向くように、シート収容部131の上方に設けられている。第1読取部132は、記録シートPがシート収容部131に収容された状態での被画像形成対象の記録シートPの第1面における後述する第1判定手段M1による予め定めた画像有無判定対象領域(ここでは第1面の全体の画像)を読み取るようになっている。これにより、第1読取部132によって最上位に位置する記録シートPの第1面の画像を確実に撮影することができる。
そして、第1読取部132は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。第1読取部132は、記録シートPの第1面の画像データを主制御部141に送信(入力)する。
なお、第1読取部132がシート収容部131に積載された複数の記録シートP〜Pのうち最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPの下面(第1面)における画像を読み取る構成とされる場合には、シート収容部131における収容容器131cの底板131h(図3参照)及び一対の積載部材131a,131bを透光性部材(具体的には透明性の樹脂部材)で形成し、最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPの下面(第1面)における画像を底板131h及び一対の積載部材131a,131bを介して読み取るようにすることで、シート収容部131の最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPの下面(第1面)における画像を第1読取部132により読み取ることができる。
<シート供給部>
シート供給部133は、シート収容部131に積載された被画像形成対象の記録シートPを第1方向X1及び第2方向X2に供給することが可能な構成とされている。
詳しくは、シート供給部133は、被画像形成対象の記録シートPを第1方向X1及び第2方向X1にそれぞれ供給する一対のピックアップローラ133a,133bと、一対のピックアップローラ133a,133bを一回転方向又は逆回転方向に回転駆動するローラ駆動部133c(図4参照)とを備えている。
一方のピックアップローラ133aは、ローラ駆動部133cの一回転方向の回転駆動によって所定の第1回転方向(図1では反時計方向)A1に回転駆動されるようになっており、他方のピックアップローラ133bは、ローラ駆動部133cの逆回転方向の回転駆動によって第1回転方向A1とは反対方向の第2回転方向(図1では時計方向)A2に回転駆動されるようになっている。
また、一方のピックアップローラ133aは、第1方向X1においてシート収容部131の下流側(記録シートPの先端部P1側、図3参照)の上方に配設されており、他方のピックアップローラ133bは、第2方向X2においてシート収容部131の下流側(記録シートPの先端部P2側、図3参照)の上方に配設されている。
詳しくは、シート供給部133は、幅方向Yに沿った支持軸133d(図3及び図4参照)と、長手方向の中央部で支持軸133dに設けられ、かつ、長手方向の両端部で一対のピックアップローラ133a,133bをそれぞれ幅方向Yに沿った軸線回り回転自在に支持するアーム部133e(図3及び図4参照)とをさらに備えている。
支持軸133dは、一端部が画像形成装置本体101(具体的には本体フレームFL、図4参照)に軸線回り回転自在に支持され、かつ、他端部がアーム部133eを固定して支持している。アーム部133eは、一対の板状部材とされており、一対のピックアップローラ133a,133bを挟持した状態でローラ軸Qa,Qb(図3及び図4参照)を回転自在に支持している。アーム部133e,133eは、ここでは、支持軸133dの回転中心及び一方の回転軸Qaの回転中心を通る仮想直線と、支持軸133dの回転中心及び他方の回転軸Qbの回転中心を通る仮想直線との正面視で下側のなす角度が180°より小さい角度になるように屈曲した形状とされている。アーム部133e,133eは、長手方向の両端部が連結部133e1,133e1(図4参照)によって連結されている。アーム部133e,133e及び連結部133e1,133e1は、ここでは、一体的に形成されている。
ローラ駆動部133cは、ローラ駆動モータ133c1(図4及び図5参照)及びローラ駆動伝達手段133c2(図4参照)を備えている。
ローラ駆動モータ133c1は、回転軸Qc(図4参照)の回転を許容するように画像形成装置本体101(具体的には本体フレームFL)のアーム部133eとは反対側に固定されて設けられている。ローラ駆動伝達手段133c2は、ローラ駆動モータ133c1からの回転駆動を一対のピックアップローラ133a,133bのローラ軸Qa,Qbに伝達するようになっている。これにより、ローラ駆動モータ133c1からローラ駆動伝達手段133c2によって伝達された回転駆動を、ローラ軸Qa,Qbを介して一対のピックアップローラ133a,133bにそれぞれ伝達することができる。
ローラ駆動伝達手段133c2は、本第1実施形態では、駆動ギア133c3、回転軸Qd、第1から第3中間ギア133c4〜133c6及び一対の従動ギア133c7,133c8並びに一対のギアベルトRa,Rbを備えている。
駆動ギア133c3は、ローラ駆動モータ133c1の回転軸Qcに固定されて設けられている。回転軸Qdは、ローラ駆動モータ133c1の回転軸Qcと支持軸133dとの間において画像形成装置本体101(具体的には本体フレームFL)に軸線回り回転自在に支持されて設けられている。第1中間ギア133c4は、回転軸Qdの一方側(奥側)に固定されて設けられている。第2中間ギア133c5は、回転軸Qdの他方側(手前側)に固定されて設けられている。第3中間ギア133c6は、アーム部133eに挟持された状態で支持軸133dに軸線回り回転自在に支持されて設けられている。一方の従動ギア133c7は、一方のピックアップローラ133aの回転軸Qaにおける一方側(ここでは奧側)に固定されて設けられており、他方の従動ギア133c8は、他方のピックアップローラ133bの回転軸Qbにおける他方側(ここでは手前側)に固定されて設けられている。
駆動ギア133c3及び第1中間ギア133c4は互いに噛合されており、第2中間ギア133c5及び第3中間ギア133c6は互いに噛合されている。第3中間ギア133c6と一方の従動ギア133a7とは一方のギアベルトRaが架け渡されており、第3中間ギア133c6と他方の従動ギア133a8とは他方のギアベルトRbが架け渡されている。
そして、ローラ駆動モータ133c1は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。ローラ駆動モータ133c1は、主制御部141の指示の下、作動タイミングが制御される。
また、シート供給部133は、アーム部133eを支持軸133d回りに回動駆動するアーム駆動部133f(図4参照)を備えている。
詳しくは、アーム駆動部133fは、アーム駆動モータ133f1(図4及び図5参照)及びアーム駆動伝達手段133f2(図4参照)を備えている。
アーム駆動モータ133f1は、回転軸Qe(図4参照)の回転を許容するように画像形成装置本体101(具体的には本体フレームFL)のアーム部133eとは反対側に固定されて設けられている。アーム駆動伝達手段133f2は、アーム駆動モータ133f1からの回転駆動を支持軸133dに伝達するようになっている。これにより、アーム駆動モータ133f1からアーム駆動伝達手段133f2によって伝達された回転駆動を、支持軸133dを介してアーム部133eに伝達することができる。
アーム駆動伝達手段133f2は、本第1実施形態では、駆動ギア133f3及び従動ギア133f4を備えている。駆動ギア133f3は、アーム駆動モータ133f1の回転軸Qeに固定されて設けられている。従動ギア133f4は、支持軸133dに固定されて設けられている。駆動ギア133f3及び従動ギア133f4は、互いに噛合されている。
また、シート供給部133は、アーム位置検知部134をさらに備えている。アーム位置検知部134は、一対のアーム位置検知部134a,134bとされており、アーム部133eの一方の回動位置及び他方の回動位置を検知するようになっている。
詳しくは、一方のアーム位置検知部134aは、アーム部133eにおける一方のピックアップローラ133a側の第2回転方向A2における回動位置を検知するようになっている。他方のアーム位置検知部134bは、アーム部133eにおける他方のピックアップローラ133b側の第1回転方向A1における回動位置を検知するようになっている。
ここでは、一対のアーム位置検知部134a,134bは、発光部及び受光部を有する透過型の光センサとされており、発光部と受光部との間の光路上におけるアーム部133eの有無によって、アーム部133eの回動位置を検知している。なお、一対のアーム位置検知部134a,134bは、発光部及び受光部を有する反射型の光センサであってもよい。
そして、アーム駆動モータ133f1及び一対のアーム位置検知部134a,134bは、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。主制御部141は、アーム駆動モータ133f1により、アーム部133eの一方のピックアップローラ133a側を下降させるときには、一方のアーム位置検知部134aによりアーム部133eの一方のピックアップローラ133a側を検出するまで、アーム部133eを下降させ、アーム部133eの一方のピックアップローラ133a側を検出すると、アーム部133eの下降動作を停止させるように作動制御される。また、主制御部141は、アーム駆動モータ133f1により、アーム部133eの他方のピックアップローラ133b側を下降させるときには、他方のアーム位置検知部134bによりアーム部133eの他方のピックアップローラ133b側を検出するまで、アーム部133eを下降させ、アーム部133eの他方のピックアップローラ133b側を検出すると、アーム部133eの下降動作を停止させるように作動制御される。
かかる構成を備えたシート供給部133では、アーム駆動モータ133f1の回転軸Qeが第1回転方向A1に回転すると、駆動ギア133f3、従動ギア133f4及び支持軸133dを経てアーム部133eの一方のピックアップローラ133a側が下降するようにアーム部133eが回動し、一方のピックアップローラ133aがシート収容部131における最上位に位置する被画像形成対象の記録シートPに当接する。そして、ローラ駆動モータ133c1の回転軸Qcが第1回転方向A1に回転すると、駆動ギア133c3、第1中間ギア133c4、回転軸Qd、第2中間ギア113c5、第3中間ギア113c6、ギアベルトRa及び従動ギア113a7を経てピックアップローラ133aが第1回転方向A1に回転する。これにより、最上位の記録シートPを第1方向X1に供給(ピックアップ)することができる。
また、アーム駆動モータ133f1の回転軸Qeが第2回転方向A2に回転すると、駆動ギア133f3、従動ギア133f4及び支持軸133dを経てアーム部133eの他方のピックアップローラ133b側が下降するようにアーム部133eが回動し、他方のピックアップローラ133bがシート収容部131における最上位に位置する被画像形成対象の記録シートPに当接する。そして、ローラ駆動モータ133c1の回転軸Qcが第2回転方向A2に回転すると、駆動ギア133c3、第1中間ギア133c4、回転軸Qd、第2中間ギア113c5、第3中間ギア113c6、ギアベルトRa及び従動ギア113a7を経てピックアップローラ133aが第2回転方向A2に回転する。これにより、最上位の記録シートPを第2方向X2に供給(ピックアップ)することができる。
シート供給部133は、一対のピックアップローラ133a,133bに対応して設けられた一対の分離搬送部133g,133h(図1及び図3参照)をさらに備えている。
一方の分離搬送部133gは、一方のピックアップローラ133aにて第1方向X1に引き出された記録シートPを1枚ずつ搬送する分離搬送手段とされており、第1方向X1に引き出された記録シートPを主搬送路135に向けて1枚ずつ供給するようになっている。他方の分離搬送部133hは、他方のピックアップローラ133bにて第2方向X2に引き出された記録シートPを1枚ずつ搬送する分離搬送手段とされており、第2方向X2に引き出された記録シートPを副搬送路136に向けて1枚ずつ供給するようになっている。
詳しくは、一方の分離搬送部133g(図3参照)は、一方のピックアップローラ133aにて引き出される記録シートPの上面側に配設された一方の供給ローラ133g1と、一方の供給ローラ133g1に対峙される一方の分離部材(ここでは分離パッド)133g2とを備えている。他方の分離搬送部133h(図3参照)は、他方のピックアップローラ133bにて引き出される記録シートPの上面側に配設された他方の供給ローラ133h1と、他方の供給ローラ133h1に対峙される他方の分離部材(ここでは分離パッド)133h2とを備えている。一対の分離部材133g2,133h2は、分離ローラであってもよい。
なお、シート収容部131の最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPを第1方向X1及び第2方向X2に供給する構成とされる場合には、例えば、積載部材131a,131bを除去すると共にシート供給部133を上下反転させて記録シートPを上から押圧するように構成されたシート収容部131の下側に設け、シート収容部131の底板131hにおけるピックアップローラ133a,133bに対応する部分に開口部を設けることで、シート収容部131の最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPを主搬送路135又は副搬送路136の方に供給することができる。
<搬送経路の第1構成例>
本第1実施形態では、画像形成装置100(100A)は、被画像形成対象の記録シートPの何れか一方の被画像形成面に画像を形成するようになっており、図1及び図3に示すように、主搬送路135及び副搬送路136を備えている。
主搬送路135は、シート供給部133によりシート収容部131から第1方向X1に供給された被画像形成対象の記録シートPの第1面がそのまま被画像形成面になるように記録シートPを画像形成部120に向けて搬送する構成とされている。
詳しくは、主搬送路135は、被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させることなく記録シートPを画像形成部120に搬送するようになっている。
具体的には、主搬送路135は、上下に隣り合う各シート収容部131,131の第1方向X1の下流側(図1及び図3の例では右側)におけるシート搬出口間を連通する第1主搬送路135aと、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131におけるシート搬出口と画像形成部120におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口とを記録シートPの表裏が反転しないように連通する第2主搬送路135bとを備えている。ここでは、第1主搬送路135aは、上下に隣り合う各シート収容部131,131において下側に配設されたシート収容部131からの記録シートPを上側に向けて垂直又は略垂直に案内するようになっている。第2主搬送路135bは、第1主搬送路135aからの記録シートPを上側に向けて垂直又は略垂直に案内するようになっている。
副搬送路136は、画像形成部120を経由させることなく、シート供給部133によりシート収容部131から第2方向X2に供給された被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させて第1面とは反対側の面である第2面が被画像形成面になるように記録シートPを画像形成部120に向けて搬送する構成とされている。
詳しくは、副搬送路136は、被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させた後に記録シートPを画像形成部120に搬送するようになっている。
具体的には、副搬送路136は、上下に隣り合う各シート収容部131,131の第2方向X2の下流側(図1及び図3の例では左側)におけるシート搬出口間を連通する第1副搬送路136aと、最も画像形成部120に近いシート収容部131におけるシート搬出口と画像形成部120におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口とを記録シートPの表裏が反転するように連通する第2副搬送路136bとを備えている。ここでは、第1副搬送路136aは、上下に隣り合う各シート収容部131,131において下側に配設されたシート収容部131からの記録シートPを上側に向けて垂直又は略垂直に案内するようになっている。第2副搬送路136bは、第1副搬送路136aからの記録シートPを第1方向X1に向けて水平又は略水平に案内するようになっている。
第2副搬送路136bの上流側(具体的にはシート搬入口の近傍)には、第1搬送ローラ136b1が設けられ、第2副搬送路136bの下流側(具体的にはシート搬出口の近傍)には、第2搬送ローラ136b2が設けられている。
画像形成装置100(100A)は、主搬送路135における第2主搬送路135bと副搬送路136における第2副搬送路136bとが画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口に合流する合流部αの近傍に設けられた第1ゲート部155をさらに備えている。
図6は、画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口への合流部α部分を示す概略側面図である。図6(a)は、第1分岐爪155aの第1姿勢の状態を示しており、図6(b)は、第1分岐爪155aの第2姿勢又は第4姿勢の状態を示しており、図6(c)は、第1分岐爪155aの第3姿勢の状態を示している。なお、図1及び図3では第1分岐爪155aの第1姿勢の状態を示している。
第1ゲート部155は、主搬送路135における第2主搬送路135bからの記録シートPの画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151への第1搬送と、副搬送路136における第2副搬送路136bからの記録シートPの画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151への第2搬送とに切り替える構成とされている。
具体的には、第1ゲート部155は、第1切り替え部材として作用する第1分岐爪155aを備えている。第1分岐爪155aは、主搬送路135における第2主搬送路135bのシート搬出口からの記録シートPを画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口の方に導く第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)と、副搬送路136における第2副搬送路136bのシート搬出口からの記録シートPを画像形成用搬送路150におけるレジスト前搬送路151のシート搬入口の方に導く第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)とをとるように構成されている。
本第1実施形態では、第1ゲート部155は、第1搬送と第2搬送との切り替えに加えて、副搬送路136における第2副搬送路136bからの記録シートPの後述する第1無効シート搬送路156への第3搬送に切り替える構成とされている。
具体的には、第1分岐爪155aは、第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)とに加えて、副搬送路136における第2副搬送路136bのシート搬出口からの記録シートPを第1無効シート搬送路156のシート搬入口の方に導く第3姿勢(図6(c)に示す姿勢)をとるように構成されている。
そして、第1ゲート部155は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されており、主制御部141からの指示信号によって、第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)と第3姿勢(図6(c)に示す姿勢)とが切り替えられるようになっている。
なお、第1分岐爪155aは、主搬送路135における第2主搬送路135bのシート搬出口からの記録シートPを第1無効シート搬送路156のシート搬入口の方に導く第4姿勢(図6(b)に示す想像線の姿勢)をとるようにもなっている。
ここで、各搬送ローラや切り替え部材等の搬送系の部材は、図示を省略したが、主制御部141の指示の下、電磁ソレノイドや駆動モータ等の搬送駆動部(アクチュエータ)により作動制御されるようになっている。
<制御部の第1構成例>
主制御部141(図5参照)は、第1読取部132にて読み取った被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像の有無を判定する第1判定手段M1と、シート供給部133による記録シートPの主搬送路135及び副搬送路136への供給動作を制御する供給制御手段M2と、第1分岐爪155aの第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)との切り替え動作を制御する第1切り替え制御手段M3とを備える構成とされている。
ここで、記録シートPの第1面における画像の有無の判定は、例えば、画像が存在するとされたデータ量(画素数)が予め定めた所定の閾値よりも多いか少ないかで行うことができる。なお、かかる判定手段は、従来公知の判定手段を用いることができ、ここでは詳しい説明を省略する。このことは後述する第2判定手段M4及び第3判定手段M7についても同様である。
主制御部141は、第1判定手段M1による判定結果により記録シートPの第1面に画像が無いと判定した場合には、第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)に切り替え、供給制御手段M2によりシート供給部133の供給動作を制御して記録シートPを第1方向X1の主搬送路135に供給し、主搬送路135に搬送させるようになっている。
一方、主制御部141は、第1判定手段M1による判定結果により記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合には、第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)に切り替え、供給制御手段M2によりシート供給部133の供給動作を制御して記録シートPを第2方向X2の副搬送路136に供給し、副搬送路136に搬送させるようになっている。
<第2読取部>
本第1実施形態において、シート搬送機構130(130A)は、第2読取部137(図1、図3及び図5参照)をさらに備えている。
第2読取部137は、シート収容部131から第2方向X2に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの第2面における画像を読み取る構成とされている。第2読取部137は、例えば、従来の原稿読取部で用いられるようなラインイメージセンサ、具体的には、発光素子(具体的にはLED:Light Emitting Diode)アレイや蛍光灯等の光源を含み、かつ、記録シートPの第2面を照射する露光ランプと、画素毎に第2面の反射光を集光するレンズアレイと、レンズアレイを通じて受光した第2面の反射光を光電変換してアナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)を用いることができる。このことは、後述する第3読取部139についても同様である。
ここで、本第1実施形態では、副搬送路136における第2副搬送路136bにおいて最も画像形成部120に近いシート収容部131における他方の分離搬送部133hの第2方向X2における下流側近傍の記録シートPの第2面に対向する側に、開口窓136c(図3参照)が設けられている。第2読取部137は、読み取り側が開口窓136c側を向くように設けられている。これにより、第2読取部137によってシート収容部131から第2方向X2に供給されてくる記録シートPの第2面の画像を確実に読み取ることができる。なお、開口窓136cには、透光性部材(例えば板状の透明樹脂や板状の透明ガラス)が設けられていてもよい。
そして、第2読取部137は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。第2読取部137は、記録シートPの第2面の画像データを主制御部141に送信(入力)するようになっている。
<搬送経路の第2構成例>
また、本第1実施形態において、画像形成装置100(100A)は、第1無効シート搬送路156(図1、図3及び図6参照)と、第1無効シート排出部170(図1及び図3参照)とをさらに備えている。
第1無効シート搬送路156は、副搬送路136における第2副搬送路136bから送られてくる被画像形成対象の記録シートPを無効記録シートとして画像形成装置本体101の外部へ案内するようになっている。第1無効シート排出部170は、第1無効シート搬送路156から画像形成装置本体101の外部へ排出された記録シートPを積載して収容するようになっている。
詳しくは、第1無効シート搬送路156のシート搬入口は、合流部αと連通している。ここでは、第1無効シート搬送路156は、合流部αからの記録シートPを水平又は略水平に案内するようになっている。第1無効シート搬送路156の下流側(具体的にはシート搬出口の近傍)には、第1無効シート排出ローラ156a(図1及び図3参照)が設けられている。第1無効シート排出ローラ156aは、副搬送路136における第2副搬送路136bから送られてきた記録シートPを画像形成装置本体101の外部に排出するタイミングで回転駆動されるようになっている。第1無効シート排出部170には、第1無効シート排出ローラ156aによって画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPを収容する第1無効シートトレイ171(図1及び図3参照)が設けられている。
<制御部の第2構成例>
第1切り替え制御手段M3は、第1分岐爪155aの第1姿勢(図6(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)との切り替え動作に加えて、第1分岐爪155aの第3姿勢(図6(c)に示す姿勢)への切り替え動作を制御するようになっている。すなわち、第1切り替え制御手段M3は、第1分岐爪155aの第1姿勢と第2姿勢と第3姿勢とのうち何れかの姿勢に切り替える切り替え動作を制御する構成とされている。
そして、主制御部141(図5参照)は、第1判定手段M1による判定結果により被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合において、シート収容部131から第2方向X2に供給されて第2読取部137にて読み取った記録シートPの第2面における画像の有無を判定する第2判定手段M4をさらに備える構成とされている。
主制御部141は、第2判定手段M4による判定結果によりシート収容部131から第2方向X2に供給されてくる被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には、第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第3姿勢(図6(c)に示す姿勢)に切り替え、記録シートPに対して画像を形成することなく(ここでは画像形成部120を通過することなく)、記録シートPを無効記録シートとして第1無効シート搬送路156を介してシート排出部160における排出トレイ161とは異なる第1無効シート排出部170における第1無効シートトレイ171に排出するようになっている。なお、この場合、主制御部141は、第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第2姿勢(図6(c)に示す姿勢)に切り替え、記録シートPに対して画像を形成することなく(ここでは画像形成部120を通過するものの記録シートPに対して画像を形成することなく)、記録シートPを無効記録シートとしてシート排出部160における排出トレイ161、或いは、後述する第2無効シート搬送路158を介して第2無効シート排出部180における第2無効シートトレイ181に排出するようになっていてもよい。
一方、主制御部141は、第2判定手段M4による判定結果により記録シートPの第2面に画像が無いと判定した場合には、第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)に切り替え、記録シートPを有効記録シートとして画像形成部120に搬送させて画像形成部120により画像形成を行うようになっている。
ここで、合流部αは、副搬送路136を搬送される最大サイズの記録シートPの第2判定手段M4による画像有無判定対象領域の後端(ここでは記録シートPの後端)が第2読取部137を通過したときの記録シートPの先端よりも下流側の位置に設けられている。
<制御部の第3構成例>
また、本第1実施形態において、主制御部141は、第1判定手段M1による判定結果により被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合において、第2判定手段M4による判定結果により記録シートPの第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回(例えば2回以上)連続して発生した場合には、使用者に対して両面に画像が形成された記録シートPがシート収容部131に収容されているか否かの確認を促す警報を発する警報手段M5をさらに備える構成とされている。
ここで、警報手段M5は、例えば、記録シートPの収容状態の確認又は修正を促す警告表示を表示部82(図2参照)に表示する表示制御構成を例示できる。
<制御部の第4構成例>
また、本第1実施形態において、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが第2面における画像の有無の判定時点から画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第1到達時間が、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131に収容された被画像形成対象の記録シートPが第1方向X1の主搬送路135に供給されて画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第2到達時間よりも長くなる構成とされている。ここでは、副搬送路136は、第1到達時間が第2到達時間よりも長くなる搬送路の構成とされている。
そして、主制御部141は、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPの直前(例えば、画像形成部120に搬送された被画像形成対象の記録シートPと主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPとの間)に、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが存在する順番で画像形成部120へ被画像形成対象の記録シートPが搬送される場合には、これらの記録シートの衝突を避けるために第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2による記録シートPの搬送を一旦停止させることにより、副搬送路136側から供給された被画像形成対象の記録シートPを副搬送路136内に待機させ、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPを、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPよりも優先して画像形成部120へ搬送させる搬送制御手段M6をさらに備える構成とされている
また、本第1実施形態において、副搬送路136に待機している被画像形成対象の記録シートPが画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第3到達時間が、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131に収容された被画像形成対象の記録シートPが第1方向X1の主搬送路135に供給されて画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第2到達時間よりも短くなる構成とされている。ここでは、副搬送路136は、第3到達時間が第2到達時間よりも短くなる搬送路の構成とされている。
具体的には、画像形成装置100(100A)は、第2搬送ローラ136b2から画像形成部120(例えばレジストローラ152a)までの記録シートPの搬送距離は、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131から画像形成部(例えばレジストローラ152a)までの記録シートPの搬送距離よりも短くされている。また、画像形成装置100(100A)は、第2搬送ローラ136b2から画像形成部120に搬送される記録シートPの搬送速度は、シート収容部131から画像形成部120に搬送される記録シートPの搬送速度と同一速度とされている。ここでは、記録シートPの搬送速度は、各搬送路において同一速度とされている。
<制御部の第5構成例>
また、本第1実施形態において、搬送制御手段M6は、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPと、シート収容部131に収容されて第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPとのうち、画像形成部120に到達するタイミングが早い方の記録シートPを画像形成部120に搬送させる構成とされている。
ここで、各被画像形成対象の記録シートP〜Pの画像形成部120に到達するタイミングは、各被画像形成対象の記録シートP〜Pが現在位置(例えば記録シートPの先端位置)と画像形成部120のレジストローラ152aとの間の距離と記録シートPの搬送速度とから算出した時間によって決定することができる。
<制御部の第6構成例>
また、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131に収容された被画像形成対象の記録シートPの第2到達時間が、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPの第1到達時間よりも短くなる構成とされていることから、主制御部141を次の制御構成とすることができる。
すなわち、第5構成例において、搬送制御手段M6は、画像形成動作対象のシート収容部が最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131である場合であって、シート収容部131に収容されて第1判定手段M1による判定結果により第1面に画像が無いと判定された場合には、第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2による記録シートPの搬送を一旦停止させることにより、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPを待機させて第1判定手段M1による判定結果により第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120に搬送させる構成とされている。このとき、搬送制御手段M6は、第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPの後端が合流部αを通過した後、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの先端が合流部αを通過するように、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの搬送を再開する。
また、第5構成例において、搬送制御手段M6は、画像形成動作対象のシート収容部が最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131以外のシート収容部131である場合であって、画像形成部120に到達するタイミングが早い方の被画像形成対象の記録シートPがシート収容部131に収容されて第1判定手段M1による判定結果により第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPである場合には、第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2による記録シートPの搬送を一旦停止させることにより、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPを待機させて第1判定手段M1による判定結果により第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120に搬送させる構成とされている。このとき、搬送制御手段M6は、第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPの後端が合流部αを通過した後、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの先端が合流部αを通過するように、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの搬送を再開する。なお、第1面に画像が無いと判定された記録シートPの後端の検知は、主搬送路135に設けられて主制御部141に電気的に接続された第1シート検知部138a(図5参照)によって行うことができる。副搬送路136に供給された記録シートPの先端の検知は、副搬送路136に設けられて主制御部141に電気的に接続された第2シート検知部138b(図5参照)によって行うことができる。
<第3読取部>
本第1実施形態において、シート搬送機構130(130A)は、第3読取部139(図1、図3及び図5参照)をさらに備えている。
第3読取部139は、シート収容部131から第1方向X1に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPの第2面における画像を読み取る構成とされている。
ここで、本第1実施形態では、主搬送路135における第2主搬送路135bにおいて最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131における一方の分離搬送部133gの第1方向X1における下流側近傍の記録シートPの第2面に対向する側に、開口窓135c(図3参照)が設けられている。第3読取部139は、読み取り側が開口窓135c側を向くように設けられている。これにより、第3読取部139によってシート収容部131から第1方向X1に供給されてくる記録シートPの第2面の画像を確実に読み取ることができる。なお、開口窓135cには、透光性部材(例えば板状の透明樹脂や板状の透明ガラス)が設けられていてもよい。
そして、第3読取部139は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されている。第3読取部139は、記録シートPの第2面の画像データを主制御部141に送信(入力)するようになっている。
<搬送経路の第3構成例>
また、本第1実施形態において、画像形成装置100(100A)は、画像形成用搬送路150の排出搬送路154(図1参照)において途中で分岐する分岐部βの近傍に設けられた第2ゲート部157をさらに備えている。
図7は、画像形成用搬送路150の排出搬送路154における途中の分岐部β部分を示す概略側面図である。図7(a)は、第2分岐爪157aの第1姿勢の状態を示しており、図7(b)は、第2分岐爪157aの第2姿勢の状態を示している。なお、図1では第2分岐爪157aの第1姿勢の状態を示している。
第2ゲート部157は、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側からの記録シートPの排出搬送路154における分岐部βよりも下流側への搬送と、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側からの記録シートPの後述する第2無効シート搬送路158への搬送とに切り替える構成とされている。
具体的には、第2ゲート部157は、第2切り替え部材として作用する第2分岐爪157aを備えている。第2分岐爪157aは、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側からの記録シートPを排出搬送路154における分岐部βよりも下流側の方に導く第1姿勢(図7(a)に示す姿勢)と、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側からの記録シートPを第2無効シート搬送路158の方に導く第2姿勢(図7(b)に示す姿勢)とをとるように構成されている。
そして、第2ゲート部157は、主制御部141(図5参照)に電気的に接続されており、主制御部141からの指示信号によって、第1姿勢(図7(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図7(b)に示す姿勢)とが切り替えられるようになっている。
また、本第1実施形態において、画像形成装置100(100A)は、第2無効シート搬送路158(図1及び図3参照)と、第2無効シート排出部180(図1参照)をさらに備えている。
第2無効シート搬送路158は、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側から送られてくる被画像形成対象の記録シートPを無効記録シートとして画像形成装置本体101の外部へ案内するようになっている。第2無効シート排出部180は、第2無効シート搬送路158から画像形成装置本体101の外部へ排出された記録シートPを積載して収容するようになっている。
詳しくは、第2無効シート搬送路158のシート搬入口は、分岐部βと連通している。ここでは、第2無効シート搬送路158は、分岐部βからの記録シートPを水平又は略水平に(図1の例では左側に)案内するようになっている。第2無効シート搬送路158の下流側(具体的にはシート搬出口の近傍)には、第2無効シート排出ローラ158a(図1参照)が設けられている。第2無効シート排出ローラ158aは、排出搬送路154における分岐部βよりも上流側から送られてきた記録シートPを画像形成装置本体101の外部に排出するタイミングで回転駆動されるようになっている。第2無効シート排出部180には、第2無効シート排出ローラ158aによって画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPを収容する第2無効シートトレイ181が設けられている。
<制御部の第7構成例>
そして、主制御部141(図5参照)は、第1判定手段M1による判定結果により被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像が無いと判定した場合において、シート収容部131から第1方向X1に供給されて第3読取部139にて読み取った記録シートPの第2面における画像の有無を判定する第3判定手段M7と、第2分岐爪157aの第1姿勢(図7(a)に示す姿勢)と第2姿勢(図7(b)に示す姿勢)との切り替え動作を制御する第2切り替え制御手段M8とを備える構成とされている。
主制御部141は、第3判定手段M7による判定結果によりシート収容部131から第2方向X2に供給されてくる被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には、第2切り替え制御手段M8により第2分岐爪157aを予め第2姿勢(図7(b)に示す姿勢)に切り替え、記録シートPに対して画像を形成することなく(ここでは画像形成部120を通過するものの記録シートPに対して画像を形成することなく)、記録シートPを無効記録シートとして第2無効シート搬送路158を介してシート排出部160における排出トレイ161とは異なる第2無効シート排出部180における第2無効シートトレイ181に排出するようになっている。
一方、主制御部141は、第3判定手段M7による判定結果により記録シートPの第2面に画像が無いと判定した場合には、第2切り替え制御手段M8により第2分岐爪157aを予め第1姿勢(図7(a)に示す姿勢)に切り替え、記録シートPを有効記録シートとして画像形成部120に搬送させて画像形成部120により画像形成を行うようになっている。
ここで、分岐部βは、主搬送路135を搬送される最大サイズの記録シートPの第3判定手段M7による画像有無判定対象領域の後端(ここでは記録シートPの後端)が第3読取部139を通過したときの記録シートPの先端よりも下流側に設けられている。
<制御部の第8構成例>
また、本第1実施形態において、搬送制御手段M6は、複数のシート収容部131,131のうち、画像形成部120により画像形成動作を行う画像形成動作対象のシート収容部(例えば上側のシート収容部131)に対し、第1判定手段M1による判定結果により被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合において第2判定手段M4による判定結果により記録シートPの第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回(例えば2回以上)連続して発生した場合には、画像形成動作対象のシート収容部(例えば上側のシート収容部131)とは異なり、かつ、画像形成動作対象のシート収容部131に収容される記録シートPのサイズ(例えばA4横通しのサイズ)と同一サイズ(例えば同じ向きのA4横通しのサイズ)である他のシート収容部(例えば下側のシート収容部131)に切り替えて画像形成動作を行う構成とされている。なお、他のシート収容部に収容される記録シートPが、画像形成動作対象のシート収容部131に収容される記録シートPと同一サイズであっても90度異なる向きである場合には、画像処理部90にて画像の向きを90度回転させるようにすることができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)の全体構成を正面から視た概略断面図である。図9は、図8に示す画像形成装置100(100B)の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。図10は、図8に示す画像形成装置100(100B)のシート搬送機構130(130B)部分を拡大して示す概略断面図である。また、図11は、図9に示すハードウェア構成におけるシート搬送機構130(130B)部分を中心に示す概略ブロック図である。
図8に示す第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)は、図1に示す第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)において、副搬送路136に供給されてきた被画像形成対象の記録シートPを副搬送路136において蓄積するように構成したものである。
第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)において、第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)と共通する箇所については同一符号を付し、異なる点について以下に説明する。
第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)は、第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)におけるシート搬送機構130(130A)に代えてシート搬送機構130(130B)を備えている。
シート搬送機構130(130B)は、第1実施形態のシート搬送機構130(130A)において、第2副搬送路136bの第1搬送ローラ136b1と合流部αとの間の部材に代えて蓄積シート収容部136d(図8及び図10参照)及び蓄積シート供給部136e(図8及び図10参照)を設けたものとされている。
<蓄積シート収容部>
蓄積シート収容部136dは、副搬送路136b上に設けられて副搬送路136bに供給されてきた被画像形成対象の記録シートPを蓄積して収容する構成とされている。ここでは、蓄積シート供給部136eは、第2副搬送路136bに従来公知の中間トレイを設けたような構成とされている。
詳しくは、蓄積シート収容部136dは、第2副搬送路136b上の第1搬送ローラ136b1と第2搬送ローラ136b2との間に設けられており、記録シートPを積載して収容する蓄積シートトレイ136d1(図10参照)を備えている。蓄積シートトレイ136d1は、予め定めた所定の収容枚数の記録シートPを収容する。この収容枚数は、シート収容部131の収容枚数よりも少ない枚数、例えば、10枚程度以下を例示できる。
<蓄積シート供給部>
蓄積シート供給部136eは、蓄積シート収容部136dに収容された最上位又は最下位(この例では最上位)に位置する被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120の方に供給する構成とされている。
詳しくは、蓄積シート供給部136eは、被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120の方に供給するピックアップローラ136e1(図10参照)と、ピックアップローラ136e1を回転駆動するローラ駆動部136e2(図10及び図11参照)と、第1実施形態の第2搬送ローラ136b2に代えて配設された分離搬送部136f(図8及び図10参照)とを備えている。
ピックアップローラ136e1は、ローラ駆動部136e2の回転駆動によって所定の第1回転方向(図1では反時計方向)A1に回転駆動されるようになっている。また、ピックアップローラ136e1は、画像形成部120の方(具体的には第1方向X1)において蓄積シート収容部136dの下流側(記録シートPの先端部P1側)の上方に配設されている。
ピックアップローラ136e1は、分離搬送部136fにおける後述する供給ローラ136f1(図10参照)からの回転駆動が駆動伝達手段(具体的には駆動ベルトやギア等を含む駆動伝達機構)136g(図10参照)によって伝達されるようになっている。
分離搬送部136f(図10参照)は、ピックアップローラ136e1にて画像形成部120の方に引き出された記録シートPを1枚ずつ搬送する分離搬送手段とされており、ピックアップローラ136e1にて画像形成部120の方に引き出された記録シートPを画像形成部120の方に1枚ずつ供給するようになっている。
詳しくは、分離搬送部136fは、ピックアップローラ136e1にて引き出される記録シートPの上面側に配設された供給ローラ136f1と、供給ローラ136f1に対峙される分離部材(ここでは分離パッド)136f2とを備えている。なお、分離部材136f2は、分離ローラであってもよい。
なお、蓄積シート収容部136dの最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120の方に供給する構成とされる場合には、例えば、蓄積シート供給部136eを上下反転させて記録シートPを上から押圧するように構成された蓄積シート収容部136dの下側に設け、蓄積シートトレイ136d1におけるピックアップローラ136e1に対応する部分に開口部を設けることで、蓄積シート収容部136dの最下位に位置する被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120の方に供給することができる。
ここで、各搬送ローラや切り替え部材等の搬送系の部材は、図示を省略したが、主制御部141の指示の下、電磁ソレノイドや駆動モータ等の搬送駆動部(アクチュエータ)により作動制御されるようになっている。
<搬送制御構成>
本第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)は、前記した第1実施形態の制御部140の第1構成から第3構成並びに第7構成及び第8構成を適用することができる。
画像形成装置100(100B)は、ピックアップローラ136e1から画像形成部120(例えばレジストローラ152a)までの記録シートPの搬送距離は、最も画像形成部120に近い(ここでは、最上段に配設された)シート収容部131から画像形成部(例えばレジストローラ152a)までの記録シートPの搬送距離よりも短くされている。また、画像形成装置100(100B)は、蓄積シート収容部136dから画像形成部120に搬送される記録シートPの搬送速度は、ピックアップローラ136e1から画像形成部120に搬送される記録シートPの搬送速度と同一速度とされている。ここでは、記録シートPの搬送速度は、各搬送路において同一速度とされている。
そして、主制御部141は、シート蓄積収容部136dに記録シートPが有るか否かを検出するシート有無検出手段M9(図11参照)をさらに備える。
ここで、蓄積シート収容部136dへの記録シートPの有無の判定は、蓄積シート収容部136dに収容された記録シートPの数と蓄積シート収容部136dから画像形成部120の方に供給された記録シートPの数とをカウントすることで行うことができる。なお、蓄積シート収容部136dにおける記録シートPの有無を検知するシート有無検知センサを設け、このシート有無検知センサによってシート蓄積収容部136dに記録シートPが有るか否かを検出するようにしてもよい。
本第2実施形態において、搬送制御手段M6は、画像形成部120により画像形成動作を行っていない非画像形成動作時(例えば、前のジョブと次のジョブとの間の画像形成装置100の待機時)において、第2判定手段M4による判定結果によりシート収容部131から第2方向X2に供給される被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が無いと判定した場合には供給制御手段M2により記録シートPをシート蓄積収容部136dへ搬送させて搬送制御手段M6によりシート蓄積収容部136dで一旦蓄積し、シート有無検出手段M9によりシート蓄積収容部136dに記録シートPが有ると判定した場合には、次の画像形成動作時に第1切り替え制御手段M3により第1分岐爪155aを予め第2姿勢(図6(b)に示す姿勢)に切り替え、蓄積シート供給部136eにより蓄積シート収容部136dに収容されている記録シートPを画像形成部120の方に供給する構成とされている。
また、本第2実施形態において、搬送制御手段M6は、シート蓄積収容部136dに記録シートPを蓄積した蓄積枚数が予め定めた所定枚数(例えば蓄積シートトレイ136d1の収容枚数以下の枚数)に達した場合には、所定枚数を超えて記録シートPをシート蓄積収容部136dに蓄積しないようになっている。
なお、本第2実施形態では、前記した第1実施形態の制御部140の第1構成から第3構成並びに第7構成及び第8構成において、記録シートPを蓄積させない場合には、シート蓄積収容部136dに収容した記録シートPを直ぐに蓄積シート供給部136eにより画像形成部120の方に供給するようになっている。
[画像形成装置の制御例]
次に、画像形成装置100の第1制御例及び第2制御例についてフローチャートを参照しながら以下に説明する。
<第1制御例>
第1制御例は、第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)に適用したものである。
図12から図14は、第1実施形態に係る画像形成装置100(100A)の第1制御例の処理手順を示すフローチャートである。図12は、第1制御例における全体の処理の流れを中心に示している。図13は、第1制御例において記録シートPの第1面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示している。図14は、第1制御例において記録シートPの両面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示している。
ここで、画像形成装置100は、記録シートPの第2面(裏面)に画像を形成しないで(いわゆる白紙で)画像形成物を得る第2面画像無しモードと、副搬送路136に記録シートPが供給された後、主搬送路135に記録シートPが供給される場合に主搬送路135に供給される記録シートPを優先して画像形成する主搬送路シート優先モードとを備える構成とされている。これらの各モードを行うか否かは、操作部81(図2参照)への使用者の操作により予め設定されている。
図12から図14に示す第1制御例のフローチャートでは、次のような処理がなされる。すなわち、先ず、図12から図14の処理に先立ち、副搬送路136へ搬送される記録シートPの連続回数を初期化(ゼロ)にする。
(図12に示す処理手順)
図12に示すステップS1では、操作部81に設けられた画像形成処理を行う処理開始を指示するボタン(図示省略)を使用者が操作することによって処理の開始指示を受け付けたか否か判定する。判定結果が肯定(処理開始の指示有り)の場合は(ステップS1:YES)、ステップS2へ移行し、判定結果が否定(処理開始の指示無し)の場合は(ステップS1:NO)、そのまま画像形成装置100を待機させる。
ステップS2では、副搬送路136上に記録シートPが待機しているか否かを判定する。判定結果が肯定(記録シートP待機)の場合は(ステップS2:YES)、ステップS15へ移行し、判定結果が否定(記録シートP非待機)の場合は(ステップS2:NO)、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、画像形成動作対象のシート収容部131に積載されている記録シートPの第1面の画像をシート収容部131に対向してシート収容部131の上方に配置されている第1読取部132で読み取って、ステップS4に移行する。
ステップS4では、記録シートPの第1面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第1面に画像無し)の場合は(ステップS4:YES)、ステップS5へ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第1面に画像有り)の場合は(ステップS4:NO)、図13に示すステップS18へ移行する。
ステップS5では、第1分岐爪155aを第1姿勢(図6(a)参照)に切り替えて、ステップS6に移行する。
ステップS6では、記録シートPを主搬送路135に供給し、画像形成部120の方に搬送して、ステップS7に移行する。
ステップS7では、第2面画像無しモードが設定されているか否かを判定する。判定結果が肯定(第2面画像無しモード設定)の場合は(ステップS7:YES)、ステップS11へ移行し、判定結果が否定(第2面画像無しモード非設定)の場合は(ステップS7:NO)、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、第2分岐爪157aを第1姿勢(図7(a)参照)に切り替えて、ステップS9に移行する。
ステップS9では、記録シートPを画像形成部120に搬送し、画像形成部120で画像形成し、シート排出部160へ排出して、ステップS10に移行する。
ステップS10では、次の画像データの有無を判定する。判定結果が肯定(次の画像データ有り)の場合は(ステップS10:YES)、ステップS2へ移行し、判定結果が否定(次の画像データ無し)の場合は(ステップS10:NO)、処理を終了する。
ステップS11では、主搬送路135に対向して配設した第3読み取り部139により、主搬送路135上を移動中の記録シートPの第2面の画像を読み取って、ステップS12に移行する。
ステップS12では、記録シートPの第2面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第2面に画像無し)の場合は(ステップS12:YES)、ステップS8へ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第2面に画像有り)の場合は(ステップS12:NO)、ステップS13へ移行する。
ステップS13では、第2分岐爪157aを第2姿勢(図7(b)参照)に切り替えて、ステップS14に移行する。
ステップS14では、ステップS12の判定時点で記録シートPの第1無効シート搬送路156への搬送の切り替えが間に合わないことから、記録シートPを無効シートとして画像形成部120に搬送するが、画像形成部120で画像形成を行わずに第2無効シート搬送路158に搬送し、第2無効シート排出部180へ排出して、ステップS2へ移行する。
ステップS15では、第2面画像無しモードが設定されているか否かを判定する。判定結果が肯定(第2面画像無しモード設定)の場合は(ステップS15:YES)、ステップS3へ移行し、判定結果が否定(第2面画像無しモード非設定)の場合は(ステップS15:NO)、ステップS16へ移行する。
ステップS16では、第1分岐爪155aを第2姿勢(図6(b)参照)に切り替えて、ステップS17に移行する。
ステップS17では、第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2の回転停止により副搬送路136上に待機している記録シートPを第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2の再回転により副搬送路136から画像形成部120の方に供給して、ステップS8に移行する。
(図13に示す処理手順)
図13に示すステップS18では、第2面画像無しモードが設定されているか否かを判定する。判定結果が肯定(第2面画像無しモード設定)の場合は(ステップS18:YES)、ステップS31へ移行し、判定結果が否定(第2面画像無しモード非設定)の場合は(ステップS18:NO)、ステップS19へ移行する。
ステップS19では、画像形成動作対象のシート収容部131から副搬送路136に記録シートPを供給し、記録シートPの表裏を反転させて、ステップS20へ移行する。
ステップS20では、副搬送路136に対向して配設した第2読み取り部137により、副搬送路136上を移動中における記録シートPの第2面の画像を読み取って、ステップS21へ移行する。
ステップS21では、記録シートPの第2面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第2面に画像無し)の場合は(ステップS21:YES)、ステップS22へ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第2面に画像有り)の場合は(ステップS21:NO)、図14に示すステップS33へ移行する。
ステップS22では、主搬送路シート優先モードが設定されているか否かを判定する。判定結果が肯定(主搬送路シート優先モード設定)の場合は(ステップS22:YES)、ステップS23へ移行し、判定結果が否定(主搬送路シート優先モード非設定)の場合は(ステップS22:NO)、ステップS28へ移行する。
ステップS23では、画像形成動作対象のシート収容部が最上段のシート収容部131か否かを判定する。判定結果が肯定(最上段のシート収容部)の場合は(ステップS23:YES)、ステップS24へ移行し、判定結果が否定(最上段のシート収容部以外)の場合は(ステップS23:NO)、ステップS28へ移行する。
ステップS24では、画像形成動作対象のシート収容部131に積載されている記録シートPの第1面の画像を第1読取部132で読み取って、ステップS25に移行する。
ステップS25では、記録シートPの第1面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第1面に画像無し)の場合は(ステップS25:YES)、ステップS26へ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第1面に画像有り)の場合は(ステップS25:NO)、ステップS27へ移行する。
ステップS26では、第1搬送ローラ136b1及び第2搬送ローラ136b2の回転を停止し、副搬送路136上における記録シートPの搬送を一旦停止させて、図12に示すステップS5に移行する。
ステップS27では、第1分岐爪155aを第2姿勢(図6(b)参照)に切り替えて、図12に示すステップS8に移行する。
ステップS28では、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが第2面における画像の有無の判定時点から画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第1到達時間を算出して、ステップS29に移行する。なお、ステップS28において、第1到達時間を予め計算して記憶部142の不揮発性のメモリに記憶しておき、それを使用するようにしてもよい。
ステップS29では、最も画像形成部120に近いシート収容部131以外のシート収容部131に収容された被画像形成対象の記録シートPが画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第2到達時間を算出して、ステップS30に移行する。なお、ステップS29において、第2到達時間を予め計算して記憶部142の不揮発性のメモリに記憶しておき、それを使用するようにしてもよい。
ステップS30では、第1到達時間が第2到達時間よりも短いか否かを判定する。判定結果が肯定(短い)の場合は(ステップS30:YES)、ステップS27へ移行し、判定結果が否定(長い)の場合は(ステップS30:NO)、画像形成動作対象のシート収容部を最短の第2到達時間のシート収容部131に切り替えて、ステップS24へ移行する。
ステップS31では、第1分岐爪155aを第1姿勢(図6(a)参照)に切り替えて、ステップS32に移行する。
ステップS32では、記録シートPを主搬送路135に供給し、画像形成部120の方に搬送して、図12に示すステップS13に移行する。
(図14に示す処理手順)
図14に示すステップS33では、第1分岐爪155aを第3姿勢(図6(c)参照)に切り替えて、ステップS34に移行する。
ステップS34では、副搬送路136に連続して搬送された記録シートPの連続回数をカウント(インクリメント、1加算)して、ステップS35に移行する。
ステップS35では、連続回数が予め定めた所定回数以上か否かを判定する。判定結果が肯定(所定回数以上)の場合は(ステップS35:YES)、ステップS37へ移行し、判定結果が否定(所定回数未満)の場合は(ステップS35:NO)、ステップS36へ移行する。
ステップS36では、記録シートPを無効シートとして第1無効シート搬送路156に搬送し、第1無効シート排出部170へ排出して、図12に示すステップS2へ移行する。
ステップS37では、記録シートPの収容状態の確認又は修正を使用者に促す警告表示を表示部82に表示して、ステップS38へ移行する。
ステップS38では、同一サイズの記録シートPを収容するシート収容部131の有無を判定する。判定結果が肯定(同一サイズのシート収容部131有り)の場合は(ステップS38:YES)、ステップS39へ移行し、判定結果が否定(同一サイズのシート収容部131無し)の場合は(ステップS38:NO)、ステップS36へ移行する。
ステップS39では、副搬送路136に連続して搬送された記録シートPの連続回数をリセット(ゼロに)して、ステップS40へ移行する。
ステップS40では、画像形成動作対象のシート収容部を同一サイズの記録シートPを収容するシート収容部131に切り替えて、ステップS36へ移行する。
<第2制御例>
第2制御例は、第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)に適用したものである。第2制御例は、画像形成装置100(100B)において、画像形成部120による画像形成動作を行っていない非画像形成動作時(待機時)での処理を第1制御例に追加すると共に、第1制御例の一部の処理を変更したものである。
図15から図18は、第2実施形態に係る画像形成装置100(100B)の第2制御例の処理手順を示すフローチャートである。図15は、第2制御例において非画像形成動作時(待機時)での処理の流れを中心に示している。図16は、第2制御例における全体の処理の流れを中心に示している。図17は、第2制御例において記録シートPの第1面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示している。図18は、第2制御例において記録シートPの両面に画像が存在する場合での処理の流れを中心に示している。
図15に示す第2制御例の処理手順は、図12に示す第1制御例の処理手順においてステップS1の処理の前に設けたものである。図16に示す第2制御例の処理手順は、図12に示す第1制御例の処理手順においてステップS2,S17に代えてステップS2b,S17bをそれぞれ設けたものである。図17に示す第2制御例の処理手順は、図13に示す第1制御例の処理手順においてステップS26に代えてステップS26bを設けたものである。また、図18に示す第2制御例の処理手順は、図14に示す第1制御例の処理手順と同様のものである。
以下、図15から図18に示す第2制御例の処理手順において、図12から図14に示す第1制御例の処理手順と同じ処理については同一符号を付し、その説明を省略する。
(図15に示す処理手順)
図15から図18に示す第2制御例のフローチャートでは、次のような処理がなされる。すなわち、先ず、図15から図18の処理に先立ち、副搬送路136へ搬送される記録シートPの連続回数、及び、シート蓄積収容部136dへ蓄積される記録シートPの蓄積枚数を初期化(ゼロ)にする。
図15に示すステップS1aでは、シート蓄積収容部136dに記録シートPを蓄積した蓄積枚数が予め定めた所定枚数に達したか否かを判定する。判定結果が肯定(蓄積枚数が所定枚数)の場合は(ステップS1a:YES)、図16に示すステップS1へ移行し、判定結果が否定(蓄積枚数が所定枚数未満)の場合は(ステップS1a:NO)、ステップS2aへ移行する。
ステップS2aでは、処理対象のシート収容部131に積載されている記録シートPの第1面の画像を第1読取部132で読み取って、ステップS3aに移行する。
ステップS3aでは、記録シートPの第1面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第1面に画像無し)の場合は(ステップS3a:YES)、ステップS12aへ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第1面に画像有り)の場合は(ステップS3a:NO)、ステップS4aへ移行する。
ステップS4aでは、処理対象のシート収容部131から副搬送路136に記録シートPを供給し、記録シートPの表裏を反転させて、ステップS5aへ移行する。
ステップS5aでは、第2読み取り部137により、副搬送路136上を移動中における記録シートPの第2面の画像を読み取って、ステップS6aへ移行する。
ステップS6aでは、記録シートPの第2面での画像の有無を判定する。判定結果が肯定(記録シートPの第2面に画像無し)の場合は(ステップS6a:YES)、ステップS7aへ移行し、判定結果が否定(記録シートPの第2面に画像有り)の場合は(ステップS6a:NO)、ステップS9aへ移行する。
ステップS7aでは、記録シートPをシート蓄積収容部136dに蓄積して、ステップS8aに移行する。
ステップS8aでは、記録シートPのシート蓄積収容部136dへの蓄積枚数をカウント(インクリメント、1加算)して、ステップS1aに移行する。
ステップS9aでは、第1分岐爪155aを第3姿勢(図6(c)参照)に切り替えて、ステップS10aに移行する。
ステップS10aでは、記録シートPをシート蓄積収容部136dに収容した後、シート蓄積収容部136dに蓄積することなく、直ちに合流部αの方に供給して、ステップS11aに移行する。
ステップS11aでは、記録シートPを無効シートとして第1無効シート搬送路156に搬送し、第1無効シート排出部170へ排出して、ステップS1aへ移行する。
ステップS12aでは、全シート収容部131,131への切り替えが完了したか否かを判定する。判定結果が肯定(全シート収容部131,131への切り替え完了)の場合は(ステップS12a:YES)、図16に示すステップS1へ移行し、判定結果が否定(全シート収容部131,131への切り替え未完了)の場合は(ステップS12a:NO)、ステップS13aへ移行する。
ステップS13aでは、処理対象のシート収容部131を他の同一サイズのシート収容部131に切り替えて、ステップS1aへ移行する。
(図16に示す処理手順)
図16に示すステップS1では、判定結果が肯定(処理開始の指示有り)の場合は(ステップS1:YES)、ステップS2bへ移行し、判定結果が否定(処理開始の指示無し)の場合は(ステップS1:NO)、図15に示すステップS1aに移行する。
ステップS2bでは、副搬送路136における蓄積シート収容部136dに記録シートPが蓄積されているか否かを判定する。判定結果が肯定(記録シートP蓄積)の場合は(ステップS2b:YES)、ステップS15へ移行し、判定結果が否定(記録シートP非蓄積)の場合は(ステップS2b:NO)、ステップS3へ移行する。
ステップS17bでは、蓄積シート収容部136dに蓄積されている記録シートPを蓄積シート供給部136eにより蓄積シート収容部136dから画像形成部120の方に供給して、ステップS8に移行する。
(図17に示す処理手順)
図17に示すステップS26bでは、副搬送路136上を搬送されて表裏が反転された記録シートPを蓄積シート収容部136dに一旦蓄積して、図16に示すステップS5に移行する。
(図18に示す処理手順)
図18に示すステップS36では、記録シートPを無効シートとして第1無効シート搬送路156に搬送し、第1無効シート排出部170へ排出して、図16に示すステップS2bへ移行する。
(第1制御例及び第2制御例の他の例)
なお、第1制御例及び第2制御例において、図13及び図17に示すステップS31の処理を、第1分岐爪155aを第4姿勢(図6(b)に示す想像線の姿勢)に切り替える処理とし、ステップS32の処理の後、図14及び図18に示すステップS36に移行するようにして、無効シートとして排出された記録シートPを第1無効シート排出部170に積載して収容するようにしてもよい。
また、第1制御例及び第2制御例において、図12及び図16に示すステップS12の判定時点で記録シートPの第1無効シート搬送路156への搬送の切り替えが間に合う構成になっている場合には、第2無効シート排出部180に代えて第1無効シート排出部170を使用するようにしてもよい。
また、第1制御例及び第2制御例では、無効シートとされて排出された記録シートPを第1無効シート排出部170や第2無効シート排出部180に排出するが、無効シートとして排出された記録シートPをシート排出部160に排出するようにしてもよい。
(第1実施形態及び第2実施形態について)
以上説明したように、本第1実施形態及び第2実施形態に係る画像形成装置100では、第1読取部132にて読み取った被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像の有無を判定し、記録シートPの第1面に画像が無いと判定した場合には記録シートPを第1方向X1の主搬送路135に供給する一方、記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合には記録シートPを第2方向X2の副搬送路136に供給するので、被画像形成対象の記録シートPの被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で記録シートPを画像形成部120に搬送することができる。
そして、シート収容部131に収容される被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像を第1読取部132により読み取ることで、シート収容部131に収容されている時点で(シート収容部131からの記録シートPの供給が開始される前に)被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像の有無を判定することができる。これにより、シート収容部131からの記録シートPの被画像形成面における画像の有無を判定する際に被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させるための反転経路が関与することがない。その上、画像形成部120を経由させることなく、シート供給部133によりシート収容部131から第2方向X2に供給された被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させて第2面が被画像形成面になるように記録シートPを画像形成部120に向けて搬送する副搬送路136により、被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させるにあたって、一旦画像形成部120を経由して記録シートPを画像形成部120の上流側に戻す必要がないので、被画像形成対象の記録シートPの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができる。しかも、記録シートPの第1面に画像が無いと判定した場合には記録シートPを第1方向X1の主搬送路135に供給し、記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合には記録シートPを第2方向X2の副搬送路136に供給するので、再使用可能な記録シートPに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができる。
このように、本発明によれば、被画像形成対象の記録シートPの被画像形成面における画像の有無を判定して該被画像形成面に画像が無い状態で記録シートPを画像形成部120に搬送するにあたり、記録シートPの表裏を反転させるための反転経路を可及的に短くすることができ、しかも、再使用可能な記録シートPに対する使用可否の判別工程と画像形成工程とを連続して行うことができ、これにより、記録シートPの供給開始から画像形成動作開始までに要する画像形成開始動作時間の短縮化を実現させることが可能となる。さらに、シート収容部131に積載された被画像形成対象の記録シートPの第1面における画像の有無を第1読取部132によって静止状態で読み取るので、安定して画像の有無の判定を行うことが可能となる。
また、本第1実施形態及び第2実施形態では、第2読取部137を備えているので、シート収容部131から第2方向X1に供給されて第2読取部137により読み取った被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が無いと判定した場合には記録シートPを有効記録シートとして画像形成部120に搬送させて画像形成部120により画像形成を行う一方、記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シート(既に両面に対して画像形成された両面画像形成済み記録シート)Pに対して画像を形成することなく、記録シートPを無効記録シートとして画像形成装置本体101の外部に排出して第1無効シート排出部170に積載して収容するので、たとえ両面画像形成済み記録シートPがシート収容部131に収容されていても、両面画像形成済み記録シートPに対して画像を形成することなく、両面画像形成済み記録シートPを確実に排除することが可能となる。
また、本第1実施形態及び第2実施形態では、被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シートPを無効記録シートとして有効記録シートとされた記録シートとは異なる箇所に排出するので、無効記録シートとされて画像形成装置本体101の外部に排出された両面画像形成済み記録シートPを、有効記録シートとされて画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPと容易に区別させることが可能となる。
ところで、無効記録シートとされた両面画像形成済み記録シートPをそのまま主搬送路135に搬送させると、次に有効記録シートとされた被画像形成対象の記録シートPの主搬送路135へ搬送の妨げとなり、それだけ画像形成動作開始時間が増大することになる。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、第1無効シート搬送路156を備えているので、被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シートPの搬送経路を第1無効シート搬送路156の方に切り替えて記録シートPを第1無効シート搬送路156に搬送させることで、無効記録シートとされた両面画像形成済み記録シートPをそのまま主搬送路135に搬送させることなく、次に有効記録シートとされた被画像形成対象の記録シートPの主搬送路135への搬送の妨げとなることを効果的に回避することができ、これにより画像形成動作開始時間のさらなる短縮化を実現させることが可能となる。
また、本第1実施形態及び第2実施形態では、第1無効シート排出部170を備えているので、使用者が無効記録シートとされて第1無効シート排出部170に積載して収容された両面画像形成済み記録シートPを、第1無効シート排出部170から容易に回収させることが可能となる。
ところで、被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像が有ると判定した場合において、記録シートPの第2面に画像が有るとの判定が複数回連続して発生した場合には、シート収容部131に両面画像形成済み記録シートPが多数収容されている可能性が高い。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、被画像形成対象の記録シートPの両面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合に、使用者に対して両面に画像が形成された記録シートPがシート収容部131に収容されているか否かの確認を促す警報を発する警報手段M5を備えているので、両面画像形成済み記録シートPがシート収容部131に収容されている可能性が高いこと使用者に注意喚起させることが可能となる。
また、被画像形成対象の記録シートPの両面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合には、シート収容部131に両面画像形成済み記録シートPが多数収容されている可能性が高いために、このまま、画像形成部120により画像形成動作を行う画像形成動作対象のシート収容部131を使用すると、1回の画像形成操作で処理される画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)が低下する可能性が高い。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、被画像形成対象の記録シートの両面に画像が有るとの判定が所定の複数回連続して発生した場合に、画像形成動作対象のシート収容部とは異なり、かつ、画像形成動作対象のシート収容部131に収容される記録シートPのサイズと同一サイズである他のシート収容部に切り替えて画像形成動作を行うので、画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)が低下する可能性を低く抑えることができる。
ところで、本第1実施形態及び第2実施形態では、副搬送路136は、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが第2面における画像の有無の判定時点から画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第1到達時間が、シート収容部131に収容された被画像形成対象の記録シートPが第1方向X1の主搬送路135に供給されて画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するまでの第2到達時間よりも長くなる搬送路の構成とされているので、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPの直前(例えば、画像形成部120に搬送された被画像形成対象の記録シートPと主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPとの間)に、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが存在する順番で画像形成部120へ被画像形成対象の記録シートPが搬送される場合には、副搬送路136から供給された記録シートPの画像形成部120への搬送距離は、画像形成部120に搬送された記録シートPの画像形成部120への搬送距離よりも長くなり、それだけ画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)の低下を招く。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPの直前(例えば、画像形成部120に搬送された被画像形成対象の記録シートPと主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPとの間)に、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPが存在する順番で画像形成部120へ被画像形成対象の記録シートPが搬送される場合に、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPを、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPよりも優先して画像形成部120へ搬送させるので、副搬送路136における記録シートPの搬送時間を利用して主搬送路125から後続の記録シートPを供給することができ、これにより画像形成部120へ搬送させる記録シートPの隣り合う記録シート間の間隔を短くすることができ、それだけ、画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させることが可能となる。
ところで、画像形成装置の構成によっては、副搬送路に供給された被画像形成対象の記録シートが画像形成部に到達するタイミングよりも、シート収容部に収容されて第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートが画像形成部に到達するタイミングの方が早くなることがある。なお、この場合において、シート収容部が単一の場合での第1面の画像有無の判定は、被画像形成対象の記録シートが副搬送路に搬送されるシート収容部において該記録シートが該シート収容部から供給された直後に行うことができる。また、シート収容部が複数ある場合での第1面の画像有無の判定は、被画像形成対象の記録シートが副搬送路に搬送されるシート収容部において該記録シートが該シート収容部から供給された直後に行うことに加えて、他の同一サイズのシート収容部に収容されている記録シートに対しても行うことができる。
かかる観点から、本第1実施形態及び第2実施形態では、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPと、シート収容部131に収容されて第1面に画像が無いと判定された被画像形成対象の記録シートPとのうち、画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するタイミングが早い方の記録シートPを画像形成部120に搬送させる構成とされているので、それだけ、画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させ
ところで、副搬送路136と主搬送路135とは何れも記録シートPを画像形成部120に搬送する構成されていることから、記録シートPと別の記録シートPとがそれぞれ副搬送路136及び主搬送路135を同時期に搬送されることになると、具体的には、画像形成部(例えばレジストローラ152a)に到達するタイミングが早い方の被画像形成対象の記録シートPが主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPである場合に、主搬送路135を経て記録シートPを画像形成部120に搬送させることになると、副搬送路136を搬送される記録シートPと、主搬送路135を搬送される記録シートPとが副搬送路136と主搬送路135との合流地点(合流部α)で衝突することがある。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、画像形成部120(例えばレジストローラ152a)に到達するタイミングが早い方の被画像形成対象の記録シートPが主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPである場合に、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPを待機させて主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPを画像形成部120に搬送させるので、副搬送路136に供給された被画像形成対象の記録シートPを、主搬送路135に供給される被画像形成対象の記録シートPの後端が合流地点を通過するまで待機させることができ、これにより、副搬送路136を搬送される記録シートPと、主搬送路135を搬送される記録シートPとの合流地点(合流部α)での衝突を回避させることが可能となる。
また、本第2実施形態では、非画像形成動作時(画像形成装置100の待機時)に第2面に画像が無いとを判定した記録シートPを副搬送路136における蓄積シート収容部136dに蓄積することで、非画像形成動作期間中を利用して第2面に画像が無いとを判定した記録シートPを予め副搬送路136に蓄積させておくことができる。従って、蓄積シート収容部136dから画像形成部120への記録シートPの搬送経路の距離をシート収容部131から画像形成部120への記録シートPの搬送経路の距離よりも短くした状態で蓄積シート収容部136dから画像形成部120へ記録シートPを供給することができ、その分、画像形成開始動作時間を短くすることができ、それだけ、画像形成処理の処理効率(ジョブ効率)を向上させることが可能となる。
ところで、使用者によっては、被画像形成対象の記録シートPの第1面に画像を形成する場合に、第2面に画像が無い(具体的には裏面を白紙にする)ことが望まれることがある。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、シート収容部131から第1方向X1に供給されて第3読取部139により読み取った被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が無いと判定した場合には記録シートPを有効記録シートとして画像形成部120に搬送させて画像形成部120により画像形成を行う一方、記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シート(既に片面に対して画像形成された片面画像形成済み記録シート)Pに対して画像を形成することなく、記録シートPを無効記録シートとして画像形成装置本体101の外部に排出するので、たとえ片面画像形成済み記録シートPがシート収容部131に収容されていても、片面画像形成済み記録シートPに対して画像を形成することなく、片面画像形成済み記録シートPを確実に排除することが可能となる。
また、本第1実施形態及び第2実施形態では、被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シートPを無効記録シートとして有効記録シートとされた記録シートPとは異なる箇所に排出するので、無効記録シートとされて画像形成装置本体101の外部に排出された片面画像形成済み記録シートPを、有効記録シートとされて画像形成装置本体101の外部に排出された記録シートPと容易に区別させることが可能となる。
ところで、無効記録シートとされた片面画像形成済み記録シートPをそのまま主搬送路135に搬送させると、次に有効記録シートとされた被画像形成対象の記録シートPの主搬送路135へ搬送の妨げとなり、それだけ画像形成動作開始時間が増大することになる。
この点、本第1実施形態及び第2実施形態では、被画像形成対象の記録シートPの第2面に画像が有ると判定した場合には記録シートPの搬送経路を第2無効シート搬送路158の方に切り替えて記録シートPを第2無効シート搬送路158に搬送させることで、無効記録シートとされた片面画像形成済み記録シートPをそのまま主搬送路135に搬送させることなく、次に有効記録シートとされた被画像形成対象の記録シートPの主搬送路135への搬送の妨げとなることを効果的に回避することができ、これにより画像形成動作開始時間のさらなる短縮化を実現させることが可能となる。
また、本第1実施形態及び第2実施形態では、第2無効シート排出部180を備えているので、使用者が無効記録シートとされて第2無効シート排出部180に積載して収容された片面画像形成済み記録シートPを、第2無効シート排出部180から容易に回収させることが可能となる。
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
120 画像形成部
131 シート収容部
132 第1読取部
133 シート供給部
134 アーム位置検知部
135 主搬送路
136 副搬送路
136d 蓄積シート収容部
136e 蓄積シート供給部
137 第2読取部
138a 第1シート検知部
138b 第2シート検知部
139 第3読取部
140 制御部
141 主制御部
142 記憶部
143 電源制御部
144 インターフェイス部
145 副制御部
156 第1無効シート搬送路
158 第2無効シート搬送路
170 第1無効シート排出部
171 第1無効シートトレイ
180 第2無効シート排出部
181 第2無効シートトレイ
M1 第1判定手段
M2 供給制御手段
M3 第1切り替え制御手段
M4 第2判定手段
M5 警報手段
M6 搬送制御手段
M7 第3判定手段
M8 第2切り替え制御手段
M9 シート有無検出手段
P 記録シート
X 供給方向
X1 第1方向
X2 第2方向
Y 幅方向
Z 積載方向

Claims (15)

  1. 記録シートを積載して収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に積載された前記記録シートのうち最上位又は最下位に位置する被画像形成対象の記録シートの端側に位置する面である第1面における画像を読み取る第1読取部と、
    前記シート収容部に積載された前記被画像形成対象の記録シートを第1方向及び前記第1方向とは異なる第2方向に供給することが可能なシート供給部と、
    前記被画像形成対象の記録シートの何れか一方の被画像形成面に画像を形成する画像形成部と、
    前記シート供給部により前記シート収容部から前記第1方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面がそのまま前記被画像形成面になるように該記録シートを前記画像形成部に向けて搬送する主搬送路と、
    前記画像形成部を経由させることなく、前記シート供給部により前記シート収容部から前記第2方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの表裏を反転させて前記第1面とは反対側の面である第2面が前記被画像形成面になるように該記録シートを前記画像形成部に向けて搬送する副搬送路と
    を備え、
    前記第1読取部にて読み取った前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを前記第1方向の前記主搬送路に供給する一方、該記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを前記第2方向の前記副搬送路に供給することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記シート収容部から前記第2方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面における画像を読み取る第2読取部をさらに備え、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において、前記シート収容部から前記第2方向に供給されて前記第2読取部にて読み取った該記録シートの前記第2面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートに対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを無効記録シートとして前記有効記録シートとされた記録シートとは異なる箇所に排出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記副搬送路からの前記被画像形成対象の記録シートを前記無効記録シートとして排出するように搬送する構成とされた第1無効シート搬送路をさらに備え、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第1無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第1無効シート搬送路に搬送させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記無効記録シートを排出する第1無効シート排出部をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2から請求項5までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において、該記録シートの前記第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合には、両面に画像が形成された前記記録シートが前記シート収容部に収容されているか否かの確認を促す警報を発することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2から請求項6までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記シート収容部と前記シート供給部と前記第1読取部とをそれぞれ複数備え、
    前記複数のシート収容部のうち、前記画像形成部により画像形成動作を行う画像形成動作対象のシート収容部に対し、前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が有ると判定した場合において該記録シートの前記第2面に画像が有るとの判定が予め定めた所定の複数回連続して発生した場合には、前記画像形成動作対象のシート収容部とは異なり、かつ、前記画像形成動作対象のシート収容部に収容される前記記録シートのサイズと同一サイズである他のシート収容部に切り替えて前記画像形成動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートが前記第2面における画像の有無の判定時点から前記画像形成部に到達するまでの第1到達時間が、前記シート収容部に収容された前記被画像形成対象の記録シートが前記第1方向の前記主搬送路に供給されて前記画像形成部に到達するまでの第2到達時間よりも長くなる構成とされており、
    前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートの直前に、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートが存在する順番で前記画像形成部へ前記被画像形成対象の記録シートが搬送される場合には、前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートを、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートよりも優先して前記画像形成部へ搬送させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートと、前記シート収容部に収容されて前記第1面に画像が無いと判定された前記被画像形成対象の記録シートとのうち、前記画像形成部に到達するタイミングが早い方の記録シートを前記画像形成部に搬送させる構成とされていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部に到達するタイミングが早い方の前記被画像形成対象の記録シートが前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートである場合には、前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートを待機させて前記主搬送路に供給される前記被画像形成対象の記録シートを前記画像形成部に搬送させることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記副搬送路上に設けられて前記副搬送路に供給された前記被画像形成対象の記録シートを蓄積して収容する蓄積シート収容部と、
    前記蓄積シート収容部に収容された最上位又は最下位に位置する前記被画像形成対象の記録シートを前記画像形成部の方に供給する蓄積シート供給部と
    をさらに備え、
    前記画像形成部により画像形成動作を行っていない非画像形成動作時において、前記シート収容部から前記第2方向に供給される前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が無いとを判定した場合には該記録シートを前記シート蓄積収容部へ搬送させて前記シート蓄積収容部で一旦蓄積し、次の画像形成動作時に前記蓄積シート供給部により前記蓄積シート収容部に収容されている該記録シートを前記画像形成部の方に供給することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11までの何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記シート収容部から前記第1方向に供給された前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面における画像を読み取る第3読取部をさらに備え、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第1面に画像が無いと判定した場合において、前記シート収容部から前記第1方向に供給されて前記第3読取部にて読み取った該記録シートの前記第2面における画像の有無を判定し、該記録シートの前記第2面に画像が無いと判定した場合には該記録シートを有効記録シートとして前記画像形成部により画像形成を行う一方、該記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートに対して画像を形成することなく、該記録シートを無効記録シートとして排出することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置であって、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートを無効記録シートとして前記有効記録シートとされた記録シートとは異なる箇所に排出することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置であって、
    前記被画像形成対象の記録シートを前記無効記録シートとして排出するように搬送する構成とされた第2無効シート搬送路をさらに備え、
    前記被画像形成対象の記録シートの前記第2面に画像が有ると判定した場合には該記録シートの搬送経路を前記第2無効シート搬送路の方に切り替えて該記録シートを前記第2無効シート搬送路に搬送させることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の画像形成装置であって、
    前記無効記録シートを排出する第2無効シート排出部をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
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