JP2013252614A - 溶液製膜方法及び設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向に延びた溶接部が側部にあるバンドを流延支持体として用いる場合に、周方向に延びる黒い筋が無いフィルムロールを得る。
【解決手段】流延支持体として、中央部33cと側部33sとが溶接部33wにより一体とされた環状のバンド33を用いる。バンド33は、ドラム34の回転により循環し、長手方向(A方向)に走行する。流延ダイ38からバンド33の中央部33c上と側部33s上とに流延膜39が形成されるように流延する。バンド33のエッジ位置を一定に保持するBEPコントローラ54により、流延位置のバンド33が一定周期で幅方向に振れるように微量の強制蛇行を行う。強制微量蛇行により溶接部33w上の流延膜39の一部である溶接部上領域も僅かに蛇行した形状となる。フィルムを巻き取ったときに、溶接部上領域が蛇行した形状で巻き取られるため、黒い筋を無くすことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、長手方向に延びた溶接部を両側にもつ環状のバンドを流延支持体として用いる溶液製膜方法及び設備に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)の大画面化に伴い、LCDに用いる光学フィルムにも大面積化が要求される。光学フィルムは、長尺に製造されてから、LCDに対応するように所定のサイズに切断される。したがって、より大きな面積の光学フィルムを製造するためには、長尺の光学フィルムを製造するにあたって、幅がより大きくなるように製造する必要がある。
長尺の光学フィルムの代表的な製造方法としては、連続方式の溶液製膜方法がある。溶液製膜方法は、周知のように、ポリマーが溶剤に溶けているドープからフィルムを製造する方法である。連続方式の溶液製膜方法では、走行する流延支持体の上にドープを連続的に流す。流延支持体上で、膜状になったドープである流延膜を乾燥などにより固化させた後に、流延支持体から剥がす。剥がした流延膜を乾燥し、得られたフィルムをロール状に巻きとることにより、フィルムロールが得られる。
流延支持体としては、金属からなるエンドレスのバンドがある。製造することができるフィルムの幅は、このバンドの幅に制約され、より大きな幅のフィルムを製造するには、より大きな幅のバンドが必要となる。しかし、これまで、幅が2m程度までのバンドしか得られていなかった。
そこで、特許文献1では、幅方向の中央部になる中央バンドと、バンドの各側部になる1対の側部バンドとを、長手方向に溶接することにより、幅が2200mmと従来よりも大きなバンドを得ている。このバンドにより、従来よりも幅が大きな長尺の光学フィルムを製造することができる。
ところが、中央バンドと側部バンドとが長手方向に溶接されたバンドを用いて溶液製膜を行うと、得られたフィルムロールに黒い筋が現れる。黒い筋は、フィルムロールを一周するように周方向に延びており、フィルムロールの両側に発生する。この黒い筋は、概ね10mm程度の幅の帯状である。このように黒い筋が見えるフィルムロールは、外観面や性能面等で商品価値が下がる。性能面での問題としては、例えば、このフィルムロールから巻き出したフィルムに塗布液を塗布して塗膜を形成する場合に、塗膜が均一に形成されないいわゆる塗布むらが起こることがある。このように黒い筋がフィルムロールに現れる現象は、流延膜のうち側部バンドと中央部バンドとの溶接部上の領域が、フィルムの製品領域に含まれる場合にみられる。
なお、周方向に延びた帯状の黒い筋は、長手方向で溶接することなく製造された従来のバンドを用いた場合のフィルムロールでも認められることがある。このような帯状の黒い筋が出る現象は、黒帯故障と呼ばれる。このような黒帯故障を抑制するために、例えば特許文献2では、幅方向の端部にナーリング部(凹凸)を設けて、フィルムの幅方向での端面の厚みがナーリング部の厚みよりも2μm以上小さい長尺のフィルムを、幅方向に1.0〜4.0mmの変位量で変位させて巻き取る方法を提案している。
韓国特許公開公報第2009−0110082号 特開2003−147092号公報
特許文献1には、流延膜のうち中央バンドと側部バンドとの溶接部上の領域がフィルムの製品領域に含まれることが示唆されている。しかしながら、特許文献1には、中央バンドと側部バンドとが長手方向に溶接されたバンドを流延支持体とした溶液製膜において、得られたフィルムロールに黒い筋が現れること、この黒い筋が現れる原因、並びに、この黒い筋の発生を防止する方法について言及が無い。また、特許文献1に記載されるバンドを流延支持体とした溶液製膜において、特許文献2の方法を適用しても、得られたフィルムロールに黒い筋が依然として現れる。
そこで、本発明は、長手方向に延びた溶接部が側部にあるバンドを流延支持体として用いる場合に、得られるフィルムロールに周方向に延びる黒い筋が無い溶液製膜方法及び設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、1対のドラムの周面に掛け巡らされて走行する環状の金属製バンドに、ポリマーが溶剤に溶解したドープを流延して流延膜を形成し、流延膜をバンドから剥がして乾燥しフィルムとし、このフィルムをロール状に巻き取る溶液製膜方法であって、バンドは、中央部とこの中央部の両側端に溶接で一体化される側部とを備え、中央部よりも広い幅でドープを流延して、中央部上及び側部上に流延膜を形成し、バンドを幅方向で一定の振幅を持って変位させる強制蛇行を行うことを特徴とする。
バンドの一定の振幅は、このバンドの走行方向に伸びた溶接部上で形成される流延膜の溶接部上領域のフィルム幅方向における幅以上であることが好ましい。
1対のドラムは、ドープ流延位置に近い第1ドラムと、ドープ流延位置から遠い第2ドラムであり、これら第1ドラムの回転軸と第2ドラムの回転軸を含む平面上で、第2ドラムの回転軸をバンドの幅方向で傾斜させて、バンドを幅方向に変位させることが好ましい。また、第2ドラムの回転軸の傾斜角度を正弦波形または三角波形により変動させることが好ましい。また、バンドの変位の周期は、バンドが半周する時間以上2周する時間以下であることが好ましい。
第2ドラムの回転軸の傾斜角度を変更してドープのバンドに対する流延位置におけるバンドエッジ位置を一定に保持するバンドエッジ位置制御部を有し、バンドエッジ位置制御部を用いて第2ドラムの回転軸の傾斜角度を変更することが好ましい。
本発明の溶液製膜設備は、1対のドラムと、これらドラムに掛け巡らされて回転走行し、中央部、この中央部の両側端に溶接で一体化された1対の側部を有する環状の金属製バンドと、ポリマーが溶剤に溶解したドープを、側部を含むバンド上に流延して流延膜を形成する流延ダイと、流延膜から溶剤を蒸発させて乾燥する流延膜乾燥部と、この流延膜乾燥部で乾燥される流延膜をバンドから剥ぎ取る剥取ローラと、流延ダイに近い側のドラムを第1ドラムとし、他方を第2ドラムとし、これら第1ドラムの回転軸と第2ドラムの回転軸を含む平面上で、第2ドラムの回転軸を傾斜させて、バンドをこのバンドの幅方向で一定の振幅を持って変位させるドラム回転軸傾斜部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、走行方向に延びた溶接部を有するバンドを流延支持体として用いる場合に、周方向に延びる黒い筋が無いフィルムロールが得られる。
溶液製膜設備の概要を示す側面図である。 バンドと流延膜との平面図である。 バンドの溶接部とフィルムの溶接部上領域との関係を示し、(A)はバンドの溶接部と流延膜との関係を示す平面図であり、(B)は(A)の流延膜からえられたフィルムの平面図である。 BEP制御ユニットを示す平面図である。 第2ドラム回転軸の傾斜角度θ1と、この傾斜角度θ1にしたときのバンド単位長さ走行時のバンドエッジ位置との関係を示すグラフである。 バンドの強制微量蛇行によって得られたフィルムの溶接部上領域を示す平面図である。 BEP制御ユニットにおける第2ドラム回転軸の傾斜角度θ1を正弦波形として強制微量蛇行したときの、流延位置におけるバンドエッジ位置をバンド周回数で示すグラフである。 同じく第2ドラム回転軸の首振り角度を三角波形として強制微量蛇行したときの、流延位置におけるバンドエッジ位置をバンド周回数で示すグラフである。
図1に示すように、溶液製膜設備10は、流延装置11と、第1スリッタ12と、第1テンタ13と、ローラ乾燥装置16と、第2テンタ17と、第2スリッタ18と、巻取装置19とを上流側から順に備え、これらは直列に接続する。
流延装置11は、セルロースアシレート22が溶剤23に溶解したドープ24からセルロースアシレートフィルム(以降、単に「フィルム」と称する)25を形成する。第1スリッタ12は、フィルム25の両側縁部を切除する。第1テンタ13は、フィルム25の両側縁部をクリップ28で保持しながら、ダクト29から乾燥風を送り乾燥をすすめる。ローラ乾燥装置16は、フィルム25を複数のローラ30で支持しながら乾燥する。第2テンタ17は、フィルム25の両側縁部をクリップ31で保持し、フィルム25に対して幅方向での張力を付与する。また、ダクト29から乾燥風を送り、フィルム25を一定の温度に保持する。第2スリッタ18は、第2テンタ17のクリップ31により保持された各側部の保持跡を切除する。巻取装置19は、フィルム25を巻き芯26に巻いてフィルムロール27にする。
流延装置11は、1対の第1ドラム34,第2ドラム35と、これらの間に掛け巡らされるバンド33とを有する。第1ドラム34は、モータにより回転駆動される駆動ドラムである。第2ドラム35はフリー回転する従動ドラムである。
図2に示すように、バンド33は、中央部33cと、中央部33cの両側に設けられる1対の側部33sとからなり、中央部33cと側部33sとが溶接部33wにより一体に溶接されている。バンド33は第1ドラム34の回転によって、長手方向(A方向)に走行する。
中央部33cの幅Wcは側部33sの幅Wsよりも広い。中央部33cは、流延支持体として従来広く用いられてきた、幅が概ね1500mm以上2100mm以下のバンド部材から形成される。側部33sは、幅が概ね50mm以上500mm以下のバンド部材から形成される。バンド33の幅は、2000mm以上3000mm以下の範囲である。
図1に示すように、第1ドラム34の上方には流延ダイ38が設けられる。図2に示すように、流延ダイ38は、ドープ24を流出するスリット状の流出口38aを有する。流出口38aは、バンド33に近接しバンド幅方向(以下、B方向と称する)に配される。流延ダイ38からドープ24を連続的にバンド33に流出することにより、ドープ24はバンド33上で流延されて流延膜39が形成される。
流出口38aの幅方向長さは中央部33cの幅Wcよりも大きく、流延ダイ38は、流出口38aの長手方向の一端が一方の側部33s上、他端が他方の側部33s上となるように配される。これにより、流延ダイ38の流出口38aからドープ24を流出することにより、中央部33cと側部33sとの両方の上に流延膜39が形成される。これにより、流延膜39が形成される流延領域Acは、一方の溶接部33wと他方の溶接部33wとを含むように、一方の側部33sから他方の側部33sに亘る。なお、バンド33の流延面の両側は、流延膜39が形成されずに露呈する非流延領域Anである。
このように流延領域Acを設定すると、流延膜39のうち溶接部33w上にある領域は、他の領域と比べて盛り上がっているなどして、厚みが異なっている。この幅方向における厚みの不均一さは、目視では認められないほど極わずかなものである。流延膜39の溶接部33w上の領域と他の領域との厚みの差の不均一さは、バンド33の溶接部33wのごくわずかな盛り上がりや、この盛り上がりによるドラムとの接触圧の変動などに起因する。溶接部33wのごくわずかな盛り上がりは、溶接後に研磨等の後処理をしても認められる。
図3に示すように、流延膜39は、バンド33の側部33sの一方から他方にわたる範囲に形成されるので、溶接部33w上にも形成されることになる。溶接部33wは、略一定の幅をもつ。溶接部33wの幅は、極めて精度良くバンド33を製造した場合であっても、10mm程度である。ただし、バンド33の精度によっては、溶接部33wの幅が、長手方向で不均一になっていたり、10mmよりも大きくなっていたりする場合もある。この溶接部33wは、バンド33を製造するにあたり側部33sと中央部33cとを溶接する際に、溶接ビードとして形成される領域である。流延膜39のうち、溶接部33w上に形成される領域を、溶接部上領域39wと称する。
なお、図3において、実際の比率にて各部を表示すると、溶接部33w、溶接部上領域39w、溶接部上領域25wは表示が困難となるため、これらの各幅を、バンド33、流延膜39、フィルム25の幅に対して誇張して大きく描いてある。
図1に示すように、流延装置11には、乾燥した気体を送り出すダクト44が、バンド33の走行路に沿って複数並んで設けられる。各ダクト44には、乾燥した気体を流出する流出口(図示せず)がバンド33の走行路に対向してそれぞれ複数設けられている。これにより、ダクト44に気体が供給されると、ダクト44の流出口から流延膜39に向けて乾燥気体が送り出され、流延膜の乾燥がすすむ。
ダクト44は、それぞれ送風機(図示せず)に接続する。送風機はダクト44に気体を供給する。送風機には、複数のダクト44のそれぞれへ供給する気体の温度、湿度、流量を独立して制御する送風コントローラ(図示せず)が接続する。ダクト44からの気体は、例えば加熱された温風であり、この温風により流延膜39を加熱する。流延膜39の温度は、この温風の温度及び流量の制御と、ドラム34,35の温度制御とにより、調整される。
製造速度を向上するために、剥取ローラ43に向かう流延膜39は、第2ドラム35及びバンド33により加熱される。また、流延位置PCでは、バンド33が過度に昇温することがないように、第1ドラム34によりバンド33が冷却される。このため、各ドラム34,35は図示しない温度調節装置により温度制御される。
流延膜39を、第1テンタ13への搬送が可能な程度にまで乾燥を進めて固くしてから、溶剤23を含む状態でバンド33から剥がす。流延膜39をバンド33から剥がす剥取位置に対向して、剥取ローラ43が配される。剥取ローラ43によりフィルム25が支持されることにより、剥取位置が一定に保持される。
剥ぎ取られた流延膜39、すなわちフィルム25は、第1スリッタ12を経て、第1テンタ13に案内される。第1スリッタ12は、フィルム25の搬送路の両側に設けられる。第1スリッタ12は、フィルム25の両側縁部を長手方向に連続的に裁断し、波状に変形した両側縁部を切除する。なお、第1スリッタ12は必要に応じて設けられるものであり、両側縁部の変形が第1テンタ13のクリップ28による把持に悪影響を与えない範囲である場合には、第1スリッタ12でフィルム25の両側を裁断することなく、そのまま第1テンタ13に送ってもよい。
第1テンタ13は、フィルム25をクリップ28で保持して長手方向(A方向)に搬送しながら、幅方向(B方向)への張力を付与し、フィルム25の幅を拡げる。第1テンタ13は、上流側から順に、予熱エリア、延伸エリア、及び緩和エリアに分けられている。なお、緩和エリアは無くてもよい。
第1テンタ13は、1対のレール(図示無し)及びチェーン(図示無し)を備える。レールはフィルム25の搬送路の両側に設置される。これらレールの間隔は、予熱エリアでは一定であり、延伸エリアでは下流に向かうに従って次第に広くなり、緩和エリアでは一定である。なお、緩和エリアのレール間隔は、下流に向かうに従って次第に狭くなるようにしてもよい。
チェーンは、原動スプロケット及び従動スプロケット(図示無し)に掛け渡され、レールに沿って案内される。複数のクリップ28は、チェーンに所定の間隔で取り付けられている。原動スプロケットの回転により、クリップ28はレールに沿って循環移動する。
クリップ28は、第1テンタ13の入口近傍で、案内されてきたフィルム25の保持を開始し、出口に向かって移動して、出口近傍で保持を解除する。保持を解除したクリップ28は再び入口近傍に移動して、新たに案内されてきたフィルム25を保持する。
予熱エリア、延伸エリア、緩和エリアは、ダクト45からの乾燥風の送り出しによって空間として形成されており、これらに明確な境界はない。ダクト45はフィルム25の搬送路の上方に設けられる。ダクト45は、乾燥風を送り出すスリットを有し、送風機(図示無し)から供給される。送風機は、所定の温度や湿度に調整した乾燥風をダクト45に送る。この第1テンタ13で、フィルム25は搬送されながら、ダクト45からの乾燥風により乾燥される。
ローラ乾燥装置16には、温調機(図示無し)が備えられる。温調機は、ローラ乾燥装置16の内部から、ローラ乾燥装置16の内部の雰囲気が案内されてくると、この気体の温度や湿度等を調節して、ローラ乾燥装置16の内部へと送る。これにより、ローラ乾燥装置16の内部の雰囲気は、温度や湿度などが調節される。ローラ乾燥装置16では、多数のローラ30にフィルム25が巻き掛けられて搬送され、この搬送の間に、フィルム25から溶剤23が蒸発する。
第2テンタ17は、第1テンタ13と同様の構造を有する。第2テンタ17に設けられるダクト32は、スリット(図示せず)から、所定の温度に加熱された乾燥風を流出し、フィルム25に向かって流れる。第2テンタ17は、フィルム25を延伸する。この延伸により、所望の光学特性を有するフィルム25となる。得られるフィルム25は、例えば、液晶ディスプレイ用の位相差フィルムとして利用される。なお、製造目的とするフィルム25の光学特性によっては、第2テンタ17は用いなくてもよい。
第2テンタ17の下流の第2スリッタ18は、フィルム25を長手方向に連続的に裁断する。第2スリッタ18は、フィルム25の搬送路の両側に配される。これにより、第2スリッタ18は、フィルム25が案内されてくると、第1テンタ13や第2テンタ17の各クリップ28,32による保持跡を含む各側部を切除する。側部を切除したフィルム25は巻取装置19に送られ、ロール状に巻き取られ、フィルムロール27となる。
以上のように、流延膜39は、二点鎖線で示す剥取位置PPで剥ぎ取られてから、搬送され、第1スリッタ12、第1テンタ13、第2テンタ17、第2スリッタ18により、各種の処理が施される。これらの処理により、フィルム25にはA方向やB方向へ張力が付与されたり、B方向の側端部が切り取られたりする。これにより、剥取位置PPで剥ぎ取られてから巻取装置19で巻き取られるまでに、フィルム25は、長手方向に伸びたり、乾燥して幅方向で収縮したり、幅方向で延伸されて拡幅したり、切除により幅が狭くされたりする。
このため、流延膜39とフィルム25との幅は異なる場合が通常である。これに対応して、流延膜39の幅方向における溶接部上領域39wの位置や幅W39と、フィルム25の幅方向における溶接部上領域25wの位置や幅W25とは互いに異なる場合が通常である。しかし、このようにして得られるフィルム25を巻取装置19で巻き芯26に巻き取ると、芯方向の一定位置に、溶接部上領域25wが位置してしまい、黒筋故障が発生する。
本実施形態では、図4に示すように、流延装置11のバンドエッジ位置(以下、BEPと称する)制御ユニット51の一部の機能を用いて、BEPを幅方向に一定振で変動させる強制微量蛇行を行う。BEP制御ユニット51は、本来の目的は、BEPセンサ52によりBEPを検出してバンド33の蛇行を一定範囲内に抑え、バンド33の幅方向の略一定位置に流延膜39を形成する。
BEP制御ユニット51は、BEPセンサ52、第2ドラム回転軸傾斜部53、BEPコントローラ54を有する。BEPセンサ52は、流延位置近くのBEPを検出する。第2ドラム回転軸傾斜部53は、第2ドラム回転軸35aの両端に設けられる各軸受60をA方向に個別に移動させるシフト機構61を有する。このシフト機構61による各軸受60の個別移動によって、第2ドラム35は第1ドラム回転軸34aと第2ドラム回転軸35aとを含む水平面内で幅方向基準線BL1に対して傾斜する。この傾斜角度θ1に応じて、バンド33は第1ドラム34上でB方向に移動する。
BEPセンサ52は、BEPを常に検出しており、このBEPが変動することがないように、各シフト機構61を作動させて、第2ドラム35の傾斜角度θ1を制御する。BEPを一定位置に保持する制御は、一般的に行われている周知の蛇行防止制御である。具体的には、BEP目標値に対してのずれ量をBEPセンサ52で検出し、このずれ量に応じてBEP目標値になるように、第2ドラム回転軸35aを傾斜するように、各シフト機構61を制御する。
図5は、第2ドラム回転軸35aの傾斜角度θ1と、この傾斜角度θ1のときのバンドが単位長さ走行したときのBEPを示したものである。第2ドラム回転軸35aの傾斜角度θ1が0.1°以内という傾斜角度θ1のときには、BEPの変化が線形(比例)であることが分かる。したがって、BEP目標値に対してずれ量が検出されたときには、図5の関係からずれ量に対応する第2ドラム回転軸35aの傾斜角度θ1を求め、この傾斜角度θ1になるように各シフト機構61を作動させることにより、ずれを修正することができる。
図4に示すように、強制微量蛇行制御では、BEP制御ユニット51の第2ドラム回転軸35aの傾斜角度変更制御を利用して、流延位置におけるバンド33を一定幅でB方向に移動させる。一定幅(蛇行幅)は、本実施形態では、溶接部33wのバンド幅方向における幅W33と略同じの10mmにしている。
BEPコントローラ54は、強制蛇行量設定部55を有する。強制蛇行量設定部55は、蛇行幅と例えば正弦波形(サインカーブ)に基づいて、強制微量蛇行制御における蛇行量を求める。例えば、バンドが1周する間に、0°から360°のサインカーブにより決定した強制蛇行のための蛇行量をBEPコントローラ54の目標設定値に対して加算する。BEPコントローラ54では、蛇行量が加算されて修正された目標設定値により蛇行制御を行う。従って、突発的に発生するような蛇行を抑えながら、溶接部33wの幅W33を振幅とする強制的な微量蛇行制御が行われる。
このバンド33の一定振幅Amによる変動(強制微量蛇行)によって、結果として一定振幅Amで蛇行したバンド33上に流延膜39が形成される。これにより、バンド33の強制微量蛇行に対応して、図6に示すように、フィルム25上の溶接部上領域25wも同じ波長WL、波高WH(=2・Am)で蛇行することになる。なお、厳密にはフィルム25はA方向及びBEP方向での伸縮や両側縁部の切除などによって、流延膜39の波長WLや波高WHとは異なるものになっている。
図6では、溶接部上領域25wの蛇行が判るように、フィルム25のA方向長さに対して、B方向長さ(幅)を誇張し、大きく描いている。実際には、強制蛇行の波長WLはバンド33の周長に対応している。このように溶接部33wの蛇行に対応して、この上に形成される流延膜39の溶接部上領域39wも同じように蛇行する。したがって、この流延膜39を乾燥させてフィルム25として巻芯に巻き取るときに、フィルム25の溶接部上領域25wが波高WHで蛇行した状態で、フィルムロールとして巻き取られる。このため、従来のように、一直線上の縦溶接線対応部分と異なり、黒筋故障が発生することがなくなる。
各スリッタ12,18では、フィルムの両側縁部をスリット状に裁断し、フィルムを一定幅に形成する。このとき、強制微量蛇行によって例えばサインカーブ状に両側縁部が形成されていても、スリッタにより両側縁部が直線状に切り落とされる。
なお、スリッタによりフィルムの両側縁部は直線状に形成されていても、蛇行した縦溶接線上に形成された溶接部上領域は強制微量蛇行の影響を受けて蛇行した状態となっている。このため、巻き芯26にフィルム25を巻き取ったときに、巻き芯26の一定個所に溶接部上領域25wが集中することがなくなり、強制微量蛇行の一定振れ幅で溶接部上領域25wが分散されて巻き取られるため、黒帯故障が発生することがなくなる。
図7は、微量蛇行補正量として正弦波形を用いたときの、第2ドラム回転軸の傾斜角度の推移と、これに対応したエンドレスバンド33の第1ドラム34上におけるBEPの推移とを示している。なお、図7では、蛇行が発生することがない理想状態でのものとして表示している。実際には、乾燥風による温度分布がバンド幅方向で均一でないことなどに起因して、エンドレスバンドは突発的に蛇行が発生する。
図8は、微量蛇行補正量として三角波形を用いたときの、第2ドラム回転軸傾斜部53による傾斜角度θ1と、このときの流延位置におけるBEPシフト量との対応関係を示している。この三角波形の場合には、エンドレスバンドの位置は二次関数で変動するため、サインカーブに比べて、BEPの変動が急に起きる、傾斜角度θ1の振幅の割りにエンドレスバンドの位置の振幅は小さくなる等の不利な点がある。
強制蛇行による振幅をもった変位の周期は、走行するバンド33が半周する時間以上2周する時間以下であることが好ましい。半周する時間未満のように周期が短すぎるとバンド33にダメージを与える可能性があり、2周する時間を超えるように周期が長すぎると、オシレートの効果が減少してしまい、共に好ましくない。本実施形態では変位の周期をバンド33が1周する時間としている。バンド33が1周する時間は、バンド33の周長及び走行速度から求めることができる。したがって、フィルム25の溶接部上領域25wの位置が、バンド33の1周する時間で得られる長さを周期として幅方向で振幅する変位量をもったフィルムロールが得られる。これにより、フィルムロールにおける黒い筋の発生が、より確実に防止される。
なお、溶接部上領域39wのB方向における変位の振幅は、溶接部上領域39wの幅W39に応じて変えてもよい。具体的には、溶接部上領域39wの幅W39が大きいほど、溶接部上領域39wのB方向における変位の振幅を大きくする。これは、溶接部33wがバンド33の長手方向に伸びた略直線にある場合には、特に有効である。溶接部33wがバンド33の長手方向に伸びた略直線であるとは、B方向における溶接部33wの振幅が約2mm以内である場合を言う。
本実施形態では、ドープ24のポリマー成分をセルロースアシレート22とする場合を示しているが、セルロースアシレート22とは異なるポリマーをドープ24のポリマー成分としても、本発明は十分効果がある。例えば、溶液製膜によりフィルムを製造することができる公知のポリマーであれば、環状ポリオレフィン等がポリマー成分として挙げられる。
また、セルロースアシレート22は特に限定されない。セルロースアシレート22のアシル基は1種類だけでも良いし、あるいは2種類以上のアシル基を有していても良い。アシル基が2種以上であるときは、その1つがアセチル基であることが好ましい。セルロースの水酸基をカルボン酸でエステル化している割合、すなわち、アシル基の置換度が下記式(I)〜(III)の全てを満足するものが好ましい。なお、以下の式(I)〜(III)において、A及びBは、アシル基の置換度を表わし、Aはアセチル基の置換度、またBは炭素原子数3〜22のアシル基の置換度である。
(I) 2.0≦A+B≦3.0
(II) 1.0≦ A ≦3.0
(III) 0 ≦ B ≦2.9
アシル基の全置換度A+Bは、2.20以上2.90以下であることがより好ましく、2.40以上2.88以下であることが特に好ましい。また、炭素原子数3〜22のアシル基の置換度Bは、0.30以上であることがより好ましく、0.5以上であることが特に好ましい。中でも、本発明は、セルロースアシレート22としてセルロースジアセテート(DAC)を用いた場合に特に大きな効果がある。
以下に本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、以下の各実施例は本発明の例として挙げるものである。詳細は実施例にて説明し、本発明に対する比較例については、実施例と異なる条件のみを示す。
図1に示す溶液製膜設備により、ドープ24からフィルム25を製造した。用いたセルロースアシレート22は、セルロースジアセテート(DAC)である。このフィルム25はいわゆるLCDのVA(Vertical Alignment)方式用位相差フィルムとして用いるものである。ドラム34,35の直径は2mである。
SUS316で形成されたバンド33を用いた。各側部33sの幅は150mm、中央部33cの幅は2000mmである。バンド33の周長は100m、厚みは1.5mmである。溶接部33wは、B方向におけるサインカーブ状の蛇行の振幅が2mm以内であり、バンド33の長手方向に略直線であった。
バンド33の周長100mに対応する時間を周期とする振幅10mmの変位で溶接部上領域39wがB方向に変位するように、バンド33をB方向で強制微量蛇行させながら、流延膜39を形成した。この流延膜39をバンド33から剥ぎ取り、第1スリッタ12、第1テンタ13、フィルム乾燥装置16、第2テンタ17、第2スリッタ18で各処理を行い、巻取装置19により巻き取られてフィルムロール27が得られる。
得られたフィルムロールを目視で観察したところ、両側において周方向に延びる黒い筋は認められなかった。
[比較例1]
溶接部上領域39wをB方向で変位させることなく、つまり、バンド33をB方向で往復動させることなく、フィルム25を巻芯66に巻き取った。この他は、実施例1と同じ条件である。
得られたフィルムロール27を目視で観察したところ、両側において周方向に延びる黒い筋が認められた。
10 溶液製膜設備
11 流延装置
24 ドープ
25 フィルム
26 巻き芯
27 フィルムロール
33 バンド
33c 中央部
33s 側部
33w 溶接部
39 流延膜
51 BEP制御ユニット
52 BEPセンサ
53 第2ドラム回転軸傾斜部
54 BEPコントローラ
55 強制蛇行量設定部

Claims (7)

  1. 1対のドラムの周面に掛け巡らされて走行する環状の金属製バンドに、ポリマーが溶剤に溶解したドープを流延して流延膜を形成し、流延膜をバンドから剥がして乾燥しフィルムとし、このフィルムをロール状に巻き取る溶液製膜方法であって、
    前記バンドは、中央部とこの中央部の両側端に溶接で一体化される側部とを備え、
    前記中央部よりも広い幅で前記ドープを流延して、前記中央部上及び前記側部上に流延膜を形成し、
    前記バンドを幅方向で一定の振幅を持って変位させる強制蛇行を行うことを特徴とする溶液製膜方法。
  2. 前記バンドの一定の振幅は、このバンドの走行方向に伸びた溶接部上で形成される流延膜の溶接部上領域のフィルム幅方向における幅以上であることを特徴とする請求項1記載の溶液製膜方法。
  3. 前記1対のドラムは、ドープ流延位置に近い第1ドラムと、ドープ流延位置から遠い第2ドラムであり、
    これら第1ドラムの回転軸と第2ドラムの回転軸を含む平面上で、前記第2ドラムの回転軸を前記バンドの幅方向で傾斜させて、前記バンドを幅方向に変位させることを特徴とする請求項1または2記載の溶液製膜方法。
  4. 前記第2ドラムの回転軸の傾斜角度を正弦波形または三角波形により変動させることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の溶液製膜方法。
  5. 前記バンドの変位の周期は、前記バンドが半周する時間以上2周する時間以下であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の溶液製膜方法。
  6. 前記第2ドラムの回転軸の傾斜角度を変更して前記ドープの前記バンドに対する流延位置におけるバンドエッジ位置を一定に保持するバンドエッジ位置制御部を用い、前記第2ドラムの回転軸の傾斜角度を変更することを特徴とする請求項3から5いずれか1項記載の溶液製膜方法。
  7. 1対のドラムと、前記ドラムに掛け巡らされて回転走行し、中央部、この中央部の両側端に溶接で一体化された1対の側部を有する環状の金属製バンドと、ポリマーが溶剤に溶解したドープを、前記両側部を含む前記バンド上に流延して流延膜を形成する流延ダイと、前記流延膜から溶剤を蒸発させて乾燥する流延膜乾燥部と、前記流延膜乾燥部で乾燥される流延膜を前記バンドから剥ぎ取る剥取ローラと、前記流延ダイに近い側のドラムを第1ドラムとし、他方を第2ドラムとし、これら第1ドラムの回転軸と第2ドラムの回転軸を含む平面上で、第2ドラムの回転軸を傾斜させて、前記バンドをこのバンドの幅方向で一定の振幅を持って変位させるドラム回転軸傾斜部とを備えることを特徴とする溶液製膜設備。
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