JP2013252261A - 噴霧デバイス用の液体カートリッジ、液体カートリッジパッケージ、噴霧デバイス及び噴霧デバイス用のメッシュ付容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体カートリッジ100は、一端が開口する液体収容部112を有する容器部110と、液体収容部112の開口を覆うように容器部110の一端側に配設されたメッシュ部材120とを備えている。メッシュ部材120は複数の貫通孔122を有し、複数の貫通孔122は液体収容部112の開口が存在する領域に位置している。液体収容部112には液体130が収納されている。メッシュ部材120に、噴霧デバイス1000側と電気的に接続されるとともに液体収容部112内に収容された液体130を霧化するための振動付与部170を設けている。
【選択図】図6
Description
本発明の一実施形態に係る液体カートリッジの理解を容易にするために、まず噴霧デバイス(ミスト発生器)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る噴霧デバイスの概略構成図である。以下で説明する噴霧デバイスは、設置場所を固定して利用するものであってもよいし、使用者が携帯して任意の場所で利用するものであってもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る液体カートリッジを構成するメッシュ付容器について説明する。図3(A)〜(B)は、本発明の一実施形態に係るメッシュ付容器の断面図である。
容器部110は、液体130を収容可能な内室である液体収容部112を備える。液体収容部112は一端が開口し、液体収容部112で保持された液体130が該開口を通じて容器部110外に導かれる。また、容器部110は、液体収容部112の外周に設けられたフランジ部114を有しており、このフランジ部114を介して容器部110とメッシュ部材120が接合されている。容器部110の材質に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)などの樹脂、ガラス、シリコンなどの半導体、アルミニウムなどの金属等、又はこれらの積層体などを用いることができる。材質が樹脂である場合には、射出成形、熱成形などの公知の手法で作製可能であり、また材質がガラス、半導体、又は金属等である場合には、機械加工、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加工技術などの公知の手法で作製可能である。なかでも、使い捨て利用する場合には、コスト及び生産性の観点から樹脂を用いることが好ましい。
メッシュ部材120は、液体収容部112の開口を覆うように容器部110の一端側に配設される。メッシュ部材120には多数の貫通孔122が形成されており、多数の貫通孔122は液体収容部112の開口が存在する領域(開口領域113)に位置する。メッシュ部材120の材質に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリプロプレン(PP)の単層又はこれら積層体とすることができる。メッシュ部材120の厚さに制限はなく、材質に応じて適切な剛性を得られるように設定するとよい。具体的な数値を挙げると、例えば、10μm〜10mmの範囲で設定するとよい。
振動付与部170は、上述したように噴霧デバイス1000の端子部1070(図1)に接続され、電源部1030からの電力によりメッシュ部材120に振動を加え、液体カートリッジ100に格納された液体130を霧化する機能を有する。また、振動付与部170は、メッシュ部材120又は容器部110に設けられており、例えば、メッシュ部材120の表面又は裏面のうち貫通孔122が設けられた領域の周囲に位置していても良い。さらに振動付与部170は、例えば円環状または多角形環状からなる平面形状を有していても良い。このような振動付与部170としては、例えばフィルム圧電素子等の圧電素子を挙げることができる。
上記メッシュ付容器の液体収容部に液体が充填されることにより、液体カートリッジが構成される。以下では、図6〜図8を参照して液体カートリッジについて説明を行う。
ところで、液体カートリッジの少なくとも1以上をパッケージ用袋内に密閉し、液体カートリッジパッケージとしてもよい。図9は、本発明の一実施形態に係る液体カートリッジパッケージの斜視図である。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
100 液体カートリッジ
110 容器部
112 液体収容部
113 開口領域
114 フランジ部
120 メッシュ部材
122 貫通孔
130 液体
150 シール部材
170 振動付与部
171 保護フィルム
173 撥液領域
175 隔壁
500 液体カートリッジパッケージ
510 パッケージ用袋
1000 噴霧デバイス
1010 筐体
1015 噴霧口
1030 電源部
1040 入力部
1050 制御部
1060 配線部
1070 端子部
Claims (14)
- 噴霧デバイス用の液体カートリッジであって、
一端が開口する液体収容部を有する容器部と、
前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の前記開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備え、
前記液体収容部に液体が収納され、
前記メッシュ部材又は前記容器部に、前記噴霧デバイス側と電気的に接続されるとともに前記液体収容部内に収容された前記液体を霧化するための振動付与部を設けたことを特徴とする液体カートリッジ。 - 前記振動付与部は、前記メッシュ部材の裏面側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体カートリッジ。
- 前記振動付与部は、前記容器部のうち前記メッシュ部材の前記貫通孔に対向する部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体カートリッジ。
- 前記振動付与部は、前記メッシュ部材の表面側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体カートリッジ。
- 前記振動付与部の表面を覆って保護層が設けられていることを特徴とする請求項4記載の液体カートリッジ。
- 前記メッシュ部材の表面のうち、少なくとも前記貫通孔が設けられた領域と前記振動付与部との間に撥液領域が設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の液体カートリッジ。
- 前記メッシュ部材の表面のうち、前記貫通孔が設けられた領域と前記振動付与部との間に、前記メッシュ部材から突出する隔壁が設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の液体カートリッジ。
- 前記メッシュ部材の表面に前記開口領域を覆うシール部材を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の液体カートリッジ。
- 噴霧デバイス用の液体カートリッジであって、
一端が開口する液体収容部を有する容器部と、
前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の前記開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備え、
前記液体収容部に液体が収納され、
前記メッシュ部材又は前記容器部に、前記噴霧デバイス側と電気的に接続されるとともに前記液体収容部内に収容された前記液体を吐出するためのエネルギー伝達部を設けたことを特徴とする液体カートリッジ。 - 請求項1〜9のいずれか1項記載の少なくとも1以上の液体カートリッジと、
前記少なくとも1以上の液体カートリッジを密閉する袋とを有することを特徴とする液体カートリッジパッケージ。 - 噴霧口を有する筐体と、
前記筐体内に配置された、請求項1〜8のいずれか1項記載の液体カートリッジと、
前記液体カートリッジの前記振動付与部に接続され、前記振動付与部に電源を供給する電源部と、を備え、
前記振動付与部によって霧化された前記液体が、前記噴霧口を通じて噴霧されることを特徴とする噴霧デバイス。 - 噴霧口を有する筐体と、
前記筐体内に配置された、請求項9記載の液体カートリッジと、
前記液体カートリッジの前記エネルギー伝達部に接続され、前記エネルギー伝達部に電源を供給する電源部と、を備え、
前記エネルギー伝達部によって吐出された前記液体が、前記噴霧口を通じて吐出されることを特徴とする噴霧デバイス。 - 噴霧デバイス用のメッシュ付容器であって、
一端が開口する液体収容部を有する容器部と、
前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の前記開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備え、
前記メッシュ部材又は前記容器部に、前記噴霧デバイス側と電気的に接続されるとともに前記液体収容部内に収容される液体を霧化するための振動付与部を設けたことを特徴とするメッシュ付容器。 - 噴霧デバイス用のメッシュ付容器であって、
一端が開口する液体収容部を有する容器部と、
前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の前記開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備え、
前記メッシュ部材又は前記容器部に、前記噴霧デバイス側と電気的に接続されるとともに前記液体収容部内に収容される液体を吐出するためのエネルギー伝達部を設けたことを特徴とするメッシュ付容器。
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