JP2013141532A - 噴霧デバイス用の液体カートリッジ、液体カートリッジパッケージ、噴霧デバイス及び噴霧デバイス用の液体カートリッジの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体カートリッジ100は、一端が開口する液体収容部112を有する容器部110と、液体収容部112の開口を覆うように容器部110の一端側に配設されたメッシュ部材120とを備えている。液体カートリッジ100を製造する際、まず容器部110とメッシュ部材120が、各々個別に滅菌処理され、滅菌処理後に容器部110の液体収容部112内に実質的に保存料を含まない液体130が無菌充填される。無菌充填後に容器部110にメッシュ部材120が接合されて一体化される。
【選択図】図1
Description
本発明の一実施形態に係る液体カートリッジの理解を容易にするために、まず噴霧デバイス(ミスト発生器)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る噴霧デバイスの概略構成図である。以下で説明する噴霧デバイスは、設置場所を固定して利用するものであってもよいし、使用者が携帯して任意の場所で利用するものであってもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る液体カートリッジを構成するメッシュ付容器について説明する。図5〜図9は、本発明の一実施形態に係るメッシュ付容器の断面図である。
容器部110は、液体130を収容可能な内室である液体収容部112を備える。液体収容部112は一端が開口し、液体収容部112で保持された液体130が該開口を通じて容器部110外に導かれる。また、容器部110は、液体収容部112の外周に設けられたフランジ部114を有しており、このフランジ部114を介して容器部110とメッシュ部材120が接合されている。容器部110の材質に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)などの樹脂、ガラス、シリコンなどの半導体、アルミニウムなどの金属等、又はこれらの積層体などを用いることができる。後述のように材質が樹脂である場合には、射出成形、熱成形などの公知の手法で作製可能であり、また材質がガラス、半導体、又は金属等である場合には、機械加工、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加工技術などの公知の手法で作製可能である。なかでも、使い捨て利用する場合には、コスト及び生産性の観点から樹脂を用いることが好ましい。
メッシュ部材120は、液体収容部112の開口を覆うように容器部110の一端側に配設される。メッシュ部材120には多数の貫通孔122が形成されており、多数の貫通孔122は液体収容部112の開口が存在する領域(開口領域113)に位置する。メッシュ部材120の材質に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)などの樹脂、ガラス、シリコンなどの半導体等、又はこれらの積層体を用いることができる。後述のように材質が樹脂である場合には、超音波振動溶融法、熱インプリント法などの公知の手法で作製可能であり、また材質がガラス、又は半導体等である場合には、機械加工、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加工技術などの公知の手法で作製可能である。なかでも、使い捨て利用する場合には、コスト及び生産性の観点から樹脂を用いることが好ましい。メッシュ部材120の厚さに制限はなく、材質に応じて適切な剛性を得られるように設定するとよい。具体的な数値を挙げると、例えば、10μm〜10mmの範囲で設定するとよい。
上記メッシュ付容器の液体収容部に液体が充填されることにより、液体カートリッジが構成される。以下では、図9及び図10(A)〜(B)を参照して液体カートリッジについて説明を行う。図9は、本発明の一実施形態に係る液体カートリッジの斜視図である。
ところで、液体カートリッジの少なくとも1以上をパッケージ用袋内に密閉し、液体カートリッジパッケージとしてもよい。図11は、本発明の一実施形態に係る液体カートリッジパッケージの斜視図である。
次に図18(A)(B)および図19により液体カートリッジの製造方法について説明する。まず図18(A)に示すように容器部110を準備する(容器部準備工程)。容器部110は上述のように、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)などの樹脂、ガラス、シリコンなどの半導体、アルミニウムなどの金属等、又はこれらの積層体などを用いることができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
次に、図12〜図17により、噴霧デバイス、液体カートリッジ及びメッシュ付容器の他の実施形態について説明する。
2 滅菌処理ゾーン
3 無菌充填ゾーン
4 一体化処理ゾーン
10 メッシュ付容器
100 液体カートリッジ
110 容器部
112 液体収容部
113 開口領域
114 フランジ部
120 メッシュ部材
122 貫通孔
130 液体
140 接着層
150 シール部材
500 液体カートリッジパッケージ
510 パッケージ用袋
1000 噴霧デバイス
1010 筐体
1015 噴霧口
1020 振動付与部
1030 電源部
1040 入力部
1050 制御部
Claims (15)
- 噴霧デバイス用の液体カートリッジであって、
一端が開口する液体収容部を有する容器部と、
前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備え、
前記液体収容部に液体が収納され、該液体は実質的に保存料を含まないことを特徴とする液体カートリッジ。 - 前記メッシュ部材上に設けられ、前記液体を封止するシール部材を更に備え、
前記シール部材は、前記メッシュ部材から剥離可能であることを特徴とする請求項1記載の液体カートリッジ。 - 前記液体は、化粧水、薬剤、又は芳香剤であることを特徴とする請求項1又は2項記載の液体カートリッジ。
- 噴霧デバイス用の液体カートリッジの製造方法であって、
一端に開口を有する液体収容部を備える容器部と、前記液体収容部の開口を覆うように前記容器部の一端側に配設され、複数の貫通孔が前記液体収容部の開口が存在する領域に位置するように形成されたメッシュ部材と、を備えるメッシュ付容器を準備するメッシュ付容器準備工程と、
前記メッシュ付容器を滅菌処理する滅菌工程と、
滅菌処理された前記メッシュ付容器の前記液体収容部に、実質的に保存料を含まない液体を無菌充填する無菌充填工程と、を備えたことを特徴とする液体カートリッジの製造方法。 - 噴霧デバイス用の液体カートリッジの製造方法であって、
一端に開口を有する液体収容部を有する容器部を準備する容器部準備工程と、
複数の貫通孔が形成されたメッシュ部材を準備するメッシュ部材準備工程と、
前記容器部及び前記メッシュ部材を各々個別に滅菌処理する滅菌処理工程と、
滅菌処理された前記容器部の前記液体収容部に、実質的に保存料を含まない液体を無菌充填する無菌充填工程と、
無菌充填後に、前記液体収容部の開口を覆い、かつ複数の貫通孔が前記液体収容部の開口が存在する領域に位置するように前記メッシュ部材を前記容器部の一端側に配設し、前記容器部と前記メッシュ部材とを一体化する一体化工程と、を備えたことを特徴とする液体カートリッジの製造方法。 - 前記滅菌処理工程は、放射線を照射することにより行われることを特徴とする請求項4又は5記載の液体カートリッジの製造方法。
- 前記滅菌処理工程において放射線としてγ線を用いることを特徴とする請求項6記載の液体カートリッジの製造方法。
- 前記メッシュ部材上に、前記液体を封止するシール部材を配設するシール配設工程を更に備えたことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項記載の液体カートリッジの製造方法。
- 前記容器部及び前記メッシュ部材を内包するパッケージ袋により密閉する密閉工程を更に備えたことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載の液体カートリッジの製造方法。
- 前記液体は、化粧水、薬剤、又は芳香剤であることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項記載の液体カートリッジの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の少なくとも1以上の液体カートリッジと、
前記少なくとも1以上の液体カートリッジを密閉する袋とを有することを特徴とする液体カートリッジパッケージ。 - 噴霧口を有する筐体と、
前記筐体内に配置された、請求項1〜3のいずれか1項記載の液体カートリッジと、
前記液体カートリッジの前記液体収容部内に収容された前記液体を霧化するための振動付与部と、
前記振動付与部に接続され、前記振動付与部に電源を供給する電源部と、を備え、
前記振動付与部によって霧化された前記液体が、前記噴霧口を通じて噴霧されることを特徴とする噴霧デバイス。 - 前記筐体は、少なくとも2つの噴霧口を有し、前記液体カートリッジは、前記各噴霧口に対応する少なくとも2つの液体収容部を有し、各噴霧口は、それぞれ対応する液体収容部に収容された液体を噴霧することを特徴とする請求項12記載の噴霧デバイス。
- 前記筐体は、少なくとも2つの噴霧口を有し、前記筐体内には、少なくとも2つの前記液体カートリッジが配設され、各噴霧口は、それぞれ対応する各液体カートリッジの液体収容部に収容された液体を噴霧することを特徴とする請求項12記載の噴霧デバイス。
- 噴霧口を有する筐体と、
前記筐体内に配置された、請求項1〜3のいずれか1項記載の液体カートリッジと、
前記液体カートリッジの前記液体収容部内に収容された前記液体を吐出するためのエネルギー伝達部と、
前記エネルギー伝達部に接続され、前記エネルギー伝達部に電源を供給する電源部と、を備え、
前記エネルギー伝達部によって吐出された前記液体が、前記噴霧口を通じて吐出されることを特徴とする噴霧デバイス。
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JP2012003349A JP2013141532A (ja) | 2012-01-11 | 2012-01-11 | 噴霧デバイス用の液体カートリッジ、液体カートリッジパッケージ、噴霧デバイス及び噴霧デバイス用の液体カートリッジの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10864542B2 (en) | 2013-12-19 | 2020-12-15 | Koninklijke Philips N.V. | Assembly for use in a liquid droplet apparatus |
CN115137920A (zh) * | 2022-02-10 | 2022-10-04 | 南方科技大学 | 一种疫苗雾化器及其组装方法和口罩 |
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2012
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