JP2000274756A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2000274756A
JP2000274756A JP11073397A JP7339799A JP2000274756A JP 2000274756 A JP2000274756 A JP 2000274756A JP 11073397 A JP11073397 A JP 11073397A JP 7339799 A JP7339799 A JP 7339799A JP 2000274756 A JP2000274756 A JP 2000274756A
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heating
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JP11073397A
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Norihiro Matsuyama
典弘 松山
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーンに加湿し、しかも省エネルギ化を
図る加湿器を提供する。 【解決手段】 霧化用貯水容器部28A内の水面近くの
水を加熱部32で加熱殺菌すると共に、超音波発生部3
0で霧化する。従って、加熱殺菌した水を空気中に放出
して気化させることにより加湿するので、クリーンに加
湿できる。また、加熱殺菌のため高温に加熱した水を霧
化し空気中で気化させるため、加湿器が気化熱に充当さ
れるエネルギを水に与えることを不要とし、省エネルギ
化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中に水分を放
出して湿り気を加える加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加湿器としてスチームファン式の
加湿器が広く用いられている。このタイプの加湿器は、
タンクに貯められている水を蒸発皿へ給水し、蒸発皿を
ヒータで加熱してスチームを発生させ、ファンで吹き上
げて室内の空気中へ送り出し、室内の空気を加湿する。
【0003】上述した加湿器は、水を100℃まで加熱
し、この100℃の熱湯を100℃のスチーム(水蒸
気)に気化させ、室内の空気中へ放出するので、部屋の
温度を下げることなく加湿できる。
【0004】また、水を100℃まで加熱し気化させる
際に、カビや雑菌を殺菌するので、生きたカビや雑菌を
室内の空気中へ飛散させることもなくクリーンに加湿で
きる。
【0005】しかし、水の温度を1℃上げるのに約4.
2J/g(ジュール)の熱量が必要であり、これに加え
て100℃の熱湯を蒸発させ、100℃の水蒸気に気化
させるのに2261kJ/kgの気化熱が必要となる。
よって、消費するエネルギ量が大きくなり、消費電力も
大きくなる。
【0006】そのため従来より、消費電力の小さな加湿
器として、超音波式の加湿器が用いられている。これ
は、タンクに貯められている水を小容器状に構成された
加湿部へ給水して貯水し、この貯水した水を超音波振動
子で振動させたときの共振現象によって水面から霧化す
る。そして水面上に水が霧状になって飛散されているも
のをファンで吹き上げて室内の空気中へ送り出す。この
ように水は霧化されると表面積が極めて大きくなるの
で、室内の空気中で気化し、空気を加湿する。
【0007】しかし、超音波式の加湿器では、水を室温
で霧化するため加熱殺菌されていない水を室内の空気中
へ放出させることになる。なお、上述の加湿器では水を
室温で霧化して室内の空気中へ放出するので、室内の空
気から多量の気化熱を奪うことになる。気化熱は244
1.9kJ/kgと大きいため、室内の空気の温度が低
下してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スチー
ムファン式の加湿器では、気化熱を供給する為、これ以
上の省エネルギ化が困難である。また、超音波式の加湿
器では、霧化する水を殺菌する特別の殺菌装置を設ける
と構造が複雑になり製品が高価になると共に、殺菌装置
を働かす為に多くのエネルギを消費することになるとい
う問題がある。
【0009】本発明は上述した事実を考慮し、クリーン
に加湿でき、しかも省エネルギ化が可能な加湿器を新た
に提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された加湿器は、水を加熱する加熱部と、超音波によっ
て水を霧散させる超音波振動子と、を有し、加熱部によ
って加熱殺菌された水を超音波振動子によって霧化する
ことを特徴とする。
【0011】上述のように構成することにより、加熱殺
菌した水を用いて加湿するので、クリーンに加湿でき
る。また、加熱殺菌のため高温に加熱した水を霧化し空
気中で気化させることになるので、気化熱に充当される
エネルギが不要となり、省エネルギ化を図ることができ
る。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に係る加
湿器において、水を貯留する貯留部を有し、加熱部は貯
留部内であって水の水面付近を加熱する位置に配置され
ることを特徴とする。
【0013】上述のように構成することにより、加熱手
段が貯留部内に貯水された水の水面部分を直接的に、効
率良く加熱できる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2のいずれかに記載の加湿器において、水は加熱部に
よって75℃から90℃に加熱されることを特徴とす
る。
【0015】上述のように構成することにより、加湿器
を効率良く使用可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る加湿
器について,図1乃至図6を参照しながら説明する。図
1の加湿器の概略断面図に示すように,加湿器本体のハ
ウジング10の内部には、主に給水タンク12と、噴霧
部14と、給水タンク12から噴霧部14へ給水する給
水系部16とが設置されている。
【0017】給水タンク12は、出水口18を設けた密
閉容器として構成されている。給水タンク12は、その
出水口18を下にして給水系部16の水面に臨ませた状
態でハウジング10内に取り付けられる。
【0018】給水系部16は、受水トレイ20と、連通
管22とを有する。この受水トレイ20は、水を受ける
盆状に形成されている。また、連通管22は、受水トレ
イ20の最下段の底板の所定部所に一方の管口を開口
し、他方の管口を噴霧部14の底板24に開口する一連
の管として構成されている。さらに、受水トレイ20の
底面上には、フロートセンサ26が立設されている。こ
のフロートセンサ26は、ガイド棒26Bに沿って移動
自在に挿通されたフロート26Aが水に浮く位置によっ
て、受水トレイ20に貯水された水の水面が所定のレベ
ルに在るか否かを検出するよう構成されている。
【0019】図1、乃至図3に示すように、噴霧部14
は主に、ケーシング28に、超音波発生部30と,加熱
部32と、温度センサ34と、ファン装置36とを装着
して構成されている。
【0020】このケーシング28は、略有底円筒状に形
成されている。また、ケーシング28の先端部には、口
径を狭めた細口状の放出口38が形成されている。
【0021】さらに、ケーシング28の底部近くの部分
は、図3に示すような霧化用貯水容器部28Aとして構
成されている。霧化用貯水容器部28Aは、その内部に
水が供給され、水位が給水系部16の所定のレベルに至
った所定容量の貯水状態において、超音波発生部30で
発生された超音波に共振し、水面から霧化するよう構成
されている。
【0022】底板24には、超音波発生部30が配置さ
れている。なお,図1及び図2では、超音波発生部30
が底板24の中心から偏心した位置に配置されている。
これは、底板24の中心部に温度センサ34を配置して
温度センサ34が加熱部32の影響を受けずに環状の加
熱部32から等距離離れた位置で適正な水の温度を計測
できるようにするために、超音波発生部30を温度セン
サ34の設置位置からずらせて配置したためである。よ
って、このような必要性がない場合には、超音波発生部
30を底板24の中心部に配置しても良い。
【0023】この超音波発生部30には、その内部に図
6に示すような超音波振動子40が装着されている。こ
の超音波振動子40は一般的な既存のもので、小円盤状
の圧電セラミック42の両平面部にそれぞれ電極44、
46を配置して構成されている。そして、超音波発生部
30は、超音波振動子40の両電極44、46の間に所
定周波数の高周波電圧を加えることによって、所定周波
数の超音波を発生させるよう構成されている。
【0024】また、霧化用貯水容器部28Aの外周部に
は、加熱部32が配置されている。加熱部32は、環状
に構成された加熱用の電熱コイルである。加熱部32
は、霧化用貯水容器部28Aの外周面に沿って当接しな
がら環状に取り巻くように配置されている。さらに、加
熱部32の配置位置は、霧化用貯水容器部28Aの内部
に所定のレベルまで貯水されたときの水位より下側の近
傍位置に設定されている。これにより、霧化用貯水容器
部28Aに貯水されている水の水面近くの加熱範囲を、
加熱部32が加熱することになる。
【0025】なお、加熱部32が水を加熱する温度を、
75℃から90℃の範囲に設定している。これは、75
℃に加熱すれば、およその殺菌効果が得られるためであ
る。また、90℃を加熱の上限としたのは、加熱部32
で加熱量を制御するのに都合がよいためである。なお、
加熱部32で100℃まで加熱するよう構成しても、加
熱部32の熱量だけで気化させるものでなければ、加熱
部32における省エネルギの効果を得られる。
【0026】また、霧化用貯水容器部28Aでは、超音
波発生部30を駆動して水面近くの水を霧化して徐々に
消費すると、給水系部16により、底板24部分の開口
から室温の水が徐々に供給される。このとき、水面近く
の水は加熱されて比重が軽くなっているので水面部分に
留まり、霧化用貯水容器部28Aの底板24側の室温の
水と対流により混ざることはない。よって、霧化する水
部分だけを効率良く加熱することができる。
【0027】底板24には、温度センサ34が立設され
ている。この温度センサ34は、支持ポール48Aの先
端に設置したセンサ部品48を、霧化用貯水容器部28
A内の水の所定加熱範囲に臨ませるよう構成されてい
る。従って温度センサ34は、霧化用貯水容器部28A
内の水面近くで加熱された水(熱湯)の温度を計測す
る。このため、霧化される水(熱湯)の温度を直接計測
できる。
【0028】図1に示すように、ケーシング28内に貯
水される水の水面と、放出口38との間の所定部所に
は、ファン装置36が取り付けられている。このファン
装置36は、ハウジング10の外部から室内の空気を取
り入れてケーシング28内に送り込み、水面上に霧化さ
れている霧状の水の粒子を放出口38から吹き上げるよ
う構成されている。
【0029】図4のブロック図に示すように、加湿器本
体には、マイクロコンピュータを用いた制御部54が設
けられている。この制御部54には、入出力インターフ
ェース56を介して、フロートセンサ26、温度センサ
34、超音波発生部30、加熱部32、ファン装置3
6、給水ランプ52及び入力手段50が接続されてい
る。
【0030】そして、制御部54は、入出力インターフ
ェース56を介してフロートセンサ26と温度センサ3
4の検出信号を受信する。そして、これらの検出データ
及び入力手段50を使用者が操作したときの指令信号に
基づいて演算処理し、超音波発生部30、加熱部32、
ファン装置36、又は給水ランプ52を制御するよう構
成されている。
【0031】次に、上述のように構成された第1実施形
態に係る加湿器の作用について図5に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0032】フロチャートのステップ58では、電源投
入用のスイッチ(入力手段50)がオンされるまで待機
する。ステップ58でスイッチがオン操作されると、ス
テップ60へ進みフロートセンサ26の検出信号より、
給水タンク12から給水系部16へ給水され水位が所定
レベル以上となっているかを判断する。
【0033】そして、ステップ60で水位が所定レベル
以下と判断されたときは、給水タンク12が空となって
受水トレイ20に十分な水が満たされていない状態なの
で、ステップ62へ進み、給水タンク12に給水してか
ら加湿器のハウジング10内にセットする作業を促すよ
うに,給水ランプ52を点灯する。これと共にステップ
62では、超音波発生部30,加熱部32、及びファン
装置36が動作中の場合には、これらをオフ操作して停
止させ、給水タンク12から給水系部16へ給水され水
位が所定レベル以上となるまで待機する。
【0034】ステップ60で水位が所定レベル以上と判
断されたときは、ステップ64へ進み給水ランプ52が
消燈されているかを判断し、給水ランプ52が消燈され
ている場合にはステップ68へ進む。また、給水ランプ
52が消燈されいない場合には、ステップ66へ進んで
給水ランプ52を消燈してから、ステップ68へ進む。
【0035】ステップ68では、温度センサ34の信号
により、霧化用貯水容器部28A内の水面近くの水が7
5℃以上か否かを判断し、75℃以上の場合にはステッ
プ72へ進み、75℃以下の場合には、ステップ70に
進んで加熱部32をオン操作してから、ステップ72へ
進む。
【0036】次に、ステップ72では、温度センサ34
の信号により、霧化用貯水容器部28A内の水面近くの
水が90℃以下か否かを判断し、90℃以下の場合には
ステップ76へ進み、90℃以上の場合には、ステップ
74に進んで加熱部32をオフ操作してから、ステップ
76へ進む。
【0037】ステップ76では、これまでの動作処理に
より霧化用貯水容器部28A内の水面近くの水が加熱さ
れ殺菌されて霧化に適する状態になっているので、超音
波発生部30を駆動すると共に、ファン装置36を駆動
し、加湿器による加湿動作を実行する。
【0038】次に、ステップ78に進み、電源投入用の
スイッチがオフ操作されるまでステップ58へ戻し、加
湿器による加湿動作を継続する。また、ステップ78で
電源投入用のスイッチがオフ操作されたと判断された場
合には、ステップ80へ進み、超音波発生部30、加熱
部32、ファン装置36、給水ランプ52がオン状態で
あればこれをオフ操作した後制御部の動作を完了する。
【0039】なお、第1実施形態では、超音波発生部3
0における超音波振動子40の出力が一定の場合には、
霧化用貯水容器部28Aから単位時間に霧化されて消費
される水の量が一定となる。よって、霧化用貯水容器部
28A内の水面近くの加熱範囲に単位時間当り供給され
る室温の水の量も一定となるので、霧化用貯水容器部2
8Aの水面近くを75℃から90℃までの間の温度に加
熱しておくための熱量も所定の一定値となる。
【0040】そこで予め加熱部32を、上述の所定の一
定値の加熱量となるように構成しておけば、特に制御し
なくても良好に動作させることができる。このため、上
述のように構成した場合には、図5に示すステップ72
とステップ74との制御動作を省略することができる。
【0041】すなわち、霧化用貯水容器部28A内の水
面近くの温度が75℃以上であれば、予め設定された超
音波振動子40と加熱部32との能力の関係から霧化用
貯水容器部28A内の水面近くの温度が90℃を超えて
上昇し、さらに沸騰することはないので、加熱部32を
オフ操作する制御を不要とできる。
【0042】以上詳述したように、この加湿器によれ
ば、給水タンク12から給水系部16を通じて霧化用貯
水容器部28A内に適正に水が供給されていることを条
件に、加熱部32によって霧化用貯水容器部28A内の
水面近くを加熱して殺菌するとともに、熱量を補給す
る。そして、霧化用貯水容器部28A内の水面近くの加
熱された水(湯)を超音波発生部30で霧化する。次
に、ファン装置36で霧化された暖かい霧状の水をケー
シング28の放出口38から室内の空気中に放出し、加
湿する。
【0043】このとき、加湿器から放出される加熱され
た高温の霧状の水は、加熱殺菌済みであるので、室内の
空気中に生きたカビや雑菌を放出することなくクリーン
に加湿できる。
【0044】また、加湿器から放出された霧状の水が気
化するときに室内の空気から奪う気化熱の量は、放出さ
れた霧状の水を加熱部32で高温に加熱したときの加熱
熱量分だけ削減される。よって、室内の空気を加湿器で
加湿するときに室内の空気の温度が低下することを、従
来の超音波式加湿器に比べて、少なくすることができ
る。
【0045】また、加湿器が水を室温から90℃以下ま
で加熱するときのエネルギは、従来のスチームファン式
の加湿器が水を室温から100℃の熱湯に加熱し、さら
に100℃の水蒸気に気化させるよう気化熱を与えると
きのエネルギの20パーセント程度と小さい。さらに、
加湿器の超音波発生部30を駆動して水を霧化してファ
ン装置36で放出するときのエネルギは、スチームファ
ン式の加湿器の消費エネルギの10パーセント程度と小
さい。以上より、この加湿器によれば、従来のスチーム
ファン式の加湿器に比べて消費エネルギを約3分の1に
削減でき,消費電力を削減する大幅な省エネルギ化を実
現できる。なお、霧化用貯水容器部28A内の水を全部
加熱殺菌するよう構成しても良い。
【0046】次に、本発明の第2実施形態について,図
7乃至図9に基づいて説明する。
【0047】第2実施形態の加湿器は、霧化用貯水容器
部28A内の水中に加熱部を配置するよう構成されてい
る。このため、加熱部82は、一部切欠した環状に形成
され、水中で使用可能に構成された加熱用の電熱コイル
であり、切欠部分の両端からそれぞれリード線84が引
き出されている。
【0048】加熱部82は、リード線84によって霧化
用貯水容器部28Aの内周面に支持されるように取り付
けられている。また、加熱部82は、霧化用貯水容器部
28Aの近傍に沿って、この内周面と同心円となるよう
な位置に配置されている。さらに、この加熱部82の配
置位置は、霧化用貯水容器部28Aの内部に所定のレベ
ルまで貯水されたときの水位より下側の近傍位置に設定
されている。このように加熱部82を配置構成すること
により、霧化用貯水容器部28Aに貯水されている水の
水面近くの加熱範囲を、加熱部82が直接加熱して水面
の中央部分の近傍にある水を効率良く迅速に昇温でき
る。
【0049】また、超音波発生部30は、底板24の中
央に配置され、この超音波発生部30が加熱部82の輪
の中央部の直下に位置するように設定されている。この
ように超音波発生部30を配置することにより、超音波
振動子40を駆動した際、霧化用貯水容器部28A内に
貯水されている水を加熱部82に邪魔されることなく良
好に共振させ、水面から霧化させることができる。
【0050】さらに、温度センサ34は、霧化用貯水容
器部28Aの内周壁面上における加熱部82から底板2
4側へ少し下がった位置で、加熱部82を支える一対の
リード線84の間に対応する位置に、固定して設置され
ている。このように温度センサ34を配置することによ
り、霧化用貯水容器部28Aに貯水されている水の水面
近くの加熱範囲の水温を的確に測定することができる。
【0051】前述のように構成した第2実施形態の加湿
器では、霧化用貯水容器部28A内に貯水されている水
を水中の加熱部82で直接に加熱するので、加熱部82
から出る熱が空気中に逃げないようにし、水を直接加熱
するように使用されるため加熱効率を向上できる。さら
に、加熱部82は、霧化用貯水容器部28Aの丸い水面
の下に、霧化用貯水容器部28Aの内周面から等距離を
置いた中間位置に配置されるので、水面近くの水を満遍
なく加熱することができる。すなわち、本加湿器によれ
ば霧化用貯水容器部28Aに貯水されている水の水面近
くの加熱範囲の水温を平均化することができる。
【0052】なお、第2実施形態における以上説明した
以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施形態と
同様であるので、その説明を省略する。また、第1実施
形態,又は第2実施形態において、必要に応じて、加熱
部32、82を霧化用貯水容器部28Aの水面より下の
中間又は底板24側の位置に配置しても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波により霧化される水を加熱殺菌するので、クリーン
に加湿でき、しかも省エネルギ化できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1に示す加湿器の全体の概略構成を示す断面
図である。
【図2】図1に示す加湿器の全体の概略構成を示す平面
図である。
【図3】図1に示す加湿器の霧化用貯水容器部の部分を
取り出して示す要部斜視図である。
【図4】図1に示す加湿器の制御系の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示す加湿器の制御系の動作を示すフロチ
ャートである。
【図6】図1に示す加湿器に用いる超音波振動子を取り
出して示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る加湿器の霧化用貯
水容器部の部分を取り出して示す要部縦断面図である。
【図8】図7に示す容器部の要部断面平面図である。
【図9】図7に示す容器部の部分を取り出して示す要部
斜視図である。
【符号の説明】
14噴霧部 16給水系部 20受水トレイ 24底板 26フロートセンサ 28ケーシング(貯留部) 28A 霧化用貯水容器部(貯留部) 30超音波発生部 32加熱部 34温度センサ 36ファン装置 38放出口 40超音波振動子 48温度センサ 50送風ファン 52給水ランプ 54制御部 82加熱部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱する加熱部と、 超音波によって前記水を霧散させる超音波振動子と、を
    有し、 前記加熱部によって加熱殺菌された前記水を前記超音波
    振動子によって霧化することを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 前記水を貯留する貯留部を有し、前記加
    熱部は前記貯留部内であって前記水の水面付近を加熱す
    る位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の加
    湿器。
  3. 【請求項3】 前記水は前記加熱部によって75℃から
    90℃に加熱されることを特徴とする請求項1又は請求
    項2のいずれかに記載の加湿器。
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