JP2013250332A - 現像装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 回動可能に支持された現像剤規制部材にシール部材の反発力が付与された場合、シール部材の反発力が変化することによって現像ローラに対する現像ブレードの押圧力が変化してしまうという課題がある。
【解決手段】 現像装置4は回転可能に支持された現像剤規制部材21と、現像剤収容室に収容された現像剤が漏れるのを規制するために枠体18と現像剤規制部材21の間に圧縮されて配置されるシール部材25を有する。ここでシール部材25と接触する現像剤規制部材21の接触面に、接触面と垂直な方向から現像剤規制部材21の回転中心zを投影した際、接触面に投影された回転中心z1は、シール部材25と重なることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置に用いられる現像装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
電子写真プロセスを用いたプリンタ等の画像形成装置は、像担持体としての電子写真感光体(以下、単に「感光体」ともいう)を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体を選択的に露光することによって、感光体上に静電像を形成する。次いで、感光体上に形成された静電像を、現像剤としてのトナーを帯電させ、静電効果により静電像に付着させることによりトナー像として顕像化する。そして、感光体上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させ画像記録を行う。
トナーを帯電させる手段としては、例えば、現像ローラ上に付着されるトナーを均一で所定の厚さに規制すると同時にトナーを帯電させる現像ブレードが現像装置に配備される。現像ローラ上のトナー量やトナーの帯電量を安定させるためには、現像ブレードの現像ローラに対する押圧力を安定に保つことが重要である。これまでには、現像ブレードを現像ローラに押圧する手段として、様々な方法および装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、現像ブレードを回転可能に支持し、回転支点を中心としたモーメントを付加することによって現像ブレードを現像ローラに対して押圧する現像装置が記載されている。
また、特許文献2では、現像ブレードを回転可能に支持し、現像ローラと現像ブレードとの間に電位差を発生させ、静電吸着力によって現像ブレードを現像ローラに対して押圧する現像装置が記載されている。
特開平10−239991 特開2009−31345
ところで、像形成装置に使用されるプロセスカートリッジにおいて、トナー漏れを防止することは画像品質およびユーザビリティーの向上において重要である。前述したような回動可能に支持された現像ブレードの構成に対しては、現像装置と現像ブレードの間からのトナー漏れを抑制するために現像ブレードと接触して配置されるシール部材が一般的に必要である。
しかしながら、回動可能に支持された現像ブレードにシール部材の反発力が付与された場合、シール部材の反発力は現像ブレードの回転中心を中心とした力のモーメントとして、現像ブレードの規制力へと加わってしまう。ところが、シール部材は一般的に弾性部材で構成され、長期期間経過するとクリープ(一定の力を受け続けることで、変形すること)により反発力が減少する。結果として、現像ブレードのトナー規制が長期間に渡って安定しないという課題がある。本発明は、上記のような課題を解決したものである。
本発明の目的は、現像ブレードによる現像ローラへのトナー規制を長期間に渡って安定させることができる現像装置およびプロセスカートリッジを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、
画像形成装置で用いられる現像装置において、
像担持体に形成された静電潜像を現像するために、現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接し、前記現像剤担持体に担持された現像剤の量を規制する、回転可能に支持された現像剤規制部材と、
現像剤収容室を形成する枠体と、
前記現像剤収容室に収容された現像剤が漏れるのを規制するために前記枠体と前記現像剤規制部材の間に圧縮されて配置されるシール部材と、
前記現像剤規制部材にモーメントを加えることによって、前記現像剤規制部材を前記現像剤担持体に対して圧接させる付勢手段と、
を有し、
前記シール部材と接触する前記現像剤規制部材の接触面に、前記接触面と垂直な方向から前記現像剤規制部材の回転中心を投影した際、投影された前記回転中心は前記シール部材と重なることを特徴とする。
本発明によれば、長期間に渡って現像剤規制部材によって現像剤担持体に担持されるトナーの量を安定的に規制することが可能となる。
本発明に係る現像装置の概略断面図。 本発明に係る画像形成装置本体の概略断面図。 本発明に係るプロセスカートリッジの概略断面図。 本発明に係る現像ブレードに作用する力を示した現像装置の概略断面図。 本発明に係る揺動支点軸の設定位置について説明する概略図。 本発明に係る現像ブレードの先端部形状について説明する概略図。 現像ブレードに作用する力を示した現像装置の概略断面図。
以下、本発明における実施形態について図面に則して更に詳しく説明する。
[電子写真画像形成装置]
先ず、本実施例のプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置について図2および図3を参照して説明する。図2は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図であり、図3は本実施例のプロセスカートリッジ7の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材12(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーンナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成部を有する。本実施例では、第1〜第4の画像形成部は、第1から第4のプロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kとして鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
尚、本実施形態では、第1〜第4の画像形成部の構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
即ち、本実施形態では、画像形成装置100は、複数の像担持体として、鉛直方向と交差する方向に並設された4個のドラム型の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、図示矢印A方向(時計方向)に図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段としての帯電ローラ2、画像情報に基づきレーザーを照射して感光体ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段としてのスキャナユニット(露光装置)3が配置されている。又、感光体ドラム1の周囲には、静電像をトナー像として現像する現像手段としての現像ユニット(現像装置)4、転写後の感光体ドラム1の表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去するクリーニング手段としてのクリーニング部材6が配置されている。更に、4個の感光体ドラム1に対向して、感光体ドラム1上のトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。感光体ドラム1の回転方向において、帯電ローラ2による帯電位置、スキャナユニット3による露光位置、現像ユニット4による現像位置、中間転写ベルト5へのトナー像の転写位置、クリーニング部材6によるクリーニング位置は、この順番で設けられている。
尚、本実施形態では、現像ユニット4は、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、トナーを用いる。又、本実施形態では、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ(後述)を感光体ドラム1に対して接触させて反転現像を行うものである。即ち、本実施形態では、現像ユニット4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム1上の露光により電荷が減衰した部分(画像部、露光部)に付着させる。これにより感光体ドラム1上に形成された静電像(静電潜像)を現像する。
本実施形態では、感光体ドラム1と、感光体ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像ユニット4及びクリーニング部材6は、一体的にカートリンジ化されて、プロセスカートリッジ7を形成している。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置100の装置本体100Aに設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、装置本体100Aに対して着脱可能となっている。なお、ここで装置本体100Aとは、画像形成装置100からプロセスカートリッジ7を除いた部分である。
本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブランク(K)の各色のトナーが収容されている。
中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト5は、全ての感光体ドラム1に当接し、図示矢印B方向(時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材として、従動ローラ51、二次転写対向ローラ52、駆動ローラ53に掛け渡されている。
中間転写ベルト5の内周面側には、中間転写ベルト5を間に介して各感光体ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8が並設されている。一次転写ローラ8は、中間転写ベルト5を感光体ドラム1に向けて押圧し、中間転写ベルト5と感光体ドラム1とが当接する一次転写部N1を形成する。そして、一次転写ローラ8に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
又、中間転写ベルト5の外周面側において、中間転写ベルト5を間に介して二次転写対向ローラ52に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は中間転写ベルト5を介して二次転写対向ローラ52に圧接し、中間転写ベルト5と二次転写ローラ9とが当接する二次転写部N2を形成する。そして、二次転写ローラ9に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト5上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。一次転写ローラ8と二次転写ローラ9とは同様の構成を有する。
画像形成時には、先ず、感光体ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザー光によって、帯電した感光体ドラム1の表面が走査露光され、感光体ドラム1上に画像情報に従った静電像が形成される。次いで、感光体ドラム1上に形成された静電像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、第1〜第4の画像形成部(プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7K)において順次に行われ、中間転写ベルト5上に各色のトナー像が次に重ね合わせて一次転写される。
その後、中間転写ベルト5の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部N2へと搬送され、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9の作用によって、中間転写ベルト5上の4色トナー像は、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において記録材12に熱及び圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。
又、一次転写工程後に感光体ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニング部材6によって除去、回収される。又、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11によって清掃される。
尚、画像形成装置100は、所望の単独又はいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
[プロセスカートリッジ]
次に、本実施例の画像形成装置100の装置本体100Aに装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。
尚、本明細書において、現像ユニット(現像装置)4或いはプロセスカートリッジ7の構成や動作について、上、下、垂直、水平といった方向を表す用語は、特に断りのない場合は、それらの通常の使用状態において見た時の方向を表す。現像ユニット(現像装置)4或いはプロセスカートリッジ7の通常の使用状態は、適正に配置された画像形成装置100の装置本体100Aに対して適正に装着され、画像形成動作に供し得る状態である。
図3は、感光体ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本実施例のプロセスカートリッジ7の概略断面(主断面)図である。尚、本実施例では、収容している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成及び動作は実質的に同一である。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ17等を備えた現像ユニット4とを有する。
感光体ユニット13は、感光体ユニット13内の各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、感光体ドラム1が図示しない軸受を介して回転可能に取り付けられている。感光体ドラム1は、装置本体100Aに設けられた駆動モータの駆動力が感光体ユニット13に伝達されることで、画像形成動作に応じて図示矢印A方向(反時計方向)に回転駆動される。画像形成プロセスの中心となる感光体ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜をコーティングして構成される有機感光体ドラムである。ここで機能性膜とは、画像形成に必要な機能を感光体ドラム1に付与する膜のことであって、本実施例ではアルミニウム製シリンダから近い順に、下引き層、キャリア発生層、キャリア移送層を有する。画像形成時における感光体ドラム1の回転速度は100mm/secとしている。
又、感光体ユニット13には、感光体ドラム1の周面上に接触するように、クリーニング部材6、帯電ローラ2が配置されている。クリーニング部材6によって感光体ドラム1の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体14内に落下、収容される。
帯電手段である帯電ローラ2は、導電性ゴムのローラ部を感光体ドラム1に加圧接触することで、感光体ドラム1の回転に従動して回転する。ここで帯電ローラ2の芯金には、感光体ドラム1を帯電する帯電工程として、感光ドラム1に対して−1100Vとなる直流電圧が印加される。これにより感光ドラム1の表面には、約−550Vとなる一様な暗部電位(Vd)が形成される。
前述のスキャナユニット3から画像データに対応して発光されるレーザ光のスポットパターンは、感光ドラムを露光し、露光された部位は、キャリア発生層から発生したキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位の電位は明部電位Vl=−100V、未露光部位の電位は暗部電位Vd=−550Vとなって感光体ドラム1に静電潜像が形成される。
[現像ユニット(現像装置)]
以下、本実施例で用いられる現像ユニット(現像装置)について説明する。
一方、現像ユニット4は、現像ユニット4内の各種要素を支持する枠体としての現像枠体18を有する。また現像枠体18の内部は現像工程に用いるトナーを収容するトナー収容室(現像剤収容室)となる。
現像ユニット4には、感光体ドラム1と接触して図示矢印D方向(時計方向)に回転する現像剤担持体としての現像ローラ17が設けられている。本実施例では、現像ローラ17と感光体ドラム1とは、対向部(接触部)において互いの表面が同方向(本実施例では上から下に向かう方向)に移動するようにそれぞれ回転する。また、現像ローラ17の回転速度は感光ドラム1の回転速度の約1.3倍に設定されている。
現像ローラ17は、その長手方向(回転軸線方向)の両端部において、図示しない現像側板を介して、回転可能に現像枠体18に支持されている。尚、本実施例では、現像ローラ17は感光体ドラム1に接触して配置されているが、現像ローラ17は、感光体ドラム1に対して所定間隔を開けて近接配置される構成であってもよい。
本実施形態においては、現像ローラ17に印加されたDCバイアス=−350Vに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部において、その電位差から、明部電位部にのみ転移して静電潜像を顕像化する。用いられるトナーは非磁性一成分トナーであり、本実施形態は被露光部にトナーを転移させる反転現像系である。
現像ローラ17は、芯金上に弾性層を有する、弾性現像ローラである。本実施形態においては、φ6mmのステンレス製の芯金上にシリコーンゴムにカーボンが分散されたソリッドゴムからなる第1層(基層)を約3mm形成している。更に、第2層(表層)として、導電剤により抵抗調整されたアクリル・ウレタン系ゴムを約10μm形成している。現像ローラ17のASKER−C硬度は45〜65°であり、MD−1(マイクロゴム硬度計(高分子計器株式会社製))で測定したマイクロゴム硬度が35〜50°である。現像ローラ17の抵抗(電気抵抗)は104〜106Ωである。
また、現像ローラ17表面は、トナーとの摺擦を高め、かつ、トナーの搬送を良好に行うため、適度な凹凸を有しており、中心線平均粗さRaが0.6〜2.8μmである。
又、現像ユニット4には、現像ローラ17の周面上に接触するように、図示矢印E方向(時計方向)に回転する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ20が配置されている。即ち、本実施例では、トナー供給ローラ20と現像ローラ17とは、対向部(接触部)において互いの表面が逆方向に移動するようにそれぞれ回転する。トナー供給ローラ20の表面の周速は、現像ローラ17の表面の周速の0.85倍とした。
トナー供給ローラ20は、現像ローラ17上にトナーを供給すると共に、現像に供されずに現像ローラ17上に残留したトナーを現像ローラ17上から剥ぎ取る作用をなす。又、現像ユニット4には、現像ローラ17の周面上に接触するように、トナー供給ローラ20によって現像ローラ17上に供給されたトナーの層厚を規制する現像剤規制部材としての現像ブレード21が配置されている。
トナー供給ローラ20は導電性芯金の外周に発泡体を重ねて形成される。以下、発泡体が形成する層を発砲層と呼ぶ。このトナー供給ローラ20の発泡層は現像ローラ17へトナーの供給をすること及び、現像に寄与しなかったトナーを現像ローラ17から剥ぎ取ることの2つの役目を担う。供給ローラ20の発砲層に形成された発泡セルが、その縁の部分を現像ローラ17に摺擦させることで、現像ローラ17上のトナーをはぎ取る。
また、トナー供給ローラ20は、本実施例においては、芯金の外径をφ5mmとした。さらにこの芯金上に、発泡骨格構造で比較的低い硬度のポリウレタンフォームを上述の発砲層として重ねた。この発砲層の厚さは5.5mmであり、セル径が300乃至450μmの発砲セルが形成されている。つまり本実施例のトナー供給ローラ20は外径φ16mmの弾性スポンジローラとなる。
トナー供給ローラ20の外周部を発泡体で構成することにより、トナー供給ローラ20は、過大な圧を加えることなく現像ローラ17と当接する。そして発泡体表面の適度な凸凹で現像ローラ17上へのトナー供給および、現像時に消費されずに残留したトナーを現像ローラ上から剥ぎ取ることを行っている。
なお、このように発泡骨格構造によってトナーの掻き取り性を有する物質はウレタンフォームに限定されるものでない。例えば、トナー供給ローラ20に用いられる発砲体(発泡層)の材料としては、NBRゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、ヒドリンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム及びこれらの複合混合物等、一般的に用いられるゴムが使用可能である。
また発泡層の抵抗(電気抵抗)を調整するために、発泡層に適宜、公知のイオン導電剤、無機微粒子若しくはカーボンブラック等を分散可能である。
またトナー供給ローラ20には現像ローラ17へのトナー供給を補助するために、トナー供給ローラ20側から現像ローラ17側へトナーを付勢するバイアスを印加してもよい。現像ローラ17側に負帯電トナーを付勢するバイアスを印加することで、現像ブレード21前に現像ローラ17に担持されるトナー量を増加させることが可能となる。さらにバイアスにより現像ローラ17上でのトナー密度が上がりやすく、現像ローラ17の表面粗さが低い場合においても均一なトナー濃度を得やすくなる。
ここまで説明した画像形成装置構成については、本発明の実施例を説明するために一例を示したものであり、本発明の主旨からして限定されるものではない。
[トナー規制部材]
本実施例におけるトナー規制部材(現像剤規制部材)について説明する。図1は現像ユニットの概略構成図である。
トナー規制部材としての現像ブレード21は現像ローラ17の回転方向Dに対して前記トナー供給ローラ20よりも下流側で前記現像ローラ17に当接するように設置されている。現像ブレード21は薄板弾性部材21aと、薄板弾性部材21aを支持する支持板金21bとから構成されており、薄板弾性部材21aの自由端は現像ローラ17回転方向Dの下流側から上流側に向かうように支持板金21bによって片持ち支持されている。薄板弾性部材21aは薄い板状の金属からなる弾性部材(板バネ)である。
一方、支持板金21bは薄板弾性部材21aより厚い金属板であってL字形状に屈曲し、揺動枠体22に取り付けられている。支持板金21bは薄板弾性部材21aを支持する支持部材である。
揺動枠体22は、長手方向(現像ローラ17の軸線方向)においてその両端に揺動支点軸23を有する枠体である。揺動支点軸23は、揺動枠体22を回動可能にする軸部であって、現像枠体18に支持されている。つまり、現像枠体18に設けられた現像側板が、現像ローラ17に加えて揺動支点軸23を回転可能に支持することで、揺動枠体22は揺動支点軸23の軸線zを回転中心として回転可能である。この結果、現像ブレード21も揺動枠体22と一体となって揺動支点軸23の軸線zを回転中心として回転可能に現像枠体18に支持されている。尚、本実施例では、支持板金21bを揺動枠体22に取り付けたが、揺動支点軸23を支持板金21bに直接、設置することによって、現像ブレード21を現像枠体18に対して回転可能に支持することも可能である。
また、現像枠体18と現像ブレード21との間には、現像ブレード21の長手方向(現像ローラ17の軸線方向)に渡って、トナー漏れ防止のためのシール部材25を設置している。シール部材25は現像枠体18の一部として設けられた座面(貼り付け面)に貼り付けられている。またシール部材25は現像ブレード21により一定量圧縮されることにより、現像枠体18と現像ブレード21との間から、トナーが現像枠体18の外側に漏れることを防いでいる。本実施例においてはシール部材25としてEPDM(エチレン・プロピレンゴム)混合物の発泡体を使用した。
ここで図4および図7を用いて、現像ブレード21の現像ローラ17に対する押圧力について説明する。現像枠体18には揺動枠体22に対して押圧する加圧バネ24が設置されており、揺動支点軸23を中心として揺動枠体22および現像ブレード21に対してモーメントを付加している。つまり、加圧バネ24は、L字状に折り曲げられた支持板金21bに接触することにより力Fsを加え、これにより現像ブレード21および揺動枠体22に反時計回りのモーメントを加える。この結果、現像ブレード21は現像ローラ17に押し付けられる。
本実施例においては、図に示すように加圧バネ24は圧縮バネであるが、現像ブレード21を加圧する方法には特に制約はなく、圧縮バネではなく引張りコイルばねや板バネ等を代替加圧方法として適用してもよい。
揺動支点軸23を中心としたモーメントを付加することによって、現像ブレード21を現像ローラ17に押圧することが可能となる。尚、現像ブレード21の現像ローラ17に対する押圧力は揺動支点軸23を中心とした力のモーメントのつり合いで決定し、下記の式(1)により求められる。
Figure 2013250332
ここで、各符号は以下のように定義される。
Fd:現像ローラ17と現像ブレード21に生じる押圧力
Ld:揺動支点軸23の中心(軸線z)から、現像ローラ17と現像ブレード21との接触部までの距離
θd:揺動支点軸23の中心(軸線z)から現像ローラ17と現像ブレード21との接触部までを結ぶ直線と、Fdの方向が成す角度
Fs:加圧バネ24が揺動枠体22に付勢する荷重
Ls:揺動支点軸23中心から、加圧バネ24と揺動枠体22との接触部までの距離
θs:揺動支点軸23中心から、加圧バネ24と揺動枠体22との接点を結ぶ直線と、Fsの方向とが成す角度
Fsl:シール部材25が揺動枠体22に付勢する荷重
Lsl:揺動支点軸23中心からシール部材25と揺動枠体22との接触部までの距離
θsl:揺動支点軸23中心からシール部材25と揺動枠体22との接点を結ぶ直線と、Fslの方向とが成す角度
図4に示すようにFdは、現像ブレード21が現像ローラ17との接触から受ける荷重であって、その大きさは現像ブレード21が現像ローラ17を押圧する力の大きさに等しい。Fsは、加圧バネ24が揺動枠体22と接触する接触部を始点として、加圧バネ24が伸びる方向に生じる力である。
本実施例では、現像ブレード21と現像枠体18の間に、トナーの漏れを抑制するシール部材25が設けられているが、このシール部材25は、薄板弾性部材21aではなく支持板金21bに接触している。これはシール部材25が生じる反発力Fs1の力によって薄板弾性部材21aが変形したりしないようにするためである。
さらにこの支持板金21bを挟んで、シール部材25の反発力Fslが付加される位置と揺動支点軸23の位置が略対向するように設定している。つまり図7に示すように、シール部材25と接触する支持板金21bの面(接触面)21b1に対して、面21b1に垂直な方向Rから揺動支点軸23の軸線z(現像ブレード21の回転中心)を投影すると、軸線zは地点z1に位置する。この地点z1は、シール部材25と重なる位置である。言い換えると、揺動支点軸23の中心(軸線z)を通り、かつ、面21b1に垂直な直線が地点z1においてシール部材25を通るように揺動支点軸23を配置してある。
このように揺動支点軸23を配置することで、揺動支点軸23の軸線zからシール部材25と揺動枠体22との接点(力Fslの始点)を結ぶ直線と、Fslの方向とが成す角度θslが小さくなる。そのため、式(1)において、シール部材25の反発力Fslによる軸線z周りの力のモーメントが非常に小さくなる。すなわち、式(1)においてFsl・Lsl・sinθslの値が小さくなる。シール部材25の反発力Fslが現像ローラ17と現像ブレード21との押圧力Fdとして付加されることを抑制することが可能となる。
本実施例においては、シール部材25として弾性を有するEPDMの発泡体を使用し、このシール部材25は現像枠体18に設けられた座面と現像ブレード21の間で一定量圧縮されている。
ここで発泡体のような弾性部材は長期期間経過するとクリープにより反発力Fslが減少する傾向がある。しかしながら、本実施例ではシール部材25の反発力Fslが現像ローラ17と現像ブレード21との押圧力Fdとして付加されることを抑制している。そのため、シール部材25の反発力Fslがクリープにより減少したとしても、現像ローラ17と現像ブレード21の間に生じる押圧力Fdへの影響が少ない。その結果として、長期間に渡って現像ブレード21のトナー規制を安定させることが可能となる。
式(1)の説明へと戻すが、本実施例では上述した理由によりシール部材25による力のモーメントの項を省略して計算することができる。
つまり、Fsl・Lsl・sinθsl=0とできる。
ここで式(1)の左辺は図4において、揺動支点軸23の軸線zを中心とした時計回りのモーメントであり、式(1)の右辺は揺動支点軸23の軸線zを中心とした反時計回り回りのモーメントである。現像ブレード21が現像ローラ17と当接した状態では、式(1)が成り立つ。
式(1)によって現像ローラ17が現像ブレード21に加える力Fdは、Ld、θd、Fs、Ls、θs、Fsから求められる。つまり、加圧バネ24や揺動枠体22の構成、配置などを変えることによって、現像ブレード21が現像ローラ17を押圧する力を画像形成に適した大きさにすることができる。
なお、本実施例において加圧バネ24は、薄板弾性部材21aに取り付けられるのではなく、支持板金21bに取り付けられている。加圧バネ24が薄板弾性部材21aに力Fsを加えた場合に、薄板弾性部材21aが変形してしまうのを避けるためである。
加圧バネ24が取り付けられた支持板金21bは薄板弾性部材21aより厚い金属であって、さらにL字形状に屈曲しているため強度が高く、加圧バネ24から力Fsを受けた場合であっても変形しにくい。これにより薄板弾性部材21aが変形するのも抑えられる。この結果、薄板弾性部材21aが現像ローラ17を押圧する力を一定に保てるようになる。
また支持板金21bが約90°屈曲することで、薄板弾性部材21aおよびシール部材25が取り付けられた第一の面21b1と、加圧バネ24から付勢力Fsを受ける第二の面21b2は交差(本実施例では略直交)している。そのため、第二の面21b2が仮に加圧バネ24からの付勢力Fsによって変形しても、これが第一の面21b1に与える影響は小さい。つまり加圧バネ24が薄板弾性部材21aや、シール部材25に対して影響を及ぼすことは抑制される。
この結果、薄板弾性部材21aと現像ローラ17の接触状態や、シール部材25の反発力Fslの変化が抑えられ、現像ブレード21と現像ローラ17の間に生じる押圧力Fdは一定に保たれる。
次に、現像枠体18に対する現像ブレード21のがたつきを抑えて、現像ブレード21と現像ローラ17の接触状態を安定化する構成について図4、図7を用いて説明する。本実施例では、揺動支点軸23と、揺動支点軸23と係合する現像枠体18の軸受部の間には揺動支点軸23を回転可能とするために多少の隙間がある。そのため、現像ローラ17の回転時などに現像ブレード21が現像ローラ17から力を受けると、この隙間の分だけ現像ブレード21が移動して(がたついて)、薄板弾性部材21aと現像ローラ17の接触状態に影響を及ぼす可能性がある。
しかし本実施例ではシール部材25が現像ブレード21に加える力Fslの向きと、加圧バネ24が現像ブレード21に加える力Fsの向きが交差する構成をとることで現像ブレード21のがたつきを抑制している。
つまりシール部材25は、現像ブレード21に対して支持板金21bの面21b1(図7参照)と直交する方向に力Fslを加えることで、面21b1と直交する方向に現像ブレード21が移動するのを規制している。また、加圧バネ24が現像ブレード21に加える力Fsは、面21b1と平行な成分を有するので、加圧バネ24はこの力Fsによって現像ブレード21が面21b1と平行な方向に移動するのを規制できる。以上により、現像ブレード21は、面21b1と直交する方向、および面21b1と平行な方向のいずれの方向に対してもその移動が規制されるので、現像枠体18に対してがたつくことが抑制され、現像ローラ17に対する接触状態を安定化する。
特に、本実施例では、シール部材の加圧バネ24の力Fsが、薄板弾性部材21aの先端を現像ローラ17に近づける向きに作用している。つまり薄板弾性部材21aが支持板金21bから現像ローラ17に延びる向きに沿って力Fsが作用している。そのため薄板弾性部材21aが現像ローラ17から力を受けたとしても、薄板弾性部材21aの先端が現像ローラ17に対して離れる向きに移動してしまうのを抑制できる。この結果、薄板弾性部材21aと現像ローラ17との接触状態をより良好に保つことができる。
次に、本実施例における薄板弾性部材21aの自由端側における先端の位置設定に関して説明する。揺動支点軸23の中心(軸線z)から現像ローラ17の中心までの距離をr1とし、揺動支点軸23の中心(軸線z)から薄板弾性部材21aの先端までの距離をr2(Ldと同義)とする。このとき、本実施例においては下記の式を満たすように、揺動支点軸23の位置を設定している。
r1 > r2・・・式(2)
この式を満たす限りにおいては、薄板弾性部材21aの先端が描く揺動支点軸23中心の軌跡は現像ローラ17における円弧の頂点を超えることがなく、確実に薄板弾性部材21aの先端エッジから現像ローラ17に当接し始めることができる。
現像ローラ17に対して薄板弾性部材21aの先端エッジを当接させることによって、現像ローラ17と薄板弾性部材21aの当接部に形成されるトナーの取り込み形状を安定させることができる。結果として、現像ブレード21のトナー規制を安定させることが可能となる。
ここで図5を用いて、揺動支点軸23の設定位置について説明する。図5は現像ユニットの概略断面図であって、現像ローラ17の軸線と直交する断面(平面)である。本発明において、シール部材25の反発力Fslが現像ブレード21にモーメントを加えにくくする揺動支点軸23の位置として、23a、23b、23cの大きく3パターンの位置を選択できる。現像ブレード21の薄板弾性部材21aの平面を基準として、23aは現像ローラ17の中心と反対側に位置しており、23cは現像ローラ17の中心側に位置している。そして、23bはその中間であって、現像ブレード21付近(現像ブレード21の支持板金21bと重なる位置)に設けられる。位置23aや位置23cに揺動支点軸23を設定する場合には、支持板金21bを取り付けるための揺動枠体22に揺動支点軸23を設ける。また、位置23bに揺動支点軸23を設定する場合には、支持板金21bに直接、揺動支点軸23を設けることによって、揺動枠体22を介さずに現像ブレード21を現像枠体18に対して回転可能に支持することも可能である。
図5には各位置23a、23b、23cに揺動支点軸23の中心を設けた場合に、現像ブレード21(薄板弾性部材21a)の先端部における揺動軌跡を示している。一点鎖線で示すTaは位置23aにおける揺動軌跡、点線で示すTbは位置23bにおける揺動軌跡、実線で示すTcは位置23cにおける揺動軌跡であり、揺動支点軸23の位置によって揺動軌跡が異なることが分かる。
ここで現像ローラ17の表面には弾性層があるため、現像ブレード21の薄板弾性部材21aが現像ローラ17に接触すると、現像ローラ17に対して食い込むことがある(図6参照)。つまり薄板弾性部材21aの先端は、揺動支点軸23の位置に応じて、揺動軌跡Ta,Tb、Tcの何れかに沿って現像ローラ17に近づく。この際、各揺動軌跡Ta,Tb,Tcに応じて、現像ローラ17に対して現像ブレード21の角度が変化する度合いが異なってくるので以下に説明する。
薄板弾性部材21aが現像ローラ17の弾性層に食い込むと、現像ローラ17に対する薄板弾性部材21aの角度α(図6参照)は大きくなる。このとき、図5から分かるように揺動支点軸23を位置23aに設けた場合の方が、揺動支点軸23を位置23b、23cに設けた場合に比べて、現像ローラ17に対する薄板弾性部材21aの角度αが大きくなりやすい。
ところで、現像ブレード21の薄板弾性部材21aとして、安定して生産可能な型抜き板(うち抜き加工で形成される板)を使用しているが、型抜き板では図6に示すように破断面21a2やバリ21a1(破断面21aに形成された突起)部分が存在している。そのため角度αが大きくなってしまうと、薄板弾性部材21aの破断面が現像ローラ17表面に接近しやすくなってしまう。薄板弾性部材21aの破断面や抜きバリ部分は表面精度が低く(表面が荒れており)、現像ローラ17上のトナー規制に影響を与えてしまう。また角度αが大きくなってしまうと、薄板弾性部材21aの先端が現像ローラ17の回転によってめくれやすくなる。
以上より薄板弾性部材21aが現像ローラ17に食い込んでも角度αが大きくならない方が好ましい。
しかし図5に示す位置23aに揺動支点軸23を設け、薄板弾性部材21aの先端が揺動軌跡Taを取った場合では、揺動軌跡の傾きと現像ローラ17の曲率との兼ね合いで、薄板弾性部材21aの破断面が現像ローラ17表面に接近しやすくなってしまう。つまり、揺動支点軸23を位置23aに設定した場合には、現像ローラ17上のトナーに縦筋が発生しないように、あらかじめ現像ローラ17に対して現像ブレード21の角度を小さく設定しておく必要がある。
そこで揺動支点軸23の設定位置としては、23bや23cのように現像ブレード21付近か、現像ブレード21(薄板弾性部材21a)よりも現像ローラ17側に位置することが望ましい。本実施例では揺動支点軸23を23cの位置に設定しており、現像ブレード21の設定角が大きくても、現像ローラ17上のトナー規制を安定させることができる。
また揺動支点軸23を位置23bに設けた場合には、揺動支点軸23を直接、支持板金21bに設けることができるので、本実施例で用いた揺動枠体22が不要になる。そのため揺動枠体22が占めていたスペースの分だけ現像ユニット(現像装置)を小型化できる。
1 感光体ドラム
4 現像ユニット
7 プロセスカートリッジ
17 現像ローラ
21 現像ブレード
21a 薄板弾性部材
21b 支持板金
23 揺動支点軸
24 加圧バネ
25 シール部材
100 画像形成装置

Claims (9)

  1. 画像形成装置で用いられる現像装置において、
    像担持体に形成された静電潜像を現像するために、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に当接し、前記現像剤担持体に担持された現像剤の量を規制する、回転可能に支持された現像剤規制部材と、
    現像剤収容室を形成する枠体と、
    前記現像剤収容室に収容された現像剤が漏れるのを規制するために前記枠体と前記現像剤規制部材の間に圧縮されて配置されるシール部材と、
    前記現像剤規制部材にモーメントを加えることによって、前記現像剤規制部材を前記現像剤担持体に対して圧接させる付勢手段と、
    を有し、
    前記シール部材と接触する前記現像剤規制部材の接触面に、前記接触面と垂直な方向から前記現像剤規制部材の回転中心を投影した際、投影された前記回転中心は前記シール部材と重なることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤規制部材の回転中心から前記現像剤規制部材の先端部までの距離よりも、前記現像剤規制部材の回転中心から前記現像剤担持体の中心までの距離の方が長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記シール部材が前記現像剤規制部材に力を加える方向と、前記付勢手段が前記現像剤規制部材に力を加える方向が交差することを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤規制部材は、前記現像剤担持体と接触する板状の弾性部材と、前記弾性部材を支持する支持部材を有し、
    前記弾性部材が前記支持部材から前記現像剤担持体に向かって延びる方向に、前記付勢手段は前記現像剤規制部材に対して力を加えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤規制部材は、前記現像剤担持体と接触する板状の弾性部材と、前記弾性部材を支持する支持部材を有し、
    前記支持部材は屈曲し、第一の面と、前記第一の面に対して交差した第二の面を有し、前記第一の面は前記シール部材と接触し、前記第二の面は前記付勢手段から力を受けることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤規制部材は、その先端部を前記現像剤担持体の回転方向における上流側に向け前記先端部を前記現像剤担持体と接触させる板状の弾性部材を有し、
    前記弾性部材に対して、前記現像剤規制部材と前記現像剤担持体の回転中心は同じ側にあることを特徴とする請求項請求項1乃至5の何れか1項に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤規制部材は、その先端部を前記現像剤担持体の回転方向における上流側に向け前記先端部を前記現像剤担持体と接触させる板状の弾性部材と、前記弾性部材を支持する支持部材を有し、
    前記現像剤担持体の軸線に直交する平面において、前記現像剤規制部材の回転中心は前記支持部材と重なる位置にあることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の現像装置。
  8. 前記現像装置は前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の現像装置。
  9. 像担持体と、
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の現像装置と、を有し、
    画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジ。
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