JP2013250100A - ドット模様表示体、計器装置 - Google Patents

ドット模様表示体、計器装置 Download PDF

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Takashi Hori
隆 堀
Eriko Kakubari
恵利子 角張
Koji Toyama
耕治 遠山
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Abstract


【課題】ドットの潰れが無い又は少ないドット模様を表示できるドット模様表示体などを提供することを目的とする
【解決手段】第1の方向に沿って延在し間隔を空けて配置された複数の第1の図形120aを表す第1の図形パターン120と、第1の方向と交差する第2の方向に延在し間隔を空けて配置された複数の第2の図形130aを表す第2の図形パターン130と、が重ねて設けられている。複数の第1の図形120aと複数の第2の図形130aとが交差することで、第1の図形120aと第2の図形130aとが形成されていない領域をドット105aとしたドット模様105が表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドット模様表示体、計器装置に関する。
例えば、特許文献1には、文字板の透光性基板の裏面側に、ドット模様によって形成された透過光調整層(グラデーション)が形成されている文字板が開示されている。
特開平9−96546号公報
上記文字板のようにドット模様を形成する場合、例えば、スクリーン印刷などによる形成では、ドット模様を構成するドットが細かくなると、例えば、ドットの間などにインク溜まりが形成され、ドットの潰れが多いドット模様が形成されてしまう場合があった。また、グラデーションが始まる箇所の濃淡のギャップが目立ってしまい自然さに欠けるという問題点があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ドットの潰れが無い又は少ないドット模様によって自然なグラデーションを有するドット模様表示体、計器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るドット模様表示体は、
基材に、第1の方向に沿って延在し間隔を空けて配置された複数の第1の図形を表す第1の図形パターンと、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在し間隔を空けて配置された複数の第2の図形を表す第2の図形パターンと、が設けられ、
前記複数の第1の図形と前記複数の第2の図形とが交差することで、前記第1の図形と前記第2の図形とが形成されていない領域をドットとしたドット模様を表示するドット模様表示体において、前記第1の図形パターンと、前記第2の図形パターンとのうち一方に前記図形パターンが形成されない欠損部を備えた、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るドット模様表示体は、
前記ドット模様は、前記ドットの大きさが場所によって変化することで色のグラデーションを表し、
前記第1の方向及び前記第2の方向は、前記グラデーションの濃淡に変化する方向に交差する方向であり、
前記複数の第1の図形それぞれは、前記第1の方向と直交する第1の直交方向に沿って配列され、前記グラデーションの濃側の一端側ほど幅が太くなり、
前記複数の第2の図形それぞれは、前記第2の方向と直交する第2の直交方向に沿って配列され、前記グラデーションの濃側の一端側ほど幅が太くなる、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るドット模様表示体は、
前記欠損部は、前記グラデーション淡側の一端部に設けられている、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るドット模様表示体は、
前記第1の方向と前記第2の方向とは80度から100度の角を成すように交差する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係るドット模様表示体は、
前記第1の方向と前記第2の方向とのうちの少なくとも一方は、前記ドット模様の端を構成する辺に対して略45度の角度に傾いている、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点に係るドット模様表示体は、
前記ドット模様は、前記ドットの階調度を0から95未満とする、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点に係るドット模様表示体は、
前記基材の前記ドット模様が設けられた面の反対側に、前記第1の方向及び前記第2の方向とは45度の角を成すように交差する第3の図形パターンが設けられた、
ことを特徴とする。
本発明にかかるドット模様表示体及び計器装置によれば、ドットの潰れが無い又は少ないドット模様によって自然なグラデーションを表示できる。
本発明の一実施の形態に係る計器装置の概略正面図である。 図1に示す計器装置の要部断面図である。 第1の図形パターン、第2の図形パターン、ドット模様などを示す図である。 (A)は第1の図形パターンの一部拡大図である。(B)は第2の図形パターンの一部拡大図である。 第1の図形パターンと第2の図形パターンとが基材に重ねて形成されたときの様子を示す図である。 他の例のドット模様を示す図である。 ドット模様と第1の方向との関係を説明するための図である。 ドット模様と第1の方向との関係を説明するための図である。 第3の図形パターンを示す図である。
本発明の一実施の形態に係るドット模様表示体及び計器装置を説明する。計器装置10は、車両に搭載された車両用指針式計器であり、図1及び2のように、回路基板20と、指針30と、導光体40と、光源21と、指針駆動部22と、制御部23と、ドット模様表示体100(ここでは、計器板)と、を備える。なお、図2において、光源21、指針駆動部22、制御部23、指針30、導光体40のいずれも断面構造及び断面を表すハッチングを省略した。
回路基板20は、例えばガラス繊維入り樹脂からなる板状の基材に所定の配線パターン(図示せず)を形成したものであり、光源21、指針駆動部22、制御部23などが実装されている。
光源21は、LED(Light Emitting Diode)などから構成され、回路基板20上に形成された配線パターンを介して制御部23と電気的に接続される。光源21は、制御部23の制御のもとで点灯(発光)し、光を導光体40に対して出射する。
指針駆動部22は、ステッピングモータなどから構成され、回路基板20上に形成された配線パターンを介して制御部23と電気的に接続される。指針駆動部22は、回転軸22aを有し、制御部23の制御のもとで回転軸22aを回転させる。回転軸22aには、指針30が固定されている。このため、回転軸22aが回転することによって、指針30が回転する。
制御部23には、CPU(Central Processing Unit)などを備えるマイクロコンピュータ、所定の処理回路などから構成される。外部(例えば、ECU(Electronic Control Unit)など)から所定の情報が供給され、供給された情報に応じて、光源21や指針駆動部22を駆動制御する。制御部23は、光源21を点灯させたり、消灯させたりする。また、制御部23は、指針駆動部22を制御し、所定の回転角となるように回転軸22aを回転させる。
指針30は、合成樹脂などで形成され、回転軸22aの回転に伴って回転することによって、ドット模様表示体100に形成されている後述の指標部100aを指示する。
制御部23は、例えば、ECUから供給される車速情報などに基づいて、指針駆動部22を制御して回転軸22aを車速情報に応じた回転角で回転させる。この回転軸22aの回転に伴って指針30も回転し、後述の指標部100a(車速の目盛など)を指示することで、車速がユーザ(車両の運転者など)に報知される。
導光体40は、ドット模様表示体100(計器板)と回路基板20との間に配置される。導光体40は、所定の合成樹脂によって構成され、透明であり、光を導光する。導光体40は、受光部41と、反射面42と、反射部43と、出射部44と、を備える。
受光部41は、光源21と対向し、光源21から出射される光を受光する。受光部41で受光された光は、導光体40で内面反射されるなどして導光され、導光体40内部を進む。反射面42は、導光体40の内面によって形成されるものであり、受光部41によって受光され導光体40によって導光された光を、出射部44側に反射する。反射面42で反射された光などは、さらに、導光体40を導光され、特に、出射部44に対向する面に設けられた凹凸からなる反射部43で出射部44に向けて乱反射される。乱反射された光は、出射部44から面状に出射する。このように、導光体40は、受光部41で受光した光を導光し、出射部44から面状に光を出射する(図2の導光体40内の矢印参照)。
出射部44は、後述の指標部100aを回路基板20側から覆うように構成されている。このため、出射部44から出射される光によって、指標部100a全体が面状に照らされる。なお、図2では、光源21や受光部41は、1つしか設けられていないが、実際にはこれらは反射面42などとともに適宜の箇所に設けられ、出射部44から面状に出射される光をより均一にしている。
ドット模様表示体100は、基材111と、拡散層112と、加飾層113と、を備える。
基材111は、合成樹脂などから形成された、無色透明の板状部材から構成されている。
拡散層112は、基材111の裏面に所定の方法によって形成され、出射部44から出射される光を拡散する。拡散層112は、例えば、白色インクなどを用いた印刷などによって形成された、白色印刷層である。拡散層112は、出射部44から出射される光を拡散させた状態で、基材111側に出射する。これによって、基材111には、さらに均一な面状の光が入射する。拡散層112は、加飾層113に形成される指標部100aを回路基板20側から覆う形状であればよい。
加飾層113は、基材111の表面に印刷などによって形成され、基材111を加飾し、図1の指標部100aを表現するものである。加飾層は、所定のインクによって印刷などから形成された1以上の層から構成され、指標部100aを表現する。
指標部100aは、指針30によって指示されることで車両の速度を報知するためのものであり、複数の目盛、及び、複数の目盛のうちの一部の目盛それぞれに対応して設けられた数字(車速を表す数字)を含んで構成される。この実施の形態では、目盛及び数字は光を透過する部分で構成され、それ以外の部分は光を遮光する部分で構成されている。また、目盛のうち、車速を表す数字に対応して設けられた大目盛100aaは、白黒のグラデーションで表現されている。このグラデーションは、後述のドット模様105(図3(C)参照)によって表現される。
例えば、基材111の表面に、目盛及び数字以外の部分を黒色のインクなどによってベタに印刷(例えば、スクリーン印刷など)することで、光を遮光する黒色印刷層を形成し、大目盛100aについては、後述のドット模様105を印刷などによって形成する。ドット模様105は、ドットの部分以外の部分が黒色で形成される。これによって、目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字は、加飾層113が抜かれており、この部分は、拡散層112が露出する。
拡散層112は、白色なので、目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字は拡散層112の露出により、白色になる。このため、目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字の白色と、これら以外の部分の黒色と、によって、目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字がユーザに視認されることになる。光源41の非点灯時には、外光によって目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字が白色に見え、光源41の点灯時には、光源41から出射され導光体40で導光及び出射された光が、拡散層112及び基材111を透過することで、目盛(大目盛100aではドットの部分)及び数字が白色に見えることになる。
次に、大目盛100aのドット模様について説明する。ドット模様は、基材111の表面に加飾層113の一部として形成された第1の図形パターン120及び第2の図形パターン130とによって構成される。
第1の図形パターン120は、基材110の表面に黒色インクを用いたスクリーン印刷などによって形成され、黒色になっている。図3(A)、図4(A)のように、第1の図形パターン120は、第1の方向に沿って延在する複数の第1の図形120aから構成される。
第1の図形120aは、それぞれが、直線状に第1の方向に沿って延びる図形であり、第1の方向に沿った中心線120aaを中心として、一端(図4(A)における上側端)から他端(図4(A)における下側端)にかけて徐々に幅が広くなる形状となっている。各第1の図形120aは、それぞれの中心線120aaが平行になるように、間隔を空けて、第1の方向と直交する方向(第1の直交方向)に沿って配列される。隣り合う第1の図形120aそれぞれの中心線120aa同士の間隔(ピッチ)は、それぞれが同じになっている。つまり、中心線120aaが等間隔になるように、第1の図形120aは配列される。隣り合う第1の図形120aに挟まれた領域(第1の図形120aが形成されていない領域)の幅は、前記一端から前記他端にかけて徐々に狭くなる。
第2の図形パターン130は、第1の図形パターン120が形成された基材110の表面に第1の図形パターン120に重ねて、黒色インクを用いたスクリーン印刷などによって形成され、黒色になっている。図3(B)、図4(B)のように、第2の図形パターン130は、第2の方向に沿って延在する複数の第2の図形130aから構成される。第2の方向は、第1の方向と略直交(直交含む)する方向に設定されている(図4(C)参照)。
第2の図形130aは、それぞれが、直線状に第2の方向に沿って延びる図形であり、第2の方向に沿った中心線130aaを中心として、一端(図4(A)における上側端)から他端(図4(A)における下側端)にかけて徐々に幅が広くなる形状となっている。各第2の図形130aは、それぞれの中心線130aaが平行になるように、間隔を空けて、第2の方向と直交する方向(第2の直交方向)に沿って配列される。隣り合う第2の図形130aそれぞれの中心線130aa同士の間隔(ピッチ)は、それぞれが同じになっている。つまり、中心線130aaが等間隔になるように、第2の図形130aは配列される。隣り合う第2の図形130aに挟まれた領域(第2の図形130aが形成されていない領域)の幅は、前記一端から前記他端にかけて徐々に狭くなる。
第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とは、第1の図形120bと第2の図形120bとが交差するように重ねて形成される(図5参照)。これによって、第1の図形120aに挟まれた領域と第2の図形130aに挟まれた領域とが重なる領域(第1の図形120a及び第2の図形130aが形成されない領域、つまり、加飾層113が形成されない領域)が形成され、この領域がドット105aになる。ここでは、ドット105aは、四角形状になる。一方で、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とは、ドット以外の領域(背景)を形成する。これら複数のドット105aと、背景とによって、ドット模様105が形成される(図3(C)参照)。
この実施の形態では、ドット105aの大きさが、図3(C)の下方向に位置するものほど、小さくなっていくようになっている。これは、第1の図形120bと第2の図形120bとのそれぞれが、下側にいくほど幅が広くなって、下側にいくほど第1の図形120bと第2の図形120bとが形成されていない領域が小さくなるためである。本実施の形態では、このように、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とによって形成されている複数のドット105aの大きさを変化させることで、グラデーションが表現されている。例えば、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とが黒色であれば、基材110が無色透明であるので、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とが形成されることによって、図2(C)のように、上側が薄く、下側が濃い黒色のグラデーションが表現される。
また、この実施の形態では、第1の図形パターン120のグラデーション淡側には、直線状に第1の方向に沿って延びる図形が形成されない欠損部120bを有し、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とが重ねて設けられた際に、第1の図形パターンと第2の図形120bとが重ならない箇所ができるように設けられている。
ドット模様105の形成方法としては、例えば、第1の図形パターン120を基材120の表面にスクリーン印刷で形成したあとに、第1の図形パターン120を形成した基材120の表面に、第1の図形パターン120に重ねて、第1の図形120aと第2の図形130aとが所定の角度で交差するように(中心線120aaと中心線130aaとが所定の角度で交差するように)、第2の図形パターンをスクリーン印刷で形成する。このとき、第1の図形パターン120が乾燥してから第2の図形パターン130を形成するとよい。
この実施の形態では、上記の構成によって、ドット模様表示体100では、基材111に、第1の方向に沿って延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第1の図形120aを表す第1の図形パターン120と、第1の方向と略直交する第2の方向に延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第2の図形130aを表す第2の図形パターン130と、が重ねて設けられ、複数の第1の図形120aと複数の第2の図形130aとが交差することで、第1の図形120aと第2の図形130aとが形成されていない領域をドット105aとしたドット模様105を表示するドット模様表示体において、前記第1の図形パターンと、前記第2の図形パターンとのうち一方に図形パターンが形成されない欠損部を備えている。本実施形態では、このような構成によって、ドットを、印刷などで直接形成するのではなく、第1の図形120aと第2の図形130aとで囲まれた領域で形成するので、ドットを直接印刷などで形成するときと比べて、インク溜まりなどが形成されにくく、ドットの潰れを少なくするか無くすことができ、欠損部によってグラデーションの始まり方が自然なドット模様表示体となる。
また、この実施の形態では、基材の前記ドット模様が設けられた面の反対側に、第1の方向及び第2の方向とは45度の角を成すように交差する第3の図形パターンが設けられている。第3の図形パターンは、基材の裏面側に例えばスモーク印刷などの手法を施したものであって、第3の図形パターン140が、第1の図形パターンの欠損部120bと第1、第2の図形パターン120,130の階調度が100%である部分とに重ならないように設けられている。このような構成によって、光源から照射される光による輝度ムラを抑えることができ、グラデーションの照明輝度変化がより自然に調整されるので、綺麗なグラデーションが形成される。
また、この実施の形態では、ドット模様は、ドットの階調度を0から95未満に変化させている。各図形パターンの階調度を95以上(おおよそ100)とした場合、重ねて印刷すると透過率が極めて低いため、暗くなり過ぎるのを防ぐ為であって、階調度を100まで変化させないことによって、インク溜まりなどが形成されにくく、ドットの潰れを少なくするか無くすことが出来るので、綺麗なグラデーションが形成される。
特に、第1の図形パターン120が乾燥してから第2の図形パターン130を形成することによって、第1の図形パターン120と第2の図形パターン130とを直接接触するように重ねることができ、綺麗にできる。
なお、上記の実施の形態では、第1の図形パターン120と、第2の図形パターン130と、が重ねて設けられているが、第1の図形パターン120と、第2の図形パターン130と、は同時に1つのパターンとして形成されてもよい。このような場合であっても、第1の図形120aと第2の図形130aとで囲まれた領域でドット105aを形成するので、ドットを直接印刷などで形成するときと比べて、インク溜まりなどが形成されにくく、ドットの潰れを少なくするか無くすことが出来る。第1の方向に沿って延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第1の図形120aと、第2の方向に沿って延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第2の図形130aと、を上記の実施形態のように別個に設けることで、第1の図形120aや第2の図形130aを比較的正確に綺麗に形成できるので、より、ドットの潰れを少なくするか無くすことが出来る。第1の図形120aや第2の図形130aは、直線状の帯状に形成されて平行に並べられているので、複数の第1の図形120aや複数の第2の図形130aを印刷し易いからである。
なお、ドット模様105は、グラデーションを表すものでなくても良い。このような場合には、第1の図形120aの幅を一定にし、第2の図形130aの幅を一定にすればよい。また、第1の図形120aと第2の図形130aとのいずれかの幅を変化させるようにして、グラデーションを表すようにしてもよい。
なお、ドット模様105は、目盛以外の所定の意匠(例えば、計器板の枠線や、指標部における数字など)において表されても良い。
また、上記の実施形態では、第1の図形120aと第2の図形130aとは、直線状の図形であり、その幅を連続的に変化させているが、段階的に不連続に階段状に変化させてもよい。これによってもグラデーションが表される。その他、第1の図形120aの輪郭と第2の図形130aの輪郭とのうちの少なくとも一方を上記実施の形態のように直線とせずに曲線としてもよい。
また、上記の実施形態では、第1の図形120aと第2の図形130aとを黒色としているが、他の色としてもよいし、第1の図形120aと第2の図形130aとを異なる色としてもよい。また、拡散層112を白色ではなく他の色にする、又は、基材111を有色透明や透明でない有色のものにするなどして、ドット105aを他の色としてもよい。また、例えば、基材111にドット105aの色となる層を印刷などで形成してから、基材111に前記層の上から第1の図形120aと第2の図形130aとを形成してもよい。この場合には、第1の図形120aと第2の図形130aとが形成されていない領域を介して前記の層が露出し、ドット105aの色が前記の層の色になる。このように、第1の図形120aの色と第2の図形130aの色とドット105aの色とは任意に設定可能である。基材111に第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成する(例えば、基材111の所定の面に第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成する)とは、前記したように、基材111に形成された所定の層の上に第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成することも含む。つまり、基材111に第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成する(例えば、基材111の所定の面に第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成する)とは、基材111に形成された所定の物を介して第1の図形パターン120や第2の図形パターン130を形成することをも含む。
基材111は、上記では板状部材であるが、所定の装置のケーシングなど、板状部材でないものであってもよい。また、第1の図形120aと第2の図形130aとは、基材111の一方の裏面に形成されてもよい。第1の図形120aと第2の図形130aとは、基材111の一方の面に形成される場合に限らず、基材111の表面と裏面とのそれぞれに形成されてもよい。第1の図形120a(第1の図形パターン)と第2の図形130a(第2の図形パターン)とは、視認者から見た場合に交差して(重なって)ドット105aやドット模様105を表現すればよい。
また、複数の第1の図形120a間のピッチと複数の第2の図形130a間のピッチとのうちの少なくともいずれかを変化させることによって、グラデーションを表現するようにしてもよい。
上記の実施の形態では、複数の第1の図形120aや複数の第2の図形130aは、それぞれが平行になるように(中心線が平行になるように)間隔を空けて配置されているが、平行でなくてもよい。
第1の方向と第2の方向とのうちのいずれかは、円周の少なくとも一部に沿った方向などの曲線に沿った方向であってもよい。例えば、第1の方向を複数の同心円の複数の円周方向とし、第2の方向を前記同心円の中心から放射状に延びる複数の方向としてもよい(図6参照、図6では第1の方向及び第2の方向は一部模式的に描かれている)。
第1の方向と第2の方向との交差角、つまり、第1の図形120aと第2の図形130aとの交差角(例えば、中心線同士の交差角)は、80度から100度の間であることが望ましい。この範囲外の交差角になると、ドット105aが扁平した形状になって、ドット模様105が綺麗に表示されなくなってしまうからである。
第1の方向と前記第2の方向とのうちの少なくとも一方(望ましくは両方)は、前記ドット模様の端を構成する辺に対して略45度(45度を含む)傾くようにするとよい。図7(A)に、図の水平方向に対して略45度傾くように第1の方向を設定した場合(第1の方向及び第2の方向(ここでは、第1の方向に略直交している。)がドット模様の端を構成する辺に対して略45度傾いてない場合)の図を示し、図7(B)に、ドット模様の端を構成する辺(ドット模様の一辺)に対して第1の方向が略45度傾くようにした場合(ここでは、第2の方向は第1の方向に略直交しているので、第2の方向も前記辺に対して略45度傾いている)の図を示す。図8に示すように、第1の方向と第2の方向とのうちの少なくとも一方(望ましくは両方)は、前記ドット模様の端を構成する辺に対して略45度(45度を含む)傾くようにした方が、そうでない場合よりも、ドット模様の端がガタガタにならず綺麗に見える。
図7のドット模様では、領域Aにおいて、第1の方向と第2の方向とが、ドット模様の端を構成する辺に対して略45度(45度を含む)傾くようになっており、領域Bにおいて、第1の方向と第2の方向とのいずれもが、ドット模様の端を構成する辺に対して略45度(45度を含む)傾くようになっていない。図8でも、第1の方向と第2の方向とが、ドット模様の端を構成する辺に対して略45度(45度を含む)傾くようにした方が、そうでない場合よりも、ドット模様の端がガタガタにならず綺麗に見える。
また、ドットを直接印刷などで形成する場合には、印刷方法がスクリーン印刷である場合に特にドットが潰れやすいが、本実施形態では、上記構成などによって、スクリーン印刷であっても、ドットの潰れを少なくするか無くすことが出来る。スクリーン印刷は比較的安価で行えるので、スクリーン印刷で第1の図形パターンや第2の図形パターンを形成することによって、安価にドットの潰れを少なくするか無くすことが出来る。
上記実施形態では、計器装置10は、車両に搭載されるものとしたが、車両以外の乗り物に搭載されるものであってもよい。また、ドット模様表示体100は、計器板以外のもの適用されてもよい。
なお、通常のグラデーション形成をする場合、ドットにはインクが溜まりやすい為、ドットが潰れてしまうことで生じるトーンジャンプ現象が懸念されるが、本実施形態のように、第1の方向に沿って延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第1の図形120aを表す第1の図形パターン120と、第1の方向と略直交する第2の方向に延在し間隔を空けて平行に配置された複数の第2の図形130aを表す第2の図形パターン130と、が重ねて設けられるので、インク溜まりによるドット潰れを防止することができ、トーンジャンプ現象などを防ぐことも可能である。
本発明は、上記実施形態及びその変形例によって限定されるものではなく、上記構成を適宜変更(例えば、構成要素の形状や用途の変更)できる。
10 計器装置
21 光源
40 導光体
100 ドット模様表示体
100a 指標部
100aa 大目盛
111 基材
112 拡散層
113 加飾層
120 第1の図形パターン
120a 第1の図形
120aa 中心線
120b 欠損部
130 第2の図形パターン
130a 第2の図形
130aa 中心線
140 第3の図形パターン
140a 第3の図形

Claims (8)

  1. 基材に、第1の方向に沿って延在し間隔を空けて配置された複数の第1の図形を表す第1の図形パターンと、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在し間隔を空けて配置された複数の第2の図形を表す第2の図形パターンと、が設けられ、
    前記複数の第1の図形と前記複数の第2の図形とが交差することで、前記第1の図形と前記第2の図形とが形成されていない領域をドットとしたドット模様を表示するドット模様表示体において、前記第1の図形パターンと、前記第2の図形パターンとのうち一方に図形パターンが形成されない欠損部を備えた、
    ことを特徴とするドット模様表示体。
  2. 前記ドット模様は、前記ドットの大きさが場所によって変化することで色のグラデーションを表し、
    前記第1の方向及び前記第2の方向は、前記グラデーションの濃淡に変化する方向に交差する方向であり、
    前記複数の第1の図形それぞれは、前記第1の方向と直交する第1の直交方向に沿って配列され、前記グラデーションの濃側の一端側ほど幅が太くなり、
    前記複数の第2の図形それぞれは、前記第2の方向と直交する第2の直交方向に沿って配列され、前記グラデーションの濃側の一端側ほど幅が太くなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドット模様表示体。
  3. 前記第1の方向と前記第2の方向とは80度から100度の角を成すように交差する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のドット模様表示体。
  4. 前記第1の方向と前記第2の方向とのうちの少なくとも一方は、前記ドット模様の端を構成する辺に対して略45度の角度に傾いている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のドット模様表示体。
  5. 前記ドット模様は、前記ドットの階調度を0から95未満とする、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のドット模様表示体。
  6. 前記欠損部は、前記グラデーション淡側の一端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のドット模様表示体。
  7. 前記基板の裏面側に、前記第1の方向及び前記第2の方向とは45度の角を成すように交差する第3の図形パターンを有している、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドット模様表示体。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載されたドット模様表示体を備えることを特徴とする計器装置。
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