JP2016200408A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体感があり、デザイン性に優れた表示装置を提供する。【解決手段】指針駆動部は、指針10を回動させる。表示板は、指針10に指示される指標部41を有する。表示板は、外側傾斜部40h及び内側傾斜部40fを有する環状突出部40eを備える。表示板は、周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を外側傾斜部40hに有する。表示板は、外側傾斜部40hの陰影模様とは反対の周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を内側傾斜部40fに有する。陰影模様は、多数の基本色ドットによって表示されている。基本色ドットは、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のドットを含む。【選択図】図4
Description
本発明は、立体的な表示板を備えた表示装置に関するものである。
従来より、絞り加工によって環状突出部が形成された表示板が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。斯かる表示板は、指針に指示される指標部を囲むように形成された環状突出部を有しており、立体感があるものになっている。表示板の環状突出部は、メタリック層によって着色されている。
しかしながら、上述した表示板は、環状突出部が一様な色調であり、デザイン性に乏しいため、更に立体感があり、デザイン性に優れた表示装置が望まれている。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、立体感があり、デザイン性に優れた表示装置を提供するものである。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、立体感があり、デザイン性に優れた表示装置を提供するものである。
本発明は、指針10と、前記指針10を回動させる指針駆動部22と、前記指針10に指示される指標部41を有する表示板40と、を備えた表示装置であって、前記表示板40は、周方向に明度が徐々に変わる陰影模様が施された環状の傾斜部40c,40f,40hを有するものである。
また、本発明は、指針10と、前記指針10を回動させる指針駆動部22と、前記指針10に指示される指標部41を有する表示板40と、を備えた表示装置であって、前記表示板40は、外側傾斜部40h及び内側傾斜部40fを有する環状突出部41eを備えると共に、前記環状突出部40eの少なくとも一部には、前記外側傾斜部40hと前記内側傾斜部40fとで明度が異なる陰影模様が前記外側傾斜部40h及び前記内側傾斜部40fに施されているものである。
また、本発明は、指針10と、前記指針10を回動させる指針駆動部22と、前記指針10に指示される指標部41を有する表示板40と、を備えた表示装置であって、前記表示板40は、外側傾斜部40h及び内側傾斜部40fを有する環状突出部40eを備えると共に、前記表示板40は、周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を前記外側傾斜部40hに有し、前記外側傾斜部40hの陰影模様とは反対の周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を前記内側傾斜部40fに有するものである。
また、本発明は、前記陰影模様は、多数の基本色ドットによって表示されているものである。
また、本発明は、前記基本色ドットは、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のドットを含むものである。
表示板の傾斜部に陰影模様を施したことにより、表示板に立体感があり、デザイン性に優れたものになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。車両用表示装置は、指針10と、回路基板20と、ケース体30と、表示板40と、液晶表示器50と、後面カバー60と、を備えている。
指針10は、透光性樹脂からなる指示部11と、不透明な樹脂からなる指針キャップ12と、回動軸22aが圧入されるボス部13と、指示部11を載置する指針座14とを有しており、後述する指標部41を指示部11にて指示する。回路基板20は、基板本体21と、基板本体21の後面側に実装された指針駆動部22と、基板本体21の表面側に実装された発光素子24,25と、を備えており、表示板40の後側に配置されている。
基板本体21は、平板状のガラスエポキシ系基材に、指針駆動部22を駆動させる駆動回路、発光素子24,25を発光させる発光回路等を形成した硬質プリント基板からなる。駆動回路及び発光回路は、夫々、配線パターン,抵抗,コンデンサ等によって構成される。駆動回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、指針駆動部22を駆動する。発光回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、発光素子24,25を発光させる。
指針駆動部22は、可動磁石式駆動装置,ステッピングモータ等からなるものである。指針駆動部22の回動軸22aは、基板本体21に形成された貫通孔21aに挿入され、指針駆動部22の回動軸22aには、指針10が取り付けられる。指針10のボス部13は、表示板40に形成された貫通孔40aに挿入される。表示板40の貫通孔40aは、指針駆動部22の回動軸22aに対応する個所に形成されており、正面視で円形状になっている。
基板本体21の駆動回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、指針駆動部22を駆動して、指針10は、制御信号に応じた回転角度で回動軸22aを回転させる。これによって、指針10が車両速度に応じた所定の回転角度で回転し、指針10の指示部11が後述する指標部41を指示する。
発光素子24,25は、夫々、1個以上の発光ダイオード等によって構成される。発光素子24は、表示板40を透過照明する。発光素子25は、指針10の指示部11を光輝させる。発光素子24,25は、制御部から供給される制御信号に基づいて駆動され、車両運転者によって操作されるイルミネーションスイッチ等に応じてオン/オフされる。
ケース体30は白色の合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)からなり、このケース体30に回路基板20が固定されている。ケース体30は、垂直部31,傾斜部32,平行部33,傾斜部34,垂直部35を有している。ケース体30の垂直部31は、円筒形状になっており、前端が表示板40の後面に当接し、後端が回路基板20の前面に当接している。ケース体30の垂直部31は、発光素子24が発する照明光と、発光素子25が発する照明光とが混合されることを防ぐ遮光壁になっている。
ケース体30の傾斜部32は、垂直部31の外周面から逆円錐状に広がる形状になっている。ケース体30の傾斜部32は、発光素子24が発した照明光を平行部33,傾斜部34に向けて反射させる。ケース体30の平行部33は、表示板40と平行な平板形状になっている。ケース体30の傾斜部34は、逆円錐状になっており、平行部33の外周端に連なっている。ケース体30の傾斜部34は、発光素子24が発した照明光を表示板40に向けて反射させる。ケース体30の垂直部35は、円筒形状になっており、後端が回路基板20の前面に当接している。ケース体30の垂直部35は、傾斜部34の外周端に連なっている。ケース体30の垂直部35は、前端が表示板40の後面に当接し、後端が回路基板20の前面に当接している。
表示板40は、立体的に絞り加工されており、指標部41を囲むように形成された環状突出部40eと、指標部41よりも内側(即ち、指標部41よりも貫通孔40a側)に形成された傾斜部40cと、を有している。表示板40の突出部40eと傾斜部40cの間は、平面部40dになっている。表示板40の傾斜部40cと貫通孔40aの間は、平面部40bになっている。表示板40の平面部40b,40dは、回路基板20の基板本体21と平行になっている。表示板40の傾斜部40cは逆円錐状になっており、表示板40の平面部40bは、平面部40dよりも回路基板20に近くなっている。表示板40の平面部40b,40dには、意匠層47にて柄模様が施されている。
表示板40は、透光性シートからなる基材44の前面に、白色層45,意匠層47,黒色層48,オーバーコート層49を順次、スクリーン印刷にて形成したものである。白色層45は、基材44の全域に形成されている。意匠層47は、白色層45上に形成された多数の微細な基本色ドッドからなるものであり、前記基本色ドットは、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の4色のドットを有している。黒色層48には開口48aが形成されており、この開口48aが指標部41になっている。
表示板40の指標部41には、白色層45,オーバーコート層49が順次形成されている。指標部41の周囲には、黒色層48が形成されている。表示板40の中央には、液晶表示器50の画像を視認する矩形の窓部40zが形成されている。液晶表示器50は、2個の指針式計器(速度計及び回転計)の間に配置されている。液晶表示器50には、積算走行距離等の車両情報が表示される。
次に、表示板40について更に詳述する。表示板40は、目盛り部41aと数字部41bとからなる指標部41を有している。表示板40の指標部41は、貫通孔40aを中心とした円弧状に配置されており、発光素子24が発した照明光によって透過照明される。
表示板40の傾斜部40cには、意匠層47にて陰影模様が施されている。傾斜部40cの陰影模様は、周方向に明度が徐々に変わるグラデーションになっている。傾斜部40cの陰影模様は、斜め上方から表示板40に光Lが照射された状態を模したものであり、傾斜部40cの陰影模様は、上が暗く、下が明るいグラデーションになっている。つまり、傾斜部40cは、上が黒色で、周方向に徐々に明度が高くなり、下が白色になっている。
表示板40の環状突出部40eは、内側傾斜部40f,平面部40g,外側傾斜部40hを有する断面台形状になっている。環状突出部40eの内側傾斜部40fは、平面部40dから平面部40gまで逆円錐状に広がる形状になっている。環状突出部40eの外側突出部40hは、円錐状になっている。
環状突出部40eの内側傾斜部40f及び外側傾斜部40hには、意匠層47にて陰影模様が施されている。内側傾斜部40fの陰影模様と外側傾斜部40hの陰影模様とは、周方向に明度が徐々に変わるグラデーションになっている。環状突出部40eの平面部40gは、周方向で明度の違いが無い一様な灰色になっている。なお、図7は、環状突出部40eの模式図であり、環状突出部40eの幅を拡大して図示している。
内側傾斜部40fの陰影模様と外側傾斜部40hの陰影模様とは、斜め上方から表示板40に光Lが照射された状態を模したものであり、内側傾斜部40fの陰影模様は、上が暗く、下が明るいグラデーションになっており、外側傾斜部40hの陰影模様は、上が明るく、下が暗いグラデーションになっている。つまり、内側傾斜部40fは、上が黒色で、周方向に徐々に明度が高くなり、下が白色になっている。また、外側傾斜部40hは、上が白色で、周方向に徐々に明度が低くなり、下が黒色になっている。
本実施形態によれば、表示板40の環状突出部20e及び傾斜部40cに陰影模様を施したことにより、表示板20に立体感があり、デザイン性に優れた車両用表示装置になる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、表示板40の環状突出部20e及び傾斜部40cに施した陰影模様が無彩色であったが、有彩色であっても良い。また、図8に示す他の実施形態のように、白色層45と意匠層47の間にメタリック層47を設けたり、基材44の後面に光拡散層43を設けても良い。
10 指針
22 指針駆動部
24 発光素子
25 発光素子
40 表示板
40a 貫通孔
40c 傾斜部
40e 環状突出部
40f 内側傾斜部(傾斜部)
40h 外側傾斜部(傾斜部)
41 指標部
47 意匠層
22 指針駆動部
24 発光素子
25 発光素子
40 表示板
40a 貫通孔
40c 傾斜部
40e 環状突出部
40f 内側傾斜部(傾斜部)
40h 外側傾斜部(傾斜部)
41 指標部
47 意匠層
Claims (5)
- 指針と、前記指針を回動させる指針駆動部と、前記指針に指示される指標部を有する表示板と、を備えた表示装置であって、
前記表示板は、周方向に明度が徐々に変わる陰影模様が施された環状の傾斜部を有することを特徴とする表示装置。 - 指針と、前記指針を回動させる指針駆動部と、前記指針に指示される指標部を有する表示板と、を備えた表示装置であって、
前記表示板は、外側傾斜部及び内側傾斜部を有する環状突出部を備えると共に、
前記環状突出部の少なくとも一部には、前記外側傾斜部と前記内側傾斜部とで明度が異なる陰影模様が前記外側傾斜部及び前記内側傾斜部に施されていることを特徴とする表示装置。 - 指針と、前記指針を回動させる指針駆動部と、前記指針に指示される指標部を有する表示板と、を備えた表示装置であって、
前記表示板は、外側傾斜部及び内側傾斜部を有する環状突出部を備えると共に、
前記表示板は、周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を前記外側傾斜部に有し、前記外側傾斜部の陰影模様とは反対の周方向に明度が徐々に変わる陰影模様を前記内側傾斜部に有することを特徴とする表示装置。 - 前記陰影模様は、多数の基本色ドットによって表示されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の表示装置。
- 前記基本色ドットは、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)のドットを含むことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015078521A JP2016200408A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 表示装置 |
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JP2015078521A JP2016200408A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 表示装置 |
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JP2016200408A true JP2016200408A (ja) | 2016-12-01 |
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JP2015078521A Pending JP2016200408A (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 表示装置 |
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JP (1) | JP2016200408A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108407617A (zh) * | 2017-01-31 | 2018-08-17 | 矢崎总业株式会社 | 显示装置 |
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2015
- 2015-04-07 JP JP2015078521A patent/JP2016200408A/ja active Pending
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CN108407617A (zh) * | 2017-01-31 | 2018-08-17 | 矢崎总业株式会社 | 显示装置 |
CN108407617B (zh) * | 2017-01-31 | 2021-01-19 | 矢崎总业株式会社 | 显示装置 |
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