JP2017146249A - 表示板及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体感があり、且つ、絞り加工の位置ずれが目立たない表示板及びその表示板を備えた表示装置を提供する。【解決手段】指針駆動部は、指針10を回動させる。回路基板は、指針駆動部を搭載する。表示板は、指針10に指示される指標部41を有する。表示板は、環状傾斜部40c,40f,40hと、環状傾斜部40c,40f,40hの少なくとも一部に設けられた半径方向の線状意匠C,F,Hと、線状意匠C,F,Hを囲む単一色の背景と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、立体的な表示板及びその表示板を備えた表示装置に関するものである。
従来より、絞り加工によって環状傾斜部が形成された表示板が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。斯かる表示板は、指針に指示される指標部の近傍に形成された環状傾斜部を有しており、立体感があるものになっている。表示板の環状傾斜部は、平面部の色(例えば白色)とは異なる色(例えば黒色)になっており、立体感が強調されている。
しかしながら、表示板を絞り加工するときに、所望の稜線とは違う個所で屈曲される位置ずれが生じることがあり、環状傾斜部と平面部の境界である稜線と、着色層の境界線と、に微小な位置ずれが発生して、見栄えが悪くなるという問題を有していた。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、立体感があり、且つ、絞り加工の位置ずれが目立たない表示板及びその表示板を備えた表示装置を提供するものである。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、立体感があり、且つ、絞り加工の位置ずれが目立たない表示板及びその表示板を備えた表示装置を提供するものである。
本発明は、環状傾斜部40c,40f,40hを有すると共に、前記環状傾斜部40c,40f,40hの少なくとも一部には、半径方向の線状意匠C,F,Hが施されているものである。
また、本発明は、指針10と、前記指針10を回動させる指針駆動部22と、前記指針駆動部22を搭載する回路基板20と、前記指針10に指示される指標部41を有する表示板40と、を備えた表示装置であって、前記表示板40は、環状傾斜部40c,40f,40hと、前記環状傾斜部40c,40f,40hの少なくとも一部に設けられた半径方向の線状意匠C,F,Hと、前記線状意匠C,F,Hを囲む単一色の背景と、を有するものである。
また、本発明は、前記線状意匠C,F,Hは、周方向に等間隔で形成されているものである。
また、本発明は、前記線状意匠C,F,Hは、周方向に不等間隔で形成されているものである。
また、本発明は、隣合う前記線状意匠C,F,Hの太さが異なるものである。
また、本発明は、隣合う前記線状意匠C,F,Hの色が異なるものである。
環状傾斜部に線状意匠を施したことにより、表示板の立体感が向上する。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1乃至図4は、第一実施形態を示すものである。車両用表示装置は、指針10と、回路基板20と、ケース体30と、表示板40と、液晶表示器50と、後面カバー60と、を備えている。
指針10は、透光性樹脂からなる指示部11と、不透明な樹脂からなる指針キャップ12と、回動軸22aが圧入されるボス部13と、指示部11を載置する指針座14とを有しており、後述する指標部41を指示部11にて指示する。回路基板20は、基板本体21と、基板本体21の後面側に実装された指針駆動部22と、基板本体21の表面側に実装された発光素子24,25と、を備えており、表示板40の後側に配置されている。
基板本体21は、平板状のガラスエポキシ系基材に、指針駆動部22を駆動させる駆動回路、発光素子24,25を発光させる発光回路等を形成した硬質プリント基板からなる。駆動回路及び発光回路は、夫々、配線パターン,抵抗,コンデンサ等によって構成される。駆動回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、指針駆動部22を駆動する。発光回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、発光素子24,25を発光させる。
指針駆動部22は、可動磁石式駆動装置,ステッピングモータ等からなるものである。指針駆動部22の回動軸22aは、基板本体21に形成された貫通孔21aに挿入され、指針駆動部22の回動軸22aには、指針10が取り付けられる。指針10のボス部13は、表示板40に形成された貫通孔40aに挿入される。表示板40の貫通孔40aは、指針駆動部22の回動軸22aに対応する個所に形成されており、正面視で円形状になっている。
基板本体21の駆動回路は、制御部から供給される制御信号に基づいて、指針駆動部22を駆動して、指針10は、制御信号に応じた回転角度で回動軸22aを回転させる。これによって、指針10が車両速度に応じた所定の回転角度で回転し、指針10の指示部11が後述する指標部41を指示する。
発光素子24,25は、夫々、1個以上の発光ダイオード等によって構成される。発光素子24は、表示板40を透過照明する。発光素子25は、指針10の指示部11を光輝させる。発光素子24,25は、制御部から供給される制御信号に基づいて駆動され、車両運転者によって操作されるイルミネーションスイッチ等に応じてオン/オフされる。
ケース体30は白色の合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)からなり、このケース体30に回路基板20が固定されている。ケース体30は、垂直部31,傾斜部32,平行部33,傾斜部34,垂直部35を有している。ケース体30の垂直部31は、円筒形状になっており、前端が表示板40の後面に当接し、後端が回路基板20の前面に当接している。ケース体30の垂直部31は、発光素子24が発する照明光と、発光素子25が発する照明光とが混合されることを防ぐ遮光壁になっている。
ケース体30の傾斜部32は、垂直部31の外周面から逆円錐状に広がる形状になっている。ケース体30の傾斜部32は、発光素子24が発した照明光を平行部33,傾斜部34に向けて反射させる。ケース体30の平行部33は、表示板40と平行な平板形状になっている。ケース体30の傾斜部34は、逆円錐状になっており、平行部33の外周端に連なっている。ケース体30の傾斜部34は、発光素子24が発した照明光を表示板40に向けて反射させる。ケース体30の垂直部35は、円筒形状になっており、後端が回路基板20の前面に当接している。ケース体30の垂直部35は、傾斜部34の外周端に連なっている。ケース体30の垂直部35は、前端が表示板40の後面に当接し、後端が回路基板20の前面に当接している。
表示板40は、立体的に絞り加工されており、指標部41を囲むように形成された環状突出部40eと、指標部41よりも内側(即ち、指標部41よりも貫通孔40a側)に形成された環状傾斜部40cと、を有している。表示板40の突出部40eと環状傾斜部40cの間は、平面部40dになっている。表示板40の環状傾斜部40cと貫通孔40aの間は、平面部40bになっている。表示板40の平面部40b,40dは、回路基板20の基板本体21と平行になっている。表示板40の環状傾斜部40cは逆円錐状になっており、表示板40の平面部40bは、平面部40dよりも回路基板20に近くなっている。
表示板40は、透光性シートからなる基材44の前面に、白色層45,黒色層47,意匠層48,オーバーコート層49を順次、スクリーン印刷にて形成したものである。白色層45は、基材44の全域に形成されている。黒色層47には開口47aが形成されており、この開口47aが指標部41になっている。
表示板40の指標部41には、白色層45,オーバーコート層49が順次形成されている。指標部41の周囲には、黒色層47が形成されている。表示板40の中央には、液晶表示器50の画像を視認する矩形の窓部40zが形成されている。液晶表示器50は、2個の指針式計器(速度計及び回転計)の間に配置されている。液晶表示器50には、積算走行距離等の車両情報が表示される。
表示板40は、目盛り部41aと数字部41bとからなる指標部41を有している。表示板40の指標部41は、貫通孔40aを中心とした円弧状に配置されており、発光素子24が発した照明光によって透過照明される。
表示板40の環状傾斜部40cには、意匠層48にて線状意匠Cが施されている。環状傾斜部40cの線状意匠Cは、半径方向に伸長する多数の直線模様からなるものである。環状傾斜部40cの線状意匠Cは、周方向に等間隔で形成されている。線状意匠Cの背景は、黒色層47によって単一色になっている。つまり、線状意匠Cは、単一の背景色で囲まれている。
表示板40の環状突出部40eは、内側傾斜部40f,平面部40g,外側傾斜部40hを有する断面台形状になっている。環状突出部40eの内側傾斜部40fは、平面部40dから平面部40gまで逆円錐状に広がる形状になっている。環状突出部40eの外側突出部40hは、円錐状になっている。
環状突出部40eの内側傾斜部40fには、意匠層48にて線状意匠Fが施されている。環状突出部40eの外側傾斜部40hには、意匠層48にて線状意匠Hが施されている。内側傾斜部40f及び外側傾斜部40hの線状意匠F,Hは、半径方向に伸長する多数の直線模様からなるものである。内側傾斜部40f及び外側傾斜部40hの線状意匠F,Hは、周方向に等間隔で形成されている。線状意匠F,Hの背景は、黒色層47によって単一色になっている。つまり、線状意匠F,Hは、単一の背景色で囲まれている。
本実施形態によれば、表示板40の環状傾斜部40c,内側傾斜部40f及び外側傾斜部40hに線状意匠C,F,Hを施したことにより、表示板20の立体感が強調され、デザイン性に優れた車両用表示装置になる。且つ、線状意匠C,F,Hが同一の背景色で囲まれているため、絞り加工の位置ずれが目立たない。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、線状意匠C,F,Hの色や、線状意匠C,F,Hの背景色は、適宜選定されるものである。また、図5に示す第二実施形態のように、線状意匠C,F,Hが周方向に不等間隔で形成されていても良い。また、図6に示す第三実施形態のように、隣合う線状意匠C,F,Hの太さが異なっていても良い。また、隣合う線状意匠の色が交互に異なっていても良い。
10 指針
20 回路基板
22 指針駆動部
24 発光素子
25 発光素子
40 表示板
40a 貫通孔
40c 環状傾斜部
40e 環状突出部
40f 内側傾斜部(環状傾斜部)
40h 外側傾斜部(環状傾斜部)
41 指標部
C 線状意匠
F 線状意匠
H 線状意匠
20 回路基板
22 指針駆動部
24 発光素子
25 発光素子
40 表示板
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40f 内側傾斜部(環状傾斜部)
40h 外側傾斜部(環状傾斜部)
41 指標部
C 線状意匠
F 線状意匠
H 線状意匠
Claims (6)
- 環状傾斜部を有すると共に、前記環状傾斜部の少なくとも一部には、半径方向の線状意匠が施されていることを特徴とする表示板。
- 指針と、前記指針を回動させる指針駆動部と、前記指針駆動部を搭載する回路基板と、前記指針に指示される指標部を有する表示板と、を備えた表示装置であって、
前記表示板は、環状傾斜部と、前記環状傾斜部の少なくとも一部に設けられた半径方向の線状意匠と、前記線状意匠を囲む単一色の背景と、を有することを特徴とする表示装置。 - 前記線状意匠は、周方向に等間隔で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記線状意匠は、周方向に不等間隔で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 隣合う前記線状意匠の太さが異なることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 隣合う前記線状意匠の色が異なることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016029435A JP2017146249A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 表示板及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016029435A JP2017146249A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 表示板及び表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016029435A Pending JP2017146249A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 表示板及び表示装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017146249A (ja) |
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016029435A patent/JP2017146249A/ja active Pending
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