JP2013248105A - 男女兼用ポケットトイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数が少なく構造が簡単で、保存時乃至保管時に嵩張ることなく、しかも束にしても嵩張らないばかりか使用時の扱いが極めて容易であり、更に使用後の処置もそのままゴミとして処理することができる男女兼用ポケットトイレの提供。
【解決手段】本発明の男女兼用ポケットトイレは、板状環状部材1及び袋体2からなり、前記板状環状部材は長手方向の中心線(A−B線)に対して折り曲げて形成されており、また前記袋体は上端開口部25の下方の内側表面に開閉用ファスナー4を有すると共に袋体の両側面には襠3を有していてもよく、更に前記袋体の上端開口部は板状環状部材の周囲と接続している。板状環状部材1はの表面には蛍光剤又は蓄光材料を有し、また袋体中には尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、男女兼用ポケットトイレに関するものであり、更に詳しくは運転中交通渋滞に巻き込まれたとき、災害時や身体障害者等において使用される男女兼用ポケットトイレに関するものである。
近年、交通渋滞時、災害時や病院等で使用されるトイレ、また身体障害者、高齢者等が使用する携帯用トイレが知られており、例えば男性用、女性用、男女兼用等各種の携帯用トイレが市販されている。具体的には細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとを有する男性用携帯トイレが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また女性用携帯トイレとしては、公報の図2及び図3からみて細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとを有し、この紙筒ガイドに更に開口部の広い(アサガオ形状)筒を接続した携帯トイレが図示されている(例えば、特許文献2参照)。更に公報の図1には小便用携帯トイレセットが開示され、この中に小水用処理袋が示され、上端開口部の稍下方の内表面に開閉用密閉ファスナーを配し、更に開口部の上部が略斜めにカットされている処理袋が示されている(例えば、特許文献3参照)。
実用新案登録第3165864号(実用新案登録請求の範囲、段落0006、第1図〜第3図) 特開2010−264212(段落0012、図2〜図3) 実用新案登録第3077445号(段落0004、段落0007、図1)
しかしながら、特許文献1は、細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとを有する男性用携帯用トイレが開示されているものの、細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとがどのように接続されているのか不明であるばかりでなく、仮に細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとがポリ袋の開口部で紙筒が覆い被さるように包み込んで設置されているので、携帯時に筒の形態で持ち運ぶため嵩張るという問題があり、また保管に際し、十分な保管場所を確保しなければならないという欠点を有している。また男性用であり、女性には不向きであるという欠点を有している。また特許文献2は、女性用として使用するために細長いホース状のポリ袋と紙筒ガイドとを有すると共に、この紙筒ガイドに更に開口部の広い筒を接続した携帯トイレが図示されているが、筒状体に更に女性用として使用するための開口部の広い筒状体を有するために部品数が増えるので、いっそう嵩張るばかりでなく、保管に際し、十分な保管場所の確保を必要とするという欠点を有している。更に特許文献3は、小水用処理袋が示され、上端開口部の稍下方の内表面に開閉用密閉ファスナーを配し、更に開口部の上部が略斜めにカットされている処理袋が示されているが、尿水の受け口となる処理袋の開口部が、処理袋の柔軟性を有する材質と同じ材質からなるため、使用中に尿の量が溜まるにしたがって歪みが生じ、その結果処理袋から尿漏れ等が生じる恐れがあるという問題があった。
そこで、本発明者は、上記の問題点を種々検討した結果、部品数が少なく構造が簡単で、男女兼用で携帯トイレの保存時乃至保管時でも嵩張ることなく、しかも束にしても嵩張らないばかりか使用時の扱いが極めて容易であり、更に使用後の処置も回収して再生し再利用するか又はそのままゴミとして処理することができる男女兼用ポケットトイレを完成するに至った。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、部品数が少なく構造が簡単で、保存時乃至保管時に嵩張ることなく、しかも束にしても嵩張らないばかりか使用時の扱いが極めて容易であり、更に使用後の処置も回収して生成し再利用するか又はそのままゴミとして処理することができる男女兼用ポケットトイレを提供することにある。
本発明の上記課題は、以下の各発明によってそれぞれ達成される。
(1)板状環状部材及び袋体からなり、前記板状環状部材は長手方向の中心線に対して折り曲げて形成されており、また前記袋体は上端開口部の下方に開閉用ファスナーを有すると共に袋体の両側面には襠を有していてもよく、更に前記袋体の上端開口部は板状環状部材の周囲で接続されていることを特徴とする男女兼用ポケットトイレ。
(2)前記開閉用ファスナーの下側の袋部の幅は、前記開閉用ファスナーの上側の袋部の幅より狭くてもよく、更に前記開閉用ファスナーの下側の袋部は正面からみて正方形、長方形、底部の広い台形状又は帯状形のいずれかであることを特徴とする前記第1項に記載の男女兼用ポケットトイレ。
(3)前記板状環状部材は木質部材、プラスチックス及びこれらの複合材から選択されたいずれか1種からなることを特徴とする前記第1項又は第2項に記載の男女兼用ポケットトイレ。
(4)前記板状環状部材と開閉ファスナーを備えた袋体の上端開口部とが接続された場合、該袋体の上端開口部の形状は板状環状部材の折り曲げられた曲面に対応した曲面を有することを特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(5)前記袋体の両側にそれぞれ襠を有する場合、襠は開閉用ファスナーに対して上部、下部のいずれか一方に有するか又は上部と下部の両方に有することを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(6)前記袋体に襠を有する場合、開閉用ファスナーと襠の一方と接続すると共に他方の襠は密着固定することを特徴とする前記第1項乃至第5項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(7)前記袋体は水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であって、少なくとも一部分が着色されていなくてもよい水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製又は透明あるいは不透明のいずれかである水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であることを特徴とする前記第1項乃至第6項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(8)前記袋体中には尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤のうち、少なくとも尿水吸収材を有するかあるいは嘔吐用では少なくとも消臭剤を有していることを特徴とする前記第1項乃至第7項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(9)前記板状環状部材の両側にそれぞれ一対の紐孔を有すると共に該紐孔に紐を有していてもよいことを特徴とする前記第1項乃至第8項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(10)前記袋体の表面又は裏面の少なくともいずれかに量測定用目盛り、広告、使い方及び注意事項の少なくとも一種類の記載を有することを特徴とする前記第1項乃至第9項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
(11)前記板状環状部材、開閉用ファスナー及び袋のいずれかの少なくとも一部分に蛍光剤又は蓄光材料を有することを特徴とする前記第1項乃至第10項のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
本発明の前記(1)に記載の男女兼用ポケットトイレ(以下、単に「ポケットトイレ」ともいう。)は、板状環状部材及び袋体からなり、前記板状環状部材は長手方向の中心線に対して折り曲げて形成されており、また前記袋体は上端開口部の下方に開閉用ファスナーを有すると共に袋体の両側面には襠を有していてもよく、更に前記袋体の上端開口部は板状環状部材の周囲で接続されていることを特徴とし、前記板状環状部材は長手方向の中心線に対して折り曲げて形成されていることにより使用時の板状環状部材に対して外側又は内側に折り曲げた状態であるので、使用時の板状環状部材の半分の大きさに形成保持することができるので、コンパクトになり持ち歩き又は保存時に小スペースに収納することができ、したがって、複数部を重ね合わせて容易に持ち歩くことができるという優れた効果を奏するものである。更に使用に際しては、折畳んだ板状環状部材(A−B線に対して)を広げたとき、簡単に広げることができるばかりでなく使用し易いという優れた効果を奏するものである。
また前記袋体は上端開口部の下方に開閉用ファスナーを有することにより使用後、ファスナーを閉じて密閉するので、内容物が外部へ漏れ出すことがないという優れた効果を奏するものである。更に袋体の両側面には襠を有していてもよく、襠を有することにより板状環状部材を容易に平坦にすることができるという格別の効果を奏するものである。更にまた前記袋体の上端開口部は板状環状部材の周囲で接続されていることにより両者は一体となり、使用時には板状環状部材の折り曲げ部(曲折部)平坦にして平面となるようにして容易かつ簡単に開口し用(例えば、小便など)を足すことができるという格別優れた効果を奏するものである。
本発明の前記(2)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記開閉用ファスナーの下側の袋部の幅は、前記開閉用ファスナーの上側の袋部の幅より狭くてもよく、更に前記開閉用ファスナーの下側の袋部は正面からみて正方形、長方形、底部の広い台形状又は帯状形のいずれかであることにより、用途に応じて適宜の大きさの袋体とすることができるという優れた効果を奏するものである。本発明の前記(3)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)又は(2)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記板状環状部材は木質部材、プラスチックス及びこれらの複合材から選択されたいずれか1種からからなることにより使用後、再処理して回収し再利用するか又はゴミ箱に捨てるなど廃棄処理が容易にできるという優れた効果を奏するものである。
本発明の前記(4)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記板状環状部材と開閉ファスナーを備えた袋体の上端開口部とが接続された場合、該袋体の上端開口部の形状は板状環状部材の折り曲げられた曲面に対応した曲面を有することにより、板状環状部材を平面に開口したとき、開口部が袋体の上端の一部で覆われることなく使用時に板状環状部材の周囲を汚すことなく用を足せるという優れた効果を奏するものである。
本発明の前記(5)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記袋体の両側にそれぞれ襠を有する場合、襠は開閉用ファスナーに対して上部、下部のいずれか一方に有するか又は上部と下部の両方に有することにより、板状環状部材を平坦に戻すときに容易に戻すことができるという優れた効果を奏するものである。また襠は開閉用ファスナーに対して下部にある場合は、袋体の尿水等の内容物に対する容積を大きくすることができる。その際袋体の幅を大きくすることにより板状環状部材を平坦に戻すことができるようにして本発明の効果が生じるようにすることができるという優れた効果を奏する。更に襠が開閉用ファスナーに対して上部と下部の両方に有する場合には、襠のある袋体の適宜の位置に開閉用ファスナーを直接設けることができるという簡単な作業で男女兼用ポケットトイレを製造することができ、しかも本発明の効果を奏するものである。
本発明の前記(6)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(5)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記袋体に襠を有する場合、開閉用ファスナーと襠の一方と接続すると共に他方の襠は密着固定することにより使用後の内容物を袋内に密閉することができるので漏れがなく十分効果的に封入することができるという優れた効果を奏するものである。
本発明の前記(7)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(6)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記袋体は水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であって、少なくとも一部分が着色されていなくてもよい水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製又は透明あるいは不透明のいずれかである水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であることにより使用前にはコンパクトにたたむことができると共に、使用後は内容物を完全に封じ込め漏れのない袋体を形成することができるという優れた効果を奏するものである。また少なくとも一部分が着色されていなくてもよい水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製又は透明あるいは不透明のいずれかであることにより、透明である場合には用を足した後、健康管理の観点から尿水の色により健康状態を判断することができ、また着色されている場合や不透明である場合には、乗物などで使用するときに、着色や不透明であるため中が見えないので、不快感がなく、装飾的にも好ましい。本発明の前記(8)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(7)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記袋体中には尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤のうち、少なくとも尿水吸収材を有するかあるいは嘔吐用では少なくとも消臭剤を有していることにより尿水吸収材が尿水等を吸収し、また凝固剤の場合には尿水等が吸収凝固し、更にこれらに消臭剤を併用することにより消臭効果が得られるという優れた効果を奏するものであり、特に嘔吐用に使用するときには、少なくとも消臭剤を有することが極めて好ましい。本発明の前記(9)に記載のデスポーザブル男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(8)に記載のデスポーザブル男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記板状環状部材の両側にそれぞれ一対の紐孔を有すると共に該紐孔に紐を有していてもよいことにより使用時に紐孔に紐を有していないものを使用するときは、女性が使用する場合や男性が糞尿で使用する場合には、紐孔に紐を通した後、また紐を有しているものを使用するときには、紐で身体に固定し安定した状態で用を足すことができるという優れた効果を奏するものである。
本発明の前記(10)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(8)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記袋体の表面又は裏面の少なくともいずれかに尿水量測定用目盛り、広告、使い方及び注意事項の少なくとも一種類の記載を有することにより袋体の表面又は裏面に直接設けるので、男女兼用ポケットトイレの製造コストを下げることができるばかりでなく使用者に尿水による健康管理ができ、また広告情報、使い方及び注意事項などの情報を提供することができるという優れた効果を奏するものである。本発明の前記(11)に記載の男女兼用ポケットトイレは、前記(1)乃至(10)に記載の男女兼用ポケットトイレの効果を奏すると共に、これに加えて前記板状環状部材、開閉用ファスナー及び袋のいずれかの少なくとも一部分に蛍光剤又は蓄光材料を有することにより、特に夜間の暗いところで蓄光材料の発光で板状環状部材が光るので板状環状部材の開口部を視認しやすいという優れた効果を奏するものである。なお、蛍光剤の場合にはライト等を使用する必要があるが、自動車内などで幼児が使用する場合など特に好ましい。
本発明の男女兼用ポケットトイレの展開図であり、図1のaは板状環状部材を示す平面図である。図1のbは袋体を示す斜視図である。 本発明の男女兼用ポケットトイレであって、図1のaに示す板状環状部材をA−B線で折り曲げられているところを示す側面図である。 本発明の襠を有しない袋を用いた男女兼用ポケットトイレを示す側面図である。 本発明の男女兼用ポケットトイレの板状環状部材と袋体との接続関係を示す部分斜視図である。図4aは、板状環状部材をある程度折り曲げた状態を示す斜視図である。図4bは、板状環状部材を平坦にしたときの袋体状態を示す斜視図である。 図2の開閉用ファスナーをC−D線で切断したところを示す断面図である。
以下、本発明の男女兼用ポケットトイレについて図面を用いて具体的に説明するが、本発明は、以下に説明する具体的事例に限定されるものではない。またポケットトイレとは、通常一般的に使用されている簡易トイレや携帯トイレの用語と実質的に同一のものとして使用している。本発明の男女兼用ポケットトイレの材質、形状、寸法は、特に限定されるものではなく、幼児、成人等に対応した大きさに形成することができる。また本発明の男女兼用ポケットトイレは、食べ過ぎ、飲み過ぎ等の嘔吐用としての使用も本発明の技術的範囲内にある。図1及び図2において、本発明の男女兼用ポケットトイレは、板状環状部材1及び袋体2からなり、前記板状環状部材1はその長手方向の中心線(A−B線)に対して折り曲げ形成された曲折部を形成する。また板状環状部材1の形状は円形乃至楕円形のいずれでもよい。前記袋体2には上端開口部25の下方の内側表面に開閉用ファスナー4を有すると共に袋体2の両側面には襠3を有していてもよく、更に前記袋体2の上端開口部25は板状環状部材1の周囲で接続されていることを特徴とする。図1において、本発明の男女兼用ポケットトイレは、図1のaに示される板状環状部材1と図1のbに示される袋体2とからなり、板状環状部材1の形状は環状であればよく、特に形状は限定されるものではない。しかしながら、好ましくは、持ち歩き時や保存時における容積を小さくでき、取り扱い易くするには楕円形状、たまご型(片方の先が少し細目)等がよい。板状環状部材1は木質材、例えば、ボール紙、ダンポール紙など厚手の不織紙等、プラスチックス、例えば発泡性樹脂板、更に発泡性樹脂板と合成樹脂フィルムとの複合材等で、折り曲げ可能(表面に切れ目を有するものでもよい。)であって、適度の柔軟性と強度を有するものがよく、肌に接触した場合、不快感がないものであれば特に限定されない。例えば、木質紙やプラスチックスに発泡プラスチックスをラミネートしたものでもよい。また板状環状部材1はA−B線で折り曲げた状態で持ち歩きや保存しておく。これによって常時折り曲げた状態で持ち歩く時や保存時における容積を小さくでき取り扱いが容易となる。
袋体2は水不透過性紙質材又はプラスチックスフィルムが用いられる。水不透過性紙質材としては合成紙、紙とプラスチックスフィルムとを張り合わせた複合紙、紙に樹脂を被覆した樹脂被覆紙、樹脂ラミネート紙等を用いることが好ましい。またプラスチックスフィルムは、特に限定されるものではなく、通常、この技術分野において用いられる公知のものでよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等原料コストを考慮して決定することが好ましい。またプラスチックラミネート紙等の液体漏れのないものを用いることもできる。特に本発明では袋体の表面に対する印刷性、尿水の漏れがなく、更に接着性等を考慮してプラスチックスの材質を選択することが好ましい。袋体2は幅方向の両側にそれぞれ襠3を有するものが好ましい。しかし板状環状部材1の内環の長手方向の長さと同じか又は内環の長手方向の長さより大きい幅で襠3のない袋体2を用いてもよいことは明らかである(結果的に襠に相当する遊びが形成されることで同様の機能が得られる。)。板状環状部材1は裏面において襠3を両側に有する袋体2の外側の上端部(図1のbの斜線部)26と接続しているが、この接続の手段はこれに限定されるものではない。またこの接続手段としては、熱溶着による固定が好ましいが、これに限定されることなく、他の手段、例えば接着剤、両面テープ等であってもよい。袋体2の大きさは、単独の袋であればその形状には制限されるものではなく尿水等の内容物が十分入る容積を有するものであれば特に限定されるものではない。更に袋体2の幅は、板状環状部材1の開口部の大きさを基準にして決められるものであるが、好ましくは、幅は、8cm〜20cmであり、更に好ましくは、幅は、10cm〜16cmであり、実用的には15cm前後がよい。袋体2の長さは、使用の態様により決められるもので、特に限定されるものではないが、好ましくは20cm〜40cm、更に好ましくは、30cm前後がよい。袋体2の形状は、例えば、正面からみて方形状、具体的には、四角形、長方形、台形、逆台形等いずれでもよい。これらの袋体2の底部又は下端は接着か熱溶着を用いて固着されるが、襠3を有する場合には、熱溶着手段5を用いることが好ましい。
前記の図2には板状環状部材1を長手方向にA―B線に沿って折り曲げた状態(曲折部11)の男女兼用ポケットトイレが示されているが、図4のaは、この板状環状部材1を少し開いたときの袋体2の状態を示したもので、板状環状部材1を少し開くと、袋体2の端部にある襠3の上端21a及び21bは板状環状部材1に固定されているので、襠3aと襠3bが開く。この状態から図4のbに示されるように、板状環状部材1を平坦になるまで開くと、襠3は折り目が平らになり襠3の端部が略直線の折り目32が形成されて無理なく、板状環状部材1は平坦にすることができる。平坦部を維持するには、板状環状部材1の枠の広い部分の端部を把持するのが好ましい。したがって、平坦に開いた枠の広い部分の端部をもって用をたすことにより無理なく容易に用を足すことができる。図3は、本発明の襠を有しない袋を用いた男女兼用ポケットトイレを示す側面図である。図3において、板状環状部材1の長手方向の長さと同じ幅の袋2であって、袋2には、図1乃至図2に示される襠3を有していない。そのため板状環状部材1と袋2の上端部との固定又は接続は、板状環状部材1の内側部、即ち環状部の開口部25の左端から右端までの間の板状環状部材1の環状部分26を固定又は接続する。具体的には、この環状部の開口部25の左端から右端までの間の板状環状部材1の環状部分26を接着剤で接着するか、両面テープで接続するか、溶着するかのいずれかにより接続固定する。これにより板状環状部材1を開いたとき、袋2の固定されていない部分がそれに伴って開き、襠のある袋と同様の作用をして無理なく板状環状部材1を開くことができる。
図5は、開閉用ファスナー4が襠3のある袋体2の内面に設置する形態を示したC−D線で切断した断面を示した断面図である。図5において、袋体2と開閉ファスナー4は袋体2の内面で固着される。袋体2には、その両側にそれぞれ襠3を有している。これらの襠3の3aは、円A′の拡大部分に示されるように、固定手段26として熱溶着又は接着剤により封止固定する。襠3bは開閉用ファスナー4で固定することにより袋2bの内部を密閉することができる。これにより袋体2b内の尿水等の内容物は密閉され漏れることがない。このように、尿水は袋体2の下部2bに入り開閉用ファスナー4により封止密着されるので、袋体2aの襠3の一方3aは板状環状部材1に密接しているばかりでなく、尿水等の袋体2内の内容物は袋体2bで密閉されるので、必ずしも密着固定しなくてもよい。また袋体2は、開閉用ファスナー4を介して上部2aと下部2bにおいて、少なくとも上部2aには襠3を有するが、下部2bには襠3はなくてもよい。更に下部2bの部分の幅は上部2aの部分の幅と同じであっても上部2aの幅より狭くてもよい。開閉用ファスナー4は、周知の構造のものが用いられ、雌型4bと雄型4aとからなり、これらを嵌合して係合することにより密閉される。また袋体2に開閉用ファスナー4を取り付けるための取り付け位置は、板状環状部材1の開き具合を勘案してできるだけ袋体2の上部に取り付けることが好ましい。更に開閉用ファスナー4は開いてしまうような不慮の事故を防止するために複数取付けてもよいことは言うまでもない。
本発明に用いられる袋体中には尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤のうち、少なくとも尿水吸収材を入れておくことが好ましいが、これらは予め入れておいてもよいし、使用に際し、袋体2に尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤のうち、少なくとも尿水吸収材を入れることもできる。本発明に用いられる尿水吸収材は、この技術分野において周知のもので特に限定されるものではないが、好ましくは、通常、高吸水性ポリマーが用いられる。具体的には、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のポリマー等である。凝固剤や消臭剤は、通常用いられる周知のものでよい。本発明に用いられる尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤は、尿水吸収材と消臭剤とを組合せて用いてもよいし、凝固剤と消臭剤とを組合せてもよい。また尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤などは別々に保存しておいてもよいが、利便性を考えると予め袋体中へ入れておくのが好ましい。本発明に用いられる板状環状部材1には、必要に応じて紐孔7、7に紐を取り付けて身体に男女兼用ポケットトイレを固定することもできる。紐(図示していない。)は、ビニール等の合成樹脂が好ましく、帯状のフィルムを縮めて紐状としたものや菅状の紐等がよいが、好ましくは管状紐がよい。また紐孔7、7に紐を取り付ける場合、その取り付け方は任意で特に減退されるものではないが、好ましくは紐を取り付けたとき、板状環状部材1が開く余裕を持って取り付ける必要がある。更に本発明の男女兼用ポケットトイレにおいて、袋体2の表面又は裏面、更に表面及び裏面の両面に広告、注意事項、使用方法、尿水量測定用目盛り等を設けることができる。広告内容は特に限定されない。また使用に際しての商品の注意事項や使用方法は、袋体2の表面に設けることが好ましい。
本発明に用いられる板状環状部材1には蛍光剤又は蓄光材料を設けることができる。本発明に用いられる蛍光剤又は蓄光材料〔ピカリコ(登録商標)、ケミテック社製〕は、周知のものであり、健康上問題がなければ特に限定されるものではなく、市販されているものでよい。これら蛍光剤又は蓄光材料は、板状環状部材1の少なくとも表面の一部に設けることができるが、板状環状部材1の折畳んだ外側面に設けることが好ましい。塗布手段は、特に限定されない。
本発明の男女兼用ポケットトイレは、通常、健常者、通常の高齢者身体障害者等が使用するのが好ましいが、特に看護の必要な患者でも付添い人の援助があれば容易に使用することができる。板状環状部材1が外側に折り曲げられた状態で収納又は保管されているので、まず板状環状部材1を開いて平坦にし、ついで開閉用ファスナー4が閉じてある場合には、開閉用ファスナー4を開いて外部と流通させる。女性が使用するときは、板状環状部材1の平坦部を局所へ当てがい用を足す。使用後は開閉用ファスナー4を閉じて密閉し、適宜処分する。処分方法としてはゴミ箱へ捨てたものは焼却されるが、木質紙とプラスチックフィルムからなる袋からなるので、焼却処分することができ、有毒物質の発生もなく地球環境にとって非常に好ましい。
夜間の暗闇で使用するときには、板状環状部材1の表面に蓄光材料が被服してあるものを用いると男女兼用ポケットトイレの板状環状部材1の開口部25を局所へ合せ易いという優れた効果を奏するものである。男性用の男女兼用ポケットトイレも同様に使用することができる。また糞尿のときにも本発明の男女兼用ポケットトイレを男女とも適宜使用することができることはいうまでもない。本発明の男女兼用ポケットトイレは、好ましくは使い捨てがよいが、尿水の量如何によっては、特に幼児などの場合には、一度に限らず2〜3回使用することができる。使用場所は、特に限定されるものではないが、病院、乗物の中、例えば、自動車、バス、タクシーなどが上げられる。更に本発明の男女兼用ポケットトイレの用途は、トイレ用に限定されるものではなく嘔吐用としても使用でき、特に乗物の中での嘔吐にも好ましく使用することができる。中でもタクシーの乗客には、飲み過ぎによるタクシー中での嘔吐事故が多いところ、タクシーの座席付近に常備しておくことが好ましい。
本発明の男女兼用ポケットトイレは、構造が簡単かつコンパクトであるので使用し易く、使用後の処置もそのままゴミとして処理することができ、自動車、バス等のトイレのない場所で緊急にトイレや嘔吐用として使用することができるので、近年のレジャー産業の発展に伴い、その用途が増大する中、使用後の焼却処理が可能で、地球環境にとって非常に好ましいことから、今後ますます産業上の利用性が高まるものと期待されるものである。
1 板状環状部材
2 袋体
2a 袋体の上部
2b 袋体の下部
3 襠
3a、3b、3c、3d 襠の空間
4 開閉用ファスナー
5、6 接着剤又は熱溶着
7 紐孔
11 曲折部
21 袋体の上端
21a、21b 袋体の上端部
22a、22b 袋体の上端の曲線部
23 板状環状部材の内側部
24 板状環状部材の外側部
25 上端開口部
26 固定部又は接続部
31、32 襠の折り目
A−B線 板状環状部材の中心線
C−D線 袋体の断面を表す位置
A′ Aの拡大部分

Claims (11)

  1. 板状環状部材及び袋体からなり、前記板状環状部材は長手方向の中心線に対して折り曲げて形成されており、また前記袋体は上端開口部の下方に開閉用ファスナーを有すると共に袋体の両側面には襠を有していてもよく、更に前記袋体の上端開口部は板状環状部材の周囲で接続されていることを特徴とする男女兼用ポケットトイレ。
  2. 前記開閉用ファスナーの下側の袋部の幅は、前記開閉用ファスナーの上側の袋部の幅より狭くてもよく、更に前記開閉用ファスナーの下側の袋部は正面からみて正方形、長方形、底部の広い台形状又は帯状形のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の男女兼用ポケットトイレ。
  3. 前記板状環状部材は木質部材、プラスチックス及びこれらの複合材から選択されたいずれか1種からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の男女兼用ポケットトイレ。
  4. 前記板状環状部材と開閉ファスナーを備えた袋体の上端開口部とが接続された場合、該袋体の上端開口部の形状は板状環状部材の折り曲げられた曲面に対応した曲面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  5. 前記袋体の両側にそれぞれ襠を有する場合、襠は開閉用ファスナーに対して上部、下部のいずれか一方に有するか又は上部と下部の両方に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  6. 前記袋体に襠を有する場合、開閉用ファスナーと襠の一方と接続すると共に他方の襠は密着固定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  7. 前記袋体は水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であって、少なくとも一部分が着色されていなくてもよい水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製又は透明あるいは不透明のいずれかである水不透過性紙質材製あるいは合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  8. 前記袋体中には尿水吸収材、凝固剤及び消臭剤のうち、少なくとも尿水吸収材を有するかあるいは嘔吐用では少なくとも消臭剤を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  9. 前記板状環状部材の両側にそれぞれ一対の紐孔を有すると共に該紐孔に紐を有していてもよいことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  10. 前記袋体の表面又は裏面の少なくともいずれかに量測定用目盛り、広告、使い方及び注意事項の少なくとも一種類の記載を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
  11. 前記板状環状部材、開閉用ファスナー及び袋のいずれかの少なくとも一部分に蛍光剤又は蓄光材料を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の男女兼用ポケットトイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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