JP2013247281A - 酸化物超電導コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、常温から臨界温度以下に冷却する操作を繰り返し行っても超電導特性の劣化を生じない酸化物超電導コイルの提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、テープ状の酸化物超電導導体がコイル状に巻回されてなるコイル本体を樹脂層で覆ってなる酸化物超電導コイルであって、前記樹脂層が、前記コイル本体の外側を直接囲む第1樹脂層と、該第1樹脂層の外側を囲む第2樹脂層とを備えてなり、前記第1樹脂層がその内部に添加剤を分散させて前記第2樹脂層の線膨張係数よりも前記酸化物超電導導体の線膨張係数に近い線膨張係数とされたことを特徴とする。前記酸化物超電導導体として、テープ状の基材に中間層と酸化物超電導層と安定化層を積層した構成を適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化物超電導コイルに関する。
近年、一般式BiSrCaCu8+δ(Bi2122)またはBiSrCaCu10+δ(Bi2223)で表記されるBi系超電導線材、あるいは、一般式REBaCu7−X(RE123、RE:希土類元素)で表記されるY系超電導線材などの希土類系酸化物超電導線材の開発が進められている。
この希土類系酸化物超電導線材の一例構造として、金属テープなどの基材上に中間層を介し酸化物超電導層を成膜した後、酸化物超電導層を保護するAgの保護層を形成し、更に、酸化物超電導層が何らかの原因で超電導状態から常電導状態に転移した際の電流パスとして機能するCuの安定化層を形成した構造が知られている。
希土類系酸化物超電導線材はNi合金などのように強度の高い材料からなるテープ状の基材上に中間層と酸化物超電導層を形成することで、長手方向に沿う引張強度を高くしている。そして、このテープ状の酸化物超電導線材を用いて超電導コイルを製造するには、酸化物超電導線材をパンケーキコイル形状に巻線してエポキシ樹脂などの含浸樹脂で固定し、超電導コイルとしての強度を確保する構造が採用されている。
酸化物超電導線材をコイル状に巻回し、エポキシ樹脂を含浸させて固定した超電導コイルを作製すると、酸化物超電導線材とエポキシ樹脂の冷却時の熱収縮差により、応力が作用し、酸化物超電導線材が劣化する可能性がある。例えば、酸化物超電導線材を超電導状態に維持するための冷却温度と、常温との間での熱履歴を経ると、熱収縮差によりエポキシ樹脂にクラックを生じるか、応力状態によっては酸化物超電導線材に劣化を生じさせるおそれがあった。
従来、上述の熱応力の問題を解消しようとする技術として、以下に示す特許文献1、2に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の技術は、酸化物超電導材料を含む超電導線材をパンケーキ型コイルに巻回し、エポキシ樹脂組成物を含浸固定した構造において、エポキシ樹脂組成物中に長径の平均粒径が1μm以下のセラミック粒子を分散させた構造を開示している。特許文献1に記載の技術において用いるセラミック粒子は、h−BN、ZnO、AlN、Alのいずれかを用いることができ、その添加量は体積割合で1%以上20%以下であると記載されている。
特許文献2に記載の技術は、ターン間に絶縁層を設けたワインド・アンド・リアクト型の酸化物超電導コイルの製造方法において、金属で被覆した酸化物超電導線材と、該酸化物超電導線材と反応性が低いセラミックスを主成分とする絶縁材シートを共に巻線してコイルを形成する構造を開示している。そして、コイルのターン間に絶縁材料を含浸固定する際、超電導線材と同程度の熱収縮率を有するターン間絶縁層を形成することが開示されている。特許文献2に記載のターン間絶縁層には、Alなどの酸化物をグリースやワックス中に90〜100wt%含有させた構造が開示されている。
特開2010−093036号公報 特開平9−063881号公報
酸化物超電導線材を含浸樹脂で固めた超電導コイルは、液体窒素温度以下の低温に冷却して使用するので、常温と低温の間で温度履歴を経る。酸化物超電導線材は、金属の基材上にセラミックスの酸化物超電導層を積層し、金属の安定化層を設けた構造であるので、含浸樹脂との間に熱膨張率差による応力が必然的に作用する。
特に酸化物超電導積層体の厚さ方向に剥離力として上述の応力が作用し、超電導層が剥離すると、超電導特性が劣化するおそれを生じるが、上述の特許文献1に記載の構造では含浸樹脂にセラミック粒子を分散させて線膨張係数を小さくしているので、熱膨張係数差に伴う応力の解消にはある程度有効と考えられる。
しかし、含浸樹脂にセラミック粒子を分散させた影響で含浸樹脂による超電導線材の接着力は低下しているので、超電導コイルの運転時に必要とされている接着力が得られず、超電導線材の接着強度が低くなり、運転条件によっては超電導特性の劣化につながるおそれがある。
前記特許文献2に記載された構造によれば、ターン間に別途設けた絶縁材料が応力の緩和を行うので、ある程度熱膨張差に伴う応力の解消になると想定できる。ところが、ターン間に別途絶縁材料を配置することは、超電導コイルにおける超電導線材の占有断面積を少なくすることになるので、超電導コイルの臨界電流を高いレベルで確保するためには不利になる問題がある。
本発明は、以上のような従来の背景に鑑みなされたもので、超電導コイルを含浸樹脂により固めた構造として接着力が高く、超電導線材に応力が作用したとしても、超電導特性の劣化を防止できる構造を導入した酸化物超電導コイルの提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の超電導コイルは、テープ状の酸化物超電導導体がコイル状に巻回されてなるコイル本体を樹脂層で覆ってなる酸化物超電導コイルであって、前記樹脂層が、前記コイル本体の外側を直接囲む第1樹脂層と、該第1樹脂層の外側を囲む第2樹脂層とを備えてなり、前記第1樹脂層がその内部に添加剤を分散させて前記第2樹脂層の線膨張係数よりも前記酸化物超電導導体の線膨張係数に近い線膨張係数とされたことを特徴とする。
第1樹脂層の線膨張係数が第2樹脂層の線膨張係数よりも酸化物超電導導体の線膨張係数に近いので、液体窒素温度以下の低温に冷却して運転した場合、第2樹脂層が作用させる圧縮応力を第1樹脂層が受けることとなり、線膨張係数差に起因する応力を第1樹脂層と第2樹脂層との界面に作用させることができる。この場合、線膨張係数差に起因する応力が第1樹脂層と第2樹脂層の界面の接着強度を上回ると、第1樹脂層と第2樹脂層の層間において剥離を生じる。この層間剥離を生じることにより、第1樹脂層の内側に設けられている酸化物超電導導体に対し応力が緩和されるため、超電導特性の劣化は生じない。また、第2樹脂層は添加剤を含んでいない含浸樹脂となるので、含浸樹脂として必要な接着強度を第2樹脂層により充分に満たすことができ、超電導コイルの運転時に必要な含浸樹脂による接着強度を確保できる。
本発明において、前記酸化物超電導導体がテープ状の基材に中間層と酸化物超電導層と安定化層を積層して構成されたことを特徴とする構成でも良い。
酸化物超電導導体が基材と中間層と酸化物超電導層と安定化層の積層構造である場合、樹脂層の応力に起因する剥離応力が作用しようとした場合、第1樹脂層と第2樹脂層の界面で応力緩和されることで酸化物超電導層を含めた各層に対する応力の影響を抑制することができ、積層構造の酸化物超電導導体の特性劣化を防止できる。
本発明において、前記第1樹脂層の線膨張係数が44×10−6/℃以下、前記第2樹脂層の線膨張係数が60×10−6/℃以上、80×10−6/℃以下であって、前記第1樹脂層と第2樹脂層の線膨張係数差が36×10−6/℃以上であり、前記第1樹脂層の接着強度が40MPa以下であることを特徴とする。
第1樹脂層と第2樹脂層との線膨張係数差を36×10−6/℃以上とすることにより、冷却時に熱膨張係数差に起因して生じる応力を第1樹脂層と第2樹脂層の界面に作用させて界面において剥離を誘起し、第1樹脂層と第2樹脂層を層ずれさせることで応力を緩和し超電導線材の劣化を防止できる。第1樹脂層の接着強度が40MPa以下であるならば、上述の線膨張係数の第1樹脂層と第2樹脂層の間に層間剥離を促進する応力を確実に導入できる。
本発明において、前記第1樹脂層にBN、AlN、ZnO、Al、ガラス、SiO、ZrO、MgOのいずれか1種または2種以上からなる添加剤が分散されたことを特徴とする。
第1樹脂層にこれらの添加剤を分散させることにより、第1樹脂層の線膨張係数を第2樹脂層よりも低く、酸化物超電導積層体に近い線膨張係数に調整することが可能となり、添加剤の添加量に応じて第1樹脂層と第2樹脂層の界面の接着強度を調整できる。このため、第2樹脂層からの線膨張係数差に起因する応力が作用した場合、第1樹脂層と第2樹脂層の界面部分において層間剥離を誘起する構造を実現することができ、層間剥離を生じた場合に熱膨張差に起因する応力を解消して酸化物超電導線材の劣化を防止できる。
本発明において、前記酸化物超電導積層体が第1樹脂層で覆われて被覆酸化物超電導積層体が構成され、この被覆酸化物超電導積層体がコイル状に巻回されてコイル本体が構成され、該コイル本体が第2樹脂層で覆われたことを特徴とする。
第1樹脂層と第2樹脂層で酸化物超電導積層体を2重に覆って超電導コイルを構成する場合、酸化物超電導積層体の周囲を第1樹脂層で覆ってからコイル状に巻回し、更に第2樹脂層で覆ってコイル本体を構成できる。
本発明の酸化物超電導コイルは、前記樹脂層がエポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂のいずれかからなることを特徴とする。
本発明によれば、酸化物超電導導体を覆う含浸樹脂層を添加剤を含有させた第1樹脂層と添加剤を含有していない第2樹脂層の2層構造とし、第2樹脂層よりも第1樹脂層の線膨張係数を酸化物超電導導体の線膨張係数に近くしたので、冷却時に第2樹脂層が発生させる収縮に伴う応力を第1樹脂層で緩和し、酸化物超電導導体側への応力負荷を削減できるので、冷却に伴う超電導特性劣化の生じ難い酸化物超電導コイルを提供できる。
また、線膨張係数を低く調整する手段として第1樹脂層に添加剤を含有させているので、添加剤の添加量に応じて第1樹脂層と第2樹脂層の界面における接着強度を調整することができ、冷却時の応力負荷状態によって第1樹脂層と第2樹脂層との界面において剥離を誘起することにより、酸化物超電導導体に対する応力負荷を軽減し、超電導特性の劣化を抑制できる。
本発明に係る第1実施形態の超電導コイルを樹脂含浸して作製する前のコイル体を示すもので、図1(a)はコイル本の全体構成を示す斜視図、図1(b)はコイル体の一部拡大断面図。 樹脂含浸された状態の本発明に係る第1実施形態の超電導コイルを示すもので、図2(a)は全体構成を示す斜視図、図2(b)は同超電導コイルの一部拡大断面図。 前記超電導コイルを構成するための超電導線材の一例構造を示す部分断面図。 樹脂含浸後の超電導コイルを冷却した場合に作用する応力を説明するための断面図。 本発明に係る超電導コイルを備えた超電導機器の一例を示す断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る酸化物超電導コイルの一実施形態について図面に基づき説明する。
図1は本発明に係る第1実施形態の酸化物超電導コイルを構成するためのコイル本体の一例を示す概略斜視図である。
図1(a)に示す酸化物超電導コイル体1は、後に詳細構造を説明するテープ状の酸化物超電導導体2を同心円状に時計回りに多数回巻回して構成されたパンケーキ型のコイル本体3を後述する第1樹脂層11で覆ってなる。更に、この酸化物超電導コイル体1に樹脂含浸することで図2に示す構造の酸化物超電導コイル4が構成される。なお、コイル本体3は超電導導体2を時計回りに巻回して作成する場合と反時計回りに巻回して作成する場合の2通りあり、いずれの構造でも差し支えないが、図1では一例として時計回りに巻回した構造を示している。また、酸化物超電導コイル4は、通常、コイル体1を複数積み重ねた状態で全体を樹脂含浸して積層構造として一体構成され、超電導マグネットが構成されるが、図2(a)では説明の簡略化のために1つの酸化物超電導コイル4のみを単独で樹脂含浸した状態で例示している。
本実施形態のコイル本体3を構成するために用いられている酸化物超電導導体2は、詳細には、図3に示すテープ状の基材5の一面上に(図3では上面上に)、中間層6と酸化物超電導層7と保護層8と安定化層9をこの順に積層してなる酸化物超電導積層体10の外周を第1樹脂層11で覆ってなる。
前記基材5は、可撓性を有する線材とするためにテープ状であることが好ましく、耐熱性の金属からなるものが好ましい。各種耐熱性金属の中でも、ニッケル合金からなることが好ましい。なかでも、市販品であれば、ハステロイ(米国ヘインズ社製商品名)が好適であり、モリブデン、クロム、鉄、コバルト等の成分量が異なる、ハステロイB、C、G、N、W等のいずれの種類も使用できる。基材5の厚さは、通常は、10〜500μmである。また、基材5として、ニッケル合金に集合組織を導入した配向Ni−W合金テープ基材等を適用することもできる。
中間層6は、以下に説明する下地層と配向層とキャップ層からなる構造を一例として適用できる。
下地層を設ける場合は、以下に説明する拡散防止層とベッド層の複層構造あるいは、これらのうちどちらか1層からなる構造とすることができるが、下地層は必須ではなく、略しても差し支えない。
下地層として拡散防止層を設ける場合、窒化ケイ素(Si)、酸化アルミニウム(Al、「アルミナ」とも呼ぶ)、あるいは、GZO(GdZr)等から構成される単層構造あるいは複層構造の層が望ましく、厚さは例えば10〜400nmである。
下地層としてベッド層を設ける場合、ベッド層は、例えば、イットリア(Y)などの希土類酸化物であり、より具体的には、Er、CeO、Dy3、Er、Eu、Ho、La等を例示することができ、これらの材料からなる単層構造あるいは複層構造を採用できる。ベッド層の厚さは例えば10〜100nmである。
配向層は、その上方に形成する酸化物超電導層7と格子整合性の良い金属酸化物からなりイオンビームアシスト蒸着法などの成膜法により良好な結晶配向性とすることが好ましい。配向層の好ましい材質として具体的には、GdZr、MgO、ZrO−Y(YSZ)、SrTiO、CeO、Y、Al、Gd、Zr、Ho、Nd等の金属酸化物を例示できる。配向層は、単層でも良いし、複層構造でも良い。
キャップ層は、好ましいものとして具体的には、CeO、Y、Al、Gd、Zr、Ho、Nd等が例示できる。キャップ層の材質がCeOである場合、キャップ層は、Ceの一部が他の金属原子又は金属イオンで置換されたCe−M−O系酸化物を含んでいても良い。CeOのキャップ層の膜厚は、50nm以上であればよいが、単結晶と同等の十分な配向性を得るには100nm以上が好ましい。但し、厚すぎると結晶配向性が悪くなるので、50〜5000nmの範囲とすることができる。
酸化物超電導層7は通常知られている組成の希土類系高温酸化物超電導体からなる薄膜を広く適用することができ、REBaCu7−X(REはY、La、Nd、Sm、Er、Gd等の希土類元素を表す)なる材質のもの、具体的には、Y123(YBaCu7−X)又はGd123(GdBaCu7−X)を例示できる。酸化物超電導層7の厚みは0.5〜5μm程度であって、均一な厚みであることが好ましく、上述のキャップ層上に成膜することで良好な結晶配向性の層とすることができる。
酸化物超電導層7の上面を覆うように形成されている保護層8は、AgまたはAg合金からなり、その厚さは1〜30μm程度とされている。
安定化層9は、CuやCu合金あるいはAgやAg合金などの良導電性の金属材料からなり、半田などの低融点合金の接合層を介し保護層8の上面に接合されている。
安定化層9の肉厚は特に限定されず、適宜調整可能であるが、良導電性のCuやCu合金から構成される場合、厚さを10〜300μmとすることができる。なお、酸化物超電導導体2を超電導限流器に使用する場合は、安定化層9をCu−Ni等の高抵抗金属材料から構成することが好ましい。
安定化層9をCuやCu合金などの良導電性材料から構成した場合、酸化物超電導層7が超電導状態から常電導状態に遷移しようとしたとき、安定化層9が保護層8とともに、酸化物超電導層7の電流を転流させるバイパスとして機能する。
酸化物超電導積層体10の外周は第1樹脂層11で覆われている。この第1樹脂層11は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂に添加剤を分散させてなる。
添加剤としては、BN、AlN、ZnO、Al、ガラス、SiO、ZrO、MgOのいずれか1種または2種以上からなる粒子や繊維、織物などの立体物を樹脂中に含ませた構造を適用できる。添加剤は、第1樹脂層11を構成する樹脂の線膨張係数よりも酸化物超電導積層体10の線膨張係数に近い物質が好ましい。第1樹脂層11に含有させる添加剤は、1〜99質量%の範囲で任意の添加量を選択できるが、望ましい添加量については後に説明する。
酸化物超電導積層体10において、基材5がハステロイからなる場合、その線膨張係数は11〜16×10−6/℃(ppm/℃)程度、安定化層9がCuまたはCu合金からなる場合、その線膨張係数は17×10−6/℃程度であるので、酸化物超電導積層体10の横断面積の大部分を占める基材5と安定化層9の線膨張係数から見て酸化物超電導積層体10の線膨張係数は11〜17×10−6/℃程度である。なお、中間層6と酸化物超電導層7を構成する各種薄膜はセラミックスあるいは酸化物薄膜であり、これらの熱膨張係数はいずれも金属よりも小さく、これらの膜厚は基材5と安定化層9よりも薄いので、酸化物超電導積層体10の全体としての線膨張係数は概ね上述の範囲、あるいは、上述の範囲よりも若干小さい値となる。
これらに対し、エポキシ樹脂の線膨張係数は60〜80×10−6/℃、フェノール樹脂の線膨張係数は40〜70×10−6/℃程度である。また、添加剤として用いる、例えば、BNの線膨張係数は0.8×10−6/℃、AlNの線膨張係数が5×10−6/℃程度、ZnOの線膨張係数が3〜4×10−6/℃、Alの線膨張係数が8〜9×10−6/℃程度、ガラス繊維、ガラス粒子の線膨張係数が9×10−6/℃程度、SiOの線膨張係数が8×10−6/℃、ZrOの線膨張係数が10×10−6/℃、MgOの線膨張係数が13.5×10−6/℃である。
以上の如く各材料の線膨張係数を考慮すると、第1樹脂層11の線膨張係数を目的の範囲とするためには、第1樹脂層11にこれらの添加剤を30質量%以上、例えば、30質量%〜80質量%の範囲、より好ましくは、30質量%〜50質量%の範囲で含有していることが好ましい。また、第1樹脂層11の厚さは、5μm〜40μmの範囲とすることができ、5μm〜20μmの範囲とすることがより好ましい。
以上説明の範囲の添加材量であるならば、第1樹脂層11の接着強度は40MPa以下となっている。
図1(a)に示す構成のコイル本体3の周囲を第1樹脂層11で覆い、更に第1樹脂層11の周囲を第2樹脂層12で覆うことで図2(a)に示す構造の酸化物超電導コイル4が構成されている。
酸化物超電導コイル4の部分断面を図2(b)に示すが、所定厚さの第2樹脂層12により酸化物超電導コイル体1の全体が覆われている。なお、図2(b)に詳細には表示されていないが、この種の超電導コイルを樹脂含浸する場合は真空含浸を行うことが通常である。従って、真空樹脂含浸を行うことにより、第2樹脂層12を構成する樹脂はコイル本体3の巻き重ね部分の僅かな隙間などの隅々まで含浸されている。
第2樹脂層12を構成する樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等で良く、第1樹脂層11を構成する樹脂と同等でよい。ただし、第2樹脂層12を構成する樹脂に対し添加剤は添加されておらず、第2樹脂層12は樹脂そのものが本来有する線膨張係数を有している。
また、第2樹脂層12の厚さは、5μm〜100μmの範囲とすることができ、5μm〜20μmの範囲とすることがより好ましい。
前記第1樹脂層11と第2樹脂層12において、第1樹脂層11の線膨張係数が44×10−6/℃以下であることが好ましく、前記第2樹脂層の線膨張係数が60×10−6/℃以上、80×10−6/℃以下であることが好ましい。また、第1樹脂層11と第2樹脂層12の線膨張係数差が36×10−6/℃以上であることが好ましい。
このように規定することが好ましい理由は、第1樹脂層11と第2樹脂層12がいずれもエポキシ樹脂からなる場合、それら界面の接着強度を一例として、200kgf/cm(=19.6MPa)と見積もると、室温(14℃)から液体窒素温度(−196℃)まで冷却する場合に前記接着強度を上回る界面応力を誘起させるためには、第1樹脂層11と第2樹脂層12の線膨張係数差が36×10−6/℃以上あることが必要となると考えられるためである。
第1樹脂層11と第2樹脂層12の線膨張係数差を36×10−6/℃以上になるようにしておくならば、第1樹脂層11と第2樹脂層12との界面でもって後に詳述するように層間剥離を生じさせることでそれらの内側に存在する酸化物超電導導体2に対する応力負荷を軽減できて、酸化物超電導導体2の損傷を防止できる。
また、本実施形態において、第1樹脂層11に添加剤が含まれているため、第1樹脂層11の接着強度は40MPa以下となるが、第2樹脂層12には添加剤が含まれていないため、エポキシ樹脂を用いた場合に接着強度として70MPa以上を確保できる。このため、接着強度の高い第2樹脂層12を設けていることにより、樹脂含浸型の超電導コイル4として充分な強度を確保でき、超電導コイル4に必要な強度を得ることができる。
このため、超電導コイル4を冷却して酸化物超電導線材に通電している運転状態において、超電導コイル4が損傷するおそれは無い。また、第1樹脂層11の接着強度が40MPa以下となっているならば、この種の酸化物超電導積層体10の層間剥離応力が40MPa程度以上であるので、酸化物超電導積層体10において層間剥離することが無い。即ち、先に説明した通り、第1樹脂層11と第2樹脂層12の界面で層間剥離するので、酸化物超電導積層体10を損傷させることなく応力の開放ができ、これにより酸化物超電導積層体10に剥離は生じない。このため、冷却時に発生する応力に起因して超電導特性が劣化することはない。
以上説明の酸化物超電導コイル体1に対し、添加剤を含んでいない樹脂を真空含浸するなどの方法を実施することで、酸化物超電導コイル4を得ることができる。このように酸化物超電導コイル4は、添加剤を含む第1樹脂層11と添加剤を含まない第2樹脂層12により2重に周囲を覆われた状態で冷媒や冷却装置により冷却されるので、常温から低温に冷却される段階で熱膨張係数の大きい第2樹脂層によって第1樹脂層11を引っ張る応力が作用する。
第2樹脂層12によって第1樹脂層11を引っ張る応力が作用すると、図4の矢印A、Bに示すように個々の酸化物超電導導体2の基材5と安定化層9を相互に離間する方向に剥離力が作用する。
第1樹脂層11と第2樹脂層12の界面は樹脂どうしの接着面であるので、ある程度の接着強度を有しているが、第1樹脂層11と第2樹脂層12の線膨張係数差により生じる応力に起因して第1樹脂層11と第2樹脂層12を剥離する方向に応力が作用すると、第1樹脂層11と第2樹脂層12との界面で層間剥離を起こすので、この層間剥離の発生により上述の応力を緩和することができる。これにより、第1樹脂層11の内側に設けられている酸化物超電導導体2側への応力負荷を低減できる。
<超電導コイルの製造工程>
テープ状の酸化物超電導導体2を用いて超電導コイル4を作製するには、一例として、酸化物超電導導体2をコイル加工した後、添加剤を必要量含有させた樹脂液中に酸化物超電導導体2のコイルを浸漬して引き上げ、加熱乾燥工程により樹脂液を固化させて第1樹脂層11を形成することで最初にコイル体1を形成する。あるいは、酸化物超電導導体2をコイル加工する場合に、酸化物超電導導体2の外周に半硬化状態の樹脂液を塗布して第1の樹脂層11を備えた酸化物超電導導体2を構成し、これをコイル加工することでコイル体1を構成することができる。
このようにして構成したコイル体1に対し第2の樹脂層12を構成するための樹脂液に浸漬して第2の樹脂層12を構成することができる。コイル体1に樹脂含浸して第2樹脂層12を構成する場合、真空含浸法などの方法を採用し、コイル体1の全体を覆うように樹脂含浸することが好ましい。
また、第1樹脂層11に含ませる添加剤の含有量については、上記樹脂液中に含まれる添加剤の含有量に応じて適宜調節することができる。
ところで、超電導コイル4を構成する酸化物超電導導体2は先に説明した積層構造の超電導導体に限るものではなく、種々積層構造一般の超電導導体に適用できるのは勿論である。
<超電導機器>
以上説明した構造の超電導コイルは、例えば、図5に示す超電導マグネット装置(超電導機器)20に適用できる。
図5に示す超電導マグネット装置20は、真空容器などの減圧可能な外部容器21と、その内側に設置された内部容器(低温側シールド容器)22と、該内部容器22に収容された酸化物超電導コイル23と、前記外部容器21の上部を閉じるフランジ部25および内部容器22の上部を閉じるフランジ部26を貫通して設けられた冷凍機27を主体として構成されている。冷凍機27は第1ステージ27Aと第2ステージ27Bとからなる2段構造とされ、第2ステージ27Bが内部容器22の内側にまで延出されている。この第2ステージ27Bの先端部27bに伝熱部材28を介し酸化物超電導コイル23が接続されていて、冷凍機27からの伝導冷却により酸化物超電導コイル23を臨界温度以下に冷却できるように構成されている。酸化物超電導コイル23は図2(a)に示す構造の酸化物超電導コイル4を多段積み構造にすることで適用できる。また、図2(a)に示す時計方向に巻回したコイル体1の他に反時計方向に巻回したコイル体を組み合わせてダブルパンケーキ型の複合コイル体として、この複合コイル体を必要数積層して酸化物超電導コイル23を構成しても良い。
前記フランジ部25の表面に電流供給用の外部接続端子29、30が形成され、これらの外部接続端子29、30がフランジ部25を貫通するように延出されて外部容器21の内部側に引き込まれ、この引込部分にフランジ部25とフランジ部26とに接続するように上下に電流リード10、10が組み込まれている。前記外部接続端子29、30に電流リード装置10、10の上端側が接続され、電流リード装置10、10の下端側はそれぞれ酸化物超電導コイル23を構成する図示略の酸化物超電導線材に接続されている。
外部容器21は、図示略の真空ポンプに接続されていて、内部を目的の真空度に減圧できるように構成されている。また、外部接続端子29、30は外部の図示略の電源に電流リード線を介し接続されており、この電源から酸化物超電導コイル23に通電し、所望の磁場を発生できるようになっている。
図5に示す超電導マグネット装置20は、図示略の真空ポンプにより外部容器21の内部を減圧して真空状態とし、冷凍機27を作動させて伝導冷却により酸化物超電導コイル23を臨界温度以下に冷却した後、外部電源から接続端子29、30を介し酸化物超電導コイル23に通電することで使用する。
印加した電流は接続端子29、30から電流リード装置10を介して酸化物超電導コイル23の酸化物超電導線材に流れる。酸化物超電導コイル23に通電されると酸化物超電導コイル23が磁場を発生させるので、超電導マグネット装置20は目的の磁場を発生できる。なお、冷凍機27の能力にもよるが、冷凍機27は酸化物超電導コイル23を4.2K、20Kあるいは40Kなどのように希土類系酸化物超電導体が超電導状態となる液体窒素温度(77K)よりも低温側まで冷却する能力を有する。
酸化物超電導コイル23を上述のように臨界温度以下に冷却する場合、常温から臨界温度以下に冷却しても酸化物超電導線材を上述のように第1樹脂層11と第2樹脂層12とで覆っているので、酸化物超電導線材に不要な応力を印加することなく超電導特性の低下を引き起こすことなく超電導マグネット装置20を運転することができる。
よって、上述の第1樹脂層11と第2樹脂層12で2重に覆った構造の酸化物超電導コイル23を備えた超電導マグネット装置20は、超電導特性の低下を起こすことなく運転できる特徴を有する。
ハステロイC−276(米国ヘインズ社商品名)からなる幅10mm、厚さ0.1mm、長さ300mのテープ状の基材上に、Alの拡散防止層(a−Alの厚さ80nm)と、Yのベッド層(a−Yの厚さ30nm)と、MgOの中間層(IBAD−MgOの厚さ10nm)と、CeOのキャップ層(厚さ300nm)とYBaCu7−xなる組成の酸化物超電導層とAgの保護層(厚さ10μm)を積層した酸化物超電導積層体を用意した。この酸化物超電導積層体の外周にガラスからなるセラミック粒子を38質量%含む半硬化状態の樹脂液を塗布した後、外径100mmの巻胴に巻回し、エポキシ樹脂を含浸させて樹脂含浸型の超電導コイルを作製した。
この超電導コイルを液体窒素に浸漬して室温から液体窒素温度(77K)まで冷却し、この超電導コイルを液体窒素から取り出して室温に戻す処理を10サイクル行う、熱サイクル試験を行った。
この10サイクルの熱サイクル試験後に超電導コイルに通電試験したところ、設計値目標の300Aの99%の臨界電流を流すことができ、コイル化による超電導特性の劣化は殆ど認められなかった。
1…酸化物超電導コイル体、2…酸化物超電導線材、3…コイル本体、4…酸化物超電導コイル、5…基材、6…中間層、7…酸化物超電導層、8…保護層、9…安定化層、10…酸化物超電導積層体、11…第1樹脂層、12…第2樹脂層、20…超電導マグネット装置(超電導機器)、21…外部容器、22…内部容器、23…超電導コイル、27…冷凍機。

Claims (6)

  1. テープ状の酸化物超電導導体がコイル状に巻回されてなるコイル本体を樹脂層で覆ってなる酸化物超電導コイルであって、
    前記樹脂層が、前記コイル本体の外側を直接囲む第1樹脂層と、該第1樹脂層の外側を囲む第2樹脂層とを備えてなり、前記第1樹脂層がその内部に添加剤を分散させて前記第2樹脂層の線膨張係数よりも前記酸化物超電導導体の線膨張係数に近い線膨張係数とされたことを特徴とする酸化物超電導コイル。
  2. 前記酸化物超電導導体がテープ状の基材に中間層と酸化物超電導層と安定化層を積層して構成されたことを特徴とする請求項1に記載の酸化物超電導コイル。
  3. 前記第1樹脂層の線膨張係数が44×10−6/℃以下、前記第2樹脂層の線膨張係数が60×10−6/℃以上、80×10−6/℃以下であって、前記第1樹脂層と第2樹脂層の線膨張係数差が36×10−6/℃以上であり、前記第1樹脂層の接着強度が40MPa以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の酸化物超電導コイル。
  4. 前記酸化物超電導導体が第1樹脂層で覆われて被覆酸化物超電導導体が構成され、この被覆酸化物超電導導体がコイル状に巻回されてコイル本体が構成され、該コイル本体が第2樹脂層で覆われたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸化物超電導コイル。
  5. 前記第1樹脂層にBN、AlN、ZnO、Al、ガラス、SiO、ZrO、MgOのいずれか1種または2種以上からなる添加剤が分散されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の酸化物超電導コイル。
  6. 前記樹脂層がエポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂のいずれかからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸化物超電導コイル。
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