JP2013246198A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンロックボタンの操作感の低下や操作時の傾きを抑制しつつ省スペースを図る。
【解決手段】ロック状態となっている撮影レンズ19を取り外す場合、ボタン12の操作部35を押下操作すると、ボタン12の駆動リブ33はレンズアンロックピン16の被駆動部42を後方に駆動する。ピン16はボタン12に連動して後退し、レンズマウント15の当接面から内側に引っ込み、撮影レンズ19は非ロック状態となる。ボタン12には4本の摺動部S1〜S4が操作部35の投影面の外側に形成される。摺動部S1〜S4は、ボタン12が前後方向に可動する際に前カバー補助部材20のガイド部Gに動作がガイドされる部分である。そのうち第1の摺動部S1及び第2の摺動部S2は駆動リブ33に近い側に位置し、駆動リブ33を挟み上下に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影レンズの交換が可能な撮像装置に関する。
従来、撮影レンズが任意に交換可能ないわゆる一眼レフタイプの撮像装置が知られている。また、近年、撮影レンズの交換が可能な一眼カメラとして、小型化、薄型化のため撮影レンズを通して得られる像を光学ファインダに導くレフレックスミラーを備えないものも登場している。
ところで、レンズ取り付け装置としてレンズマウントから突出する可動のロックピンと外部から操作可能なアンロックボタンの機構とを備える構成が提案されている(特許文献1)。突出したロックピンによりロック状態とされた撮影レンズを非ロック状態に切り換えるために、アンロックボタンを押圧操作すると、ロックピンが連動して可動し、突出しない位置に退避する。
アンロックボタンは、安定動作や良好な操作感触の観点からは可動量を多くするほうが望ましい。その一方、撮像装置の薄型化のためには可動量をあまりに大きくすることは好ましくない。レフレックスミラーを備えない撮像装置では特に、薄型化を可能にしている利点を活かすために、大型化に繋がる要素は少なくしたい。
特公昭60−39212号公報
図7を用いて従来の撮像装置における撮影レンズのロック機構部の構成を概説する。
図7は、従来の撮像装置におけるアンロックボタン及びロックピンの構成を示す斜視図である。
アンロックボタン12の操作部35が可動方向である押圧方向34に押圧操作されると、駆動リブ33がレンズアンロックピン16の被駆動部42を駆動して、レンズアンロックピン16が連動して退避方向に移動する。アンロックボタン12の摺動軸71が嵌合板部70に設けられた穴70aに摺動嵌合される。アンロックボタン12と嵌合板部70との間において、摺動軸71の周りにアンロックボタンスプリング21が巻装され、アンロックボタン12が突出方向(押圧方向34の反対方向)に付勢される。
外部から押圧操作可能なアンロックボタン12は、撮影レンズをロックするレンズアンロックピン16に連動しているため、レンズマウント周辺にアンロックボタン12を配置しなければならない。摺動軸71は操作部35と軸中心が一致し、且つアンロックボタン12を付勢するアンロックボタンスプリング21も操作部35の投影面内に配置されている。その結果、アンロックボタン12の機構部は撮像装置の厚み方向(押圧方向34)に多くの空間を必要とする。
仮にアンロックボタン12の可動量を増加させようとすると、摺動軸71とレンズアンロックピン16の摺動軸16aを共に長く設計する必要がある。しかし、レフレックスミラーを備えない撮像装置は、アンロックボタン12が突出する前カバーからシャッタユニット等の構造物までの距離が近いことで小型化が実現可能となっている。そのため、アンロックボタン12の摺動軸71及びレンズアンロックピン16の摺動軸16aを長くすることは薄型化や省スペース化を困難にすることになる。
一方、摺動軸71と穴70aとの摺動嵌合の長さが不十分となると、外部からの操作部35の操作時にアンロックボタン12に傾き・倒れ等の現象が発生し、動作が不安定となり操作感も損なわれる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、アンロックボタンの操作感の低下や操作時の傾きを抑制しつつ省スペースを図ることができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、撮影レンズの交換が可能な撮像装置であって、操作部及び駆動リブを有し、レンズマウントに取り付けられた撮影レンズをロック状態と非ロック状態とに切り換えるために前記操作部が押圧操作されることで進退可能なアンロックボタンと、被駆動部を有すると共に突出方向に付勢され、前記ロック状態に対応して前記レンズマウントの貫通穴から突出する位置と前記非ロック状態に対応して前記貫通穴から突出しない位置とに進退可能で、前記アンロックボタンの前記駆動リブによって前記被駆動部が駆動されることで前記アンロックボタンの可動方向に連動して可動して前記突出しない位置に退くアンロックピンと、外装部に固定された固定部材とを有し、前記アンロックボタンは、可動する際に前記固定部材に対して摺動して動作をガイドされる複数の摺動部を有し、前記複数の摺動部は前記アンロックボタンの可動方向から見て前記操作部の投影面の外側に配置され、且つ、前記複数の摺動部のうち少なくとも第1の摺動部と第2の摺動部とは、前記可動方向から見て前記駆動リブを挟む位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、アンロックボタンの操作感の低下や操作時の傾きを抑制しつつ省スペースを図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の斜視図、フロントベースユニットの構成を示す分解斜視図である。 撮像装置内のフロントカバーユニットの構成を示す分解斜視図である。 アンロックボタンの背面側の斜視図、上面図である。 前カバー補助部材に取り付けられたアンロックボタン及びその周辺を背面側から見た図である。 図4のA−A線、B−B線に沿う断面図である。 第2の実施の形態におけるアンロックボタンの背面側の斜視図、前カバー補助部材に取り付けられたアンロックボタン及びその周辺を背面側から見た図である。 従来の撮像装置におけるアンロックボタン及びロックピンの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の斜視図である。
この撮像装置1は、撮影レンズの交換が可能な一眼カメラとして構成される。レンズ交換可能であればよく、レフレックスミラーを備えるか否かは問わない。撮像装置1は、本体の上面に、電源ボタン11、レリーズボタン13、閃光装置等の撮影アクセサリを取り付けるアクセサリシュー14を有する。交換用の撮影レンズ19を取り付けるためのレンズマウント15には貫通穴15a(図1(b)参照)が形成され、レンズアンロックピン16が貫通穴15aから前方に突出している。前カバー10からは、前後に進退可能なアンロックボタン12の操作部35が突出している。
レンズアンロックピン16はアンロックボタン12に連動して動作するようになっている。撮影レンズ19をロック状態と非ロック状態とに切り換えるために操作部35を押圧操作することでレンズアンロックピン16が進退可能である。撮影者は撮像装置1のレンズマウント15に取り付けられロック状態となっている撮影レンズ19を取り外す場合、アンロックボタン12の操作部35を押圧操作する。アンロックボタン12が後方に移動するのに連動し、レンズアンロックピン16は、撮影レンズ19が当接しているレンズマウント15の当接面より内側に引っ込む(後方に退く)。これにより撮影レンズ19は撮像装置1とのロックが解除されて非ロック状態となり、撮影者は撮影レンズ19を取り外すことが可能となる。
以降、撮像装置1の本体を略直方体と見たとき、撮影レンズ19が取り付けられる側を前側とし、アクセサリシュー14が配置される側を上側とする。左右方向については、撮影者から見て呼称する。従って、レンズアンロックピン16はレンズマウント15の左部に位置し、アンロックボタン12はレンズアンロックピン16の左側の近傍に位置する。
以降、アンロックボタン12を「ボタン12」、レンズアンロックピン16を「ピン16」とそれぞれ略記することもある。
図1(b)は、撮像装置1内のフロントベースユニットの構成を示す分解斜視図である。
フロントベースユニット17は、レンズマウント15、レンズマウントスプリング26、レンズアンロックピンプレート23、ピン16、レンズ通信接点ユニット25、フロントベース27等を備える。
レンズマウント15は撮影レンズ19に設けられた取り付け面と当接する。レンズマウント15には貫通穴15aが設けられており、貫通穴15aをピン16が貫通する。ピン16は、摺動軸16a(図5(a)参照)の周りに巻装されたレンズアンロックピンスプリング24によってレンズマウント15から外観側に突出する方向(前方)に付勢されている。ピン16は、撮影レンズ19のロック状態に対応して貫通穴15aから突出する位置と、非ロック状態に対応して貫通穴15aから突出しない位置とに進退可能である。
レンズ通信接点ユニット25は撮影レンズ19と通信するための電気的な接点を有している。レンズアンロックピンプレート23はレンズ通信接点ユニット25に係止される。ピン16はレンズ通信接点ユニット25に摺動嵌合されている。撮影レンズ19を光軸方向に付勢するレンズマウントスプリング26は、レンズマウント15とレンズ通信接点ユニット25との間に配置されている。
レンズマウント15とレンズ通信接点ユニット25は撮像装置1の主たる構造体となるフロントベース27に対し位置決めされ、ビス28によって締結される。その結果、レンズ通信接点ユニット25に摺動嵌合されているピン16の外形とレンズマウント15の貫通穴15aとの取り付け精度が良く、両者の間隙はピン16の外周において均一となる。
撮影レンズ19の取り付け部(不図示)は撮像装置1のマウント15の内径と嵌合される。撮影レンズ19がレンズマウントスプリング26によって光軸方向に付勢されて撮影レンズ19の取り付け面がレンズマウント15に当接する。撮影レンズ19の取り付け面に設けられた凹部(不図示)がピン16によって係止される。よって、撮像装置1と撮影レンズ19の取り付け位置が決まる。
図2は、撮像装置1内のフロントカバーユニットの構成を示す分解斜視図である。
フロントカバーユニット18は、前カバー10、前カバー補助部材20、アンロックボタン12、アンロックボタンスプリング21、アンロックボタンプレート22等を備える。
前カバー補助部材20は、外装部の一部である前カバー10に対して位置決め固定された固定部材である。前カバー補助部材20は前カバー10をカメラ本体に固定するための係止部20aを有している。ボタン12は前カバー補助部材20に摺動嵌合される。アンロックボタンスプリング21はアンロックボタンプレート22によってボタン12とアンロックボタンプレート22との間で保持され、ボタン12を前カバー10側(前側)に付勢する。
アンロックボタンプレート22は前カバー補助部材20に対しビス29で固定される。ボタン12を可動させる機構(アンロックボタンスプリング21及びアンロックボタンプレート22)は前カバー10に保持される構成となっている。ボタン12が摺動嵌合する前カバー補助部材20は前カバー10に位置決め固定されて精度良く取り付けられる。そのため、前カバー10におけるボタン12が取り付けられる穴とボタン12の操作部35の外形との間隙は、操作部35の外周方向において均一となる。
最終的にフロントカバーユニット18は、撮像装置1の本体に取り付けられることでフロントベースユニット17との位置関係が決定される。
図3(a)は、アンロックボタン12の背面側の斜視図である。図3(b)は、アンロックボタン12の上面図である。
前カバー10より突出する操作部35は円筒形状となっている(図1(a)も参照)。ボタン12のうち、前カバー10の内側に位置することになる部分が、操作部35の後部に連接する略板状のベース部12xであり、ベース部12xは略長方形を成している。ベース部12xの内側(背面側)には、アンロックボタンスプリング21(図2)が嵌入されるための環状溝36が設けられている。操作部35は使用者に押圧されて押圧方向34の方向(後方)に可動する。
ベース部12xにおいてピン16に近い側の部分にはピン16を駆動するための駆動リブ33がベース部12xと一体に形成されている。ベース部12xには可動方向である押圧方向34に平行な4本の摺動部S(S1、S2、S3、S4)がベース部12xに一体的に形成されている。
4本の摺動部Sのうち第1の摺動部S1及び第2の摺動部S2は、押圧方向34から見て、環状溝36(ないし操作部35)に対して駆動リブ33に近い側に位置する。一方、第3の摺動部としての2本の摺動部S3、S4は、押圧方向34から見て、環状溝36(ないし操作部35)に対して駆動リブ33から遠い側に位置する。摺動部S1、S3が上側、摺動部S2、S4が下側に位置する。特に、第1の摺動部S1と第2の摺動部S2とは駆動リブ33を挟み上下に配置されている。詳細は図4及び図5で後述するが、摺動部S1〜S4は、ボタン12が前後方向に可動する際に前カバー補助部材20の後述するガイド部Gに動作がガイドされる部分である。そのうち摺動部S1、S2が主たる摺動部であり、摺動部S3、S4は補助的な摺動部である。
図3(b)に示す位置38は、操作部35より後方に伸びる第1の摺動部S1の後端位置を示している。位置37は、摺動部S3の後端位置を示している。左右方向においてピン16に近い側の第1の摺動部S1の摺動長さは、ピン16に遠い側の摺動部S3の摺動長さより長い。摺動部S1、S2の摺動長さは等しく設定されるとともに、摺動部S3、S4の摺動長さも等しく設定される。従って、摺動部S2と摺動部S4との摺動長さの大小関係は摺動部S1と摺動部S3との摺動長さの大小関係と同様である。すなわち、摺動部S1〜S4の後端位置は駆動リブ33の後端面33aより後方にあり、且つ、ピン16の近傍で駆動リブ33を挟み上下に配置される2本の摺動部S1、S3の摺動長さは摺動部S2、S4の摺動長さより長い構成となっている。
図4は、前カバー補助部材20に取り付けられたアンロックボタン12及びその周辺を背面側から見た図である。図5(a)は、図4のA−A線に沿う断面図であり、ボタン12の非操作状態を示す。図5(b)は、図4のB−B線に沿う断面図であり、ボタン12の押し込み状態を示す。
図5(a)に示すように、ピン16は基部45に固定される。ピン16は、後方に延びる摺動軸16aを有し、摺動軸16aの周りにレンズアンロックピンスプリング24が巻装される。レンズアンロックピンスプリング24によって、基部45と一体にピン16が突出方向(前方)に付勢される。基部45と一体の被駆動部42がボタン12の側に延設され、被駆動部42が駆動リブ33の背後に位置する。
ボタン12の環状溝36にアンロックボタンスプリング21が嵌入され、ボタン12が突出方向(前方)に付勢される。操作部35の軸中心C0は、コイルスプリングであるアンロックボタンスプリング21の軸中心と一致している。ボタン12の操作部35を押下操作すると、アンロックボタンスプリング21に抗して押圧方向34に押し込まれる。すると、ボタン12の駆動リブ33はピン16の被駆動部42に当接し、被駆動部42を後方に駆動する。駆動リブ33と被駆動部42との当接領域の中心を当接部PS(図4、図5(b))とする。
被駆動部42は駆動リブ33に駆動されて矢印41の方向に動作し、被駆動部42と一体にピン16が矢印41に平行な矢印43の方向に動作する。これにより、ピン16はボタン12に連動して後方に可動する。押圧方向34、矢印41、43の方向はいずれも後方である。
ここでピン16はレンズアンロックピンスプリング24によって付勢されているので、ボタン12が前方から押される動作において駆動リブ33には反力として矢印41と反対方向の力が作用する。よって操作部35には、駆動リブ33と被駆動部42との当接部PSを支点として傾く力(回転モーメント)が図5(b)に示す矢印44の方向に働く。しかし、主に摺動部S1、S2によって、操作部35が傾くことを防止している。
図4に示すように、操作部35の軸中心C0の方向から見て(背面視で)、4本の摺動部S1、S2、S3、S4はベース12xの略外形である四角形の各頂点となる位置に配置される。また、摺動部S1、S2、S3、S4は背面視でそれぞれL字形状をなしている。前カバー補助部材20には、ボタン12の摺動動作を案内する4箇所のガイド部G(G1、G2、G3、G4)が設けられている。ガイド部G1、G2、G3、G4は、ボタン12の4本の摺動部S1、S2、S3、S4に対応し、軸中心C0の方向から見て四角形の頂点の位置に配置され、それぞれL字形状をなしている。
押圧方向34から見て、摺動部S1、S2、S3、S4は、操作部35の投影面の外側に配置される。ガイド部G1、G2、G3、G4は、軸中心C0を中心とした摺動部S1、S2、S3、S4の外側に配置される。これらにより、従来(図7)のようにアンロックボタン12の摺動軸71を操作部35の投影面の内側に配置した構成に比し、ボタン12の安定動作を確保しつつも薄型化に有利となっている。
摺動部S1、S2、S3、S4は各々、上または下、左または右の、2箇所の摺動面を有している。すなわち、摺動部S1は、摺動面S1a、S1bでガイド部G1に摺接する。同様に、摺動部S2、S3、S4は、ガイド部G2、G3、G4に対して、摺動面S2a、S2b、S3a、S3b、S4a、S4bで摺接する。
ここで、摺動面S1a、S2a、S3a、S4aは、押圧方向34から見て当接部PSと軸中心C0とを結ぶ線分に略垂直な面内で、対応するガイド部Gに対して摺動する。言い換えれば、摺動面S1a、S2a、S3a、S4aは、当接部PSと軸中心C0とを含む仮想平面に略垂直で且つ軸中心C0に略平行な面内で、対応するガイド部Gに対して摺動する。
具体的には、前後及び上下に平行な面内で、摺動面S1a、S2aはガイド部G1、G2に対して左側から当接し、摺動面S3a、S4aはガイド部G3、G4に対して右側から当接する。これらにより、ボタン12は左右方向に対して動作がガイドされ、左右方向への傾きが抑制される。
また、摺動面S1b、S2b、S3b、S4bは、押圧方向34から見て当接部PSと軸中心C0とを結ぶ線分と押圧方向34の双方に平行な面内で、対応するガイド部Gに対して摺動する。言い換えれば、摺動面S1b、S2b、S3b、S4bは、上記仮想平面に平行な面内で、対応するガイド部Gに対して摺動する。
具体的には、前後及び左右に平行な面内(水平面内)で、摺動面S1b、S2bはガイド部G1、G2に対してそれぞれ下側、上側から当接し、摺動面S3b、S4bはガイド部G3、G4に対してそれぞれ下側、上側から当接する。これらにより、ボタン12は上下方向に対して動作がガイドされ、上下方向への傾きが抑制される。
また、各摺動面には左右、上下を向くものが含まれるので、各ガイド部Gとの摺動によって、軸中心C0を中心としたボタン12の回転を規制する役割も果たされる。
上述したように、操作部35の軸中心C0はアンロックボタンスプリング21の軸中心と略一致し、且つ4本の摺動部S1、S2、S3、S4が成す四角形の内側にある。押圧方向34から見た摺動部S1〜S4の位置を特定する際、例えば、各摺動部Sの投影図形の図心とする。操作部35の軸中心C0についても操作部35の投影図形の図心として把握する。押圧方向34から見て、4本の摺動部S1〜S4が成す四角形の対角線54の交点は、操作部35の軸中心C0と略一致する。これにより、ボタン12の可動動作が安定する。
操作部35が押圧されたとき、ボタン12には当接部PSを支点として矢印44の方向に傾こうとする力が作用する。その際、図5(b)に示すように、摺動部S1の摺動面S1aはガイド部G1に摺接し、ボタン12が傾こうとする力を主に後端位置56にて受ける。摺動部S2の摺動面S2aもこれと同様である。また、摺動部S3の摺動面S3aはガイド部G3に摺接し、ボタン12が傾こうとする力を主に前端位置57にて受ける。摺動部S4の摺動面S4aもこれと同様である。
ここで、駆動リブ33に近い摺動部S1の摺動長さは、摺動部S3の摺動長さより長い。力を受ける摺動面S1aは長く、その後端位置56は、傾きの支点である当接部PSより後方にある。当接部PSからの後方への距離が長いことが、ボタン12の傾き防止に有効となる。摺動部S2もこれと同様である。このように、摺動部S1、S2の摺動面S1a、S2aの後端から、ボタン12は駆動リブ33の当接部PSを支点として傾こうとする力に対する反力を受ける。その結果、操作部35の押し込みの際にボタン12が傾くことを効果的に抑制する。
ボタン12の倒れ防止の観点からは、摺動部S1、S2の摺動長さは、長いことが好ましいことはもちろんである。ところが、当接部PSに非常に近い位置でガイド部G1、G2によりガイドされるので、従来(図7)の摺動軸71の摺動長さに比べれば短い摺動長さの摺動部S1、S2にて同程度の倒れ防止の効果が期待できる。その意味で、前後方向の省スペースが可能となる。
一方、駆動リブ33から遠い摺動部S3、S4は、摺動部S1、S2に比べれば、ボタン12の倒れ防止に果たす役割が小さいため、摺動部S3、S4の摺動長さは摺動部S1、S2の摺動長さより十分に短く設計することが可能である。摺動部S3、S4の摺動長さを短くすることで、その周辺の省スペースを図ることができる。
本実施の形態によれば、4本の摺動部S1〜S4を押圧方向34から見て操作部35の投影面の外側に配置したので、ボタン12の操作感を損なうことなく各摺動部S1〜S4の摺動長さを短く設計することが可能となる。しかも、当接部PSに近い側の第1の摺動部S1と第2の摺動部S2とは、駆動リブ33を挟む位置に配置されるので、ボタン12の倒れを効果的に抑制することが可能となる。よって、アンロックボタン12の操作感の低下や操作時の傾きを抑制しつつ省スペースを図ることができる。
また、摺動部S1、S2が主な摺動部としてボタン12の傾きを抑制するので、第3の摺動部である摺動部S3、S4の摺動長さを短くできる結果、摺動部S3、S4の周辺の前後方向における省スペースを図ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、第1の摺動部S1、第2の摺動部S2とそれらに対応するガイド部G1、G2の各形状が異なり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図6(a)は、第2の実施の形態におけるアンロックボタン12の背面側の斜視図である。図6(b)は、前カバー補助部材20に取り付けられたアンロックボタン12及びその周辺を背面側から見た図である。
第1の実施の形態では、摺動部S1、S2、ガイド部G1、G2はいずれも、背面視で軸中心C0の方向に凸のL字形状であった(図4参照)。これに対し第2の実施の形態では、摺動部S1、S2は円柱形の軸形状であり、ガイド部G1、G2は、軸中心C0の反対方向に凸のL字形状となっている。
第1の実施の形態と同様に、摺動部S1、S2は駆動リブ33を挟み上下に配置される。また、摺動部S1の摺動面S1a、摺動部S2の摺動面S2aは、前後及び上下に平行な面内で、ガイド部G1、G2に対して左側から当接する。摺動面S1b、S2bは、前後及び左右に平行な面内(水平面内)で、ガイド部G1、G2に対してそれぞれ下側、上側から当接する。摺動部S1、S2の摺動長さや後端位置は第1の実施の形態において図3(b)で説明したのと同様である。
本実施の形態によれば、アンロックボタン12の操作感の低下や操作時の傾きを抑制しつつ省スペースを図ることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、当接部PSから受ける反力によってボタン12が傾くことを抑制する観点からは、摺動面S1a、S2a、S3a、S4aは、押圧方向34から見て当接部PSと軸中心C0とを結ぶ線分に略垂直であればよい。また、ボタン12とピン16とは左右に隣接する例を示したが、両者が上下、あるいは斜めに隣接する構成も除外されない。ボタン12とピン16との位置関係によって、ボタン12が傾こうとする方向も変わるので、摺動面S1a、S2a等の向きもそれに応じて変えればよい。
また、摺動部S1〜S4、ガイド部G1〜G4の背面視の形状は問わず、L字形状や円形に限定されることもない。さらには、摺動面S1a、S2a等には、「面」という概念だけでなく「線」や「点の集合」という概念で把握できるものも含まれる。
ところで、複数の摺動部Sとしては、駆動リブ33を挟む摺動部S1、S2を含めて3個以上を設ける。その際、押圧方向34から見て各摺動部Sの位置を頂点とする多角形形状の投影面の内側にボタン12の操作部35が(当然に軸中心C0も)位置するように構成すればよい。
例えば、第1、第2の実施の形態では、補助的な摺動部である第3の摺動部として2本の摺動部S3、S4を例示したが、これを1本としてもよい。そうすれば省スペースにも寄与する。その場合、例えば押圧方向34から見て当接部PSと軸中心C0とを結ぶ線分の延長上に第3の摺動部を配置することが好ましい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
12 アンロックボタン
15 レンズマウント
16 レンズアンロックピン
19 撮影レンズ
20 前カバー補助部材
33 駆動リブ
35 操作部
42 被駆動部
S1〜S4 摺動部

Claims (6)

  1. 撮影レンズの交換が可能な撮像装置であって、
    操作部及び駆動リブを有し、レンズマウントに取り付けられた撮影レンズをロック状態と非ロック状態とに切り換えるために前記操作部が押圧操作されることで進退可能なアンロックボタンと、
    被駆動部を有すると共に突出方向に付勢され、前記ロック状態に対応して前記レンズマウントの貫通穴から突出する位置と前記非ロック状態に対応して前記貫通穴から突出しない位置とに進退可能で、前記アンロックボタンの前記駆動リブによって前記被駆動部が駆動されることで前記アンロックボタンの可動方向に連動して可動して前記突出しない位置に退くアンロックピンと、
    外装部に固定された固定部材とを有し、
    前記アンロックボタンは、可動する際に前記固定部材に対して摺動して動作をガイドされる複数の摺動部を有し、前記複数の摺動部は前記アンロックボタンの可動方向から見て前記操作部の投影面の外側に配置され、且つ、前記複数の摺動部のうち少なくとも第1の摺動部と第2の摺動部とは、前記可動方向から見て前記駆動リブを挟む位置に配置されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の摺動部のうち第3の摺動部が、前記可動方向から見て前記操作部よりも前記アンロックピンから遠い位置にあり、前記第3の摺動部の摺動長さは、前記可動方向において前記第1の摺動部及び前記第2の摺動部の摺動長さよりも短いことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1の摺動部及び第2の摺動部はいずれも、前記可動方向から見て前記駆動リブ及び前記被駆動部が当接する当接部と前記操作部の軸中心とを結ぶ線分に略垂直な面内で前記固定部材に対して摺動することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記第1の摺動部及び第2の摺動部はいずれも、前記可動方向と前記線分の双方に平行な面内においても前記固定部材に対して摺動することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記アンロックボタンを突出方向に付勢するコイルスプリングを有し、前記コイルスプリングの軸中心が前記操作部の軸中心と略一致していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記固定部材は、前記複数の摺動部に対応する複数のガイド部を有し、前記複数のガイド部は各々、対応する摺動部に対して前記操作部の軸中心を中心とした外側に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
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