JP2013246074A - 温度インジケータ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材と温度感知層からなり、該温度感知層が、電子供与性呈色化合物と、潮解性金属塩と、水系アクリルエマルジョン由来のバインダー樹脂と、を含み、温度感知層における、バインダー樹脂の含有量に対する電子供与性呈色化合物の含有量が15〜60質量%であり、潮解性金属塩の含有量に対する電子供与性呈色化合物の含有量が60〜250質量%であり、水系アクリルエマルジョン水溶液のpHが電子供与性呈色化合物が呈色するpHよりも高い温度インジケータとする。
【選択図】なし
Description
前記温度感知層は、電子供与性呈色化合物と、潮解性金属塩と、水系アクリルエマルジョン由来のバインダー樹脂と、を含み、
前記温度感知層における、前記バインダー樹脂の含有量に対する前記電子供与性呈色化合物の含有量が15〜60質量%であり、前記潮解性金属塩の含有量に対する前記電子供与性呈色化合物の含有量が60〜250質量%であり、前記水系アクリルエマルジョン水溶液のpHが前記電子供与性呈色化合物が呈色するpHよりも高い(アルカリ性側)ことを特徴とする。
前記温度感知層用塗料は、少なくとも水系アクリルエマルジョン水溶液、電子供与性呈色化合物、潮解性金属塩、及び、イソプロピルアルコールを含み、
前記温度感知層用塗料における、前記水系アクリルエマルジョンの固形分の含有量に対するイソプロピルアルコールの含有量が10〜200質量%であることを特徴とする。
温度感知層において表1に示す組成になるように、ロイコ染料「BLUE−63」(山本化成株式会社製)と臭化リチウム(和光純薬工業株式会社製)とを「DICNAL E−8203WH」(大日本インキ化学工業株式会社製、固形分:40質量%)に添加し、IPAを加えた上で全体が均一になるように攪拌し、温度感知層用塗料を作製した。得られた塗料をPETフィルム(東洋紡株式会社製、厚さ50μm)にワイヤーバー♯12を用いて塗工し、80℃で1分間乾燥させて温度インジケータを作製した。尚、表中のIPA添加量は、塗料中の水系アクリルエマルジョンの固形分の含有量に対するIPA含有量である。
ΔE=((ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2)1/2
〔塗工性〕
○:乾燥直後の温度感知層の表面が平滑でムラやベタツキがない。
×:乾燥直後の温度感知層の表面が平滑でない、或いは、ムラやベタツキがある。
〔呈色性〕
○:呈色している。ΔEが3.0以上
△:呈色が弱い。ΔEが1.5以上3.0未満
×:無色である。ΔEが1.5未満
温度感知層において表2に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表2に示す。
温度感知層において表3に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表3に示す。
温度感知層において表4に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表4に示す。
ロイコ染料の種類を変えて、温度感知層において表5に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表5に示す。
潮解性金属塩の種類を変えて、温度感知層において表6に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表6に示す。
バインダー樹脂の種類を変えて、温度感知層において表7に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、塗工性と呈色性を評価した。結果を表7に示す。尚、PVAは和光純薬株式会社製で重合度約500,PVPは和光純薬株式会社製でK=25である。これらは固形分が20質量%となるように調整して用いた。pHはPVA溶液が6〜7、PVP溶液が約7〜8であった。尚、表中のIPA添加量は、塗料中の樹脂成分の固形分の含有量に対するIPA含有量である。
臭化リチウムの含有量を変えて、温度感知層において表8に示す組成となるように各成分を配合する以外は、実施例1と同様にして温度インジケータを作製し、60℃、80℃、100℃に保管し、呈色(ΔEが3.0以上)するまでの時間を測定した。結果を表8に示す。
Claims (2)
- 基材と、前記基材の少なくとも片面に設けられた温度感知層と、を有する温度インジケータにおいて、
前記温度感知層は、電子供与性呈色化合物と、潮解性金属塩と、水系アクリルエマルジョン由来のバインダー樹脂と、を含み、
前記温度感知層における、前記バインダー樹脂の含有量に対する前記電子供与性呈色化合物の含有量が15〜60質量%であり、前記潮解性金属塩の含有量に対する前記電子供与性呈色化合物の含有量が60〜250質量%であり、前記水系アクリルエマルジョン水溶液のpHが前記電子供与性呈色化合物が呈色するpHよりも高いことを特徴とする温度インジケータ。 - 基材の少なくとも片面に温度感知層用塗料を塗布し、乾燥させて温度感知層を形成する温度インジケータの製造方法において、
前記温度感知層用塗料は、少なくとも水系アクリルエマルジョン水溶液、電子供与性呈色化合物、潮解性金属塩、及び、イソプロピルアルコールを含み、
前記温度感知層用塗料における、前記水系アクリルエマルジョンの固形分の含有量に対するイソプロピルアルコールの含有量が10〜200質量%であることを特徴とする温度インジケータの製造方法。
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