JP2013245832A - 輻射式空気調和機 - Google Patents

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【課題】輻射式空気調和機において、温度検出器で冷房運転と暖房運転の両方をカバーできるようにする。
【解決手段】輻射式空気調和機1は、室外機10と、室内に配置される輻射パネル30を備える。室外機10の内部には、室外側熱交換器14と、輻射パネル30及び室外側熱交換器14に冷媒を循環させる圧縮機12が設けられている。輻射パネル30は筐体31内に複数の放熱部32を配置している。放熱部32に接続される冷媒配管17の筐体31内部分に冷媒配管17の温度を検出する温度検出器36が取り付けられる。輻射式空気調和機1の制御部40は温度検出器36からの出力信号を参照して制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は輻射式空気調和機に関する。
家屋用のヒートポンプ式空気調和機で、室外機と室内機に分かれたいわゆるセパレート型の空気調和機では、室外機に熱交換器とファンが設けられるとともに、室内機にも熱交換器とファンが設けられるのが通常の構造である。これに対し、同じセパレート型の空気調和機であっても、室内機の熱交換器を輻射パネルとして構成し、ファンを用いることなく、熱の輻射により室内の冷房または暖房を行うタイプのものも存在する。その例を特許文献1、2に見ることができる。
特許文献1に記載された空気調和機は建屋の天井に配設される輻射パネルを備える。輻射パネルの内部には冷媒配管が蛇行状に配置されている。冷房運転時には輻射パネルで吸熱がなされて輻射式冷房が行われる。暖房運転時には輻射パネルで放熱がなされて輻射式暖房が行われる。輻射式冷暖房は室内ファンによる空気の攪拌や騒音と無縁であり、静粛で快適な冷暖房を行うことができる。
特許文献2には、室内の複数面に輻射パネルを配置したり、一面でも複数枚の輻射パネルを設置したりするなど、複数枚の輻射パネルを用いて冷暖房を行う空気調和装置が記載されている。この空気調和装置では各輻射パネルの表面に表面温検出器が取り付けられ、各輻射パネルの負荷に応じて各輻射パネルへの熱媒体の流量が制御される。
特開平10−205802号公報 特開平4−320752号公報
輻射式空気調和機を制御する上で重要なのが輻射パネルの表面温度を正確に測定することである。本発明は、同じ温度検出器で冷房運転と暖房運転の両方をカバーできるようにすることを目的とする。また、結露水による温度検出器の誤検出を防ぐことを目的とする。
本発明に係る輻射式空気調和機は、室内に配置される輻射パネルと、室外側熱交換器と、前記輻射パネル及び前記室外側熱交換器に冷媒配管を通じて冷媒を循環させる圧縮機とを備え、前記輻射パネルは筐体内に放熱部を配置したものであり、前記放熱部に接続される前記冷媒配管の前記筐体内部分に当該冷媒配管の温度を検出する温度検出器が取り付けられ、当該空気調和機の制御部は前記温度検出器からの出力信号を参照して制御を行うことを特徴としている。
上記構成の輻射式空気調和機において、前記温度検出器が取り付けられる前記冷媒配管は液体冷媒用の冷媒配管であることが好ましい。
上記構成の輻射式空気調和機において、前記冷媒配管の前記筐体内部分で、比較的上位にある部分に前記温度検出器が取り付けられることが好ましい。
上記構成の輻射式空気調和機において、前記温度検出器が取り付けられる前記冷媒配管は液体冷媒用の冷媒配管であるとともに、前記制御部は、冷房運転時は前記温度検出器が検出した温度を前記輻射パネルの表面温度として参照し、暖房運転時は前記温度検出器が検出した温度に補正温度を加えた温度を前記輻射パネルの表面温度として参照することが好ましい。
本発明によると、輻射パネルの冷媒経路が冷房運転時の冷媒経路であるか暖房運転時の冷媒経路であるかに関係なく、同じ位置で輻射パネルの表面温度を検出できるので、冷房運転時と暖房運転時とで制御の仕様を変える必要がない。また、温度検出器が輻射パネルの表面にではなく冷媒配管に取り付けられるから、結露水が温度検出器を濡らす危険が少なく、温度検出器が誤検出する可能性を低くできる。
本発明に係る輻射式空気調和機の概略構成図で、冷房運転時の状態を示すものである。 本発明に係る輻射式空気調和機の概略構成図で、暖房運転時の状態を示すものである。 輻射パネルの第1実施形態を示す概略構成図である。 輻射パネルの第2実施形態を示す概略構成図である。 輻射パネルの第3実施形態を示す概略構成図である。 放熱部の第1実施形態を示す断面図である。 放熱部の第2実施形態を示す断面図である。 輻射式空気調和機の制御ブロック図である。 輻射式空気調和機の動作を示すフローチャートである。 圧縮機回転数と補正温度の関係を示す表である。 圧縮機回転数と補正温度の関係を示すグラフである。
図1に基づき輻射式空気調和機1の概略構成を説明する。輻射式空気調和機は室外機10と輻射パネル30により構成される。輻射パネル30は室内に配置されるものであり、通常のセパレート型空気調和機の室内機に相当する。
室外機10は、板金製部品と合成樹脂製部品により構成される筐体11の内部に、圧縮機12、四方弁13、室外側熱交換器14、膨張弁15、室外側送風機16などを収納している。
室外機10は2本の冷媒配管17、18で輻射パネル30に接続される。冷媒配管17は液体の冷媒を流すことを目的としており、冷媒配管18に比較して細い管が用いられている。そのため冷媒配管17は「液管」「細管」などと称されることがある。冷媒配管18は気体の冷媒を流すことを目的としており、冷媒配管17に比較して太い管が用いられている。そのため冷媒配管18は「ガス管」「太管」などと称されることがある。冷媒には例えばHFC系のR410aやR32等が用いられる。
室外機10の内部の冷媒配管で、冷媒配管17に接続される冷媒配管には二方弁19が設けられ、冷媒配管18に接続される冷媒配管には三方弁20が設けられる。二方弁19と三方弁20は、室外機10から冷媒配管17、18が取り外されるときに閉じられ、室外機10から外部に冷媒が漏れることを防ぐ。室外機10から、あるいは輻射パネル30を含めた冷凍サイクル全体から、冷媒を放出する必要があるときは、三方弁20を通じて放出が行われる。
輻射パネル30は室内の壁際に立設されることが多く、板金製部品と合成樹脂製部品により構成される正面形状矩形の筐体31の内部に複数の放熱部32が配置されている。簡潔さを尊び「放熱部」と命名したが、この部品は暖房運転時に周囲の空気に対し放熱を行うだけでなく、冷房運転時に周囲の空気から吸熱を行うものでもある。
放熱部32は筒状の部品であり、垂直に配置される。図6、7に示すように、中心の冷媒管33を放熱フィン34が取り囲む、というのが放熱部32の基本的な構成である。冷媒管33と放熱フィン34は銅やアルミニウムのような熱伝導の良い金属で形成され、互いに密着する。なお、ここで言う「垂直」とは厳密な垂直方向に限られない。多少の傾きを含む垂直方向であってもよい。
図6の放熱フィン34も図7の放熱フィン34も複数のフィンが放射状に展開する水平断面形状を有している。図6の放熱フィン34は軸線方向に沿って二つ割りにされた部品として形成され、冷媒管33を前後から挟み込んでいる。図7の放熱フィン34は単一の部品であり、中心の、車輪で言えばハブに相当する部分に冷媒管33が挿入されている。言うまでもないが、図6、7に示す放熱部32の構造は単なる例示であり、異なる断面形状の放熱フィン34を用いることもできるし、冷媒管33と放熱フィン34を異なる様式で組み合わせることも可能である。
筐体31の内部に複数(図においては7本)の放熱部32が互いに並行するように配置される。筐体31の前面には放熱部32を露出させる開口部35が設けられている。複数の放熱部32は全て冷媒配管17、18に接続される。図3に示す接続構成例では全ての放熱部32が冷媒配管17、18に並列接続される。図4に示す接続構成例では全ての放熱部32を直列接続したものが冷媒配管17、18に接続されている。
複数の放熱部32を接続するのに、図3、4に示した方式以外の方式を採用することもできる。例えば、複数の放熱部32を所定本数ずつグループ分けし、同一グループに属する放熱部32は互いに並列接続し、グループ同士を直列接続するといった方式も可能である。あるいは、複数の放熱部32を所定本数ずつグループ分けし、同一グループに属する放熱部32は直列接続し、グループ同士を並列接続するといった方式も可能である。
輻射式空気調和機1の運転制御を行う上で、各所の温度を知ることが不可欠である。この目的のため、室外機10と輻射パネル30に温度検出器が配置される。室外機10においては、室外側熱交換器14に温度検出器21が配置され、圧縮機12の吐出部となる吐出管12aに温度検出器22が配置され、圧縮機12の吸入部となる吸入管12bに温度検出器23が配置され、膨張弁15と二方弁19の間の冷媒配管に温度検出器24が配置されている。輻射パネル30には温度検出器36が配置される。温度検出器21、22、23、24、36はいずれもサーミスタにより構成される。
温度検出器36は放熱部32の温度測定を目的とするが、放熱部32に直接取り付けられるのでなく、図3に示す通り、液体冷媒用の冷媒配管17に取り付けられる。温度検出器36を冷媒配管17に配置するのは次の理由による。すなわち放熱部32は位置(特に上下の位置)によって温度が異なるため、どの位置に温度検出器36を配置するかを決めるのが難しい。
複数の放熱部32を結ぶ冷媒経路がどのように設計されているかによっても放熱部32の表面温度は左右される。冷媒経路が単一経路の場合、圧力損失や冷媒の気液相変化によって温度差が生じやすい。冷媒経路が複数経路の場合、経路によって温度差が生じる可能性がある。また、温度検出器には感温性を良くするために金属で覆われているものがある。放熱部32を構成する金属と温度検出器に使われている金属の種類が異なる場合、それらの接触部において異種金属による電位差が生じ、電蝕を起こす可能性がある。いずれにしても、放熱部32のどの位置に温度検出器36を配置するかを決めるのは容易ではない。
筐体31の内部の冷媒配管17を温度検出器36の取付箇所とすれば、上記の問題は解消される。冷媒配管17は、冷房運転時には膨張弁15で絞られた冷媒が流入する箇所であり、暖房運転時には凝縮した冷媒が放熱部32から流出する箇所である。
冷房運転時には冷媒配管17に気液二相状態の冷媒(ただし、気化があまり進んでいない、液相冷媒が多い状態の冷媒)が流れるので、言い換えれば冷媒の気液相変化が少ないので、冷媒配管17の温度を放熱部32の温度として取り扱うことができる。一方、暖房運転時には冷媒配管17は冷凍サイクルの過冷却部(液相部)となり、液体の冷媒が溜まるため、冷媒配管17の温度を直ちに放熱部32の温度として取り扱うことはできない。しかしながら、後述する「補正温度」の考え方により、暖房運転時においても温度検出器36の測定温度から放熱部32の表面温度を求めることができる。
温度検出器36の取付位置は、冷媒配管17の筐体31内部分の中でも比較的上位にある部分とされる。このような場所を温度検出器36の取付位置として選択した理由は後で説明する。
輻射式空気調和機1の全体制御を司るのは図8に示す制御部40である。制御部40は
室内温度が使用者によって設定された目標値に達するように制御を行う。
制御部40は、圧縮機12、四方弁13、膨張弁15、及び室外側送風機16に対して動作指令を発する。また制御部40は温度検出器21〜24、及び温度検出器36からそれぞれの検出温度の出力信号を受け取る。制御部40は温度検出器21〜24及び温度検出器36からの出力信号を参照しつつ、圧縮機12と室外側送風機16に対し運転指令を発し、四方弁13と膨張弁15に対しては状態切り替えの指令を発する。
図1は輻射式空気調和機1が冷房運転(除湿運転)あるいは除霜運転を行っている状態を示す。圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は室外側熱交換器14に入り、そこで室外空気との熱交換が行われる。すなわち冷媒は室外空気に対し放熱を行う。放熱し、凝縮して液状となった冷媒は室外側熱交換器14から膨張弁15を通じて輻射パネル30の放熱部に送られ、減圧し膨張して低温低圧となり、放熱部32の表面温度を下げる。表面温度の下がった放熱部32は室内空気から吸熱し、これにより室内空気は冷やされる。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14からの放熱を促進する。
図2は輻射式空気調和機1が暖房運転を行っている状態を示す。この時は四方弁13が切り替えられて冷房運転時と冷媒の流れが逆になる。すなわち、圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒は放熱部32に入り、そこで室内空気との熱交換が行われる。すなわち冷媒は室内空気に対し放熱を行い、室内空気は暖められる。放熱し、凝縮して液状となった冷媒は放熱部32から膨張弁15を通じて室外側熱交換器14に送られ、減圧し膨張して室外側熱交換器14の表面温度を下げる。表面温度の下がった室外側熱交換器14は室外空気から吸熱する。吸熱後、低温の気体状の冷媒は圧縮機12に戻る。室外側送風機16によって生成された気流が室外側熱交換器14による吸熱を促進する。吸熱により室外側熱交換器14に付着した霜は、除霜運転を行うことにより取り除かれる。
輻射式空気調和機1の運転時のフローチャートを図9に示す。図9に記載されているのは暖房運転時のフローチャートである。
暖房運転が開始されると、ステップ#101で温度検出が行われる。この場合の温度検出は温度検出器36による温度検出である。前述の通り温度検出器36は冷媒配管17に配置されており、輻射パネル30の表面温度(より正確に言うならば放熱部32の表面温度)を直接検出するものではない。また、過冷却度がどのような値になるかによっても冷媒配管17の温度と輻射パネル30の表面温度の差が変化する。そこで暖房運転時には、冷媒配管17の温度から放熱部32の過冷却度を予測して温度を補正することにより、輻射パネル30の表面温度を予測する。具体的には、ステップ#102で、温度検出器36が検出した温度に図10の表に示す補正温度を加えて温度補正を行う。
図10の表では、圧縮機12の回転数をパラメータにとり、回転数が1,000rpmのとき補正温度は6℃、回転数が2,000rpmのとき補正温度は6℃、回転数が3,000rpmのとき補正温度は8℃、回転数が4,000rpmのとき補正温度は10℃、回転数が5,000rpmのとき補正温度は12℃、回転数が6,000rpmのとき補正温度は14℃、回転数が7,000rpmのとき補正温度は14℃、となっている。圧縮機12の回転数と補正温度の関係をグラフ化したものが図11である。
図10、11に示した補正温度は単なる例示であり、輻射パネル30の大きさや圧縮機12の能力など、様々な条件により補正温度の値が変化することは言うまでもない。補正温度は実験を重ねて決定することが好ましい。
上記のように、温度検出器36が検出した温度を補正して求めた輻射パネル30の表面温度を参照しつつ、制御部40は輻射式空気調和機1の暖房運転の制御を行う。
ステップ#103では、輻射パネル30が設定温度以上の高温になったか、どうかを制御部40が調べる。この場合の温度検出にも温度検出器36を利用することができる。輻射パネル30が設定温度以上の温度になったときはステップ#104に進み、制御部40は輻射パネル30の過熱を防止する制御を行う。輻射パネル30が設定温度以上の高温に達しなければ、制御部40はその時点の暖房運転を継続する。輻射パネル30の過熱を防止する制御としては、例えば、圧縮機12の回転数を下げる、膨張弁15の開度を上げる(開く)、室外側送風機16の回転数を下げる、などの制御が考えられる。
上記のように、輻射パネル30が設定温度以上の温度になったかどうかを調べるのに温度検出器36を利用することにより、つまり空調制御用の温度検出器36を保護用の温度検出器に兼用することにより、輻射式空気調和機1の制御システムを簡素化することができる。
冷房運転(除湿運転)あるいは除霜運転の場合には、温度検出器36が検出した温度を放熱部32の表面温度として取り扱うことができる。このため、暖房運転の場合のような温度補正は必要ない。
前述の通り、温度検出器36は冷媒配管17の筐体31内部分に取り付けられているので、輻射パネル30の冷媒経路が冷房運転時の冷媒経路であるか暖房運転時の冷媒経路であるかに関係なく、同じ位置で輻射パネル30の表面温度を検出できる。このため、冷房運転時と暖房運転時とで制御の仕様を変える必要がない。
冷房運転(除湿運転)時、放熱部32には結露水が発生する。温度検出器36は筐体31内の冷媒配管17の中でも比較的上位の部分に取り付けられているので、放熱部32の結露水が放熱部32の下方にドレン水として溜まったとしても(ドレン水は放熱部32の下方に配置された図示しないドレンパンに受けられる)、ドレン水に接触せずにいられる。このため、温度検出器36の検出温度に誤りが生じたり、温度検出器36が故障したりすることを懸念せずに済む。放熱部32ほどではないにせよ、冷媒配管17にも結露水が生じるが、その結露水による影響を小さくする上でも、冷媒配管17の上位部分に温度検出器36を配置することは有意義である。なお、図1においては、放熱部32よりも上方の筐体31の上枠内を通る冷媒配管17に温度検出器36を設けている。
図4のように複数の放熱部32を直列接続した場合においても、温度検出部36は冷媒配管17の上位部分に配置する。また複数の放熱部32を直列接続している場合、図5に示す通り、輻射パネル30の上部において放熱部32同士を接続する冷媒配管37に温度検出器36を取り付けることもできる。この構成であっても温度検出器36を結露水から保護できる。要は、結露水の発生しにくい箇所に温度検出器36を配置する、というのが守るべき事柄である。
これまで、放熱部32は垂直に配置するものとして話を進めてきたが、放熱部32を水平に配置する構成も可能である。その場合の放熱フィン34は、冷媒管33の軸線に直交する薄板を、互いの間に間隔を置いて多数配置する構成とするのがよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は輻射式空気調和機に広く利用可能である。
1 輻射式空気調和機
10 室外機
11 筐体
12 圧縮機
13 四方弁
14 室外側熱交換器
15 膨張弁
16 室外側送風機
17、18 冷媒配管
30 輻射パネル
31 筐体
32 放熱部
36 温度検出器
40 制御部

Claims (4)

  1. 室内に配置される輻射パネルと、室外側熱交換器と、前記輻射パネル及び前記室外側熱交換器に冷媒配管を通じて冷媒を循環させる圧縮機とを備えた輻射式空気調和機において、
    前記輻射パネルは筐体内に放熱部を配置したものであり、
    前記放熱部に接続される前記冷媒配管の前記筐体内部分に当該冷媒配管の温度を検出する温度検出器が取り付けられ、
    当該空気調和機の制御部は前記温度検出器からの出力信号を参照して制御を行うことを特徴とする輻射式空気調和機。
  2. 前記温度検出器が取り付けられる前記冷媒配管は液体冷媒用の冷媒配管であることを特徴とする請求項1に記載の輻射式空気調和機。
  3. 前記冷媒配管の前記筐体内部分で、比較的上位にある部分に前記温度検出器が取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の輻射式空気調和機。
  4. 前記温度検出器が取り付けられる前記冷媒配管は液体冷媒用の冷媒配管であるとともに、前記制御部は、冷房運転時は前記温度検出器が検出した温度を前記輻射パネルの表面温度として参照し、暖房運転時は前記温度検出器が検出した温度に補正温度を加えた温度を前記輻射パネルの表面温度として参照することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の輻射式空気調和機。
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