JP2013245663A - 過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプレッサインペラ側よりもタービンインペラ側の軸受面により多くの潤滑油を供給して軸受性能を向上する。
【解決手段】過給機は、過給機本体と、過給機本体内に回転自在に収容され、一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸7と、タービン軸を回転自在に軸支する複数の軸受部28、29と、を備え、タービン軸のうち、タービンインペラ側に設けられた軸受部28に軸支される部位7aの外径Dは、コンプレッサインペラ側に設けられた軸受部29に軸支される部位7bの外径Dよりも大きい。
【選択図】図3

Description

本発明は、ラジアル荷重を受ける軸受を備える過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸が、ベアリングハウジングに回転自在に保持された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、タービン軸を介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに過給する。
例えば、特許文献1に記載の過給機では、ベアリングハウジング内に、ラジアル荷重とスラスト荷重を受け、タービン軸を軸支するフローティングメタルが設けられている。このようなフローティングメタルには、ベアリングハウジングに対して回転自在に配されるフルフローティングメタルと、ピンによってベアリングハウジングに取り付けられ、回転方向の移動が規制されるセミフローティングメタルがある。
特開2006−29148号公報
タービンインペラには高温の排気ガスが導かれることから、上記のフローティングメタルは、タービンインペラ側に配された軸受面の方が、コンプレッサインペラ側に配された軸受面よりも高温になる。また、タービン軸に固定されるインペラなどの重量は、コンプレッサインペラ側よりもタービンインペラ側の方が重いため、タービンインペラ側の方が、コンプレッサインペラ側よりも、荷重負荷が大きい。そのため、潤滑油は、コンプレッサインペラ側よりもタービンインペラ側に多く供給することが望ましい。
そこで、タービン軸と軸受面を形成するフローティングメタルの内周面との隙間を、タービンインペラ側の方が、コンプレッサインペラ側よりも大きくすることが考えられる。この場合、タービンインペラ側の軸受面に、より多くの潤滑油を供給することはできるが、隙間を大きくすると、タービン軸のガタつきが大きくなって、却って軸受性能を低下させかねない。
本発明の目的は、コンプレッサインペラ側よりもタービンインペラ側の軸受面により多くの潤滑油を供給して軸受性能を向上することが可能となる過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、過給機本体と、前記過給機本体内に回転自在に収容され、一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、前記タービン軸を回転自在に軸支する複数の軸受部と、を備え、前記タービン軸のうち、前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部に軸支される部位の外径は、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部に軸支される部位の外径よりも大きいことを特徴とする。
前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部は、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部よりも、前記タービン軸の軸方向の長さが短くてもよい。
前記過給機本体内に設けられ、前記タービン軸が挿通される挿通孔を有する円環状のセミフローティングメタルを備え、前記セミフローティングメタルは、内周面と外周面とを連通して潤滑油を内部に導く油路を有し、当該油路よりも前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部、および、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部を備えていてもよい。
前記タービン軸は、前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部および前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部の間に位置する部位の外径が、前記両軸受部に軸支される部位の外径よりも小さくてもよい。
本発明によれば、コンプレッサインペラ側よりもタービンインペラ側の軸受面により多くの潤滑油を供給して軸受性能を向上することが可能となる。
過給機の概略断面図である。 図1のベアリングハウジング内部の部分拡大図である。 タービン軸および軸受の形状を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印F方向を過給機Cの前側とし、矢印R方向を過給機Cの後側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の前側に締結ボルト3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の後側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2には、過給機Cの前後方向に貫通する軸受孔2aが形成されており、この軸受孔2aに設けられた軸受20によって、タービン軸7が回転自在に軸支されている。タービン軸7の前端部(一端)にはタービンインペラ8が一体的に固定されており、このタービンインペラ8がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、タービン軸7の後端部(他端)にはコンプレッサインペラ9が一体的に固定されており、このコンプレッサインペラ9がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの後側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口10が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、空気を圧縮して昇圧するディフューザ流路11が形成される。このディフューザ流路11は、タービン軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ9を介して吸気口10に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路11よりもタービン軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路12が設けられている。コンプレッサスクロール流路12は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路11にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ9が回転すると、吸気口10からコンプレッサハウジング6内に流体が吸気されるとともに、当該吸気された流体は、ディフューザ流路11およびコンプレッサスクロール流路12で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、過給機Cの前側に開口するとともに不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口13が形成されている。また、タービンハウジング4には、流路14と、この流路14よりもタービン軸7(タービンインペラ8)の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路15とが設けられている。タービンスクロール流路15は、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれる不図示のガス流入口と連通するとともに、上記の流路14にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路15に導かれた排気ガスは、流路14およびタービンインペラ8を介して吐出口13に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ8を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ8の回転力は、タービン軸7を介してコンプレッサインペラ9に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ9の回転力によって、上記のとおりに、流体が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
図2は、図1のベアリングハウジング2内部の部分拡大図である。以下、図2を参照しながら、過給機本体1内に収容された軸受20によるタービン軸7の支持構造について説明する。
本実施形態において、軸受20は、タービン軸7が挿通される挿通孔21を有する円環状のフローティングメタルで構成され、タービン軸7との間ですべり運動を生じさせるとともに、タービン軸7との間に油膜圧力を生じさせる。
軸受20は、ベアリングハウジング2の軸受孔2aに挿入され、軸方向に垂直な方向に貫通する貫通孔20aに、ピン22が挿通される。ピン22は、ベアリングハウジング2の軸受孔2aの内側に設けられた位置決め孔2bにも挿通されており、軸受20の回転方向および軸方向の移動を規制する。
スラストカラー23は、タービン軸7におけるタービンインペラ8側の端部近傍に固定され、タービン軸7と一体回転する。このスラストカラー23は、軸受20におけるタービン軸7の軸方向の端面24に対向しており、この端面24にタービン軸7のスラスト荷重を作用させる。
油切り部材25は、タービン軸7におけるコンプレッサインペラ9側の端部近傍に固定され、タービン軸7と一体回転する。この油切り部材25は、ベアリングハウジング2から漏れ出した潤滑油を、タービン軸7の回転による遠心力で径方向に飛散させ、コンプレッサインペラ9の背面まで潤滑油が到達するのを防ぐものである。この油切り部材25は、軸受20におけるタービン軸7の軸方向の端面26に対向するとともに、この端面26にタービン軸7のスラスト荷重を作用させるスラストカラーとしても機能する。
また、ベアリングハウジング2には、外部から潤滑油が導かれる油路2cが形成されており、軸受20には、この油路2cに対向するとともに、内周面と外周面とを連通して潤滑油を内部(挿通孔21内)に導く油路20bが形成されている。この油路20bは、挿通孔21の中央側の内周面27に開口している。そして、軸受20は、油路2cよりもタービンインペラ8側に位置する挿通孔21の内周面で構成される軸受部28と、油路2cよりもコンプレッサインペラ9側に位置する挿通孔21の内周面で構成される軸受部29とを備え、これら両軸受部28、29によって、タービン軸7を回転自在に軸支する。
ここで、軸受20の挿通孔21は、軸方向の中央側の内周面27の内径に対して、軸受部28、29の内径が小さくなっている。これにより、ベアリングハウジング2に形成された油路2c、および、軸受20における油路20bを介して挿通孔21内に導かれた潤滑油が、軸受部28、29に供給され、軸受部28、29において、タービン軸7との間に生じる油膜圧力でタービン軸7のラジアル荷重を受けることとなる。
ところで、軸受20の2つの軸受部28、29のうち、タービンインペラ8側に位置する軸受部28の方が、コンプレッサインペラ9側に位置する軸受部29よりも、高温となる上、荷重負荷が大きい。そのため、軸受部28により多くの潤滑油が供給されることが望ましい。
そこで、本実施形態では、タービン軸7の形状を工夫することによって、軸受部28への潤滑油の供給量を増量する。
図3は、タービン軸7および軸受20の形状を説明するための説明図であり、図3(a)は、図2のタービン軸7の一部および軸受20を抽出して示し、図3(b)は、図3(a)のIII(b)‐III(b)線断面を、図3(c)は、図3(a)のIII(c)‐III(c)線断面を、それぞれ示す。ただし、理解を容易とするため、図3においては、隙間s、隙間sを、それぞれ大きく強調して示す。
図3(a)に片矢印で示すように、油路20bを介して、軸受20の内部(挿通孔21内)に供給された潤滑油は、油圧によって軸受20の軸受部28、29に向かって流れる。
軸受20の軸受部28に到達した潤滑油は、軸受部28と、タービン軸7のうち、軸受部28に対向する部位7aとの隙間sを流れ、軸受20の端面24とスラストカラー23との対向面を潤滑しながら排出される。また、軸受20の軸受部29に到達した潤滑油は、軸受部29と、タービン軸7のうち、軸受部29に対向する部位7bとの隙間sを流れ、軸受20の端面26と油切り部材25との対向面を潤滑しながら排出される。
ここで、図3(b)に示すような、軸受20の軸受部28とタービン軸7の部位7aとの隙間sの、周方向に亘る面積が大きければ、流路断面積が増加することから、軸受部28に供給される潤滑油の流量が増加する。しかし、単純に、軸受部28とタービン軸7の部位7aとの隙間sを大きくして潤滑油の流量を増やすと、タービン軸7のガタつきが大きくなって、却って軸受性能を低下させかねない。
そこで、本実施形態のタービン軸7は、図3(b)および図3(c)に示すように、タービンインペラ8側の軸受部28に対向する部位7aの外径Dが、コンプレッサインペラ9側の軸受部29に対向する部位7bの外径Dよりも大きく形成されている。
また、隙間sを維持するように、タービン軸7の部位7aの外径Dに合わせて、軸受20の軸受部28の内径dが形成されている。すなわち、軸受20の軸受部28の内径dは、軸受20の軸受部29の内径dよりも大きい。
こうして、隙間s、隙間sを等しく維持したまま、隙間sの周方向に亘る面積を、隙間sの周方向に亘る面積よりも大きくする。かかる構成により、過給機Cは、相対的に厳しい温度環境下におけるタービンインペラ8側の軸受部28に、コンプレッサインペラ9側の軸受部29よりも多くの潤滑油を供給することができ、軸受部28の冷却効果を向上することができる。また、相対的に厳しい負荷条件下におかれる軸受部28の軸受面積を大きくできることから、単位面積当たりの荷重負荷が低減され、軸受20の性能(信頼性)を向上することが可能となる。
また、タービン軸7は、タービンインペラ8側に設けられた軸受部28およびコンプレッサインペラ9側に設けられた軸受部29の間に位置する部位7cの外径Dが、両軸受部28、29に軸支される部位7a、7bの外径D、Dよりも小さい。これにより、挿通孔21内に導かれた潤滑油が、軸受部28、29に供給されるまでの流路が大きく形成され、軸受部28、29に潤滑油が供給され易くなると共に、タービン軸7に対する潤滑油の回転抵抗の影響を抑制することが可能となる。
ところで、軸受部28に供給される潤滑油の流量は、流路の圧力損失を低減することでも、増加させることができる。そこで、図3(a)に示すように、タービンインペラ8側の軸受部28における、タービン軸7の軸方向の長さLを、コンプレッサインペラ9側の軸受部29における、タービン軸7の軸方向の長さLよりも短くすることで、圧力損失を低減する。
すなわち、本実施形態の軸受20は、タービンインペラ8側の軸受部28の方が、コンプレッサインペラ9側の軸受部29よりも、タービン軸7の軸方向の長さが短い。
このように、軸受部28におけるタービン軸7の軸方向の長さLを短くする構成により、過給機Cは、タービンインペラ8側の軸受部28に、さらに多くの潤滑油を供給でき、軸受20の性能を向上することが可能となる。
また、図3(a)に示すように、軸受20のうち、タービンインペラ8側の軸受部28に対向する部位7aの軸方向の長さMが、コンプレッサインペラ9側の軸受部29に対向する部位7bの軸方向の長さMよりも短く形成されている。
このように、軸受20における部位7aの軸方向の長さMを短くする構成により、流路の圧力損失を低減でき、過給機Cは、タービンインペラ8側の軸受部28に、さらに多くの潤滑油を供給でき、軸受20の性能を向上することが可能となる。
上述した実施形態では、軸受20がセミフローティングメタルで構成され、軸受部28、29が、1つの軸受20の2つの内周面で構成される場合について説明したが、複数の軸受部は、それぞれ、別体の軸受(例えば、フルフローティングメタル)の内周面で構成されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ラジアル荷重を受ける軸受を備える過給機に利用することができる。
C …過給機
1 …過給機本体
7 …タービン軸
7a …部位
7b …部位
7c …部位
8 …タービンインペラ
9 …コンプレッサインペラ
20 …軸受
22 …ピン
28、29 …軸受部

Claims (4)

  1. 過給機本体と、
    前記過給機本体内に回転自在に収容され、一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、
    前記タービン軸を回転自在に軸支する複数の軸受部と、
    を備え、
    前記タービン軸のうち、前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部に軸支される部位の外径は、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部に軸支される部位の外径よりも大きいことを特徴とする過給機。
  2. 前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部は、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部よりも、前記タービン軸の軸方向の長さが短いことを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記過給機本体内に設けられ、前記タービン軸が挿通される挿通孔を有する円環状のセミフローティングメタルを備え、
    前記セミフローティングメタルは、
    内周面と外周面とを連通して潤滑油を内部に導く油路を有し、当該油路よりも前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部、および、前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の過給機。
  4. 前記タービン軸は、
    前記タービンインペラ側に設けられた前記軸受部および前記コンプレッサインペラ側に設けられた前記軸受部の間に位置する部位の外径が、前記両軸受部に軸支される部位の外径よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の過給機。
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