JP2013245085A - エレベータの油入緩衝器 - Google Patents

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Hiroyuki Ishida
弘行 石田
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Abstract

【課題】カム、ガイドが不要となり、部材点数を削減でき、コストを低減したエレベータの緩衝器を得る。
【解決手段】この発明に係るエレベータの油入緩衝器は、シリンダ10と、このシリンダ10内を摺動するとともに外周面に溝部21を有するプランジャー11と、シリンダ10に固定され、溝部21の有無を検出するスイッチ14と、を備え、プランジャー11がシリンダ10から突出した状態のときにはスイッチ14が溝部21に当接してかご、釣合おもりの昇降が可能であり、プランジャー11がシリンダ10に没入した状態のときにはスイッチ14の溝部21との当接が解除され、かご、釣合おもりの昇降が不可能になっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、シリンダ内をプランジャーが上下に摺動するエレベータの油入緩衝器に関する。
従来、シリンダと、このシリンダ内を上下方向に摺動する、ヘッドを有するプランジャーと、ヘッドに一端部が固定されて下垂した角棒からなるカムと、シリンダに固定されカムを案内するガイドと、シリンダに固定されカムの下垂端に対向して配置されたスイッチとを備え、スイッチの作動により、かご、釣合おもりの昇降を不可能にするエレベータの油入緩衝器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55-119244号公報(図1)
上記エレベータの油入緩衝器は、カム、及びカムの位置ずれを防止するガイドを必要とし、しかもカムは、プランジャーのストローク分必要とし、長くなるのでコストが嵩むという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、カム、ガイドが不要となり、部材点数を削減でき、コストを低減したエレベータの緩衝器を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの油入緩衝器は、シリンダと、このシリンダ内を摺動するとともに外周面に段差部を有するプランジャーと、前記シリンダに固定され、前記段差部の有無を検出する検出手段と、を備え、
前記プランジャーが前記シリンダから突出した状態のときには前記検出手段が前記段差部に当接してかご、釣合おもりの昇降が可能であり、
前記プランジャーが前記シリンダに没入した状態のときには前記検出手段の前記段差部との当接が解除され、前記かご、前記釣合おもりの昇降が不可能になっている。
この発明に係るエレベータの油入緩衝器によれば、プランジャーの外周面に段差部が形成され、この段差部の有無を検出手段が検出することで、プランジャーがシリンダに没入したときには、かご、釣合おもりの昇降ができないようになっている。
従って、従来必要としたカム、ガイドが不要となり、コストが低減される。
エレベータの全体を示す構成図である。 平常時の実施の形態1のかご用緩衝器を示す斜視図である。 非常時の実施の形態1のかご用緩衝器を示す斜視図である。 図2のプランジャーを示す正面図である。 図2のシリンダを示す斜視図である。 図6(a)は平常時の図1のかご用緩衝器を示す正面図、図6(b)は図6(a)の右側面図である。 図7(a)は非常時の図1のかご用緩衝器を示す正面図、図7(b)は図7(a)の右側面図である。 図8(a)は平常時の図1のかご用緩衝器を示す正面図、図8(b)は非常時の図1のかご用緩衝器を示す正面図、図8(c)は平常時から非常時までのスイッチの各動作を示す図である。 平常時の従来のかご用緩衝器を示す斜視図である。 図10(a)は平常時の図9のかご用緩衝器を示す正面図、図10(b)は10(a)の右側面図である。 図11(a)は非常時の図9のかご用緩衝器を示す正面図、図10(b)は図10(a)の右側面図である。
以下、この発明の実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1のエレベータの全体を示す構成図であり、昇降路1内では、主ロープ3の一端部にかご2が接続され、主ロープ3の他端部に釣合おもり6が接続されている。
この主ロープ3は、中間部で巻上機4及びそらせ車5に巻掛けされている。
昇降路1のピットの底面9には、油入緩衝器である、かごかご側緩衝器7及び釣合おもり側緩衝器8が設置されている。それぞれの緩衝器7,8は、かご2または釣合おもり6が衝突したときの衝撃に耐える強度を有する。
かご2及び釣合おもり6は、主ロープ3に吊下されており、巻上機4の駆動により、かご2及び釣合おもり6が昇降するようになっている。
図2は平常時のかごかご側緩衝器7を示す斜視図、図3は非常時のかごかご側緩衝器7を示す斜視図である。
図において、有底円筒形状のシリンダ10内には油が入っている。このシリンダ10内には、シリンダ10に対して摺動可能であって先端部にヘッド12を有するプランジャー11が設けられている。プランジャー11の下部には、図4に示すように周方向に全周にわたって延びた段差部である溝部21が形成されている。
シリンダ10の上部には、締付ボルト15及びナット16によるスイッチ固定板13が固定されている。このスイッチ固定板13にはスイッチ14が固定されている。
図5は、シリンダ10にスイッチ固定板13を固定し、またスイッチ固定板13にスイッチ14を固定する様子を示す図である。
U字形状の締付ボルト15は、シリンダ10の上部を挟み込むようにして、その両端部がスイッチ固定板13の穴22に通した後、ナット16で螺着されて、スイッチ固定板13はシリンダ10に固定されている。
スイッチ固定板13には、一対の穴23が形成されており、この穴23に、スイッチ14を貫通したスイッチ固定用ネジ20の先端部を螺着して、スイッチ14はスイッチ固定板13に固定されている。
スイッチ14は、スイッチ本体17と、このスイッチ本体17の端部に回動自在に設けられたアーム18と、アーム18の先端部に転動自在に設けられたローラ19とを備えている。
次に、上記構成のかご側緩衝器7の動作について説明する。
図6(a),(b)は、かご側緩衝器7が平常時の様子を示す図であり、プランジャー11は、内部のスプリングの弾性力で上位位置にある。このときには、ローラ19は、溝部21内に収まっており、スイッチ14は、非動作(OFF)状態であって、エレベータの運転が可能である。つまり、かご2及び釣合おもり6の昇降が可能である。
図7(a),(b)は、かご側緩衝器7が非常時の様子を示す図であり、ヘッド12にかご2が衝突しスプリングの弾性力に逆らってプランジャー11がシリンダ10内に没入している。このときには、ローラ19は、プランジャー11の外周面に接触し、スイッチ14は、動作(ON)状態であって、エレベータの運転は不可能である。つまり、かご2及び釣合おもり6の昇降が可能である。
図8(a),(b),(c)は、かご側緩衝器7の平常時から非常時までのスイッチ14の動作説明図である。
平常時は、ローラ19は溝部21内に収まっている。プランジャー11が下に移動すると、スイッチ本体17とプランジャー11の外周面との間の距離が短くなり、ローラ19は、アーム18を介して反時計方向に回動し、溝部21から外れ、その後は、一定の回動角度で下動するプランジャー11の外周面上を軸線に沿って転動する。ローラ19の転動距離は、図6(b)の矢印Aである。
ローラ19が溝部21から外れ、反時計方向に回動した時点で、スイッチ14は、動作(ON)状態となり、エレベータの運転はできない。
かご側緩衝器7は、ヘッド12上のかご2の荷重が解除されると、スプリングの弾性力でプランジャー11は上に移動する。この移動に伴い、ローラ19は、プランジャー11の外周面上を軸線に沿って転動し、最終的には溝部21内に収まり、かご側緩衝器7が平常時に戻った時点では、非常時から時計方向に回動しており、エレベータの運転が再開される。
図9は参考例であって、従来のかご側緩衝器7Aを示す斜視図である。
この例では、プランジャー11のヘッド12Aには、プランジャー11と平行に延びたカム31が取付けられている。このカム31の下端部は、スイッチ固定板13に固定されたコ字状のガイド30で囲まれている。ガイド30の下端面は、テーパ面であり、かご側緩衝器7Aが平常時には、このテーパ面にローラ19が接触している。
図10(a),(b)は、かご側緩衝器7Aが平常時の図であり、図11(a),(b)は、かご側緩衝器7Aが非常時の図である。
プランジャー11が下に移動すると、プランジャー11に連動してカム31も下に移動し、テーパ面と接触していたローラ19は、カム31によりスイッチ本体17側に押し込まれ、その後は、押し込まれた状態でカム31の側面に沿って転動する。
ローラ19がカム31のテーパ面から離れ、側面で転動した時点で、スイッチ14は、動作(ON)状態となり、エレベータの運転はできない。
なお、図11(b)の矢印Bは、カム31上を転動するローラ19の距離を示している。
以上説明したように、この実施の形態によるかご側緩衝器7によれば、プランジャー11の外周面に段差部である溝部21が形成され、この溝部21の有無を検出手段であるスイッチ14が検出することで、プランジャー11がシリンダ10に没入したときには、かご2、釣合おもり6の昇降ができないようになっている。
従って、従来必要としたカム31、ガイド30が不要となり、コストが低減される。
また、溝部21は、プランジャー11の外周面の全周に延びて形成されているので、シリンダ10にプランジャー11を挿入する際に周方向のシリンダ10に対するプランジャー11の位置合わせは不要となり、組付けが簡単である。
以上かご側緩衝器7の構成、動作及び効果について説明したが、おもり側緩衝器8についても、かご側緩衝器7と構成、作用及び効果は同じであり、その説明は省略する。
なお、上記実施の形態では、段差部として溝部21について説明したが、溝部の代わりにプランジャーに突起を形成してもよい。
また、溝部21については、全周に溝部を形成しなくてもよい。
また、検出手段としてローラ19を有するスイッチ14について説明したが、例えば段差部に当接することで出没する検出部を有するものであってもよい。
1 昇降路、2 かご、3 主ロープ、4 巻上機、5 そらせ車、6 釣合おもり、7 かご側緩衝器、8 おもり側緩衝器、9 底面、10 シリンダ、11 プランジャー、12,12A ヘッド、13 スイッチ固定板、14 スイッチ、15 締付ボルト、16 ナット、17 スイッチ本体、18 アーム、19 ローラ、20 スイッチ固定用ネジ、21 溝部、22,23 穴、30 ガイド、31 カム。

Claims (4)

  1. シリンダと、
    このシリンダ内を摺動するとともに外周面に段差部を有するプランジャーと、
    前記シリンダに固定され、前記段差部の有無を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記プランジャーが前記シリンダから突出した状態のときには前記検出手段が前記段差部に当接してかご、釣合おもりの昇降が可能であり、
    前記プランジャーが前記シリンダに没入した状態のときには前記検出手段の前記段差部との当接が解除され、前記かご、前記釣合おもりの昇降が不可能であることを特徴とするエレベータの油入緩衝器。
  2. 前記段差部は、前記プランジャーの周方向に延びて形成された溝部であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの油入緩衝器。
  3. 前記溝部は、前記プランジャーの全周に延びて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの油入緩衝器。
  4. 前記検出手段は、スイッチ本体と、スイッチ本体に対して回動可能に設けられたアームと、このアームの先端部に転動自在に設けられ前記段差部に当接するローラと、を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエレベータの油入緩衝器。
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