JP2013244996A - ねじ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ライナーを変更する必要が無く、開栓トルクのうち第1トルクを必要なレベルに上げることができるねじ付き容器を提供すること。
【解決手段】 ねじ付き容器本体2の雄ねじ部2aが形成された口部2bに金属キャップを螺着状態に装着したねじ付き容器であって、金属キャップが、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部と該筒状周壁部の下に複数の橋絡部で結合されたピルファープルーフ部とからなるキャップ本体と、天板部の内面に設けられたライナーとを備え、口部が、雄ねじ部の下に膨出して形成され中心軸Cに対して傾斜してピルファープルーフ部が圧着された下面を有する膨出部2eとを備え、該膨出部が、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分D1を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開栓トルクの制御が可能なねじ付き容器に関する。
一般に、アルミニウム製等のボトル缶には金属キャップが使用されている。この金属キャップは、その密封性を発現させるためにライナーを具備したものが広く使用されている。この金属キャップは、アルミニウム薄板、ブリキ薄板、クロム鍍金薄板等の両面に数回の塗装を繰り返し、打ち抜き成形したものをシェルとし、これに合成樹脂性ライナーを設けている。なお、金属キャップとしては、特にアルミニウム板を使用したアルミニウム製キャップが現在、その主な部分を占めている。
このアルミニウム製キャップは、−部のキャップを除いてミシン目が入った裾部(スカート部)が開栓時に切断されて、開栓されたことを明示する機構になっている。すなわち、アルミニウム製キャップは、一方が閉じた円筒形になっており、裾部に円周上にミシン目を入れた状態になっている。なお、この裾部におけるミシン目(橋絡部、ブリッジ部)下部を、ピルファープルーフ(PP)部やPPバンド部と呼ばれている。
このアルミニウム製キャップを使用したねじ付き容器は、ねじ付き容器本体の口部にアルミニウム製キャップを被せ、圧力を加えながら、ネジローラーとスカートローラーとを使用して、ネジの形成を行うと共に、キャップの裾部を口部の膨出部(かぶら部、ボトル顎部ともいう)に巻き付けた構造になっている。
また、開栓は、キャップを回転させることにより、キャップが口部のネジに沿って上がることによってなされる。このとき、口部の下部に構成された膨出部に巻きついたPPバンド部はキャップ本体とミシン目とから切断され、上述したように、開封が明示される構造になっている。
また、ライナーの成型法としては、溶融したライナー樹脂をシェルに一定量入れて型押しするインシェルモールド方式、ライナーを予め射出成型等で成型してそのライナーキャップシェルに挿入する方法、ライナー材をシートに成型し、キャップシェルの上でディスク状に打ち抜き、シェルに挿入するディスクライナー挿入方法等がある。また、近年、硬い樹脂を摺動層とし、柔らかい樹脂を密封層として、両者を貼合したライナーや、硬質樹脂をライナーとしてシェルに予め挿入し、これに柔軟な樹脂をインシェルモールドして密封層を構成する方式のものが提案されている。その他に、ライナー成型にはリングライニング方式等の方法もあるが、コスト面、衛生面で使用範朋は限定される。
これらのライナーを使用したキャップでは、密栓後に開栓する場合、その開栓トルクは、キャップのライナー面とボトル口部との接触抵抗が主である。その他に、キャップとボトルのネジ部との摩擦抵抗や、キャップとかぶら部(ボトル顎部)との接触抵抗がある。この開栓トルクは、開栓時に絶対必要な力であるため、高いと高すぎるという市場からのクレームが発生し、低すぎると漏れやすくなり、消費者に開栓済みの可能性を疑われるという問題がある。従って、開栓トルク値は高すぎても低すぎても問題があり、適度は開栓トルクが要求される。
今までにライナー材と容器口部との摩擦抵抗を下げるためには、滑剤を入れたり、ライナー形状を変えたりしてその対応をしている。これに対し、低すぎる場合の対応については、その対応が求められている場合が少ないためその対応策が少ない。
従来、これらの問題に対して、いくつかの提案がなされている。例えば、特許文献1に記載された技術等が提案されている。この技術は、ナール部に一定間隔の穴をあけ、ライナーをインシェルモールドする場合、樹脂(ライナー)を穴から出すことにより手の握る感覚が良いという利点がある。
しかし、この方法は、ライナーの量が増えることによるコストアップにつながる。また、この方法は、トルクをコントロールするのではなく、握りの感覚を良くして見かけの開栓トルクを下げているだけである。また、特許文献2には、金属キャップの外面にUVインキで凹凸を付けて滑り難くしたキャップ及びその製法が提案されている。この方法も、キャップの滑り難さを僅かに改良したものである。さらに、特許文献3には、キャップ外面に発泡剤を添加した塗料を塗装することにより、キャップを握りやすくし、見かけの開栓性を下げるという方法が提案されている。
特公平3−66228号公報 特開2008−230678号公報 特開2008−94467号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、上記の従来技術は、キャップの握り易さを主に意図したものであり、キャップの開栓時のトルクをコントロールしたものではない。
PPキャップの開栓トルクには、第1トルクと第2トルクとがある。第1トルクは、開栓時、回転を始めるときのトルク値であり、第2トルクは、キャップシェルのブリッジ部が切断されるときのトルク値である。
これらの開栓トルク値をコントロールすることは比較的困難であるため、ナール部(ローレット)の形状、大きさ、数等を変更して握り易さを工夫している場合が多く、上記のような案が提案されている。
例えば、上記第1トルクを安定させる方法として、プラスチックキャップではPPバンド部がラチェットになっているキャップがある。これは、PPバンド部がラチェットになっており、ビン口にキャッピングすると、ビンかぶら部(ボトル顎部)側面に形成されているラチェットとかみ合い、外れ無くなる方式である。この場合、第1トルクは安定するが、ラチェット同士がしっかりかみ合っているために開栓時の第1トルクは容器口唇部とキャップライナーとの摩擦と、ブリッジ切断の力とが合成される。すなわち、第1トルクと第2トルクとが同時に発現するために、開栓トルク値が異常に高くなるという結果になる。
第1トルクは、ライナーと容器口部との摩擦抵抗と、容器及びキャップのネジ部の摩擦抵抗と容器口部の顎部とキャップPPバンド部との摩擦抵抗の合計であるが、第1トルク値に占める主なものは、ライナーと容器口部との摩擦抵抗である。したがって、第1トルクを上げたり、下げたりする場合は、上述したように通常、ライナー材の滑剤の添加量を増減したり、ライナー形状を変えたりして対応している。しかしながら、滑剤の量を増減しても適切なトルクを得ることは難しい。また、従来、第2トルクをコントロールするためには、ブリッジの幅、数をコントロールしたり、シェルの材質、厚さを変えたりしてコントロールしている。
ここで、第1トルクが低すぎる場合、滑剤の量を減らす等の対応が有るが、滑剤を使用していないか、殆ど使用していない場合は、第1トルクを上げるのは困難である。特に、ライナー材が摺動層と密封層とに分かれているライナーでは、通常、摺動層に滑剤が添加されていないため、第1トルクの低トルク問題に対しては、摺動層に滑り性を下げる粘着剤、樹脂等をブレンドする方法、摺動層の樹脂材の硬度を下げる等の方法が考えられるが、これらは一長一短があり、必ずしも適切な方法ではない。すなわち、これらの方法は、新規に摺動層を作成することに他ならず、ブレンド等によってコストアップにつながる。また、樹脂の硬度を下げると、ライナーが開栓時にシェルから外れてしまうという問題が発生する。
また、低い第1トルクが出現する場合は、熱処理をしたときに多い。例えば、キャッピング直後の開栓トルクが適切でも、レトルト処理を加えることにより第1トルクが著しく下がり、危倶されるようなトルク値になることがある。これは、主にライナーの熱による塑性変形が起こり、反撥弾性が下がることにより開栓トルクが下がるものである。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、ライナーを変更する必要が無く、開栓トルクのうち第1トルクを必要なレベルに上げることができるねじ付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係るねじ付き容器は、ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部に金属キャップを螺着状態に装着したねじ付き容器であって、前記金属キャップが、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部と該筒状周壁部の下に複数の橋絡部で結合されたピルファープルーフ部とからなるキャップ本体と、前記天板部の内面に設けられたライナーとを備え、前記口部が、前記ライナーと接する口唇部と、該口唇部の下に形成された前記雄ねじ部と、該雄ねじ部の下に膨出して形成され中心軸に対して傾斜して前記ピルファープルーフ部が圧着された下面を有する膨出部とを備え、該膨出部が、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分を有していることを特徴とする。
このねじ付き容器では、膨出部が、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分を有しているので、螺着状態の金属キャップを回転させて開栓開始する際に、膨出部下面又は側面の歪んでいる部分に圧着されているピルファープルーフ部の部分が半径方向外方に広げられて高い抵抗が生じ、真円形状の場合に比べて第1トルクを高めることができる。また、前記歪んでいる部分の数や歪み度合いで、適度な第1トルクに調整することができる。
また、特に重要なのは、開栓時、金属キャップがある程度の角度、回動してから、ピルファープルーフ部が、ブリッジ部(橋絡部)で切断可能な状態となるため、本発明では、第1トルクと第2トルクとが明確に分かれて別々に制御することが可能になる。
このように、本発明者らは鋭意検討の結果、開栓時、第1トルクに僅かにしか寄与していないピルファープルーフ部(PPバンド部)と、膨出部(かぶら部)下面又は側面との嵌合において、膨出部下面又は側面の形状を断面真円形状から僅かに変更することにより、第1トルクを上げる方法を見出すことが出来た。
すなわち、膨出部下面又は側面の形状を円周に沿って同一の形状にするのではなく、膨出部の下面又は側面の一部を、僅かに変形させた形状にすることである。このことにより、開栓時の第1トルクは要求される高さのトルク値まで上昇させることができる。本発明は、第1トルクがライナーと口部との接触によらず、シェル面とライナー面で摺動する場合も第1トルクをコントロールする有効な方法である。
従来、上述したように、容器のかぶら部の側面に凹凸を付け、あるいは樹脂キャップのようにキャッピングでPPバンド部にラチェットを持ったキャップを締め込んでいくことにより、容器のかぶら部側面に付いたラチェットとかみ合い開栓時には噛み合ったラチェットが外れないため、ブリッジ部が破断するという構造になっているものがある。この方式のキャップは、第1トルクと第2トルク(PPバンド部のブリッジを切断するトルク)との合計になるので、開栓トルクは高くなるが、この場合、逆に高くなりすぎるという欠点がある。すなわち、この方法では容器のかぶら部側面とPPバンド部とが共に噛み合わさり、開栓時にライナーと口部との摩擦の他に、ブリッジ部(橋絡部)を切断する為のトルクが必要である。これにより必然的に第1トルクは高くなることになる。また、この方式では、キャップとボトルとが従来の形状ではなく、新規の形状になってしまう。さらに、ブリッジ強度を下げることが検討されるが、この場合、キャッピング時にブリッジ部が破断するおそれがあるという問題が発生する。
これらに対して本発明では、上記従来の欠点を完全に除去し、必要な第1トルク値を得るものである。
第2の発明に係るねじ付き容器は、第1の発明において、前記歪んでいる部分が、中心軸に対して点対称の位置に形成されていることを特徴とする。
すなわち、このねじ付き容器では、前記歪んでいる部分が、中心軸に対して点対称の位置に形成されているので、開栓時に周方向でバランス良く第1トルクを発生させることができる。
第3の発明に係るねじ付き容器は、第1又は第2の発明において、前記歪んでいる部分が、周方向において徐々に曲率が変化していることを特徴とする。
すなわち、このねじ付き容器では、前記歪んでいる部分が、周方向において徐々に曲率が変化しているので、開栓開始時に徐々に抵抗が高くなり、引っ掛かるような感覚を無くし、適度に上げた第1トルクでスムーズな開栓が可能になって、開栓性が向上する。
第4の発明に係るねじ付き容器は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記膨出部の下面又は側面の中心軸に直交する断面形状が、楕円形状であることを特徴とする。
すなわち、このねじ付き容器では、膨出部の下面又は側面の中心軸に直交する断面形状が、楕円形状であるので、断面楕円形状の短軸方向が前記歪んでいる部分となり、この部分に接するピルファープルーフ部が開栓により長軸方向に向けて回転することで、高い抵抗を生じさせることができる。
第5の発明に係るねじ付き容器は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記歪んでいる部分が、前記膨出部の下面の中心軸に対する傾斜角度が周方向において他の部分と異なっていることを特徴とする。
すなわち、このねじ付き容器では、前記歪んでいる部分が、膨出部の下面の中心軸に対する傾斜角度が周方向において他の部分と異なっているので、ピルファープルーフ部が開栓により傾斜角度の異なる膨出部の下面に向けて回転することで、高い抵抗を生じさせることができる。例えば、膨出部の下面の角度を、45°±10°の範囲になめらかに変化させる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係るねじ付き容器によれば、膨出部が、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分を有しているので、真円形状の場合に比べて第1トルクを高めることができると共に、前記歪んでいる部分の数や歪み度合いで、適度な第1トルクに調整することができる。
本発明に係るねじ付き容器の第1実施形態において、断面楕円形状の長軸上で一部を破断したねじ付き容器本体の口部を示す正面図及びA−A線断面図である。 第1実施形態において、金属キャップを示す正面図である。 第1実施形態において、プリフォーム(絞り加工)されたライナー付き金属キャップがキャッピングマシンでキャッピングされる状態を示す要部を断面とした説明図である。 本発明に係るねじ付き容器の第2実施形態において、一部を破断したねじ付き容器本体の口部を示す正面図及びB−B線断面図である。
以下、本発明に係るねじ付き容器の第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態のねじ付き容器1は、図1及び図2に示すように、ねじ付き容器本体2の雄ねじ部2aが形成された口部2bに金属キャップ3を螺着状態に装着したねじ付き容器であって、金属キャップ3が、天板部3aと該天板部3aの周縁から垂下した筒状周壁部3bと該筒状周壁部3bの下に複数の橋絡部3cで結合されたピルファープルーフ部3dとからなるキャップ本体4と、天板部3aの内面に設けられたライナー5とを備えている。
上記口部2bは、ライナー5と接する口唇部2cと、該口唇部2cの下に形成された上記雄ねじ部2aと、該雄ねじ部2aの下に膨出して形成され中心軸Cに対して傾斜してピルファープルーフ部3dが圧着された下面を有する膨出部2eとを備えている。
該膨出部2eは、その下面又は側面に、中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分D1を有している。すなわち、歪んでいる部分D1は、断面形状が真円形状に沿った他の部分よりも曲率が大きく、歪んでいる部分D1以外の部分は、断面形状が真円形状の一部に一致した形状となっている。
また、前記歪んでいる部分D1が、中心軸Cに対して点対称の位置に形成されている。すなわち、本実施形態の膨出部2eは、中心軸Cを挟んで互いに対向した一対の前記歪んでいる部分D1を有している。
さらに、前記歪んでいる部分D1は、周方向において徐々に曲率が変化しており、本実施形態では、膨出部2eの下面又は側面の中心軸Cに直交する断面形状が、楕円形状とされている。すなわち、断面楕円形状の膨出部2eにおいて、短軸上の部分が最も歪んでいる部分D1となり、長軸上の部分だけが、その断面形状が真円形状に一致している。
また、前記歪んでいる部分D1は、膨出部2eの下面において、中心軸Cに対する傾斜角度θ1が周方向において他の部分の傾斜角度θ2と異なっている。すなわち、図1に示すように、断面楕円形状の膨出部2eにおいて、短軸上における傾斜角度θ1は、長軸上の傾斜角度θ2よりも僅かに小さくなっている。なお、上記傾斜角度θ1と傾斜角度θ2との角度差は、10°以内が好ましく、さらには5°以内であることがより好ましい。
上記ライナー5は、モールドシートを採用する場合、主にポリエチレンやEVA(Etylen Vinyl Acetare)等で形成される。また、ライナー5として、天板部3aの内面に接して配された摺動層と、該摺動層に積層され摺動層よりも柔軟な材質の密封層とを備えている2層ライナーを採用しても構わない。この場合、摺動層は、通常の硬質の樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)でも良いし、バリアー樹脂(例えばEVOH樹脂、ナイロン等)でも良いし、多層シート(例えばPP/EVOH/PP)でも良い。また、密封層は、スチレン系エラストマーで形成することが好ましい。
このライナー5を内側に配した金属キャップ3をキャッピングする場合は、図3に示すように、金属キャップ3をねじ付き容器本体2の口部2bに被せた後、上から一定の荷重を加えながら、ねじ切りローラー11により側方から筒状周壁部3bを口部2bの雄ねじ部2aに押しつけて、雄ねじ部2aに沿って筒状周壁部3bに雌ねじ部3eを形成する。なお、符号8は、スカートローラーである。
このとき、プレッシャーパッド10により天板部3aを筒状周壁部3bの垂下方向に押し付けると同時に、プレッシャーブロック9により天板部3aの周壁に形成されている環状傾斜部3fを筒状周壁部3bの垂下方向にさらに変形させて肩絞りする。このように、キャッピング時のヘッドのプレッシャーブロック9が肩絞り状態でセットされている状態で、雌ねじ部3eの形成がなされる。
また、このキャッピング時のシーリングにより、ライナー5とねじ付き容器本体2の口部2bとの接する部分が非接着状態又は弱接着状態に接触して密封状態を確保している。
このように、金属キャップ3を口部2bに装着して螺着状態にキャッピングすると共に環状傾斜部3fを筒状周壁部3bの垂下方向にさらに変形させて肩絞り加工を施すことで、キャッピングとシーリングとを行っている。
さらに、上記のねじ部成形及び肩絞り加工と共に、金属キャップ3のピルファープルーフ部3d(裾部)をねじ付き容器本体2の膨出部2e(かぶら部)に巻きつけることにより、ロールオンキャッピングは完了する。すなわち、膨出部2eの歪んでいる部分D1にもピルファープルーフ部3dが圧着されて、キャッピングされる。
このように本実施形態のねじ付き容器1では、膨出部2eが、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分D1を有しているので、螺着状態の金属キャップ3を回転させて開栓開始する際に、膨出部2e下面又は側面の歪んでいる部分D1に圧着されているピルファープルーフ部3dの部分が半径方向外方に広げられて高い抵抗が生じ、真円形状の場合に比べて第1トルクを高めることができる。なお、前記歪んでいる部分D1の歪み度合い(扁平率:長軸と短軸との比率)を適宜設定することで、適度な第1トルクに調整することができる。
また、前記歪んでいる部分D1が、中心軸Cに対して点対称の位置に形成されているので、開栓時に周方向でバランス良く第1トルクを発生させることができる。
さらに、前記歪んでいる部分D1が、周方向において徐々に曲率が変化しているので、開栓開始時に徐々に抵抗が高くなり、引っ掛かるような感覚を無くし、適度に上げた第1トルクでスムーズな開栓が可能になって、開栓性が向上する。
特に、本実施形態では、膨出部2eの下面又は側面の中心軸Cに直交する断面形状が、楕円形状であるので、断面楕円形状の短軸方向が前記歪んでいる部分D1となり、この部分に接するピルファープルーフ部3dが開栓により長軸方向に向けて回転することで、高い抵抗を生じさせることができる。
次に、本発明に係るねじ付き容器の第2実施形態について、図4を参照して以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、膨出部2eの下面又は側面の中心軸Cに直交する断面形状が楕円形状であるのに対し、第2実施形態のねじ付き容器におけるねじ付き容器22は、図4に示すように、膨出部22eの側面の中心軸Cに直交する断面形状が、四方の4箇所で真円形状に対して内側に歪んでいる点である。すなわち、第2実施形態の膨出部22eは、歪んでいる部分D2として中心軸Cを中心に四方に配置された平坦面部を有している。
したがって、第2実施形態のねじ付き容器では、4箇所の平坦面部である前記歪んでいる部分D2が膨出部22eの側面に形成されているので、第1実施形態と同様に、螺着状態の金属キャップ3を回転させて開栓開始する際に、膨出部22e下面又は側面の歪んでいる部分D2に圧着されているピルファープルーフ部3dの部分が半径方向外方に広げられて高い抵抗が生じ、真円形状の場合に比べて第1トルクを高めることができる。なお、前記歪んでいる部分D2の数や広さ等を適宜設定することで、適度な第1トルクに調整することができる。
<実施例1>
次に、本発明のねじ付き容器を作製して、開栓時の第1トルク等について評価した結果を以下に説明する。
なお、金属キャップ用の板材として、厚さ0.24mmのアルミニウム板の両面に合成樹脂塗料を焼付塗装し、内面には、エポキシフェノール塗料を、外面はポリエステル塗料を焼き付けたものを使用した。さらに、これをプレス機で呼び径38mmPPキャップのシェルに打ち抜き、ナール加工及びミシン目加工を施して金属キャップとした。このシェル内にライナーとして、軟質樹脂のシートを打抜き成型したものを配した。
ねじ付き容器本体としては、呼び径38mm口径のアルミボトル缶において膨出部(かぶら部)の下面(裾部)に前記歪んでいる部分が形成されており、表1に示すように、その傾斜角度θ1が異なるものと、前記歪んでいる部分の数が異なるものとを作製した。すなわち、前記歪んでいる部分が1つのものは、第1実施形態の一対の前記歪んでいる部分の一方のみ形成されている場合であり、前記歪んでいる部分が2つのものは、第1実施形態のねじ付き容器本体そのものである。また、前記歪んでいる部分が4つのものは、中心軸を中心に四方に第1実施形態の前記歪んでいる部分が形成されているものである。すなわち、この実施例では、断面形状が真円形状よりも曲率の小さい前記歪んでいる部分と断面形状が真円形状の曲率とされた部分とが、互いに4つ周方向に交互に等間隔で配されている。
これらの呼び径38mmのアルミボトル缶(ねじ付き容器本体)に、80℃の熱水を275ml充填し、常法により供試キャップでキャッピングして本発明の実施例とした。なお、キャッピングは、ヘッド圧を1,000Nで行なった。また、絞り深さは、1.8mmとした。
このように作製した実施例について、115℃、20分のレトルト処理を加え、放冷後、開栓トルクを測定した。また、このとき、金属キャップのピルファープルーフ部(PPバンド部)の橋絡部(ブリッジ部)が切れずに開栓されたもの(「すっぽ抜け」と称す)の発生状態を調べた。なお、比較例として、通常の呼び径38mmPPキャップ用ボトル缶、すなわち、膨出部の断面形状が真円形状ものについても、同様に供試した。
この結果、表1に示すように、本発明の実施例では、比較例に比べて第1トルクが向上していると共にすっぽ抜けが生じていないことがわかる。
Figure 2013244996
注1:膨出部下面の傾斜角度の位置は、前記歪んでいる部分が1つの場合、最大値と最小値とは対角にあり、ほぼ連続的に形成されている。
また、膨出部下面の傾斜角度は、前記歪んでいる部分が2つ又は4つの場合、最大値と最小値とが周方向に交互に形成されている。
<実施例2>
次に、第2実施形態のねじ付き容器のように、表2に示すように、平坦面部の前記歪んでいる部分を複数有して膨出部の断面形状が略多角形状になっているものを、上記と同様に供試した。
なお、レトルト処理は、125℃、20分とした。また、キャッピング時にヘッドスペース部に液体窒素を滴下し、内圧がほぼ100kPaになるように調整した。また、キャッピングマシンのスカートローラーは、金属キャップのピルファープルーフ部(裾部)をねじ付き容器本体に巻きこむと同時に、膨出部(かぶら部)に確実に接触させる構造のものを使用した。
また、平坦面である前記歪んでいる部分は、第2実施形態と同じ4つのものと、周方向に等間隔に配した8つのものとをそれぞれ実施例として作製した。
なお、比較例として、通常の呼び径38mmPPキャップ用ボトル缶についても、同様に供試した。
この結果、表2に示すように、本発明の実施例では、比較例に比べて第1トルクが向上していることがわかる。
Figure 2013244996
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1…ねじ付き容器、2…ねじ付き容器本体、2a…雄ねじ部、2b…口部、2c…口唇部、2e,22e…膨出部、3…金属キャップ、3a…天板部、3b…筒状周壁部、3c…橋絡部、3d…ピルファープルーフ部、4…キャップ本体、5…ライナー、C…口部の中心軸、D1,D2…歪んでいる部分

Claims (5)

  1. ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部に金属キャップを螺着状態に装着したねじ付き容器であって、
    前記金属キャップが、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部と該筒状周壁部の下に複数の橋絡部で結合されたピルファープルーフ部とからなるキャップ本体と、前記天板部の内面に設けられたライナーとを備え、
    前記口部が、前記ライナーと接する口唇部と、該口唇部の下に形成された前記雄ねじ部と、該雄ねじ部の下に膨出して形成され中心軸に対して傾斜して前記ピルファープルーフ部が圧着された下面を有する膨出部とを備え、
    該膨出部が、その下面又は側面に中心軸に直交する断面形状において少なくとも一部が真円形状に対して内側に歪んでいる部分を有していることを特徴とするねじ付き容器。
  2. 請求項1に記載のねじ付き容器において、
    前記歪んでいる部分が、中心軸に対して点対称の位置に形成されていることを特徴とするねじ付き容器。
  3. 請求項1又は2に記載のねじ付き容器において、
    前記歪んでいる部分が、周方向において徐々に曲率が変化していることを特徴とするねじ付き容器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のねじ付き容器において、
    前記膨出部の下面又は側面の中心軸に直交する断面形状が、楕円形状であることを特徴とするねじ付き容器。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載のねじ付き容器において、
    前記歪んでいる部分が、前記膨出部の下面の中心軸に対する傾斜角度が周方向において他の部分と異なっていることを特徴とするねじ付き容器。
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