JP2013244943A - 車両用ルーフレール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ルーフレール本体に対する支持脚の組付性を向上させることができる車両用ルーフレールを提供することを目的とする。
【解決手段】
前後方向に延在し、前後方向における端部11が中空形状を成すルーフレール本体10と、端部11に挿入されてルーフレール本体10に取り付けられる取付部50を有する支持脚30と、を備え、端部11は、端部11の径内側の空間を区分するとともに端部11の内周面11aに一体に設けられる区分部20を有し、取付部50は、区分部20を挟持する挟持部51を有する、構成である。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両ルーフに固定する支持脚を有する車両用ルーフレールに関する。
従来、車両用ルーフレールとして種々のものが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の車両用ルーフレールは、車両前後方向に延在するとともに中空形状を成すルーフレール本体と、ルーフレール本体の端部に挿入される取付部を有する支持脚と、を備える。
支持脚の取付部には、ビス等の締付部材を締め付けるための締付孔が設けられる。また、ルーフレール本体の車両ルーフと対向する底壁部には、締付部材を通過させるための貫通孔が設けられる。そして、ルーフレール本体に支持脚を取り付ける際には、先ずルーフレール本体の端部に支持脚の取付部を挿入する。次に、ルーフレール本体に対して支持脚を固定するために、締付部材を貫通孔を通過させて取付部の締付孔に締め付けている。
特開平11−115639号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用ルーフレールでは、支持脚をルーフレール本体に取り付けるには、ルーフレール本体に支持脚の取付部を挿入する工程と、取付部に締付部材を締め付ける工程が必要になる。このため、ルーフレール本体に対する支持脚の取付けに要する工程が増えてしまい組付性の悪化を招くおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、ルーフレール本体に対する支持脚の組付性を向上させることができる車両用ルーフレールを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両前後方向に延在し、該延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、前記端部に挿入されて前記ルーフレール本体に取り付けられる取付部を有する支持脚と、を備え、前記端部は、前記端部の径内側の空間を区分するとともに前記端部の内周面に一体に設けられる区分部を有し、前記取付部は、前記区分部を挟持する挟持部を有する、ことを要旨とする。
上記構成によれば、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部を挿入すると、取付部の挟持部がルーフレール本体の端部の区分部を挟持する。これにより、取付部は端部に対して固定され、支持脚がルーフレール本体に対して固定される。すなわち、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部を挿入することで、ルーフレール本体に対して支持脚が固定され、支持脚がルーフレール本体に取り付けられる。つまり、ルーフレール本体に対して取付部を挿入する工程の中で、ルーフレール本体に対して支持脚が固定される。これにより、ルーフレール本体に対する支持脚の取付け工程を低減し組付性を向上し得る。
請求項2に記載の発明は、車両前後方向に延在し、該延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、前記端部に挿入されて前記ルーフレール本体に取り付けられる取付部を有する支持脚と、を備え、前記端部は、前記端部の径内側の空間を区分するとともに前記端部の内周面に一体に設けられる複数の区分部を有し、前記取付部は、前記区分部により挟持される被挟持部を有する、ことを要旨とする。
上記構成によると、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部が挿入され、取付部の被挟持部がルーフレール本体の端部の複数の区分部に挟持される。これにより、取付部は端部に対して固定され、支持脚がルーフレール本体に対して固定される。すなわち、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部を挿入することで、ルーフレール本体に対して支持脚がを固定され、支持脚がルーフレール本体に取り付けられる。つまり、ルーフレール本体に対して取付部を挿入する工程の中で、ルーフレール本体に対して支持脚が固定される。これにより、ルーフレール本体に対する支持脚の取付け工程を低減し組付性を向上し得る。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記挟持部は、前記区分部に対して摺動して挿入可能である溝形状を成す、ことを要旨とする。
上記構成によると、区分部を有する端部に対して取付部が挿入される際に、溝形状を有する挟持部は区分部に対して摺動して挿入される。このため、区分部を有する端部に対する取付部の組付性をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記挟持部に前記区分部が挿入された状態において、前記区分部と対向する前記挟持部の面に前記区分部に向かって延出するとともに当接する係止凸部が設けられ、前記区分部は前記挟持部の前記係止凸部により挟持される、ことを要旨とする。
上記構成によると、挟持部に設けられる係止凸部が区分部を挟持する態様で支持脚はルーフレール本体の端部に対して挿入される。これにより、区分部に対する挟持部の摩擦箇所が係止凸部だけになるため、ルーフレール本体に対して支持脚を挿入する時の支持脚に加える力を軽減させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記区分部は、複数の中空部を形成するリブである、ことを要旨とする。
上記構成によると、ルーフレール本体の端部に中空部を形成するようにリブが設けられているため、ルーフレール本体の端部の剛性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、車両前後方向に延在し、延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、前記端部に挿入される取付部を有する支持脚と、前記支持脚に設けられ前記支持脚の意匠を形成するカバーと、を備え、前記端部は、前記端部の内周面に一体に設けられる第1係合部を有し、前記カバーは、前記カバーと一体的に設けられ、前記取付部が前記端部に挿入された状態において、前記端部に挿入されるとともに前記第1係合部と係合する第2係合部を有する、ことを要旨とする。
上記構成によれば、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部を挿入すると、取付部と共にカバーに設けられた第2係合部が端部に挿入され、第2係合部は端部に設けられた第1係合部と係合する。そして、カバーがルーフレール本体の端部に対して固定されることにより取付部も端部に対して固定されるため、支持脚はルーフレール本体に対して固定される。すなわち、ルーフレール本体の端部に対して支持脚の取付部を挿入することで、ルーフレール本体に対して支持脚がを固定され、支持脚がルーフレール本体に取り付けられる。つまり、ルーフレール本体に対して取付部を挿入する工程の中で、ルーフレール本体に対して支持脚が固定される。これにより、ルーフレール本体に対する支持脚の取付け工程を低減し組付性を向上し得る。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の車両用ルーフレールにおいて、前記第1係合部は、前記端部の内周面から径外側に凹設された凹形状を成し、前記第2係合部は、前記端部の径外側に延出する爪部を有するとともに前記爪部が前記第1係合部を掛止して前記第1係合部と係合する、ことを要旨とする。
上記構成によると、第2係合部の爪部が凹形状である第1係合部に掛止されることにより、取付部はルーフレール本体に対して組み付けられる。これにより、簡易な構成にて支持脚をルーフレール本体に対して固定することができる。
本発明の車両用ルーフレールでは、ルーフレール本体に対する支持脚の組付性を向上させることができる車両用ルーフレールを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ルーフレールの全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ルーフレールの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る支持脚の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ルーフレールの端部のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ルーフレールの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ルーフレールのB−B断面図である。
(第1の実施例)
以下に、本発明を具体化した第1実施形態を図面1〜4に基づいて説明する。なお、以下では、車両前後方向を「前後方向」といい、車両高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」といい、車両幅方向を「左右方向」という。
図1は、車両用ルーフレール1の全体構造を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両用ルーフレール1は、前後方向に延在するルーフレール本体10と、ルーフレール本体10の端部11にそれぞれ取り付けられ、ルーフレール本体10を車両ルーフ2に対して支持する支持脚30と、支持脚30の周囲を覆うように設けられるカバー3と、を有している。このカバー3は、ルーフレール本体10の外表面と連続して意匠面を形成しており、合成樹脂等により形成される。
図2は、車両用ルーフレール1の前側部分の分解斜視図である。図2に示すように、ルーフレール本体10は、車両ルーフ2と対向するとともに前後方向に延在する下壁部13と、下壁部13に対向するとともに下壁部13よりも上方に配置される上壁部12と、上壁部12の幅方向両端から下壁部13の幅方向両端へ延出して形成される側壁部14,15とで構成される。そして、ルーフレール本体10の延在する方向である前後方向における端部11が中空状に形成される。なお、ルーフレール本体10は、端部11だけに限らす、例えばルーフレール本体10の前後方向全体に亘って中空状に形成されていてもよい。また、車両用ルーフレール1の後側部分は、車両用ルーフレール1の前側部分と同様の構成であるため説明を省略する。
図2に示すように、ルーフレール本体10の端部11は、中空状である端部11の径内側の空間を区分する区分部20が端部11の内周面11aに一体に設けられる。また、図4に示すように、区分部20は、断面略矩形状であり、上壁部12の内側面12aから下壁部13の内側面13aまで上下方向に延出する態様で設けられている。つまり、区分部20は、リブとして端部11に設けられている。
端部11の径内側の空間は区分部20により2つの空間に区分され、端部11には中空部16,17が形成される。中空部16は、区分部20と上壁部12と下壁部13と側壁部14とで構成され、中空部17は、区分部20と上壁部12と下壁部13と側壁部15とで構成される。なお、区分部20は、端部11に設けられているがこれに限定されず、例えばルーフレール本体10の前後方向全体に亘って設けられていてもよい。そして、区分部20が一体に設けられるルーフレール本体10は、例えばアルミニウム合金を押出加工することにより形成される。
図2に示すように、支持脚30は、車両ルーフ2に固定される固定部40と、固定部40の後端部41から車両ルーフ2に対して離間しながら後方に延出する脚部31と、脚部31の後端部31aに一体に設けられルーフレール本体10の端部11に挿入される取付部50と、を有して形成される。この支持脚30は、例えばアルミニウム合金や樹脂材をダイキャスト押出加工することにより形成される。
固定部40は、車両ルーフ2の上面形状に合致する面形状に形成されたルーフ取付面42を有している。また、ルーフ取付面42には、ボルト等の締付部材(図示略)を挿通するための貫通孔43が設けられている。そして、固定部40は、この貫通孔43に挿通された締付部材によって車両ルーフ2に固定されている。
図3,4に示すように、取付部50は、挟持部51を有する。この挟持部51は、脚部31の後端部31aに設けられる基部52と、基部52の後端部52aに設けられる挟持壁53,54を有する。
挟持壁53,54は、左右方向において互いに対向するとともに基部52の後端部52aから後方に延出して設けられる。また、挟持壁53,54の互いに対向する面である側面53a及び54aの間に区分部20を挿入するための隙間Sが形成されている(図4参照)。つまり、挟持部51は基部52の後端部52aと挟持部53,54の側面53a、54aの構成により溝形状を成す。
また、挟持壁54は、挟持壁54の側面54aから挟持壁53の側面53a側に延出する係止凸部55a,55bが設けられる。そして、係止凸部55a,55bは、挟持壁54の側面54aの上下方向における両端に配置される。また、挟持壁53は、挟持壁53の側面53aから挟持壁54の側面54a側に延出する係止凸部56が設けられる。そして、係止凸部56は、挟持壁53の側面53の上下方向において中央位置であり係止凸部55a,55bの間に配置される。なお、係止凸部55a,55b、56は、側面53aに一つ、側面54aに二つ設けられているが、これに限定されず、例えば側面53a、54aに係止凸部が一つずつ設けられるものや、側面53a,54aに一つ以上の係止凸部が設けられるものでもよい。
図4に示すように、挟持壁53,54の間に設けられる隙間Sにおいて、挟持壁54の係止凸部55a及び55bの端部と挟持壁53の係止凸部56の端部との左右方向における距離Hは、区分部20の左右方向における厚みHとほぼ同じであるか、もしくは区分部20の方が係止凸部55a及び55bの端部と係止凸部56の端部との距離より僅かに大きくなるように設定されている。すなわち、隙間Sに区分部20が挿入された状態において、挟持壁54の係止凸部55a、55bは、区分部20の挟持壁54の側面54aと対向する区分部20の側面20bと圧入ぎみに当接する。また、同様に、挟持壁53の係止凸部56は、挟持壁53の側面53aと対向する区分部20の側面20cと圧入ぎみに当接する。なお、区分部20の端部20a(図2参照)は、挟持部51の基部52の後端部52a(図3参照)と当接する。
そして、挟持壁53,54の隙間Sに区分部20が挿入された状態において、挟持壁53は、左右方向において挟持壁54から離れるように弾性変形するとともに区分部20が挿入される前の挟持壁53の位置に戻る力が働く。また、区分部20が挿入された状態における挟持壁54は、左右方向において挟持壁53から離れるように弾性変形するとともに区分部20が挿入される前の挟持壁54の位置に戻る力が働く。これにより、挟持壁54の係止凸部55a及び55bと挟持壁53の係止凸部56は区分部20を挟持する態様となる。すなわち、挟持壁53,54を有する挟持部51が前後方向における区分部20の移動を規制するため、取付部50はルーフレール本体10に対して固定される。
図4に示すように、挟持壁53は、上壁部12の内側面12aと対向する上側面53bから内側面12a側に延出する調整凸部71と、下壁部13の内側面13aと対向する下側面53cから内側面13a側に延出する調整凸部72とを有する。そして、調整凸部71は、内側面12aと当接し、調整凸部72は内側面13aと当接する。
また、挟持壁54は、側壁部15の内側面15aと対向する側面54bから内側面15a側に延出する調整凸部74と、下壁部13の内側面13aと対向する下側面54cから内側面13a側に延出する調整凸部73とを有する。そして、調整凸部74は内側面15aと当接し、調整凸部73は内側面13aと当接する。
次に、本実施形態の組付け方法について説明する。
図2に示すように、支持脚30をルーフレール本体10に組み付けるために、支持脚30を構成する取付部50がルーフレール本体10の端部11から後方に向かってに挿入される。取付部50がルーフレール本体10の端部11に挿入されると、挟持部52の挟持壁53,54の間に設けられる隙間Sに端部11に設けられる区分部20が挿入される(図3,4参照)。区分部20が隙間Sに挿入される間、挟持壁53,54は左右方向において互いに離れる方向に弾性変形しつつ、挟持壁53の係止凸部56と挟持壁54の係止凸部55a及び55bは区分部20の側面20b、20cと摺動する。そして、区分部20が挟持部51の基部52の後端部52aまで挿入されると(図3参照)、挟持壁53、54には区分部20が挿入される前の挟持壁53,54の位置に戻る力が働き、挟持壁54の係止凸部55a及び55bと挟持壁53の係止凸部56は区分部20を挟持する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ルーフレール本体10の端部11に対して支持脚30の取付部50を挿入すると、取付部50の挟持部51がルーフレール本体10の端部11の区分部20を挟持する。これにより、取付部50は端部11に対して固定され、支持脚30がルーフレール本体10に対して固定される。すなわち、ルーフレール本体10の端部11に対して支持脚30の取付部50を挿入することで、ルーフレール本体10に対して支持脚30が固定され、支持脚30がルーフレール本体10に取り付けられる。つまり、ルーフレール本体10に対して取付部50を挿入する工程の中で、ルーフレール本体10に対して支持脚30が固定される。これにより、ルーフレール本体10に対する支持脚30の取付け工程を低減し組付性を向上し得る。
(2)区分部20を有する端部11に対して取付部50が挿入される際に、溝形状を有する挟持部51は区分部20に対して摺動して挿入される。このため、区分部20を有する端部11に対する取付部50の組付性をより向上させることができる。
(3)挟持部51に設けられる係止凸部55a,55b、56が区分部20を挟持する態様で支持脚30はルーフレール本体10の端部11に対して挿入される。これにより、区分部20に対する挟持部51の摩擦箇所が係止凸部55a,55b、56だけになるため、ルーフレール本体10に対して支持脚30を挿入する時の支持脚30に加える力を軽減させることができる。
(4)ルーフレール本体10の端部11に区分部20が設けられることにより、端部11には中空部16,17が形成される。すなわち、端部11において区分部20がリブとして設けられているため、ルーフレール本体10の端部11の剛性を向上させることができる。また、ルーフレール本体10の端部11の剛性を向上により、ルーフレール本体10の板厚を薄くすることができ、ルーフレール本体10を軽量化することができる。
(5)ルーフレール本体10に支持脚30が取り付けられた状態において、挟持壁53の調整凸部71、72は、上壁部12の内側面12a、下壁部13の内側面13aに対して接する状態であり、挟持壁54の調整凸部73、74は、下壁部13の内側面13a、側壁部15の内側面15aに対して接する状態である。すなわち、ルーフレール本体10の外観の変形を防ぐことができるため、ルーフレール本体10の意匠性の向上を図ることができる。
(6)ネジ等の締付部材を用いることなく支持脚30をルーフレール本体10に対して固定させることができるため、例えば締付部材の錆の発生によるルーフレール本体10の意匠性が損なわれることを防ぐことができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明を具体化した第2実施形態を図5,6に基づいて説明する。ここでは、第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
図5に示すように、ルーフレール本体10の端部11は、端部11の内周面11aと一体的に開口部120(第1係合部)が設けられる。開口部120は、ルーフレール本体10の下壁部13から径外側である下壁部13の厚さ方向に貫通する態様で設けられる。なお、開口部120は、貫通する態様で端部11の内周面11aに設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、開口部120が内周面11aの厚さ方向に凹設された凹形状であってもよい。すなわち、開口部120は、貫通することなく端部11の外周面11cにより塞がれている状態であり、開口部120の凹形状は、開口部120の周縁部121と外周面11cとにより構成されているものであってもよい。
脚部31には、脚部31の車両ルーフ2と対向する面である下面31bと合致する面形状に形成されたカバー60が、下面31bに取り付けられる。つまり、カバー60は、脚部31の下面31bを覆う態様で設けられ、そして、カバー60は脚部31と同様のアーチ形状に形成されている。このカバー60は、ゴムや合成樹脂等の弾性部材により形成される。
また、カバー60の後端部60aには、カバー60の左右方向における中央位置に係止爪部61(第2係合部)が設けられている。係止爪部61は、カバー60の上側面60bから上方に延出する第1基部62と、第1基部62の上側端から後方に延出する第2基部63と、第2基部63の後側端から下方に延出する爪部64とを有する。
また、カバー60の後端部60a側には、カバー60の上側面60bから上方に延出する2つの係止部65,66が左右方向において併設されている。また、カバー60の前端部60c側には、カバー60の上側面60bから上方に延出する係止爪部67が左右方向における中央位置に設けられている。この係止爪部67は、上側端から前方に延出する爪部68を有する。また、カバー60の前端部60cは、車両ルーフ2の上面形状に合致する面形状に形成されており、ルーフ取付面42の端部41と接するように脚部31に取り付けられている。
脚部31は、前後方向における後端部31a側から後方に延出するとともに端部11に挿入される取付部150が一体に設けられる。また、図6に示すように、取付部150は、端部11の下壁部13と対向する下面150aから上方に凹設されたガイド孔133が設けられる。このガイド孔133は、下面150aの左右方向における中央位置に配置され、係止爪部61が上方に移動可能となるように設けられている。
また、脚部31には、脚部31の下面31bから上方に貫通する貫通孔133が設けられている。そして、貫通孔133は、左右方向において脚部31の下面31bの中央位置に設けられ、脚部31にカバー60が取り付けられた状態において係止爪部67を通す位置に配置されている。
また、脚部31には、脚部31の下面31bから上方に凹設された係止孔部134が設けられている。そして、この係止孔部134は、左右方向において脚部31の下面31bに2つ併設され、脚部31にカバー60が取り付けられた状態において係止部65,66を通す位置に配置されている。
次に、本実施形態の組付け方法について説明する。
図6に示すように、カバー60は、カバー60の上側面60bに設けられた係止部65,66が脚部31の下面31bに形成された係止孔部134に挿入され、係止爪部67が貫通孔133に挿入され且つ爪部68が貫通孔133の上方側の縁部133aに係止されることにより、脚部31に取り付けられる。また、この時、係止爪部61は取付部150のガイド孔133内に挿入されている。
そして、図5に示すように、ルーフレール本体10に支持脚30を組付けるために、取付部150が端部11に挿入される。図6に示すように、取付部150の端部11への挿入に伴い、カバー60の係止爪部61は上方へ持ち上げられた状態で撓み変形しつつ爪部64が端部11の内周面11aと摺動する。そして、取付部150が脚部31の端部31aまで挿入されると、カバー60の後端部60aがルーフレール10の端部11bと当接し、係止爪部61の爪部64は、開口部120内に挿入される。開口部120に挿入された爪部64は、開口部120の前縁部120aと当接する。つまり、係止爪部61は、前縁部120aに掛止されて開口部120と係合する。そして、爪部64が開口部120の前縁部120aに係止されることにより、ルーフレール本体10に対するカバー60の前後方向の移動が規制され、カバー60に組み付けられた脚部31もルーフレール本体10に対する前後方向の移動が規制される。すなわち、ルーフレール本体10に対する支持脚30の前後方向の移動が規制され、ルーフレール本体10に対して支持脚30は組み付けられる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ルーフレール本体10の端部11に対して支持脚30の取付部150を挿入すると、取付部150と共にカバー60に設けられた係止爪部61が端部11に挿入され、係止爪部61は端部に設けられた開口部120と係合する。そして、カバー60がルーフレール本体10の端部11に対して固定されることにより取付部150も端部11に対して固定されるため、支持脚30はルーフレール本体10に対して固定される。すなわち、ルーフレール本体10の端部11に対して支持脚30の取付部150を挿入することで、ルーフレール本体10に対して支持脚30が固定され、支持脚30がルーフレール本体10に取り付けられる。つまり、ルーフレール本体10に対して取付部150を挿入する工程の中で、ルーフレール本体10に対して支持脚30が固定される。これにより、ルーフレール本体10に対する支持脚30の取付け工程を低減し組付性を向上し得る。
(2)爪部64が開口部120を掛止することにより、取付部150はルーフレール本体10に対して組み付けられる。これにより、簡易な構成にて支持脚30をルーフレール本体10に対して固定することができる。
尚、本発明の実施形態において、以下のように変更してもよい。
第1実施形態において、区分部20が左右方向に延出する態様で設けられ、挟持部51の挟持壁53,54が上下方向において対向して延出しているものであってもよい。
第1実施形態において、端部11の内周面11aに複数の区分部20が設けられるものでもよい。例えば、2つの区分部20が交わることなく端部11の内周面11aに一体に設けられ、取付部50が2つの区分部20に挟持される被挟持部として挟持される態様で端部11に取り付けられているものであってもよい。また、2つの区分部20が交わるようにして端部11の内周面11aに設けられているものであってもよい。例えば、区分部20が断面X字状に端部11の内周面11aに設けられ、端部11内に中空部が4つ形成されるものであってもよい。
第1実施形態において、区分部20が端部11の内側面11aから延出し、延出する方向における区分部20の先端と端部11の内周面11aとの間に隙間をつくるように設けられるものであってもよい。
第2実施形態において、係止爪部61がカバー3に設けられるものであってもよい。
1 車両用ルーフレール
2 車両ルーフ
3 カバー
10 ルーフレール本体
11 端部
16,17 中空部
20 区分部
30 支持脚
40 固定部
50 150 取付部
51 挟持部
53,54 挟持壁
55a,55b、56 係止凸部
60 カバー
61 係止爪部(第2係合部)
64 爪部
120 開口部(第1係合部)

Claims (7)

  1. 車両前後方向に延在し、該延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、
    前記端部に挿入されて前記ルーフレール本体に取り付けられる取付部を有する支持脚と、を備え、
    前記端部は、前記端部の径内側の空間を区分するとともに前記端部の内周面に一体に設けられる区分部を有し、
    前記取付部は、前記区分部を挟持する挟持部を有する車両用ルーフレール。
  2. 車両前後方向に延在し、該延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、
    前記端部に挿入されて前記ルーフレール本体に取り付けられる取付部を有する支持脚と、を備え、
    前記端部は、前記端部の径内側の空間を区分するとともに前記端部の内周面に一体に設けられる複数の区分部を有し、
    前記取付部は、前記区分部により挟持される被挟持部を有する車両用ルーフレール。
  3. 請求項1に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記挟持部は、前記区分部に対して摺動して挿入可能である溝形状を成す車両用ルーフレール。
  4. 請求項3に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記挟持部に前記区分部が挿入された状態において、前記区分部と対向する前記挟持部の面に前記区分部に向かって延出するとともに当接する係止凸部が設けられ、前記区分部は前記挟持部の前記係止凸部により挟持される車両用ルーフレール。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記区分部は、複数の中空部を形成するリブである車両用ルーフレール。
  6. 車両前後方向に延在し、延在方向における端部が中空形状を成すルーフレール本体と、
    前記端部に挿入される取付部を有する支持脚と、
    前記支持脚に設けられ前記支持脚の意匠を形成するカバーと、を備え、
    前記端部は、前記端部の内周面に一体に設けられる第1係合部を有し、
    前記カバーは、前記カバーと一体的に設けられ、前記取付部が前記端部に挿入されている状態において前記端部に挿入されるとともに前記第1係合部と係合する第2係合部を有する車両用ルーフレール。
  7. 請求項6に記載の車両用ルーフレールにおいて、
    前記第1係合部は、前記端部の内周面から径外側に凹設された凹形状を成し、
    前記第2係合部は、前記端部の径外側に延出する爪部を有するとともに前記爪部が前記第1係合部を掛止して前記第1係合部と係合する車両用ルーフレール。






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