JP2019026225A - マット固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定可能なマットの板厚の範囲が大きいマット固定具を提供する。
【解決手段】マット固定部は、第1筒部および第1筒部の一端側から外向きに張り出す第1フランジ部を有する第1固定部24と、一端から第1筒部の他端側に挿入可能な中筒部26と、一端から中筒部26の他端側に挿入可能な第2筒部および第2筒部の他端側から外向きに張り出す第2フランジ部を有する第2固定部28とを有する。第1筒部の内周面および中筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第1係合部が形成され、いずれか他方に第1係合部に係止する第1係止部が形成され、中筒部の内周面および第2筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第2係合部が形成され、いずれか他方に第2係合部に係止する第2係止部が形成される。
【選択図】図2
【解決手段】マット固定部は、第1筒部および第1筒部の一端側から外向きに張り出す第1フランジ部を有する第1固定部24と、一端から第1筒部の他端側に挿入可能な中筒部26と、一端から中筒部26の他端側に挿入可能な第2筒部および第2筒部の他端側から外向きに張り出す第2フランジ部を有する第2固定部28とを有する。第1筒部の内周面および中筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第1係合部が形成され、いずれか他方に第1係合部に係止する第1係止部が形成され、中筒部の内周面および第2筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第2係合部が形成され、いずれか他方に第2係合部に係止する第2係止部が形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、マットの移動を抑えるマット固定具に関する。
車両の運転席や助手席の下に敷かれるマットは、車体パネルに貼られたカーペットの上に載置される。特許文献1に開示されるマット用止め具は、フランジおよび外筒部からなる外筒具と、フランジおよび内筒部からなる内筒具とを有する。内筒部の外周面には多段状の周溝が形成されており、マット取付時に内筒部が外筒部に挿入されると、外筒部の内周面に形成された突起が内筒部の周溝に係止する。
特許文献1に開示される技術において、マットの板厚が異なる場合に、同じ大きさのマット用止め具で固定することができない可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、固定可能なマットの板厚の範囲が大きいマット固定具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のマット固定具は、カーペットにマットを固定するためのマット固定具であって、カーペットに固定されるカーペット固定部と、マットの取付孔に固定され、カーペット固定部に連結されるマット固定部と、を備える。マット固定部は、第1筒部、および第1筒部の一端側から外向きに張り出す第1フランジ部を有する第1固定部と、一端から第1筒部の他端側に挿入可能な中筒部と、一端から中筒部の他端側に挿入可能な第2筒部、および第2筒部の他端側から外向きに張り出す第2フランジ部を有する第2固定部と、を有する。第1筒部の内周面および中筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第1係合部が形成され、いずれか他方に第1係合部に係止する第1係止部が形成され、中筒部の内周面および第2筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第2係合部が形成され、いずれか他方に第2係合部に係止する第2係止部が形成される。
本発明によれば、固定可能なマットの板厚の範囲が大きいマット固定具を提供できる。
図1(a)は、実施例のマット固定具10の斜視図であり、図1(b)は、マット固定具10の側面図である。図2は、マット固定具10の分解図である。
マット固定具10は、マットを運転席や助手席等の座席シート下に位置するカーペットに固定してマットの移動を抑える。マット固定具10は、マットの取付孔に固定されるマット固定部20と、カーペットに固定されるカーペット固定部22とにより構成される。
カーペット固定部22は、カーペットを挟む挟持片74と、挟持片74の先端側で結合する第1結合部76および第2結合部78と、連結部80とを有する。挟持片74は、カーペット固定部22の本体の裏側から延出し、撓み可能であり、カーペットに形成された挿通孔に挿通されて、カーペット固定部22の本体とカーペットを挟む。
連結部80は、図2に示すように、カーペット固定部22の本体の表面に突出して形成され、先端部分が拡径している。連結部80は、マット固定部20に連結し、その連結部80とマット固定部20の連結は、着脱自在である。
マット固定部20は、第1固定部24、中筒部26および第2固定部28を有する。第1固定部24は、第1筒部30と、第1筒部30の一端(上端)側から径方向外向きに張り出す第1フランジ部32とを有する。第2固定部28は、第2筒部60と、第2筒部60の他端(下端)側から径方向外向きに張り出す第2フランジ部62とを有する。マット固定部20は、マットの取付孔に第1筒部30、中筒部26および第2筒部60が挿入され、第1フランジ部32と第2フランジ部62とでマットを挟持することで、マットに固定される。第1筒部30、中筒部26および第2筒部60の一端は上端を示し、他端は下端を示す。
図2に示すように、中筒部26は、第1固定部24の第1筒部30の他端42側に中筒部26の一端58から挿入される。第2固定部28の第2筒部60は、中筒部26の他端59側に第2筒部60の一端71から挿入される。
第1固定部24および第2固定部28の間に中筒部26を設けることで、第1フランジ部32および第2フランジ部62の間隔が変化する範囲を大きくできる。つまり、第1フランジ部32および第2フランジ部62により挟持可能なマットの板厚の範囲を大きくできる。例えばマット固定部20は、4ミリメートルから22ミリメートルの板厚のマットに固定すること可能である。
図3は、第1固定部24について説明するための図である。図3(a)は第1固定部24の下面図であり、図3(b)は図3(a)に示す第1固定部24の線分A−A断面図である。
第1固定部24は、第1筒部30および第1フランジ部32に加えて、第1係止部34、係合孔部36、第1回転規制部38、突出部40および凹部44を有する。第1固定部24の一端41は閉塞している。
第1係止部34は、図3(b)に示すように、第1筒部30の他端42側に位置し、第1筒部30の内周面から径方向内向きに突出する。第1係止部34は、周方向に等間隔に離れて複数形成される。
係合孔部36は、第1筒部30の他端42側に形成され、第1筒部30の内周面に凹んで、または貫通して形成される。係合孔部36は、周方向に等間隔に離れて複数形成される。係合孔部36は、第1固定部24に中筒部26を仮保持させるために形成される。
第1回転規制部38は、第1筒部30の内周面に突出して形成され、軸方向に延びてリブ状に形成され、円筒状の第1筒部30の内周面に対して傾斜する面を形成する。一対の第1回転規制部38により凹部44が形成される。第1回転規制部38は、中筒部26の外周面に当たって第1固定部24および中筒部26の相対回転を規制する。
突出部40は、第1筒部30の他端42から下方に突出し、周方向に離れて複数形成される。突出部40が形成されている周方向位置に係合孔部36と凹部44が形成される。
図4は、中筒部26について説明するための図である。図4(a)は中筒部26の斜視断面図であり、図4(b)は中筒部26の上面図である。図4(a)には、図4(b)に示す中筒部26の線分B−Bの断面を示す。
中筒部26は、第1係合部46、第2係止部48、弾性爪部50、第2回転規制部52、凹部54および第1リブ56を有する。第1係合部46は、中筒部26の外周面に多段状に形成され、軸方向に延びる。第1係合部46が有する複数の段部のいずれかに、第1固定部24の第1係止部34が係止可能である。第1係合部46は、周方向に離れて複数形成される。
第2係止部48は、中筒部26の他端59側の内周面に突出して形成され、第2固定部28に係止する。第2係止部48は、周方向に離れて複数形成される。
弾性爪部50は、中筒部26の一端58に形成され、軸方向に直交する方向に延びて、具体的には周方向に延びて撓み可能である。弾性爪部50を周方向に延ばすことで、第1リブ56の軸方向の長さを確保できる。弾性爪部50は、径方向外向きに張り出し、図3(b)に示す係合孔部36に係合する。弾性爪部50および係合孔部36により、第1固定部24および中筒部26の端部だけが重なった状態で保持できる。
第2回転規制部52は、中筒部26の内周面に突出して形成され、軸方向に延びてリブ状に形成され、円筒状の中筒部26の内周面に対して傾斜する面を形成する。一対の第2回転規制部52により凹部54が形成される。第2回転規制部52は、第2固定部28の外周面に当たって中筒部26および第2固定部28の相対回転を規制する。第2回転規制部52および第2係止部48は周方向に位置ずれしている。
第1リブ56は、中筒部26の外周面に形成され、軸方向に延びるとともに、径方向外向きに張り出す。第1リブ56は、図3(a)に示す第1固定部24の凹部44に入って、第1回転規制部38に周方向に対向する。第1リブ56は、第1回転規制部38とともに第1固定部24および中筒部26の相対回転を規制する面を有し、回転規制部として機能する。
図5は、第2固定部28について説明するための図である。図5(a)は第2固定部28の上面図であり、図5(b)は図5(a)に示す第2固定部28の線分C−C断面図であり、図5(c)は図5(a)に示す第2固定部28の線分D−D断面図である。
第2固定部28は、第2筒部60および第2フランジ部62に加えて、第2係合部64、弾性係止部66、第2リブ68および孔部70を有する。第2係合部64は、図2(b)に示すように、第2固定部28の外周面に多段状に形成され、軸方向に延びる。第2係合部64が有する複数の段部のいずれかに、中筒部26の第2係止部48が係止可能である。第2係合部64は、周方向に離れて複数形成される。
弾性係止部66は、第2筒部60の内周側に複数形成され、一端71から他端72に向かって延出し、径方向に撓み可能である。弾性係止部66は、第2筒部60に挿入されたカーペット固定部22の連結部80に係止する。
第2リブ68は、第2筒部60の外周面に形成され、軸方向に延びるとともに、径方向外向きに張り出す。第2リブ68は、図4(a)に示す中筒部26の凹部54に入って、第2回転規制部52に周方向に対向する。第2リブ68は、第2回転規制部52とともに中筒部26および第2固定部28の相対回転を規制する面を有し、回転規制部として機能する。
孔部70は、第2フランジ部62に貫通してまたは凹んで複数形成される。孔部70には、図3(b)に示す第1固定部24の突出部40が挿入可能である。
図6は、取付状態のマット固定具10について説明するための図であり、図1(a)に示すマット固定具10の線分E−E断面図である。また、図7は、取付状態のマット固定具10について説明するための図であり、図1(a)に示すマット固定具10の線分F−F断面図である。図6および図7には、板厚が大きいマット12にマット固定部20が固定された状態を示す。
マット固定具10の取付方法について説明する。カーペット固定部22は、カーペット14の第1取付孔14aおよび第2取付孔14bに固定されている。挟持片74が第1取付孔14aから挿入され、第1結合部76および第2結合部78が第2取付孔14bにて結合されることで、カーペット固定部22がカーペット14に固定される。
マット固定部20は、マット12のマット取付孔12aに固定されている。第2固定部28の第2筒部60がマット取付孔12aに裏側から挿入された状態で、第1筒部30および中筒部26がマット取付孔12aに表側から挿入される。なお、第1固定部24および中筒部26は、弾性爪部50および係合孔部36の係合により予め組み付けられている。
第1筒部30および中筒部26をマット取付孔12aに押し込むと、中筒部26に第2固定部28の第2筒部60が挿入されて、図6に示す第2係止部48が第2係合部64に係止して、中筒部26と第2固定部28が接続される。また、弾性爪部50および係合孔部36の係合が外れて、図7に示す第1係止部34が第1係合部46に係止して、第1固定部24および中筒部26が強固に接続される。第1フランジ部32および第2フランジ部62がマット12を挟んだ状態となって、マット固定部20がマット12に固定される。このように、マット固定具10がマット12とカーペット14にそれぞれ取り付けられる。
マット固定部20がカーペット固定部22の連結部80に向かって押し込まれると、第2固定部28の弾性係止部66が連結部80に係止して、マット12がカーペット14に連結される。また、マット12およびカーペット14を離れる方向に引っ張ると、弾性係止部66と連結部80の係止が解除されて、マット12をカーペット14から取り外すことができる。
図8は、マット固定部20の断面図であり、図1(b)に示すマット固定具10の線分G−Gの位置の断面を示す。第1筒部30の第1回転規制部38および中筒部26の第1リブ56は、周方向に対向して第1固定部24および中筒部26の相対回転を規制する。また、中筒部26の第2回転規制部52および第2筒部60の第2リブ68は、周方向に対向して中筒部26および第2筒部60の相対回転を規制する。
これにより、第1係止部34および第1係合部46の係止と、第2係止部48および第2係合部64の係止状態を維持できる。中筒部26を設けたことで横方向の荷重に対するマット固定具10の強度が問題になるが、第1回転規制部38および第1リブ56と、第2回転規制部52および第2リブ68とをそれぞれ軸方向に延びるように設けることで、マット12が引っ張られたときに加わる横方向の荷重に対してマット固定具10が倒れにくくなるように構成できる。
第1回転規制部38および第1リブ56の軸方向長さは、第1係合部46の軸方向長さ以上であり、第2回転規制部52および第2リブ68の軸方向長さは、第2係合部64の軸方向長さ以上である。これにより、第1係止部34および第2係止部48が第1係合部46および第2係合部64のいずれの位置で係止しても、横方向の荷重に対してマット固定具10が倒れにくくなるように構成できる。
第1係合部46と第1リブ56(第1回転規制部)とは周方向にずれて位置し、第2係合部64と第2リブ68(第2回転規制部)とは周方向にずれて位置する。これにより、中筒部26および第2筒部60の厚さを抑えることができ、3重構造のマット固定具10を径方向に小さくできる。
弾性爪部50は、第1筒部30の内周面に弾性的に当接することで、第1固定部24および中筒部26のガタつきを抑えることができる。
第1係止部34が第1筒部30の軸方向中央位置より他端42側に位置し、第2係止部48が中筒部26の軸方向中央位置より他端59側に位置することで、マット固定部20を固定可能な板厚の範囲が厚くなる方向に大きくなる。より好ましくは、第1係止部34が他端42側の近傍に位置し、第2係止部48が他端59側の近傍に位置する。
図9は、薄いマット16を取り付けた状態のマット固定具10について説明するための図である。図9(a)に示すマット固定部20は、図6に示すマット固定部20と比べて、軸方向の長さ、第1フランジ部32および第2フランジ部62の間隔が短くなっている。
図9(b)に示すように、第1筒部30の他端42(下端)と中筒部26の他端59(下端)が第2フランジ部62に当接している。つまり、中筒部26および第2筒部60が露出せずに第1筒部30内に収容されている。また、図9(a)に示すように、第1筒部30の突出部40が第2フランジ部62に形成された孔部70に差し込まれている。これにより、第1フランジ部32および第2フランジ部62の間隔をより短くでき、マット固定部20を薄いマット16に固定することができる。また、突出部40が孔部70の縁に当たって第1固定部24の動きが制限されるため、横方向の荷重に対してマット固定部20が倒れにくくなる。
中筒部26の他端42から第2フランジ部62に向かって突出する突出部40は、中筒部26の第1リブ56に対向しており、第1リブ56と対向する軸方向長さを長くして、第1固定部24の倒れ込みを抑えることができる。
第1係合部46および第2係合部64にそれぞれ複数の段部を形成しているが、この段部の突出高さを、第1係合部46および第2係合部64とで異ならせてよい。例えば、第1係合部46の段部の突出高さを、第2係合部64の段部の突出高さより高くしてよい。これにより、マット固定部20をマット16に固定する際に、中筒部26が第1固定部24より先に第2フランジ部62に向かって変位し、小径の部材から重ねることができる。また、第2係合部64の段部の突出高さを、第1係合部46の段部の突出高さより高くしてもよい。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施例では、第1筒部30の内周面に第1係止部34が形成され、中筒部26の外周面に第1係合部46が形成される態様を示したが、この態様に限られず、第1筒部30の内周面に多段状の第1係合部が形成され、中筒部26の外周面に第1係止部が形成されてよい。つまり、第1筒部30の内周面および中筒部26の外周面のいずれか一方に多段状の第1係合部が形成され、いずれか他方に第1係合部に係止する第1係止部が形成される。
また、実施例では、中筒部26の内周面に第2係止部48が形成され、第2筒部60の外周面に第2係合部64が形成される態様を示したが、この態様に限られず、中筒部26の内周面に第2係合部が形成され、第2筒部60の外周面に第2係止部が形成されてよい。つまり、中筒部26の内周面および第2筒部60の外周面のいずれか一方に多段状の第2係合部が形成され、いずれか他方に第2係合部に係止する第2係止部が形成される。
また、実施例では、中筒部26の一端58に弾性爪部50が形成され、第1筒部30の他端42側に係合孔部36が形成される態様を示したが、この態様に限られない。例えば、中筒部26の一端58に係合孔部36が形成され、第1筒部30の他端42側に弾性爪部50が形成されてよい。つまり、第1筒部30の他端42側または中筒部26の一端58側のいずれか一方に軸方向に直交する方向に延びる弾性爪部50が形成され、いずれか他方に弾性爪部50が係合する係合孔部36が形成される。いずれにしても、中筒部26を第1固定部24に保持させることができる。
また、実施例では、第1固定部24に中筒部26を予め保持させる態様を示したが、この態様に限られず、第2固定部28に中筒部26を予め保持させてよい。この変形例では、中筒部26の他端59側または第2筒部60の一端71側のいずれか一方に軸方向に直交する方向に延びる弾性爪部が形成され、いずれか他方に弾性爪部が係合する係合孔部が形成される。
また、実施例では、第1筒部30および第2筒部60の間に1つの中筒部26を設ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第1筒部30および第2筒部60の間に複数の中筒部26が設けられてよい。中筒部26を複数にすることで、マット取付孔12aに挿入する部分の外径が大きくなるものの、固定可能なマット12の板厚の範囲が大きくなる。
10 マット固定具、 12 マット、 14 カーペット、 20 マット固定部、 22 カーペット固定部、 24 第1固定部、 26 中筒部、 28 第2固定部、 30 第1筒部、 32 第1フランジ部、 34 第1係止部、 36 係合孔部、 38 第1回転規制部、 40 突出部、 44 凹部、 46 第1係合部、 48 第2係止部、 50 弾性爪部、 52 第2回転規制部、 54 凹部、 56 第1リブ、 60 第2筒部、 62 第2フランジ部、 64 第2係合部、 66 弾性係止部、 68 第2リブ、 70 孔部、 74 挟持片、 76 第1結合部、 78 第2結合部、 80 連結部。
Claims (8)
- カーペットにマットを固定するためのマット固定具であって、
カーペットに固定されるカーペット固定部と、
マットの取付孔に固定され、前記カーペット固定部に連結されるマット固定部と、を備え、
前記マット固定部は、
第1筒部、および前記第1筒部の一端側から外向きに張り出す第1フランジ部を有する第1固定部と、
一端から前記第1筒部の他端側に挿入可能な中筒部と、
一端から前記中筒部の他端側に挿入可能な第2筒部、および前記第2筒部の他端側から外向きに張り出す第2フランジ部を有する第2固定部と、を有し、
前記第1筒部の内周面および前記中筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第1係合部が形成され、いずれか他方に前記第1係合部に係止する第1係止部が形成され、
前記中筒部の内周面および前記第2筒部の外周面のいずれか一方に軸方向に延びる多段状の第2係合部が形成され、いずれか他方に前記第2係合部に係止する第2係止部が形成されることを特徴とするマット固定具。 - 前記第1筒部および前記中筒部は、軸方向に延び、周方向に対向して相対回転を規制する第1回転規制部をそれぞれ有し、
前記中筒部および前記第2筒部は、軸方向に延び、周方向に対向して相対回転を規制する第2回転規制部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載のマット固定具。 - 前記第1回転規制部の軸方向長さは、前記第1係合部の軸方向長さ以上であり、
前記第2回転規制部の軸方向長さは、前記第2係合部の軸方向長さ以上であることを特徴とする請求項2に記載のマット固定具。 - 前記第1係合部と前記第1回転規制部とは周方向にずれて位置し、
前記第2係合部と前記第2回転規制部とは周方向にずれて位置することを特徴とする請求項2または3に記載のマット固定具。 - 前記第1筒部は、前記第1筒部の他端から前記第2フランジ部に向かって突出する突出部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマット固定具。
- 前記第2フランジ部は、前記突出部を差し込み可能な孔部を有することを特徴とする請求項5に記載のマット固定具。
- 前記第1筒部の他端側または前記中筒部の一端側のいずれか一方に軸方向に直交する方向に延びる弾性爪部が形成され、いずれか他方に前記弾性爪部が係合する係合孔部が形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のマット固定具。
- 前記中筒部の他端側または前記第2筒部の一端側のいずれか一方に軸方向に直交する方向に延びる弾性爪部が形成され、いずれか他方に前記弾性爪部が係合する係合孔部が形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のマット固定具。
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