JP2013244901A - ルーフレール - Google Patents

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Abstract

【課題】レール本体を支持する支持脚の上部を覆う上側カバーと前記支持脚の下部を覆う下側カバーとを備えたルーフレールであって、上側カバーとレール本体が大きく干渉すること、及び上側カバーとレール本体との間に大きな隙間が形成されることを防止できるルーフレールを提供する。
【解決手段】カバーは、支持脚本体の上側部分を覆う上側カバー33と支持脚本体の下側部分を覆う下側カバー34を備える。下側カバー34は、上側カバー33の下部に組み付けられる。上側カバー33は、下側カバー34に当接するとともに支持脚本体に当接する突出部P2であって、上側カバー33に対する下側カバー34の車両前後方向の位置を決定するとともに支持脚本体に対するカバーの車両前後方向の位置を決定する突出部P2を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のルーフ上面に組み付けられるルーフレールに関する。
従来から、例えば下記特許文献1及び特許文献2に記載されているように、車両のルーフ上面に組み付けられるルーフレールは知られている。これらのルーフレールは、車両前後方向に延設されたレール本体、レール本体の前端部と後端部をそれぞれ支持する支持脚、支持脚を覆うカバー、及び支持脚とルーフ上面との間に挟み込まれるクッション、とを備えている。
特開2007−38987号公報 特開2007−55359号公報
図7及び図8は、上記カバーが複数の部品から構成されているルーフレール50の斜視図及び断面図である。なお、図8は、ルーフレール50の前端部を示している。ルーフレール50の後端部の構成は、前端部と同様であるので、以下、ルーフレール50の前端部について説明し、後端部の説明を省略する。このルーフレール50は、レール本体60及び支持脚70を備えている。
支持脚70の下面は、クッション80を介して車両のルーフ上面に当接する。支持脚70は、支持脚本体71と、この支持脚本体71を覆うカバー72を備えている。カバー72は、支持脚本体71の上側部分を覆う上側カバー73と、支持脚本体71の下側部分を覆う下側カバー74を備えている。また、図8に示すように、上側カバー73の前端部の下面から下方へ突出した突起73aが形成されている。カバー72は、突起73aを下側カバー74の前端部に位置する前壁74aの後端に当接させた状態で、上側カバー73に下側カバー74を組み付けることにより形成される。下側カバー74に対する上側カバー73の車両前後方向の位置は、突起73aを前壁74aの後端に当接させることにより決定される。
下側カバー74は、上側カバー73を支持する複数の支持部74bを有する。複数の支持部74bは、車両前後方向に互いに間隔をおいて設けられている。複数の支持部74bのうち、最も後方に位置する支持部74bには、下方に突出した突起74b1が形成されている。一方、支持脚本体71の後端部の上面には、凹部71aが形成されている。突起74b1を凹部71aに嵌合させた状態で、下側カバー74に設けられた図示しない突起状の爪部を支持脚本体71に設けられた図示しない凹部に嵌合させることにより、カバー72が支持脚本体71に組み付けられる。支持脚本体71に対するカバー72(下側カバー74)の車両前後方向の位置は、突起74b1を凹部71aに嵌合させることにより決定される。
上記のように、下側カバー74に対する上側カバー73の車両前後方向の位置を決定する突起73a及び前壁74aは、カバー72の前端部に設けられている。したがって、突起73aから上側カバー73の後端までの寸法L1の基準値が比較的大きい。そのため、その寸法公差も比較的大きい。この寸法L1及び突起73aと前壁74bとの係合位置により、上側カバー73の後端位置が定まる。また、支持脚本体71に対するカバー72(下側カバー74)の車両前後方向の位置を決定する突起74b1及び凹部71aは、カバー72及び支持脚本体71の後端部に設けられている。したがって、突起74b1から前壁74aの後端までの寸法L2の基準値が比較的大きい。そのため、その寸法公差も比較的大きい。前壁74aの車両前後方向位置は、この寸法L2により定まる。
寸法L2により下側カバー74の前壁74aの後端位置が定まり、寸法L1及び突起73aと前壁74aとの係合位置により上側カバー73の後端位置が定まるので、レール本体60の前端位置に対する上側カバー73の後端位置は、寸法L1に影響する上側カバー73の加工精度のみならず、寸法L2に影響する下側カバー74の加工精度に依存する。例えば、上側カバー73の加工精度が高く、寸法L1が基準寸法に一致していても、下側カバー74の加工精度が低く、寸法L2が基準寸法よりも小さい場合、上側カバー73の後端部がレール本体60の前端部に干渉する。また、例えば、上側カバー73の加工精度が高く、寸法L1が基準寸法に一致していても、下側カバー74の加工精度が低く、寸法L2が基準寸法よりも大きい場合、上側カバー73の後端とレール本体60との間に隙間が形成される。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、レール本体を支持する支持脚本体の上側部分を覆う上側カバーと支持脚本体の下側部分を覆う下側カバーとを備えたルーフレールであって、上側カバーとレール本体が大きく干渉すること、及び上側カバーとレール本体との間に大きな隙間が形成されることを防止できるルーフレールを提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両前後方向に延設されたレール本体(20)と、レール本体の車両前後方向端部に組み付けられ、レール本体を支持する支持脚本体(31)と、支持脚本体を覆うカバー(32)と、を備えた、車両のルーフ上面(RF)に組み付けられるルーフレールであって、カバーは、支持脚本体の車両高さ方向における上側部分を覆う上側カバー(33)、及び上側カバーの車両高さ方向下側に組み付けられ、支持脚本体の車両高さ方向における下側部分を覆う下側カバー(34)を備え、上側カバーは、下側カバーに当接するとともに支持脚本体に当接する当接部(P2)であって、上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置を決定するとともに支持脚本体に対するカバーの車両前後方向の位置を決定する当接部を備えることにある。
この場合、当接部は、下側カバーに当接する第1当接面と、支持脚本体に当接する第2当接面とを有し、第1当接面と第2当接面とが同一平面上に形成されているとよい。
本発明によれば、上側カバーに設けられた当接部が下側カバーに当接することにより上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置が決定される。また、上側カバーに設けられた当接部が支持脚本体に当接することにより支持脚本体に対するカバー全体(特に上側カバー)の車両前後方向の位置が決定される。したがって、上側カバーの車両前後方向位置は、支持脚本体との位置関係のみに依存し、下側カバーの位置や加工精度の影響を受けない。よって、上側カバーのレール本体側の端面の位置を従来と比較して精度よく定めることができ、上側カバーとレール本体が大きく干渉すること、及び上側カバーとレール本体との間に大きな隙間が形成されることを防止できる。
また、上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置を決定する部分と、支持脚本体に対するカバー全体の車両前後方向の位置を決定する部分が同一部分であるので、異なる部分でそれぞれ位置決めする場合と比較して組み付け作業が簡素化される。
また、本発明の他の特徴は、当接部は、下側カバーに当接する第1当接面(P2f1)と、支持脚本体に当接する第2当接面(P2f2)とを有し、第1当接面と第2当接面とが車両前後方向にずれていることにある。これによれば、上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置と、支持脚本体に対するカバー全体の車両前後方向の位置とを独立して調整し易い。すなわち、第2当接面の位置を変更することなく、第1当接面の車両前後方向の位置を調整することにより、支持脚本体に対する上側カバーの車両前後方向の位置を変更することなく、上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置を調整することができる。また、第1当接面の位置を変更することなく、第2当接面の車両前後方向の位置を調整することにより、上側カバーに対する下側カバーの車両前後方向の位置を変更することなく、支持脚本体に対するカバー全体の車両前後方向の位置を調整することができる。
また、本発明の他の特徴は、支持脚本体は、レール本体の車両前後方向端部が固定されるレール固定部(31b)と、ルーフ上面に当接する底部(31a)と、レール固定部及び底部の間に設けられ、レール固定部及び底部を接続する接続部(31c)と、を有し、当接部は、接続部に当接することにある。上側カバーのレール本体側の端面の車両前後方向位置は、当接部及びレール本体の端面の間の寸法(L3)の精度の影響を受ける。本発明によれば、当接部が底部よりもレール本体に近い接続部に当接する。したがって、当接部とレール本体部の端面との間の寸法(L3)は小さい。そのため、上側カバーのレール本体側の端面の車両前後方向位置を精度良く定めることができる。これにより、上側カバーとレール本体が大きく干渉すること、及び上側カバーとレール本体との間に大きな隙間が形成されることをより一層防止できる。
本発明の一実施形態に係るルーフレールの全体概略を示す概略図である。 図1のルーフレールの支持脚の分解斜視図である。 図1のルーフレールの前端部の平面図である。 図3のA−A断面図である。 図4の接続部を拡大した拡大図である。 本発明の変形例に係るルーフレールの接続部を拡大した拡大図である。 従来のルーフレールの全体概略を示す概略図である。 図7のルーフレールを車両前後方向に沿って、ルーフ上面に垂直な平面で切断した断面図である。
本発明の一実施形態に係るルーフレール10について説明する。ルーフレール10は、図1に示すように、レール本体20及び支持脚30を備えている。
レール本体20は、車両前後方向に延びる角筒状に形成されている。レール本体20は、その車両前後方向中央部よりも前端部及び後端部がやや低くなるように緩やかに湾曲している。レール本体20は、その前端部及び後端部にそれぞれ組み付けられた支持脚30によって支持される。レール本体20の前端部に組み付けられた支持脚30の構成とレール本体20の後端部に組み付けられた支持脚30の構成は共通であるので、以下、レール本体20の前端部に組み付けられた支持脚30について説明し、レール本体20の後端部に組み付けられた支持脚30についての説明は省略する。
支持脚30は、レール本体20の前端から前方へ突出するように、車両前後方向に延設されている。支持脚30は、支持脚本体31、及び支持脚本体31を覆うカバー32を備える。支持脚本体31は、図2に示すように、底部31a、レール固定部31b及び接続部31cを備える。底部31aは、車両前後方向に延びる板状に形成されている。底部31aは、その上面及び下面間を貫通する複数の貫通孔H1を有する。貫通孔H1には、後述するクッション40の突起40aが挿入されて、底部31aの下面にクッション40が組み付けられる。底部31aは、クッション40を介して車両のルーフ上面RFに当接する。底部31aの車両幅方向両側端部の下面には、後述する下側カバー34の爪部Nに嵌合する複数の凹部31a1が形成されている。凹部31a1は、車両前後方向に間隔を置いて設けられている。
レール固定部31bは、底部31aよりも後方かつ上方にて、車両前後方向に延びる板状に形成され、ルーフ上面RFの上方に位置する。レール固定部31bの車両前後方向の長さは、底部31aの車両前後方向の長さよりも短い。レール本体20の前端部にレール固定部31bが挿入され、レール本体20の前端部及びレール固定部31bが、図示しないネジによって締結される。また、底部31aの後端とレール固定部31bの前端とが、接続部31cによって接続されている。
接続部31cは、板状に形成されている。支持脚30を図3のA−A線で切断した断面(図4参照)において、接続部31cは、その車両前後方向後側が上方に持ち上げられたように湾曲している。接続部31cには、その車両前後方向中間部から上方へ突出するように突出部P1が形成されている(図4及び図5参照)。突出部P1の後面P1rは、平面状に形成されている。後面P1rは、ルーフ上面RFに対して傾斜している。
支持脚本体31の上面には、縦リブR1が形成されている。縦リブR1は、底部31aの前端からレール固定部31bの後端に亘って延設されている。また、底部31a、レール固定部31b及び接続部31cの上面には、複数の横リブR2が形成されている。横リブR2は、縦リブR1の車両前後方向中間部から車両幅方向に延設されている。複数の横リブR2は、車両前後方向に間隔を置いて設けられている。
カバー32は、支持脚本体31の上側部分を覆う上側カバー33と、支持脚本体31の下側部分を覆う下側カバー34からなる。上側カバー33の前端は尖っている。上側カバー33は、それぞれ板状に形成された縦壁33aと上壁33bを有し、下方及び後方に開放されている。縦壁33aは、車両前後方向に延設され、ルーフ上面RFに対してほぼ垂直である。縦壁33aの前端は尖っている。上側カバー33の前端部から後端部へ向かうに従って、縦壁33aの車両高さ方向の長さが徐々に大きくなっている。上壁33bは、縦壁33aの上端から車両幅方向外側に延設されている。上壁33bの前端は尖っている。上側カバー33の前端から後方へ向かうに従って、上壁33bの車両幅方向の長さが徐々に大きくなっている。上側カバー33の車両前後方向中間部よりも後方部分においては、上壁33bの車両幅方向の長さは一定である。上壁33bの車両幅方向中央部は、上方にやや膨出している。
上側カバー33には、上壁33bの後端部下面から下方へ突出した突出部P2が設けられている。突出部P2の前面P2f及び後面P2rは平面状に形成されている。突出部P2の前面P2fは、突出部P1の後面P1rに平行である。
また、上側カバー33には、上壁33bの前端部下面から下方へ突出した突出部P3が設けられている。突出部P3の下端部には、後方へ突出した小さな突起P3aが設けられている。
下側カバー34は、それぞれ板状に形成された内側縦壁34a、外側縦壁34b及び前壁34cを有する。内側縦壁34aは車両前後方向に延設され、ルーフ上面RFに対してほぼ垂直である。外側縦壁34bは、車両前後方向に延設され、内側縦壁34aの車両幅方向外側にて、内側縦壁34aに対向している。外側縦壁34bは、ルーフ上面RFに対してほぼ垂直である。内側縦壁34aの前端と外側縦壁34bの前端は、前壁34cによって連結されている。前壁34cは、内側縦壁34a及び外側縦壁34bの前端から前方に膨出するように曲面状に形成されている。下側カバー34の前端部を車両前後方向に平行かつルーフ上面RFに垂直な平面で切断した断面において、前壁34cの下端部は前壁34cの上端部よりも車両前後方向前側に位置している。そして、同断面において、車両前後方向中間部が斜め上方に膨らむように、前壁34cが形成されている。
内側縦壁34aの上端と外側縦壁34bの上端は、アーチ状の支持部34d,34e,34fによって連結されている。支持部34d,34e,34fは、内側縦壁34aと外側縦壁34bの前端側から後端側に向かってこの順に車両前後方向に間隔をおいて設けられている。支持部34dは、車両前後方向に間隔を置いて設けられたアーチ状の支柱34d1,34d1と、支柱34d1,34d1の上端部を連結する板状の支持板34d2からなる。支持部34e及び支持部34fも、支持部34dと同様に構成されている。すなわち、支持部34eは、車両前後方向に間隔を置いて設けられたアーチ状の支柱34e1,34e1と、支柱34e1,34e1の上端部を連結する板状の支持板34e2からなる。また、支持部34fは、車両前後方向に間隔を置いて設けられたアーチ状の支柱34f1,34f1と、支柱34f1,34f1の上端部を連結する板状の支持板34f2からなる。支持部34d,34e,34fは、上側カバー33の縦壁33aの内側面及び上壁33bの下面に当接して上側カバー33を支持する。また、支持板34f2には、その上面及び下面間を貫通する貫通孔H2が設けられている。貫通孔H2には、上側カバー33の突出部P2が挿入される。
また、内側縦壁34a及び外側縦壁34bの内面には、突起状の複数の爪部Nが設けられている。複数の爪部Nは、車両前後方向に間隔を置いて設けられている。爪部Nは、支持脚本体31の凹部31a1に嵌合する。
また、図2に示すように、下側カバー34の前壁34cの上端部の後側には、内側縦壁34aの前側の上端部分と外側縦壁34bの前側の上端部分とを接続するように、略三角形状の係止板部35が形成されている。係止板部35には、その上面及び下面間を貫通する貫通孔H3が設けられている。貫通孔H3には、上側カバー33の突出部P3が挿入される。
クッション40は、ゴム、合成樹脂などの弾性材により、板状に形成されている。クッション40の上面には、上方へ突出した円柱状の突起40aが設けられている。突起40aの上端部の外径は、支持脚本体31の底部31aに設けられた貫通孔H1の内径よりもやや大きく形成されている。突起40aの上端部がやや変形された状態で貫通孔H1に挿入され、クッション40が底部31aの下面に組み付けられる。
カバー32は、次のようにして組み立てられる。上側カバー33が下側カバー34の上方から下側カバーに近づけられ、突出部P2が貫通孔H2に挿入されるとともに、突出部P3が貫通孔H3に挿入される。そして、突出部P2の前面P2f及び後面P2rを、貫通孔H2を構成する内周壁のうち前側及び後側の壁面を構成する部分にそれぞれ当接させた状態で、下側カバー34が上側カバー33の下部に組み付けられる。突出部P2の前面P2fの上部を、貫通孔H2を構成する内周壁のうち前側の壁面を構成する部分に当接させることにより、上側カバー33に対する下側カバー34の車両前後方向の位置が決定される。また、突出部P2の後面P2rを、貫通孔H2を構成する内周壁のうち後側の壁面を構成する部分に当接させることにより、上側カバー33に対する下側カバー34の前方への移動が規制される。また、突出部P3の下端の突起P3aの上面が前壁34cの下面に当接することにより、下側カバー34から上側カバー33の前端部が上方に外れることが防止される。
次に、ルーフレール10のルーフ上面RFへの組み付け手順について説明する。レール本体20の前端部に、レール本体20の前側に配置された支持脚本体31のレール固定部31bが挿入され、図示しないネジによってレール本体20の前端部及び支持脚本体31が締結される。また、レール本体20の後端部に、レール本体20の後側に配置された支持脚本体31のレール固定部31bが挿入され、図示しないネジによってレール本体20の後端部及び支持脚本体31が締結される。この状態で支持脚本体31が車両のルーフ上面RFに組み付けられる。なお、支持脚本体31の底部31aには、予めクッション40が組み付けられている。そして、カバー32が支持脚本体31の上方から支持脚本体31に近づけられ、上側カバー33の突出部P2の前面P2fが支持脚本体31の突出部P1の後面P1rに当接した状態で、支持脚本体31の凹部31a1に下側カバー34の爪部Nが嵌合されることにより、カバー32が支持脚本体31に組み付けられる。突出部P2の前面P2fの下部を支持脚本体31の突出部P1の後面P1rに当接させることにより、支持脚本体31に対するカバー32の車両前後方向の位置が決定される。なお、前面P2fの上部が本発明の第1当接面に相当し、前面P2fの下部が本発明の第2当接面に相当する。また、上記のように、前面P2fは平面状に形成されているので、本実施形態においては、第1当接面と第2当接面が同一平面上に形成されている。
本実施形態によれば、上側カバー33の突出部P2の前面P2fが下側カバー34の貫通孔H2を構成する内周壁のうち前側の壁面を構成する部分に当接することにより、下側カバー34に対する上側カバー33の車両前後方向の位置が決定される。また、上側カバー33の突出部P2の前面P2fが支持脚本体31の突出部P1の後面P1rに当接することにより、支持脚本体31に対するカバー32の車両前後方向の位置が決定される。したがって、上側カバー33の車両前後方向位置は、支持脚本体31との位置関係のみに依存し、下側カバー34の位置や加工精度の影響を受けない。よって、本実施形態によれば、上側カバー33の後端位置を精度よく定めることができ、上側カバー33とレール本体20が大きく干渉すること、及び上側カバー33とレール本体20との間に大きな隙間が形成されることを防止できる。
また、本実施形態では、上側カバー33の後端位置は、上側カバー33と支持脚本体31との当接位置から上側カバー33の後端面までの寸法L3のみに依存する(図4参照)。上側カバー33の突出部P2に当接する突出部P1は、接続部31cに設けられているので、寸法L3の基準値は比較的短い(例えば0〜50mm)。そのため、その寸法公差も比較的小さい。よって、本実施形態によれば、上側カバー33の後端位置をより一層精度よく定めることができ、上側カバー33とレール本体20が大きく干渉すること、及び上側カバー33とレール本体20との間に大きな隙間が形成されることをより一層防止できる。
また、上側カバー33に対する下側カバー34の車両前後方向の位置を決定する部分と、支持脚本体31に対するカバー30全体の車両前後方向の位置を決定する部分が同一部分であるので、異なる部分でそれぞれ位置決めする場合と比較して組み付け作業が簡素化される。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、上側カバー33の突出部P2の前面P2fは平面状に形成されているが、図6に示すように、突出部P2の前面P2fに段差が設けられていてもよい。すなわち、前面P2fの下部P2f2が、前面P2fの上部P2f1よりも車両前後方向後側(又は、車両前後方向前側)に位置するように構成してもよい。この場合、上部P2f1を下側カバー34の貫通孔H2の前面に当接させ、下部P2f2を支持脚本体31の突出部P1の後面P1rに当接させる。なお、前面P2fの上部P2f1が本発明の第1当接面に相当し、前面P2fの下部P2f2が本発明の第2当接面に相当する。
これによれば、下側カバー34に対する上側カバー33の車両前後方向の位置と、支持脚本体31に対するカバー32の車両前後方向の位置とを独立して調整し易い。すなわち、下部P2f2の車両前後方向の位置を変更することなく、上部P2f1の車両前後方向の位置を調整することにより、支持脚本体31に対する上側カバー33の車両前後方向の位置を変更することなく、上側カバー33に対する下側カバー34の車両前後方向の位置を調整することができる。また、上部P2f1の車両前後方向の位置を変更することなく、下部P2f2の車両前後方向の位置を調整することにより、上側カバー33に対する下側カバー34の車両前後方向の位置を変更することなく、支持脚本体31に対するカバー32の車両前後方向の位置を調整することができる。
10・・・ルーフレール、20・・・レール本体、30・・・支持脚、31・・・支持脚本体、32・・・カバー、33・・・上側カバー、34・・・下側カバー、P2・・・突出部、P4・・・突出部、RF・・・ルーフ上面

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延設されたレール本体と、
    前記レール本体の車両前後方向端部に組み付けられ、前記レール本体を支持する支持脚本体と、
    前記支持脚本体を覆うカバーと、を備えた、車両のルーフ上面に組み付けられるルーフレールであって、
    前記カバーは、前記支持脚本体の車両高さ方向における上側部分を覆う上側カバー、及び前記上側カバーの車両高さ方向下側に組み付けられ、前記支持脚本体の車両高さ方向における下側部分を覆う下側カバーを備え、
    前記上側カバーは、前記下側カバーに当接するとともに前記支持脚本体に当接する当接部であって、前記上側カバーに対する前記下側カバーの車両前後方向の位置を決定するとともに前記支持脚本体に対する前記カバーの車両前後方向の位置を決定する当接部を備える、ルーフレール。
  2. 請求項1に記載のルーフレールにおいて、
    前記当接部は、
    前記下側カバーに当接する第1当接面と、
    前記支持脚本体に当接する第2当接面と、を有し、
    前記第1当接面と前記第2当接面とが同一平面上に形成されている、ルーフレール。
  3. 請求項1に記載のルーフレールにおいて、
    前記当接部は、
    前記下側カバーに当接する第1当接面と、
    前記支持脚本体に当接する第2当接面と、を有し、
    前記第1当接面と前記第2当接面とが車両前後方向にずれている、ルーフレール。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載のルーフレールにおいて、
    前記支持脚本体は、
    前記レール本体の車両前後方向端部が固定されるレール固定部と、
    前記ルーフ上面に当接する底部と、
    前記レール固定部及び前記底部の間に設けられ、前記レール固定部及び前記底部を接続する接続部と、を有し、
    前記当接部は、前記接続部に当接する、ルーフレール。
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