JP2008100558A - バンパステイ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バンパアーマチュアを安定して固定支持しつつ、車両衝突時においてパッチ部材が剛体として作用するのを防止して容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができるバンパステイ構造の提供。
【解決手段】 バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパアーマチュア1とバンパステイ2の車両前方側前端部を板状のパッチ部材10a,10bを介して結合すると共に、このパッチ部材10a,10bに車両衝突時に圧壊の起点となるビード13を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパアーマチュア1とバンパステイ2の車両前方側前端部を板状のパッチ部材10a,10bを介して結合すると共に、このパッチ部材10a,10bに車両衝突時に圧壊の起点となるビード13を形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バンパステイ構造に関する。
従来、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイの技術が公知になっている(特許文献1〜3参照)。
このようなバンパステイは、通常、車両衝突時に車両前後方向へ圧壊して衝撃を吸収できるように筒状で肉厚が薄く形成されている。
特開2002−12108号公報
特開2002−12107号公報
特開平7−69148号公報
このようなバンパステイは、通常、車両衝突時に車両前後方向へ圧壊して衝撃を吸収できるように筒状で肉厚が薄く形成されている。
しかしながら、バンパステイは、車幅方向に延設されたバンパアーマチュアを支持する役目も果たしているため、このバンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側端部との結合部に負担が生じることとなる。
そこで、バンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側端部を補強部材としてのパッチ部材を介して結合することが考えられるが、この場合、車両衝突時にパッチ部材が剛体として作用してしまうため、所望の潰れのプロフィルを得られないという問題点があった。
そこで、バンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側端部を補強部材としてのパッチ部材を介して結合することが考えられるが、この場合、車両衝突時にパッチ部材が剛体として作用してしまうため、所望の潰れのプロフィルを得られないという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、バンパアーマチュアを安定して固定支持しつつ、車両衝突時においてパッチ部材が剛体として作用するのを防止して容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができるバンパステイ構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、前記バンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側前端部を板状のパッチ部材を介して結合すると共に、このパッチ部材に車両衝突時に圧壊する起点となる座屈部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、前記バンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側前端部を板状のパッチ部材を介して結合すると共に、このパッチ部材に車両衝突時に圧壊する起点となる座屈部を形成したため、バンパアーマチュアを安定して固定支持しつつ、車両衝突時においてパッチ部材が剛体として作用するのを防止して容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のバンパステイ構造が採用された車両を示す全体図、図2は本実施例1のバンパアーマチュア、パッチ部材、バンパステイの分解斜視図、図3は本実施例1のバンパアーマチュアとバンパステイの固定状態を示す斜視図、図4は本実施例1のバンパアーマチュア、パッチ部材、バンパステイの結合状態を示す斜視図である。
図1は本発明の実施例1のバンパステイ構造が採用された車両を示す全体図、図2は本実施例1のバンパアーマチュア、パッチ部材、バンパステイの分解斜視図、図3は本実施例1のバンパアーマチュアとバンパステイの固定状態を示す斜視図、図4は本実施例1のバンパアーマチュア、パッチ部材、バンパステイの結合状態を示す斜視図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の車両前部構造では、車両前部に車幅方向へ延在する中空略矩形断面のバンパアーマチュア1と、このバンパアーマチュア1の両端部付近から車両後方側へ延在するバンパステイ2,2と、各バンパステイ2,2にラジエータコアサポート3のそれぞれ対応するサイドメンバ取付部3a,3aを介して締結されるサイドメンバ4,4(請求項の車体側に相当)が備えられ、全て金属製となっている。なお、ラジエータコアサポート3が樹脂製の場合にはサイドメンバ取付部3aが樹脂製の場合もある。
図1に示すように、本実施例1の車両前部構造では、車両前部に車幅方向へ延在する中空略矩形断面のバンパアーマチュア1と、このバンパアーマチュア1の両端部付近から車両後方側へ延在するバンパステイ2,2と、各バンパステイ2,2にラジエータコアサポート3のそれぞれ対応するサイドメンバ取付部3a,3aを介して締結されるサイドメンバ4,4(請求項の車体側に相当)が備えられ、全て金属製となっている。なお、ラジエータコアサポート3が樹脂製の場合にはサイドメンバ取付部3aが樹脂製の場合もある。
本実施例1の車両前部構造は左右対称形状であるため、以下、図1中左側のバンパステイ2についてのみ詳述する。
図2に示すように、バンパステイ2は、金属製で四角形断面の筒状に形成される他、その車両前方側端部の上面及び下面には、板状の固定部5a,5bが車両前方側へ突設される一方、両側面には板状の固定部6a,6bが車幅方向へ屈折して設けられている。
また、バンパステイ2の車両後方側端部には、サイドメンバ取付部3aに当接するフランジ部7が設けられると共に、このフランジ部7の四隅には、サイドメンバ取付孔3aを介してサイドメンバ4にボルト締結するための孔8が形成されている。
また、バンパステイ2の両側面には、内側へ山型に窪んだビード9が車両前後方向に離間してそれぞれ設けられている。
そして、本実施例1のバンパステイ2は、後述する上下一対のパッチ部材10a,10bを介してバンパアーマチュア1に結合されている。
具体的には、本実施例1の各パッチ部材10a,10bは、金属製でバンパステイ2よりも幾分肉厚が厚い略平板状に形成される他、その車両後方側端部には上下方向に屈折した屈折部11が形成されると共に、この屈折部11にはバンパステイ2のそれぞれ対応する固定部5a,5bに嵌合可能な切欠部12が形成されている。
具体的には、本実施例1の各パッチ部材10a,10bは、金属製でバンパステイ2よりも幾分肉厚が厚い略平板状に形成される他、その車両後方側端部には上下方向に屈折した屈折部11が形成されると共に、この屈折部11にはバンパステイ2のそれぞれ対応する固定部5a,5bに嵌合可能な切欠部12が形成されている。
さらに、各パッチ部材10a,10bの中途部には、稜線がバンパステイ2の軸直方向へ延設された山型断面のビード13(請求項の座屈部に相当)が形成されている。
このように構成されたバンパステイ2をパッチ部材10a,10bを介してバンパアーマチュア1に結合する際には、先ず、図3に示すように、バンパステイ2の各固定部5a,5bをバンパアーマチュア1のそれぞれ対応する上面1a及び下面1bに嵌合させると共に、各固定部6a,6bをバンパアーマチュア1の後面1cに当接させた状態として、各固定部5a,5b,6a,6bの外周をバンパアーマチュア1に沿って溶接固定する。なお、各固定部5a,5b,6a,6bとバンパアーマチュア1をスポット溶接で固定しても良い。
次に、図4に示すように、各パッチ部材10a,10bの切欠部12をバンパステイ2のそれぞれ対応する固定部5a,5bに嵌合させながら上下方向から被せた状態として、各パッチ部材10a,10bを各固定部5a,5b及びバンパアーマチュア1に沿って溶接固定する。
従って、バンパステイ2は、パッチ部材10a,10bによってバンパアーマチュア1を安定した状態で堅固に固定支持できる。
次に、作用を説明する。
このように構成されたバンパステイ構造では、車両衝突時において、先ず、各パッチ部材10a,10bのビード13が車両前後方向に潰れた後、バンパステイ2の各ビード9が順次潰れて車両前後方向に圧壊されることにより衝撃を吸収することができる。
このように構成されたバンパステイ構造では、車両衝突時において、先ず、各パッチ部材10a,10bのビード13が車両前後方向に潰れた後、バンパステイ2の各ビード9が順次潰れて車両前後方向に圧壊されることにより衝撃を吸収することができる。
従って、車両衝突時にパッチ部材10a,10bが突っ張って剛体として作用することがなく、各ビード13を車両衝突時のパッチ部材10a,10bの圧壊の起点としてスムーズに潰すことができ、バンパステイ2の所望の潰れのプロフィルを得ることができる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1のバンパステイ構造にあっては、バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパアーマチュア1とバンパステイ2の車両前方側前端部を板状のパッチ部材10a,10bを介して結合すると共に、このパッチ部材10a,10bに車両衝突時に圧壊の起点となるビード13を形成したため、バンパアーマチュア1を安定して固定支持しつつ、車両衝突時においてパッチ部材10a,10bが剛体として作用するのを防止して容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができる。
以上、説明したように、本実施例1のバンパステイ構造にあっては、バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパアーマチュア1とバンパステイ2の車両前方側前端部を板状のパッチ部材10a,10bを介して結合すると共に、このパッチ部材10a,10bに車両衝突時に圧壊の起点となるビード13を形成したため、バンパアーマチュア1を安定して固定支持しつつ、車両衝突時においてパッチ部材10a,10bが剛体として作用するのを防止して容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができる。
また、ビード13を稜線がバンパステイの軸直方向へ延びる山型断面状に形成したため、簡便な構成でもってパッチ部材10a,10bの圧壊の起点を形成でき、車両衝突時にパッチ部材10a,10bが剛体として作用するのを防止できる。
以下、実施例2を説明する。
本実施例2において、前記実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
本実施例2において、前記実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図5は、本実施例2のバンパアーマチュア、パッチ部材、バンパステイの結合状態を示す斜視図である。
図5に示すように、本実施例2では、前記実施例1で説明したパッチ部材10a,10bのビード13の代わりにバンパステイ2の軸直方向へ長い長孔20を形成した点が実施例1と異なる(パッチ部材10b及びその長孔20は図示を省略)。
従って、車両衝突時において、先ず、各パッチ部材10a,10bの長孔20が車両前後方向に潰れた後、バンパステイ2の各ビード9が順次潰れて車両前後方向に圧壊されることにより衝撃を吸収することができる。
従って、各長孔20を車両衝突時の圧壊の起点としてパッチ部材10a,10bをスムーズに潰すことができ、剛体として作用するのを防止できる。
従って、各長孔20を車両衝突時の圧壊の起点としてパッチ部材10a,10bをスムーズに潰すことができ、剛体として作用するのを防止できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、バンパステイ2の四角形断面の筒状に限らず、四隅を面取りした四角形断面や円形断面等の適宜の形状を採用できる。
また、ビード13、長孔20の形状、形成数、形成位置、各部位の寸法等は適宜設定でき、例えば、ビード13の山型の頂部をバンパステイ2の内側に向けて形成したり、長孔を矩形状としても良い。
また、ビード13、長孔20の形状、形成数、形成位置、各部位の寸法等は適宜設定でき、例えば、ビード13の山型の頂部をバンパステイ2の内側に向けて形成したり、長孔を矩形状としても良い。
1 バンパアーマチュア
1a 上面
1b 下面
1c 後面
2 バンパステイ
3 ラジエータコアサポート
3a サイドメンバ取付部
4 サイドメンバ
5a、5b、6a、6b 固定部
7 フランジ部
8 孔
9 ビード
10 パッチ部材
11 屈折部
12 切欠部
13 ビード
20 長孔
1a 上面
1b 下面
1c 後面
2 バンパステイ
3 ラジエータコアサポート
3a サイドメンバ取付部
4 サイドメンバ
5a、5b、6a、6b 固定部
7 フランジ部
8 孔
9 ビード
10 パッチ部材
11 屈折部
12 切欠部
13 ビード
20 長孔
Claims (3)
- バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、
前記バンパアーマチュアとバンパステイの車両前方側前端部を板状のパッチ部材を介して結合すると共に、このパッチ部材に車両衝突時に圧壊する起点となる座屈部を形成したことを特徴とするバンパステイ構造。 - 請求項1記載のバンパステイ構造において、
前記座屈部を稜線がバンパステイの軸直方向へ延びる山型断面のビードとしたことを特徴とするバンパステイ構造。 - 請求項1記載のバンパステイ構造において、
前記座屈部をバンパステイの軸直方向へ長い長孔としたことを特徴とするバンパステイ構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006283190A JP2008100558A (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | バンパステイ構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011051360A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nikkeikin Aluminium Core Technology Co Ltd | バンパー構造 |
WO2015080037A1 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 本田技研工業株式会社 | 自動車用バンパー |
JP2015196463A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のエネルギ吸収構造 |
-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006283190A patent/JP2008100558A/ja active Pending
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