JP2013242399A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材表面の状態として、オフセットや「剥離爪やサーミスタとの接触による傷」のみならず、特に「シート状記録媒体との接触により生じる筋状の傷」についても有効に検出可能とした画像形成装置を実現する。
【解決手段】光導電性の感光体を均一帯電させ、光による画像書き込みを行って静電潜像を形成し、該静電潜像をトナー像として可視化し、トナー画像をシート状記録媒体に転写し、定着する画像形成装置であって、定着装置の定着部材の表面情報を検出する表面情報検出装置200、300を有し、この表面情報検出装置は、定着部材の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を受光して検知し、複数の検知結果に基づいて定着部材表面の表面情報を検出するものである。
【選択図】図1

Description

この発明は画像形成装置、より詳細には、電子写真プロセスで形成されるトナー画像をシート状記録媒体に定着する方式の画像形成装置に関する。
この発明の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタやこれらの複合機(MFP)等として実施できる。
光導電性の感光体を均一帯電させ、均一帯電した感光体に「光による画像書き込み(光像照射や光書き込み)」を行なって、書き込まれた画像に対応する静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー画像を得、得られるトナー画像を「転写紙等のシート状記録媒体」に転写し、該シート状記録媒体に定着する方式の画像形成装置は、従来から複写機やMFP(マルチファンクションプリンタ)等として広く知られている。
このような画像形成装置において、定着装置は「トナー画像を転写紙等に固定する」ものであり、定着装置が適正に機能しないと、良好な画像形成が行われない。
定着されるトナー画像は、モノクロ画像であることもあるが、近来の画像形成装置では「色の異なる複数のトナー画像を互いに重ねて得られるカラートナー画像」であることが多い。
定着装置には、種々の方式のタイプのものがあるが、1対の回転体により「トナー画像を転写されたシート状記録媒体」を挟んで搬送しつつ、トナー画像に熱と圧力とを加えてシート状記録媒体に融着させる方式のものが多い。シート状記録媒体を「挟んで搬送」することを、シート状記録媒体を「挟圧搬送する」と言う。
回転体の個々は、形態としては「ローラあるいはベルト」が一般的であり、1対の回転体の構成として、ローラ同士の組み合わせや、ベルト同士の組み合わせ、ベルトとローラの組み合わせが可能である。
これら1対の回転体のうちで、シート状記録媒体の表面側、即ち、トナー画像が形成されている側の面に接触するものを「定着部材」と称する。
ローラ状に形成された定着部材は「定着ローラ」とも呼ばれる。また、ベルト状に形成された定着部材は「定着ベルト」とも呼ばれる。定着ベルトは「駆動ローラを含む複数のローラ」に巻き掛けられて回転駆動される。
定着部材の表面が「定着部材の回転により移動する方向」は、記録シートが挟圧搬送される方向に対応するので、定着部材の表面上でこの方向を「搬送方向」と呼ぶ。
定着部材の表面は、定着されるトナー画像に接触するので、定着の際に「トナー画像を構成するトナーの一部」が表面に付着する。このように定着部材表面に付着したトナーは、これを放置すれば定着部材表面に固着(以下、「オフセット」とも言う。)したり、シート状記録媒体表面の非画像部に付着したりして定着不全の原因となる。
これを避けるため、ブラシ等のクリーニング手段によりシート状記録媒体の表面を摺擦して、付着トナーの除去を行なうことも多い。また、定着部材の表面には「トナー画像を定着されたシート状記録媒体」を、定着部材表面から剥離するための剥離爪や、定着部材の表面温度を検知するための温度検知手段(サーミスタ)が当接することがある。
これらクリーニング手段や剥離爪、サーミスタは、定着部材表面に物理的に接触するので、この物理的な接触により、定着部材の表面が「磨耗したり損傷したり」する。
定着部材の表面の磨耗や損傷は、ある程度に達すると定着部材としての機能を果たせなくするので、このようになった定着部材は交換されることになる。
定着部材を損傷させる原因として、上には「クリーニング手段や剥離爪、サーミスタとの接触」を挙げたが、損傷の原因となるものは、これらに限らない。「定着動作そのものに起因する損傷」がある。
即ち、定着が行なわれるときには、1対の回転体でシート状記録媒体を挟圧搬送するので、定着部材の表面は、シート状記録媒体から「挟圧力に対する反作用」を受ける。
シート状記録媒体は、一般には「転写紙」であり、A4サイズやB5サイズ等のように定形にカットされている。
転写紙の切断部(端部の厚みをなす部分)のエッジ部(転写紙表面と切断端面との稜線部)は鋭く、定着の際に、転写部材表面との接触部に力が集中し、定着部材の表面に「切れ込み様の傷」を生じさせ易い。上記「エッジ部」が鋭いことは、日常の紙の取り扱いで「紙のエッジで指を切ったりする」ことからも理解されるであろう。
シート状記録媒体のエッジ部による傷は、定着部材の表面に「搬送方向の筋状」に発生するので、以下「筋状の傷」と呼ぶことにする。
「筋状の傷」を発生させる原因としては、上記のほかに、転写紙が定形サイズに切断されることで「炭酸カルシウムに代表される紙の添加剤(微粒子状で硬い)」が切断面に剥き出しになることを挙げることができる。
即ち、切断面に剥きだしになった添加剤が、切断面にそって定着部材表面に付着すると、転写紙を挟持搬送するニップ部において定着部材表面に強く押し付けられ、微小な粒子に応力が集中して定着部材表面を損傷する。特に、定着部材の表面が硬い材質である場合にこのようなことが起こり易い。
転写紙以外のシート状記録媒体としてしばしば用いられるオーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシートの場合にも勿論「筋状の傷」が発生し易い。
このような「筋状の傷」は、定着部材の寿命に悪影響を与えるのみならず、画像の質にも悪影響を与える。
例えば、画像形成装置による画像形成がA3サイズとA4サイズの転写紙に対して行なわれ、これら2種の転写紙を「長手方向に搬送しつつ定着を行なう」場合を考える。
このとき、搬送される転写紙の幅(搬送方向に直交する方向の長さ)は、A4サイズの方がA3サイズよりも小さいが、上記「筋状の傷」は、定着領域における「A4サイズの幅方向端部と、A3サイズの幅方向端部と」に生じることになる。
A4サイズの幅方向端部に「筋状の傷」が生じている定着部材で、A3サイズの転写紙への定着を行なうと、「筋状の傷」はA3サイズの転写領域内にあり、傷の部分では、定着部材とトナー画像の接触圧が弱くなり、筋状の傷にそって「定着不全」が生じ、定着された画像では「白抜け(画像濃度の低下する減少)」と呼ばれる「筋状の画像異常」が発生することになる。
上記の「剥離爪やサーミスタ」の接触に起因する傷の場合にも、これと似た画像異常の発生が見られる。
定着部材表面における前記「トナーの固着(「オフセット」)」の状態や、上記「剥離爪やサーミスタとの接触による傷」の状態については、これを検出する方法が提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1では、定着部材である定着ローラの表面に光源からの光を照射し、上記表面による反射光を光センサで受光して、上記表面の反射率が測定される。この反射率の経時変化が「定着ローラ表面におけるオフセット量の変化」と関連づけられて、反射率によりオフセットの程度が検出される。
また、特許文献2では「剥離爪やサーミスタとの接触による傷」の程度を対象とし、フォトセンサによる「定着ベルトの表面上の傷跡部とその周囲の光沢度」を検知する。光沢度は「定着ベルト表面の表面粗さ」と相関関係があり、この相関関係に基づき、傷の程度を検出する。
これに対して、上述した「シート状記録媒体との接触により生じる筋状の傷」については、傷の程度の検出を行なう技術は知られていない。
特許文献1は「オフセットの程度の検出」以外については開示していない。
特許文献2の方法では「定着ベルトの表面の粗さと光沢度の相関関係」が知られていることが前提として必要であるが、上記「筋状の傷による定着ベルト表面の粗さ」に関して、特許文献2は何ら記載していない。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、定着部材表面の状態、即ち、上記オフセットや「剥離爪やサーミスタとの接触による傷」のみならず、特に上記「シート状記録媒体との接触により生じる筋状の傷」についても有効に検出可能とした画像形成装置の実現を課題とする。
この発明の画像形成装置は、光導電性の感光体と、この感光体の感光面を均一帯電させる帯電装置と、帯電された感光体に光による画像書き込みを行い、静電潜像を形成する画像書き込み装置と、形成された静電潜像をトナー像として可視化する現像装置と、トナー画像をシート状記録媒体に転写する転写装置と、転写されたトナー画像を上記シート状記録媒体に定着する定着装置とを有する画像形成装置であって、定着装置の定着部材の表面情報を検出する表面情報検出装置を有し、この表面情報検出装置は、定着部材の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を受光して検知し、複数の検知結果に基づいて定着部材表面の表面情報を検出するものであることを特徴とする。
この発明の画像形成装置によれば、定着部材におけるオフセットや「剥離爪やサーミスタとの接触による傷」のみならず、特に「シート状記録媒体との接触により生じる筋状の傷」についても有効に検出可能であり、定着部材の表面情報の把握により、定着性を良好に維持することが可能となる。
画像形成装置の構成の1例を説明するための図である。 定着装置を説明図的に示す図である。 反射型光センサの具体的1例を説明するための図である。 図3に示す反射型光センサの動作を説明するためのフロー図である。 表面情報検出装置の働きを説明するためのフロー図である。 1周期の順次点灯から得られた検知結果:R−nの1例を示す図である。 検知結果:R−nと、主走査方向位置との関係の1例を示す図である。 傷の深さの検出を説明するための図である。 傷の深さの検出を説明するための図である。 傷の幅の検出を説明するための図である。 光スポットの配列例を2例示す図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1は、画像形成装置の1種である「カラープリンタ」を説明するための図である。なお、前述の通り、この発明の画像形成装置は、図1に示すカラープリンタに限らず、モノクロ複写機やカラー複写機、ファクシミリ装置やプロッタ装置等として、あるいはこれらの各機能を複合させたMFP等として実施できることは言うまでもない。
図1(a)は、カラープリンタ100の要部のみを説明図的に示している。カラープリンタ100は、所謂「タンデム型のプリンタ」である。
符号11で示す「中間転写体である転写ベルト」は無端ベルトであって、複数のローラ(図においては3本)に掛け回されて設けられ、これらローラのうちの1本である駆動ローラに駆動されて反時計回りに回転するようになっている。
転写ベルト11の、図で下側の部分は「平面的」に張られ、この部分に作像ユニットUY、UM、UC、UBが配設されている。ここに、符号中の「Y、M、C、B」は、それぞれ「イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック」の各色を表し、作像ユニットUYはイエロー画像を作像するユニット、作像ユニットUMはマゼンタ画像を作像するユニット、作像ユニットUCはシアン画像を作像するユニット、作像ユニットUBはブラック画像を作像するユニットである。
作像ユニットUY〜UBの下方には、「画像書き込み装置」である光走査装置13が配備され、更にその下方にカセット15が配置されている。
上記作像ユニットUY〜UBは、構造的には同一のものであるので、作像ユニットUYを例に取り、図1(b)を参照して簡単に説明する。
図1(b)に示す作像ユニットUYは、光導電性の感光体として感光体ドラム20Yを有し、感光体ドラム20Yの周囲に、帯電器30Y、現像ユニット40Y、転写ローラ50Y、クリーニングユニット60Yを配置した構造となっている。
帯電器30Yは「接触式の帯電ローラ」である。
帯電器30Yと現像ユニット40Yとの間は「走査光LYによる画像書き込み部」として設定されている。転写ローラ50Yは、転写ベルト11を介して感光体ドラム20Yと反対側に配置され、転写ベルト11の裏面に接触している。
作像ユニットUM〜UBも、作像ユニットUYと同様の構成であり、これらについて必要あるときは、感光体ドラム20M〜20B、帯電器30M〜30B、現像ユニット40M〜40B、転写ローラ50M〜50B、クリーニングユニット60M〜60Bとする。
このようなカラープリンタ100による「カラー画像プリントのプロセス」は良く知られているが、以下に簡単に説明する。なお、図1(b)における「破線で示す長方形」は、作像ユニットUYのユニットを「一まとめ」に示すものであり、ケーシング等の実体を示すものでは必ずしも無い。
カラー画像形成のプロセスが開始すると、感光体ドラム20Y〜20B、転写ベルト11が回転を開始する。各感光体ドラム20Y〜20Bの回転は時計回り、転写ベルト11の回転は反時計回りである。
感光体ドラム20Y〜20Bの感光面は、帯電器30Y〜30Bによりそれぞれ均一帯電される。光走査装置13は、それぞれの感光体ドラム20Y〜20Bに対して、走査光LY〜LBによる光走査で画像書き込みを行なう。
なお、このような画像書き込みを行なう光走査装置13は、従来から種々のものが良く知られており、光走査装置13としては、これら周知のものが適宜利用される。
感光体ドラム20Yに対しては、イエロー画像に応じて強度変調されたレーザビームを走査光LYとして光走査が行われ、イエロー画像が書き込まれ、イエロー画像に対応する静電潜像が形成される。
形成された静電潜像は所謂ネガ潜像であり、現像ユニット40Yによりイエロートナーを用いる反転現像により「イエロートナー画像」として可視化される。
可視化されたイエロートナー画像は、転写ローラ50Yにより、転写ベルト11の表面側に静電的に1次転写される。
感光体ドラム20Mに対しては、マゼンタ画像に応じて強度変調されたレーザビームを走査光LMとして光走査が行われ、マゼンタ画像が書き込まれ、マゼンタ画像に対応する静電潜像(ネガ潜像)が形成される。
形成された静電潜像は、現像ユニット40Mによりマゼンタトナーを用いる反転現像により「マゼンタトナー画像」として可視化される。
感光体ドラム20Cに対しては、シアン画像に応じて強度変調されたレーザビームを走査光LCとして光走査が行われ、シアン画像が書き込まれ、シアン画像に対応する静電潜像(ネガ潜像)が形成される。
形成された静電潜像は、現像ユニット40Cによりシアントナーを用いる反転現像により「シアントナー画像」として可視化される。
感光体ドラム20Bに対しては、ブラック画像に応じて強度変調されたレーザビームを走査光LBとして光走査が行われ、ブラック画像が書き込まれ、ブラック画像に対応する静電潜像(ネガ潜像)が形成される。
形成された静電潜像は、現像ユニット40Bによりブラックトナーを用いる反転現像により「ブラックトナー画像」として可視化される。
マゼンタトナー画像は、転写ローラ50Mにより転写ベルト11側へ静電的に1次転写されるが、このとき、転写ベルト11上に「先に転写されているイエロートナー画像」に重ね合わせられる。
同様に、シアントナー画像は、転写ローラ50Cにより、転写ベルト11上に「先に重ね合わせて転写されたイエロートナー画像、マゼンタトナー画像」に重ね合わせられて1次転写される。ブラックトナー画像は、転写ローラ50Bにより、転写ベルト11上のイエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー画像に重ね合わせて1次転写される。
このようにして、転写ベルト11上で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー画像が重ね合わせられて「カラートナー画像」が形成される。
なお、各感光体ドラム20Y〜20Bは、トナー画像転写後にそれぞれ、クリーニングユニット60Y〜60Bによりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等を除去される。
このようにして転写ベルト11に形成されたカラートナー画像は、2次転写ローラ17により転写ベルト11上からシート状記録媒体である転写紙S上に静電的に「2次転写」され、定着装置19により転写紙S上に定着されてプリンタ外に排出される。
転写紙Sは、カセット15内に積載されて収容され、図示されない周知の給紙機構により給紙され、図示されないタイミングローラ(レジストローラとも言う。)により尖端部を保持された状態で待機し、転写ベルト11上のカラートナー画像の移動にタイミングを合わせて2次転写部へ送り込まれる。
2次転写部は、転写ベルト11と、これに接して連れ回りする2次転写ローラ17との当接部であり、転写ベルト11上のカラートナー画像が2次転写部に到達するのにタイミングを合わせて、転写紙Sがタイミングローラにより2次転写部に送り込まれる。
かくして、カラートナー画像と転写紙Sが重ね合わせられ、カラートナー画像は転写紙S上に静電転写される。
2次転写によりカラートナー画像を転写された転写紙Sは、続いて、定着装置19を通過する際にカラートナー画像を定着され、その後、カラープリンタ100の上部のトレイTR上に排出される。
以上が、カラープリンタ100による「カラー画像プリントのプロセス」の概略説明である。
次に、図1(a)のカラープリンタにおける定着装置19を、図1(c)を参照して説明する。
定着装置19は、図1(c)に示すように所謂「ベルト定着方式」であり、定着を行なう部分は、図示の如く、定着部材としての定着ベルト61とともに、加熱ローラ62、定着部ローラ64、加圧ローラ63、テンションローラ65、剥離爪66等を有している。
定着ベルト61は、ニッケル、ポリイミドなどの基材に「PFAやPTFEなどによる離型層」を有するもの、さらには、これら基材と離型層との間に「シリコーンゴムなどの弾性層」を設けた構成である。
従って、定着ベルト61の表面は「離型層をなすPFAやPTFEなどの樹脂」であり、その表面の情報が検出の対象である。
定着ベルト61は無端ベルトで、加熱ローラ62と転写用ローラ64とに巻き掛けられ、テンションローラ65により「必要な張り」を与えられている。
加熱ローラ62は、アルミや鉄による中空ローラで、ハロゲンヒータなどの熱源Hを内包しており、この熱源Hにより、加熱ローラ62を介して定着ベルト61を加熱する。なお、図示されていないが、定着ベルト61の表面温度を検出するための温度センサ(サーモパイル等)が、定着ベルト61の表面に「非接触」で設けられている。
定着用ローラ64は、金属の芯金をシリコーンゴムで囲繞し、弾性を付与したものである。定着用ローラ64は、定着ベルト61を反時計回りに回転駆動する。
加圧ローラ63は、アルミ又は鉄等の芯金の上にシリコーンゴムなどの弾性層を設け、表層はPFAやPTFE等の離型層により構成されている。
加圧ローラ63は、定着用ローラ64と対応する位置で、定着ベルト61に圧接する。この圧接は、定着用ローラ64を変形させ「ニップ部」を形成する。このニップ部が定着部となる。
テンションローラ65は、金属の芯金にシリコーンゴムを設けたものである。
剥離爪66はその尖端部が、定着ベルト61の表面に当接するようにして、定着用ローラ64の軸方向(紙面に垂直な方向)に複数個配設されている。
前述の如く、定着ベルト61の表面温度を検知する非接触の温度センサ(図示されず)が設けられているが、これに代えて、接触型の温度センサ(サーミスタ)を用いることも可能である。
定着が行なわれるときは、ヒータHにより加熱されつつ定着ベルト61が反時計回り、加圧ローラ63が時計回りにそれぞれ回転し、定着ベルト61の表面温度が定着可能な温度になると、カラートナー画像を転写された転写紙Sが、矢印方向へ搬送されて定着部に進入する。
そして、カラートナー画像は、転写部において定着ベルト61側から熱を受け、加圧ローラ63により定着ベルト61に対して押圧されて圧力を受け、転写紙Sに定着される。
補足すると、カラープリンタ100は、転写ベルト11をクリーニングするクリーニング装置(図示されず)を有している。
この「クリーニング装置」は、図1(a)において作像ユニットUYの左方において、転写ベルト61がローラに撒き掛けられた部分に対向して、転写ベルト11に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有し、転写ベルト11上の「残留トナーや紙粉等の異物」を、上記クリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。
クリーニング装置はまた、転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための排出手段(図示されず)も有している。
図1に示した画像形成装置例では、転写方式は、上述の如く「転写ベルト11上に各感光体ドラム20Y〜20Bに形成されたカラートナー画像を順次重畳して1次転写し、転写されたカラートナー画像を2次転写ローラ17により転写紙S上に一括転写する方式」であるが、転写方式はこれに限らない。
例えば、転写ベルト11上に転写紙Sを担持して搬送し、この転写紙Sを各感光体ドラムに対向接触させて各色のトナー画像を、直接転写紙S上に重畳して転写する方式とすることも可能である。この場合も、カラートナー画像の定着は、上記と同様でよい。
さて、図1に示す画像形成装置(カラープリンタ100)は、定着装置19が、定着部材(定着ベルト64)の表面情報を検出する「表面情報検出装置」を有する。
表面情報検出装置は「定着部材の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を受光して検知し、複数の検知結果に基づいて定着部材表面の表面情報を検出する」ものであるが、説明中の実施の形態においては、反射型光センサ200と表面情報検出装置300とにより構成される。
反射型光センサ200は、図1(c)に示すように、定着ベルト61の「加熱ローラ62に巻き掛けられた部分」に対向して配置され、定着ベルト61の表面に向かって「定着ベルト61の表面における搬送方向と交わる方向」に複数の光スポットを照射する照射部と、定着ベルト61からの反射光を受光するセンサ部とからなる。
上記「定着ベルト61の表面における搬送方向と交わる方向」は、光走査による画像書き込みの際の「主走査方向」に対応するので、以下では簡単に「主走査方向」と言う。
表面情報検出装置300は、反射型光センサ200に接続され、カラープリンタ100内に配置され、反射型光センサ200からの検知信号を受けて定着ベルト61の表面状態を表面情報として検出する。
定着部材である定着ベルト61の表面は、当初は無傷であるが、定着動作が繰り返されるに従い、前述のオフセットや、剥離爪66等との接触による傷、シート状記録部材による「筋状の傷」が発生する。
このような「傷やオフセットの生じた表面の状態」、即ち、オフセットの有無や程度、傷の状態や位置」が表面状態であり「表面情報」である。
以下では、主として「筋状の傷」に対する表面情報の検出を説明する。
図2は、定着装置19による定着を、説明図的に示す図である。
図2における上下方向は「定着ベルト61表面で搬送方向TRDと交わる方向(前述の主走査方向)」に対応する。
符号Sは、定着されるカラートナー画像を有する転写紙を示している。この説明例では、転写紙Sは「A4サイズ」であり、これを長手方向と幅方向に搬送できるようになっている。符号A4Tは、A4サイズの転写紙Sを長手方向に搬送するときの紙幅を示し、符号A4Lは、A4サイズの転写紙Sを幅方向(短手方向)に搬送するときの紙幅を示している。
この場合は同一サイズの転写紙が「搬送方向に幅が異なる状態」で搬送されるのであるが、このような場合も「搬送方向に幅の異なる複数サイズのシート状記録媒体」の1例とする。
紙幅A4Lは、定着ベルト61の幅(図の上下方向の長さ)に略等しく、従って、A4サイズの転写紙Sを幅方向(短手方向)に搬送するときには、長手方向の端部に生じる筋状の傷は、実際上殆ど問題とならない。
一方、紙幅A4Tは、定着ベルト61の幅よりも短く、筋状の傷は、紙幅A4Lの内側に発生し、前述した問題を生じさせ得る。
図2における符号W1、W2は、A4サイズの転写紙Sを長手方向に搬送するとき、主走査方向における転写紙幅端部の移動の「余裕幅」を示している。
A4サイズの転写紙Sを長手方向に搬送するにしても「主走査方向の搬送位置を各転写紙に対して完全に一致させる」ことはできず、転写紙Sの両側端部の通過位置は、主走査方向にわずかながら変動する。
あるいはまた、定着ベルト61自体にも、所謂「ベルトの寄り」が発生すると、定着ベルト表面は、主走査方向において転写紙Sの両側端部に対して変動する。
余裕幅:W1、W2は、このような変動を考慮したものである。
また、転写紙Sと定着ベルト61の接触する位置の変動幅が「狭い」と、筋状の傷も狭い範囲に集中して発生するので、転写紙を搬送する際に、転写紙ごとに意図的に「主走査方向での搬送位置」をずらす場合もある。
余裕幅:W1、W2は、このような場合にも考慮される。尤も、余裕幅は大きくても「10mm」程度である。
このように、余裕幅:W1、W2を考慮すると、A4サイズの転写紙Sを長手方向に送る場合「筋状の傷の有無」を表面状態として検出するのであれば、検出領域Aは、余裕幅よりも大きく設定する必要がある。
図2の例では、検出領域Aは、余裕幅:W1、W2のうち「余裕幅:W1を含む」ように設定され、余裕幅:W1のある側には設けられていない。これは、筋状の傷の発生は、余裕幅:W1の領域と余裕幅W2の領域とで略同様に起こるであろうと考えられ、一方の余裕幅内での検出で実用上は十分であると考えられるからである。
勿論、余裕幅:W1、W2の各領域に対して検出領域を設定してもよく、さらには、検出領域の大きさを「転写ベルト61の幅全体」に亘るように設定しても良い。
反射型光センサ200は、主走査方向に複数の光スポットを照射する。これら複数の光スポットが照射される領域が検出領域Aをなす。
反射型光センサ200は、長い検出領域Aを形成できるため、反射型光センサ200と転写紙の幅方向端部との「主走査方向の相対的な位置関係」は比較的ラフでよい。
表面情報検出装置300は、反射型光センサ200からの検知信号を受けて、主走査方向に長い検知領域Aにおける「定着ベルトの表面状態」を検知することができる。
そして、転写紙の幅方向端部が検知領域Aに含まれるとき、転写紙の幅方向端部により形成される筋状の傷の情報である「傷レベル」および/または「傷の位置(主走査方向の位置)」を定着ベルト61の表面情報として定量化する。この点については後述する。
ここで傷レベルとは「傷の程度」、すなわち「傷の深さ(粗さ)や傷の幅(大きさ)」を言う。
「傷の深さ」について補足する。
定着部材の表面に「傷(サーミスタや剥離爪との接触による傷や、筋状の傷)」が生じると、前述の如くに、傷の部分で「定着部材とトナー画像の接触圧」が弱くなり、傷に応じて「定着不全」が生じ、定着された画像では「白抜け(画像濃度の低下する減少)」と呼ばれる「画像異常」が発生する。
この明細書に言う「傷の深さ」は、このような「傷と、傷に起因する画像異常との相関関係」を定量的に捉え、画像異常の程度を表すパラメータとして表現したものである。
次に、反射型光センサ200の1具体例を説明する。
図3は、反射型光センサ200の具体的な1例を説明するための図である。
図3(a)〜(d)に示す如くにX、Y、Z方向を定める。
X方向は、上の説明における「搬送方向に交わる方向」で、説明中の例では「主走査方向」である。
Y方向は「搬送方向」に対応する。Z方向は「X、Y両方向に直交する方向」である。
符号61Sは、定着ベルト61の「検出領域(前述の検出領域A)を含む表面部分」を示す。従って、Z方向は、反射型光センサ200から上記「表面部分61S」に向かう方向である。
図3において、符号201は基板、符号202、203は長手方向側板を示し、符号205、206は長手方向側板、符号204はレンズ素子を示す。
まず、図3(c)を参照すると、この図は、基板201上におけるLED(発光ダイオード)とフォトセンサであるフォトダイオード(以下「PD」と表記する。)の配列状態を説明するための図であり、符号211はLED、符号212はPDをそれぞれ示す。
LED211は、複数個(図には18個が描かれているが、これは説明の便宜上のものであり、LED211の配列個数は、設計条件により定められ、一般には数十個〜数百個に設定できる。)が、基板201の長手方向であるX方向に等間隔的に配列されている。
PD212も、複数個が、X方向に等間隔で配列されている。この説明例では、PD212の個数は、LED211の個数と同数、配列ピッチもLED212の配列ピッチと同一である。
LED211の個々に、図3(c)の左側から1つずつ順次に番号を振り、図の左側から数えてn番目のものをLED211−nと表す。LED211の総数をNとすると、全LED211は、LED211−1、211−2、・・・、211−n、・・・211-Nの順次の配列である。
同様に、PD212についても、図3(c)の左側から1つずつ順次に番号を振り、図の左側から数えてn番目のものをPD212−nと表す。PD212の総数はNであって、全PD212は、212−1、212−2、・・・、212−n、・・・212-Nの順次の配列である。
LED211−n(n=1〜N)と、PD212−n(n=1〜N)とは1対1に対応する。図3(c)に示すように、互いに対応するLED211−nとPD212−nとは、Y方向(搬送方向に対応する方向)において「互いにX方向の同一位置」に配置されている。
次に、図3(a)、(b)、(d)を参照して、レンズ素子204を説明する。
レンズ素子204は、2つの領域部分から構成されている。
即ち、図3(a)、(b)に示すように、照射用レンズ204-n(n=1〜N)をアレイ配列した照射用レンズアレイの領域と、受光用レンズ204Cによる領域とである。
照射用レンズ204−nの個数は、LED211と同数個(N個)であり、LED211のZ方向上部に、個々のLED211−nと照射用レンズ204−nとが1対1に対応するようにして、X方向に配列されている。
受光用レンズ204Cは、図3(b)および(d)に示すように「単一のシリンドリカルレンズ」であり、PD212−1〜212−Nに共通に対応して、PD212のZ方向上方に配置される。なお、図3(d)は、反射型光センサ200を「Y軸の正の方向から負の側へ向かって見た図」である。
受光用レンズ204Cは、Y方向にのみ正のパワーを有する。
照射用レンズアレイの領域と照射用レンズ204Cとは一体的に形成されており、これらは、樹脂成型により一体成形することができる。
図3(a)、(d)において、符号231−1、231−2、・・231−n、・・・231−N−1は「LED211−nと照射用レンズ221−nとの組」の互いに隣接する組間での「フレア光」を防止するための遮光壁を示している。
また、図3(b)に示す符号232は、LED211−nの配列と、PD212−nの配列の間でのフレア光を防止するための遮光壁を示している。
図3(b)における符号205、206は、幅方向(Y方向)の側板を示す。側板202、203、205、206は、一体化してケースをなしている。
上記遮光壁231、232は「ケース」と樹脂成形により一体化でき、レンズ素子204と遮光壁231、232も樹脂成形により一体化できる。さらに、レンズ素204と遮光壁231、232と「ケース」も樹脂成形により一体化できる。
図3(a)に示すように、LED211−nを点灯させると、放射された「発散性の光束」は、LED211−nに対応する照射用レンズ204−nにより集光され、定着ベルト表面61Sを光スポットとして照射する。
定着ベルト表面61Sの「光スポットで照射された部分」での反射光は、図3(d)に示されたように、受光用レンズ222によりY方向にのみ集光されて、PD212−nに入射する。
定着ベルト表面61Sによる反射は、鏡面反射と言うわけではなく、反射光はX方向にも広がるので、反射光を受光するPDは「PD221−nのみ」ではない。
次に、反射型光センサ200の動作を、図4に示すフロー図を用いて説明する。
LED211は、図3(a)の左端のLED211−1から右端のLED211−Nまで(n=1〜N)、「順に1個ずつ点灯と消灯」を繰り返す。所謂「順次点灯」である。 n番目のLED211−nの点灯に同期して、定着ベルト表面61Sからの反射光を、点灯したLED211−nに対向するPD212−nを含む、複数個のPDで受光する。
この例では、説明の簡単のため、受光するPDの数は「奇数」であるとし、mを整数として(2m+1)個であるとする。
即ち、LED211−nが点灯したときの反射光は、これに対応するPD212−nと「その両側に続くm個のPD」とで受光される。
例えば、m=2であるとすれば、反射光を受光する複数のPDは、PD212−n−2、PD212−n−1、PD212−n(これがLED211−nに対応する。)、PD212−n+1、PD212―n+2の5個である。
これら複数のPDは、受光量を光電変換する。光電変換された信号は、増幅されて「検知信号」となる。PDごとの各検知信号は、検知のつど、表面情報検出装置300に送られる。
順次点灯が繰り返されて、n=Nとなり、右端のLED211−Nが「点灯・消灯」すると、これを1周期として順次点灯は終了する。
場合によっては検知精度を上げるために、順次点灯を複数周期に亘って行い、各周期での検知結果の平均値処理などを行うこともできる。
上の説明の場合、n=1で、LED211−1が点灯するとき、受光するPDは5個ではなく、PD212−1、PD212―2、PD212−3の3個である。また、n=Nの場合も、受光するPDは5個ではなく、PD212−N−2、PD212―N−1、PD212−Nの3個である。
このような事情を鑑みると、この場合、順次点灯するLEDを「LED211−1〜LED211−NのN個」とするのではなく、両側の2個ずつを外し「LED211−3〜LED211−N−2のN−4個」について順次点灯を行なうようにしても良い。
即ち、一般的には、点灯・消灯するLED211は、全てのN個を用いる必要はなく、そのうち任意のN’(≦N)個を用いても良い。
上記の如く、LED211の個々の順次点灯が行なわれ、点灯ごとの検知信号が表面情報検出装置300に送られると、表面情報検出装置300は、図5に示す如くして表面情報を検出する。
表面情報検出装置300は、各PD(212−1〜212−N)の検知信号を受信する(検知信号数は原則として、LEDが1個点灯・消灯する度に(2m+1)個である。)と、受信するごとに(2m+1)個の検知信号の「和」を演算算出し、これを「検知結果:R−n」とする。n=1〜Nである。
このようにして、主走査方向に順次に照射される光スポットの各々(主走査方向における定着ベルト表面上の各位置)に対応して、反射光強度:R−nを得ることができる。
次に、検知結果:R−nに基づいて、定着ベルト表面61Sの表面情報を検出する。
一般に、定着ベルト61の表面に傷がある場合には、傷がない場合に比べ、定着ベルト表面61Sからの反射光は「正反射成分が減少」し「拡散反射成分が増加」する。
上述した例で言えば、LED211−nを点灯したときに、照射される光スポットの位置に傷があれば、この部分では正反射光成分が減少するので、PD212−nが受光する光量は減少し、その周辺のPD212−n−m〜PD212−n−1、PD212−n+1〜PD212−n+mでは、受光量が増大する。しかし、一般的に、傷がある部位に対応する検知結果:R−nは、傷が無い部位のものに比して減少する。
このような検知信号の特性に基づき、表面情報として「傷の有無」と「傷レベル」と「傷の位置(主走査方向の位置)」を表面情報として定量化する。
このために、上記の如くして得られた検知結果:R−nを「微分」する。微分操作には、種々のやり方があるが、ここでは最も簡単な操作として「隣接する検知結果:R−n、R−n+1の差分:(R−n+1)−(R−n)を、PDの配列ピッチ:Pで割算する」ものとして説明する。即ち「隣接する検知結果の傾き」を演算する操作である。
図6(a)に、1周期の順次点灯から得られた検知結果:R−nの例を模式的に示す。
この図では、データ点が13点描かれているが、図示を簡単化するためであり、データ点が13点であることには特に意味がない。
反射型光センサ200では、主走査方向の定着ベルト表面上の各位置に対応して、反射光強度が得られるので、表面情報検出装置300で、複数の反射光強度を主走査方向に比較すると「反射光強度が低下している位置」には傷があることが分かる。
図6(a)においては、検知領域Aの中央部近傍で、検知結果:R−n(縦軸の反射光強度)の値が減少しており、この事実をもって「傷が存在する」ことが分かる(図5における「傷の有無を判定」)。このようにして、表面情報として「傷の存在」が検出される。
次に、「傷の位置」の検出(図5における「傷の位置を判定」)を説明する。
図6(b)は、図6(a)に示した検知結果のデータに対して、前述の微分操作を行なった結果を示している。微分理論一般から明らかなように、極小位置では「微分値が0」であって、極小の前後では「微分値は負から正に向かって変化」している。
従って、図6(b)に示すように、微分値が「負から正に大きく変化するゼロクロス位置」を求めることで「傷の位置」を検出(判定)できる。
なお、「微分値の絶対値」が、予め設定した所定の値より小さい場合は「反射光強度の低下が小さい」ことを示しており「傷は無い」と判定される。
以下、具体例に即して説明する。
図3に示した如き反射型光センサ200を以下のように構成した。
LED211、PD212の配列数:N=24、順次点灯させるLED:n=3〜22、LED211、PD212の配列ピッチ:1mmとした。
この反射型光センサ200では、定着ベルト表面に1mmピッチで光スポットが照射される。
40万枚の転写紙(A4サイズの長手方向への搬送)に対して定着を行なった後の定着ベルト61に対して、上述の反射型光センサ200を用いて得られた検知結果:R−nと、主走査方向位置との関係を、図7(a)に示す。
光スポットは、定着ベルト表面にP=1mmで照射されるので、図7(a)における横軸のnは、光スポット照射位置を「mm単位」で表したのと同等である。
図7(b)には、図7(a)の検知結果を主走査方向に対して微分した結果を示す。
なお、微分値を平滑化するため「R−(n―1)、R−n、R−(n+1)の3点での傾き」を算出することもできる。
図7(b)における「ゼロクロス位置」を求めるとn=12.5となり、LED211−12とLED211−13とに対応する光スポット照射位置の中間である「12.5mmの位置」を傷の位置として検出(判定)できる。
次に、傷レベルの検出(判定)を説明する。
傷レベルとしては、前述の「傷の深さ」と「傷の幅」があるが、先ずは「傷の深さ」の検出を説明する(図5における「傷の深さを判定する」)。
定性的に見て「傷の深さが深いほど、定着ベルト表面の粗さが大きく、反射光強度の低下が大きい」と考えられる。従って「傷の深さ」を検出するには「反射光強度の低下量」を求めればよい。その模式図を図8に示す。
検知結果:R−n(反射光強度)が、図8であるような場合には、単純に「検知結果:R−nの最小値」を求めても良いが、反射型光センサ200の取り付態位の傾きや、定着ベルトの傾き等に起因して、検知結果:R−nに「傾き成分が重畳」されることも考えられる。
「傷の位置」は前述のように検出できている。
傷のない位置は「検知結果:R−nの変動が小さい位置」、即ち「微分値が0付近に集まる位置」である。この点を考慮して、主走査方向に対する微分結果から、傷のない位置を算出できる。
図9を参照して、傷のある位置:nでの検知結果:R−nと、少なくとも2つの傷のない位置:n、nでの検知結果:R−n、R−nから「反射光強度の低下量」を求める1例を説明する。
検知結果:R−nに重畳される傾き成分を差し引くため「複数の傷のない位置での検知結果を結んだ近似直線」と、傷のある位置での検知結果との距離を求めればよい。
先に説明した図7(a)、(b)の結果にこの方法を適用し、反射光強度の低下量を求める場合を説明する。
図7(b)から、傷の位置に対して「微分値が小さい±20の範囲で複数点集まっている位置」を求めたのが図9(a)である。この図から、傷のない位置としてn=6とn=15を選択できる。
そこで、傷のある位置:n=12.5と、傷のない位置:n=6、n=15を抽出し、それぞれにおける検知結果:R−nを用いて「傷の深さ(粗さ)」を算出できる。
図9(b)における破線は「Rn−nとRn−nを結んだ直線」であり、「破線の矢印は傷の深さ」に対応している。
この例では「傷の深さは63.1」である。
傷の位置における「反射光強度の低下の比率」は0.16(16%)である。
前述の如く「傷の深さ」は「傷と、傷に起因する画像異常との相関関係」を定量的に捉え、画像異常の程度を表すパラメータとして表現したものであり、この例における傷の深さ「63.1」は「傷そのものの物理的な深さ」ではなく、これに対応する「画像異常(濃度低下)の程度」が特定されるものである。
図9(b)から、破線で示される傾き成分に「傷の深さが重畳」している様子が見て取れる。
傷レベル(傷の深さ)が大きくなるにつれ、この「反射光強度の低下」が増加する。
もう1つの表面情報として「傷の幅(大きさ)」を検出(図5における「傷の幅を判定する」)する方法を説明する。
傷の中心位置は前述の如く検出されている。
即ち、傷のある位置での検知結果:R−nから「傷の深さ(粗さ)に相当する反射光強度の低下量」が所定量(例えば50%)低下する反射光強度を持つ位置を算出する。
図10は図9(b)の縦軸を拡大して示す図である。
図10の結果から「傷の半値幅」を3mmとして検出(判定)することができる。
なお、上記の表面情報(表面状態のパラメータ)すべてを検出しても良いし、必要なパラメータのみを判定することもできる。
上記の例において、反射型光センサ200は「順次点灯」させていたが、複数のLED211を同時点灯することもできる。この場合には、同時点灯のタイミングに同期して、複数のPD212もそれぞれ反射光を受光する。
この場合、表面情報検出装置では、上記のようにPD212の検知信号の和を取ることなく「LED211−nに対応したPD212−nの検知内容」を検知結果:R−nとして採用する。
すなわち、主走査方向に照射される各々の光スポット、換言すれば「定着ベルト表面上の主走査方向の各位置」に対応して反射光強度を得ることができる。
反射型光センサの形態は、上に説明した反射型光センサ200に限定されるものではない。定着ベルトの表面に「主走査方向に複数の光スポットを照射でき,その反射光が受光できる構成」であれば良い。
上に説明した反射型光センサ200は「複数のLEDと複数のPDが1対1に対向するアレイタイプ」であるが、レーザを光偏向器で偏向し、定着ベルトの表面からの反射光を1つないしは複数のPDで受光するような光偏向タイプも可能である。
また「1つのLEDと1つのPDからなる光センサ」を駆動手段により主走査方向に移動させるセンサ駆動タイプでも良い。
上に説明した実施の形態例においては、反射型光センサ200は、定着ベルト61の表面上の主走査方向において、A4サイズを長手方向に搬送する場合の用紙幅端部の片側に比較的ラフに配置できる。
反射型光センサ200を上記用紙幅端部の近傍に置くことにより、検知領域Aの主走査方向の長さを短くしても、上記用紙幅端部を検知領域Aに含むようにできる。すなわち、検知領域Aを短くできることは「反射型光センサ200を、特に主走査方向に小型化」することが可能になるメリットがある。
「傷の幅」は、数100μm〜数mm程度で、傷の位置の変動範囲は数mm程度であることから、検知領域Aは「主走査方向に5mm〜15mm程度」の大きさが好適である。
この発明の画像形成装置はまた、例えば、A3サイズ、A4サイズ、A5サイズなどの「複数のサイズの転写紙」を使用することができる。
一般的には、最大通紙できる転写紙はA3サイズで、これを長手方向に搬送する場合が多く、「小サイズの用紙幅」としては、A3サイズを除くサイズの転写紙による「筋状の傷」による表面情報の検出が対象となる。
仮に、A2サイズを長手方向に通紙可能な画像形成装置である場合には、A2サイズを除くサイズの転写紙による筋状の傷による表面情報が検出の対象となる。
上の説明例では、反射型光センサ200は1つ使用されているが、A4サイズの長手方向の搬送幅の両端に存在するから、反射型光センサ200を搬送幅両側に1個ずつ、計2個配置することもできる。
しかし、前述したように、筋状の傷の発生は、上記両端部で略同様に起こり、傷レベルに大きな相違は見られないこことから、上の説明のように、片側のみでも十分である。
配置する反射型光センサを1個とすると、複数個用いる場合に発生する「反射型光センサの特性ばらつきや取り付ばらつき」の影響を受けることなく、定着部材の表面情報を良好に検知することができる。
上に説明した例では、反射型光センサにより照射される「光スポットの配列」を、搬送方向に対して直交する「主走査方向」とした(図11(a)はこの場合であり、符号SPは光スポットを表す)が、光スポットの配列は、これに限らない。
図11(b)は、「光スポットSPの配列が、搬送方向に対して直角と異なる方向」となる場合の1例であり、搬送方向(Y方向)に対して45度傾けた場合を示す。このようにすることにより、主走査方向の検知領域A’は、検知領域Aの「1/√2」に短くなるが、主走査方向の光スポットの配列ピッチも1/√2に小さくでき、検知結果の位置分解能を向上させることができる。
上に説明した実施の形態では、定着ベルトにおける「筋状の傷」による表面情報を主たる検出対象とする場合であるが、検出対象は、これに限らず、前述のオフセットや「サーミスタや剥離爪との接触に起因する傷」であることもできる。
例えば、オフセットの場合、定着ベルト表面に固着したトナーの状態が「フィルム状」である場合であると、検知結果である反射光強度:R−nの低下は「比較的小さくて、且つ、広い範囲にわたる」ので、このような特性から検出できる。
また、「筋状の傷の幅」は、前述の如く数100μm〜数mm程度であるのに対し、「サーミスタや剥離爪との接触に起因する傷」の幅は「数10μm〜数100μm」であり、その発生位置も略決まっているので、検出位置と傷の幅とにより「筋状の傷」と区別できる。
上には、定着部材として「定着ベルト」の場合を説明したが、定着部材はこれにかぎらず定着ローラを用いることもできることは言うまでもない。
しかし、定着部材として定着ベルトを用いる場合、定着ベルトとして「特に表層にPFA等の表面硬度が高い材料を用いた定着ベルト」は傷つきやすく、表面情報の検出が重要であるが、反射型光センサを用いて表面情報を検知することで、ベルト交換等の管理が容易になる。
定着部材表面の表面情報は、上に説明した例のように「シート状記録媒体と定着部材表面との接触に起因する、搬送方向の筋状の傷に係る情報」であることができるが、この場合、表面情報として、傷レベル(傷の深さや傷の幅)と、傷の主走査方向の位置を同時に検知可能である。
定着部材表面の表面情報が、筋状の傷の傷レベルと傷の位置とに係る情報である場合、傷の位置を、上記の如く、複数の検知結果:R−nに対し、光スポットの配列方向における微分操作により特定することにより、検知結果の変曲点を精度良く算出でき、傷の位置を精度良く算出できる。
また、上記の如く、傷の位置での検知結果と、複数の検知結果に対する微分操作の結果である微分値の絶対値がゼロ付近に集まる少なくとも2つの位置での検知結果から、傷レベルを判定するようにすると、傷のない位置での検知結果も用いるので「重畳する傾き成分を除去」して、精度良く傷レベルを算出できる。
また、複数の光スポットを、定着部材表面に「搬送方向に交わる方向へ順次に照射」することにより、同時に照射する場合に比して、クロストーク(1つのPDから見たとき,複数のLEDからの反射光を同時に受光してしまう)がなくなり、主走査方向の各光スポット位置に対応して得られる検知結果の検知精度を向上させることができる。
反射型光センサは、先に上げた反射型光センサ200に限らず、1方向に配列されたN(≧1)個のLEDと、これらN個のLEDの個々からの光を定着部材表面に光スポットとして集光させるM(N≧M≧1)個のレンズと、各光スポットにおける定着部材表面での反射光を受光するK(N≧K≧1)個のフォトセンサとを有する構造のものとすることができる。
この場合、1個の集光レンズに対して複数個のLEDが対応することになり、集光レンズアレイの構造が簡単化される。このような場合、フォトセンサとしては単一の受光面をもつものでも良い。集光レンズは大きくなることにより、フォトセンサへの受光レンズとしての兼用が可能となる。
19 定着装置
61 定着ベルト(定着部材)
62 加熱ローラ
63 加圧ローラ
64 定着部ローラ64
65 テンションローラ65
66 剥離爪
200 反射型光センサ
300 表面情報検出装置
S トナー画像を転写されたシート状記録媒体(転写紙)
特開平5−113739号公報 特開2006−251165号公報

Claims (11)

  1. 光導電性の感光体と、この感光体の感光面を均一帯電させる帯電装置と、帯電された感光体に光による画像書き込みを行い、静電潜像を形成する画像書き込み装置と、形成された静電潜像をトナー像として可視化する現像装置と、上記トナー画像をシート状記録媒体に転写する転写装置と、転写されたトナー画像を上記シート状記録媒体に定着する定着装置とを有する画像形成装置であって、
    定着装置の定着部材の表面情報を検出する表面情報検出装置を有し、
    この表面情報検出装置は、上記定着部材の表面における搬送方向と交わる方向に、複数の光スポットを照射し、各光スポットにおける反射光を受光して検知し、複数の検知結果に基づいて上記定着部材表面の表面情報を検出するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    定着部材表面の表面情報が、シート状記録媒体と定着部材表面との接触に起因する、搬送方向の筋状の傷に係る情報であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    定着部材表面の表面情報が、筋状の傷の傷レベルと傷の位置の少なくとも一方に係る情報であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    定着部材表面の表面情報が、筋状の傷の傷レベルと傷の位置とに係る情報であり、傷の位置を、複数の検知結果に対し、光スポットの配列方向における微分操作により特定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    表面情報検出装置が、傷の位置での検知結果と、複数の検知結果に対する微分操作の結果である微分値の絶対値がゼロ付近に集まる少なくとも2つの位置での検知結果から、傷レベルを判定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の画像形成装置において、
    表面情報検出装置が、複数の光スポットを、定着部材表面に、搬送方向に交わる方向へ順次に照射するものであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    表面情報検出装置は、1方向に配列されたN(≧1)個のLEDと、これらN個のLEDの個々からの光を定着部材表面に光スポットとして集光させるM(N≧M≧1)個のレンズと、各光スポットにおける定着部材表面での反射光を受光するK(N≧K≧1)個のフォトセンサとを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    搬送方向に幅の異なる複数サイズのシート状記録媒体へのトナー画像の定着が可能であり、
    表面情報検出装置を、最大サイズでないシート状記録媒体の幅方向端部を含む該幅方向端部近傍に配置することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1〜8の任意の1に記載の画像形成装置において、
    表面情報検出装置により定着装置の表面に照射される複数の光スポットの配列が、搬送方向に対して直角と異なる方向であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜9の任意の1に記載の画像形成装置において、
    表面情報検出装置が1つであることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1〜10の任意の1に記載の画像形成装置において、
    定着装置の定着部材が定着ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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