JP2013242065A - 加熱調理器およびその安全支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、約20kg以上の実質的な重量を有していても、キッチンへの搬送、据付け、および取外し等の作業を容易にかつ安全に実現できる加熱調理器を提供することを目的する。
【解決手段】本願発明に係る加熱調理器は、吸気窓および排気窓を有する筐体と、筐体上に固定されたトッププレートと、筐体内に配設されたロースタ部と、トッププレート上に配設された一対の接続部と、吸気窓および排気窓、ならびに一対の接続部を覆うように着脱可能に設置された吸排気フィルタと、一対の接続部のそれぞれに固定可能な一対の支持部、およびこれらの支持部を接続する可撓性ベルトを有する安全支持装置とを備え、吸排気フィルタを取り外し、接続部と安全支持装置の支持部とを接続した後、可撓性ベルトをユーザの胴体により支持しながら、キッチンの凹部内に着脱自在に装着されることを特徴とするものである。
【選択図】図8

Description

本願発明は、キッチンに備え付けられた凹部を含むワークトップ内に据え付け、ワークトップから取り外すことを容易にする加熱調理器、およびその安全支持装置に関するものである。
従来のビルトイン型のIH(Induction Heating)クッキングヒータなどの加熱調理器は、その重量が通常約20kg以上あるため、作業者が一人で持ち上げることは重労働であり、ガラス製のトッププレートや精密電子部品を有することから、衝撃を与えることなく、狭小スペースであるワークトップの凹部内に正確に据え付けることは、作業者に多大な負担を強いるものであった。
たとえば特許文献1に記載の埋め込み式加熱調理器は、吸排気口の天板開口部内に持ち手を設け、加熱調理器の設置の際には、持ち手を持ちながらキッチン台(ワークトップの凹部)に取り付けるように構成されている。
また特許文献2に記載の組込み式加熱調理器は、調理器本体を上部ユニットおよび下部ユニットの2つのユニットに分割し、調理器本体を流し台に組み込む際、2分割した一方の上部ユニットを、流し台(ワークトップ)の上面開口穴から収納穴部内に挿入し、他方の下部ユニットを流し台の前面側から前面開口穴内に挿入することにより、組込作業時の作業者のへの負担、とりわけ作業者の手首への負担を軽減するように構成されている。
特開平9−320747号公報 特開2006−292188号公報
上述のように、ビルトイン型のIHクッキングヒータなどの加熱調理器は、その重量が通常約20kg以上あるが、キッチン内の作業スペースは限られており、とりわけワークトップの凹部は狭小であるため、作業者一人で搬送し、据え付け、取り外しの作業を行う必要がある。しかし、作業者が体力的に非力である(頑健でない)場合には、加熱調理器を作業者一人で持ち運びするだけでも相当の重労働となる。
またビルトイン型の加熱調理器をワークトップ内に据え付ける際、通常、加熱調理器本体の上面に設けられたトッププレートの両側を保持して、まず本体の手前側を下方に傾斜させてワークトップの凹部の上方開口部に挿入し、本体の奥手側を徐々に上方開口部内に挿入することにより行っている。このとき、作業者の手首に多大な負担が加わり、誤って加熱調理器をキッチン(ワークトップ)に衝突させて、キッチンおよび加熱調理器本体を傷付ける虞があった。
さらに、加熱調理器のメンテナンスや製品交換の際等、キッチンから加熱調理器を取り外すときには、据え付け時とは逆に、まず本体の奥手側を凹部の上方開口部から上方に持ち上げ、本体を傾斜させた後に、本体の手前側を取り出す。ところが、長期間使用していた加熱調理器において、トッププレートとワークトップとの間には油煙が染み込んで固着していることが多く、バールなどの工具を用いて梃子の作用により引き離す作業が必要となる場合があり、作業者の負担を増大させるだけでなく、キッチンや加熱調理器本体を損傷させる場合があった。
特許文献1に記載の埋め込み式加熱調理器によれば、吸排気口の天板開口部内に持ち手を持ちながらキッチン台に設置することができるが、吸排気口は調理中に発生する油煙やほこりが通る風路を形成するため、長期間の使用において、持ち手に付着した油やほこりで開口部が塞がれてしまい、キッチン台から加熱調理器本体取り外す際には、作業者は油煙まみれの持ち手を保持して本体を引き上げる必要があり、衛生上および作業上好ましくなく、特に作業者の手が持ち手から滑って、本体を落下させる危険すらある。
一方、特許文献2に記載の組込み式加熱調理器によれば、複数のユニットに分割して、それぞれのユニットを軽量化してキッチン(ワークトップ)に組み込むことができるが、加熱調理器の構造や組込み時における分割ユニットの接続が複雑となり、加熱調理器本体のキッチンへの組込み作業に要する作業コストの増大にもたらすものであった。
そこで本願発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、実質的な重量を有する加熱調理器のキッチンへの搬送、据付け、および取外し等の作業を容易にかつ安全に実現できる加熱調理器、ならびにその安全支持装置を提供することを目的とする。
本願発明に係る加熱調理器は、少なくとも1つの吸気窓および排気窓を有し、一対の側壁を有する筐体と、前記筐体上に固定されたトッププレートと、前記筐体内に配設されたロースタ部と、前記一対の側壁のそれぞれに隣接し、前記トッププレート上に配設された一対の接続部と、前記吸気窓および前記排気窓、ならびに前記一対の接続部を覆うように着脱可能に設置された吸排気フィルタと、前記一対の接続部のそれぞれに固定可能な一対の支持部、およびこれらの前記支持部を接続する可撓性ベルトを有する安全支持装置とを備え、前記吸排気フィルタを取り外し、前記接続部と前記安全支持装置の前記支持部とを接続した後、前記可撓性ベルトをユーザの胴体により支持しながら、所定の寸法および形状を有する凹部内に着脱自在に装着されることを特徴とするものである。
本願発明によれば、約20kg以上の実質的な重量を有していても、キッチンへの搬送、据付け、および取外し等の作業を容易にかつ安全に実現できる加熱調理器を提供することができる。
本願発明に係る加熱調理器を概略的に示す斜視図である。 一般的なシステムキッチンおよびその凹部を示す斜視図である。 ワークトップの凹部内に設置された後の加熱調理器を示す斜視図である。 吸排気フィルタを取り除いたときの加熱調理器を示す斜視図である。 本願発明に係る加熱調理器のための安全支持装置を示す斜視図である。 吸気窓および排気窓に隣接して配置された接続部および支持部の具体例を示す拡大平面図、拡大側面図、および拡大斜視図である。 吸気窓および排気窓に隣接して配置された接続部および支持部の別の具体例を示す拡大平面図、拡大側面図、および拡大斜視図である。 本願発明に係る安全支持装置を用いて、システムキッチンのワークトップの凹部内に加熱調理器を据え付ける方法を示す概略図である。 実施形態1に係る(a)および(b)は吸排気フィルタの具体例を示す平面図であり、(c)および(d)は、吸排気フィルタを取り外したときの吸気窓、排気窓、および接続部の平面図である。 実施形態2に係る(a)および(b)は吸排気フィルタの具体例を示す平面図であり、(c)および(d)は、吸排気フィルタを取り外したときの吸気窓、排気窓、および接続部の平面図である。
実施の形態1.
以下、添付図面を参照して本願発明に係る加熱調理器の実施の形態を説明する。各実施の形態の説明および以下の添付図面において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、「上方」および「下方」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本発明を限定するものでない。また以下の添付図面において、同様の構成部品については同様の符号を用いて参照する。
図1〜図9を参照しながら、本願発明に係る加熱調理器の実施の形態1について以下詳細に説明する。図1は本願発明に係る加熱調理器1を概略的に示す斜視図である。図1に示す加熱調理器1は、概略、金属製の本体筐体2、その上側表面のほぼ全体を覆うガラスなどで形成されたトッププレート3、および左右に配置された一対の誘導加熱部10a,10bとを備える。各誘導加熱部10a,10bは、鍋等の調理器具に渦電流を形成することにより鍋自体を発熱させる加熱コイル(図示せず)を有する。なお任意ではあるが、図1に示すように、加熱調理器1は中央に配置された別の加熱部10cを有し、これは加熱コイルを有する誘導加熱部であってもよいし、ラジエントヒータを用いたラジエント加熱部であってもよい。
また本体筐体2は、図1に示すように、鉛直面に平行で、本体筐体2の前後に配置された前壁4aおよび後壁4bと、左右に配置された一対の側壁4c,4dを有し、さらにトッププレート3上の後壁4bに隣接して着脱可能に配設された吸排気フィルタ20を有する。ここでは詳細図示しないが、加熱調理器1は、吸排気フィルタ20の下方に、少なくとも1つの吸気窓30および排気窓32を有する(図4)。吸気窓30は、各誘導加熱部10や加熱コイルに高周波電流を供給する電源回路(図示せず)を冷却するために必要な冷却風の吸気し、排気窓32は油煙を含む温められた空気を外部に排気するためのものである。また吸排気フィルタ20は、吸気窓30および排気窓32を介して本体筐体2内に異物が混入するのを防止するものである。
また加熱調理器1は、ユーザが各誘導加熱部10を調節するための火力調節ダイヤル5と、ユーザが各誘導加熱部10等の駆動条件等を設定するための操作パネル6と、各誘導加熱部10等の制御状態を表示するための液晶ディスプレイパネル7とを備える。
加えて、図1に示す加熱調理器1は、左側に配置された加熱コイル10aの下方であって左側の側壁4cにより近接して配置された、魚等を調理するロースタ部(グリル部ともいう。)8を有する。すなわち、加熱調理器1はロースタ部8が本体筐体2の左側の側壁4cに偏って配置された、いわゆるサイドグリル構造を有するものである。なお詳細図示しないが、本願発明はロースタ部8が本体筐体2の右側の側壁4dに偏って配置された加熱調理器1にも等しく適用することができる。また、加熱調理器1はロースタ部8が本体筐体2の一対の側壁4c,4dの中央に配置された、いわゆるセンタグリル構造を有するものであってもよい。
図2は、一般的なシステムキッチン100およびその凹部102を示す斜視図である。本願発明に係る加熱調理器1は、たとえばビルトイン型のIHクッキングヒータであり、一般的なシステムキッチン100のワークトップ101の凹部102内に据え付けられるものである。すなわちシステムキッチン100は、前方ワークトップ101a、後方ワークトップ101b、および左右一対の側方ワークトップ101c,101dを有し、本願明細書においてはこれらを総称してワークトップ101という。また本願明細書においては、一対の側方ワークトップ101c,101dの間であって、前方ワークトップ101と後方ワークトップ101との間に形成される開口部を上方開口部103といい、同様に一対の側方ワークトップ101c,101dの間であって、前方ワークトップ101と底部102との間に形成される開口部を前面開口部104という。
図3は、図1の加熱調理器1をワークトップ101で形成された凹部102内に設置された後のビルトイン型のIHクッキングヒータ1の斜視図である。また図4は、図3の加熱調理器1の吸排気フィルタ20を取り除いたときの斜視図であり、吸排気フィルタ20により覆われていた吸気窓30および排気窓32を図示している。本願発明に係る加熱調理器1は、図4に示すように、吸排気フィルタ20の下方であって、一対の側壁4c,4dおよび後壁4bに隣接し、トッププレート3上に配設された一対の接続部35a,35bを有する。接続部35a,35bはトッププレート3または本体筐体2に固定されるものである。すなわち本願発明に係る吸排気フィルタ20は、吸気窓30および排気窓32を介して本体筐体2内に異物が混入するのを防止するとともに、機械的で無機質な外観を呈する接続部35a,35bを隠して、加熱調理器1の使用の際の外観のデザイン性(美観)を向上させるものである。
図5は、本願発明に係る加熱調理器1のための安全支持装置50を示す斜視図である。本願発明に係る安全支持装置50は、加熱調理器1の一対の接続部35a,35bに着脱可能に固定可能な一対の支持部55a,55bと、これらを接続する可撓性ベルト57とを有する。
また支持部55a,55bと可撓性ベルト57との間には、図5に示すように、これらを確実に連結するストラップ58を有していてもよい。安全支持装置50の支持部55a,55b、可撓性ベルト57(ストラップ58を含む)、および加熱調理器1の接続部35a,35bは、支持部55a,55bが接続部35a,35bに取り付けられたとき、実質的な重量を有する加熱調理器1を確実に支持できるように構成されている。
図6(a)〜図6(c)および図7(a)〜図7(c)は、吸気窓30および排気窓32に隣接して配置された接続部35a,35bおよび支持部55a,55bの一例を示す拡大平面図、拡大側面図、および拡大斜視図である。加熱調理器1の接続部35a,35bは、板金加工の押し出しやしぼり加工、安価な部品の追加によって簡単に構成でき、たとえばU字状に板金加工された金属板(U字状突起部)またはU字状フックを本体筐体2に溶接により固定することにより形成してもよいし、本体筐体2を構成する金属板をU字状に押し出し加工して形成してもよい(図5(a),図5(b))。また接続部35a,35bは、ねじ加工されたアイボルト(図6(a),図6(b))を本体筐体2に貫通させ、その下方に設けたナット36と螺合させることにより固定してもよい。接続部35a,35bをアイボルト35およびナット36により構成すると、搬送時の振動や可撓性ベルトのたわみなどで外れることなく、特に信頼性の高い接続を実現することができる。上記以外でも、加熱調理器1の接続部35a,35bは、当業者により容易に想到される任意の手法を用いて形成することができる。
また安全支持装置50の支持部55a,55bは、U字フックやロックフック等により簡便な構成で実現でき(図6(c)および図7(c))、安全支持装置50の可撓性ベルト57は、後述するように、作業者の胴体(肩、首、または背中)に直接的に適合し、作業者の胴体に局在的な負荷を与えないような素材で構成されることが好ましく、たとえばゴムや織布などで形成された弾性ベルトで構成してもよい。
次に、本願発明に係る安全支持装置50を用いて、システムキッチン100のワークトップ101の凹部102内に加熱調理器1を据え付ける方法について説明する。図8(a)において、まず加熱調理器1の後壁4bから突出した電源プラグ9をシステムキッチンの凹部102内に配設された電源コンセント105に差し込む。
次に、図8(b)に示すように、安全支持装置50の支持部55a,55bを加熱調理器1の接続部35a,35bに固定し、図8(a)に示すように、安全支持装置50の可撓性ベルト57を作業者の胴体に固定するとともに、加熱調理器1のトッププレート3の左右の端部を作業者の手により把持することにより、加熱調理器1を持ち上げ、システムキッチン100のワークトップ101の凹部102上まで搬送する。
そして加熱調理器1の前壁4aを下方に傾斜させてワークトップ101の凹部102の上方開口部103に挿入した後(図8(a))、加熱調理器1の後壁4bを徐々に上方開口部103内に挿入して、加熱調理器1を凹部102内に設置する(図8(b))。加熱調理器1を凹部102内に設置された後には、安全支持装置50の支持部55a,55bを加熱調理器1の接続部35a,35bから取り外し、吸排気フィルタ20を吸気窓30および排気窓32の上方に取り付ける。
以上説明したように、本願発明によれば、加熱調理器1の接続部35a,35bを安全支持装置50の支持部55a,55bに固定して、作業者の肩等の胴体により加熱調理器1を支持するとともに、加熱調理器1のトッププレート3の左右の端部を作業者の手により把持することにより、相当の重量を有する加熱調理器1を安定して保持した状態で、加熱調理器1をワークトップ101の凹部102内に設置することができる。したがって、本願発明によれば、作業者が体力的に非力であっても、加熱調理器1を容易にかつ安全にキッチンへ搬送し、ワークトップ101の凹部102内に据付けることができる。
本願発明は、加熱調理器1をワークトップ101の凹部102から取り外す際にも、極めて有用な効果を奏する。すなわち加熱調理器1を長期間使用したとき、加熱調理器1のトッププレート3とワークトップ101との間には油煙が染み込んで固着している場合があるが、本願発明に係る加熱調理器1の接続部35a,35bを安全支持装置50の支持部55a,55bに固定して、可撓性ベルト57を手前に強く引き上げることにより、容易に加熱調理器1をワークトップ101の凹部102から取り外すことができる。したがって本願発明によれば、前掲特許文献1のように、作業者は油煙まみれの持ち手を保持して加熱調理器1を引き上げる必要はなく、作業者にとって衛生上および作業上きわめて好ましく、かつ作業者の手が持ち手から滑って加熱調理器1を落下させる危険を排除することができる。また、バールなどの工具を用いて梃子の原理を利用して取り外す必要もなく、キッチンや加熱調理器1を損傷させるリスクを排除することができる。
さらに本願発明によれば、前掲特許文献2のように、加熱調理器1を複数のユニットに分割する必要もなく、キッチンへの組込み作業に要する作業コストの増大を回避することができる。
図9(a)および図9(b)は、例示的な吸排気フィルタ20の平面図であり、図9(c)および図9(d)は、吸排気フィルタ20を取り外したときの加熱調理器1の吸気窓30、排気窓32、および接続部35a,35bの平面図である。本願発明に係る吸排気フィルタ20は複数の貫通孔22を有し、短冊状(図9(a))または円形状(9(b))等のさまざまな形状を有していてもよい。ただし吸排気フィルタ20の貫通孔22は、吸気窓30および排気窓32に対向するように配置されることが好ましい。換言すると、接続部35a,35bに油煙やほこりが付着しにくくするために、図9(c)に示すように、吸排気フィルタ20は、接続部35a,35bの対向する位置には貫通孔22を設けないことが好ましい。また、たとえばセンタグリル構造を有する加熱調理器1において、図9(d)に示すように、外部からの冷たい空気を筐体2内に取り込むための一対の吸気窓30a,30bと、筐体2内で温められた空気を排気するための単一の排気窓32とを有していてもよい。この場合においても、好適には、接続部35a,35bの対向する位置には貫通孔22を配設しないことが好ましい。
実施の形態2.
図10を参照しながら、本願発明に係る加熱調理器の実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る加熱調理器1は、各接続部35a,35bと吸気窓30および排気窓32との間に配設された風路遮蔽板60a,60bを有する点を除き、実施の形態1の加熱調理器1と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。
図10(a)および図10(b)は、実施の形態2に係る例示的な吸排気フィルタ20の平面図であり、図10(c)および図10(d)は、吸排気フィルタ20を取り外したときの加熱調理器1の吸気窓30、排気窓32、接続部35a,35b、および風路遮蔽板60a,60bの平面図である。上述のとおり、実施の形態2に係る加熱調理器1は、各接続部35a,35bと吸気窓30および排気窓32との間に配設された風路遮蔽板60,60bを有する。吸気窓30の上方にある複数の貫通孔22から外気が吸気窓30内に取り込まれた後、各誘導加熱部10を冷却して温められた油煙を含む空気が排気窓32から複数の貫通孔22を介して排気されるが、風路遮蔽板60,60bを設けたことにより、油煙を含む空気が加熱調理器1の接続部35a,35b(とりわけ排気窓32に隣接する接続部35b)に流入することを防止することができる。したがって本願発明に係る風路遮蔽板60,60bによれば、接続部35a,35bに対する油煙を含む空気の流入を阻止し、長期間使用における接続部35a,35bに対する油煙や埃の付着や蓄積を防止することができる。よって、風路損失を低減できる他、加熱調理器1をワークトップ101の凹部102から取り外す際、安全支持装置50の支持部55a,55bを接続部35a,35bに固定する際、支持部55a,55bが油まみれになることを防止することができ、清潔な作業環境を担保することができる。
また、風路遮蔽板60,60bを設けた場合、吸排気フィルタ20の貫通孔を吸気窓30および排気窓32に対向するように吸排気フィルタ20の上面に全体的に配置してもよく、デザイン性を向上させることができる。また、接続部35a,35bの油付着を防止することにより、可撓性ベルト57の接続部35a,35bにも油が付着することを回避することができ、接続部35a,35bが作業者の衣類等に触れて衣類を汚すこともないといった特有の効果を実現するものである。
1…加熱調理器、2…本体筐体、3…トッププレート、4a…前壁、4b…後壁、4c,4d…側壁、5…火力調節ダイヤル、6…操作パネル、7…液晶ディスプレイパネル、8…ロースタ部(グリル部)、9…電源プラグ、10…誘導加熱部、20…吸排気フィルタ、22…貫通孔、30…吸気窓、32…排気窓、35…接続部(アイボルト)、36…ナット、50…安全支持装置、55…支持部、57…可撓性ベルト、58…ストラップ、60…風路遮蔽板、100…システムキッチン、102…凹部、101…ワークトップ、103…上方開口部、104…前面開口部、105…電源コンセント。

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの吸気窓および排気窓を有し、一対の側壁を有する筐体と、
    前記筐体上に固定されたトッププレートと、
    前記筐体内に配設されたロースタ部と、
    前記一対の側壁のそれぞれに隣接し、前記トッププレート上に配設された一対の接続部と、
    前記吸気窓および前記排気窓、ならびに前記一対の接続部を覆うように着脱可能に設置された吸排気フィルタと、
    前記一対の接続部のそれぞれに固定可能な一対の支持部、およびこれらの前記支持部を接続する可撓性ベルトを有する安全支持装置とを備え、
    前記吸排気フィルタを取り外し、前記接続部と前記安全支持装置の前記支持部とを接続した後、前記可撓性ベルトをユーザの胴体により支持しながら、所定の寸法および形状を有する凹部内に着脱自在に装着されることを特徴とする加熱調理器。
  2. 吸排気フィルタは、複数の貫通孔を有し、吸気窓および排気窓が前記貫通孔と対向しないように設置されることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 一対の接続部のそれぞれと、吸気窓および排気窓との間に配設された風路遮蔽板を有することを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 接続部は、筐体に固定されたU字状突起部、フック、またはアイボルトであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の加熱調理器。
  5. 加熱調理器のための安全支持装置であって、
    前記加熱調理器は、
    少なくとも1つの吸気窓および排気窓を有し、一対の側壁を有する筐体と、
    前記筐体上に固定されたトッププレートと、
    前記筐体内に配設されたロースタ部と、
    前記一対の側壁のそれぞれに隣接し、前記トッププレート上に配設された一対の接続部と、
    前記吸気窓および前記排気窓、ならびに前記一対の接続部を覆うように着脱可能に設置された吸排気フィルタとを有し、
    前記安全支持装置は、一対の接続部のそれぞれに固定可能な一対の支持部、およびこれらの前記支持部を接続する可撓性ベルトを有し、
    前記加熱調理器の前記吸排気フィルタを取り外し、前記加熱調理器の前記接続部と前記支持部とを接続した後、前記可撓性ベルトをユーザの胴体により支持しながら、所定の寸法および形状を有する凹部内に加熱調理器を着脱自在に装着することを特徴とする安全支持装置。
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JP2005257152A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 組込み式加熱調理器

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