JP2013239795A - デジタルフィルタの係数設定装置、係数設定方法、係数設定プログラム及びデジタルフィルタを用いた音声再生装置 - Google Patents

デジタルフィルタの係数設定装置、係数設定方法、係数設定プログラム及びデジタルフィルタを用いた音声再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】集音位置における音場補正を実行した場合に、センター定位の乱れを低減できるデジタルフィルタの係数を設定する。
【解決手段】係数設定装置122は、複数のスピーカにデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために音の出力を制御する放音制御部126aと、放音された各音を集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部126bと、集音された各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部126cと、求められた各音の周波数領域毎のレベルに基づいて複数のデジタルフィルタ121a,121bの係数を同じ値に設定する設定部126dとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルフィルタの係数設定装置、係数設定方法、係数設定プログラム及びデジタルフィルタを用いた音声再生装置に関する。
特許文献1〜3には、デジタルフィルタによって音場補正を実行する技術が開示されている。特許文献1〜3では、離間して設置された複数のスピーカから出力されるホワイトノイズ等の測定音を、予め設定された集音位置(聴取者に対応する位置、試聴位置、試聴ポイント)に設置されたマイクロフォンによって測定し、測定された測定音に基づいて、集音位置の音声の周波数領域毎の振幅が略均一となるように補正するためのデジタルフィルタの係数が設定されている。これらの技術では、測定音がスピーカ毎に測定され、デジタルフィルタがスピーカに応じたチャンネル毎に設定されている。
特許第2755081号公報 特開2005−338453号公報 特開2005−341384号公報
各スピーカがオーディオルーム等の室内に設置された場合、音声を聴く試聴者には、各スピーカから最短距離で直接到達する直接音と、各スピーカから室内の壁や、天井、家具等に反射してから到達する反射音との合成音が聞こえている。
ここで簡単には、聴取位置に到達する直接音の振幅、音圧、パワーなどの周波数スペクトルの形状は放音された音声の周波数スペクトルの形状と同じで、全体のレベルのみが変化する。これに対して、反射音は、反射する壁等の材料の反射率や、吸音率、透過率がそれぞれ異なるため、直接音に比べて、特定の周波数領域のレベルが低くなる等により、聴取位置に到達する反射音の周波数スペクトルの形状は、放音された音声の周波数スペクトルの形状と異なる可能性が高い。また、人間の聴覚では、各スピーカの中間位置から聞こえる音声(例えば、CDに録音された楽曲のボーカルやメイン楽器の音声)であるモノラル成分の定位、所謂センター定位(中央定位、音像定位)が、最先で到達し且つレベルが反射音に比べて高い直接音に大きく左右される。よって、各チャンネルの直接音に含まれる周波数領域毎のレベルや位相がそれぞれ同じ値となる場合に、センター定位が安定化し易くなっている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術では、デジタルフィルタの係数がチャンネル毎に異なる値で設定されることがあるため、直接音と反射音とを含む音声全体のレベルが周波数領域毎に補正されて、直接音の周波数領域毎のレベルが各チャンネルで異なる場合があり、センター定位が乱れる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、集音位置における音場補正を実行した場合に、センター定位の乱れを低減できるデジタルフィルタの係数を設定することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るデジタルフィルタの係数設定装置は、
離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部と、
前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部と、
前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部と、
前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るデジタルフィルタの係数設定方法は、
離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御ステップと、
前記放音制御ステップによって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得ステップと、
前記音取得ステップによって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理ステップと、
前記音処理ステップによって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定ステップと、
を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るデジタルフィルタの係数設定プログラムは、
コンピュータを、
離間して配置されて制御可能に接続された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部、
前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部、
前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部、
前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部、
として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るデジタルフィルタを用いた音声再生装置は、
離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部と、
前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部と、
前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部と、
前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部と、
前記複数のデジタルフィルタで構成され、前記設定部によって設定された前記係数に基づいて、前記音声信号を補正する補正部と、
前記補正部によって補正された前記音声信号を前記複数のスピーカから放音させて再生させるために前記音声信号の出力を制御する再生制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、集音位置における音場補正を実行した場合に、センター定位の乱れを低減できるデジタルフィルタの係数を設定することができる。
本発明の実施形態に係る係数設定装置を備えるオーディオシステムの一例を表すシステム構成図である。 音場補正装置の一構成例を表す図である。 係数設定装置が実行する係数設定処理の一例を表すフローチャートである。 オーディオルームを上方から見下ろした図であり、直接音および反射音の一例を表す図である。 (a)は従来の構成によってテスト信号を集音したシミュレート結果の一例を表す図である。(b)は本実施形態によってテスト信号を集音したシミュレート結果の一例を表す図である。
以下、本発明の実施形態に係る係数設定装置を備えるオーディオシステムについて、添付図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係るオーディオシステム(オーディオ装置、音声再生装置)100は、デジタルオーディオ信号(デジタルの音声信号、以下、単に「デジタル信号」とする)に音場補正を施して図1の点線に示すオーディオルーム(リスニングルーム、部屋)200に音声を再生するシステムである。オーディオシステム100は、図1に示すように、プレーヤ装置110、音場補正装置120、出力回路130、スピーカ140及びマイクロフォン150を備える。
プレーヤ装置110は、デジタル音源111と、デジタル入力部112と、アナログ音源113と、マイクアンプ114と、第1スイッチ115と、AD(Analog/Digital)コンバータ116と、第2スイッチ117とを備え、音場補正装置120に音声(デジタル信号)を出力する装置である。
デジタル音源111は、デジタルの音声信号(デジタル信号)が録音されたCD(Compact Disc)で構成されている。
デジタル入力部112は、デジタル音源111のデジタル信号の読取装置で構成されており、読み取ったデジタル信号を音場補正装置120に入力する。
アナログ音源113は、レコード盤からのアナログオーディオ信号(アナログの音声信号、以下、単に「アナログ信号」とする)の読取装置で構成されている。
マイクアンプ114は、入力端子114aを備え、入力端子114aに接続されたマイクロフォン150からのアナログ信号を増幅する。
第1スイッチ115は、図2に示す制御部126によって制御され、ADコンバータ116に出力するアナログ信号を、アナログ音源113から入力されるアナログ信号と、マイクアンプ114から入力されるアナログ信号との間で切り替える。
ADコンバータ116は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
第2スイッチ117は、図2に示す制御部126によって制御され、音場補正装置120に出力するデジタル信号を、デジタル入力部112から入力されるデジタル信号と、ADコンバータ116から入力されるデジタル信号との間で切り替える。
音場補正装置120は、デジタルフィルタ121と、デジタルフィルタ121の係数設定装置122とを備え、入力された音声(デジタル信号)のレベルを補正することにより、オーディオシステム100の音場補正を実行する。音場補正装置120は、公知のDSP(Digital Signal Processor)ユニットで構成されている。
デジタルフィルタ(補正部)121は、図2に示すように、Lch(Left channel、左側スピーカに応じたチャンネル)用フィルタ121aと、Rch(Right channel、右側スピーカに応じたチャンネル)用フィルタ121bとから構成される。デジタルフィルタ121は、公知のIIR(Infinite Impulse Response、無限インパルス応答)フィルタで構成されている。
ここで、IIRフィルタは、i回目の入力信号及び出力信号をそれぞれxi,yiとし、フィードフォワードする入力信号のオーダ数をNとし、フィードバックする出力信号のオーダ数をMとし、フィードフォワードのフィルタ係数をaiとし、フィードバックのフィルタ係数をbiとした場合に、n回目の入力信号xnからの出力信号ynが以下の式(1)で示される。
n=a0n+a1n-1+a2n-2+…+aNn-N
−(b1n-1+b2n-2+…+bMn-M) …(1)
よって、デジタルフィルタ121は、プレーヤ装置110から入力されたデジタル信号xに、フィルタ係数a0〜bMに従ってフィルタ処理を実行して出力された信号ynを出力回路130に出力する。
Lch用フィルタ(第1デジタルフィルタ)121aは、係数記憶部121cを備え、デジタル信号のうちの後述するLch用スピーカ141への出力信号であるLch用デジタル信号(第1音声信号、第1入力信号)に、式(1)に示すフィルタ処理を実行する。
Rch用フィルタ(第2デジタルフィルタ)121bは、係数記憶部121cを備え、デジタル信号のうちの後述するRch用スピーカ142への出力信号であるRch用デジタル信号(第2音声信号、第2入力信号)に、式(1)に示すフィルタ処理を実行する。
係数記憶部121cは、記憶内容を更新可能で電源を遮断すると記憶内容を保持不能となる揮発性のメモリで構成され、電源が入力された場合に、係数記憶部127aから取得したフィルタ係数a0〜bMを記憶する。
係数設定装置122は、図2に示すように、テスト信号源(デジタルフィルタ調整用の音源)123と、Lch用スイッチ124と、Rch用スイッチ125と、制御部126と、記憶部127とから構成されている。係数設定装置122は、デジタルフィルタ121のフィルタ係数a0〜bMを設定する。
テスト信号源123は、可変周波数型の発振器(OSC:oscillator、オシレータ)で構成され、テスト信号(デジタルフィルタ調整用の音)を出力する。テスト信号には、スイープ信号(スイープ音、周波数変化音)が予め設定されている。
Lch用スイッチ124は、制御部126によって制御され、出力回路130に出力する信号を、Lch用フィルタ121aから入力されるLch用デジタル信号と、テスト信号源123から入力されるテスト信号との間で切り替える。
Rch用スイッチ125は、制御部126によって制御され、出力回路130に出力する信号を、Rch用フィルタ121bから入力されるRch用デジタル信号と、テスト信号源123から入力されるテスト信号との間で切り替える。
制御部126は、放音制御部126aと、音取得部126bと、音処理部126cと、設定部126dと、再生制御部126eとを備える。制御部126は、マイクロコンピュータで構成され、記憶部127に保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、オーディオシステム100の全体制御を行う。
放音制御部126aは、2chのスピーカ141,142にテスト信号を同時に放音させるためにテスト信号の出力を制御する。放音制御部126aは、使用者によってオーディオシステム100の設定モードが選択された場合に、スイッチ124,125を制御して、テスト信号源123と出力回路130とを接続し、テスト信号源123を制御して、スピーカ141,142に同一のテスト信号を同時に出力することにより、スピーカ141,142からテスト信号を同時に放音させる。
音取得部126bは、放音制御部126aによって放音されたスピーカ141,142からのテスト信号を、マイクロフォン150を介して取得する。音取得部126bは、スイッチ115,117を制御して、マイクロフォン150と音場補正装置120とを接続し、マイクロフォン150から音場補正装置120に入力されたスピーカ141,142からのテスト信号の合成音を放音が終了するまで取得する。ここで、合成音とは、図4に示すように、マイクロフォン150に集音される2chのスピーカ141,142のテスト信号(直接音及び反射音を含む)が合成された音声を意味する。音取得部126bは、取得した合成音を記憶部127に一時記憶する。
音処理部126cは、音取得部126bによって取得された合成音の周波数領域毎のレベルを求める。音処理部126cは、合成音の取得時期に基づいて、合成音の周波数領域毎の振幅を求める。なお、テスト信号源123からのテスト信号はスイープ信号であるため、音処理部126cは、ADコンバータ116のサンプリング周波数に基づいて、合成音のサンプリング時期とスイープ信号の周波数領域とを対応付けることにより、合成音の周波数領域毎の振幅を求める。
設定部126dは、音処理部126cによって求められた合成音の周波数領域毎の振幅に基づいて、2chのフィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bMを同じ値に設定する。設定部126dは、スイープ信号の全周波数領域共通の振幅値Asに対して、合成音の全周波数領域の振幅値A1〜AKがそれぞれ異なる定数k1〜kK倍となっている場合に、フィルタ121a,121bによって補正された振幅値A1′〜AK′が予め設定された定数k倍となるようにフィルタ係数a0〜bMを設定する。即ち、設定部126dは、補正前の合成音についてAs=k11=…=kKK,k1≠…≠kKが成立する場合に、As=kA1′=…=kAK′,A1′=…=AK′が成立するように合成音を補正するフィルタ係数a〜bMを設定する。また、設定部126dは、設定したフィルタ係数a0〜bMを係数記憶部127aに記憶する。
再生制御部126eは、デジタルフィルタ121によって補正された音源111,113からの音声信号をスピーカ140から放音させて再生させるために前記音声信号の出力を制御する。再生制御部126eは、使用者によってオーディオシステム100の再生モードが選択された場合に、スイッチ115,117,124,125を制御して音源111,113からスピーカ140までを接続し、音源111,113の音声信号をデジタルフィルタ121を介してスピーカ140に出力することにより、スピーカ140から音場補正された音声を放音して再生させる。
記憶部127は、係数記憶部127aを備え、制御部126がソフトウェア処理の対象とするデータを一時的に記憶する記憶装置である。記憶部127は、記憶内容を更新可能で電源を遮断しても記憶内容を保持可能な不揮発性のRAM(Random Access Memory)で構成されている。
係数記憶部127aは、設定部126dによって設定されたフィルタ係数a0〜bMを記憶する。
出力回路130は、図1に示すように、DA(Digital/Analog)コンバータ131と、ボリューム装置132と、スピーカアンプ133とを備え、スピーカ140にアナログ信号を出力する。
DAコンバータ131は、音場補正装置120から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。
ボリューム装置(レベル調節装置)132は、Lch用ボリューム装置132aと、Rch用ボリューム装置132bとを備え、入力されたアナログ信号のレベルを調整する。
Lch用ボリューム装置132aは、アナログ信号のうち、Lch用デジタル信号に応じたLch用アナログ信号のレベルを調整する。
Rch用ボリューム装置132bは、アナログ信号のうち、Rch用デジタル信号に応じたRch用アナログ信号のレベルを調整する。
スピーカアンプ133は、Lch用アンプ133aと、Rch用アンプ133bとを備え、ボリューム装置132で調整されたレベルになるまで入力されたアナログ信号を増幅する。
Lch用アンプ133aは、Lch用ボリューム装置132aで調整されたレベルになるまでLch用アナログ信号を増幅する。
Rch用アンプ133bは、Rch用ボリューム装置132bで調整されたレベルになるまでRch用アナログ信号を増幅する。
スピーカ140は、Lch用スピーカ141と、Rch用スピーカ142とを備え、出力回路130から出力された音声(アナログ信号)を放音する。
Lch用スピーカ(第1スピーカ)141は、集音位置に対して前側左方に配置され、アナログ信号のうちのLch用アナログ信号を放音する。
Rch用スピーカ(第2スピーカ)142は、集音位置に対して前側右方に配置され、アナログ信号のうちのRch用アナログ信号を放音する。
マイクロフォン150は、デジタルフィルタ121のフィルタ係数a0〜bMの設定時に集音位置に配置され、集音位置において、スピーカ141,142から放音された音声のアナログ信号を集音する。
ここで、図2に示す制御部122は、図3に示す係数設定処理を実行することにより、記憶部127と協働して、図2に示す放音制御部126a、音取得部126b、音処理部126c及び設定部126dとして機能する。
使用者によってオーディオシステム100の設定モードが選択されると、放音制御部126aは、スイッチ124,125を制御してテスト信号源123と出力回路130とを接続してテスト信号源123からテスト信号を同時に出力することにより、スピーカ141,142からテスト信号を同時に放音させる(ステップS01)。
これに対し、音取得部126bは、スイッチ115,117を制御してマイクロフォン150と音場補正装置120とを接続し、マイクロフォン150を介してテスト信号の合成音を取得して記憶部127に一時記憶する(ステップS02)。テスト信号の放音が終了しておらず、合成音が取得できた場合(ステップS03;No)、テスト信号源123は、テスト信号の周波数を大きくする(ステップS04)。また、テスト信号の合成音の放音が終了して取得できなかった場合(ステップS03;Yes)、音処理部126cは、記憶部127に一時記憶されたテスト信号の合成音の振幅のサンプリング時期とスイープ信号の周波数領域とを対応付けて合成音の周波数領域毎の振幅を求める(ステップS05)。
そして、設定部126dは、求められた合成音の周波数領域毎の振幅値A1〜AKについてAs=k11=…=kKK,k1≠…≠kKとなる場合に、As=kA1′=…=kAK′,A1′=…=AK′となる振幅値A1′〜AK′に補正するフィルタ係数a0〜bMを設定して係数記憶部127aに記憶し(ステップS06)、係数設定処理を終了する。
上記実施形態1に係る係数設定装置122によれば、スピーカ141,142からテスト信号を同時に放音させて取得した合成音からフィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bMを同じ値に設定できる。
また、再生制御部126eは、使用者によってオーディオシステム100の再生モードが選択されると、フィルタ係数a0〜bMが同じ値に設定されたフィルタ121a、121bによって音源111,113からの音声信号をフィルタ処理して、オーディオルーム200で音場補正された音声を再生させることができる。即ち、再生制御部126eは、再生モードで音声が入力された場合に、集音位置で聞こえる音声の周波数領域毎の振幅が、放音された音声の周波数領域毎の振幅の定数倍となり、レベルが変化しても周波数スペクトルの形状が変化しないように音場補正することができる。
実施形態1のオーディオルーム200は、図4に示すように、左壁201及び右壁202を備えている。よって、オーディオルーム200においてスピーカ140から音声を放音した場合には、マイクロフォン150には、少なくとも、各スピーカ141,142からの直接音301a,301bと、左壁201からの左反射音302a,302bと、右壁202からの右反射音303a,303bとが到達する。実施形態1では、オーディオルーム200は、各スピーカ141,142が右壁202側に寄って配置されている。
よって、各反射音302a,302b,303a,303bがマイクロフォン150に到達する方向や直接音301a,301bに対する遅れ時間が各スピーカ141,142毎に異なっている。
ここで、オーディオルーム200において係数設定処理のシミュレーションを実行した場合に、集音位置で集音されたテスト信号の周波数領域毎のレベルの一例を図5に示す。なお、図5に示すグラフの縦軸は音圧レベル[dB]であり横軸は周波数[Hz]である。
設定モードが選択された場合に、スピーカ141,142毎にテスト信号を異なる時間帯に放音させてフィルタ係数a0〜bM,a0′〜bM′をフィルタ121a,121b毎に設定する場合について考える。この場合、図5(a)に示すように、合成音の周波数スペクトルの形状がスピーカ141,142毎に異なり、フィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bM,a0′〜bM′がそれぞれ異なる値で設定される(a0≠a0′,…,aN≠aN′,b1≠b1′,…,bM≠bM′)。この結果、再生モードで音声を再生した場合に、直接音301a,301bの周波数領域毎の振幅が、フィルタ係数a0〜bM,a0′〜bM′が互いに異なる値のフィルタ121a,121bによって補正され、センター定位が乱れる。
これに対して、実施形態1の係数設定装置122は、設定モードが選択された場合に、図5(b)に示すように、スピーカ141,142からテスト信号を同時に放音させてフィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bMを同じ値に設定する。この結果、実施形態1のオーディオシステム100では、再生モードで音声を再生した場合に、直接音301a,301bの周波数領域毎の振幅を、同じ値のフィルタ係数a0〜bMが設定されたフィルタ121a,121bによって補正でき、センター定位の乱れを低減できる。
この結果、実施形態1の係数設定装置122を備えたオーディオシステム100は、集音位置における音場補正を実行した場合に、センター定位の乱れを低減可能なフィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bMを設定できる。
また、スピーカ141,142毎にテスト信号を異なる時間帯に放音させてフィルタ係数a0〜bM,a0′〜bM′をフィルタ121a,121b毎に設定する場合、スピーカ141,142の台数分だけ係数設定処理を繰り返し実行する必要がある。
これに対し、実施形態1の係数設定装置122は、係数設定処理を1回実行するだけでフィルタ121a,121bのフィルタ係数a0〜bMを同時に設定することができ、フィルタ係数a0〜bMを設定するための時間や計算負荷等を低減できる。
なお、実施形態1のデジタル音源111は、CDで構成したが、例えば、デジタルの音声信号(デジタル信号)が録音されたDVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク、ハードディスク、フラッシュメモリで構成することも可能である。
なお、実施形態1のアナログ音源113は、レコード盤の読取装置で構成したが、例えば、アナログ信号が録音されたカセットテープの読取装置で構成することも可能である。
なお、実施形態1のテスト信号源123は、テスト信号としてスイープ信号を出力したが、例えば、タイムシフトスイープ音、ホワイトノイズ、ピンクノイズを出力することも可能である。
なお、実施形態1の制御部126は、マイクロコンピュータで構成したが、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の他のコンピュータ装置で構成することも可能である。
なお、実施形態1の音処理部126cは、ADコンバータ116のサンプリング周波数に基づいて、合成音のサンプリング時期とスイープ信号の周波数領域とを対応付けることにより、合成音の周波数領域毎の振幅を求めたが、例えば、デジタルフィルタ121の標本化周期で、合成音の周波数解析に利用可能な公知の演算手法(FFT:Fast Fourier Transform、高速フーリエ変換や、離散フーリエ変換等のその他のフーリエ変換、自己相関関数、ウェーブレット変換等)を適用して、合成音の周波数領域毎の振幅を求めることも可能である。
なお、実施形態1の音処理部126cでは、合成音の周波数領域毎の振幅を求めたが、例えば、合成音の周波数領域毎の音圧やパワーを求めることも可能である。
なお、実施形態1の設定部126dでは、補正後の合成音の周波数領域毎の振幅値A1′〜AK′がテスト信号の全周波数領域共通の振幅値Asの定数k倍となるようにフィルタ係数a0〜bMを設定したが、例えば、周波数領域が変化するに連れて振幅値A1′〜AK′が波状に変化する振幅カーブとしたり、放音したテスト信号の振幅値Asの定数k倍に対してオフセットを加えたりして、振幅値Asの略定数k倍とすることも可能である。また、例えば、人間の耳で聞こえる周波数領域の振幅値を上記のように補正しつつ、人間の耳では聞こえない周波数領域の振幅が減衰するように補正することも可能である。すなわち、デジタルフィルタ121をローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタとして構成することも可能である。
なお、実施形態1のスピーカ140は、左右の2台のスピーカ141,142で構成したが、例えば、3台以上のスピーカで構成することも可能である。この場合、実施形態1と同様に、全てのスピーカからテスト信号を同時に放音する係数設定処理を実行することにより、本発明の作用効果を奏することが可能である。例えば、ホームシアター等に用いられる5.1chでは、Lch、Rchだけでなく、Cch(Center channel、前側中央のチャンネル)、SLch(Surround Left channel、後側左方のチャンネル)、SRch(Surround Right cannel、後側左方のチャンネル)、SWch(SubWoofer channel、低音専用チャンネル)の6台のスピーカで構成される。このとき、各スピーカからテスト信号を異なる時間帯に放音させてフィルタ係数がフィルタ毎に設定される場合、音声の立体的なセンター定位が不安定になるが、本発明を適用することにより、音声の立体的なセンター定位の乱れを低減できる。
なお、実施形態1の係数記憶部127aは、Lch用フィルタ121aの係数記憶部121cとRch用フィルタ121bの係数記憶部121cとが共用するフィルタ係数a0〜bMを記憶しているが、例えば、係数記憶部121cを不揮発性のRAMによって構成して、設定部126cによってフィルタ係数a0〜bMが設定された場合に、Lch用フィルタ121aの係数記憶部121cとRch用フィルタ121bの係数記憶部121cとに同じ値のフィルタ係数a0〜bMを別々に記憶し、係数記憶部127aを省略することも可能である。
なお、実施形態1のフィルタ121a,121bは、それぞれIIRフィルタで構成されているが、これに限定されず、例えば、公知のFIR(Finite Impulse Response、有限インパルス応答)フィルタで構成することも可能である。この場合、振幅等の周波数特性を変化させると位相がズレる可能性があるIIRフィルタに対して、FIRフィルタは直線位相となるようにフィルタ係数a0〜aNを設定することが可能であり、周波数領域を変化させても位相がズレないようにすることが可能である。
なお、実施形態1の音場補正装置120を備えたオーディオシステム100では、図4に示すように、集音位置の前方がスピーカ141,142の中間位置(スピーカ140の中央位置)となるようにスピーカ141,142を配置することが好ましいが、これに限定されず、中間位置からずれた位置に集音位置を設定することも可能である。よって、本発明の音場補正装置120を備えたオーディオシステム100は、例えば、カーナビゲーション装置等に内蔵して車両に搭載することも可能である。また、本発明の音場補正装置120は、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、ブルーレイディスクプレーヤ又は携帯型のオーディオプレーヤに内蔵することも可能である。
なお、実施形態1の係数設定装置122と同様の機能や構成を予め備えた係数設定装置によって本発明を実現できることはもとより、既存の係数設定装置にプログラムを適用することで、本発明に係るデジタルフィルタの係数設定方法及び係数設定装置、デジタルフィルタを用いた音声再生装置として機能させることもできる。この場合、上記実施形態1で例示した係数設定装置122と同様の構成を備えたコンピュータ(CPU等)に、上述した係数設定装置122の機能と同様の機能を実現させるためのプログラムを実行させることで、本発明に係る係数設定装置として機能させることができる。
なお、このようなプログラムの適用方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
121a…Lch用フィルタ
121b…Rch用フィルタ
122…係数設定装置
126a…放音制御部
126b…音取得部
126c…音処理部
126d…設定部
126e…再生制御部
141…Lch用スピーカ
142…Rch用スピーカ
150…マイクロフォン

Claims (4)

  1. 離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部と、
    前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部と、
    前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部と、
    前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部と、
    を備えることを特徴とするデジタルフィルタの係数設定装置。
  2. 離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御ステップと、
    前記放音制御ステップによって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得ステップと、
    前記音取得ステップによって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理ステップと、
    前記音処理ステップによって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定ステップと、
    を有することを特徴とするデジタルフィルタの係数設定方法。
  3. コンピュータを、
    離間して配置されて制御可能に接続された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部、
    前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部、
    前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部、
    前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部、
    として機能させることを特徴とするデジタルフィルタの係数設定プログラム。
  4. 離間して配置された複数のスピーカに予め設定されたデジタルフィルタ調整用の音を同時に放音させるために前記音の出力を制御する放音制御部と、
    前記放音制御部によって放音された前記複数のスピーカからの各音を、予め設定された集音位置に配置されたマイクロフォンを介して取得する音取得部と、
    前記音取得部によって取得された前記各音の周波数領域毎のレベルを求める音処理部と、
    前記音処理部によって求められた前記各音の周波数領域毎のレベルに基づいて、音場補正された音声信号を前記複数のスピーカにそれぞれ出力する複数のデジタルフィルタの係数を同じ値に設定する設定部と、
    前記複数のデジタルフィルタで構成され、前記設定部によって設定された前記係数に基づいて、前記音声信号を補正する補正部と、
    前記補正部によって補正された前記音声信号を前記複数のスピーカから放音させて再生させるために前記音声信号の出力を制御する再生制御部と、
    を備えることを特徴とするデジタルフィルタを用いた音声再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106162430A (zh) * 2015-03-31 2016-11-23 中国科学院声学研究所 一种产生均匀声场的扬声器阵列扩声系统及方法

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