JP5041308B1 - ラウドネス補正手段と音質調整手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人が持つ音の大きさの感覚(聴覚)が音の大小によって異なった周波数特性を持っていることが原因で発生する音質の変化をラウドネス補正や音質調整することとその利用、及び騒音計以外の方法での音圧レベルの測定。
【解決手段】ISO226:2003等ラウドネス曲線の分析により得られた、音源と出力の音圧レベルの差の値により傾きとレベルが決まる、20〜800Hz間と800〜6.3kHz間及び6.3kHz〜12.5kHz間に配置される3本の直線フィルタ曲線により折線近似される特性のイコライザにより、ラウドネス補正や音質調整を行い、音を加工する。また、音圧レベルと聴覚レベルが周波数単位で線形な関係だが低域と1kHz辺りとは大きなレベル差があることを利用し、2つ異なる周波数の信号が同じ大きさ(聴覚レベル)に聴こえる時の信号電圧(音圧)レベルの差によって音圧レベルを測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気音響機器を使用した場合に、音圧レベルの大小によって聴覚が異なる周波数特性であることが原因で発生する音質の劣化を、音源と出力間での音圧レベルの差の値で特性が決まる、3本の直線による折線近似特性のイコライザを特徴とするラウドネス補正方法と音質調整方法及び音圧測定方法に関するものである。前記の各方法は、音響装置とコンピュータソフトウェア及びCDやDVD、放送音声などのメディアで構成される。
スピーカーの音量を変えると音の大きさ以外に、中域の音量感に対する低域と高域の音量感(音質)も変化することが古くから知られている。この現象は、人間の聴覚が音圧レベルに対し周波数特性を持っていることに起因しているとされている。この特性を表現する等ラウドネス曲線は、1930年代のフレッチャー・マンソン曲線や1950年代にロビンソン・ダドソン曲線があったが、2003年8月に日本を含む国際共同研究チームの提案で新しい等ラウドネス曲線(図17)が国際規格ISO226:2003として発表された。
ラウドネス補正は、ラウドネスコントロールとして一部のステレオアンプで実用化されたが、ISO226:2003発表以前の等ラウドネス曲線が正確でなかった為か、図18(a)に示す回路と特性に代表される1KHzを中心とした特性曲線による補正が行われたが、低音がボコボコするだけと評価され、精度が低いという欠点があった。また、似た特性曲線で音質を調整出来る図18(c)に示す音質調整(トーンコントロール)がある。
その後、グラフィックイコライザ(アナログ機器)やデジタル処理(以下、CPUやDSPによる信号処理の意味)での補正(図18(b))が一般的になったが、聴取時に自分の耳で判断しながら調整する方法が行われ、音量を変えるたびに再調整したり、事前に調整した時のメモリデータを呼び出したりする必要がある。この方法は、個人の感性に頼るものであり、特定の数値化された指針はない。
最近は、入力信号と出力をマイクロフォンで測定した信号を6バンド程度に分割して得た各信号のレベルと等ラウドネス曲線とをデジタル処理で比較し、各バンドのレベル調整や再合成することでラウドネス補正をすることを特徴とした方法などが提案されている。しかし、決定的な製品や確立された方法となっていない。
また、音圧レベル測定はマイクロフォンを使った騒音計(Sound Level Meter)を使用しての測定方法のみである。なお、図18(d)に騒音計のブロック図の一例を示す。
特開2009−111538号公報 特表2009−538554号公報
プレスリリース「2次元等ラウドネス曲線の全聴野精密決定」独立行政法人産業技術総合研究所
本発明が解決しようとする課題は、人の聴覚が音圧レベルによってラウドネス周波数特性を持っていることに起因して電気音響機器の音源と出力の音圧レベルの差で発生する音質劣化の現象を、ISO226:2003等ラウドネス曲線の分析と試作及び実験で明快なラウドネス補正曲線を獲得し具現化出来た技術により、ラウドネス補正が出来る方法と音響装置、コンピュータソフトウェア及びメディアを提供することである。さらに、得られたラウドネス補正方法を利用した音質調整方法と音圧測定方法を提供することである。
なお、以下では音圧レベル(Sound Pressure Level)をSPLと省略し、単位にはdBを使用する。人の音の大きさの感覚であるラウドネスのレベル(Hearing Level)をHLと省略し、区別のためPhonsを単位として使用する。
また、本発明での音源音圧レベルとは、例えば楽器や声をマイクロフォンでピックアップしてオンラインでスピーカーを鳴らした場合は、発音体(音源)のSPLのことである。一般に、生演奏のオーケストラのSPLは80〜100dBと言われている。
ただし、メディアすなわちCDやDVD、映画などの記録媒体及びTVやFM放送、インターネットなどを含む放送媒体の音源音圧レベルは、ミキシング調整した調整室でのモニター音のSPLのことである。なぜなら、音楽録音スタジオの調整室で作業されたメディアは、調整室のモニター音のSPLで聴覚による調整、すなわちラウドネス補正されたものであるからである。一般に、音楽録音スタジオの調整室は85〜90dBと言われている。また、放送音声の調整室は音楽録音スタジオより低いことが多いが、統一されたレベル規定は無いと思慮される。
同様に、出力音圧レベルとは、スピーカーやイヤホンで聴く聴取者の耳に入るSPLのことである。一般に、家庭でのテレビの聴取は60dB、店舗のBGMでは30dB程度と言われている。また、家庭のステレオでは千差万別だが30dB〜75dB程度と思慮される。例えば、家庭のテレビ聴取では60dB辺りのラウドネス周波数特性で聴いていることになる。なお、ISO226:2003等ラウドネス特性のSPL測定は、「人の頭の中心がくる位置に置いて、人の頭のない状態で校正されている」と記載されており、同様な考え方である。
音源と出力のSPLの差を、FM放送のDJ番組をFM局調整室で75dBのSPLでモニターしたものを家庭の視聴者が60dBのSPLで聴く場合を想定して以下に説明する。なお、FM局調整室ではアナウンサーの声はモニターを聴いてイコライジング調整をするが、90dB(SPL)の音楽録音スタジオで調整された音楽CDは調整無しで送出することに成る。
この時、75dBで聞くFM調整室では、CD音楽は音楽録音スタジオ調整室の90dBとの差が15dB程度で音質劣化は少ない。一方、60dBで聞く視聴者は、アナウンサーの声ではFM調整室の75dBとの差が15dB程度で済むが、CD音楽は音楽録音スタジオ調整室の90dBとの差となる為に30dBとなり、大きく異なるラウドネス周波数特性で聴くことになる。(図11参照)
結果、中域の音量感に対し低域と高域の音量感が小さい、バランスの悪い音楽に聴こえることになる。顕著な例が店舗のBGMでベースの音が聴こえない現象に表れていて、けっして天井スピーカーの特性が悪いだけでは無い。
音圧測定方法とは、SPLを特定するための測定方法のことである。本発明のラウドネス補正方法にとって重要な役割を果たすのが音圧レベルであり、騒音の音圧レベルを測る目的の騒音計以外に、本発明の補正に適した測定方法が必要なためである。
上記課題「ラウドネス補正方法」を解決するための手段は、図1に示す20〜800Hz間の直線近似線(Linear Approximation)の傾き(dB/Oct)と800〜6.3kHz間の直線近似線のレベル差(dB)及び6.3kHz〜12.5kHz間の直線近似線の傾き(dB/Oct)が、SPLの差(dB)により決定される3本の直線近似線により折線近似される特性のイコライザ(等価器)によるラウドネス補正方法を用いることである。
Figure 0005041308
算出出来る。
Figure 0005041308
Figure 0005041308
きい時はプラスで計算し、プラスの時に図1の近似線は上下対象に反転する。また、20〜800Hzの近似線は800〜6.3kHzの近似線と800Hzで接続し、同様に6.3〜12.5kHzの近似線は800〜6.3kHz近似線と6.3kHzで接続する。なお、交点付近は適当な曲線で接続し、特に1KHzでは、0dBに接近するように設定する。
以下に図を用いて、本発明によるラウドネス補正方法の動作原理を説明する。
図2は、図17のISO226:2003等ラウドネス曲線の曲線を数値化することにより、横軸をSPL、縦軸をHLとし主要な周波数ごとに記したものである。ここで判ることは、HLが20Phons以上では各曲線が直線即ちSPLとHLが線形な関係にあることと、周波数が1kHzから低域や高域に遠ざかるに従いSPL対HLが1対1の1kHz曲線より同じ方向に傾きを増しながら離れていっていることが判る。
図3は、図2の1kHzと63Hz曲線だけを記し、HLが90Phonsと60Phonsの時に必要なSPLとの関係を示したものである。Aの1kHzと63Hzの音が同じ90Phonsで聴こえるためには63Hzを1kHzよりSPLを14.5dB大きくする必要があり、Bの60Phonsでは、90Phonsと同じレベル関係でSPLを30dB下げたのでは63HzのHLが60Phonsより18Phonsも小さく聴こえてしまう。同じHLにするには14.5dBに更に11.7dB加算しなければならないことが判る。この11.7dBが、30dBのSPLの差に対するラウドネス補正である。
図4は、HLが90Phonsと±10Phons差の80と100Phonsで聴こえる63Hzの3つの音Cが、SPLでは前記のSPLで+14.5dB大きくしたDの104.5dBDと±6.1dBの3つのSPLになる。これを同じSPLレベル関係で30dB下げ、90PhonsでのSPL差14.5dBとラウドネス補正の11.7dBを加算したEは、Fの60Phonsと±10Phons差の50と70Phonsで聴こえる。即ち、SPLを30dB下げても同じバランスで聴くことが出来るラウドネス補正が出来ることが判る。このことは、他の周波数でも同様にあてはまる。
図5は、図17のISO226:2003を数値化して、実用性の低い0と10及びデータ量が少ない100Phonsを除外した等ラウドネス曲線を記したものである。
図6(a)は、図5で最も耳の感度が高い3.15kHzの値で各曲線が0dBとなるよう(曲線を上下に平行移動)に記したものである。
図6(b)は、図6(a)の60Phonsの曲線を基準(0dB)として、各曲線を60Phons曲線との差により記したものである。
図6(b)では、3.15kHzを中心としたほとんど差が無い部分と低域と高域とに規則性を持って扇状に広がる3つの領域があることが判る。この図が60Phonsに対するラウドネス補正量を示すものであり、この3.15kHzを中心にして分析することが、本発明の重要な特徴の一つである。
図7は、図6(a)の手法で従来方法の1kHzが0dBとなるように記したものである。この図が、信号を6バンド程度に分割して補正する発想の原因であると思慮する。ただし、電気音響では1kHzを基準に論じられ、ISO226:2003等ラウドネス曲線でも1kHzの値を0dBとして規定されているため、以下の図ではそれに合わせている。
図8は、図6(b)の60Phonsとの差による曲線を元のレベルの差を付加して、直線近似線と共に記したものである。実線が図5の等ラウドネス曲線より得られるものを示し、破線が規則性を持たせて記入した直線近似線(折線近似)である。20Phonsで多少の誤差はあるが、全体に正確な近似が出来ている。また、「Difference in SPL」が0dBのラインで上下が対象であり、音源と出力とでどちらのSPLが大きくても、補正方向が逆であるだけで簡単に補正値を算出出来ることが判る。
図9(a)は、20〜800Hzの帯域で、「HL対近似線の傾き(dB/Oct)」で記したものだが、線形な関係にあることが判る。
図9(b)は、6.3k〜12.5kHzの帯域で、「HL対近似線の傾き(dB/Oct)」で記したものだが、線形な関係にあることが判る。
図9(c)は、800〜6.3kHzの帯域で、「HL対基準SPL(1KHzでのSPL)と各近似線とのSPL差(dB)」で記したものだが、線形な関係にあることが判る。
その他、例えば100Hzや12.5kHzでのSPL変化の差も、線形な関係にあることが判った。
図10は、図8の手法で80Phonsの曲線を基準(0dB)として各曲線を、レベルの差を付加して記したものである。等ラウドネス曲線より得られる曲線と近似曲線が広い範囲で一致していることから、本近似を広範囲に適用出来ることが判る。
Figure 0005041308
なものとなっている。音源音圧レベルが90dBのCDを出力音圧レベルが30dBのBGMで聴くと、63Hzで−22dB、12.5kHzでは−9dBであり、中域だけが聴こえることの理由が判る。
図12(a)は、エネルギー比(基準値は20μパスカル)である音圧レベル(絶対レベル)の定義式と電力(パワー)の比での式を比較することで、音圧レベルの比(相対レベル)を電圧比(相対レベル)に置き換え出来る考察である。一般的にも言われていることでもあるが、これによりSPLの差で得られた補正曲線をイコライザ回路の電圧比(dB)による補正特性曲線として採用出来ることが判る。
図12(b)は、以上からの本発明のラウドネス補正曲線の一例である。[0029]〜[0031]の項で各近似ファクターが広い範囲で線形であることから、近似曲線間の比例関係を利用して求めた近似線の計算式が[0019]の式であり、これにより算出して記したのが図12(b)である。破線が折線近似で、実線は[0020]での「交点付近を適当な曲線で接続し、特に1KHzでは、0dBに接近するように設定する」を反映した現実的な特性で記してある。
図13(a)は、本発明においてSPLの差(−32dB)をラウドネス補正するイコライザ回路の一例である。R3〜R8とC1〜C3で低域の特性を作り、A2とR9、R10でゲイン調整をし、R9とC6、L1及びR11でLCの共振を使って高域の特性を作っている。なお、L1とR11はシュミレーテッド・インダクタ(Simulated Inductor)で置き換えが出来る。また、R1とR2のATT(Attenuator、減衰器)は音量可変用で、A1はインピーダンス変換してアイソレートの役割を果たし、C4は直流カット、C5は位相補償の為のものである。
図13(b)は、図13(a)の低域と高域イコライザ回路で作るそれぞれの周波数特性である。
図13(c)は、図13(a)のイコライザ回路で作るトータルの周波数特性である。
図13(a)〜(c)により、6dB/Octの曲線しか作れないコンデンサと抵抗1個ずつを使った図18(a)の従来のラウドネスコントロール回路では本発明の特性を作れないことから、本発明が従来方法の特性と大きく異なっていることが明確に判る。
図14(a)は、本発明を実施する場合のブロック図の一例である。補正イコライザ回路とATTを一体にしたものを2dB毎に作り、音量と補正を同時に可変する方式である。
図14(b)は、図14(a)では多数のイコライザ回路が必要であるが、同じステップで最小の回路数により実施する場合のブロック図の一例である。2、4、8、16、32dBの補正イコライザ回路とATTを一体にしたものを直列に配置し、各回路を通過又はバイパスを2進法で制御することで音量と補正を同時にコントロールする方式である。
図14(c)は、図14(b)での補正イコライザ回路とATTを別々配置し、制御回路に2進法の加減算ロジックを追加することで、音量と補正を同時にコントロールするスイッチと補正イコライザだけを可変出来るスイッチの2つを配置し、補正を微調整出来る機能を付加した方式によるブロック図の一例である。
図15(a)は、図14(a)〜(c)がステップ式の調整であったが、ボリュームコントロールによる連続可変が出来る回路の一例である。
図15(b)は、図15(a)の回路による周波数特性である。なお、ボリュームにはBカーブを用いてあり、正確なレベルの確認にはステップ式の図14(a)〜(c)が有利であり、簡易な調整や音質調整には続可変回路が有用である。
前記[0035]から[0041]の項より、現在の回路技術で本発明のラウドネス補正が十分に実施可能なものであると共に、回路と構成はいろいろな方法で可能であることが判る。また、デジタル処理による方法でも現在の技術で置き換え出来ることも判る。
ただし、試作機での試聴でCD側にも低域の大小のばらつきがあることを確認した。この中には、モニターの音量即ち音源音圧レベルの違いに原因あると判断出来るものもあり、解決するには統一規格を決めて、音源側すなわちメディア(CDやDVD、映画、TV、FM放送など)が、音源音圧レベルを加工修正するか、デジタルデータや送出信号に音源音圧レベルを記録あるいは追加して提供することが必要であることを実感した。
人間は聴覚のみで音楽を聴くことが出来、その補正にとって音源音圧レベルは重要な指針(数値)であるが、現在音源音圧レベルの統一や提供は行われていない。もっとも、音源音圧レベルの違いの場合は、補正量を微調整することで補正出来る。
課題「音質調整方法」を解決するための手段は、図18(c)に示す従来の回路と特性による音質調整(トーンコントロール)が1kHzを中心に対象に変化する電気的特性の視点による音質調整となっているが、本発明では図13〜15のラウドネス補正での回路と特性を用いることで、聴覚に対する音質調整を行おうとするものである。実施は、現在の回路技術で十分に実施可能なものである。
課題「音圧測定方法」を解決するための手段は、以下に図を用いて、本発明の音圧測定の動作原理を説明する。
図16(a)は、図17のISO226:2003等ラウドネス曲線の曲線を数値化したものを用い、横軸を「80Hzと1kHzの音圧レベルの差」とし、縦軸を「SPL」として関係を記したものである。実線が等ラウドネス曲線より得られるものを示し、破線が直線近似線である。曲線は、30dB(SPL)以上で線形な関係にあることが判る。
なお、上記関係は電圧(音圧)レベルの差(dB)により下記計算式で算出出来る。
音圧レベル(dB)=126−(2.99×電圧レベルの差)
このことから、異なった2つ周波数の信号(80Hzと1kHz)が同じ大きさ(聴覚レベル)に聴こえる時の信号電圧(音圧)レベルの差の値により、音圧レベル(SPL)を求められることが判る。
図16(a)では、異なった2つ周波数の信号として80Hzと1kHzを使って関係を説明したが、図2に示すように、周波数単位でのSPLとHLは30dB(SPL)以上で線形な関係であることから、周波数を変えても[0049]の考え方を採用出来ることが判る。ただし、式の定数は変わる。
また、図2や図5では周波数が低くなるに従い1kHzとの音圧レベルの差が大きく、変化の仕方も大きくなっていることと、図5からは630〜1kHzの間は1kHzと同じ大きさに聴こえることが判り、2つ信号の周波数や種類の選定の参考となる。
図16(b)は、本発明の音圧測定方法の実施例の一つとしてのブロック図を示すものである。図では、1kHzと80Hzをオシレターやデジタル記録されたものを2つの信号とし、おのおのにボリュームとレベルメータを配置し、ミックスアンプでミックスした信号をパワーアンプ経由でスピーカーに送出することになる。
測定は、1kHz信号を聴いている大きさ或いは聴こうとする大きさに合わせ、次に80Hzを上げて行き、1kHzと同じ大きさに聴こえた時の各レベルメータの値の差を図16(a)や[0048]の計算式でSPLを求められる。なお、この時使う信号は単一周波数を使う方法とホワイトノイズなどを狭い帯域幅のフィルタを通し使う方法、ピアノなどの聴き慣れた音を使う方法も可能である。
また、EXT INに入力するのは、事前に音楽編集ソフトを用いて図下部の信号波形に示すような、1kHzと80Hzが交互に出力する信号を作り、2つの音量が同じ大きさになるようにボリュームを調整することで、特定の音圧レベルを作り出す方法である。[0052]での、ミックスアンプの出力にボリュームを追加し、各信号のボリュームをプリセットとして使うことでも同様な方法が可能である。
図16(b)のEXT INへは、80Hzと1kHzのレベルの差をSPLが約66dBの時のレベルの差である20dBとし、1kHzを−20dBFSとしているのはCDの基準レベルが−18dBFS〜−20dBFSであるのに合わせている。この信号をCDディスクに記録し、CDとして再生装置で音量を合わせることで、CDの基準レベルをSPLが約66dBの出力音圧レベルに調整出来る方法である。この方法で作った信号を記録したCDなどのメディアも本音圧測定方法の一つである。
本発明による試作機で、以前に購入して録音が悪いと判断していたCDが小さい音量でも、当時聴こえなかったベースがしっかりリズムを刻み、シンバルがチキチキ鳴り、ボーカルが自然な太さの声になって全体のバランスがとれて聴けるようになった。また、音量を変えてもバランスが変わらずに大小するようになった。
今まで、聴覚の特性に付いて「人の耳は音が小さくなると低音と高音が聴こえにくくなる」や「100Hzを持ち上げればいい」などの漠然とした説明と「等ラウドネス曲線のグラフ」しか判断材料が無かったが、図11があると「屋外ステージでスピーカーから10倍の距離に離れたから、距離でSPLが20dB減少し、ラウドネス周波数特性から100Hzでさらに7dB下がるから、音楽のバランスがくずれて聴こえている」と具体的に判断出来ようになった。
さらに、「大きな音量でBGM曲のCDをチェックし、BGM音量で聴いた時に中音域しか聴こえない」ことに対し「スピーカーの指向性やリニヤリティ、耳の特性が原因」とあきらめていたものを、「CDの音源音圧レベルが85dBで、出力音圧レベルが35dBであるから50dBのラウドネス補正が必要である」と数値で対応出来るようになった。
また、図8や図10から聴覚特性の変化が直線的であり、正確な比例関係を持ち、図5からは低音が、例えば20Hzでは、なかなか聴こえるレベルに達しないが聴こえ出すと800〜6.3kHzに比べて2倍の変化となって聴こえ、低域のレベル調整がクリチカルであることも判った。
さらに、試作機で多くのCDを小さい音量で聴いたが、CDによって音量の差が多いことと共に低域の大小にもばらつきがあることを確認した。この低域の違いは、録音調整時のモニタースピーカーの周波数特性によるものとモニターの音量即ち音源音圧レベルの違いに原因あると判断出来ものがある。スピーカーの特性に関してはFFTを使って周波数特性や位相を極限まで追い込めるように成った現在の技術で解決されるが、音源音圧レベルと出力音圧レベルの差を原因として発生している音質劣化は、モニター音量の厳格な管理と図8のような数値化した指針で修正していく必要がある。
解決策は音源音圧レベルに統一した規格を設けてレベル合わせをすることが一番だが、モニターのSPLをメディアのデータに加えて提供することも解決策の一つと思慮する。統一規格は聴取出来る範囲で低域と高域でレベルの差が小さい90dBぐらいが適当と思われ、規格音量を出せない設備では、本ラウドネス補正を用いてレベル変換をすることも可能である。
現状のままでは、映像が照度やカラー調整などの管理を綿密に施すことで地上デジタル放送にみられるような高いクオリティを確保出来ているのに比べ、音声は「テレビ放送における音声レベル運用規準」の運用が決まったことで、音量の大小の差は縮小していくと思われるが、ラウドネス周波数特性への対応が行われないかぎり、音楽がカシャカシャ聴こえることは解決されない。
音おけるクオリティ向上は、作り手の芸術性を聴き手に正確に伝えるのに必要不可欠なものであり、聴取者が耳で感じ取る周波数特性は音のクオリティの重要な要素であるはずであり、聴覚の周波数特性への唯一の対策がラウドネス補正である。また、本発明は、聴覚の特性を国際規格で裏付けされたグラフと数値で示してくれている。以上から、本発明で提示したものが電気音響と聴覚との関係に新たな方向性を与えてくれるものと思慮する。
音圧レベルの差により特性が決まる3本の直線フィルタ曲線で折線近似する本発明のラウドネス補正近似曲線と計算式を示している。 等ラウドネス曲線をSPL対HLで主要周波数ごとの関係を示している。 1kHzと63Hz曲線によるHLとSPLとの関係からのラウドネス補正を示している。 1kHzと63Hz曲線によるHLとSPLとの関係からラウドネス補正が出来ることを示している。 等ラウドネス曲線を数値化して、HLの0と10、100Phonesの曲線を除外して再グラフ化したものを示している。 (a)は,図5を聴覚感度が高い3.15kHzで各曲線が0dBとなるようにして示している。(b)は,図6(a)を60Phonsの曲線を基準(0dB)として、その差を示している。 図6(a)の手法で従来方法の1kHzが0dBとなるようにして示している。 図6(b)のラウドネス補正量曲線を元のレベルの差を付加し、直線近似線と共に示している。 (a)は,20〜800Hzの帯域で、HL対近似線の傾きで示している。(b)は,6.3k〜12.5kHzの帯域で、HL対近似線の傾きで示している。(c)は,800〜6.3kHzの帯域で、HL対基準SPL(1KHzでのSPL)と各近似線とのSPLの差で示している。 図8の手法で80Phonsの曲線を基準(0dB)として各曲線を元のレベルの差を付加し、直線近似線と共に示している。
Figure 0005041308
(a)は,SPLの差による補正曲線のdB値を電圧比のdB値に置き換えた特性曲線で補正出来ることを示している。(b)は,各近似が線形であることから、比例計算で算出した本発明のラウドネス補正曲線の一例を示している。 (a)は,本発明でのSPLの差(−32dB)をラウドネス補正するイコライザ回路の一例を示している。(実施例1) (b)は,図13(a)の低域と高域イコライザ回路での、各の周波数特性を示している。(c)は,図13(a)のイコライザ回路のトータル周波数特性を示している。 (a)は,補正イコライザ回路とATTを一体にしたものをレベル毎に作り、音量を切り替え選択する実施例の一つとしてのブロック図を示している。(実施例2) (b)は,2、4、8、16、32dBの補正イコライザ回路とATTを一体にしたものを直列に配置し、各回路を通過又はパスを2進法で制御することで音量を切り替え選択する、実施例の一つとしてのブロック図を示している。(実施例3) (c)は,図14(b)での補正イコライザ回路とATTを別々配置し、同様に音量を切り替え選択する制御回路に2進法の加減算ロジックを追加し、補正とATTが同期して動作するスイッチとイコライザ回路のみを調整出来るスイッチを配置した、実施例の一つとしてのブロック図を示している。(実施例4) (a)は,本発明でのSPLの差(MAX−16dB)をボリュームコントロールで連続的にラウドネス補正するイコライザ回路の一例を示している。(実施例5) (b)は,図15(a)のイコライザ回路での、周波数特性の変化を示している。 (a)は,80Hzと1kHzの信号が同じ大きさで聴こえる時の信号電圧レベルの差とSPLの関係を示している。(b)は,本発明でSPLを測定するためのブロック図の一例を示している。(実施例6) [非特許文献1]に示す文献に記載の「2003年8月発表の新国際規格等ラウドネス曲線 ISO226:2003」を示している。 (a)は,従来方法によるラウドネス補正の回路と特性の一例を示している。(b)は,従来方法にグラフィックイコライザやデジタル処理でのラウドネス補正の様子を示している。(c)は,従来方法による音質調整の回路と特性の一例を示している。(d)は,従来方法による騒音計のブロック図の一例を示している。
発明を実施するための形態は、ラウドネス補正方法や音質調整方法では、機能が単独又は再生機やアンプなどと一体な電気音響装置及びコンピュータのソフトウエア。または、補正を加えたメディア、或いは音源音圧レベルを記録や追加したメディア。
音圧レベル測定方法では、周波数と電圧が共に異なる信号で測定出来るようにした装置及びその為の信号を記録したメディア。
図13(a)は、本発明のラウドネス補正方法と音質調整方法での実施例の一つとしてのイコライザ回路である。
図14(a)は、本発明のラウドネス補正方法と音質調整方法での実施例の一つとしてのブロック図である。
図14(b)は、本発明のラウドネス補正方法と音質調整方法での実施例の一つとしてのブロック図である。
図14(c)は、本発明のラウドネス補正方法と音質調整方法での実施例の一つとしてのブロック図である。
図15(a)は、本発明のラウドネス補正方法と音質調整方法での実施例の一つとしてのイコライザ回路である。
図16(b)は、本発明の音圧測定方法での実施例の一つとしてのブロック図である。
産業上の利用の可能性は、ステレオ音響機器やヘッドホン再生器、車等の乗り物や店舗の音響機器、音楽産業や放送産業、PA業界などの業務用音響機器、各種音響メディア及び音響測定機器などであり、特に音楽の録音や再生をする分野である。

Claims (2)

  1. 電気音響機器を使用した場合に、音圧レベル(絶対レベル)の大小によって聴覚が異なった周波数特性を持っていることが原因で発生する音質(周波数特性)の劣化を補正するための、ラウドネス補正手段であって、
    前記ラウドネス補正手段は、ISO226:2003等ラウドネス曲線の聴覚レベルに応じた複数の曲線間の差によって求めた補正曲線を、折線近似した補正イコライザ曲線(図1、図8、図10参照)を用いたものであり、
    補正イコライザ曲線は、下記「数式1、2、3」で示す線形な比例関係(図9参照)を有し、
    音源が持つ音圧レベル(絶対レベル)聴覚レベル(耳に感じる音圧レベル、絶対レベル)の差の値(相対レベル)に基いて選択される。
    (数1)20〜800Hz間の傾き(dB/Oct)=「係数1」×音圧レベル差の値
    (数2)800〜6.3kHz間のレベル(dB)=「係数2」×音圧レベル差の値
    (数3)6.3kHz〜12.5kHz間の傾き(dB/Oct)=「係数3」×音圧レベル差の値
    なお、「係数1」≒0.109、「係数2」≒0.035、「係数3」≒−0.18である。
  2. 請求項1のラウドネス補正曲線を用いた、音質調整手段
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