JP2013239345A - 基板用端子及び基板用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの狭ピッチ化及び製造工程における生産性向上を図ることができ、接触信頼性も良好な基板用端子及びこれを用いた基板用コネクタを提供する。
【解決手段】基板用端子100は、プリント回路基板200の周縁部の両面に交互に形成された接触端子部201及び端子受け部202にそれぞれ接触した状態でプリント回路基板200を挟持するために対向配置されたバネ接触部11及び基板受け部12を有する端子本体10を備えている。基板受け部12は、平板材の一部をその平面方向がプリント回路基板200の平面方向と交差状態に配置して形成されている。基板受け部12の横幅12wは支持部材13の横幅13wより小さく形成され、平板材の一部を減厚して折り曲げ、バネ接触部11の側面を覆う保護壁14が形成され、平板材の一部を折り曲げて基板受け部12の凹状領域12aに嵌め込んで基板受け部保護壁15が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電ケーブルとプリント回路基板の接触端子部との電気的接続部材として使用される基板用端子及び基板用コネクタに関する。
プリント回路基板の周縁部に形成された接触端子部と、導電ケーブルとの接続部材として使用される基板用コネクタに関しては、その用途に応じて、従来、様々な方式が提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1記載の「プリント基板用コネクタ」あるいは特許文献2記載の「カードエッジコネクタ」などがある。
特許文献1記載の「プリント基板用コネクタ」は、コネクタハウジングの端子収容室に収容する接続端子の弾性接触片と、該弾性接触片に対向する該接続端子の天板部との間にプリント回路基板を挟持接続させるものである。
特許文献2記載の「カードエッジコネクタ」は、筺形のアウターハウジング内に互いに対向した状態で回動可能に支持された複数のインナーハウジングの間にプリント回路基板の端部を挟持することにより、各インナーハウジングに収容された導電端子の当接部とプリント回路基板とを接続するものである。
実開平5−31139号公報 特開平7−142128号公報
特許文献1記載の「プリント基板用コネクタ」及び特許文献2記載の「カードエッジコネクタ」(以下、「コネクタ」という。)は、プリント回路基板の周縁方向に沿って複数の端子を配列した状態で接続する場合、複数の端子の配置間隔を当該端子の横幅より広く確保しなければならないので、コネクタの狭ピッチ化の要請に応えることが困難である。また、引用文献2記載のコネクタは、基板上下の回路を接続することはできるが、端子に基板受け部が無いため、自動車の使用環境の信頼性に欠ける。
即ち、引用文献1,2記載のコネクタにおいて狭ピッチ化を図るためには、端子の横幅を小さくする必要があるが、端子の横幅を小さくすると、その剛性が低下し、プリント回路基板に対する挟持力が弱まり、接触信頼性が悪化するので、端子の横幅減少には限界がある。
本発明が解決しようとする課題は、コネクタの狭ピッチ化及び製造工程における生産性向上を図ることができ、接触信頼性も良好な基板用端子及びこれを用いた基板用コネクタを提供することにある。
本発明の基板用端子は、導電性を有する平板材を加工して形成された基板用端子であって、プリント回路基板の周縁部の両面に形成された接触端子部及び基板受け接点にそれぞれ接触した状態で前記プリント回路基板を挟持するために対向配置されたバネ接触部及び基板受け部を有する端子本体を備え、前記端子本体を構成する平板材の一部をその平面方向が前記プリント回路基板の平面方向と交差する状態に配置して前記基板受け部を形成し、前記基板受け部に断面形状が略コ字形状をした凹状領域を設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、前記端子本体を構成する平板材の一部をその平面方向が前記プリント回路基板の平面方向と交差する状態に配置して前記基板受け部を形成し、前記基板受け部に断面形状が略コ字形状をした凹状領域を設けたことにより、前記基板受け部として必要な剛性を確保しつつ、この部分の横幅の増大を回避することができる。従って、基板用端子をプリント回路基板の周縁に沿って複数配置する場合の配置間隔を小さくすることが可能となり、基板用コネクタの狭ピッチ化を図ることができる。なお、前記「横幅」とは、基板用端子をプリント回路基板の周縁に沿って複数配置した状態で接続するとき、基板用端子同士が隣り合う方向のサイズをいう(以下、同じ。)。
また、端子本体を構成する平板材をその平面方向がプリント回路基板の平面方向と直交する状態に配置して基板受け部を形成し、基板受け部に断面形状が略コ字形状をした凹状領域を設けたことにより、端子本体の剛性が高まり、基板用端子をプリント回路基板に接続したときにバネ接触部の弾性力によって基板受け部が受ける押圧力に対する剛性が高まるので、プリント回路基板に対する接触圧力が安定し、接触信頼性も良好となる。
ここで、端子本体を構成する平板材の一部を減厚して折り曲げることにより前記バネ接触部の側面を覆う保護壁を形成することが望ましい。このような構成とすれば、バネ接触部と保護壁との隙間を狭隘化し、バネ接触部付近の横幅の増大を回避することができるため、基板用コネクタの狭ピッチ化に有効であり、製造工程では、平板材において一つの基板用端子を形成するため材料占有幅を狭くすることができるため、生産性向上に有効である。
また、前記基板受け部の横幅を前記バネ接触部の支持部材の横幅より小さくすることが望ましい。このような構成とすれば、基板用端子をプリント回路基板の周縁に沿って複数配置する場合、隣り合う基板用端子の基板受け部とバネ接触部とがプリント回路基板を挟んで交互に位置するように配置することにより、二つの基板用端子のバネ接触部の支持部材の横幅の和より狭いスペース内に、二つの基板用端子を対向配置することが可能となるため、基板用コネクタの狭ピッチ化に有効である。
さらに、前記保護壁の一部を前記端子本体に係止することが望ましい。このような構成とすれば、端子本体と保護壁との一体性が高まり、端子本体の剛性を増大させることができる。
一方、前記平板材の一部を折り曲げて前記基板受け部の凹状領域内に嵌め込むことにより前記基板受け部の側面の少なくとも一部を覆う基板受け部保護壁を設けることが望ましい。このような構成とすれば、製造工程における作業性が向上する。
また、前記基板受け部保護壁を前記基板受け部に係止する係止手段を設けることが望ましい。このような構成とすれば、基板受け部と基板受け部保護壁との一体性が高まり、端子本体の剛性を増大させることができる。
この場合、前記係止手段として、前記基板受け部及び前記基板受け部保護壁に互いに嵌合する凹凸嵌合構造を設けることができる。このような構成とすれば、プリント回路基板の周縁をバネ接触部と基板受け部との間に挟持したとき、基板受け部に加わるバネ押圧力の一部を基板受け部保護壁で受けることが可能となるため、端子本体の剛性向上を図ることができる。
また、前記係止手段として、前記基板受け部の凹状領域内に嵌め込まれた前記基板受け部保護壁の周縁の少なくとも一部を前記凹状領域に押圧状態で当接させた接触係合構造を設けることもできる。
このような構成とすれば、前述の凹凸嵌合構造の場合と同様、プリント回路基板の周縁をバネ接触部と基板受け部との間に挟持したとき、基板受け部に加わるバネ押圧力の一部を基板受け部保護壁で受けることが可能となるため、端子本体の剛性向上を図ることができる。
前記接触係合構造の形成方法は限定しないが、例えば、基板受け部の凹状領域内に嵌め込まれた基板受け部保護壁に対し、当該基板受け部保護壁がその面方向に広がるような加工を施して、基板受け部保護壁の周縁を凹状領域の内面に押圧状態で当接させる方法などを採用することができる。
また、前記バネ接触部を前記基板受け部に向かって付勢する補助バネを設けることもできる。このような構成とすれば、プリント回路基板に対する挟持力を強化することができるので、接触信頼性の向上に有効である。
さらに、前記バネ接触部及び前記基板受け部に対して略直角方向からの加圧によりケーブルを圧着可能なケーブル圧着部を設けることもできる。このような構成とすれば、端子圧着工程などにおける端子本体のセット高さを低くすることができるため、作業性の向上に有効である。
次に、本発明の基板用コネクタは、前述した基板用端子と、複数の前記基板用端子を保持するハウジングと、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、コネクタの狭ピッチ化を図ることができる。
本発明により、コネクタの狭ピッチ化及び製造工程における生産性向上を図ることができ、接触信頼性も良好な基板用端子及びこれを用いた基板用コネクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態である基板用端子を正面側斜め上方から見た斜視図である。 図1に示す基板用端子を正面側斜め下方から見た斜視図である。 図1に示す基板用端子の右側面図である。 図1に示す基板用端子の左側面図である。 図1に示す基板用端子の平面図である。 図1に示す基板用端子の底面図である。 図1に示す基板用端子の背面図である。 図1に示す基板用端子の正面図である。 本発明の実施形態である基板用コネクタを構成する絶縁ハウジングを正面側斜め上方から見た斜視図である。 図9に示す絶縁ハウジングを背面側斜め上方から見た斜視図である。 図9に示す絶縁ハウジングの平面図である。 図9に示す絶縁ハウジングの正面図である。 図9に示す絶縁ハウジングの底面図である。 図9に示す絶縁ハウジングの背面図である。 図9に示す絶縁ハウジングの右側面図である。 図1に示す基板用端子の配列状態を示す背面側斜視図である。 図16に示す基板用端子を正面側から見た一部省略斜視図である。 本発明の実施形態である基板用コネクタを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態である基板用コネクタ及び基板側コネクタを示す斜視図である。 図19に示す基板用コネクタと基板側コネクタとを接続した状態を示す斜視図である。 図1に示す基板用コネクタとプリント回路基板との接続状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態である基板用端子の正面図である。 本発明の第3実施形態である基板用端子を正面斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態である基板用端子を正面斜め上方から見た斜視図である。
図1〜図8に示すように、本発明の第1実施形態である基板用端子100は、導電性を有する平板材を加工して形成されたものであり、プリント回路基板200の周縁部の両面に交互に形成された接触端子部201及び基板受け接点202にそれぞれ接触した状態でプリント回路基板200を挟持するために対向配置されたバネ接触部11及び基板受け部12を有する側面視コ字状の端子本体10を備えている。基板受け部12は、端子本体10を構成する平板材の一部をその平面方向がプリント回路基板200の平面方向と交差する状態に配置することによって形成されている。
基板受け部12には断面形状が略コ字形状をした凹状領域12aが設けられ、その横幅12wは支持部材13の横幅13wより小さく形成され、平板材の一部を減厚して折り曲げることによりバネ接触部11の側面を覆う保護壁14が形成され、平板材の一部を折り曲げて基板受け部12の凹状領域12a内に嵌め込むことにより基板受け部12の側面の一部を覆う基板受け部保護壁15が形成されている。基板受け部12のバネ接触部11側には、バネ接触部11に向かって突出した複数の受け側接点部16が設けられている。
ここで、横幅12w,13wとは、基板用端子100をプリント回路基板200の周縁に沿って複数配置した状態で接続するとき、基板用端子100同士が隣り合う方向(図1中の矢線X方向)のサイズをいう。端子本体10を構成する平板材は、板厚0.25mmの「ばね用りん青銅板(C5210)」に機械加工を施すことによって形成されているが、材質や製法を限定するものではない。
バネ接触部11は、基板受け部12と略平行をなす支持部材13の下面側において、基板受け部12及び受け側接点部16に向かってV字状をなすように突設され、支持部材13の基端側にはケーブル17を結束するためのケーブル保持部18及びケーブル圧着部19が設けられている。V字状をなすバネ接触部11の内側には、側面視J字状の補助バネ20が設けられている。ケーブル圧着部19は、バネ接触部11及び基板受け部12に対して略直角方向からの加圧によりケーブル17を圧着可能であるように形成されている。
保護壁14は、端子本体10を構成する平板材の一部に加圧加工を施すことによって減厚し、支持部材13の先端下方に位置する折曲部14aにおいて、支持部材13の基端側に向かって180度折り曲げることによって形成されている。折曲部14aは、その稜線方向がプリント回路基板200の平面方向と直交するように形成されている。支持部材13の基端側に位置する保護壁14先端には、断面へ字状をなすように折り曲げて係止部14bが形成されている。また、端子本体10を構成する平板材の一部にコ字状の切り込みを入れて、その内周部分を引き起こして係止片21を形成し、この係止片21の下面側に係止部14bを差し込むことによって、保護壁14の先端部分が端子本体10に係止されている。
基板受け部保護壁15は、端子本体10を構成する平板材の一部を、基板受け部12の先端に位置する折曲部15aにおいて、基板受け部12の基端側に向かって180度折り曲げることによって形成されている。折曲部15aは、その稜線方向がプリント回路基板200の平面方向と直交するように形成されている。基板受け部12には、平板材に絞り加工を施すことによって断面が略コ字形状をなす凹状領域12aが設けられ、この凹状領域12a内に基板受け部保護壁15が嵌め込まれている。
図9〜図15は、複数の基板用端子100を組み込むことにより基板用コネクタ400を形成するための雌ハウジング300を示している。雌ハウジング300は、絶縁性を有する合成樹脂材料で形成され、その背面側から正面側に向かって挿入される複数の基板用端子100(図1参照)の基板受け部12及び支持部材13の先端部分を保持するための複数の貫通孔30,31が形成されている。また、雌ハウジング300の正面にはプリント回路基板200(図1参照)を正面側から挿入するための基板挿入口32が開設され、雌ハウジング300の上面には、ロックアーム33が設けられている。
次に、図16〜図21に基づいて、基板用端子100及びこれを用いた基板用コネクタ400について説明する。図16〜図19に示すように、複数の基板用端子100は、雌ハウジング300の背面側からその内部に挿入され、一定間隔に配置された状態となり、これら複数の基板用端子100を、その背面側から雌ハウジング300内に装着されるリテーナ500で固定することによって基板用コネクタ400が形成される。基板用コネクタ400においては、雌ハウジング300の正面に見えている複数の貫通孔30,31内にそれぞれ基板用端子100の支持部材13及び基板受け部12が収容された状態となっている。
一方、図19に示すように、雄ハウジング600の背面側には、雄ハウジング600の正面側から挿入されたプリント回路基板200の接触端子部201及び端子受け部202付近が突出し、雌ハウジング300を装着するために略短四角筒形状に形成された接続部60がプリント回路基板200の突出部分を囲むように形成され、接続部60の上部にロックアーム係合部61が設けられている。
図19に示すように、
複数の基板用端子100を装着して形成された基板用コネクタ400の雌ハウジング300の正面側を、
プリント回路基板200が装着された雄ハウジング600の正面側の接続部61内に、雄ハウジング600の背面側から差し込み、
プリント回路基板200の接触端子部201及び端子受け部202部分を雌ハウジング300の基板挿入口32に挿入するとともに、
図20に示すように、
雌ハウジング300のロックアーム33を雄ハウジング600のロックアーム係合部61に係合させると、
複数の基板用端子100を有する基板用コネクタ400と、プリント回路基板200との接続が完了する。
図21に示すように、基板用端子100においては、基板受け部12の横幅12wは支持部材13の横幅13wより小さく形成されているため、基板用端子10をその正面側(図1に示すプリント回路基板200側)から見たとき、端子本体10は逆L字形をなしている。従って、図16,図17に示すように、複数の基板用端子100を複数配列する場合、隣り合う基板用端子100のバネ接触部11と基板受け部12とがプリント回路基板200を挟んで交互に位置するように配置すれば、二つの基板用端子10の支持部材13の横幅13wの和より狭いスペース内に、二つの基板用端子100を対向配置することができるため、コネクタの狭ピッチ化を図ることができる。
特に、基板用端子100の場合、端子本体10の基板受け部12の横幅12wをバネ接触部11の支持部材13の横幅13wの半分よりも小さく設定しているので、一つの基板用端子100の支持部材13の横幅13wの範囲内に二つの基板用端子100を配置することができ、狭ピッチ化への適応性に優れている。
基板用端子100においては、平板材の一部を減厚して折り曲げることによりバネ接触部11の側面を覆う保護壁14を形成し、同じく平板材の一部を折り曲げて基板受け部12の凹状領域12a内に嵌め込んで基板受け部保護壁15を設けたことにより、製造工程における生産性及び作業性の向上を図ることができる。
また、基板用端子100においては、端子本体10を構成する平板材の一部を減厚して折り曲げて保護壁14を形成したことにより、バネ接触部11と保護壁14との隙間を狭隘化して、バネ接触部11付近及び基板受け部12付近の横幅の増大を回避することができるため、基板用コネクタ400の狭ピッチ化に有効である。
さらに、保護壁14の係止部14bを端子本体10の係止片21に係止したことにより、端子本体10と保護壁14との一体性が高まり、端子本体10の剛性を増大することに有効である。また、基板受け部12に、基板受け部保護壁15が嵌め込まれる凹状領域12aを設けたことにより、基板受け部12の剛性が増大するので、接触信頼性の向上に有効である。なお、使用条件に応じて、保護壁14を設けない構造とすることもできる。
また、端子本体10の基板受け部12は、平板材をその平面方向がプリント回路基板200の平面方向と直交する状態に配置して形成しているため、図21に示すように、基板用端子100をプリント回路基板200に接続したときにバネ接触部11の弾性力によって基板受け部12が受ける押圧力に対する剛性が高く、プリント回路基板200の接触端子部201と端子受け部202に対する安定した接触圧力を発生し、優れた接触信頼性を得ることができる。
一方、バネ接触部11の内周側に、当該バネ接触部11を基板受け部12に向かって付勢する補助バネ20を設けたことにより、プリント回路基板200に対する挟持力を強化することができるため、接触信頼性を高めることができる。また、ケーブル圧着部19を支持部材13に対し約90°回転させた状態とすることにより、端子圧着工程などにおける端子本体10のセット高さを低くすることができるため、作業性の向上に有効である。
次に、図22〜図24に基づいて、本発明の第2〜4実施形態である基板用端子102,103,104について説明する。なお、基板用端子102,103,104の構成部分において、図1〜図8に示す基板用端子100の構成部分と共通する部分については、図1〜図8中の符号と同じ符号を付して説明を省略する。
図22に示す基板用端子102においては、端子本体101を構成する平板材の一部を減厚して折曲部124aで折り曲げることにより、バネ接触部121の側面を覆う保護壁124が形成され、同じく前記平板材の一部を折曲部125aで折り曲げて、断面形状が略コ字形状をなす基板受け部122の凹状領域122a内に嵌め込むことにより、基板受け部122の側面の一部を覆う基板受け部保護壁125が形成されている。
図8に示す基板用端子100と、図22に示す基板用端子102と、を対比すると分かるように、基板受け部122の横幅122wをバネ接触部121の支持部材13の横幅13wと同じとするとともに、バネ接触部121の側面を覆う保護壁124の折曲部124aの横幅124wを支持部材13の横幅13wと同じとしている。図22に示す基板用端子102の構造とすれば、端子本体101の剛性をさらに増大させることができるので、複数の基板用端子102を配置して形成される電気コネクタ(図示せず)において、その配列ピッチを比較的広く確保できる場合、個々の端子本体101の剛性を十分に確保することができる。
次に、図23に示す基板用端子103においては、端子本体105を構成する平板材の一部を折曲部126aで折り曲げて、断面形状が略コ字形状をなす基板受け部127の凹状領域127a内に嵌め込むことにより、基板受け部127の側面の一部を覆う基板受け部保護壁126が形成されている。また、基板受け部保護壁126を基板受け部127に係止する係止手段として、基板受け部127及び基板受け部保護壁126に互いに嵌合する凹凸嵌合構造128が形成されている。
凹凸嵌合構造128は、基板受け部保護壁12の周縁の一部に設けられた凸状部126bを、基板受け部127の凹状領域127aを形成するリブ127cの一部に開設された凹状部127bに嵌合させることによって形成されている。凸状部126bを凹状部127bに嵌合させると、基板受け部127と基板受け部保護壁126との一体性が高まるので、プリント回路基板の周縁(図示せず)をバネ接触部11と基板受け部127との間に挟持したとき、基板受け部127に加わるバネ押圧力の一部を基板受け部保護壁126で受けることが可能となるため、端子本体105の剛性を増大させることができる。
次に、図24に示す基板用端子104においては、端子本体107を構成する平板材の一部を折曲部128aで折り曲げて、断面形状が略コ字形状をなす基板受け部129の凹状領域129a内に嵌め込むことにより、基板受け部129の側面の一部を覆う基板受け部保護壁130が形成されている。また、基板受け部保護壁130を基板受け部129に係止する係止手段として、基板受け部12の凹状領域129a内に嵌め込まれた基板受け部保護壁130の周縁130aの一部を凹状領域129aのリブ129cの内側面に押圧状態で当接させた接触係合構造131が形成されている。
接触係合構造131の形成方法は限定しないが、本実施形態では、基板受け部129の凹状領域129a内に嵌め込まれた基板受け部保護壁130に開設された貫通孔132及びその近傍に圧潰加工を施し、基板受け部保護壁130がその面方向に広がるように圧延させ、基板受け部保護壁130の周縁130aの一部を凹状領域129aのリブ129cの内側面に押圧状態で当接させることによって接触係合構造131を形成している。
接触係合構造131を設けたことにより、基板受け部129と基板受け部保護壁130との一体性が高まるので、プリント回路基板の周縁(図示せず)をバネ接触部11と基板受け部129との間に挟持したとき、基板受け部129に加わるバネ押圧力の一部を基板受け部保護壁130で受けることが可能となるため、端子本体107の剛性を増大させることができる。
なお、図1〜図24に基づいて説明した基板用端子100,102,103,104及び基板用端子100を用いた基板用コネクタ400などは本発明を例示するものであり、本発明の基板用端子及び基板用コネクタは、これらに限定されるものではない。
本発明に係る基板用端子及び基板用コネクタは、導電ケーブルとプリント回路基板の接触端子部とを電気的に接続するための部材として、各種電気・電子機器産業あるいは自動車産業などの分野において広く利用することができる。
10,101,105,107 端子本体
11,121 バネ接触部
12,122,127,129 基板受け部
12a,122a,127a,129a 凹状領域
12w,13w,122w,124w 横幅
13 支持部材
14,124 保護壁
14a,15a,124a,125a,126a,128a 折曲部
14b 係止部
15,125,126,130 基板受け部保護壁
16 受け側接点部
17 ケーブル
18 ケーブル保持部
19 ケーブル圧着部
20 補助バネ
21 係止片
30,31,132 貫通孔
32 基板挿入部
33 ロックアーム
60 接続部
61 ロックアーム係止部
100,102,103,104 基板用端子
126b 凸状部
127b 凹状部
127c,129c リブ
128 凹凸嵌合構造
130a 周縁
131 接触係合構造
200 プリント回路基板
201 接触端子部
202 端子受け部
300 雌ハウジング
400 基板用コネクタ
500 リテーナ
600 雄ハウジング

Claims (11)

  1. 導電性を有する平板材を加工して形成された基板用端子であって、プリント回路基板の周縁部の両面に形成された接触端子部及び基板受け接点にそれぞれ接触した状態で前記プリント回路基板を挟持するために対向配置されたバネ接触部及び基板受け部を有する端子本体を備え、前記端子本体を構成する平板材の一部をその平面方向が前記プリント回路基板の平面方向と交差する状態に配置して前記基板受け部を形成し、前記基板受け部に断面形状が略コ字形状をした凹状領域を設けたことを特徴とする基板用端子。
  2. 前記平板材の一部を減厚して折り曲げることにより前記バネ接触部の側面を覆う保護壁を設けた請求項1記載の基板用端子。
  3. 前記基板受け部の横幅を前記バネ接触部の支持部材の横幅より小さくした請求項1または2記載の基板用端子。
  4. 前記保護壁の一部を前記端子本体に係止した請求項2記載の基板用端子。
  5. 前記平板材の一部を折り曲げて前記基板受け部の凹状領域内に嵌め込むことにより前記基板受け部の側面の少なくとも一部を覆う基板受け部保護壁を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の基板用端子。
  6. 前記基板受け部保護壁を前記基板受け部に係止する係止手段を設けた請求項5記載の基板用端子。
  7. 前記係止手段として、前記基板受け部及び前記基板受け部保護壁に互いに嵌合する凹凸嵌合構造を設けた請求項6記載の基板用端子。
  8. 前記係止手段として、前記基板受け部の凹状領域内に嵌め込まれた前記基板受け部保護壁の周縁の少なくとも一部を前記凹状領域に押圧状態で当接させた接触係合構造を設けた請求項6記載の基板用端子。
  9. 前記バネ接触部を前記基板受け部に向かって付勢する補助バネを設けた請求項1〜8のいずれかに記載の基板用端子。
  10. 前記バネ接触部及び前記基板受け部に対して略直角方向からの加圧によりケーブルを圧着可能なケーブル圧着部を設けた請求項1〜9のいずれかに記載の基板用端子。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の基板用端子と、複数の前記基板用端子を保持するハウジングと、を備えたことを特徴とする基板用コネクタ。
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