JP2013238702A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機種間で交換可能なユニット構成とすることにより、低コスト化や省資源化が図れる光走査装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】光源101,102と、光源からの発散光束を集光する集光光学素子105,106と、集光光学素子からの光ビームを偏向する偏向手段120と、偏向手段により走査された光ビームを検出する光検知素子103と、偏向手段により走査された光ビームを被走査面上に結像する結像光学系とを有する光走査装置において、偏向手段の回転軸121aを軸支する軸支部材116を固定し、回転軸と直交する第1の面板109aを備える基板109に、光源、集光光学素子及び光検知素子を一体的に支持するコアユニットと、結像光学系を保持するサブユニットとを備え、第1の板面と直交するように、曲げて形成した第2の板面109bに、光源及び光検知素子を主走査方向に並設して配備した。
【選択図】図1

Description

本発明は、照射光を用いて像担持体を走査して画像を形成する光走査装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ、これら複数の機構を備えた複合機等の画像形成装置では、画像情報に応じた信号により駆動されるレーザ光源からのレーザ光を照射光として走査して、像担持体上を露光し、画像を書込む光走査装置が用いるものがある。
レーザ光源を備えた光走査装置では、半導体レーザ等のレーザ光源およびレーザ光源からの光束を走査する偏向手段などの偏向手段、偏向手段で走査された光束を像担持体上にスポット状に結像する結像光学系、および、レーザ光源や偏向手段の駆動制御を行う回路基板等が、各々個別の構成部品としてハウジングに組み付けられ、一体的に支持されており、この際、レーザ光源や偏向手段、結像光学系を構成する部品相互の配置が保たれるように、調整がなされている。そのため、部品点数が多く、各々の配置精度を保つための調整に手間が掛かる。
光走査装置等においては、機種毎に新規の設計が必要となることがコストアップの要因となっている。従来、このようなコストアップを解消するために、偏向手段であるポリゴンミラーを搭載する回転体を、駆動回路が形成された基板上に軸支し、同基板上に、レーザ光源や結像光学系を設置してユニット化することで、光走査装置の部品構成を見直し、コストの削減を図るための構成が、例えば、特許文献1,2に開示されている。
特許文献1,2に記載のような従来の光走査装置では、レーザ光源と、集光光学素子(例えばカップリングレンズ)と、偏向手段であるポリゴンミラーと、結像光学系である走査レンズとは、被走査面である像担持体面でのビームスポットが均一となるように各々の配置を調整してハウジングに組み付けられ、ユニット化されている。
しかしながら、機種毎に、像担持体との配置レイアウトや像担持体への光ビームの入射角度が異なるため、機種毎に新規のハウジング設計が必要となり、金型費用の償却や調整治具の作り直しによりコストアップとなっている。
このようなコストアップを解消するためには、複数の機種のユニット間で、共通で使用できる部品共通化が必要で、特に、比較的コストが高い偏向手段(ポリゴンミラー)については、JIS規格A4、A3等の書込幅によらず共通化することで、量産効果を活かしたコストダウンが望まれている。
一方で、偏向手段(ポリゴンミラー)は毎分数万回転で回転しているため、消耗品として交換が必要な部品である反面、環境指向の高まりにより、リユースやリサイクルによる新規投入資源の削減が求められており、偏向手段(ポリゴンミラー)を交換して再利用することが求められている。
ところが、上記したように、レーザ光源と、集光光学素子(カップリングレンズ)と、偏向手段(ポリゴンミラー)とは、各々の配置精度が保たれるように調整されてハウジングに組み付けられ、例えば、偏向手段の回転軸の姿勢誤差によって、像担持体面でのビームスポットが不均一となるといった問題がある。このため、偏向手段が共通化されても、偏向手段を交換する際には、集光光学素子などの再調整が必要となる。
また、一般に、偏向手段で走査された光ビームを光検知手段となるセンサで検出して同期検知信号を得ることがあるが、光検知手段で検出する偏向手段の偏向角が各々異なるため、同期検知信号から書込み開始までのタイミング調整が必要であり、かえって手間が掛かり、コストアップになってしまうという課題がある。
本発明は、像担持体との配置レイアウトや像担持体への光ビームの入射角度などの違い、主操作方向への書込幅による結像光学系の違いなどがあっても、複数の機種間で共通化でき、手間を掛けずにコスト上昇を抑制して交換可能なユニット構成とすることにより、低コスト化や省資源化が図れる光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、光源と、光源からの発散光束を集光する集光光学素子と、集光光学素子からの光ビームを偏向する偏向手段と、偏向手段により走査された光ビームを検出する光検知素子と、偏向手段により走査された光ビームを被走査面上に光スポットとして結像する結像光学系とを有する光走査装置において、偏向手段の回転軸を軸支する軸支部材を固定した回転軸と直交する第1の板面を備える基板に、光源と集光光学素子と光検知素子とを一体的に支持するコアユニットと、結像光学系を保持するサブユニットと、を備え、回転軸と直交する第1の板面と直交するように曲げて形成した第2の板面に、光源および光検知素子を主走査方向に並設して配備し、偏向手段で偏向された光ビームを光検知素子で受光するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、偏向手段の回転軸を軸支する軸支部材を固定した回転軸と直交する第1の板面を備える基板に、光源と、集光光学素子と、光検知素子とを一体的に支持するコアユニットと、結像光学系を保持するサブユニットとを備え、回転軸と直交する第1の板面と直交するように曲げて形成した第2の板面に、光源および光検知素子を主走査方向に並設して配備し、偏向手段で偏向された光ビームを光検知素子で受光するようにしたので、ハウジングを用いることなく、ハウジングを用いたのと同じ機能を有する光走査装置を構成でき、像担持体との配置レイアウトや像担持体への光ビームの入射角度などの違いや、書込幅による結像光学系の違いによらず、複数の機種間で共通展開できるコアユニットが実現でき、組立工程が単純化され工数が削減できるので、型治具費など生産設備投資を最小限とし、まとまった台数を確保することで台あたりの投資回収を抑えることで、低コスト化が図れる。
また、コアユニット単位で必要な調整を完結し、光学性能が補償されていることで、手間を掛けずに交換でき、さらに、光源や偏向手段など経時的な消耗により交換が必要な部品を集約したことで、メンテナンス時間を短縮でき、リユースやリサイクルにも適応した光走査装置及び画像形成装置が提供できる。
本発明にかかる光走査装置の主要部を示す分解斜視図であり、偏向手段の駆動回路を形成した基板によるコアユニットの実施形態を示す図。 本発明にかかる光走査装置の主要部を示す分解斜視図であり、偏向手段の駆動回路を別基板としたコアユニットの実施形態を示す図。 コアユニットを用いた光走査装置の概略構成を示す斜視図。 コアユニットを内包する光走査装置の一実施形態を示す概略図。 本発明が適用された光走査装置の画像形成装置への組み付けの一形態を示す分解斜視図。 本発明が適用された光走査装置を備えた画像形成装置の一形態を示す概略図。 光走査装置の光源駆動のタイミングを示す図。 コアユニットを内包する光走査装置の別な形態を示す概略図。 コアユニットを内包する光走査装置の別な形態を示す概略図。 第2の板面に光検知素子を直接実装したコアユニットを内包する光走査装置の別な形態を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、光源として2つのレーザ光源を有し、2つのレーザ光源に対して共通の偏向手段で各々対向する方向に光照射して走査することで、2つの被走査面を同時に露光できるようにした光走査装置に用いるコアユニット100である。
コアユニット100は、偏向手段となるポリゴンミラー120を搭載した回転体121に駆動力を発生するコイル118や回転数を一定に保つ駆動回路が板金上にレジストを塗布してプリント配線された基板109がベースになっている。ポリゴンミラー120を搭載した回転体121の回転軸121a(以下「ポリゴンミラー120の回転軸」と称する場合もある)を軸支する軸受117又は軸受117を保持する軸支部材116は、コイル118や駆動回路がプリントされた基板109の第1の板面109aに、回転軸121aに直交する面内で回転軸121aの姿勢を拘束して接合し、固定される。
本形態では、ポリゴンミラー120を駆動するための磁気回路を構成するヨークとして作用させるため、基板109に鉄板を用いている。基板109には、その端部に、軸支部材116を接合した第1の板面109aとは直交、ここでは垂直な曲げにより曲げ部となる第2の板面109bがプレス形成され、第2の板面109bにレーザ光源の数だけ形成した反抜き穴111、111に、レーザ光源となる半導体レーザ101,102が、第2の板面109bと直交する方向に光束が射出されるように射出方向を拘束して、パッケージの外郭部を第2の板面109bの裏面より圧入して支持される。
半導体レーザ101,102の出力を一定に保ち、画像信号に応じて変調する駆動回路104a、104bが形成された回路基板104には、光検知素子となる光検知センサ103が実装され、この光検知センサ103と符号Wで示す主走査方向に沿って整列させて形成した図示しないスルーホールに第2の板面109bの反抜き穴111に圧入された半導体レーザ101、102のリード端子をそれぞれ挿入して、垂直な曲げ部となる第2の板面109bの裏側にスペーサ113を介して図示しないネジで締結固定されている。
図1に示す形態では、主走査方向Wに沿って、半導体レーザ101と半導体レーザ102の中間に光検知センサ103を配置し、半導体レーザ101からポリゴンミラー120に至る光軸Lに対し、ポリゴンミラー120で偏向され光検知センサ103に至る偏向角θが上流側になるようにして、ポリゴンミラー120により偏向、走査された半導体レーザ101からの光ビームのみを検出している(図3参照)。
ところで、図1に示す形態のように半導体レーザ101、102の近傍に光検知センサ103を配置する場合、ポリゴンミラー120により偏向、走査された光ビームが半導体レーザ101、102上を走査されるが、光ビームが半導体レーザ101,102に戻るとレーザ発振に支障をきたし出力が不安定になることが知られている。このため、本形態では、光検知センサ103に至る偏向角θを上流側で取ることで、光検知センサ103で検出される同期検知信号を基準として、半導体レーザ101、102上を走査している期間中、回路基板104の駆動回路104a、104bは確実に半導体レーザ101、102を消灯するように制御している。
また、光検知センサ103ではポリゴンミラー120で偏向された光ビームを直接受光する構成であるため、走査方向に光束径が絞られておらず、検出信号が訛ってしまう。そこで、第2の板面109bにおける反抜き穴111と反抜き穴111の間にスリット112を形成し、このスリット112を介して光検知センサ103にポリゴンミラー120からの光ビームを入射するように構成することで光束径を規制し、上記した半導体レーザ101、102の消灯制御が瞬時に行えるようにしている。
尚、光検知センサ103の直前に集光レンズを配備し、ポリゴンミラー120で偏向された光ビームを直接受光する構成であっても、コアユニット100単体で同期検知信号が得られる構成であれば、効果は同様である。
半導体レーザ101,102からポリゴンミラー120に至る光路中には、各半導体レーザに対応して集光光学素子となるカップリングレンズ105,106が配備されている。カップリングレンズ105,106は、第1の板面109a上に、カップリングレンズ105,106と一体的に形成した立設部107a、107bの底面を接合して固定される。カップリングレンズ105,106は、主走査方向Wであるポリゴンミラー120の回転軸121aに直交する方向と、それと直交する副走査方向Dとで異なる焦点距離を有しており、半導体レーザ101,102からの発散光束を主走査方向Wには略平行光束とする一方で、副走査方向Dにはポリゴンミラー120の回転反射面近傍で収束するように、立設部107a、107bの底面に形成したピン108a、108bを基板109の第1の板面109aに形成した長穴110、110にそれぞれ係合し、各長穴110に沿って移動して、光軸方向の位置を調整可能に構成されている。カップリングレンズ105,106は、第2の板面109bに形成した反抜き穴111と対向するように第1の板面109a上に配置され、光軸方向に延びる長穴110、110内でピン108a、108bをスライド移動させることで、光軸方向の位置を調整可能とされている。
上記したように、ポリゴンミラー120の回転軸121aは、軸倒れにより姿勢誤差を有していると、半導体レーザ101、102からポリゴンミラー120に入射する光束が、回転軸121aを含む面内で所定の入射方向とは傾いて入射され、全走査位置で均一なビームスポットが得られないという不具合がある。このため、本形態では、治具により光軸方向の位置調整と同時に、第1の板面109aに直交する方向、つまり副走査方向Dでの位置調整を行った状態で保持しておき、調整後、基板109の第1の板面109aと立設部107a、107bの底面との隙間に接着剤を充填し固定している。
図7は、本形態における半導体レーザ101、102の点灯タイミングの制御の一形態を示すタイミングチャートである。この半導体レーザ101、102の制御は、回路基板104に形成された駆動回路104a、104bにより実行される。
図7において、光検知センサ103で検出された同期検知信号をトリガーとして半導体レーザ101:LD1の消灯区間信号が生成され、この消灯区間信号が生成されている消灯区間において、半導体レーザ101は強制的に消灯される。消灯区間が終了すると、書込開始までの間に、半導体レーザ101の出力をモニタし、光ビーム強度を一定に制御する周知のAPC(Auto Power Control)のための発光がAPC区間において行われる。
半導体レーザ102:LD2は、上記同期検知信号をトリガーとして生成した擬似同期信号に基づいて、書込開始が開始され、書込区間の終了後に半導体レーザ102の消灯区間信号が生成され、この消灯区間信号が生成されている消灯区間において、半導体レーザ101の同期検知信号が得られるまでは強制的に消灯される。
尚、図1に示す半導体レーザ101と光検知センサ103との配置関係はこの限りではない。
また、本形態では、半導体レーザ101,102と光検知センサ103は、各々の駆動回路を形成した回路基板104に実装して、基板109の第2の板面109bに装着しているが、ポリゴンミラー120の駆動回路と同様、いずれかの回路を基板109の第1の板面109aにプリント配線して形成し、半導体レーザ101,102又は光検知センサ103を垂直な曲げ部となる第2の板面109bに直接実装してもよい。
図10は、光検知センサ103を回路基板104ではなく、垂直な曲げ部をとなる第2の板面109b(板金基板109側)に直接実装した例である。
図2は、コアユニット100の別の形態を示す。
一般に、図1に示した実施形態のように、基板109に電装系の回路を形成する場合、放熱性が良いというメリットがある反面、単層に限定されるというデメリットがあり、また、前記したような第2の板面109bのプレス成形の後に、プリント配線された回路に部品実装するため、かえってコストアップとなる場合がある。
そのため、図2に示す実施形態では、ポリゴンミラー120の駆動回路を、板金で成形された基板109とは別体の回路基板115で構成した。ポリゴンミラー120を搭載した回転体121の回転軸121aを軸支する軸受117又は軸受117を保持する軸支部材116は、基板109の板面109aに、回転軸121aに直交する面内で回転軸121aの姿勢を拘束して接合し、固定される。一方、軸支部材116の外周を基準に、コイル118や回転数を一定に保つ駆動回路は、第1の板面109aに実装された回路基板115に形成し、コイル118の中心と回転軸121aと中心を合わせて、回路基板115を基板109に接合している。これにより、回路基板115は紙フェノールやガラスエポキシ等の一般的なプリント配線板で構成できる。
図2に示す実施形態では、主走査方向に沿って、半導体レーザ101からポリゴンミラー120に至る光軸に対し、ポリゴンミラー120で偏向され光検知センサ103に至る偏向角が下流側になるように、光検知センサ103を配置して、ポリゴンミラー120により偏向、走査された半導体レーザ101からの光ビームを検出している。
すなわち、図2に示す形態では、スリット112を半導体レーザ101と半導体レーザ102の間ではなく、半導体レーザ101と回路基板104の端部104aとの間に光検知センサ103を配置し、このセンサと対向する第2の板面109bにスリット112を形成し、光検知センサ103に至る偏向角θが光軸の下流側になるように、光検知センサ103を配置している。
図3は、コアユニット100を有する光走査装置200の概要を示す図である。
光走査装置200は、コアユニット100と、結像光学系の結像素子となる走査レンズ130とを備えている。コアユニット100の基板109は、走査レンズ130の光軸に対して、半導体レーザ101、102からの光ビームが、ポリゴンミラー120の回転軸121aと直交する面内(主走査面内)で、ポリゴンミラー120の回転軸中心と、ポリゴンミラー120へ入射する方向とが所定となるように後述する画像形成装置にねじで固定される。
走査レンズ130は、入射面131と射出面133とが直交するように樹脂成形されている。ポリゴンミラー120からの光ビームは、入射面131から入射し、反射面132で折り返され、射出面133から射出され、被走査面を走査する。
図4に示すように、光走査装置200は、コアユニット100とサブユニット160とを備えていて、図5にも示すように、画像形成装置300へ装着される。図5に示すように、画像形成装置300の装置本体を構成する構造体301は、一対の側板303、304が底板302の端部側の上面に立設され、骨格を形成するフレーム筐体と、側板間を架橋して光走査装置200が装着されるベース部材305とからなり、被走査面が外周面で構成される像担持体である図4に示す感光体ドラム330または感光体ドラム330を保持するユニットが位置決めされ、支持される。
図4に示す感光体ドラム330の軸芯は、奥側を駆動部が配備される図5に示した側板303、手前側を側板304に装着される面板306に形成した係合穴307でそれぞれ位置決めされる。
コアユニット100は、図4に示すように、ベース部材305に装着されている。コアユニット100を装着した空間Sを覆うようにサブユニット160を構成する封止部材150は、ベース部材305に装着されていて、コアユニット100を内包している。
走査レンズ130は、図4に示すように、封止部材150に形成した射出開口151に、入射面131の光軸に平行な面により副走査方向の位置決めを、射出面133の光軸に平行な面により主走査面内におけるポリゴンミラー120との配置および走査レンズ間の平行性を位置決めして装着され、封止部材150と相まってサブユニット160を構成している。
図4中、符号152はコアユニット100をベース部材305に固定する固定部材としての複数の段付ネジ、符号153は封止部材150をベース部材305に装着する際の複数の位置決めピンである。各段付ネジ152は基板109に形成した係合穴109c、109cに係合して、各ピン153はベース部材305に形成した複数の係合穴305aにそれぞれ係合して、ポリゴンミラー120の回転軸121aと直交する面内(主走査面内)で、回転軸中心の位置と回転軸周りの位置とが互いに合うように位置決めされ、コアユニット100とサブユニット160がベース部材305の上面305A側に固定される。他の位置決め方法によってもよい。
図8は、光走査装置の別の実施形態を示す。
この形態は、結像光学系の結合素子となる走査レンズが2枚玉141,142で構成され、このうち、第1レンズ141は光軸が主走査面と平行に、第2レンズ142は光軸が主走査面と直交するように封止部材150に配備されている。ポリゴンミラー120で走査された光ビームは、第1レンズ141を通って折返しミラー143、144で折り返され、封止部材150の射出開口151に装着された第2レンズ142に入射され、感光体ドラム330面上に結像する。
図9は、光走査装置のさらに別の実施形態を示す
この形態では、封止部材150をベース部材305の下面301B側に装着して配備するようにしたものである。
結像光学系を構成する走査レンズは、第1レンズ141と、シリンダミラー145で構成されて封止部材150に配備されている。本形態の場合、ポリゴンミラー120で走査された光ビームは、第1レンズ141を通って折返しミラー143で折り返され、シリンダミラー145で反射されて、ベース部材305に形成された射出開口305c、305cをそれぞれ封止するガラス板154、154を通過し、感光体ドラム330面上に結像する。
上述したように、機種毎の感光体ドラム330の配置や感光体ドラム330への光ビームの入射角度等のレイアウトに関わらず、被走査面での光学特性を補償するうえで、配置精度を保つ必要があるポリゴンミラー120、半導体レーザ101、102、カップリングレンズ105、106のみをコアユニット100に集約し、構造体301への組付を介して、走査レンズ130との合体を行うように、従来の光走査装置のハウジングに求められる機能を分配したことで、ハウジングを用いずにハウジングを用いるのと同様、調整レスで構造体301(画像形勢装置本体)への組み込みが行え、感光体ドラム330に対する位置決めが行える光走査装置200を構成でき、コアユニット100単位で共通に使用することができる。
尚、上記実施形態では、2つの感光体ドラム330を走査するコアユニット100をサブユニット160に内包する例を示したが、1つの感光体ドラム330を走査するコアユニット100としてもよく、サブユニット160内に複数のコアユニット100を内包する形態であっても構わない。
このように、基板109の回転軸121aと直交する第1の板面109aと直角に曲げて形成した第2の板面109bに、導体レーザ101、102と、光検知センサ103を主走査方向Wに並設して配備し、ポリゴンミラー120で偏向された光ビームを光検知センサ103で受光するようにしたので、ハウジングを用いることなく、ハウジングを用いたのと同じ機能を有する光走査装置200を構成でき、感光体ドラム330との配置レイアウトや感光体ドラム330への光ビームの入射角度などの違いや、書込幅による結像光学系の違いによらず、複数の機種間で共通展開できるコアユニット100が実現でき、組立工程が単純化され工数が削減できる.このため、型治具費など生産設備投資を最小限とし、まとまった台数を確保することで台あたりの投資回収を抑えることで、低コスト化が図れる。
また、コアユニット100単位で必要な調整を完結し、光学性能が補償されていることで、手間を掛けずに交換でき、さらに、半導体レーザ101,102やポリゴンミラー120など経時的な消耗により交換が必要な部品を集約したことで、メンテナンス時間を短縮でき、リユースやリサイクルにも適応した光走査装置が提供できる。
また、第2の板面109bに、半導体レーザ101,102を駆動する駆動回路104a、104bが形成された回路基板104を保持し、回路基板104に、半導体レーザ101,102および光検知センサ103を実装するようにしたので、光源として用いる半導体レーザ101,102のch数や出力、ピン配列に応じて、回路基板単位で、光検知センサ103で受光する検出信号のタイミングやゲインを最適設定できる。このため、回路基板104の付替えにより、ポリゴンミラー120を備える板金製の基板109は共通のまま、様々なプリント速度や感光体感度に応じたコアユニット100が提供でき、組立工程が単純化され工数が削減できるので、コストの削減を図ることができる。
直角に曲げて形成した第2の板面109bに、スリット112を形成し、このスリット112を介して、光検知センサ103に、ポリゴンミラー120で走査された光ビームを入射するようにしたので、ポリゴンミラー120で偏向された光ビームが走査方向に光束径が絞られていなくても、検出信号が訛ってしまうことがなく、瞬時に立上げ、立下げされた同期検知信号が得られる。このため、結像光学系を通さずに、ポリゴンミラー120で偏向された光ビームを直接、光検知センサ103で受光できるので、半導体レーザ101,102と結像光学系との並設間隔を近づけることができ、コアユニット100をコンパクトにまとめることができるうえ、結像光学系に応じた画角や配置レイアウトによることなく、複数の機種間で共通で使用でき、組立工程が単純化され工数が削減できるので、コストの削減を図ることができる。
回路基板104の駆動回路104a、104bは、半導体レーザ101,102上をポリゴンミラー120で走査された光ビームが通過する期間中、半導体レーザ101,102を強制的に消灯するようにタイミング制御するので、半導体レーザ101,102と、光検知センサ103とを主走査方向Wに並設しても、ポリゴンミラー120で偏向された光ビームが半導体レーザ101,102に戻って、半導体レーザ101,102のレーザ発振が不安定になることを防止できる。このため、コアユニット100をコンパクトにまとめることができるうえ、結像光学系に応じた画角や配置レイアウトによることなく、複数の機種間で共通で使用でき、より組立工程が単純化され工数が削減できるので、コストが削減できる。
上述した光走査装置200においては、ポリゴンミラー120で偏向され光検知センサ103に至る偏向角θが、半導体レーザ101,102からポリゴンミラー120に至る光軸Lに対し上流側となるように構成しているので、光検知センサ103により得られた同期検知信号を基に、半導体レーザ101,102を強制的に消灯するタイミング制御を確実に行うことができ、下流側の偏向角θで検出するように光検知センサ103を配備するのに比べ、コアユニット100をコンパクトにまとめることができ、コストの削減を図ることができる。
図6は、光走査装置200を搭載する画像形成装置300の一形態を示すもので、ここではタンデム方式のカラー画像を形成可能な画像形成装置を例示している。
画像形成装置300は、複数のローラ部材に巻き掛けられて回転移動可能な中間転写体としての中間転写ベルト317を有しており、その移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応した4色分の感光体ドラム330(Y、M、C、K)を備えた各画像形成ステーション300(Y、M、C、K)が並列配置されている。この画像形成装置300では、光走査装置200を2ユニット備えている。これは、上述した光走査装置200は1ユニットで2色分に対応しているため、本形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)とシアン(C)、ブラック(K)の4色に対応するために2ユニット配備している。
各画像形成ステーション300(Y、M、C、K)とも構成は何れも同様である。像担持体となる各感光体ドラム330は、表面を一様に帯電する帯電部材となる帯電ローラ312で帯電されたあと、光走査装置200、200によりそれぞれ露光されて静電潜像が形成され、現像ローラ311を備えた現像装置により静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化される。各感光体ドラム330のトナー像は、中間転写ベルト317と各感光体ドラム330とが対向した1次転写部で中間転写ベルト317に1次転写され、中間転写ベルト317の移動方向に沿って順次各色トナーが重ね合わされ、カラー画像が形成される。1次転写後、各感光体ドラム330上に残ったトナーは、クリーニング手段を構成するクリーニングブレード314により掻き取られる。
一方、記録媒体となる用紙Pは、ベース部材305の下方に配置された給紙部を構成する給紙カセット315から給紙部材となる給紙コロ316によりタイミングに合わせて、中間転写ベルト317と、これと対向配置された2次転写部材319との間に形成される2次転写部320へと搬送され、中間転写ベルト317上で重ね合わされたトナー像が2次転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、定着ローラと加圧ローラを有する定着装置318によりトナー像が定着されたのち、排紙トレイ321に排出されてスタックされる。
このような構成の画像形成装置300が、上述したコアユニット100とサブユニット160を備えた光走査装置200を備え、半導体レーザ101,102を画像情報により変調して、被走査面である像担持体(感光体ドラム330)に静電潜像を形成し、画像を用紙Pに記録するようにしたので、リユースやリサイクルに応じて回収されたコアユニット100が機種を問わず共通に使用でき、また、組立工数が単純化されているので、再生も手間をかけずに行え、低コストや省資源化に準じた画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置としてはカラー画像形成に限定されるものではなく、モノクロ画像を形成する画像形成装置に本発明にかかる光走査装置200を搭載してもよい。画像形成装置としては、プリンタ、ファクシミリ、複写機単体、あるいは、少なくともこれら2つの機能を備えた複合機であってもよい。
100 コアユニット
101,102 光源
103 光検知素子
104 回路基板
104a、104b 駆動回路
105,106 集光光学素子
109 基板
109a 第1の板面
109b 第2の板面
112 スリット
116 軸支部材
120 偏向手段
121a 偏向手段の回転軸
130,141,142、145 結像光学系
160 サブユニット
200 光走査装置
300 画像形成装置
330 被走査面(像担持体)
L 光軸
θ 偏向角
W 主走査方向
特開2000−111824号公報 特開2002−258188号公報

Claims (6)

  1. 光源と、該光源からの発散光束を集光する集光光学素子と、該集光光学素子からの光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段により走査された光ビームを検出する光検知素子と、前記偏向手段により走査された光ビームを被走査面上に光スポットとして結像する結像光学系とを有する光走査装置において、
    前記偏向手段の回転軸を軸支する軸支部材を固定した前記回転軸と直交する第1の板面を備える基板に、前記光源と、前記集光光学素子と、前記光検知素子とを一体的に支持するコアユニットと、
    前記結像光学系を保持するサブユニットと、を備え、
    前記回転軸と直交する第1の板面と直交するように、曲げて形成した第2の板面に、前記光源および前記光検知素子を主走査方向に並設して配備し、前記偏向手段で偏向された光ビームを前記光検知素子で受光するようにしたことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第2の板面に、前記光源を駆動する駆動回路が形成された回路基板を保持し、
    前記回路基板に、前記光源および前記光検知素子を実装することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第2の板面にスリットを形成し、
    前記スリットを介して、前記光検知素子に前記偏向手段で走査された光ビームを入射するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記駆動回路は、前記光源上を前記走査された光ビームが通過する期間中、前記光源を強制的に消灯するようにタイミング制御することを特徴とする請求項2または3に記載の光走査装置。
  5. 前記偏向手段で偏向され、前記光検知素子に至る偏向角は、前記光源から前記偏向手段に至る光軸に対し、上流側となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置を備え、
    前記光源を画像情報により変調して、被走査面である像担持体上に静電潜像を形成して画像を記録することを特徴とする画像形成装置。
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