JP2018066878A - 光学走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、カラー用とモノクロ用の画像形成装置の両方に容易に転用可能で、水平同期信号の取得のみのために余計な部品を必要としない光学走査装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング部材40は、第一の光学走査部F1の発光タイミングを計る検知レンズ39を取り付ける第一のレンズ設置台40aと、第二の光学走査部F2の発光タイミングを計る検知レンズ39を取り付ける第二のレンズ設置台40bと、第一の光学走査部F1の半導体レーザ30Y,30Mを発光させる回路基板35aを取り付ける第一の側壁40cと、第二の光学走査部F2の半導体レーザ30C,30Kを発光させる回路基板35bを取り付ける第二の側壁40dと、を有し、検知レンズ39は、第一のレンズ設置台40aまたは第二のレンズ設置台40bの何れか一方にのみ取り付けられることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に備えられる光学走査装置に関するものである。
従来、レーザビームプリンタやデジタル複写機等に用いられる光学走査装置においては、画像信号に応じて光源から光変調されて出射した光束を、回転多面鏡等の光偏向器により周期的に偏向走査させる。そして、fθ特性(走査ビームが角度θで入ってくると、そのレンズの焦点距離fを掛け合わせた大きさ(Y=f×θ)の像を結ぶようなレンズの特性)を有する結像光学系により感光ドラムの表面上の結像面にスポット状に集束させる。
結像面上のスポットは、光偏向器による主走査と、感光ドラムの回転による副走査に伴って静電潜像を形成する。その静電潜像にトナーを供給して感光ドラムの表面上にトナー像を形成し、記録材に転写して画像形成が行われる。この光学走査装置をカラー用の画像形成装置に応用する場合には、例えば、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの四色のトナー像を重ね合わせてカラー画像をシート状の記録材上に形成している。
特許文献1では、四つの光源からの光束を同一の光偏向器に入射する。そして、そのうちの一つの光源から一つの検知手段により感光ドラムの表面を走査する際の書き出しタイミングを計るための水平同期信号(以下、「BD(Beam Detect)信号」という)を出力する。特許文献1では、この一つのBD信号を用いて、残りの光源からの光束の書き出しタイミングを計るための擬似的なBD信号(以下、「擬似BD信号」という)を生成する手段が開示されている。
また、特許文献1では、カラー用の画像形成装置におけるフルカラー画像のファーストプリントアウトタイムを短縮するためには、BD信号を取得する光源は、上流側(画像を先に形成する側)が好適であると述べられている。尚、ファーストフリントアウトタイムとは、印刷開始から記録材が画像形成装置の外に排出されるまでの時間(プリント要求を受けてから一枚目の記録材が機外に排出されるまでの時間)である。
つまりイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの順に画像を形成するならば、BD信号をイエローYまたはマゼンタMの光源で取得する。また、画像形成装置の生産効率を高めるために特許文献2では、カラー用の画像形成装置をモノクロ画像のみを印刷する画像形成装置(以下、「モノクロ用の画像形成装置」という)に転用することが述べられている。特許文献2では、カラー用の光学走査装置をモノクロ用の画像形成装置に転用する際には、モノクロ画像を形成するにあたり不要な光源や光学系を削除して使用している。
特開2014−133409号公報 特開2006−126647号公報
しかしながら、特許文献1において、カラー用の光学走査装置をモノクロ用の光学走査装置に転用するために、特許文献2のようにモノクロ画像の形成に不要な光源や光学系を削除した場合を考慮する。その場合、BD信号の取得のみのためにイエローYまたはマゼンタMの光源を残す必要がある。これはモノクロ用の光学走査装置としては余計な部品が必要となる。
それを避けるために、BD信号の取得が可能なイエローY部またはマゼンタM部にブラックKの現像剤を使用してモノクロ画像を形成する画像形成装置にした場合を考慮する。その場合には、記録材上への画像転写までの距離が元々のカラー用の画像形成装置のブラックK部の位置よりも延びてしまう。このためモノクロ用の画像形成装置としてのファーストプリントアウトタイムが長くなってしまう。また、これらを避けるためにモノクロ用の光学走査装置用に新たにハウジング部材(光学箱)を設けることは画像形成装置の生産効率を低下させてしまう。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、カラー用とモノクロ用の画像形成装置の両方に容易に転用可能で、水平同期信号の取得のみのために余計な部品を必要としない光学走査装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る光学走査装置の代表的な構成は、複数の光源と、前記光源から出射した光束を偏向走査する偏向走査手段と、前記偏向走査手段により偏向された光束を主走査方向の発光タイミングの基準となる水平同期信号を発生するタイミング検知手段に導く検知レンズと、前記偏向走査手段の回転中心を中心にして反対側に設けられた第一、第二の光学走査部と、少なくとも前記複数の光源と、前記偏向走査手段と、前記検知レンズと、前記第一、第二の光学走査部とを内包するハウジング部材と、を有する光学走査装置において、前記ハウジング部材は、前記第一の光学走査部の発光タイミングを計る前記検知レンズを取り付ける第一のレンズ設置台と、前記第二の光学走査部の発光タイミングを計る前記検知レンズを取り付ける第二のレンズ設置台と、前記第一の光学走査部の前記光源を発光させる第一の電気基板を取り付ける第一の側壁と、前記第二の光学走査部の前記光源を発光させる第二の電気基板を取り付ける第二の側壁と、を有し、前記第一のレンズ設置台に取り付けられた前記検知レンズを透過する光束は、前記第一の電気基板に設けられた第一の光検知部に到達し、前記第二のレンズ設置台に取り付けられた前記検知レンズを透過する光束は、前記第二の電気基板に設けられた第二の光検知部に到達し、前記第一のレンズ設置台と前記第二のレンズ設置台とは、前記偏向走査手段の回転中心を通る直線を中心にして線対称に配置され、前記第一の電気基板と前記第二の電気基板とは、前記偏向走査手段の回転中心を通る直線を中心にして線対称に配置され、前記検知レンズは、前記第一のレンズ設置台または前記第二のレンズ設置台の何れか一方にのみ取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、カラー用とモノクロ用の画像形成装置の両方に容易に転用可能で、水平同期信号の取得のみのために余計な部品を必要としない。
本発明に係る光学走査装置を搭載した画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る光学走査装置の構成を示す斜視説明図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 本発明に係る光学走査装置のハウジング部材の構成を示す平面説明図である。 本発明に係る光学走査装置をモノクロ用の画像形成装置に適用した一例を示す斜視説明図である。
図により本発明に係る光学走査装置の一実施形態を具体的に説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る光学走査装置を搭載した画像形成装置の構成について説明する。図1は、本発明に係る光学走査装置3を搭載した画像形成装置100の構成を示す断面説明図である。図1に示す画像形成装置100は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの四色の画像形成部17Y、17M、17C、17Kを備え、記録材10上に各色のトナー像を形成する電子写真方式のカラー用の画像形成装置である。尚、説明の都合上、各画像形成部17Y、17M、17C、17Kを代表して画像形成部17を用いて説明する場合もある。各画像形成部17を構成する各画像形成プロセス手段についても同様である。
図1の時計回り方向に回転する像担持体となる各感光ドラム1の表面は、帯電手段となる各帯電ローラ2により一様に帯電される。一様に帯電された各感光ドラム1の表面には、露光手段となる光学走査装置3から出射される各色の画像情報に応じたレーザ光Lがそれぞれ照射される。これにより各感光ドラム1の表面に各色の画像情報に応じた静電潜像が形成される。
各感光ドラム1の表面に形成された静電潜像に対して現像手段となる各現像装置4内に設けられた現像剤担持体となる各現像ローラ6から各色のトナーが供給されて現像され、各感光ドラム1の表面に各色のトナー像が形成される。
各感光ドラム1に対向して像担持体となる中間転写ベルト8が張架ローラ8a,8bにより図1の反時計回り方向に回転可能に張架されている。中間転写ベルト8の内周面側には、各感光ドラム1に対向して一次転写手段となる各一次転写ローラ7が設けられている。
各感光ドラム1の表面に形成された各色毎のトナー像は、図示しない一次転写バイアス電源により各一次転写ローラ7に一次転写バイアス電圧が印加されることにより中間転写ベルト8の外周面に順次に一次転写される。一次転写後に各感光ドラム1の表面に残留した残留トナーは、クリーニング手段となるクリーニング装置5に設けられた図示しないクリーニングブレードにより掻き取られて回収される。
一方、給送カセット9には、記録材10が収容されている。給送カセット9に収容された記録材10は、給送ローラ18により繰り出され、図示しない分離手段との協働により一枚ずつ分離給送される。その後、搬送ローラ11により挟持搬送され、停止したレジストローラ12のニップ部に記録材10の先端部が突き当たって該記録材10の腰の強さにより斜行が矯正される。
その後、記録材10は、レジストローラ12により挟持されて所定のタイミングで中間転写ベルト8の外周面と、二次転写手段となる二次転写ローラ13とにより形成された二次転写ニップ部14に搬送される。図示しない二次転写バイアス電源から二次転写ローラ13に二次転写バイアス電圧が印加される。これにより中間転写ベルト8の外周面上に重畳されたトナー像が記録材10に一括して二次転写される。
その後、記録材10は、二次転写ニップ部14において二次転写ローラ13と、中間転写ベルト8の外周面とにより挟持搬送されて定着手段となる定着装置15に送られる。そして、定着装置15に設けられた定着ユニット15aの定着フィルムの外周面と加圧ローラ15bとにより挟持搬送される過程において加熱及び加圧されてトナー像が熱溶融して記録材10に熱定着される。その後、排出ローラ16により挟持搬送されて排出トレイ19上に排出される。
<光学走査装置>
次に、図2〜図4を用いて光学走査装置3の構成について説明する。図2は、本発明に係る光学走査装置3の構成を示す斜視説明図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図2のB−B断面図である。尚、図2に示す光学走査装置3は、ハウジング部材40の内部の構成を示すために該ハウジング部材40を覆う蓋体となるカバー部材は省略している。図3は、光学走査系の構成を示し、図4は、入射光学系の構成を示す。
<入射光学系>
図2に示す回路基板35a,35bにより複数の光源となる半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kがそれぞれ駆動制御される。尚、説明の都合上、各半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kを代表して半導体レーザ30を用いて説明する場合もある。他の光学部品も同様である。
各半導体レーザ30から出射された発散光からなるレーザ光Lは、それぞれコリメータレンズ31Y,31M,31C,31Kにより平行な光からなるレーザ光束に変換される。このレーザ光Lは、シリンドリカルレンズ32a,32bをそれぞれ透過することにより副走査方向(感光ドラム1の円周方向)にのみ収束されて偏向走査手段となる回転多面鏡33の反射面上に線像として結像する。回転多面鏡33は、スキャナモータ34により図2の矢印D方向に回転駆動される。これにより各半導体レーザ30Y,30M,30C,30K(光源)からそれぞれ出射したレーザ光LY,LM,LC,LK(光束)を偏向走査する。
図4に示すように、半導体レーザ30C,30Kは、副走査方向(感光ドラム1の円周方向)に隣り合って配置される。各半導体レーザ30C,30Kから出射されたレーザ光LC,LKは、回転多面鏡33の反射面に直交する方向に対してそれぞれ角度θbで斜めに入射する。図4では、シアンCとブラックKのレーザ光LC,LKの一例を示すが、イエローYとマゼンタMのレーザ光LY,LMも同様な構成であるため重複する説明は省略する。
<書き出しタイミング>
次に、図2を用いて感光ドラム1の表面に対する書き出しタイミングの計り方について説明する。図2に示す半導体レーザ30Mから出射されたレーザ光LMは、スキャナモータ34により矢印D方向に回転する回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される。回転多面鏡33の反射面に反射して偏向されたレーザ光LMbは検知レンズ39に入射される。そして、該検知レンズ39を透過して出射された後、光学箱となるハウジング部材40の側壁40cに設けられた図示しない貫通孔を通過して該側壁40cに取り付けられた回路基板35a上に設けられた光検知手段となる光検知部35cにより受光される。
レーザ光LMbを受光することにより光検知部35cからBD信号が発生する。このBD信号をトリガーにして、各色の画像データに基づいて所定のタイミングで各半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kを発光させる。これにより各帯電ローラ2により一様に帯電された各感光ドラム1の表面に各色の画像データに基づいた静電潜像をそれぞれ形成する。
尚、図2に示す半導体レーザ31C,31K側には、検知レンズ39及び光検知部35cを設けていない。このため各半導体レーザ31C,31Kを発光させるトリガーとなるBD信号は、マゼンタMのレーザ光LMbを受光する光検知部35cからBD信号を取得し、シアンC、ブラックKの各色では、マゼンタMのBD信号を擬似BD信号として使用する。
光検知部35cは、回転多面鏡33(偏向走査手段)により偏向されたレーザ光LY,LM,LC,LK(光束)を主走査方向(感光ドラム1の軸方向)の発光タイミングの基準となる水平同期信号を発生するタイミング検知手段として構成される。検知レンズ39は、回転多面鏡33(偏向走査手段)により偏向されたレーザ光LY,LM,LC,LK(光束)を光検知部35c(タイミング検知手段)に導く。
<光学走査系>
次に、図2及び図3を用いて光学走査系の構成について説明する。図3に示すように、回転多面鏡33は、スキャナモータ34により図2の矢印D方向に回転駆動され、各色のレーザ光LY,LM,LC,LKが回転多面鏡33の反射面に反射してそれぞれ偏向される。
図3に示すように、回転多面鏡33の図2の矢印D方向の回転により偏向された各レーザ光LY,LMは、第1の走査レンズ36aを透過する。その後、レーザ光LYは、第2の走査レンズ37bを透過し、ミラー38cで反射された後、図1に示す感光ドラム1Yの表面にスポット像として結像する。一方、第1の走査レンズ36aを透過したレーザ光LMは、ミラー38bで反射された後、第2の走査レンズ37aを透過し、ミラー38aで反射された後、図1に示す感光ドラム1Mの表面に結像する。
また、各レーザ光LY,LMが図2の矢印D方向に回転する回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される方向は、図2の矢印S1方向である。一方、各レーザ光LC,LKが図2の矢印D方向に回転する回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される方向は、図2の矢印S2方向である。
図3に示すように、回転多面鏡33の図2の矢印D方向の回転により偏向された各レーザ光LC,LKは、それぞれ第1の走査レンズ36bを透過する。レーザ光LCは、ミラー38eで反射された後、第2の走査レンズ37cを透過してミラー38dで反射された後、図1に示す感光ドラム1Cの表面に結像する。一方、第1の走査レンズ36bを透過したレーザ光LKは、第2の走査レンズ37dを透過し、ミラー38fで反射された後、図1に示す感光ドラム1Kの表面に結像する。
尚、図3において、回転多面鏡33の図2の矢印D方向の回転により各レーザ光LY,LMが偏向走査される光学系を第一の光学走査部F1という。また、回転多面鏡33の図2の矢印D方向の回転により各レーザ光LC,LKが偏向走査される光学系を第二の光学走査部F2という。
<第一の光学走査部>
図2、図3及び図5に示すように、第一の光学走査部F1は、半導体レーザ30Y,30M(光源)、シリンドリカルレンズ32a、回転多面鏡33(偏向走査手段)を有する。更に、第1の走査レンズ36a、第2の走査レンズ37a,37b、ミラー38a〜38c、第一のレンズ設置台40a、光検知部35c(タイミング検知手段)等を有して構成される。
<第二の光学走査部>
図2、図3及び図5に示すように、第二の光学走査部F2は、半導体レーザ30C,30K(光源)、シリンドリカルレンズ32b、回転多面鏡33(偏向走査手段)を有する。更に、第1の走査レンズ36b、第2の走査レンズ37c,37d、ミラー38d〜38f、第二のレンズ設置台40b、図6に示す光検知部35c(タイミング検知手段)等を有して構成される。
尚、第一、第二の光学走査部F1,F2において、回転多面鏡33(偏向走査手段)、検知レンズ39は、共通である。検知レンズ39は、カラー用とモノクロ用とで用途に応じて第一のレンズ設置台40aと第二のレンズ設置台40bとに選択的に取り付けられる。また、光検知部35c(タイミング検知手段)もカラー用とモノクロ用とで用途に応じて図2に示す回路基板35aと、図6に示す回路基板35bとに選択的に取り付けられる。
図2に示すハウジング部材40の第一の側壁40cには、第一の光学走査部F1の半導体レーザ30Y,30M(光源)を発光させる回路基板35a(第一の電気基板)が取り付けられる。図6に示すハウジング部材40の第二の側壁40dには、第二の光学走査部F2の半導体レーザ30K(光源)を発光させる回路基板35b(第二の電気基板)が取り付けられる。
図2に示すように、半導体レーザ30Mから出射されたレーザ光LMが回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される。その後、第一のレンズ設置台40aに取り付けられた検知レンズ39を透過するレーザ光LMb(光束)は、回路基板35a(第一の電気基板)に設けられた光検知部35c(第一の光検知部)に到達する。
図6に示すように、半導体レーザ30Kから出射されたレーザ光LKが回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される。その後、第二のレンズ設置台40bに取り付けられた検知レンズ39を透過するレーザ光LKb(光束)は、回路基板35b(第二の電気基板)に設けられた光検知部35c(第二の光検知部)に到達する。
図5に示すように、ハウジング部材40の底板40e上に設けられる第一のレンズ設置台40aと第二のレンズ設置台40bとは、回転多面鏡33(偏向走査手段)の回転中心33aを通る直線となる中心線Gを中心にして線対象に配置されている。ハウジング部材40の底板40eからそれぞれ第一、第二の側壁40c,40dが起立して設けられる。各第一、第二の側壁40c,40dにそれぞれ取り付けられる回路基板35a(第一の電気基板)と回路基板35b(第二の電気基板)とは、回転多面鏡33(偏向走査手段)の回転中心33aを通る直線となる中心線Gを中心にして線対象に配置されている。
図1に示す各帯電ローラ2により一様に帯電された四つの感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面上に図3に示す第一、第二の光学走査部F1,F2により画像情報に応じた各レーザ光LY,LM,LC,LKを走査して静電潜像を形成する。図2、図3及び図5に示すように、第一、第二の光学走査部F1,F2は、回転多面鏡33(偏向走査手段)の回転中心33aを中心にして反対側に設けられている。
回転多面鏡33が図2の矢印D方向に回転することにより各色のレーザ光Lの偏向される角度が変化する。そして、各感光ドラム1の表面上にレーザ光Lが結像した各スポット像は、該感光ドラム1の表面上を該感光ドラム1の軸方向(主走査方向)に走査されて移動する(主走査)。
また、感光ドラム1が図1の時計回り方向に回転することにより感光ドラム1の表面上にレーザ光Lが結像した各スポット像は副走査される。即ち、各スポット像は、該感光ドラム1の表面上を該感光ドラムの軸方向に対して直交する方向(感光ドラム1の周方向;副走査方向)に移動する。
これにより図1に示す各帯電ローラ2により一様に帯電された四つの感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面上に各色の画像情報に応じた静電潜像が形成される。図4に示す入射光学部F3及び図3に示す第一、第二の光学走査部F1,F2は、一つのハウジング部材40内に精度良く収容され、ハウジング部材40の上開口部を図示しない蓋体により覆って光学走査装置3を形成している。
<ハウジング部材>
次に、図5を用いてハウジング部材40の構成について説明する。図5は、本発明に係る光学走査装置3のハウジング部材40の構成を示す平面説明図である。図5に示すカラー用の光学走査装置3は、複数の感光ドラム1を有するカラー用の画像形成装置100に使用されるときの形態を示したものである。
図5に示すハウジング部材40内の略中央部には、回転多面鏡33(偏向走査手段)が設けられている。更に、該回転多面鏡33を中心にして図5の左側に第一の光学走査部F1が設けられ、図5の右側に第二の光学走査部F2が設けられている。更に、図5に示す回転多面鏡33の回転中心33aを通る中心線Gを中心にして略線対称に以下の部品が設けられている。半導体レーザ30Y,30M,30C,30K(複数の光源)、シリンドリカルレンズ32a,32b、第一、第二のレンズ設置台40a,40b、回路基板35a,35bの取り付け面となる側壁40c,40dが設けられている。
更に、図5に示すハウジング部材40内には、第一、第二のレンズ設置台40a,40bの何れかに選択的に取り付けられる検知レンズ39が設けられている。図5に示す第一のレンズ設置台40a上に取り付けられた検知レンズ39は、第一の光学走査部F1の光源である半導体レーザ30Mから出射されたレーザ光LMが回転多面鏡33の反射面に反射して偏向されたレーザ光LMbを光検知部35cに導く。図5に示すハウジング部材40内には、検知レンズ39を設置する第一のレンズ設置台40aに相当する第二のレンズ設置台40bも回転多面鏡33の回転中心33aを通る中心線Gを中心にして略線対称に設けられている。
図5の左側に設けられた第一の光学走査部F1の第一のレンズ設置台40aには、該第一の光学走査部F1の発光タイミングを計る検知レンズ39が取り付けられる。一方、図5の右側に設けられた第二の光学走査部F2の第二のレンズ設置台40bには、図6に示すモノクロ用に転用する場合に該第二の光学走査部F2の発光タイミングを計る検知レンズ39が取り付けられる。本実施形態の検知レンズ39は、第一のレンズ設置台40aまたは第二のレンズ設置台40bの何れか一方のみに取り付けられる。
図5の右側に設けられた第二の光学走査部F2の第二のレンズ設置台40bは、図6に示すモノクロ転用時に使用される。第二のレンズ設置台40bには、検知レンズ39が設けられる。図6に示す光検知部35c(タイミング検知手段)は、第二の光学走査部F2側の光源である半導体レーザ30Kから出射されたレーザ光LKの書き出しのトリガーとなる擬似BD信号を生成する。検知レンズ39は、半導体レーザ30Kから出射されたレーザ光LKが回転多面鏡33の反射面に反射して偏向されたレーザ光LKbを図6に示す光検知部35c(タイミング検知手段)に導く。これらの各種光学部品がハウジング部材40に内包されている。
<モノクロ転用時の光学走査装置>
次に、図6を用いてカラー用の画像形成装置100をモノクロ用の画像形成装置100に転用したとき、つまりカラー用の光学走査装置3をモノクロ用の光学走査装置3aに転用したときの構成について説明する。図6は、本発明に係る光学走査装置をモノクロ用の画像形成装置100に適用した一例を示す斜視説明図である。尚、図6に示す光学走査装置3aは、ハウジング部材40の内部の構成を示すために該ハウジング部材40を覆う蓋体となるカバー部材は省略している。
ハウジング部材40は、図2に示すハウジング部材40をそのまま使用する。そして、モノクロ用の画像形成装置100のモノクロ画像の静電潜像の形成に不要な部品を削除している。具体的には、図2に示す半導体レーザ30Y,30M,30Cと、第一の光学走査部F1のシリンドリカルレンズ32aと、回路基板35aとを削除している。更に、第一の光学走査部F1の第1の走査レンズ36a、第2の走査レンズ37a,37b、ミラー38a〜38cと、第二の光学走査部F2の第2の走査レンズ37c、ミラー38d,38eとを削除している。
一方、第一のレンズ設置台40a上に設けられた検知レンズ39は、該第一のレンズ設置台40aから取り外して第二のレンズ設置台40b上に移動して取り付ける。また、回路基板35b上に新たに光検知部35cを設ける。
図6は、第二のレンズ設置台40b上に移動した検知レンズ39と、光検知部35cと、回転多面鏡33の回転方向を図2の矢印D方向とは反対方向となる図6の矢印E方向に変更したスキャナモータ34aとを有するモノクロ用の光学走査装置3aを示す。半導体レーザ30Kから出射されたレーザ光LKがシリンドリカルレンズ32bを透過して図6の矢印E方向に回転する回転多面鏡33の反射面に反射して偏向される。偏向されたレーザ光LKbが検知レンズ39に入射して該検知レンズ39を透過して出射する。その後、ハウジング部材40の側壁40dに設けられた図示しない貫通孔を通過し、光検知部35cに到達する。
これにより半導体レーザ30Kの主走査方向(感光ドラム1の軸方向)の書き出しタイミングのトリガーとなるBD信号の生成が可能となる。これによりモノクロ用の画像形成装置100へ転用した場合でも主走査方向(感光ドラム1の軸方向)の書き出しタイミングを計るためだけの半導体レーザ30は不要である。
また、モノクロ用の画像形成装置100のファーストプリントアウトタイムを損ねることもない。尚、ファーストフリントアウトタイムとは、画像形成装置100により印刷動作を開始した時点から記録材10が画像形成装置100の外に排出されるまでの時間(プリント要求を受けてから一枚目の記録材10が機外に排出されるまでの時間)である。
図1に示す本実施形態におけるカラー用の画像形成装置100の四色の並びは中間転写ベルト8の回転方向上流側からイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの順序に配置した一例である。他に、図1に示すカラー用の画像形成装置100において、イエローY、マゼンタMの位置にブラックKが配置された場合を考慮する。
このような場合でも図2及び図6に示すハウジング部材40であればカラー用の画像形成装置100からモノクロ用の画像形成装置100に容易に転用することができる。転用するときに、第一のレンズ設置台40a上の検知レンズ39を取り外して第二のレンズ設置台40b上に検知レンズ39を取り付ける。これにより転用前のカラー用の画像形成装置100の色の並びの影響は受けない。これによりモノクロ用の画像形成装置100においてもファーストプリントアウトタイムが遅くなることはない。
また、図2及び図6に示すように、第一、第二のレンズ設置台40a,40b上に取り付けられる検知レンズ39は、カラー用の光学走査装置3の場合と、モノクロ用の光学走査装置3aの場合とで選択的に使用される。検知レンズ39は、何れの使用時においても一つしか設置されていない。このため部品点数が削減できる。
本実施形態では、図2及び図6に示すように、カラー用の光学走査装置3の場合と、モノクロ用の光学走査装置3aの場合とで共通のハウジング部材40を使用する。そして、そのハウジング部材40に図2に示すように、第一の光学走査部F1と第二の光学走査部F2の各々に検知レンズ39を着脱可能に取り付ける第一、第二のレンズ設置台40a,40bを設ける。そして、そのうちの一つをモノクロ用の光学走査装置3aの場合のブラックK色に対応するレーザ光LK用に用いる。これによりカラー用の光学走査装置3をモノクロ用の光学走査装置3aとして容易に転用することができる。これにより画像形成装置100の開発期間の短縮や生産効率を高めることが可能となる。
このような光学走査装置3,3aは、複数の感光ドラム1を有するカラー用の画像形成装置100と、単一の感光ドラム1を有するモノクロ用の画像形成装置100との両方に共通して適用可能である。また、モノクロ用の画像形成装置100に適用した場合にもファーストプリントアウトタイムを遅くすることがない。これによりカラー用とモノクロ用とに容易に転用可能で生産効率の高い光学走査装置3,3aを提供することができる。
尚、本実施形態では、カラー用の光学走査装置3からモノクロ用の光学走査装置3aに転用する際にスキャナモータ34,34aのそれぞれの回転方向を反対方向に設定した。他に、スキャナモータ34,34aのそれぞれの回転方向が同方向であってもブラックK色に対応するレーザ光LKの書き出しタイミングを計ることができることは言うまでもない。
F1…第一の光学走査部
F2…第二の光学走査部
30,30Y,30M,30C,30K…半導体レーザ(光源)
35a…回路基板(第一の電気基板)
35b…回路基板(第二の電気基板)
39…検知レンズ
40…ハウジング部材
40a…第一のレンズ設置台
40b…第二のレンズ設置台
40c…第一の側壁
40d…第二の側壁

Claims (1)

  1. 複数の光源と、
    前記光源から出射した光束を偏向走査する偏向走査手段と、
    前記偏向走査手段により偏向された光束を主走査方向の発光タイミングの基準となる水平同期信号を発生するタイミング検知手段に導く検知レンズと、
    前記偏向走査手段の回転中心を中心にして反対側に設けられた第一、第二の光学走査部と、
    少なくとも前記複数の光源と、前記偏向走査手段と、前記検知レンズと、前記第一、第二の光学走査部とを内包するハウジング部材と、
    を有する光学走査装置において、
    前記ハウジング部材は、
    前記第一の光学走査部の発光タイミングを計る前記検知レンズを取り付ける第一のレンズ設置台と、
    前記第二の光学走査部の発光タイミングを計る前記検知レンズを取り付ける第二のレンズ設置台と、
    前記第一の光学走査部の前記光源を発光させる第一の電気基板を取り付ける第一の側壁と、
    前記第二の光学走査部の前記光源を発光させる第二の電気基板を取り付ける第二の側壁と、
    を有し、
    前記第一のレンズ設置台に取り付けられた前記検知レンズを透過する光束は、前記第一の電気基板に設けられた第一の光検知部に到達し、
    前記第二のレンズ設置台に取り付けられた前記検知レンズを透過する光束は、前記第二の電気基板に設けられた第二の光検知部に到達し、
    前記第一のレンズ設置台と前記第二のレンズ設置台とは、前記偏向走査手段の回転中心を通る直線を中心にして線対称に配置され、
    前記第一の電気基板と前記第二の電気基板とは、前記偏向走査手段の回転中心を通る直線を中心にして線対称に配置され、
    前記検知レンズは、前記第一のレンズ設置台または前記第二のレンズ設置台の何れか一方にのみ取り付けられることを特徴とする光学走査装置。
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