JP2013238185A - 内燃機関の燃焼状態判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノック判定の精度の一層の向上を図る。
【解決手段】ノッキングが発生していない複数回の燃焼に係る複数のイオン電流信号のサンプリング値の時系列を取得し、当該サンプリング値の時系列からノイズ成分を除去するための処理を施すことなく、当該サンプリング値の時系列のピークを示す値xと、当該サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量を示す値yとを演算し、前記所定周波数成分の量を示す値yを基に、前記ピークを示す値xに対応する基準レベルを決定し、当該基準レベルを用いてノック判定レベルを設定する。特に、複数の[x,y]の組から、基準レベルの関数Y=AX2+BX+Cを、最小二乗法等により求める。ノック判定レベルは、基準レベルをn倍したもの、即ちY=n(AX2+BX+C)とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の気筒におけるノッキングの有無を判定する燃焼状態判定装置に関する。
内燃機関の気筒での燃料の燃焼状態を推測する手法の一として、燃焼の際に点火プラグの電極を流れるイオン電流を参照することが知られている。イオン電流を基に気筒におけるノッキングを感知するためには、イオン電流検出用の回路を介して計測されるイオン電流信号を、ノッキングに起因して生じる信号の周波数成分のみを通過させるバンドバスフィルタに入力し、当該フィルタから出力される信号を判断材料とする。
ノック判定の際、イオン電流信号から抽出した周波数成分と比較するノック判定レベルは、以下のように定める。まず、ノッキングが発生していないと思しき複数回の燃焼機会において、複数回のイオン電流信号の計測を行う。次いで、各回のイオン電流信号について、そのピーク値、及びイオン電流信号から抽出した周波数成分の大きさを知得する。
そして、各回のピーク値x及び周波数成分yの大きさの組[x,y]の集合に対して、基準レベルとなる一次関数Y=AX+Bを当てはめる。つまりは、左記の関数式における係数A及び切片Bを求める。さらに、基準レベルをn倍して、ノック判定レベルを決定する。
ノッキングの有無を判定するには、燃焼中に計測されるイオン電流信号からピーク値xp及び周波数成分ytを得、その周波数成分ytとノック判定レベルn(Axp+B)との大小比較を行う。yt≧n(Axp+B)が成立するならば、気筒においてノッキングが起こったものと判定する。
現実には、車両走行中のラジエータファンの作動等により発生するノイズやその他の要因によるホワイトノイズが、バックグラウンドノイズとしてイオン電流信号に重畳する。このようなノイズは、ノック判定の精度を低下させ、誤判定を招き得る。
そこで、従来、基準レベル及びノック判定レベルを決定するにあたり、イオン電流信号からノイズ成分を抽出した上、そのノイズ成分の分だけ基準レベルを低減するオフセット補正を施している(例えば、下記特許文献を参照)。
特許3281624号公報(特に、段落0029以降)
しかしながら、ノイズ除去処理を施したイオン電流信号を基に基準レベルの学習を行うと、基準レベルの係数Aが著しく小さくなるケースがあることが実験的に確かめられた。基準レベルの係数Aが小さいと、ノック判定レベルの係数nAも小さくなる。即ち、図11に示しているように、ピーク値Xを横軸、周波数成分Yを縦軸にとった場合のノック判定レベル(図中実線で示す。なお、基準レベルを図中破線で示す)の直線の傾きが小さく、平坦に近くなる。
ノッキングが起こったときにイオン電流信号に重畳される、ノッキングに起因した振動的な信号の振幅は、同程度のノック強度であれば、気筒の燃焼室内に存在するイオンの濃度が高いほど大きくなると推測される。
にもかかわらず、ノック判定レベルの係数nAが小さいと、広汎な運転領域について高い精度でノック判定を実施することが難しくなる。乗数nを大きく設定すると、燃焼室内のイオン濃度が低くなる低中負荷の運転領域において、ノッキングを起こしていてもこれを感知できなくなる。逆に、乗数nを小さく設定すると、燃焼室内のイオン濃度が高くなる高負荷の運転領域において、ノッキングを起こしていないにもかかわらずノッキングがあったものと誤判定してしまう。
本発明は、上述の問題に初めて着目してなされたものであり、ノック判定の精度の一層の向上を図ることを所期の目的としている。
本発明では、燃焼の際に点火プラグの電極を流れるイオン電流を検出する回路を利用してイオン電流信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分を抽出し、抽出した所定周波数成分とノック判定レベルとを比較することでノッキングの有無を判定するものであって、ノッキングが発生していない複数回の燃焼に係る複数のサンプリング値の時系列を取得し、当該サンプリング値の時系列からノイズ成分を除去するための処理を施すことなく、当該サンプリング値の時系列のピークを示す値と、当該サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量を示す値とを演算し、前記所定周波数成分の量を示す値を基に、前記ピークを示す値に対応する基準レベルを決定し、当該基準レベルを用いて前記ノック判定レベルを設定することを特徴とする内燃機関の燃焼状態判定装置を構成した。
前記ノック判定レベルは、複数の前記ピークを示す値及び前記所定周波数成分の量を示す値の組に対して漸増する二次以上の関数または漸増する数列を当てはめ、その関数または数列を用いて設定することが好ましい。
本発明によれば、ノック判定の精度の一層の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態における内燃機関の概略構成を示す図。 内燃機関の火花点火装置の回路図。 内燃機関の気筒におけるイオン電流及び燃焼圧のそれぞれの推移を示す図。 内燃機関の気筒における、ノッキングを引き起こしたときのイオン電流の推移を示す図。 本実施形態の燃焼状態判定装置の機能ブロック図。 イオン電流信号をフィルタ処理して得られるスパイクノイズ抽出信号を例示する図。 イオン電流信号をフィルタ処理して得られるノック抽出信号を例示する図。 ノック抽出信号における、ノイズが混入していると思しき区間を減衰させた状態を例示する図。 同実施形態の燃焼状態判定装置における基準レベル及びノック判定レベルを例示する図。 同実施形態の燃焼状態判定装置の機能ブロック図。 従来の燃焼状態判定装置における基準レベル及びノック判定レベルを例示する図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。
本実施形態における内燃機関は、火花点火式ガソリンエンジンであり、複数の気筒1(例えば、三気筒。図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。
図2に、火花点火用の電気回路を示している。点火プラグ12は、点火コイル14にて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。点火コイル14は、半導体スイッチング素子であるイグナイタ13とともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
燃焼状態判定装置たるECU(Electronic Control Unit)0からの点火信号iをイグナイタ13が受けると、まずイグナイタ13が点弧して点火コイル14の一次側に電流が流れ、その直後の点火のタイミングでイグナイタ13が消弧してこの電流が遮断される。すると、自己誘導作用が起こり、一次側に高電圧が発生する。そして、一次側と二次側とは磁気回路及び磁束を共有するので、二次側にさらに高い誘導電圧が発生する。この高い誘導電圧が点火プラグ12の中心電極に印加され、中心電極と接地電極との間で火花放電する。
ECU0は、燃料の爆発燃焼の際に気筒1の燃焼室内に発生するイオン電流を検出し、このイオン電流を参照して、燃焼状態の判定を行う。
図2に示すように、本実施形態では、火花点火用の電気回路に、イオン電流を検出するための回路を付加している。この検出回路は、イオン電流を効果的に検出するためのバイアス電源部15と、イオン電流の多寡に応じた検出電圧を増幅して出力する増幅部16とを備える。バイアス電源部15は、バイアス電圧を蓄えるキャパシタ151と、キャパシタ151の電圧を所定電圧まで高めるためのツェナーダイオード152と、電流阻止用のダイオード153、154と、イオン電流に応じた電圧を出力する負荷抵抗155とを含む。増幅部16は、オペアンプに代表される電圧増幅器161を含む。
点火プラグ12の中心電極と接地電極との間のアーク放電時にはキャパシタ151が充電され、その後キャパシタ151に充電されたバイアス電圧により負荷抵抗155にイオン電流が流れる。イオン電流が流れることで生じる抵抗155の両端間の電圧は、増幅部16により増幅されてイオン電流信号hとしてECU0に受信される。
図3に、正常燃焼における、イオン電流(図中実線で示す)及び気筒1内の燃焼圧力(筒内圧。図中破線で示す)のそれぞれの推移を例示している。イオン電流は、点火のための放電中は検出することができない。正常燃焼の場合のイオン電流は、火花点火の終了後、化学反応により、圧縮上死点の手前で減少した後、熱解離によって再び増加する。また、燃焼圧がピークを迎えるのとほぼ同時にイオン電流も極大となる。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。
内燃機関の運転制御を司るECU0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号(N信号)b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(いわば、要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、ブレーキペダルの踏込量を検出するセンサから出力されるブレーキ踏量信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、機関の冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号(G信号)g、燃焼室内での混合気の燃焼に伴って生じるイオン電流を検出する回路から出力されるイオン電流信号h等が入力される。
出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタ13に対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数及び吸気量等に基づき、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、点火時期といった各種運転パラメータを決定する。運転パラメータの決定手法自体は、既知のものを採用することが可能である。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、kを出力インタフェースを介して印加する。
以降、イオン電流信号hを参照したノッキング判定に関して詳述する。
図4に、気筒1での燃料の燃焼中にノッキングが起こった場合の、イオン電流の推移を例示する。ノッキングが引き起こされるとき、気筒1の燃焼室内では燃焼速度の速い、激しい燃焼が生じている。それ故、図3に示した正常燃焼の場合と比較して、イオン電流が早期にピークを迎える。さらに、イオン電流信号hの波形に、ノッキングに起因して発生する振動Sが重畳される。
図4に示しているイオン電流信号hの例では、ノッキングに起因した信号Sに加えて、スパイク状のノイズNが重畳されている。このスパイクノイズNは、バックグラウンドノイズとは異なり、瞬間的なものである。スパイクノイズNの発生期間は、ノッキングによる振動Sの発生期間と比較しても短い。
スパイクノイズNは、イオン電流検出用の回路が接続している点火コイル14に、周辺の磁界の変動に伴って誘起される。スパイクノイズNの原因は、電子スロットルバルブ32等を駆動する直流サーボモータまたはステッピングモータの作動、半導体スイッチ素子のスイッチング動作、リレースイッチのON/OFF切換、その他様々である。
図5は、ノッキング判定を行うECU0の機能ブロック図である。本実施形態では、各部51、52、53、54、55、56、57、58の機能を、ECU0が解釈し実行するプログラム、つまりはソフトウェアとして実装している。尤も、各部51、52、53、54、55、56、57、58の機能の一部または全部を、アナログ回路や論理回路等のハードウェアとして実装することも可能である。
気筒1におけるノッキングの有無を判定するにあたり、ECU0は、燃焼中に点火プラグ12の電極を流れるイオン電流を、イオン電流検出用の回路を介してサンプリング51する。サンプリングレートは、例えば50kHzとする。量子化ビット数(電圧分解能)は、例えば12ビットとする。即ち、増幅部16にて増幅された検出電圧(最大振幅5V)を、212段階で数値化する。
ECU0は、サンプリング51したイオン電流信号hを、スパイクノイズNが持つ周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ52、及び、ノッキングに起因して発生する信号Sが持つ周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ53に、それぞれ入力する。因みに、それぞれのフィルタ52、53に入力してフィルタ処理した信号に、なまし処理(移動平均をとる、一次のローパスフィルタに入力する、等)を加えてもよいが、必須ではない。
前者のフィルタ52は、スパイクノイズN以外の成分を低減させるためのフィルタであって、例えば4.5kHzないし7.5kHzの周波数成分を通過させる。図6は、イオン電流検出用の回路を介して取得51したイオン電流信号hを前者のフィルタ52に入力して処理した結果得られる信号の例を示している。後者のフィルタ53は、ノッキングに起因した信号S以外の成分を低減させるためのフィルタであって、例えば7kHzないし11.5kHzの周波数成分を通過させる。図7は、イオン電流検出用の回路を介して取得51したイオン電流信号hを後者のフィルタ53に入力して処理した結果得られる信号の例を示している。以下、前者のフィルタ52により処理した信号をスパイクノイズ抽出信号と呼称し、後者のフィルタ53により処理した信号をノック抽出信号と呼称する。
各フィルタ52、53の通過帯域は、そもそも一部(7kHzないし7.5kHzの範囲)が重なり合っている。しかも、両フィルタ52、53は、何れも理想的なフィルタではない。従って、前者のフィルタ52はノッキングに起因した信号Sの一部成分を減衰させながらも通過させてしまい、後者のフィルタ53はスパイクノイズNの一部成分を減衰させながらも通過させてしまう。
そこで、本実施形態では、スパイクノイズ抽出信号(なまし処理したものであることがある)が最大値または最小値をとる時点Tを、スパイクノイズNが発生している時点として検出する。そして、当該時点Tから一定期間を、ノック抽出信号にスパイクノイズNが混入している区間Iであると推断する。ここに言う「一定期間」は、当該時点Tから前方(過去)の所定長さの期間であってもよいし、当該時点Tから後方(未来)の所定長さの期間であってもよい。あるいは、当該時点Tの前後に跨る所定長さの期間であってもよい。その期間の長さ(クランク角度(CA)または時間)は、スパイクノイズNが収束するのに必要十分な程度に設定することが望ましい。図6に示している例では、フィルタ52によって処理した信号が最大値をとる時点Tを基点として前後に拡張した一定の範囲を、スパイクノイズNの混入区間Iと見なしている。
その上で、ECU0は、ノック抽出信号のうち、スパイクノイズNの混入区間I内にある信号を減衰させる処理を加える。本実施形態では、スパイクノイズNの混入区間Iにおけるノック抽出信号(なまし処理したものであることがある)から、同区間Iにおけるスパイクノイズ抽出信号(なまし処理したものであることがある)を減算54、55することで、同区間I内の信号を減衰させる。図8は、この減衰処理の結果得られる信号の例を示している。このように、本実施形態では、一部の区間Iについてのみ、ノイズNを除去するための処理を施す。
ECU0は、区間I内にある信号を減衰処理したノック抽出信号に基づいて、ノッキングの有無を判定する。具体的には、減衰処理を加えた後のノック抽出信号を時間積分56、換言すればサンプリング値の時系列を積算する。時間積分56によって得た積算値は、イオン電流信号hに重畳する所定周波数成分の量を示す値となる。所定周波数成分とは、ノッキングに起因して発生する振動Sが属する周波数帯の成分のことである。
しかして、上記の積算値をノック判定レベルと比較57し、前者が後者を下回ったならば、当該気筒1にてノッキングは起こらなかったものと判定する。逆に、積算値がノック判定レベル以上であるならば、当該気筒1にてノッキングが起こったものと判定する。
なお、上記の積算値と比較57するべきノック判定レベルは、イオン電流信号hのピークを示す値の大きさに応じて調整する。ここで、「ピーク」とは、イオン電流信号hが火花点火の終了後に減少し、その後熱解離によって再び増加したときの増加の極大値(または、最大値)を言う。また、燃焼圧がピークを迎えるのとほぼ同時にイオン電流も極大となる。図9に、イオン電流信号hのピークと、ノック判定レベルとの関係を示している。ノック判定レベル(図中実線で示す)は、同図9に示している基準レベル(図中破線で示す)に乗数nを乗じたものである。乗数nは、1よりも大きい正数である。乗数nは、運転条件によって異なる値をとる。
イオン電流信号hのピークの大きさに応じてノック判定レベルを変えるのは、イオン電流信号hに現れる振動Sの振動の強度(振幅の大きさや、振動し続ける期間の長さ)が、気筒1の燃焼室内に存在するイオンの濃度の多寡に応じて変動すると推測されるためである。引き起こされるノックの強さが同程度である場合、気筒1の燃焼室内に存在しているイオンの濃度が高いほど、振動Sの振動の強度が大きくなる。
そして、イオン電流信号hのピークの大きさは、気筒1の燃焼室内に存在しているイオンの濃度を示唆している。即ち、イオン電流信号hのピークが大きいほど、同じノック強度であっても振動Sの強度が大きくなると考えられる。故に、ノック判定レベルを、イオン電流信号hのピークが大きいほど高くする。
本実施形態では、基準レベル及びノック判定レベルをともに、二次曲線にて近似する。イオン電流信号hのピークの大きさを示す値をX軸にとり、イオン電流信号hに重畳する所定周波数成分の量をY軸にとると、基準レベルの曲線の関数式はY=AX2+BX+Cの形で表され、ノック判定レベルの曲線の関数式はY=n(AX2+BX+C)の形で表される。但し、Xがとり得る値の範囲内において、両関数のYは各々単調増加するものとする。
ノック判定レベルを二次曲線とすることで、吸気量及び燃料噴射量の少ない低負荷域から、吸気量及び燃料噴射量の多い高負荷域まで、幅広い運転領域に亘って精確にノック判定を行うことができる。
ECU0は、サンプリング51により得たイオン電流信号hのサンプリング値の時系列のピーク値を知得58し、そのピーク値xpを関数式に代入してノック判定レベルn(Axp 2+Bxp+C)を算定する。このノック判定レベルn(Axp 2+Bxp+C)を、上記の積算値ytと比較57することで、当該1気筒においてノッキングが起こったか否かの判定を下す。既に述べた通り、yt<n(Axp 2+Bxp+C)が成立するならばノッキングなし、yt≧n(Axp 2+Bxp+C)が成立するならばノッキングありである。
ECU0は、内燃機関の気筒1においてノッキングが起こらなくなるまで点火時期を遅角させる一方、ノッキングが起こらない限りは点火時期を進角させて出力及び燃費の向上を図る。ノック判定及び点火時期の制御は、各気筒1毎に個別に行うことができる。
続いて、基準レベル及びノック判定レベルの学習方法を述べる。図10は、基準レベル及びノック判定レベルを学習するECU0の機能ブロック図である。本実施形態では、各部61、62、63、64、65の機能を、ECU0が解釈し実行するプログラム、つまりはソフトウェアとして実装している。尤も、各部61、62、63、64、65の機能の一部または全部を、アナログ回路や論理回路等のハードウェアとして実装することも可能である。
ノック判定レベルの根拠となる基準レベルを学習するのは、経年変化を含む点火プラグ12の個体差や、イオン電流検出用回路によるイオン電流信号hの出力特性のばらつき等を吸収するためである。
基準レベルひいてはノック判定レベルを定めるにあたり、ECU0は、ノッキングが起こらず正常な燃焼が行われた複数の燃焼機会のそれぞれにおいて、イオン電流信号hの計測を行う。ECU0は、ノッキングの起こらない正常燃焼中に点火プラグ12の電極を流れるイオン電流を、イオン電流検出用の回路を介してサンプリング61する。このサンプリング61は、ノック判定におけるサンプリング51と同様である。
ECU0は、個々の正常燃焼の機会においてサンプリング61したイオン電流信号hを、ノッキングに起因して発生する信号Sが持つ周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ62に入力する。このフィルタ62は、ノック判定におけるフィルタ53と同様である。因みに、フィルタ62に入力してフィルタ処理した信号に、なまし処理を加えてもよいが、必須ではない。
そして、フィルタ62から出力されるノック抽出信号(なまし処理したものであることがある)を時間積分63、換言すればサンプリング値の時系列を積算する。時間積分63によって得た積算値は、ノッキングを起こしていない正常燃焼時のイオン電流信号hに重畳する所定周波数成分、即ち振動Sが属する周波数帯の成分の量を示す値となる。
ノック判定の段階との違いとして、基準レベルの学習では、フィルタ62を除き、イオン電流信号hのサンプリング値の時系列からノイズ成分を除去する目的の処理(フィルタ52により抽出したノイズ抽出信号をノック抽出信号から減算することはこの処理に含まれる)を施すことなく、フィルタ62処理及び時間積分63することが挙げられる。時間積分63によって得た積算値には、フィルタ62により除去されなかったバックグラウンドノイズ成分が混入したままとなっている。
また、ECU0は、サンプリング61により得たイオン電流信号hのサンプリング値の時系列のピーク値を知得64する。
以上により、ECU0は、正常燃焼時のイオン電流信号hのサンプリング値の時系列のピークを示す値xと、当該サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量を示す値yとの組[x,y]を得る。複数回の正常燃焼の機会において上述の計測及び演算を行えば、複数の[x,y]の組を得ることができる。
その上で、ECU0は、前記所定周波数成分の量を示す値xを基に、前記ピークを示す値yに対応する基準レベルを決定する。本実施形態では、複数の[x,y]の組に対して、最小二乗法またはその他の方法により、基準レベルの関数Y=AX2+BX+Cの当てはめ65を行う。即ち、係数A、B及び切片Cを算定する。
ノック判定レベルは、基準レベルを用いて設定する。本実施形態では、基準レベルに乗数nを乗算66して、ノック判定レベルの関数Y=n(AX2+BX+C)を得る。
総じて言えば、ECU0は、正常燃焼時のイオン電流信号hから、係数A、B及び切片C(または、係数nA、nB及び切片nC)を学習する。この学習もまた、各気筒1毎に個別に行うことができる。
本実施形態では、燃焼の際に点火プラグ12の電極を流れるイオン電流を検出する回路を利用してイオン電流信号hをサンプリングし、そのサンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分を抽出し、抽出した所定周波数成分とノック判定レベルとを比較することでノッキングの有無を判定するものであって、ノッキングが発生していない複数回の燃焼に係る複数のサンプリング値の時系列を取得し、当該サンプリング値の時系列からノイズ成分を除去するための処理を施すことなく、当該サンプリング値の時系列のピークを示す値と、当該サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量を示す値とを演算し、前記所定周波数成分の量を示す値を基に、前記ピークを示す値に対応する基準レベルを決定し、当該基準レベルを用いて前記ノック判定レベルを設定することを特徴とする内燃機関の燃焼状態判定装置0を構成した。
本実施形態によれば、ピーク値Xを横軸、周波数成分Yを縦軸にとった場合のノック判定レベルが平坦に近くなるようなことがなく、吸気量及び燃料噴射量の少ない低負荷域から、吸気量及び燃料噴射量の多い高負荷域まで、幅広い運転領域に亘ってノック判定の精度を一層高めることができる。そして、高負荷域においてノッキングを見逃したり、あるいは低中負荷域において生じていないはずのノッキングを誤検知したりすることが回避され、ドライバビリティを維持しつつも、点火時期の過度の遅角化を抑制して燃費を向上させることが可能となる。
また、特に、本実施形態では、複数の前記ピークを示す値及び前記所定周波数成分の量を示す値の組に対して二次関数Y=AX2+BX+Cを当てはめ、その二次関数を用いてノック判定レベルY=n(AX2+BX+C)を設定するようにしている。この近似関数式は、従来のシステムにおける一次関数と比較して近似(当てはめ)の精度がより高い。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、ノック抽出信号にスパイクノイズNが混入していると思しき区間Iについて、ノック抽出信号からスパイクノイズ抽出信号を減算することにより、当該区間I内のノック抽出信号を減衰させていた。これ以外に、当該区間I内に限定してノック抽出信号に1未満のゲインを乗じたり、当該区間I内のノック抽出信号から所定量を減じたりする等して、ノック抽出信号を減衰させることもできる。ノック抽出信号に乗ずるべき上記のゲインについては、スパイクノイズNの周波数帯に対するバンドパスフィルタ52のゲインと、同周波数帯に対するバンドパスフィルタ53のゲインとの差を考慮した一定比率として求めることが考えられる。
また、上記実施形態では、ノック抽出信号のうちのスパイクノイズNが混入していると思しき区間Iを減衰させた後にこれを積分してノック判定値と比較していたが、先に(未だ減衰処理を施していない)ノック抽出信号を積分しておき、その積分値から、スパイクノイズNが混入していると思しき区間Iについてスパイクノイズ抽出信号を定積分した値を減算することで、ノック判定値と比較するべき値を算出するようにしてもよい。この場合にも、ノック抽出信号のうちの当該区間I内にある信号を減衰させたものに基づいてノッキングの有無を判定していることに変わりはない。
上記実施形態では、ノック判定において、基準レベルをn倍したものをノック判定レベルとしていたが、基準レベルをそのままノック判定レベルとしてもよい。この場合には、ノイズNの減衰処理を加えた後のノック抽出信号を時間積分した値を(1/n)倍した上で、ノック判定レベルと比較する。
基準レベルの学習において、複数の前記ピークを示す値及び前記所定周波数成分の量を示す値の組に対して当てはめる関数は、二次関数には限定されない。イオン電流信号hのピークを示す値Xがとり得る値の範囲内において漸増する三次以上の関数としてもよい。
あるいは、関数式ではなく、イオン電流信号hのピークを示す値Xがとり得る値の範囲内において漸増する傾向を有する数列を当てはめ、その当てはめた数列を基準レベルとすることも考えられる。例えば、ECU0のメモリに、予め数列{Yi}をマップデータとして記憶保持させておく。ここで、添字iは、イオン電流信号hのピークを示す値Xを指し示すものであり、定数の比例係数Gを介してGi=Xが成立するものとする。そして、複数の前記ピークを示す値及び前記所定周波数成分の量を示す値の組に対して、
{AYi+B}=AY1+B,AY2+B,AY3+B,……
を当てはめるようにして、係数A及び切片Bを算定する。(AY1+B)はX=GのときのYの最尤推定値、(AY2+B)はX=2GのときのYの最尤推定値、(AY3+B)はX=3GのときのYの最尤推定値、……である。
基準レベルの数列{AYi+B}が得られれば、ノック判定レベルの数列{n(AYi+B)}が得られる。n(AY1+B)はX=Gのときのノック判定レベル、n(AY2+B)はX=2Gのときのノック判定レベル、n(AY3+B)はX=3Gのときのノック判定レベル、……である。
上記実施形態における、イオン電流信号hの「サンプリング値の時系列のピークを示す値」は、イオン電流信号hの再増加期間におけるピーク値そのものであった。これに対し、イオン電流信号hの時間積分、即ちサンプリング値の時系列の積算値を以て、「サンプリング値の時系列のピークを示す値」とすることも考えられる。このようにしても、本発明の効果を奏し得る。
上記実施形態における、イオン電流信号hの「サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量」は、イオン電流信号hをフィルタ53またはフィルタ62によって処理した後の信号の時間積分、即ちサンプリング値の時系列の積算値であった。これに対し、イオン電流信号hをフィルタ53またはフィルタ62によって処理した後の信号の振幅の大きさ、及び/または、当該信号の振動が継続する期間の長さを以て、「サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量」とすることも考えられる。このようにしても、本発明の効果を奏し得る。
その他、各部の具体的構成や処理の手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両等に搭載される内燃機関の制御に適用することができる。
0…燃焼状態判定装置(ECU)
12…点火プラグ
h…イオン電流信号

Claims (2)

  1. 燃焼の際に点火プラグの電極を流れるイオン電流を検出する回路を利用してイオン電流信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分を抽出し、抽出した所定周波数成分とノック判定レベルとを比較することでノッキングの有無を判定するものであって、
    ノッキングが発生していない複数回の燃焼に係る複数のサンプリング値の時系列を取得し、
    当該サンプリング値の時系列からノイズ成分を除去するための処理を施すことなく、当該サンプリング値の時系列のピークを示す値と、当該サンプリング値の時系列に重畳する所定周波数成分の量を示す値とを演算し、
    前記所定周波数成分の量を示す値を基に、前記ピークを示す値に対応する基準レベルを決定し、当該基準レベルを用いて前記ノック判定レベルを設定する
    ことを特徴とする内燃機関の燃焼状態判定装置。
  2. 複数の前記ピークを示す値及び前記所定周波数成分の量を示す値の組に対して漸増する二次以上の関数または漸増する数列を当てはめ、その関数または数列を用いて前記ノック判定レベルを設定する請求項1記載の燃焼状態判定装置。
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