JP2013235968A - コンデンサ実装構造 - Google Patents

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正彦 延原
Tetsuya Momotake
哲也 百武
Tomoyuki Goto
友幸 後藤
Tatsujiro Momose
立二郎 百瀬
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Abstract

【課題】耐振性に優れたコンデンサ実装構造を提供しようとすること。
【解決手段】コンデンサ素子をケース内に収容してなるコンデンサ本体20と、コンデンサ本体20から同一方向に突出した一対の電極端子23とからなる電解コンデンサ2を、回路基板3に固定部材4を用いて固定して実装してなるコンデンサ実装構造1。電解コンデンサ2は、コンデンサ本体20における下面201を回路基板3に対向させて配置されている。固定部材4は、回路基板3に固定される基板固定部41と、コンデンサ本体20を保持する保持部42とを備えている。保持部42は、コンデンサ本体20を、コンデンサ本体20の重心よりも回路基板3から遠い位置において保持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサ素子をケース内に収容してなるコンデンサ本体と、該コンデンサ本体から同一方向に突出した一対の電極端子とからなる電解コンデンサを、回路基板に実装してなるコンデンサ実装構造に関する。
例えばインバータやコンバータ等の電力変換装置における制御回路を構成する電子部品の一つとして電解コンデンサがある。かかる電解コンデンサとして、コンデンサ素子をケース内に収容してなるコンデンサ本体と、該コンデンサ本体から同一方向に突出した一対の電極端子とからなるものがある。
このような電解コンデンサは、一対の電極端子を、回路基板に設けられたスルーホールに挿通して実装される。そして、コンデンサ本体と回路基板との間の電気的絶縁を確保するために、コンデンサ本体と回路基板との間に電気絶縁性の台座を配置した構成が、特許文献1において提案されている。そして、この特許文献1における台座は、コンデンサ本体に嵌合する嵌合部を備えている。
特開平11−283869号公報
しかしながら、上述のコンデンサ実装構造においては、耐振性が問題となるおそれがある。例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置における回路基板に電解コンデンサが実装されたコンデンサ実装構造においては、振動によって回路基板に対する電解コンデンサの接続部の信頼性が低下するおそれがある。つまり、回路基板に対して電解コンデンサのコンデンサ本体が振動する際、その振動の支点は、回路基板に対する電解コンデンサの接続部分、すなわち一対の電極端子が突出したコンデンサ本体の下面付近となる。それゆえ、コンデンサ本体は、その重心が振動の自由端となり、大きく振動することとなる。その結果、接続部に大きな負荷がかかってしまい、接続信頼性の低下を招くおそれがある。
特許文献1におけるコンデンサ実装構造は、台座に設けた嵌合部によってコンデンサ本体を保持しているが、嵌合部によって保持しているのは、コンデンサ本体の下面に近いカシメ部であるため、上述の振動の問題を解決することができない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、耐振性に優れたコンデンサ実装構造を提供しようとするものである。
本発明の第一の態様は、コンデンサ素子をケース内に収容してなるコンデンサ本体と、該コンデンサ本体から同一方向に突出した一対の電極端子とからなる電解コンデンサを、回路基板に固定部材を用いて固定して実装してなるコンデンサ実装構造であって、
上記電解コンデンサは、上記コンデンサ本体における上記電極端子が突出した側の面である下面を上記回路基板に対向させて配置されており、
上記固定部材は、上記回路基板に固定される基板固定部と、上記コンデンサ本体を保持する保持部とを備え、
該保持部は、上記コンデンサ本体を、該コンデンサ本体の重心よりも上記回路基板から遠い位置において保持していることを特徴とするコンデンサ実装構造にある(請求項1)。
本発明の第二の態様は、コンデンサ素子をケース内に収容してなるコンデンサ本体と、該コンデンサ本体から同一方向に突出した一対の電極端子とからなる電解コンデンサを、少なくとも2個、互いに隣り合うようにして、回路基板に実装してなるコンデンサ実装構造であって、
上記電解コンデンサは、上記コンデンサ本体における上記電極端子が突出した側の面である下面を上記回路基板に対向させて配置されており、
上記隣り合う2個の電解コンデンサは、上記コンデンサ本体の重心よりも上記回路基板から遠い位置において、互いに連結固定されていることを特徴とするコンデンサ実装構造にある(請求項7)。
上記第一の態様のコンデンサ実装構造においては、上記電解コンデンサを上記回路基板に固定する上記固定部材が、上記基板固定部と上記保持部とを備えている。これにより、上記電解コンデンサを、上記電極端子以外の部分において、上記回路基板に固定することができる。
そして、上記固定部材の上記保持部は、上記コンデンサ本体を、該コンデンサ本体の重心よりも上記回路基板から遠い位置において保持している。これにより、コンデンサ本体がその重心を振動の自由端として振動することとを、防ぐことができる。それゆえ、回路基板に対する電解コンデンサの接続部分を支点として回路基板に対してコンデンサ本体が大きく振動することを防ぐことができる。すなわち、上記コンデンサ実装構造は、これを含む構造体に大きな振動が加わっても、回路基板に対する電解コンデンサの振動を抑制することができ、その接続部の耐久信頼性を確保することができる。つまり、上記コンデンサ実装構造は、優れた耐振性を備えることとなる。
また、上記第二の態様のコンデンサ実装構造において、隣り合う2個の電解コンデンサは、上記コンデンサ本体の重心よりも上記回路基板から遠い位置において、互いに連結固定されている。そのため、上記コンデンサ実装構造を含む構造体に大きな振動が加わっても、個々の電解コンデンサが、コンデンサ本体の重心を自由端として振動することを抑制することができる。すなわち、個々の電解コンデンサが回路基板との接続部分を支点として個別に振動することを防ぎ、上記接続部分の耐久信頼性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、耐振性に優れたコンデンサ実装構造を提供することができる。
実施例1における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例1における、コンデンサ実装構造の平面図。 実施例1における、コンデンサ実装構造の分解図。 実施例1における、電解コンデンサの断面図。 実施例2における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例3における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例4における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例5における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例6における、コンデンサ実装構造の断面図。 実施例7における、コンデンサ実装構造の断面図。
上記コンデンサ実装構造は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置における回路基板に電解コンデンサを実装してなるものとすることができる。
なお、上記コンデンサ実装構造において、上記コンデンサ本体における上記電極端子が突出した側の面を「下面」と定義したが、これは便宜的な表現であり、上記下面が必ずしも鉛直下方を向いた面である必要はなく、上記下面が鉛直上方、水平方向、或いは斜め方向を向いていてもよい。また、適宜、上記コンデンサ実装構造において、上記コンデンサ本体に対して上記電極端子が突出した側を「下」、その反対側を「上」として表現することとする。
上記第一の態様のコンデンサ実装構造において、上記コンデンサ本体の下面と上記回路基板との間に、電気絶縁性の台座を介在させていることが好ましい(請求項2)。この場合には、上記コンデンサ本体と上記回路基板との間の電気的絶縁を確保しやすい。
また、上記台座は、上記固定部材の一部として構成されていることが好ましい(請求項3)。この場合には、部品点数を低減することができ、生産効率に優れたコンデンサ実装構造を得ることができる。
また、上記コンデンサ本体は、外側面に、内側へ窪んだ係合凹部を備え、該係合凹部に上記保持部が係合していることが好ましい(請求項4)。この場合には、上記固定部材の保持部によって上記コンデンサ本体を安定して保持することができる。
また、上記保持部は、上記コンデンサ本体における上記下面と反対側の上面に係合していてもよい(請求項5)。この場合には、上記コンデンサ本体の形状を単純化することができると共に、その設計自由度を向上させることができる。
また、上記固定部材の上記基板固定部は、上記回路基板を貫通する貫通部と、上記回路基板における上記コンデンサ本体と反対側の面に係合する裏面係合部とを有することが好ましい(請求項6)。この場合には、上記固定部材を回路基板に対して安定して固定することができ、ひいては電解コンデンサを回路基板に安定して固定することができる。その結果、コンデンサ本体の振動をより効果的に抑制することができる。
上記第二の態様のコンデンサ実装構造において、上記コンデンサ本体の下面と上記回路基板との間に、電気絶縁性の台座を介在させていることが好ましい(請求項8)。この場合には、上記コンデンサ本体と上記回路基板との間の電気的絶縁を確保しやすい。
(実施例1)
上記コンデンサ実装構造の実施例につき、図1〜図4を用いて説明する。
本例のコンデンサ実装構造1は、図4に示すごとく、コンデンサ素子21をケース22内に収容してなるコンデンサ本体20と、該コンデンサ本体20から同一方向に突出した一対の電極端子23とからなる電解コンデンサ2を、図1に示すごとく、回路基板3に固定部材4を用いて固定して実装してなる。
電解コンデンサ2は、コンデンサ本体20における電極端子23が突出した側の面である下面201を回路基板3に対向させて配置されている。固定部材4は、回路基板3に固定される基板固定部41と、コンデンサ本体20を保持する保持部42とを備えている。
保持部42は、コンデンサ本体20を、該コンデンサ本体20の重心よりも回路基板3から遠い位置において保持している。
図1、図2、図4に示すごとく、コンデンサ本体20は、略円柱形状を有し、その下面201から一対の電極端子23が下方に向かって平行に突出している。コンデンサ本体20は、コンデンサ素子21とこれを覆う略有底円筒状のケース22とからなる。つまり、ケース22は、略円筒形状の一方の端面を塞ぎ、他方の端面を開放した形状を有する。そして、開放された側が、コンデンサ本体20の下面201側であり、電極端子23が突出した側である。ケース22は、例えばアルミニウム等の金属製である。
コンデンサ本体20は、外側面203に、内側へ窪んだ係合凹部24を備え、該係合凹部24に保持部42が係合している。すなわち、図4に示すごとく、ケース22は、その側面部における上下の2箇所において、内側に絞られた部分を有し、上側の絞り部分が上記係合凹部24である。また、下側の絞り部分は、コンデンサ素子21の下側角部にかしめられるかしめ部241である。これにより、コンデンサ素子21はケース22内において固定されている。
係合凹部24も、かしめ部241も、コンデンサ本体20の外側面203の全周にわたって形成されている。そして、これらは、ケース22を絞り加工することにより形成されている。また、係合凹部24は、コンデンサ素子21の側面に対してかしめられている。ただし、係合凹部24は必ずしもコンデンサ素子21に対して接触していなくてもよい。
係合凹部24は、コンデンサ本体20におけるその重心よりも上方に形成されており、コンデンサ本体20における下面201よりも上面202に近い位置に形成されている。
また、ケース22は、その下面201側の開口端を、封口部材25によって塞いでいる。コンデンサ素子21から突出した一対の電極端子23は、封口部材25を貫通して、コンデンサ本体20の下面201から突出している。
また、図1に示すごとく、コンデンサ本体20の下面201と回路基板3との間には、電気絶縁性の台座5が介在している。台座5は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)等の熱可塑性樹脂、或いは、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂によって構成することができる。
電解コンデンサ2は、回路基板3の上面302に、台座5を介してコンデンサ本体20を搭載すると共に、固定部材4によって、台座5と共に回路基板3に固定されている。本例において、固定部材4は金属からなる。固定部材4は、環状に形成された基板固定部41と、該基板固定部41から上方へ立設した立設部420と、該立設部420の上端から内側に屈曲した保持部42とからなる。本例において、立設部420は4本立設しており、各立設部420の上端に保持部42が形成されている。立設部420の本数は特に限定されるものではないが、3本以上であることが好ましい。
基板固定部41は、回路基板3の下面301に係合し、保持部42はコンデンサ本体20の係合凹部24に係合している。立設部420は、回路基板3に設けられた基板開口部31と、台座5に設けられた台座開口部51とを貫通している。
また、電解コンデンサ2の電極端子23は、台座5における端子貫通孔52と、回路基板3におけるスルーホール32を貫通している。スルーホール32は、その周囲に形成された図示しない導体パターンと接続された導体膜を内面に形成してなり、スルーホール32を貫通した電極端子32はこの導体膜に対してはんだ等によって接続されている。
図3に示すごとく、回路基板3に電解コンデンサ2を固定する前においては、固定部材4は、保持部42を設けていない。つまり、この段階において、固定部材4の立設部420は、先端部を屈曲させず、先端まで上方へ真っすぐ伸びている。これにより、立設部420を、回路基板3の下面301側から、回路基板3の基板開口部31と台座5の台座開口部51とに貫通させることができる。そして、回路基板3に対して電解コンデンサ2を台座5とともに搭載すると共に固定部材4を基板開口部31及び台座開口部51に挿通し、基板固定部41を回路基板3の下面301に接触させた状態で、立設部420の先端部を内側に折り曲げる。これにより、立設部420の先端部に保持部42を設け、該保持部42をコンデンサ本体20の係合凹部24に係合させる。以上により、電解コンデンサ2を回路基板3に固定したコンデンサ実装構造1を形成することができる。
なお、電解コンデンサ2の電極端子23を回路基板3にはんだ等によって接続する工程は、固定部材4によって回路基板3へ電解コンデンサ2を固定する工程よりも先であってもよいし、後であってもよい。
また、本例のコンデンサ実装構造1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置における回路基板3に電解コンデンサ2を実装してなるものとすることができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記コンデンサ実装構造1においては、電解コンデンサ2を回路基板3に固定する固定部材4が、基板固定部41と保持部42とを備えている。これにより、電解コンデンサ2を、電極端子23以外の部分において、回路基板3に固定することができる。
そして、固定部材4の保持部42は、コンデンサ本体20を、コンデンサ本体20の重心よりも回路基板3から遠い位置において保持している。これにより、コンデンサ本体20がその重心を振動の自由端として振動することとを、防ぐことができる。それゆえ、回路基板3に対する電解コンデンサ2の接続部分(電極端子23とスルーホール32との接続部分)を支点として回路基板3に対してコンデンサ本体20が大きく振動することを防ぐことができる。すなわち、上記コンデンサ実装構造1は、これを含む構造体(電力変換装置等)に大きな振動が加わっても、回路基板3に対する電解コンデンサ2の振動を抑制することができ、その接続部の耐久信頼性を確保することができる。つまり、上記コンデンサ実装構造1は、優れた耐振性を備えることとなる。
また、コンデンサ本体20の下面201と回路基板3との間に、電気絶縁性の台座5が介在しているため、コンデンサ本体20と回路基板3との間の電気的絶縁を確保しやすい。
また、コンデンサ本体20は係合凹部24を備え、該係合凹部24に保持部42が係合している。これにより、固定部材4の保持部42によってコンデンサ本体20を安定して保持することができる。
以上のごとく、本例によれば、耐振性に優れたコンデンサ実装構造を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図5に示すごとく、台座5を固定部材4の一部として構成したコンデンサ実装構造1の例である。
すなわち、コンデンサ本体20の下面201と回路基板3との間に介在させてコンデンサ本体20と回路基板3との間の電気的絶縁を確保する台座5を、固定部材4の一部としている。換言すれば、台座5を固定部材4に一体化させている。
それゆえ、本例においては、固定部材4は、樹脂等の絶縁部材からなる。本例の固定部材4を構成する樹脂としては、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)等の熱可塑性樹脂、或いは、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等を用いることができる。
また、固定部材4における基板固定部41は、回路基板3の上面302に接着されることにより、回路基板3に固定される。この基板固定部41が台座5を兼ねることとなる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、部品点数を低減することができ、生産効率に優れたコンデンサ実装構造1を得ることができる。
また、実施例1において示した基板開口部31や台座開口部51(図1、図3参照)を設ける必要もないため、かかる観点においても、生産効率を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図6に示すごとく、固定部材4の保持部42をコンデンサ本体20における上面202に係合させたコンデンサ実装構造1の例である。
すなわち、固定部材4の立設部420をコンデンサ本体20の上端付近まで伸ばし、該立設部420の先端部における保持部42を、コンデンサ本体20の上面202の端縁に係合させている。
その他は、実施例2と同様である。本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1、2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1、2と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、コンデンサ本体20の形状を単純化することができると共に、その設計自由度を向上させることができる。すなわち、本例の場合、保持部42をコンデンサ本体20の上面202に係合するため、コンデンサ本体20の外側面203に係合凹部24(実施例1、図1〜図4参照)を設ける必要がない。それゆえ、コンデンサ本体20の形状を単純化することができる。なお、かしめ部241については、電解コンデンサ2において、コンデンサ素子21をケース22内に固定するために、実施例1、2と同様に設けてある。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図7に示すごとく、固定部材4の基板固定部41が、回路基板3を貫通する貫通部411と、回路基板3の下面301に係合する裏面係合部412とを有する例である。
すなわち、固定部材4は、基板固定部41における台座5を構成する部分から、下方に貫通部411を突設すると共に貫通部411の先端部に裏面係合部412を設けている。裏面係合部412は先端部にテーパ面を設けてなると共に弾性変形できるよう構成されている。これにより、裏面係合部412は、回路基板3の上面302側から、回路基板3に設けられた係合貫通孔33に挿通された後、回路基板3の下面301に係合できる。また、この状態において、貫通部411が回路基板3の係合貫通孔33に配置されることとなる。
その他は、実施例2と同様である。本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1、2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1、2と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、固定部材4を回路基板3に対して安定して固定することができ、ひいては電解コンデンサ2を回路基板3に安定して固定することができる。その結果、コンデンサ本体20の振動をより効果的に抑制することができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図8に示すごとく、コンデンサ本体20の外側面203に設けたかしめ部241にも、固定部材4の一部を係合した例である。
すなわち、コンデンサ本体20における重心よりも上方に設けられた係合凹部24への保持部42の係合と共に、コンデンサ本体20の下面201に近い位置における側面部に設けられたかしめ部241にも、固定部材4の一部である内方突部43を係合している。
本例においては、内方突部43は、保持部42を先端部に設けた立設部420から、コンデンサ本体20に向かって突出している。ただし、図示を省略するが、例えば、保持部42を先端部に設けた立設部420とは別に基板固定部41から上方へ立設した他の立設部に、内方突部43を設けてもよい。
その他は、実施例2と同様である。本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1、2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1、2と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、固定部材4によって、コンデンサ本体20を、重心を挟んだ上下方向の二箇所において保持することとなるため、電解コンデンサ2を回路基板3に、一層安定して固定することができる。
また、かしめ部241は、コンデンサ素子21をケース22に固定するために必要な部位であるため、このかしめ部241を固定部材4による保持部分としても利用することで、特に電解コンデンサ2の形状を変更することなく、固定力を向上させることができる。この観点からすれば、上記実施例3のように、固定部材4の保持部42をコンデンサ本体20の上面202に係合させる構成と、本例のようにかしめ部241に内方突部43を係合させる構成とを組み合わせた実施態様とすることも有効である。この場合、より容易に電解コンデンサ2の固定力を向上させることができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図9に示すごとく、電解コンデンサ2を2個、互いに隣り合うようにして回路基板3に実装してなるコンデンサ実装構造1の例である。
そして、隣り合う2個の電解コンデンサ2は、コンデンサ本体20の重心よりも回路基板3から遠い位置において、互いに連結固定されている。本例においては、上記2個の電解コンデンサ2同士を、コンデンサ本体20の上面202において、連結部材61によって互いに連結固定している。連結部材61は、例えばエポキシ樹脂等の電気絶縁性材料からなる板状体であり、一方の面を2個のコンデンサ本体20の上面202に接着等することにより、上記2個の電解コンデンサ2を互いに連結固定している。
また、各電解コンデンサ2は、一対の電極端子23を台座5の端子貫通孔52と回路基板3のスルーホール32とに貫通させると共に該スルーホール32にはんだ等によって接続されている。これにより、各電解コンデンサ2は、回路基板3に電気的に接続されると共に固定されている。
なお、コンデンサ本体20の下面201を台座5に接着すると共に台座5を回路基板3に接着することにより、コンデンサ本体20を回路基板3に固定してもよい。
本例のコンデンサ実装構造1においては、実施例1〜5において示した固定部材4を用いず、また、これに伴い、コンデンサ本体20の外側面203における係合凹部24を設けていない。
その他の電解コンデンサ2の構造や形状、コンデンサ本体20と回路基板3との間に台座5を介在させた構造等は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1、2と同様の構成要素等を表す。
次に、本例の作用効果につき説明する。
隣り合う2個の電解コンデンサ2は、コンデンサ本体20の重心よりも回路基板3から遠い位置において、互いに連結固定されている。そのため、コンデンサ実装構造1を含む構造体(電力変換装置等)に大きな振動が加わっても、個々の電解コンデンサ2が、コンデンサ本体20の重心を自由端として振動することを抑制することができる。すなわち、個々の電解コンデンサ2が回路基板3との接続部分を支点として個別に振動することを防ぎ、接続部分の耐久信頼性を向上させることができる。
以上のごとく、本例の場合にも、耐振性に優れたコンデンサ実装構造を提供することができる。
なお、本例においては、2個の隣り合う電解コンデンサ2同士を連結固定する例を示したが、3個以上の電解コンデンサ2を連結固定する構成とすることもできる。
(実施例7)
本例は、図10に示すごとく、2個の隣り合う電解コンデンサ2を、コンデンサ本体20の間に充填した接着剤62によって互いに連結固定した例である。
すなわち、コンデンサ本体20の外側面203同士を、接着剤62によって接着固定している。ここで、接着剤62は、少なくともコンデンサ本体20における重心よりも上方の位置に配設される必要がある。本例においては、コンデンサ本体20における上下方向の全域にわたって、接着剤62が配設されている。
その他は、実施例6と同様である。本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例6において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例6と同様の構成要素等を表す。
上記コンデンサ実装構造の実施態様は、上述した実施例以外にも種々採用することができ、例えば、実施例3と実施例4との組合せや、実施例1と実施例6との組合せ等、上述した複数の実施例を適宜組み合わせた実施態様を採用することもできる。
1 コンデンサ実装構造
2 電解コンデンサ
20 コンデンサ本体
201 下面
21 コンデンサ素子
22 ケース
23 電極端子
3 回路基板
4 固定部材
41 基板固定部
42 保持部

Claims (8)

  1. コンデンサ素子(21)をケース(22)内に収容してなるコンデンサ本体(20)と、該コンデンサ本体(20)から同一方向に突出した一対の電極端子(23)とからなる電解コンデンサ(2)を、回路基板(3)に固定部材(4)を用いて固定して実装してなるコンデンサ実装構造(1)であって、
    上記電解コンデンサ(2)は、上記コンデンサ本体(20)における上記電極端子(23)が突出した側の面である下面(201)を上記回路基板(3)に対向させて配置されており、
    上記固定部材(4)は、上記回路基板(3)に固定される基板固定部(41)と、上記コンデンサ本体(20)を保持する保持部(42)とを備え、
    該保持部(42)は、上記コンデンサ本体(20)を、該コンデンサ本体(20)の重心よりも上記回路基板(3)から遠い位置において保持していることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  2. 請求項1に記載のコンデンサ実装構造(1)は、上記コンデンサ本体(20)の下面(201)と上記回路基板(3)との間に、電気絶縁性の台座(5)を介在させていることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  3. 請求項2に記載のコンデンサ実装構造(1)において、上記台座(5)は、上記固定部材(4)の一部として構成されていることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンデンサ実装構造(1)において、上記コンデンサ本体(20)は、外側面(203)に、内側へ窪んだ係合凹部(24)を備え、該係合凹部(24)に上記保持部(42)が係合していることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンデンサ実装構造(1)において、上記保持部(42)は、上記コンデンサ本体(20)における上記下面(201)と反対側の上面(202)に係合していることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンデンサ実装構造(1)において、上記固定部材(4)の上記基板固定部(41)は、上記回路基板(3)を貫通する貫通部(411)と、上記回路基板(3)における上記コンデンサ本体(20)と反対側の面に係合する裏面係合部(412)とを有することを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  7. コンデンサ素子(21)をケース(22)内に収容してなるコンデンサ本体(20)と、該コンデンサ本体(20)から同一方向に突出した一対の電極端子(23)とからなる電解コンデンサ(2)を、少なくとも2個、互いに隣り合うようにして、回路基板(3)に実装してなるコンデンサ実装構造(1)であって、
    上記電解コンデンサ(2)は、上記コンデンサ本体(20)における上記電極端子(23)が突出した側の面である下面(201)を上記回路基板(3)に対向させて配置されており、
    上記隣り合う2個の電解コンデンサ(2)は、上記コンデンサ本体(20)の重心よりも上記回路基板(3)から遠い位置において、互いに連結固定されていることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
  8. 請求項7に記載のコンデンサ実装構造(1)は、上記コンデンサ本体(20)の下面(201)と上記回路基板(3)との間に、電気絶縁性の台座(5)を介在させていることを特徴とするコンデンサ実装構造(1)。
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