JP6960571B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本開示は、各種電子機器、電気機械、産業機器等に使用される電子部品に関する。
従来、自動車の電装用等の各種電子機器、電気機械、産業機器に使用される電子部品として、フィルムコンデンサ、あるいはコイルなどの各種の素子をケースの収容部内に収容し、この収容部に樹脂を充填したものが知られている。
なお、この出願に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開2010−182914号公報 特開2007−165546号公報
従来、電子部品として、素子と電気的に接続された接続端子がケース開口面から外部に引き出され、外部機器の外部端子と接続されて、素子と外部機器とを電気的に接続されたものが知られている。しかしながら、素子に接続された接続端子を開口面から引き出すと、引き出しのための追加の配線部材が必要になり、電子部品の製造コストが増加する。また、電子部品の配線距離が大きくなり、ESR(等価直列抵抗)およびESL(等価直列インダクタンス)が増大する。
これに対して、図4に示される特許文献1に記載の電子部品100、および、図5に示される特許文献2に記載の電子部品200が提案されている。
特許文献1に記載の電子部品100は、図4に示されるように、素子101がケース104に収容され、外部接続のための接続端子102、103が引き出されている。ケース104の側壁には切り欠き部105が設けられ、この切り欠き部105から接続端子102、103が引き出され、切り欠き部105は封止板106で封止されている。
このような構成とすることで、特許文献1の電子部品100は、接続端子102、103がケース104の側面から引き出され、接続端子102、103の配線距離を長くすることなく、素子101と外部機器とが電気的に接続されている。
しかし、特許文献1の電子部品100は、切り欠き部105および封止板106の構造が複雑であり、製造コストが大きい。また、電子部品100は、ケース104の底面から端子を引き出されることができないため、接続端子102、103の配線距離を十分に短くすることはできい。
特許文献2に記載の電子部品200は、図5に示されるように、素子201と基板202とケース203と金属板204と樹脂206とを有する。ケース203は中空筒状の金具205を有する。素子201は基板202の配線に接続され、基板202の配線の一部は金具205を経由して金属板204に接続される。素子201は、ケース203の収容部で樹脂206により封止される。この構成により、特許文献2に記載の電子部品200は、特許文献1に記載の電子部品100よりも、短い配線経路で、素子201と外部機器とが電気的に接続される。
特許文献1あるいは、特許文献2にて記載されたような電子部品は、耐湿性を向上させるために、素子を埋めるようにしてケース内はエポキシ樹脂等の樹脂で充填されている。
ここで、ケース内を充填する樹脂は、電子部品200の完成時には固化した状態になるが、樹脂206を充填する作業の際には、樹脂206は流動性を有する液体である。
特許文献2に記載された電子部品200では、ケース203に樹脂206を充填する際に、中空筒状の金具205とボルト等の締結部材の螺合部の隙間から金具205の中空部分へと液状の樹脂206が浸入する場合がある。さらに、液状の樹脂206は、金具205の中空部分を経由して、ケース203内部からケース203の外部へと漏洩してしまう場合がある。
本開示は、樹脂が外部へと漏洩する可能性を低減し、信頼性の高い電子部品を提供することを目的とする。
本開示の一態様の電子部品は、導電性の端子を有する素子と、素子が内部に収容された絶縁性のケースと、ケースに埋設され、端子に接続された導電性の締結部材とを備える。締結部材は、ケースの内部に露出した第1の端部と、ケースの外部に露出した第2の端部とを有する。端子は第1の端部に接続される。締結部材は、ケースの内部とケースの外部とを仕切る仕切り部を有する。
本開示の一態様の電子部品は、樹脂をケースの収容部に充填する際に、樹脂が外部へと漏洩する可能性が低く、優れた信頼性を有する。
図1は、実施の形態に係る電子部品の断面図である。 図2Aは、図1に示す電子部品を構成する素子の斜視図である。 図2Bは、図1に示す電子部品を構成する締結部材が埋設されたケースの断面図である。 図3Aは、図1に示す電子部品を構成する締結部材の斜視図である。 図3Bは、図1に示す電子部品を構成する締結部材の断面図である。 図4は、従来の電子部品の分解斜視図である。 図5は、従来の他の電子部品の断面図である。
以下、本実施の形態に係る電子部品1について図1〜図3Bを用いて説明する。
図1は、実施の形態に係る電子部品1の断面図である。図2Aは、図1に示す電子部品1を構成する素子2の斜視図である。図2Bは、図1に示す電子部品1を構成するケース8と締結部材12の断面図である。図3Aは、図1に示す電子部品1を構成する締結部材12の斜視図である。図3Bは、図1に示す電子部品1を構成する締結部材12の断面図である。
電子部品1は、図1に示すように、素子2と、ケース8と、樹脂9と、締結部材12と、第1の接続部材18と、第2の接続部材19と、外部端子28とを有する。
電子部品1は、素子2としてフィルムコンデンサを有するケースモールド型コンデンサである。なお、電子部品1は、必ずしも、第2の接続部材19と、外部端子28とを構成要素として有する必要はない。第2の接続部材19および外部端子28は、電子部品1の外部要素であっても良い。
素子2は、導電性の端子6と導電性の端子7とを有し、ケース8の内部21に収容されて、樹脂9により封止される。ケース8は、絶縁部材からなり、その内部21に素子2が収容される。締結部材12は、導電材料からなり、インサート成型によりケース8に埋設されている。素子2の端子6および端子7は、第1の接続部材18を用いて、締結部材12に接続される。
樹脂9は、絶縁材料からなり、ケース8の内部21において、素子2と、第1の接続部材18が締結された第1の端部23とを封止する。樹脂9は、例えば、熱硬化により液状から固体状に変化した絶縁部材であり、例えば、熱硬化性のエポキシ系樹脂を硬化したものからなる。素子2は、ケース8の内部21に収容され、端子6と端子7とが、それぞれ、第1の接続部材18を用いて締結部材12に接続された状態で、樹脂9によって封止される。樹脂9による素子2の封止は、例えば、未硬化の液状樹脂がケース8の内部21に注入され、加熱により硬化されて、固体の樹脂9になることにより行われる。
素子2は、図2Aに示されるように、2個のフィルムコンデンサ3と電極板4、5と端子6、7と絶縁板13とを有する。各々のフィルムコンデンサ3は、例えば、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ねて構成される。重ねられた金属化フィルムが、巻回または積層され、扁平状に押圧されることにより、フィルムコンデンサ3が構成される。各々のフィルムコンデンサ3は、両端面にそれぞれ端面電極3a、3bを有する。端面電極3a、3bは、例えば、亜鉛等の金属を溶射することにより形成される。
2つのフィルムコンデンサ3の端面電極3a、3bには、それぞれ、バスバーと呼ばれる電極板4、5が接続されている。電極板4、5は、導電性材料、例えば、銅板により形成される。電極板4、5は、例えば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成される。
電極板4は、図2Aに示されるように、端面電極3aに接続された接続部4aと、端子6を構成する部分とを有する。接続部4aは、電極板4の一部を端面電極3aの側に折り曲げられて構成され、フィルムコンデンサ3の端面電極3aに、例えば、半田溶接等の手段を用いて接続される。端子6は、電極板4の一部により構成され、第1の接続部材18を挿通するための円形状の貫通孔6aを有する。
電極板5は、図2Aに示されるように、端面電極3bに接続された接続部5aと、端子7を構成する部分とを有する。接続部5aは、電極板5の一部を端面電極3bの側に折り曲げられて構成され、フィルムコンデンサ3の端面電極3bに、例えば、半田溶接等の手段を用いて接続される。端子7は、電極板5の一部により構成され、第1の接続部材18を挿通するための円形状の貫通孔7aを有する。端子7は、下方に向かって屈曲した屈曲部7bを有する。この屈曲部7bを有することにより、素子2の底面を基準として貫通孔7aと貫通孔6aとを略同等の高さに配置できる。
図2Aで示されるように、電極板4と電極板5との間には絶縁板13が設けられ、電極板4と電極板5とは互いに絶縁されている。
端子6および端子7のそれぞれは、図1に示されるように、第1の接続部材18を用いて、締結部材12に接続される。第1の接続部材18は、端子6の貫通孔6aまたは端子7の貫通孔7aを挿通し、締結部材12の第1の非貫通孔16に螺合される。
ケース8は、図2Bに示されるように、箱形の形状を有し、上面に開口を有し、下面に底を有する。ケース8の内部21は、素子2を収容する収容部である。ケース8は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の絶縁性の樹脂材料により形成されている。ケース8の内部21は、例えば、熱硬化性のエポキシ系樹脂が硬化された状態で固形の樹脂9となって充填されており、素子2は樹脂9の中に埋設されている。
締結部材12は、図2Bに示されるように、インサート成型により、ケース8の中に埋設され、ケース8と略一体化している。締結台10は、ケース8の一部であり、ケース8において締結部材12が埋設された個所である。締結台10は、ケース8の側面付近に設けられ、ケース8の内部21の側面から底面11にわたって設けられている。
締結部材12は、ケース8の内部21に露出した第1の端部23と、ケース8の底面11から露出した第2の端部24とを有する。締結部材12は、第1の端部23に第1の非貫通孔16を有し、第2の端部24に第2の非貫通孔17を有する。なお、本明細書において、非貫通孔とは、貫通していない孔を意味し、例えば、有底孔のことをいう。
締結部材12は、図3Aおよび図3Bに示されるように、2つの円筒状の上部14と下部15とを有する導電性のナットからなる。締結部材12は、上端に第1の端部23を有し、下端に第2の端部24を有する。図2Bに示されるように、第1の端部23は締結台10の上端から露出し、第2の端部24は締結台10の下端、すなわちケース8の底面11から露出している。
締結部材12は、図3Aおよび図3Bに示されるように、第1の端部23に第1の非貫通孔16を有し、第1の非貫通孔16は、内面にねじ山25を有する。第1の非貫通孔16は、第1の接続部材18であるボルトが挿入され、螺合される空間である。
締結部材12は、第2の端部24に第2の非貫通孔17を有し、第2の非貫通孔17は、内面にねじ山26を有する。第2の非貫通孔17は、第2の接続部材19であるボルトが挿入され、螺合される空間である。
締結部材12において、上部14の外径D1は下部15の外径D2よりも小さい。また、下部15の外表面はローレット加工により、多数の凸部を有する網目状のローレット部27を有する。ローレット部27は、多数の細かい矩形状の凸部と、網目状の凹部とを有する。この締結部材12は、例えば黄銅により形成される。
締結部材12は、第1の非貫通孔16と第2の非貫通孔17の間に、締結部材12と一体の仕切り部20を有する。仕切り部20は、第1の非貫通孔16と第2の非貫通孔17との間を遮っている。すなわち、第1の非貫通孔16の内部空間と第2の非貫通孔17の内部空間との間は連通していない。
第1の接続部材18および第2の接続部材19が、締結部材12に締結される構成は図1に示される。
第1の接続部材18は、例えば、導電性の金属からなるボルトであり、締結部材12の第1の非貫通孔16に挿入される個所にねじ山を有する。
第1の接続部材18は、端子6の貫通孔6aに挿通され、締結部材12の第1の非貫通孔16に挿入、螺合される。これにより、端子6は、締結部材12の第1の端部23に接続される。
同様に、第1の接続部材18は、端子7の貫通孔7aに挿通され、締結部材12の第1の非貫通孔16に挿入、螺合される。これにより、端子7は、締結部材12の第1の端部23に接続される。
なお、第1の接続部材18は、ねじ山を有さないリベットであってもよい。この場合、第1の接続部材18は、締結部材12の第1の非貫通孔16に圧入されることによって、端子6または端子7を締結部材12に接続する。
第2の接続部材19は、例えば、導電性の金属からなるボルトであり、締結部材12の第2の非貫通孔17に挿入される個所にねじ山を有する。
第2の接続部材19は、外部端子28の貫通孔(図示せず)に挿通され、締結部材12の第2の非貫通孔17に挿入、螺合されて締結される。
これにより、締結部材12の第2の端部24に、外部端子28が接続される。
なお、第2の接続部材19は、ねじ山を有さないリベットであってもよい。この場合、第2の接続部材19は、締結部材12の第2の非貫通孔17に圧入されることによって、外部端子28を締結部材12に接続する。
以上のように説明した、本開示の電子部品1は、以下の構成と効果を有する。
すなわち、本開示の電子部品1は、導電性の端子6、7を有する素子2と、素子2が内部に収容された絶縁性のケース8と、ケース8に埋設され、端子6、7に接続された導電性の締結部材12とを備える。締結部材12は、ケース8の内部21に露出した第1の端部23と、ケース8の外部22に露出した第2の端部24とを有する。端子6、7は第1の端部23に接続される。締結部材12は、ケース8の内部21の空間とケース8の外部22とを仕切る仕切り部20を有する。
この構成により、電子部品1は、外部端子28をケース8の底面11に接続することが可能になり、外部端子28の接続の設計について大きな自由度を有する。
また、電子部品1は、第1の非貫通孔16と第2の非貫通孔17との間が仕切り部20によって隔てられ、第1の非貫通孔16の内部空間と第2の非貫通孔17の内部空間とが連通していない。
そして、ケース8の底面11から外部端子28に接続する構成でありながら、ケース8の内部21に樹脂9を充填する際に、ケース8の底面11からの樹脂9の漏洩を抑制できる。これにより、電子部品1は、高い信頼性を有する。
さらに、電子部品1において、締結部材12は、第1の端部23の外径D1が、第2の端部24の外径D2よりも小さくてもよい。この構成により、締結部材12がケース8から脱落することを抑制できる。
絶縁部材からなるケース8に導電部材からなる締結部材12を埋設した場合、ケース8の熱膨張係数と締結部材12の熱膨張係数とが異なるため、外部環境の温度変化により、締結部材12がケース8から脱落しやすくなる場合がある。 また、締結部材12に、第1の接続部材18、あるいは第2の接続部材を締結する作業の際に、ケース8に埋設された締結部材12に対して、外力が加えられる場合がある。
しかし、締結部材12は第1の端部23において、第1の接続部材18が締結され、素子2の端子6、7が接続されているため、ケース8から外部22に向けて締結部材12が脱落することは難しい。
したがって、第1の端部23の外径D1を、第2の端部24の外径D2よりも小さくし、締結部材12がケース8の内部21に向けて脱落することを抑制することにより、ケース8から締結部材12が脱離することを抑制できる。
さらに、電子部品1において、締結部材12は、外表面にローレット部27を有してもよい。この構成により、ローレット部27の網目状の凸部が、ケース8に食い込んで、ケース8が締結部材12をより強固に固定できる。そして、締結部材12に対して第1の接続部材18あるいは第2の接続部材19を締結する際に、力が加えられても、ケース8から締結部材12が脱離して、締結部材12ごと回転してしまうことを抑制できる。
さらに、電子部品1において、ローレット部27は、第1の端部23よりも第2の端部24に近い位置に設けられてもよい。この構成により、ローレット部27が設けられた個所の締結部材の外径が大きいため、ケース8が締結部材12を保持する効果が高く、締結部材12をより強固に固定できる。
ただし、締結部材12の下端である第2の端部24から2mm程度の範囲にかけては、ローレット部27は設けられず、網目状の凹凸は設けられていない。この構成により、締結部材12に第2の接続部材19を締結する際に、バリ等が発生することを抑制でき、外部端子28に損傷が発生することを抑制できる。
さらに、電子部品1において、締結部材12は、第1の端部23に第1の非貫通孔16を有し、電子部品1は、第1の非貫通孔16に挿入された第1の接続部材18を有し、端子6、7は、第1の接続部材18を用いて第1の端部23に接続されてもよい。
この構成により、電子部品1は、第1の接続部材18としてボルトを用いることにより、素子2の端子6、7を良好な作業性で強固に第1の締結部材12に接続できる。なお、第1の接続部材18としてリベットを用いてもよい。第1の接続部材18としてリベットを用いた場合、このリベットを第1の非貫通孔16に圧入することによって、端子6、7を締結部材12に接続することができる。
さらに、電子部品1において、第1の非貫通孔16は、内面にねじ山25を有し、第1の接続部材18は、第1の非貫通孔16に螺合されてもよい。この構成により、電子部品1において、第1の接続部材18を第1の非貫通孔16に締結する作業が容易になる。
さらに、電子部品1において、締結部材12は、第2の端部24に第2の非貫通孔17を有し、第2の非貫通孔17は、内面にねじ山26を有し、電子部品1は、第2の非貫通孔17に螺合された第2の接続部材19を備えてもよい。この構成により、電子部品1は、第2の接続部材19を良好な作業性で強固に締結部材12に締結できる。
さらに、電子部品1において、素子2はフィルムコンデンサ3を含んでもよい。この構成により、電子部品1として、優れた信頼性を有するケースモールド型フィルムコンデンサを提供できる。
なお、電子部品1に用いたフィルムコンデンサ3の個数は、上記実施の形態のものに限られず、必要な電気容量に応じて、適宜、変更できる。すなわち、上記実施の形態では2個の素子2を配置したが、これに限られることなく、フィルムコンデンサ3を1個のみ配置する場合も含め、その他の個数のフィルムコンデンサ3が配置されてもよい。
また、電子部品1において、フィルムコンデンサ3は、誘電体フィルム上にアルミニウム以外の金属を蒸着させた金属化フィルムを用いて構成してもよい。例えば、フィルムコンデンサ3は、亜鉛、マグネシウム等の他の金属を蒸着させた金属化フィルムを用いて構成されてもよい。あるいは、フィルムコンデンサ3は、これらの金属のうち、複数の金属を蒸着させた金属化フィルムを用いて形成されてもよい。あるいは、フィルムコンデンサ3は、これらの金属どうしの合金を蒸着させた金属化フィルムを用いて構成されてもよい。
さらに、電子部品1において、フィルムコンデンサ3は、誘電体フィルムの両面にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムと絶縁フィルムとを重ね、これを巻回または積層することにより構成されてもよい。
この他、本開示の実施の形態は、請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
例えば、素子2は導体を巻回したコイルを含むものであっても良い。この場合、電子部品1はケースモールド型コイルである。また、素子2は、半導体素子であっても良く、各種のセンサ素子であっても良い。
なお、上記実施の形態の説明において「上方」「下方」等の方向を示す用語は、構成部材の相対的な位置関係にのみ依存する相対的な方向を示すものであり、鉛直方向、水平方向等の絶対的な方向を示すものではない。本開示の電子部品は、実使用に際しては、図1の向きで使用するとは限らず、図1の向きとは上下逆向き(ケースの開口面が鉛直方向下向き)で載置してもよく、あるいはケースの開口面が水平方向を向くようにして使用してもよい。
本開示の電子部品はケース外への樹脂の漏洩を抑制することができ、優れた信頼性を有する。本開示の電子部品は、各種の電子機器、電気機械あるいは電気製品に利用可能である。
1 電子部品
2 素子
3 フィルムコンデンサ
3a、3b 端面電極
4、5 電極板
4a、5a 接続部
6、7 端子
6a、7a 貫通孔
7b 屈曲部
8 ケース
9 樹脂
10 締結台
11 底面
12 締結部材
13 絶縁板
14 上部
15 下部
16 第1の非貫通孔
17 第2の非貫通孔
18 第1の接続部材
19 第2の接続部材
20 仕切り部
21 内部(収容部)
22 外部
23 第1の端部
24 第2の端部
25、26 ねじ山
27 ローレット部
28 外部端子

Claims (8)

  1. 導電性の端子を有する素子と、
    前記素子内部に収容する絶縁性のケースと、
    前記ケース側面の内側において所定の位置から底面にわたって設けられた締結台と、
    前記締結台に埋設され、前記端子接続された導電性の締結部材と、を備え、
    前記締結部材は、
    前記ケースの内部に露出した第1の端部と、
    前記ケースの底面から外部に露出した第2の端部と、を有し、
    前記端子は前記第1の端部に接続され、
    前記締結部材は、さらに前記ケースの内部と前記ケースの外部とを仕切る仕切り部を有する、電子部品。
  2. 前記締結部材は、前記第1の端部の外径が、前記第2の端部の外径よりも小さい、請求項1記載の電子部品。
  3. 前記締結部材は、外表面にローレット部を有する、請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 前記ローレット部は、前記第1の端部よりも前記第2の端部に近い位置に設けられている、請求項に記載の電子部品。
  5. 前記締結部材は、前記第1の端部に第1の非貫通孔を有し、
    前記電子部品は、前記第1の非貫通孔に挿入された第1の接続部材をさらに有し、
    前記端子は、前記第1の接続部材を用いて前記第1の端部に接続されている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電子部品。
  6. 前記第1の非貫通孔は、内面にねじ山を有し、
    前記第1の接続部材は、前記第1の非貫通孔に螺合されている、
    請求項に記載の電子部品。
  7. 前記締結部材は、前記第2の端部に第2の非貫通孔を有し、
    前記第2の非貫通孔は、内面にねじ山を有し、
    前記電子部品は、前記第2の非貫通孔に螺合された第2の接続部材をさらに備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電子部品。
  8. 前記素子はフィルムコンデンサを含む、請求項1からのいずれか1項に記載の電子部品。
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