JP2013235760A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱媒体の温度を検出しながら空焚きを高精度に且つ確実に検出し、応答性に優れた通電遮断を行い、発煙発火を確実に防止することにより信頼性を高めた加熱装置を提供する。
【解決手段】通電により発熱する発熱部(6)を有するヒータ(2)と、発熱部が収容され、該発熱部との間に熱媒体の流路(18)を形成する筐体(4)と、流路にて熱媒体の温度を検出する温度検出手段(26)と、温度検出手段にて検出された熱媒体の温度に応じてヒータへの通電を遮断する通電遮断手段とを備え、温度検出手段は発熱部に押圧接触されている。
【選択図】図2

Description

本発明は加熱装置に関し、特にヒータの発熱部との間に熱媒体の流路を形成する筐体を備えた加熱装置に関する。
この種の加熱装置には、通電により発熱する発熱部を有するヒータと、この発熱部が収容され、該発熱部との間に熱媒体の流路を形成する筐体と、この流路にて熱媒体の温度を検出する温度検出手段と、この検出された熱媒体の温度に応じてヒータへの通電を遮断する通電遮断手段とを備えたものが知られている。
そして、特許文献1には、サーモスタットや温度ヒューズを発熱部の発熱面と同一面上の筐体外の部位に設けることにより、温度ヒューズの誤作動を防止しながら、流路に熱媒体が存在しない場合に発生する空焚きを防止した加熱装置が開示されている。
また、特許文献2には、温度ヒューズを通電端子に設けることにより、通電端子を介して伝達される発熱部の熱によって、流路における熱媒体の液位に関係なくヒータへの通電を遮断し、空焚きを防止する加熱装置が開示されている。
また、特許文献3では、筐体の内側に凸となる凸部を設け、この筐体の凸部を介して温度ヒューズを発熱部と接触させることで空焚きを防止した加熱装置が開示されている。
特許第4561319号公報 特許第4293091号公報 特許第3395571号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3では、何れも筐体外に位置するヒータの非発熱部に温度検出手段を接触させ、非発熱部を介して伝達された熱に基づいてヒータへの通電を遮断するため、通電遮断手段の応答性が悪化し、ヒータを迅速に停止することができず、また、空焚き検知の精度が低下し、ひいては加熱装置の発煙発火に至るおそれがある。
また、ヒータ、筐体、及び温度検出手段がそれぞれ異なる材質で形成されている場合、加熱装置が使用される温度環境によっては、これら異なる材質の線膨張係数及び線収縮係数の相違によって、特に温度検出手段が筐体側にねじ等で締結されている場合には、温度検出手段による温度測定点が移動してずれ、通電遮断手段の応答性悪化、ひいては空焚き検知精度低下を更に助長するおそれがある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、熱媒体の温度を検出しながら空焚きを高精度に検出し、応答性に優れた通電遮断を行うことができ、発煙発火を確実に防止することにより信頼性を高めた加熱装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の加熱装置は、通電により発熱する発熱部を有するヒータと、前記発熱部が収容され、該発熱部との間に熱媒体の流路を形成する筐体と、前記流路にて前記熱媒体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段にて検出された前記熱媒体の温度に応じて前記ヒータへの通電を遮断する通電遮断手段とを備え、前記温度検出手段は前記発熱部に弾性部材により押圧接触されている(請求項1)。
好ましくは、前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記発熱部、前記温度検出手段、及び前記筐体のそれぞれの線膨張及び線収縮に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有する(請求項2)。
好ましくは、前記温度検出手段は前記筐体にシール部材を介して接続され、前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記シール部材の摩擦力に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有する(請求項3)。
好ましくは、前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記流路の内圧に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有する(請求項4)。
好ましくは、前記筐体は前記弾性部材と断熱部材を介して接触されている(請求項5)。
本発明によれば、熱媒体の流路にて熱媒体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段にて検出された熱媒体の温度に応じてヒータへの通電を遮断する通電遮断手段とを備え、前記温度検出手段がヒータの発熱部に押圧接触されていることにより、熱媒体の温度を検出しながら空焚きを高精度に且つ確実に検出し、応答性に優れた通電遮断を行うことができ、発煙発火を確実に防止することができるため、信頼性の高い加熱装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る加熱装置の縦断面図である。 図1の加熱装置をA−A方向から見た要部断面図である。 本発明の変形例に係る加熱装置の縦断面図である。 図3の加熱装置を図3のB−B方向から見た要部断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の加熱装置に係る一実施形態について説明する。
図1に概略的に示されるように、加熱装置1はヒータ2、及びヒータ2が収容されるケース(筐体)4を備えている。
図2に概略的に示されるように、ヒータ2は、通電により発熱する電熱線ヒータであり、有底円筒状の例えばステンレス鋼製の金属パイプ(発熱部)6内にニクロム線などのコイル状の電熱線8を挿入し、金属パイプ6内に高い電気絶縁性及び熱伝導性を有する酸化マグネシウムなどの耐熱絶縁材10を加圧充填して電熱線8を封入することで形成されている。
金属パイプ6の一端開口部には、シリコンやガラスなどを鋳込みモールド成形した端子部12が設けられ、端子部12からは電熱線8に接続されたリード線14が引き出されている。リード線14は外部の図示しない電源装置に電気的に接続され、電熱線8に通電するための図示しない通電回路を構成している。なお、図1ではヒータ2は1本しか示されていないが、ヒータ2を複数本設けても良い。
一方、ケース4は、1又は複数の例えばアルミニウム合金の鋳造体から構成され、ケース4内には金属パイプ6の両端近傍を環状のOリング16を介して気密に囲繞することでヒータ2が収容されている。ケース4の内面4aと金属パイプ6の外周面6aとの間にはクリアランスが確保され、このクリアランスはエチレングリコールなどのLLC(冷却水、不凍液)としての熱媒体が流れる流路18として使用される。また、ケース4の外面4bの適宜位置には、熱媒体の入口パイプ20と出口パイプ22とが流路に連通するように突設されている。
このように概略構成される加熱装置1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車などの車両に搭載され、ハイブリッド自動車の場合には、エンジンの不足する廃熱を補うようにして熱供給する補助熱源として、電気自動車の場合には、存在しないエンジンに代わって熱供給する代替熱源として、車両用空調装置の冷凍回路を循環する冷媒などの加熱に用いられる。
例えばハイブリッド自動車の場合には、エンジン冷却用の図示しない冷却水回路を循環するLLCが流路18に入口パイプ20を介して流入され、ヒータ2により加熱される。エンジン及び加熱装置1で加熱されたLLCの熱は、車両用空調装置に設けられた冷凍回路を循環する冷媒の加熱に用いられ、この加熱された冷媒によって車室内空気の冷暖房が行われる。冷媒の加熱に供したLLCは、流路18から出口パイプ22を介して流出されて冷却水回路に戻され、エンジンを再び冷却する。
ここで、本実施形態では、ケース4のヒータ2の長手方向と垂直方向に貫通孔24が穿孔され、貫通孔24には流路18を流れるLLCの温度を検出する温度センサ(温度検出手段)26が挿入されている。温度センサ26は、例えば真鍮材で被われた略円柱形状の外観を有するサーミスタであって、その温度測定端部28が先端面30においてヒータ2の金属パイプ2の外周面6aに接触されている。これより温度センサ26はLLCの温度のみならずヒータ2の発熱部である金属パイプ6の表面温度をも検出可能である。
また、温度センサ26の側面26aには環状溝32が形成され、環状溝32にはOリング(シール部材)34が装着されており、温度センサ26は各Oリング34を介して貫通孔24に気密に接続固定されている。
また、本実施形態では、温度センサ26を金属パイプ6に押圧付勢するための押圧機構39を備えている。
詳しくは、温度センサ26の側面26aには貫通孔24よりも大径となる環状のフランジ部40が形成され、フランジ部40は貫通孔24においてケース4の外側に位置づけられている。一方、ケース4の外面4bにおける貫通孔24の開口縁には、温度センサ26を固定するための環状の固定部42が突設され、固定部42の内周面42aには環状のスナップリング44が嵌め込まれている。スナップリング44のリング孔44aからは温度センサ26の外端部36が非接触状態で突出され、温度センサ26は貫通孔24の孔方向において移動が許容されている。
更に、スナップリング44とフランジ部40とには、これらの互いの対向面にばね(弾性部材)46が係止され、ばね46は、フランジ部40の外端部36側において温度センサ26の側面26aに巻回装着されている。
ばね46は所定の弾性係数Gを有する例えばばね鋼材から形成され、図2においては、ばね46は自然長からスナップリング44とフランジ部40との間の距離Lに縮められた状態となっており、フランジ部40にはばね46の伸縮方向に弾性係数G及び距離Lに基づく所定の弾性力Fが作用している。この状態においてフランジ部40はケース4の外面4aからL1の距離だけ離間しており、温度センサ26はその先端面30が金属パイプ6の外周面6aに図2に示される矢印方向に弾性力Fで押圧付勢されている。
上述したように、金属パイプ6はステンレス鋼製、温度センサ26は真鍮製、ケース4はアルミニウム合金製であり、これら各部材は、曝される温度環境下によってそれぞれ異なる線膨張及び線収縮の特性を有している。しかし、ばね46の材質の選定により弾性係数Gを予め設定し、更にケース4の構造において上述したスナップリング44とフランジ部40との距離Lを予め設定することにより、ばね46は、金属パイプ6に対する温度センサ26の押圧方向に平行に作用する金属パイプ6、温度センサ26、ケース4の線膨張及び線収縮による力F1に抗する弾性力Fを備えるべく予め調整されている。
また、温度センサ26は、金属パイプ6に弾性力Fで押圧付勢されるに際し、ケース4の外面4aとフランジ部40とが上述した距離L1を有して離間していることにより、温度センサ26の移動がその押圧方向に平行に許容されている。しかし、温度センサ26に装着されたOリング34が貫通孔24に密着することで流路18の気密性が保持されているため、ばね46の材質の選定により弾性係数Gを予め設定し、更にケース4の構造において距離Lを予め設定することにより、ばね46は、金属パイプ6に対する温度センサ26の押圧方向に平行に作用するOリング34の貫通孔24に対する摩擦力F2に抗して温度センサ26を金属パイプ6に押圧する弾性力Fを備えるべく予め調整されている。
また、流路18にはLLCを含む熱媒体の内圧Pが作用しているため、ばね46の材質の選定により弾性係数Gを予め設定し、更にケース4の構造において距離Lを予め設定することにより、ばね46は、金属パイプ6に対する温度センサ26の押圧方向に平行に作用する流路18の内圧Pに抗して温度センサ26を金属パイプ6に押圧する弾性力Fを備えるべく予め調整されている。
このような弾性力Fで金属パイプ6に押圧される温度センサ26は、その外端部36から引き出されたリード線38によって図示しないインバータに電気的に接続され、インバータは、上述した電源装置及び通電回路を介し、温度センサ26にて検出されるLLCの温度及び/又は金属パイプ10の表面温度に応じて、ヒータ2への通電をオンオフする通電制御を行う(通電遮断手段)。
この通電制御では、流路18にLLCが存在する場合、温度センサ26によってLLCの温度が適正範囲に制御されるため、ヒータ2が異常に温度上昇することはない。
一方、従来において、冷却水回路へのLLCの未供給状態や冷却水回路からのLLCの漏洩等の理由により、流路18にLLCが存在しないか或いは非常に少ない場合、ヒータ2からの熱を伝達する熱媒体が存在しない、或いは熱媒体が少量の状態となるため、加熱装置1が空焚き状態となってヒータ2自体の温度が異常上昇してしまうという不具合が生じ得る。このような空焚き状態が生じても、温度センサ26が金属パイプ6に非接触であってLLCの温度のみを検出する位置に配置されている従来の場合には、温度センサ26の周囲に存在する空気による断熱効果によって温度センサ26の応答性が悪化し、空焚き検知が遅延した結果、流路18内の温度が上昇し続け、ひいては加熱装置1の発煙発火に至るおそれがある。
これに対し本実施形態では、温度センサ26をヒータ2の発熱部である金属パイプ6の外周面6aに直接に押圧接触させ、且つLLCが流れる流路18に配置することにより、液体であるLLCと空気である気体との伝熱性の差異に着目し、流路18にLLCが存在するときにはLLCの温度が支配的になる一方、流路18にLLCが存在しない、或いは少量であるときにはヒータ2自体の温度が支配的になることを利用した通電制御が行われる。
以上のように本実施形態では、流路18にLLCが存在するときには加熱装置1を保護停止せずに通常の通電制御を行うことができる一方、流路18にLLCが存在しない、或いは少量であるときには、温度センサ26が金属パイプ6にばね46による弾性力Fで押圧付勢されていることにより、温度センサ26を金属パイプ6に常時接触させた状態で確実に空焚きを検知し、異常処理を行うことで加熱装置1を迅速且つ確実に保護停止することができる。従って、温度センサ26による通常の通電制御を行いながら、空焚きを高精度且つ迅速に検知し、発煙発火を確実に防止することにより信頼性を高めた加熱装置1を提供することができる。
特に、ばね46による弾性力Fが金属パイプ6に対する温度センサ26の押圧方向に平行に作用する金属パイプ6、温度センサ26、ケース4の線膨張及び線収縮による力F1に抗する荷重に予め設定されることにより、金属パイプ6、温度センサ26、ケース4が異なる材質で形成され、加熱装置1が過酷な温度環境下で使用され、熱膨張や熱収縮の影響を受けたとしても、温度測定端部28の先端面30を金属パイプ6の外周面6aに常時接触させ、空焚きを高精度且つ迅速に検知し、発煙発火を確実に防止することができる。
また、ばね46による弾性力Fは、貫通孔34に対するOリング34の摩擦力F2、及び流路18の内圧Pに抗する荷重に設定されるため、弾性力Fによる温度センサ26の移動がこれら摩擦力F2及び内圧Pに阻害されることなく温度測定端部28の先端面30を金属パイプ6の外周面6aに確実に接触させることができる。
本発明は、上記実施形態の加熱装置1に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、温度センサ26の押圧機構39は上記実施形態に限らず、図3及び図4に示される押圧機構48であっても良い。
具体的には、温度センサ26のフランジ部40を貫通孔24の孔径よりも小さくして貫通孔24に位置付け、更に、固定部42及びスナップリング44の代わりにケース4の外面4aにねじ50で締結される蓋部材52を設け、フランジ部40と蓋部材52とでばね46を係止するとしても良い。この場合には、温度センサ26の押圧機構39における上述した距離L1を確保するという構造上の制約が排除されるため、より簡素化した押圧機構48を提供可能であり、加熱装置1の生産性を高めることができる。
また、図3及び図4に示されるように、蓋部材52とばね46との間に環状の断熱部材54を設け、ばね46が断熱部材54を介して蓋部材52の裏面52aに当接されるようにしても良い。この場合には、温度センサ26に接触されるばね46から蓋部材52を介して流路18内の熱が放熱されるのを抑制可能であり、加熱装置1の熱効率を高めることができる。なお、この断熱部材54を有する構成は図1及び図2に示される押圧機構39にも適用可能である。
また、上記実施形態及び変形例では、押圧機構39,48において弾性力Fを発生させる弾性部材としてばね46を用いたが、これに限定されない。具体的には、弾性力Fを発生可能であればカップ状の皿ばねであってもよいし、ゴム等の弾性体であっても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、金属パイプ6はステンレス鋼製、温度センサ26は真鍮製、ケース4はアルミニウム合金製としたが、これらの材質に限定されないし、これらのうちの何れかの部材が同じ材質であっても良い。この場合であっても、弾性力Fを予め設定した弾性部材を用いることにより、弾性力Fによる温度センサ26の移動が線膨張及び線収縮による力F1、摩擦力F2、内圧Pに阻害されることなく温度測定端部28の先端面30を金属パイプ6の外周面6aに確実に接触させることができる。
更には、金属パイプ6、温度センサ26、ケース4を含む押圧機構39,48、ひいては加熱装置1の構成部品の寸法公差及び組立公差を吸収可能な弾性力Fを設定することにより、これら寸法公差及び組立公差を厳密に管理しなくとも、温度測定端部28の先端面30を金属パイプ6の外周面6aに確実に接触可能である。
また、上記実施形態では、温度センサ26を温度検出手段とし、通電制御を行うインバータを通電遮断手段としているが、温度検出手段及び通電遮断手段を一体に備えた温度ヒューズなどを金属パイプ6に押圧接触させても良い。
また、本発明の加熱装置1は、ハイブリッド自動車や電気自動車の車両用空調装置に組み込むのみならず、他の用途の熱源としても利用可能であるのは勿論である。
1 加熱装置
2 ヒータ
4 ケース(筐体)
6 金属パイプ(発熱部)
18 流路
26 温度センサ(温度検出手段)
34 Oリング(シール部材)
46 ばね(弾性部材)
54 断熱部材

Claims (5)

  1. 通電により発熱する発熱部を有するヒータと、
    前記発熱部が収容され、該発熱部との間に熱媒体の流路を形成する筐体と、
    前記流路にて前記熱媒体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段にて検出された前記熱媒体の温度に応じて前記ヒータへの通電を遮断する通電遮断手段と
    を備え、
    前記温度検出手段は前記発熱部に弾性部材により押圧接触されていることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記発熱部、前記温度検出手段、及び前記筐体のそれぞれの線膨張及び線収縮に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記温度検出手段は前記筐体にシール部材を介して接続され、
    前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記シール部材の摩擦力に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記弾性部材は、前記発熱部に対する前記温度検出手段の押圧方向に平行に作用する前記流路の内圧に抗して前記温度検出手段を前記発熱部に押圧可能な大きさの弾性力を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱装置。
  5. 前記筐体は前記弾性部材と断熱部材を介して接触されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱装置。
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