JP2013235074A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】バヨネット機構部を介して付属品を着脱可能に構成された光学機器におけるバヨネット機構部からの付属品の取り外しを容易なものとする。
【解決手段】本発明は付属品を着脱可能なバヨネット機構部を備えた光学機器であって、前記バヨネット機構部は、基端側に設けられた前記回動操作の回動中心軸に直交する平面を有し、前記付属品に当接することにより前記回動操作軸方向の位置決めを行う環状又は円弧状の基準面と、前記基準面上かつ前記付属品の爪部が当接可能な位置に配設され、前記バヨネット機構部に装着された状態の前記付属品を取り外すように回動操作する方向に向かうにつれて、前記基準面から先端側に向かって所定の高さまで起き上がる斜面、を有して構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、附属品などを回動動作によって脱着可能なバヨネット機構部を有する光学機器に関する。
カメラ、カメラ用の交換レンズ等の光学機器において、フード、ワイドコンバータ又はクローズアップレンズ等の付属品をいわゆるバヨネット機構部によって、着脱可能としたものがある。例えば特開2006−91660号公報には、付属品を着脱可能なバヨネット機構部を備えるカメラにおいて、付属品が装着されていない状態のバヨネット機構部を化粧するためのカバー部材が開示されている。
特開2006−91660号公報
光学機器の小型化の要求に伴い、光学機器に付属品を着脱するために設けられたバヨネット機構部に装着されるカバー部材は、装着時に光学機器の外装からなるべく突出しない形状であることが好ましい。また、カバー部材をバヨネット機構部に装着した場合には、カバー部材と光学機器の外装部材との間の隙間が狭いほど、光学機器の意匠上好ましいものとなる。
しかし、カバー部材を薄くし、さらに装着時においてカバー部材を光学機器の外装部材に密接させた場合、カバー部材に使用者の指が係りにくくなるため、光学機器からカバー部材を取り外す作業が煩わしいものとなってしまう場合がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、バヨネット機構部を介して付属品を着脱可能に構成された光学機器におけるバヨネット機構部からの付属品の取り外しを容易なものとすることを目的とする。
本発明の一態様の光学機器は、バヨネット機構部を備え、前記バヨネット機構部に付属品を回動操作することによって着脱可能に構成された光学機器であって、前記付属品は、前記バヨネット機構部を係合する爪部を有し、前記バヨネット機構部は、基端側に設けられた前記回動操作の回動中心軸に直交する平面を有し、前記付属品に当接することにより前記回動操作軸方向の位置決めを行う環状又は円弧状の基準面、前記基準面から先端方向に離間して前記基準面に対向し、前記回動中心軸周りに複数配設された光学機器側固定爪と、前記複数の光学機器側固定爪の間の円周方向に形成され、先端側から見て前記基準面が露出する部位である複数の爪欠落部と、を有する光学機器バヨネット爪手段、及び前記基準面上の前記爪欠落部に重なる領域内、かつ前記付属品の前記爪部が当接可能な位置に配設され、前記バヨネット機構部に装着された状態の前記付属品を取り外すように回動操作する方向に向かうにつれて、前記基準面から先端側に向かって所定の高さまで起き上がる斜面、を有して構成される。
本発明によれば、光学機器におけるバヨネット機構部からの付属品の取り外しを容易に行うことが可能となる。
カバー部材が装着された光学機器の前面側を示す斜視図である。 光学機器のカバー部材を分離した状態を示す斜視図である。 バヨネット機構部の正面図である。 バヨネット機構部の分解斜視図である。 バヨネット機構部を構成する基準円筒部及び基準面の正面図である。 カバー部材を基端側から見た図である。 カバー部材を、爪部よりも先端側で切断した断面と、バヨネット機構部とを重ねて示した図である。 カバー部材の爪部を、光学機器側固定爪と基準面との間に挿入した状態を示す図である。 図8のIX-IX断面図である。 バヨネット機構部の斜面の作用について説明するための模式図である。 バヨネット機構部の斜面の作用について説明するための模式図である。 斜面の作用により先端方向に押し出された状態のカバー部材を示す斜視図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
本実施形態は、カメラやビデオカメラ、又はカメラ用交換レンズ等の光学機器に本発明を適用したものである。本実施形態では一例として、図1に示すように、光学機器101は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子112を有して構成された、いわゆるデジタルカメラと称される形態
光学機器101は、本実施形態では一例として、図1には図示しない箱形状の筐体120内に、撮像ユニット110、制御装置103、及び電源電池を収容する図示しない電池収容室を有して構成されている。筐体120の周囲は、カバー102によって加飾されている。
制御装置103は、演算装置(CPU)、記憶装置(RAM)、補助記憶装置、入出力装置及び電力制御装置等を具備して構成されており、光学機器101の動作を、所定のプログラムに基づいて制御する構成を有している。光学機器101、制御装置103及び電源電池は、電気的に接続される。
制御装置103は、撮像素子112の動作の制御、及び撮像素子112から出力される信号に基づく画像の生成、が可能に構成されている。また、制御装置103は、光学機器101が備えるレンズ駆動用の電動モータ等のアクチュエータ類や、フォトインタラプタ等のセンサ類にも電気的に接続されている。
光学機器101の前面には、内部に配設された光学機器101の光軸Oが通過する開口部120aや閃光発光装置104等が設けられている。本実施形態では、開口部120aは、透明なガラスが設けられている。なお、光学機器101は、光学機器101の非撮影時に開口部120aを遮蔽するバリア装置を有する形態であってもよい。
光学機器101の上面部にはレリーズスイッチ105、電源操作スイッチ106等の操作部材が配設されている。また、図示しないが光学機器101の側面部又は底面部には電池収容室を開閉するための蓋が設けられている。
また、光学機器101の背面部には、例えばレバースイッチ、ダイヤルスイッチ、ボタンスイッチ、タッチセンサ等の、光学機器101の動作指示を使用者が入力する入力するための操作部材が設けられている。また、光学機器101の背面には、液晶表示装置又はEL表示装置等からなり画像を表示し出力する画像表示装置が設けられている。
撮像ユニット110は、被写体像を結像するためのレンズ等の撮像光学系部材と撮像素子112を保持するように構成されている。なお、撮像ユニット110は、撮像素子112を保持しない形態であってもよい。また、撮像ユニット110は、光学機器101に対して着脱可能な形態であってもよい。
本実施形態では一例として、撮像ユニット110が保持する撮像光学系部材は、一例としてプリズム111を含んでおり、プリズム111によって光軸Oを屈曲させる、いわゆる光路反射型、折り曲げ光学系、又は屈曲光学系等と称される形態を有している。本実施形態の光学機器101では、光学機器101の被写体に面する側(前方)から入射する光を、プリズム111によって略90度屈曲させる構成を有する。なお、撮像光学系部材の形態は本実施形態に限られるものではなく、プリズムを有さない形態のものであってもよい。
また、光軸Oが通過する開口部120aの周囲には、図1には図示しない後述するバヨネット機構部10が配設されており、このバヨネット機構部10を介して、リング状のカバー部材1が装着されている。図2は、バヨネット機構部10からカバー部材1を取り外した状態を示している。
バヨネット機構部10は、光学機器101の付属品を回動中心軸周りに回動動作させることによって着脱可能に保持するように構成されている。本実施形態では、バヨネット機構部10は、光軸Oが通過する開口部120aの周囲において、筐体120に固定されて設けられている。バヨネット機構部10に付属品が装着されていない状態においては、バヨネット機構部10は、筐体120を覆うカバー102に設けられた略円形の孔部102aを介して、光学機器101の前方に向かって露出する。
カバー部材1は、バヨネット機構部10に装着されることによって、バヨネット機構部10を光学機器101の外部から見えないように覆い隠す、いわば化粧用の付属品である。バヨネット機構部10に着脱可能な付属品の形態は、化粧用のカバー部材1に限られるものではなく、ワイドコンバータ(ワイドコンバージョンレンズ)、テレコンバータ(テレコンバージョンレンズ)又はクローズアップレンズ等のレンズ鏡筒や、フード、フィルタ又はリングフラッシュ等のアクセサリであってもよい。
本実施形態のバヨネット機構部10は、光軸Oに沿う回動中心軸C周りに付属品を回動動作させることで、付属品の筐体120への着脱が可能に構成されている。以下では、光軸Oと、バヨネット機構部10への着脱時に付属品を回動させる回動中心軸Cは略一致するものとして説明する。なお、本実施形態の光学機器101では、レンズ鏡筒が装着可能であることから、光軸Oと回動中心軸Cが略一致することが好ましいが、両者は一致しない形態であってもよい。
以下に、バヨネット機構部10の詳細な構成について説明する。図3は、バヨネット機構部10を正面から見た図である。図4は、バヨネット機構部10の分解斜視図である。なお、図4は、筐体120から、カバー102を取り外した状態を示している。また、図5は、バヨネット機構部10から、押圧部材13、光学機器バヨネット爪手段14及び飾り環15を取り外した状態を示す、筐体120の部分拡大正面図である。
図4に示すように、バヨネット機構部10は、基準面11、基準円筒部12、押圧部材13、光学機器バヨネット爪手段14、及び飾り環15を含んで構成されている。本実施形態では、これらのうち、基準面11及び基準円筒部12は、合成樹脂製の筐体120に形成されており、押圧部材13、光学機器バヨネット爪手段14及び飾り環15は、複数のネジ16によって筐体120に固定されている。
以下の説明において、回動中心軸C(光軸O)に沿って、筐体120から前方に向かう側を先端側と称し、その反対を基端側と称するものとする。よって、バヨネット機構部10は、基端側から先端側に向かって、基準面11、基準円筒部12、押圧部材13、光学機器バヨネット爪手段14及び飾り環15が順に配設されて構成されている。図3は、バヨネット機構部10の先端側を回動中心軸Cに沿って見た図と言える。
基準面11は、回転中心軸Cに略直交する平面部を有して構成されており、バヨネット機構部10に装着される付属品の、回転中心軸C方向の位置決めの基準となる面である。本実施形態では、基準面11は、合成樹脂製の筐体120の前面に成形によって成形された平面部である。
図5に示すように、基準面11は、先端側から見た場合に、筐体120の開口部120aの周囲において回動中心軸Cを中心とした略円弧状又は略円環状となるように形成されている。また、詳しくは後述するが、基準面11上には、複数の斜面20が形成されている。なお、基準面11は、周方向に複数に分割された形態であってもよい。基準面11は、例えば環状に切り出された金属板からなり、筐体120とは別体で形成されたものであってもよい。
基準円筒部12は、基準面11よりも先端側に突出する、回動中心軸Cを中心とした略円筒状の部位である。基準円筒部12は、先端側から見た場合に、略円弧状又は略円環状の基準面11よりも内側に形成されている。また、基準円筒部12の外周面には、径方向外側に突出する3つの凸部12b、12c及び12dが形成されている。3つの凸部12b、12c及び12dには、ネジ16が螺合されるネジ穴12eが形成されている。
基準円筒部12は、その外周面12aにバヨネット機構部10に装着される付属品が接することにより、付属品の径方向の位置決めをするための部位である。また、基準円筒部12の外周面12aから径方向外側に突出する凸部12bは、バヨネット機構部10に装着される付属品が当接することにより、付属品の装着時の回動中心軸C周りの位置決めをするための部位である。
図3及び図4に示すように、光学機器バヨネット爪手段14は、基準円筒部12の先端側に複数のネジ16によって固定される略環状の円板状の部材である。光学機器バヨネット爪手段14は、基準円筒部12の外周面12aよりも径方向外側に延出し、基準面11と対向するように配設された複数の光学機器側固定爪14aを有して構成されている。また、複数の光学機器側固定爪14aは、回動中心軸Cの周方向に、複数配設されている。
複数の光学機器側固定爪14aは、バヨネット機構部10を先端側からから見た場合(図3の視点)に、基準面11を覆い、かつカバー102に設けられた略円形の孔部102aの内径に届かない範囲まで延出している。すなわち、複数の光学機器側固定爪14aの径方向外側の端部と、カバー102に設けられた略円形の孔部102aの内周との間には、略環状の隙間が生じている。この隙間は、付属品の基端側が挿入される部位である。
本実施形態では一例として、図3に示すように、光学機器バヨネット爪手段14は、3つの光学機器側固定爪14aを有し、バヨネット機構部10を先端側からから見た場合に、3つの光学機器側固定爪14aは、それぞれ基準円筒部12の3つの凸部12b、12c及び12dから反時計方向に所定の角度まで延在している。
また、複数の光学機器側固定爪14aは、それぞれの先端側の面14aaが、周囲のカバー102の表面(先端側の面)と略同一平面上に位置する厚さを有する。
この、周方向に配設された複数の光学機器側固定爪14aの間である爪欠落部14bの外径は、基準円筒部12の外周面12aの外径よりも小さい。したがって、バヨネット機構部10を先端側からから見た場合に、この爪欠落部14bの領域においては、基準円筒部12の外周面12a及び基準面11が、先端側に向かって露出している。
言い換えれば、本実施形態の光学機器101において、カバー102に設けられた略円形の孔部102aの内周と、カバー102の前面と略同一平面上にまで突出するバヨネット機構部10の光学機器バヨネット爪手段14の外周との間には、回動中心軸Cを中心とした円周溝30が形成されている。そして、この円周溝30は、周方向の一部において、径方向内側に向かって太くなる幅広溝部30aが形成されている。この円周溝30は、付属品の基端側が挿入される部位であり、幅広溝部30aは、付属品側の爪部が挿入される部位である。
ここで、バヨネット機構部10に装着可能な付属品の基端部の構成について説明する。具体的には、カバー部材1の構成について説明する。
図6は、カバー部材1を基端側から見た背面図である。図4及び図6に示すように、カバー部材1の基端側は、円筒形状部1aが形成されている。該円筒形状部1aは、バヨネット機構部10の周囲に形成された円周溝30内に挿入可能な形状を有している。そして、円筒形状部1aの内周面には、径方向内側に向かって突出する複数の爪部1bが形成されている。複数の爪部1bの内径は、基準面11の外径よりも小さい。この爪部1bの内周部が、基準円筒部12の外周面12と当接することによって、付属品であるカバー部材1の径方向の位置決めがなされる。
図7は、カバー部材1を、爪部1bよりも先端側において回動中心軸Cに直交する平面で切断した断面と、バヨネット機構部10とを重ねて表示したものである。言い換えれば、図7は、カバー部材1の円筒形状部1を円周溝30内に挿入した状態を示している。
図7に示すように、カバー部材1の複数の爪部1bは、バヨネット機構部10の光学機器側固定爪14a及び基準円筒部12とは干渉せずに、円周溝30の幅広溝30a内に挿入可能な外形を有している。また、カバー部材1の複数の爪部1bの厚さは、バヨネット機構部10の光学機器側固定爪14aと基準面11との間の、隙間よりも薄く形成されている。
したがって、カバー部材1の複数の爪部1bが基準面11に当接するまで円筒形状部1aを円周溝30内に挿入し、その後、カバー部材1を、先端側から見て時計方向に回動させることによって、カバー部材1の複数の爪部1bは、バヨネット機構部10の光学機器側固定爪14aと基準面11との間に挿入される(図8の状態)。
バヨネット機構部10の説明に戻る。押圧部材13は、基準円筒部12と光学機器バヨネット爪手段14との間に挟持される金属製の板バネである。押圧部材13は、光学機器側固定爪14aと基準面11との間に挿入された、上記カバー部材1の爪部1bを、基準面11側に向かって付勢するように構成されている。
この押圧部材13による付勢力によって、付属品であるカバー部材1は、バヨネット機構部10に装着された状態において、常に爪部1bが基準面11に当接し、ガタなく光学機器101に固定される。そして、爪部1bが基準面11に当接することにより、付属品であるカバー部材1の回動中心軸C方向の位置決めがなされる。
以上に説明した構成により本実施形態のバヨネット機構部10は、付属品であるカバー部材1を回動動作によって脱着可能である。
このような本実施形態のバヨネット機構部10において、基準面11上には、複数の斜面20が形成されている。
図3に示すように、複数の斜面20は、バヨネット機構部10を先端側から見た場合に、基準面11上であって、かつ爪欠落部14bに重なる位置に形成されている。言い換えれば、斜面20は、基準面11の、バヨネット機構部10を先端側から見た場合に見える箇所に形成されている。
本実施形態では、光学機器バヨネット爪手段14の爪欠落部14bは周方向に3ヶ所形成されており、斜面20は、この3ヶ所の爪欠落部14bの基端側にあたる位置に形成されている。
図9に示すように、斜面20は、基準面11から先端側に向かって所定の高さHまで起き上がるように形成されている。本実施形態では、斜面20は、バヨネット機構部10を先端側から見た場合に、回動中心軸C周りに反時計方向(図9中の矢印CCWで示す方向、図9中の左から右)に進むにつれて、基準面から先端側に向かって遠ざかるように形成されている。
すなわち、付属品であるカバー部材1を、バヨネット機構部10に装着する場合に、カバー部材1を回動させる方向とは反対の方向に進むにつれて、斜面20は基準面11から先端側に向かって所定の高さHまで起き上がる。言い換えれば、カバー部材1を、バヨネット機構部10から取り外す場合に、カバー部材1を回動中心軸C周りに回動させる方向に進むにつれて、斜面20は基準面11から先端側に向かって、所定の高さHまで起き上がる。
以上に説明した本実施形態のバヨネット機構部10の作用について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、バヨネット機構部10に、付属品であるカバー部材1が装着された状態における、基準面11、光学機器バヨネット爪手段14、斜面20及びカバー部材1の爪部1bの関係について示す模式図である。
図10に示すように、カバー部材1がバヨネット機構部10に装着された状態においては、カバー部材1の爪部1bは、光学機器側固定爪14aと基準面11との間に挿入されており、かつ押圧部材13によって基準面11側に向かって付勢されている。
一方、図11は、バヨネット機構部10に装着されていたカバー部材1を、取り外す方向に回動操作した状態における、基準面11、光学機器バヨネット爪手段14、斜面20及びカバー部材1の爪部1bの関係について示す模式図である。
図11に示すように、バヨネット機構部10に装着されていたカバー部材1を、取り外す方向に回動操作した場合、すなわち本実施形態ではカバー部材1を先端側から見て回動中心軸C周りに反時計方向に回動させた場合には、爪欠落部14b内においてカバー部材1の爪部1bが斜面20に乗り上げて、斜面20に沿って移動することから、爪部1bは、基準面11から離間する方向に移動する。
ここで、斜面20は、周方向に3ヶ所形成された爪欠落部14b内の全てに形成されていることから、3つの爪部1bは、爪欠落部14b内において、均等に回動中心軸Cに沿って先端側に向かって、高さHだけ押し出される。
すなわち、本実施形態においてバヨネット機構部10に装着されていたカバー部材1を、取り外す方向に回動操作した場合、カバー部材1は、回動中心軸Cに沿って先端方向に高さHだけ押し出される。
以上のようなバヨネット機構部10を備える光学機器101によれば、バヨネット機構部10に装着された付属品を取り外すように回動操作した場合に、付属品がバヨネット機構部10の円周溝から抜ける方向に押し出されるため、付属品に指を掛けやすく、容易かつ素早く付属品を取り外すことが可能となる。
特に、カバー部材1のように、光学機器101に化粧目的で装着される付属品は、光学機器101の小型化の要求に伴い、薄く、かつ光学機器101の外装部材であるカバー102に密着する形状であることが好ましい。従来の技術であれば、このような薄くカバー102に密着する付属品を、バヨネット機構部から取り外すことは困難である。しかし、本実施形態によれば、カバー部材1のように、薄くカバー102に密着する付属品であっても、カバー102をバヨネット機構部10から取り外す方向(本実施形態では先端側から見て反時計方向)に回動操作すれば、図12に示すように、カバー部材1が高さHだけ光学機器101の外装部材であるカバー102から離間する方向に押し出されるため、容易にカバー部材1をバヨネット機構部から取り外すことが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う光学機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る光学機器は、上述の実施形態で説明したカメラの形態に限らず、レンズ交換可能なカメラシステムにおける交換レンズや、双眼鏡、望遠鏡、内視鏡等の様々な光学機器であってもよい。
前述のように、本発明はバヨネット機構部により付属品を着脱可能に構成された光学機器に対して好適である。
1 カバー部材、
1a 円筒形状部、
1b 爪部、
10 バヨネット機構部、
11 基準面、
12 基準円筒部、
12a 外周面、
12b 凸部(回動規制部)、
12c 凸部、
12d 凸部
12e ネジ穴、
13 押圧部材、
14 光学機器バヨネット爪手段、
14a 光学機器側固定爪、
14b 爪欠落部、
15 飾り環
16 ネジ、
20 斜面、
30 円周溝、
30a 幅広溝、
101 光学機器、
102 カバー、
103 制御装置、
104 閃光発光装置、
105 レリーズスイッチ、
106 電源操作スイッチ、
110 撮像ユニット、
111 プリズム、
112 撮像素子、
120 筐体、
120a 開口部。

Claims (4)

  1. バヨネット機構部を備え、前記バヨネット機構部に付属品を回動操作することによって着脱可能に構成された光学機器であって、
    前記付属品は、前記バヨネット機構部を係合する爪部を有し、
    前記バヨネット機構部は、
    基端側に設けられた前記回動操作の回動中心軸に直交する平面を有し、前記付属品に当接することにより前記回動操作軸方向の位置決めを行う環状又は円弧状の基準面、
    前記基準面から先端方向に離間して前記基準面に対向し、前記回動中心軸周りに複数配設された光学機器側固定爪と、前記複数の光学機器側固定爪の間の円周方向に形成され、先端側から見て前記基準面が露出する部位である複数の爪欠落部と、を有する光学機器バヨネット爪手段、及び
    前記基準面上の前記爪欠落部に重なる領域内、かつ前記付属品の前記爪部が当接可能な位置に配設され、前記バヨネット機構部に装着された状態の前記付属品を取り外すように回動操作する方向に向かうにつれて、前記基準面から先端側に向かって所定の高さまで起き上がる斜面、
    を有して構成されることを特徴とする光学機器。
  2. 前記光学機器側固定爪と前記基準面との間に配設され、前記光学機器側固定爪と前記基準面との間に挿入された前記付属品の前記爪部を、前記基準面に向かって付勢する押圧部材を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記光学機器側固定爪の先端側の端面は、当該光学機器の外装部材の表面と略同一面上に配置されており、前記外装部材と、前記光学機器側固定爪の先端側の端面との間には、前記回動中心軸周りに円周溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記付属品は、前記バヨネット機構部に装着された状態において、前記円周溝を塞ぐ環状のカバー部材であり、前記カバー部材は、当該光学機器の外装部材の前面と密着することを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
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