JP2013234823A - 熱音響機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱エネルギを好適に回収でき、かつ耐久性に優れた熱音響機関を提供する。
【解決手段】熱音響機関10は、第一ループ管11の内部に原動機12が設けられ、第二ループ管16の内部に受動機17が設けられ、各ループ管の内部に作動流体59が封入されている。さらに、熱音響機関10は、作動流体の対流を抑制する対流抑制手段14が原動機の低温側に設けられることにより、第一ループ管の内部が対流抑制手段で仕切られている。この対流抑制手段は、第一ループ管に支持される支持部41と、第一ループ管に沿って筒形の蛇腹状に形成されることにより伸縮可能な壁部42と、壁部の端部42aを閉塞する頂部43とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ループ管の内部に原動機および受動機が設けられ、原動機で熱エネルギを音響エネルギに変換し、音響エネルギを受動機で熱エネルギに変換する熱音響機関に関する。
熱源(廃熱)の熱エネルギを回収する装置として、ループ管の内部に原動機および受動機を備え、ループ管の内部に作動流体(気体)が封入された熱音響機関が知られている。
原動機は、熱源(高温熱源)との熱交換をおこなう高温熱交換器と、低温熱源との熱交換をおこなう低温熱交換器とを備えている。
受動機は、高温熱源との熱交換をおこなう高温熱交換器と、低温熱源との熱交換をおこなう低温熱交換器とを備えている。
この熱音響機関によれば、原動機において熱エネルギが音響エネルギに変換され、音響エネルギでループ管の作動流体が自励振動を起こし、ループ管の内部に音響振動(音波)が発生する。さらに、発生した音波が受動機に伝播され、受動機において音響エネルギが熱エネルギに変換される。
よって、受動機の高温熱交換器に常温を与えることにより、受動機の低温熱交換器では常温より低い温度が得られ(回収され)、低い温度を利用して冷蔵や冷房をおこなうことができる。
一方、受動機の低温側熱交換器を、例えば環境温度に保つことにより、受動機の高温側熱交換器を加熱して熱が得られ(回収され)、得られた熱を利用して暖房などをおこなうことができる。
ところで、熱音響機関の運転中に、ループ管の作動流体に対流などが生じ、作動流体の流れに対応して原動機の熱が移動することが考えられる。
原動機の熱が移動することにより、原動機による熱変換の効率が低下し、熱エネルギを好適に回収することが難しくなる。
この不具合を解消するために、ループ管にジェットポンプを備えた熱音響機関が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ループ管の受動機側にジェットポンプを備えることにより、受動機の近傍においてループ管の流路を変化させることができる。
これにより、作動流体に対する抵抗を調整して作動流体に発生する対流を抑えることが可能になり、音波を良好に伝播させて熱エネルギを好適に回収できる。
また、熱エネルギを好適に回収するためにループ管に圧電フィルムを設けた熱音響機関が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
ループ管の原動機および受動機間に圧電フィルムを設け、圧電フィルムで作動流体に発生する対流を抑えることにより、音波を良好に伝播させて熱エネルギを好適に回収できる。
特開2005−345023号公報 特開2006−189219号公報
しかし、特許文献1のジェットポンプはループ管の流路を精度よく変化させることが難しい。このため、例えば、ループ管の流路を小さくする際に、流路が小さくなりすぎて音波の伝播が抑えられ、熱エネルギの回収が低下する虞がある。
さらに、特許文献1のジェットポンプは構成が複雑であり、コストを抑える妨げになっていた。
一方、特許文献2の圧電フィルムは、圧電フィルムの外周部がループ管の管壁に挟持されているため、外周部近傍の部位の伸び量を確保することが難しい。よって、圧電フィルムが大きな振幅で振動する際に、外周部近傍の部位に損傷が生じることが考えられる。
さらに、圧電フィルムの外周部がループ管の管壁に挟持されている。このため、管壁の端部に形成された角部に外周部近傍の部位が接触して損傷することが考えられ、圧電フィルムの耐久性を確保することが難しいとされていた。
本発明は、熱エネルギを好適に回収でき、かつ耐久性に優れた熱音響機関を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ループ管の内部に原動機および受動機が設けられるとともに前記ループ管の内部に作動流体が封入され、前記原動機で熱エネルギを音響エネルギに変換し、前記音響エネルギを前記受動機で熱エネルギに変換する熱音響機関において、前記作動流体の対流を抑制する対流抑制手段が、前記原動機の低温側、前記受動機の低温側、前記受動機の高温側のうちの少なくとも一箇所に設けられ、前記対流抑制手段は、弾性体で形成され、前記ループ管の内部を仕切る膜部材であって、前記ループ管に支持される支持部と、前記支持部に基部が設けられ、前記ループ管に沿って筒形の蛇腹状に形成されることにより伸縮可能な壁部と、前記壁部の端部を閉塞する頂部と、を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記対流抑制手段は、前記原動機、前記受動機の近傍で、かつ、少なくとも前記対流抑制手段の自然長さに前記壁部の伸び量を加えた距離だけ離れた位置に設けられたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記壁部の径を、前記基部から前記端部に向けて徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする。
ここで、蛇腹状の壁部を収縮させることにより壁部の外径が増して、壁部および管壁間に摩擦が生じることが考えられる。
そこで、請求項3において、壁部の径を基部から端部に向けて徐々に小さくなるように設定した。
請求項1に係る発明では、原動機の低温側、受動機の低温側、受動機の高温側のうちの少なくとも一箇所に対流抑制手段を設けた。さらに、この対流抑制手段を弾性体の膜部材でループ管の内部を仕切るように形成した。
よって、対流抑制手段で作動流体に発生する対流を抑えることができる。作動流体の対流を抑制することにより、作動流体の流れに対応して原動機の熱が移動することを抑えることができる。
これにより、原動機による熱変換の効率が低下することを防ぐことにより、音響エネルギを受動機に良好に伝播させて熱エネルギを好適に回収できる。
さらに、対流抑制手段の壁部を筒形の蛇腹状に形成した。よって、蛇腹状に形成された壁部を伸縮させることにより、必要以上の荷重(応力)をかけることなく対流抑制手段を円滑に振動させることができる。
これにより、支持部に連結された壁部の基部に過大な荷重(応力)がかかることを防止でき、壁部の基部が損傷することを抑えて対流抑制手段の耐久性を確保できる。
加えて、対流抑制手段の壁部を筒形の蛇腹状に形成することにより、対流抑制手段の振動(変形)に必要な音響エネルギを小さく抑えることができる。
これにより、対流抑制手段の一方側から他方側に音響エネルギを伝播する際に、音響エネルギの減衰を小さく抑えることができるので熱エネルギを一層好適に回収できる。
ここで、原動機に伝えられた熱は、原動機の高温側から音響エネルギの伝播方向に伝えられる。そこで、原動機において、高温側の反対側に位置する低温側に対流抑制手段を設けた。
よって、対流抑制手段が原動機に伝えられた熱の影響を受けないようにできる。これにより、原動機に伝えられた熱の影響で対流抑制手段が劣化することを防ぐことができ、対流抑制手段の耐久性を一層確保することができる。
請求項2に係る発明では、原動機や受動機から対流抑制手段の自然長さに壁部の伸び量を加えた距離を離した位置に対流抑制手段を設けた。
よって、対流抑制手段が振動した際に、対流抑制手段が原動機や受動機に干渉することを防止できる。これにより、対流抑制手段が原動機や受動機に干渉して損傷することを抑えて対流抑制手段の耐久性を確保することができる。
請求項3に係る発明では、壁部の径を基部から端部に向けて徐々に小さくなるように設定した。よって、蛇腹状の壁部および壁部間の間隔を基部から端部に向けて徐々に大きく確保できる。
これにより、蛇腹状の壁部を収縮させた状態において、蛇腹状の壁部が管壁に接触して壁部および管壁間に摩擦が生じることを防止できる。
本発明に係る実施例1の熱音響機関を示す概略構成図である。 図1の2部拡大図である。 図2の3部拡大図である。 (a)は図3の対流抑制手段が伸長した状態を示す断面図、(b)は図3の対流抑制手段が収縮した状態を示す断面図である。 作動流体を伝播する音波の変位振幅と圧力振幅との関係を説明するグラフである。 本発明に係る実施例2の熱音響機関を示す断面図である。 本発明に係る実施例3の熱音響機関を示す断面図である。 (a)は図7の対流抑制手段が伸長した状態を示す断面図、(b)は図7の対流抑制手段が収縮した状態を示す断面図である。 本発明に係る実施例4の熱音響機関を示す概略構成図である。 図9の10部拡大図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る熱音響機関10について説明する。
図1に示すように、熱音響機関10は、ループ状に形成された第一ループ管(ループ管)11と、第一ループ管11の内部に設けられた原動機12と、原動機12の近傍に設けられた対流抑制手段14と、ループ状に形成された第二ループ管(ループ管)16と、第二ループ管16の内部に設けられた受動機17と、第一ループ管11および第二ループ管16を連通する連結直管19とを備えている。
すなわち、熱音響機関10は、第一ループ管11および第二ループ管16の二つのループ管を備えた、いわゆるダブルループ型の熱音響機関である。
第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の内部に、気体として窒素、ヘリウム、アルゴンやヘリウムおよびアルゴンの混合ガスなどの不活性ガス(すなわち、作動流体、気体)59が封入されている。
第一ループ管11は、ステンレス鋼からなる円形断面の管であり、上下の横管21,22および左右の縦管23,24でループ状に形成されている。
第一ループ管11の右縦管24に原動機12が設けられ、右縦管24の連結部25に対流抑制手段14が設けられている。
図2に示すように、第一ループ管11の右縦管24には連結部25が設けられている。 連結部25は、右縦管24の一端24aに上フランジ26が設けられ、右縦管24の他端24bに下フランジ27が設けられ、上下のフランジ26,27がボルト28、ナット29で連結されている。
上下のフランジ26,27を連結することにより、右縦管24の一端24aおよび他端24bが連通された状態に保たれている。
原動機12は、熱エネルギを音響エネルギ、すなわち、音響振動(音波)に変換する音波発生機能を備えている。
この原動機12は、右縦管24の内部に収納された第一スタック31と、第一スタック31の下端に設けられた第一高温熱交換器32と、第一スタック31の上端に設けられた第一低温熱交換器33とを備えている。
第一高温熱交換器32は、例えば、内燃機関の廃熱を供給可能な熱源35(図1も参照)に連通されている。
また、第一低温熱交換器33は、冷却水を供給可能な冷却水供給源36(図1も参照)に連通されている。
原動機12の第一高温熱交換器32が熱源35で加熱され、原動機12の第一低温熱交換器33が冷却水供給源36で冷却される。
これにより、第一スタック31が発振して右縦管24の内部の作動流体59が自励振動を起こす。作動流体59が自励振動を起こすことにより、第一ループ管11内に音響振動(音波)が発生する。発生した音波は矢印の如く伝播する(図1も参照)。
ここで、音波の伝播方向において、原動機12の第一低温熱交換器33側(低温側)が下流側となり、原動機12の第一高温熱交換器32側(高温側)が上流側となる。
よって、右縦管24の連結部25は、原動機12の第一低温熱交換器33側(低温側)、すなわち下流側の近傍に設けられている。
連結部25の上下のフランジ26,27に対流抑制手段14が挟持されることにより、対流抑制手段14が原動機12の下流側の近傍に設けられている。
ここで、原動機12の発振で発生した音波は矢印方向(下流方向)に伝わる。よって、原動機12の上流側は音波の速度振幅が大きい。このため、原動機12の上流側に対流抑制手段14を設けると対流抑制手段14の抵抗が大きくなり音響エネルギの効率低下を招く虞がある。
そこで、音波の速度振幅が小さい原動機12の下流側に対流抑制手段14を設けることにより、対流抑制手段14の抵抗を小さく抑えて音響エネルギの効率低下を最小限に抑えるようにした。
ところで、原動機12に熱源35から伝えられた熱は、原動機12の高温側(第一高温熱交換器32側)から音響エネルギの伝播方向(矢印方向、すなわち下流側)に伝えられる。そこで、原動機12において、高温側の反対側に位置する低温側に対流抑制手段14を設けた。
よって、対流抑制手段14が原動機12に伝えられた熱の影響を受けないようにできる。これにより、原動機12に伝えられた熱の影響で対流抑制手段14が劣化することを防ぐことができ、対流抑制手段14の耐久性を一層確保することができる。
図3に示すように、対流抑制手段14は、弾性体(一例として、シリコンゴム)で形成され、右縦管24の内部を仕切る膜部材である。
この対流抑制手段14は、右縦管24に備えた上下のフランジ26,27に挟持される支持部41と、支持部41に設けられた蛇腹状の壁部42と、壁部42の端部42aを閉塞する頂部43とを有する。
支持部41は、環状に形成され、外周部41aの全周が上下のフランジ26,27に挟持されることにより右縦管24の連結部25に設けられている。
支持部41の内周部41bが右縦管24の内部に配置され、内周部41bに壁部42が設けられている。
壁部42は、支持部41の内周部41bに基部42bが設けられ、右縦管24の内壁に沿って筒形の蛇腹状で、かつ薄肉に形成されている。
この壁部42は、右縦管24の管径D2より外径D1が小さな筒状に形成され、かつ、蛇腹状に折り曲げられることにより伸縮可能に形成されている。
壁部42の外径D1が右縦管24の管径D2より小さく形成されることにより、壁部42が収縮された際に、壁部42が右縦管24に接触することを防ぐことができる。
壁部42の端部42aに頂部43が一体に設けられている。
頂部43は、壁部の肉厚と同じ肉厚(薄肉)で壁部42の端部42aに一体に形成された円板状の部位である。壁部42の端部42aに頂部43を設けることにより、壁部42の端部42aが頂部43で閉塞されている。
頂部43をシリコンゴムで壁部42の肉厚と同じ肉厚に形成することにより、頂部43を壁部42と同様に軽量にできる。
このように、壁部42および頂部43を軽量にすることにより、壁部42の伸縮を壁部42や頂部43の自重で妨げる虞がなく、壁部42の伸縮させる音響エネルギを小さく抑えることができる。
これにより、対流抑制手段14の一方側(上流側)46と他方側(下流側)47との間で音波を効率よく伝達させることができ、熱エネルギを好適に回収することができる。
この対流抑制手段14は、支持部41の肉厚がT、壁部42の自然長さがL1に設定されている。
壁部42の自然長さL1とは、蛇腹状の壁部42が伸縮していない自然の状態の長さをいう。壁部42が自然長さL1の状態において、壁部42の端部42aが自然位置P1に位置する。
図4に示すように、対流抑制手段14は、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の内部に封入された作動流体59の圧力振幅Prにより振動する。
対流抑制手段14が振動することにより、壁部42が自然位置P1から伸長したり、収縮したりする。
具体的には、対流抑制手段14は、壁部42の伸び量がδ1、壁部42の縮み量がδ2となるように、壁部42および頂部43の膜厚寸法や形状が設定されている。
よって、対流抑制手段14の最大長さLMAXは、支持部41の肉厚T、自然長さL1および伸び量δ1を加算した値となる。
すなわち、最大長さLMAX=T+L1+δ1となる。
また、対流抑制手段14の最小長さLMINは、支持部41の肉厚Tおよび自然長さL1を加算した値から縮み量δ2を減算した値となる。
すなわち、最小長さLMIN=T+L1−δ2となる。
ここで、壁部42の伸縮量(δ1+δ2)について図4および図5のグラフに基づいて説明する。
図5は、作動流体59を伝播する音波の変位振幅Leと圧力振幅Prとの関係を説明するグラフであり、縦軸に変位振幅Le(mm)を示し、横軸に圧力振幅Pr(kPa)を示す。
ここで、変位振幅Leと圧力振幅Prとの関係を次のように求めた。
変位振幅Leとは、音波が一周期で移動する区間の長さをいう。
音波の速度変動をsin関数と仮定して積分することにより、振幅が速度振幅と周波数との関数として得られる。得られた振幅の2倍の値をピーク間変位(以下、「変位振幅Le」という)とする。
変位振幅Leと圧力振幅Prとは以下の関係が成立する。
Le=Pe/(π×f×Z) ………(1)
但し、Le:変位振幅
Pe:圧力振幅
f :周波数
:固有音響インピーダンス
ところで、熱音響機関10は、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19(図1参照)の内圧が通常1MPa以下に設定されている。
そこで、音波の変位振幅Leを見積もるためのテスト条件として、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19に1MPaのヘリウム(すなわち、作動流体59)を封入した。
1MPaのヘリウムのZは次式で表される。
=ρ×c
但し、ρ:密度(1.6kg/m
c:音速(1000m/sec)
よって、テストデータより得られる圧力振幅Prと周波数fを(1)式に代入することにより音波の変位振幅Leを見積もることができる。
見積もった変位振幅Leと圧力振幅Prとの関係を図5のグラフGに示す。
ここで、熱音響機関10の内圧を1MPa以下に設定した状態において、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の圧力振幅Prが50kPaを超えて上昇しないと仮定する。
一方、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の圧力振幅Prが10kPa未満のことも考えられる。
しかし、10kPa未満の圧力振幅Prに対応する振幅量の対流抑制手段14を用いた場合、対流抑制手段14で音響エネルギ(音波)の減衰が激しくなる可能性が高く、熱エネルギを好適に回収することが難しい。
そこで、熱音響機関10の第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19(図1参照)に発生する圧力振幅Prを10〜50kPaと設定した。
図5のグラフGに示すように、圧力振幅Prが50kPaの場合に、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の内部に封入された作動流体59の変位振幅Leが120mmとなる。
ここで、対流抑制手段14の変位振幅Leが120mmを超えた場合、対流抑制手段14が自重で変形することが考えられる。対流抑制手段14が自重で変形した場合、対流抑制手段14を好適に振動させることが難しい。
また、圧力振幅Prが10kPaの場合に、第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の内部に封入された作動流体59の変位振幅Leが25mmとなる。
そこで、作動流体59の変位振幅Leが25〜120mmの範囲に設定するようにした。
ここで、作動流体59の変位振幅Leは、壁部42の伸縮量(δ1+δ2)に相当する。これにより、壁部42の伸縮量(δ1+δ2)は25〜120mmの範囲に設定されている。
図1に示すように、第二ループ管16は、第一ループ管11と同様に、ステンレス鋼からなる円形断面の管であり、上下の横管51,52および左右の縦管53,54でループ状に形成されている。
第二ループ管16の左縦管53に受動機17が設けられている。
受動機17は、第二ループ管16に伝播された音響エネルギ(音波)を熱エネルギに変換する蓄熱機能を備えている。
この受動機17は、左縦管53の内部に収納された第二スタック56と、第二スタック56の上端に設けられた第二高温熱交換器57と、第二スタック56の下端に設けられた第二低温熱交換器58とを備えている。
第二高温熱交換器57は第一低温熱交換器33を経て冷却水供給源36に連通されている。また、第二低温熱交換器58は冷凍部61に連通されている。
第一ループ管11および第二ループ管16が連結直管19で連通されている。
具体的には、連結直管19は、第一ループ管11や第二ループ管16と同様に、ステンレス鋼からなる円形断面の管であり、第一ループ管11の右下部11aおよび第二ループ管16の左下部16aを連通するように直線状に延出されている。
第一ループ管11、第二ループ管16および連結直管19の内部に作動流体59が封入されている。
熱音響機関10によれば、原動機12の第一高温熱交換器32が熱源35で加熱され、原動機12の第一低温熱交換器33が冷却水供給源36で冷却される。
これにより、第一スタック31が発振して右縦管24内の作動流体59が自励振動を起こす。作動流体59が自励振動を起こすことにより、第一ループ管11内に音響振動(音波)が発生し、発生した音波が連結直管19および第二ループ管16を経て受動機17に伝播する。
一方、受動機17の第二高温熱交換器57が、第一低温熱交換器33から導かれた冷却水で冷却されている。
よって、受動機17に音波が伝播されることにより、第二スタック56が振動し、第二低温熱交換器58が冷却される。
第二低温熱交換器58で冷却された冷却水が冷凍部61に導かれることにより冷凍部61が冷却状に保たれる。
ここで、図2に示すように、原動機12の下流側で、かつ原動機12の近傍において、右縦管24の内部が膜状の対流抑制手段14で仕切られている。
右縦管24の内部を膜状の対流抑制手段14で仕切ることにより、対流抑制手段14で作動流体59に発生する対流を抑制できる。
作動流体59の対流を抑制することにより、作動流体59の流れに対応して原動機12の熱が移動することを抑えることができる。熱の移動を抑えることにより、原動機12による熱変換の効率が低下することを防ぐことができる。
これにより、音響エネルギ(音波)を受動機17(図1参照)に良好に伝播させて熱エネルギを好適に回収できる。
さらに、対流抑制手段14の壁部42を筒形の蛇腹状に形成した。よって、蛇腹状に形成された壁部42を伸縮させることにより、必要以上の荷重(応力)をかけることなく対流抑制手段14を円滑に振動させることができる。
よって、支持部41に連結された壁部42の基部42bに過大な荷重(応力)がかかることを防止できる。これにより、壁部42の基部42bが損傷することを抑えて対流抑制手段14の耐久性を確保できる。
加えて、対流抑制手段14の壁部42を筒形の蛇腹状に形成することにより、対流抑制手段14の振動(変形)に必要なエネルギを小さく抑えることができる。
これにより、対流抑制手段14の一方側(上流側)46から他方側(下流側)47に音響エネルギを伝播する際に、音響エネルギの減衰を小さく抑えることができるので熱エネルギを一層好適に回収できる。
つぎに、実施例2〜実施例4を図6〜図10に基づいて説明する。
なお、実施例2〜実施例4において実施例1の熱音響機関10と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係る熱音響機関70について説明する。
図6に示すように、熱音響機関70は、実施例1に対して対流抑制手段14を逆向きに設けることにより対流抑制手段14の頂部43を原動機12側に配置したもので、その他の構成は実施例1の熱音響機関10と同様である。
実施例2の対流抑制手段14は、原動機12の近傍に設けられ、原動機12の第一低温熱交換器33側に頂部43が配置され、支持部41が第一低温熱交換器33から距離L2だけ離れた位置に設けられている。
すなわち、対流抑制手段14は、第一低温熱交換器33から距離L2だけ離れた位置に設けられている。
距離L2は、対流抑制手段14の最大長さLMAXよりαだけ大きく設定されている。
対流抑制手段14の最大長さLMAXは、支持部41の肉厚T、自然長さL1および伸び量δ1を加算した値、すなわち(T+L1+δ1)である。
ここで、支持部41の肉厚Tおよび自然長さL1を加算した(T+L1)は、対流抑制手段14の自然長さである。
よって、換言すれば、距離L2は、対流抑制手段14の自然長さ(T+L1)に壁部42の伸び量δ1を加えた最大長さLMAXよりαだけ大きい。
これにより、対流抑制手段14が振動して最大長さLMAXまで伸長した際に、対流抑制手段14が原動機12に干渉することを防止できる。これにより、対流抑制手段14が原動機12に干渉して損傷することを抑えて対流抑制手段14の耐久性を確保することができる。
実施例3に係る熱音響機関80について説明する。
図7に示すように、熱音響機関80は、実施例1の対流抑制手段14を対流抑制手段82に代えたもので、その他の構成は実施例1の熱音響機関10と同様である。
対流抑制手段82は、壁部83の径が、基部83aから端部83bに向けて徐々に小さくなるように設定されたもので、その他の構成は実施例1の対流抑制手段14と同じである。
壁部83は、伸縮可能に形成され、支持部41の内周部41bに基部83aが設けられ、端部83bが頂部84で閉塞されている。
図8に示すように、対流抑制手段82は、実施例1の対流抑制手段14と同様に、壁部83の伸び量がδ1、壁部83の縮み量がδ2となるように、壁部83および頂部84の膜厚寸法や形状が設定されている。
壁部83の径を基部83aから端部83bに向けて徐々に小さくなるように設定した理由はつぎの通りである。
すなわち、蛇腹状の壁部83を収縮させることにより壁部83の外径が増して、壁部83および右縦管(管壁)24間に摩擦が生じることが考えられる。
そこで、壁部83の径を基部83aから端部83bに向けて徐々に小さくなるように設定した。よって、蛇腹状の壁部83および壁部83間の間隔を基部83aから端部83bに向けて徐々に大きく確保できる。
これにより、蛇腹状の壁部83を収縮させた状態において、蛇腹状の壁部83が右縦管(管壁)24に接触して壁部83および右縦管(管壁)24間に摩擦が生じることを防止できる。
実施例4に係る熱音響機関90について説明する。
図9に示すように、熱音響機関90は、実施例1の対流抑制手段14に加えて受動機17の近傍に上下の対流抑制手段(対流抑制手段)92,93を設けたもので、その他の構成は実施例1の熱音響機関10と同様である。
具体的には、受動機17の第二高温熱交換器57側(すなわち、高温側)の近傍に上対流抑制手段92が設けられている。さらに、受動機17の第二低温熱交換器58側(すなわち、低温側)の近傍に下対流抑制手段93が設けられている。
ここで、第二ループ管16内の音波が矢印の如く伝播する。よって、音波の伝播方向において、受動機17の第二高温熱交換器57側(高温側)が上流側となり、受動機17の第二低温熱交換器58側(低温側)が下流側となる。
上下の対流抑制手段92,93は、実施例1の対流抑制手段14と同じ構成であり、各構成部に同じ符号を付して説明を省略する。
ここで、受動機17は、第二ループ管16に伝播された音響エネルギ(音波)を熱エネルギに変換することにより冷凍部61を冷却する機能を備えている。
よって、受動機17の上流側や下流側に多量の熱が発生しない。
これにより、受動機17の両側(上流側および下流側)の近傍に上下の対流抑制手段92,93を設けても、上下の対流抑制手段92,93が受動機17の熱の影響で劣化する虞がない。
また、図10に示すように、下対流抑制手段93は、実施例2の対流抑制手段14と同様に、頂部43が受動機17の第二低温熱交換器58側に配置されている。
よって、下対流抑制手段93は、支持部41が第二低温熱交換器58から距離L2だけ離れた位置に設けられている。
距離L2は、下対流抑制手段93の最大長さLMAXより大きく設定されている。
下対流抑制手段93の最大長さLMAXは、下対流抑制手段93の自然長さに壁部42の伸び量δ1を加算した値である。
下対流抑制手段93を第二低温熱交換器58から距離L2だけ離れた位置に設けることにより、下対流抑制手段93が振動して最大長さLMAXまで伸長した際に、下対流抑制手段93が受動機17に干渉することを防止できる。
これにより、下対流抑制手段93が受動機17に干渉して損傷することを抑えて下対流抑制手段93の耐久性を確保することができる。
さらに、熱音響機関90によれば、受動機17の上流側で、かつ受動機17の近傍において、左縦管53の内部が膜状の上対流抑制手段92で仕切られている。
また、受動機17の下流側で、かつ受動機17の近傍において、左縦管53の内部が膜状の下対流抑制手段93で仕切られている。
左縦管53の内部を膜状の上下の対流抑制手段92,93で仕切ることにより、受動機17の上流側近傍や下流側近傍において、上下の対流抑制手段92,93で作動流体59に発生する対流を抑制できる。
作動流体59の対流を抑制することにより、作動流体59の流れに対応して受動機17の熱が移動することを抑えることができる。熱の移動を抑えることにより、受動機17による熱変換の効率が低下することを防ぐことができる。
これにより、音響エネルギ(音波)を受動機17で熱エネルギに良好に変換させて熱エネルギを好適に回収できる。
なお、本発明に係る熱音響機関は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1〜前記実施例4では、原動機12に熱源35から熱を伝えることにより受動機17から冷熱を取り出して冷凍部61を冷却する例について説明したが、これに限らないで、受動機17から加熱を取り出して暖房などに利用することも可能である。
具体的には、図1に示す受動機17の第二低温熱交換器58を、例えば環境温度に保つことにより、受動機17の第二高温熱交換器57を加熱して熱を得る(回収する)ことができる。得られた熱を利用して暖房などをおこなうことができる。
また、前記実施例4では、受動機17の両側(上流側および下流側)の近傍に上下の対流抑制手段92,93を設けた例について説明したが、これに限らないで、受動機17の両側(上流側および下流側)の近傍のうちの少なくとも一箇所に対流抑制手段を設けることも可能である。
さらに、前記実施例4では、上対流抑制手段92の頂部43を受動機17の第二高温熱交換器57側から離れた位置に配置した例について説明したが、これに限らないで、上対流抑制手段92を逆向きに設けて頂部43を第二高温熱交換器57側に配置することも可能である。
また、前記実施例1〜前記実施例4で示した熱音響機関、第一ループ管、原動機、対流抑制手段、第二ループ管、受動機、支持部、壁部、頂部、上対流抑制手段および下対流抑制手段などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、ループ管内の原動機で熱エネルギを音響エネルギに変換し、変換した音響エネルギをループ管内の受動機で熱エネルギに変換する熱音響機関への適用に好適である。
10,70,80,90…熱音響機関、11…第一ループ管(ループ管)、12…原動機、14…対流抑制手段、16…第二ループ管(ループ管)、17…受動機、59…作動流体、41…支持部、42,83…壁部、42a,83b…壁部の端部、42b,83a…壁部の基部、43,84…頂部、46…一方側(上流側)、47…他方側(下流側)、92…上対流抑制手段(対流抑制手段)、93…下対流抑制手段(対流抑制手段)、(T+L1)…対流抑制手段の自然長さ、δ1…壁部の伸び量、(T+L1+δ1)…対流抑制手段の自然長さに壁部の伸び量を加えた距離。

Claims (3)

  1. ループ管の内部に原動機および受動機が設けられるとともに前記ループ管の内部に作動流体が封入され、前記原動機で熱エネルギを音響エネルギに変換し、前記音響エネルギを前記受動機で熱エネルギに変換する熱音響機関において、
    前記作動流体の対流を抑制する対流抑制手段が、前記原動機の低温側、前記受動機の低温側、前記受動機の高温側のうちの少なくとも一箇所に設けられ、
    前記対流抑制手段は、
    弾性体で形成され、前記ループ管の内部を仕切る膜部材であって、
    前記ループ管に支持される支持部と、
    前記支持部に基部が設けられ、前記ループ管に沿って筒形の蛇腹状に形成されることにより伸縮可能な壁部と、
    前記壁部の端部を閉塞する頂部と、
    を有することを特徴とする熱音響機関。
  2. 前記対流抑制手段は、
    前記原動機、前記受動機の近傍で、かつ、少なくとも前記対流抑制手段の自然長さに前記壁部の伸び量を加えた距離だけ離れた位置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の熱音響機関。
  3. 前記壁部の径を、前記基部から前記端部に向けて徐々に小さくなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の熱音響機関。
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