JP2013234682A - 有人無人兼用フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを小さくできるとともに、有人フォークリフトと同じ感覚でブレーキ操作ができ、無人運転における非常時に、無通電状態とした上で、安全かつ確実に非常停止できるようにする。
【解決手段】係止棒40を係止して、リンク機構を固定するスナッチロック装置41と、解放レバー411と、有人運転のときに解放レバー411を解放位置に配置し、無人運転のときに解放レバー411を係止位置に配置する切換え手段45と、非常停止ボタン52とを備え、切換え手段45は、解放レバー411を解放位置に付勢する解放レバー用スプリング43と、解放レバー411を係止位置に引張る電動式の引張り手段42とを備え、制御装置50は、有人運転のときに引張り手段42で解放レバー411を引張らず、無人運転のときに引張り手段42で解放レバー411を引張り、非常停止ボタン52が押されると、引張り手段42への電力供給を停止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、運転者による有人運転と制御装置による無人運転(自動運転)とを切換え可能な有人無人兼用フォークリフトに関する。
一般的に、フォークリフトは、運転者が搭乗して、運転者の操作に基づいて荷役を行う有人フォークリフトと、運転者が搭乗せずに、予め設定されたプログラムに基づいて荷役を行う無人フォークリフトとがある。使用者は、必要とされる荷役作業に応じて有人フォークリフトもしくは無人フォークリフトを所有するが、有人フォークリフトと無人フォークリフトの双方を所有しようとするとコストが大きいので、有人運転と無人運転とを切換え可能な有人無人兼用フォークリフトが使用されることがある(例えば特許文献1参照)。
有人無人兼用フォークリフトでは、駆動輪を制止するブレーキ装置として、無人フォークリフトと同様に、電動式の無励磁ブレーキ(例えば特許文献2参照)が搭載される。一般的に、無励磁ブレーキは、駆動輪の回転軸と一体に回転するローターと、このローターを挟み回転軸に制動トルクを作用させるアーマチュア及びプレートと、アーマチュアをローターに押し付ける圧縮スプリングとを備え、さらにスプリングの押し付け力に対抗してアーマチュアを吸引するコイルを備える。
コイルに通電しない状態(無通電状態)では、圧縮スプリングによりアーマチュアがローターを押し、ローターはアーマチュアとプレートとで挟まれて、その摩擦力によってブレーキが作用される。また、コイルに通電すると(通電状態)、コイルはスプリングの押し付け力を超えてアーマチュアを吸引するようになっており、ローターは回転フリーとなってブレーキが解放される。
そして、有人無人兼用フォークリフトは、有人運転では、運転席の足元に設けられたブレーキペダルが踏み込まれると、無励磁ブレーキが通電状態になりブレーキが解除され、ブレーキペダルが踏み込まれないと、無励磁ブレーキが無通電状態になりブレーキが作用するように構成されている。
そして、有人無人兼用フォークリフトは、無人運転では、無励磁ブレーキが通電状態になり、ブレーキが解除されるように構成されている。また、無人運転における非常時では、作業者が非常停止ボタンを押すと、無励磁ブレーキが無通電状態になり、その結果、ブレーキが作動されるので、安全かつ確実に非常停止できるようになっている。
ところで、有人フォークリフトでは、機械式ブレーキが搭載される(例えば特許文献3参照)。機械式ブレーキは、駆動輪の回転軸と一体に回転するローターと、このローターを挟み回転軸を制動するブレーキパッドと、このブレーキパッドをローターに押し付ける圧縮スプリングとを備える。さらに、ブレーキペダルを踏み込むと、リンク機構を介して、圧縮スプリングの付勢力に対抗してブレーキパッドがローターから離れるようになり、ブレーキペダルを踏み込まないと、圧縮スプリングの付勢力によってブレーキパッドがローターを押し付けるようになっている。
したがって、従来の有人無人兼用フォークリフトは、下記の問題点があった。
上記の通り、有人無人兼用フォークリフトは、電動式の無励磁ブレーキが搭載されているので、有人フォークリフトの機械式ブレーキに比べて製造コストが大きかった。
さらに、有人フォークリフトの機械式ブレーキでは、ブレーキペダルの踏み込みを浅くすることで、ローターに対するブレーキパッドの摩擦力を調節して、ブレーキの作用力を調節できるが、有人無人兼用フォークリフトの無励磁ブレーキでは、通電および非通電を切換えて、ブレーキの作用と解除を切換えるだけなので、有人運転のときに、ブレーキの作用力を調節できない。したがって、運転者は、有人フォークリフトと同じ感覚でブレーキ操作ができず、障害物などに衝突する危険性があった。
また、無人運転時において、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態でブレーキが作用・解除され、この状態は、フットペダルが踏み込まれていない状態でブレーキが作用する有人フォークリフトとは異なっているので、周囲の作業者は、フットペダルの状態を見ても、ブレーキの作用・解除状態を確認できなかった。
特開2010−222108号公報 特開2005−69391号公報 特開2002−362338号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、従来に比べて製造コストを小さくできるとともに、有人運転の際に、有人フォークリフトと同じ感覚でブレーキ操作ができ、さらに、フットペダルの状態でブレーキの作用・解除状態を確認できる有人無人兼用フォークリフトを提供することである。さらに、無人運転における非常時に、無通電状態とした上で、安全かつ確実に非常停止できる有人無人兼用フォークリフトを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、
運転者による有人運転と制御装置による無人運転とを切換え可能な有人無人兼用フォークリフトにおいて、
駆動輪の回転軸と一体に回転するローターと、
ローターを挟んで駆動輪の回転を制止するブレーキパッドと、
ブレーキパッドがローターを挟むように付勢するブレーキパッド用スプリングと、
運転者の足元に設けられたブレーキペダルと、
運転者がブレーキペダルを踏むと、ブレーキパッド用スプリングの付勢力に対抗して、ブレーキパッドをローターから離すリンク機構と、
リンク機構と連動して、ブレーキパッドがローターを挟む第1位置とブレーキパッドがローターから離れる第2位置との間を移動する係止棒と、
係止棒を第2位置で係止して、リンク機構を固定するスナッチロック装置と、
スナッチロック装置に設けられ、係止位置に配置されると係止棒の係止を維持し、解放位置に配置されると係止棒の係止を解放する解放レバーと、
有人運転のときに解放レバーを解放位置に配置し、無人運転のときに解放レバーを係止位置に配置する切換え手段と、
無人運転における非常時に、駆動輪にブレーキを作用させるための非常停止ボタンと、
を備え、
切換え手段は、
解放レバーを解放位置に付勢する解放レバー用スプリングと、
制御装置によって制御され、解放レバー用スプリングの付勢力に対抗して、解放レバーを係止位置に引張る電動式の引張り手段とを備え、
制御装置は、有人運転のときに引張り手段で解放レバーを引張らず、無人運転のときに引張り手段で解放レバーを引張り、さらに、無人運転における非常時に、非常停止ボタンが押されると、引張り手段への電力供給を停止して、解放レバー用スプリングの付勢力によって、解放レバーが解放位置に配置される。
好ましくは、
引張り手段は、ロータリーソレノイドからなり、ロータリーソレノイドの回転によって、解放レバー用スプリングの付勢力に対抗して、解放レバーを引張る。
好ましくは、
ローターは、水平方向に設けられ、
ブレーキパッドは、ローターの上側および下側に配置され、水平方向に設けられた一対のブレーキアームに設けられ、
リンク機構は、ブレーキペダルの操作に連動して回転するブレーキレバーと、ブレーキレバーと一体に回転するカムと、を備え、
カムは、水平状態から回転することで、各ブレーキアームが互いに離れるように押して、ブレーキパッドをローターから離し、
係止棒は、ブレーキレバーに設けられる。
本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、有人フォークリフトの機械式ブレーキと同様に、ローター、ブレーキパッド、ブレーキパッド用スプリング、ブレーキペダルおよびリンク機構を備える。
さらに、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、リンク機構と連動して、ブレーキパッドがローターを挟む第1位置とブレーキパッドがローターから離れる第2位置との間を移動する係止棒と、係止棒を第2位置で係止して、リンク機構を固定するスナッチロック装置と、スナッチロック装置に設けられ、係止位置に配置されると係止棒の固定を維持し、解放位置に配置されると係止棒の移動を許容する解放レバーと、有人運転のときに解放レバーを解放位置に配置し、無人運転のときに解放レバーを係止位置に配置する切換え手段と、無人運転における非常時に、駆動輪にブレーキを作用させるための非常停止ボタンとを備える。
さらに、切換え手段は、解放レバーを解放位置に付勢する解放レバー用スプリングと、制御装置によって制御され、解放レバー用スプリングの付勢力に対抗して、解放レバーを係止位置に引張る電動式の引張り手段とを備える。そして、制御装置は、有人運転のときに引張り手段で解放レバーを引張らず、無人運転のときに引張り手段で解放レバーを引張り、さらに、無人運転における非常時に、非常停止ボタンが押されると、引張り手段への電力供給を停止して、解放レバー用スプリングの付勢力によって、解放レバーが解放位置に配置される。
上記の通り、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、有人運転のときは、スナッチロック装置が係止棒を第2位置で係止せずに、リンク機構を固定しないので、ブレーキペダルの操作に基づいてブレーキを作用・解除できる。また、無人運転のときは、スナッチロック装置が係止棒を第2位置で係止し、リンク機構を固定するので、ブレーキを解除した状態で維持できる。
したがって、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、スナッチロック装置と切換え手段とを備えているので、コストの高い電動式の無励磁ブレーキを搭載する必要がなく、従来に比べて製造コストを小さくできる。さらに、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、有人運転のときに、ブレーキペダルの操作に基づいてブレーキを作用できるので、有人フォークリフトと同様の感覚で、ブレーキペダルの踏み込みを調節することで、ブレーキの作用力を調節できる。さらに、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトは、無人運転のときでも、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でブレーキ解除状態が維持されるので、フットペダルの状態を視認することで、ブレーキの作用・解除状態を確認できる。
さらに、無人運転における非常時に、作業者が非常停止ボタンを押すと、無通電状態にした上でブレーキが作用されるので、安全かつ確実に非常停止できるようになっている。
本発明に係る有人無人兼用フォークリフトを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 ブレーキ装置の一部を示す斜視図である。 有人運転におけるブレーキ装置を示す側面図である。 有人運転におけるスナッチロック装置を示す側面図であり、(a)は係止棒が第1位置にあり、(b)は係止棒が第2位置にある。 無人運転におけるブレーキ装置を示す側面図である。 無人運転におけるスナッチロック装置を示す側面図であり、(a)は係止棒が第1位置にあり、(b)は係止棒が第2位置にある。
以下、図面に基づいて、本発明に係る有人無人兼用フォークリフトについて説明する。
図1の通り、有人無人兼用フォークリフト(以下「フォークリフト」という)は、車体1の前方に一対のマスト2が立設されており、このマスト2にリフトブラケット3が昇降可能に支持されている。フォークリフトは、荷役作業を行うための一対のフォーク4を備えており、このフォーク4はリフトブラケット3の左右に取り付けられており、リフトブラケット3とともに昇降する。フォークリフトは、車体1の左右に一対のストラドルアーム5を備え、このストラドルアーム5によってマスト2の前後進がガイドされる。
フォークリフトは、車体1の後部に運転スペース6が設けられており、運転者は運転スペース6で起立した状態で運転を行う。運転スペース6の下部にはブレーキペダル7が設けられており、運転者が足でブレーキペダル7を操作することで、ブレーキを作用・解除する。フォークリフトは、運転スペース6の前方に油圧レバー8が設けられており、運転者が油圧レバー8を操作することで、フォーク4を昇降・傾動・前後進できるようになっている。フォークリフトは、運転スペース6の前方にアクセルレバー9が設けられており、運転者がアクセルレバー9を傾けることで、車体1を前後進できるようになっている。また、フォークリフトは、運転スペース6の側方にステアリングハンドル10が設けられており、運転者がハンドル10を操作することで、車体1の進行方向を変更できるようになっている。
フォークリフトは、車体1の内部に走行モータ11が装備され、走行モータ11の上部に回転を制動するためのブレーキ装置12が設けられている。フォークリフトは、運転スペース6の上方を覆って落下物から運転者を保護するためのヘッドガード13と、ストラドルアーム5に設けられた前輪14と、車体1の後部に設けられた後輪15とを備える。後輪15は、走行モータ11に連結され、駆動輪となる。
フォークリフトは、車体1に有人無人切換スイッチ51が設けられており、運転者が有人無人切換スイッチ51を操作することで、有人運転と無人運転とを切換えることができるようになっている。フォークリフトは、車体1の内部に制御装置50が搭載されている。有人無人切換スイッチ51で無人運転になると、制御装置50が、予め入力されたプログラムに基づいて、後輪15およびフォーク4が駆動される。また、有人無人切換スイッチ51で有人運転になると、運転者による油圧レバー8・アクセルレバー9の操作に基づいて、後輪15およびフォーク4が駆動される。
また、フォークリフトは、非常停止ボタン52を備えており、無人運転における非常時に、作業者が非常停止ボタン52を押すと、非常停止するように構成されている。
図2の通り、ブレーキ装置12は、走行モータ11の回転軸と一体に回転するローター16と、上下動可能に設けられた一対のブレーキアーム17と、ローター16を挟んでブレーキアーム17に取り付けられた一対のブレーキパッド18とを備える。図3の通り、上側のブレーキアーム17には、圧縮スプリングからなるブレーキパッド用スプリング19が設けられている。ブレーキパッド用スプリング19には、ロッド19aが挿通されており、ロッド19aは各ブレーキアーム17を貫通している。そして、ブレーキパッド用スプリング19の押付力によって、各ブレーキアーム17は互いに近づくように付勢され、各ブレーキパッド18がローター16を挟むように付勢されている。
図2の通り、ブレーキ装置12は、ブレーキペダル7の踏み込みに連動して、ブレーキパッド用スプリング19の付勢力に対抗して、各ブレーキパッド18をローター16から離すためのリンク機構30を備える。リンク機構30は、各ブレーキアーム17の間に設けられたカム20を備えている。リンク機構30は、ロッド31〜33と、回転軸34,35と、可動板36〜39とを備える。ロッド31は、ブレーキペダル7に連結されており、ロッド33は、ブレーキレバー21に連結されている。
ブレーキペダル7が踏まれていない状態では、ブレーキパッド用スプリング19の付勢力によって、各ブレーキアーム17が互いに近づくように付勢され、各ブレーキパッド18がローター16を上下から挟み込んでいる。これにより、ローター16およびこれに連結されている走行モータ11は回転が阻止され、ブレーキが作用する。この状態からブレーキペダル7を踏むと、ブレーキペダル7と連動して、ロッド31〜33が図2の矢印方向に動いてブレーキレバー21が押され、カム20が水平状態から回転する。ブレーキパッド用スプリング19の付勢力に対抗して、カム20が回転することにより、各ブレーキアーム17が押し広げられ、ローター16がブレーキパッド18から解放される。その結果、走行モータ11が回転可能となり、ブレーキが解除される。
図3の通り、ブレーキ装置12は、スナッチロック装置41を備えている。ブレーキレバー21には、係止棒40が設けられている。スナッチロック装置41は、ロックブロック410および解放レバー411を備える。スナッチロック装置41は、左側が開口した凹部41aを備える。ロックブロック410は、下側が開口した凹部410aを備える。係止棒41が、ロックブロック410の凹部410aに入り、さらに、スナッチロック装置41の凹部41aに入ると、ロックブロック410が係止され、係止棒40がスナッチロック装置41の凹部41aから出ることができないように構成されている。そして、解放レバー411を下側に移動させると、係止棒40がスナッチロック装置41の凹部41aから出ることができるように構成されている。スナッチロック装置41の構成については後で詳しく説明する。
上記の通り、ブレーキペダル7の踏み込みによって、ブレーキレバー21が回転し、このブレーキレバー21の回転により、カム20(図2)を回転するようになっている。そして、ブレーキペダル7を踏み込まず、ブレーキパッド18がローター16を挟んでいる状態では、係止棒40は第1位置40Aにある(図3の実線)。また、ブレーキペダル7を踏み込み、ブレーキパッド18がローター16から離れている状態では、係止棒40は第2位置40Bにある(図3の一点鎖線)。係止棒40は、第1位置40Aと第2位置40Bとの間を移動して、第1位置40Aにあるとき、スナッチロック装置41の凹部41aから出ており、第2位置40Bにあるとき、スナッチロック装置41の凹部41aに入るようになっている。
ブレーキ装置12は、スナッチロック装置41の解放レバー411を解放位置411A(図3)と係止位置411B(図5)とで位置固定するための切換え手段45を備える。切換え手段45は、スナッチロック装置41の解放レバー411を下方向に付勢するための引張スプリングからなる解放レバー用スプリング43を備える。また、切換え手段45は、スナッチロック装置41の解放レバー411を上方向に付勢するためのロータリーソレノイドからなる引張り手段42を備える。解放レバー用スプリング43は、その上端43aが解放レバー411に設けられたピン411aに係止され、その下端43bが車体1に設けられたピン1aに係止されている。
引張り手段42は、ピン42aを備えている。制御装置50は、有人無人切換えスイッチ51の無人運転の信号を受信すると、その信号に基づいて、引張り手段42を反時計方向に回転するように構成されている。引張り手段42と解放レバー411とは、それぞれのピン42a,411aに係止されたワイヤーからなる連結部材44を介して、連結されている。引張り手段42が回転すると、解放レバー用スプリング43の付勢力に対抗して、解放レバー411が上方向へ付勢されるようになっている。
[有人運転]
図3および図4に基づいて、有人運転時のブレーキ装置12について説明する。
図3の通り、運転者が、有人無人切換えスイッチ51で有人運転に切り換えると、制御装置50は有人運転と認識する。このとき、制御装置50は、ロータリーソレノイド(引張り手段)42に通電せず回転しない。引張り手段42が回転しないので、解放レバー411は、解放レバー用スプリング43の付勢力によって、下側の解放位置411Aで固定される。解放レバー411が解放位置411Aで固定されることで、係止棒40は、第1位置40Aから第2位置40Bへ移動しても、スナッチロック装置41によって第2位置40Bで係止されることなく、移動が許容される。すなわち、運転者がブレーキペダル7を踏み込むと、ブレーキパッド18がローター16から離れて、係止棒40が第2位置40Bに移動するが、その後、運転者がブレーキペダル7を踏み込まなくなると、ブレーキパッド18がローター16を挟んで、係止棒40が第1位置40Aに移動する。
これにより、有人運転時では、運転者のブレーキペダル7の操作によって、ブレーキパッド18をローター16に近づけたり離したりできるので、本発明のフォークリフトは、有人フォークリフトと同様の感覚で、ブレーキペダル7を操作して、ブレーキの作用を強めたり弱めたりできる。
図4の通り、スナッチロック装置41は、本体412を備えており、本体412は、左側が開口した凹部41aを備える。ロックブロック410は、下側が開口した凹部410aを備える。ロックブロック410は、本体412の上側に設けられたピン412aに軸支され、スプリング412aによって、時計方向に回転するように付勢されている。解放レバー411は、上部に窪み部411cを備える。解放レバー411は、本体412の下側に設けられたピン412bに軸支され、スプリング411bによって、反時計方向に回転するように付勢されている。
上記の通り、有人運転時では、解放レバー411は、解放レバー用スプリング43(図3)の付勢力によって、スプリング411bの付勢力に対抗して、下側に引っ張られて解放位置411Aに固定されている。
図4(a)の通り、係止棒40が第1位置40Aにあるとき、係止棒40はロックブロック410の凹部410aに入るが、本体412の凹部41aには入っていない。図4(b)の通り、係止棒40が第2位置40Bに移動すると、係止棒40はロックブロック41の凹部410aとともに、本体412の凹部41aに入る。このとき、解放レバー411が解放位置411Aに固定されているので、ロックブロック410は解放レバー411の窪み部411cに係止しない。したがって、係止棒40は、第1位置40Aと第2位置40Bとの間を移動自在になっている。
[無人運転]
次に、図5および図6に基づいて、無人運転時のブレーキ装置12について説明する。
図5の通り、運転者が、有人無人切換えスイッチ51で無人運転に切り換えると、制御装置50は無人運転と認識する。このとき、制御装置50は、ロータリーソレノイド(引張り手段)42に通電して反時計方向に回転する。解放レバー用スプリング43の付勢力に対抗して、引張り手段42が回転することで、解放レバー411は、上側の係止位置411Bで固定される。解放レバー411が係止位置411Bで固定されることで、係止棒40は、第1位置40Aから第2位置40Bへ移動すると、スナッチロック装置41によって第2位置40Bで係止される。したがって、運転者がブレーキペダル7を踏み込むと、ブレーキパッド18がローター16から離れて、係止棒40が第2位置40Bに移動し、その後、運転者がブレーキペダル7を踏み込まなくなっても、係止棒40は第2位置40Bに維持され、ブレーキパッド18がローター16から離れたままとなる。
これにより、無人運転時では、運転者がブレーキペダル7を踏み込むと、ブレーキパッド18がローター16から離れて、ブレーキの解除が維持され、制御装置50による自動運転が行われる。したがって、周囲の作業者は、無人運転のときでも、フットペダル7が踏み込まれていることを見て、ブレーキが解除されていることを確認でき、フットペダル7が踏み込まれていないことを見て、ブレーキが作用されていることを確認できる。
上記の通り、無人運転時では、解放レバー411は、引張り手段42の引張り力によって、解放レバー用スプリング43の付勢力に対抗して、上側に引張られて係止位置411Bに固定されている。
図6(a)の通り、係止棒40が第1位置40Aにあるとき、係止棒40はロックブロック410の凹部410aに入るが、本体412の凹部41aには入っていない。図6(b)の通り、係止棒40が第2位置40Bに移動すると、係止棒40はロックブロック41の凹部410aとともに、本体412の凹部41aに入る。このとき、解放レバー411が、引張り手段42とスプリング411bによって、係止位置411Bに位置固定されているので、ロックブロック410が解放レバー411の窪み部411cの側面に当接すると、解放レバー411が一旦下がって、ロックブロック410が解放レバー411の窪み部411cに嵌り、スプリング411bの付勢力によって、解放レバー411が上がって係止される。したがって、係止棒40は、第1位置40Aから第2位置40Bへ移動すると、第2位置40Bで係止される。
[無人運転における非常時]
次に、無人運転における非常時のブレーキ装置12について説明する。
図5の通り、無人運転では、引張り手段42が、解放レバー用スプリング43の付勢力に対抗して、解放レバー411を上側に引っ張ることで、解放レバー411を係止位置411Bに配置する。その結果、ブレーキペダル7を踏み込んで係止棒40が第2位置40Bに移動すると、スナッチロック装置41が、係止棒40を第2位置40Bで係止して、ブレーキの解除が保持される。そして、フォークリフトは、無人運転(自動運転)が行われる。
その後、作業者が非常停止ボタン52を押すと、制御装置50は、安全性のために無通電状態とする。これにより、図3の通り、引張り手段42の引張り力がなくなり、解放レバー用スプリング43の付勢力によって、解放レバー411が解放位置411Aに配置される。その結果、係止棒40の係止が解放され、ブレーキパッド用スプリング19の付勢力によって、係止棒40が第1位置40Aに移動するとともに、ブレーキパッド18がローター16を挟み込み、ブレーキが作用される。そして、フォークリフトは、非常停止される。
上記実施形態では、切換え手段45は、製造コストを抑えるために、ロータリーソレノイド42とスプリング43とから構成されているが、電動式シリンダなどのアクチュエータでもよい。
7 ブレーキペダル
15 後輪(駆動輪)
16 ローター
17 ブレーキアーム
19 ブレーキパッド用スプリング
20 カム
21 ブレーキレバー
30 リンク機構
40 係止棒
40A 係止棒の第1位置
40B 係止棒の第2位置
41 スナッチロック装置
411 解放レバー
411A 解放レバーの解放位置
411B 解放レバーの係止位置
42 引張り手段(ロータリーソレノイド)
43 解放レバー用スプリング
45 切換え手段
50 制御装置
51 有人無人切換えスイッチ
52 非常停止ボタン

Claims (3)

  1. 運転者による有人運転と制御装置による無人運転とを切換え可能な有人無人兼用フォークリフトにおいて、
    駆動輪の回転軸と一体に回転するローターと、
    前記ローターを挟んで前記駆動輪の回転を制止するブレーキパッドと、
    前記ブレーキパッドが前記ローターを挟むように付勢するブレーキパッド用スプリングと、
    前記運転者の足元に設けられたブレーキペダルと、
    前記運転者が前記ブレーキペダルを踏むと、前記ブレーキパッド用スプリングの付勢力に対抗して、前記ブレーキパッドを前記ローターから離すリンク機構と、
    前記リンク機構と連動して、前記ブレーキパッドが前記ローターを挟む第1位置と前記ブレーキパッドが前記ローターから離れる第2位置との間を移動する係止棒と、
    前記係止棒を前記第2位置で係止して、前記リンク機構を固定するスナッチロック装置と、
    前記スナッチロック装置に設けられ、係止位置に配置されると前記係止棒の係止を維持し、解放位置に配置されると前記係止棒の係止を解放する解放レバーと、
    前記有人運転のときに前記解放レバーを前記解放位置に配置し、前記無人運転のときに前記解放レバーを前記係止位置に配置する切換え手段と、
    前記無人運転における非常時に、前記駆動輪にブレーキを作用させるための非常停止ボタンと、を備え、
    前記切換え手段は、
    前記解放レバーを前記解放位置に付勢する解放レバー用スプリングと、
    前記制御装置によって制御され、前記解放レバー用スプリングの付勢力に対抗して、前記解放レバーを前記係止位置に引張る電動式の引張り手段とを備え、
    前記制御装置は、前記有人運転のときに前記引張り手段で前記解放レバーを引張らず、前記無人運転のときに前記引張り手段で前記解放レバーを引張り、さらに、前記無人運転における非常時に、前記非常停止ボタンが押されると、前記引張り手段への電力供給を停止して、前記解放レバー用スプリングの付勢力によって、前記解放レバーが前記解放位置に配置されるようにすることを特徴とする有人無人兼用フォークリフト。
  2. 前記引張り手段は、ロータリーソレノイドからなり、前記ロータリーソレノイドの回転によって、前記解放レバー用スプリングの付勢力に対抗して、前記解放レバーを引張ることを特徴とする請求項1に記載の有人無人兼用フォークリフト。
  3. 前記ローターは、水平方向に設けられ、
    前記ブレーキパッドは、前記ローターの上側および下側に配置され、水平方向に設けられた一対のブレーキアームに設けられ、
    前記リンク機構は、前記ブレーキペダルの操作に連動して回転するブレーキレバーと、前記ブレーキレバーと一体に回転するカムと、を備え、
    前記カムは、水平状態から回転することで、前記各ブレーキアームが互いに離れるように押して、前記ブレーキパッドを前記ローターから離し、
    前記係止棒は、前記ブレーキレバーに設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の有人無人兼用フォークリフト。
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