JP2013233726A - インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

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智子 宮浦
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Abstract

【課題】ノズル孔1aの側面の撥水膜を容易に除去して、インクの吐出不能を容易に回避する。陽極接合における撥水膜3の劣化を抑えて、インク滴の吐出安定性を確保する。
【解決手段】インクジェット記録ヘッドの製造方法は、成膜工程と、除去工程と、接合工程とを有している。成膜工程では、ノズル孔1aが形成されたノズルプレート1上に、真空蒸着法によって撥水膜3を成膜する。除去工程では、成膜工程にてノズル孔1aの側面に回り込んだ撥水膜を除去する。接合工程では、除去工程の後、ノズルプレート1における撥水膜3の成膜側とは反対側の面に、インク流路となる貫通孔21aが形成された中間ガラス21を密着させ、押さえ部材13の表面に予め成膜された撥水膜12と撥水膜3とが対向するように、押さえ部材13をノズルプレート1上に載せた状態で、ノズルプレート1と、中間ガラス21と、ボディープレート30とを、陽極接合により一体化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクを収容する圧力室が形成されたボディープレートと、ノズル孔が形成されたノズルプレートとを、中間ガラスを介して接合するインクジェット記録ヘッドの製造方法に関するものである。
圧力室および圧力発生器を有するボディープレートと、飛翔媒体であるインクの吐出口が形成されたノズルプレートとを有し、ボディープレートの圧力発生器に電圧を印加して圧力を発生させることで、圧力室内のインクを吐出口から吐出させるオンデマンド方式のインクジェット記録ヘッドが知られている。上記の圧力発生器としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を圧電素子として有するものや、液体インクに熱エネルギーを与えることで液体を発泡させ圧力を得る発熱素子を有するものがある。
近年、このようなインクジェット記録ヘッドを用いることにより、被記録媒体に対して高速にかつ高精度、高精細な記録ができるようになってきており、民生用のプリンターやファクシミリ、捺染、産業用途に至るまで、インクジェット記録ヘッドが幅広く利用されるようになってきている。このようなインクジェット技術の進歩に伴って、インクジェット記録ヘッドの高細密化をより一層向上させることが求められている。この要求に応えるためには、シリコンの微細加工技術を駆使して作製したノズルプレートやボディープレートを用いることが有効であり、これらの2つの部品を如何に精度よく接合し、組み立てるかが重要となってきている。
一方、ノズルプレートの表面であってノズル孔の周辺には、インク滴の吐出性能を向上させるために、撥水膜が成膜される。この撥水膜の成膜に関して、例えば特許文献1では、ノズルプレートとボディープレートとを、インク流路が形成された中間ガラスを介して接合し、組み立てた後、最終工程でノズルプレートの表面に真空蒸着によって撥水膜を形成し、ノズルプレートに撥水性能を付与している。ノズルプレートと中間ガラスとの接合、および中間ガラスとボディープレートとの接合には、陽極接合が用いられる。
図11は、特許文献1の手法によって撥水膜102が形成されたノズルプレート101の断面図である。撥水膜102をノズルプレート101上に形成する際には、ノズルプレート101のノズル孔101aの側面に撥水膜102aが回り込む(入り込む)ことが避けられない。ノズル孔101aの側面に撥水膜102aが回り込むと、ノズル孔101aのノズル径が実質的に小さくなるため、吐出エネルギーを増大させなければ、インクをノズル孔101aから吐出させることができなくなる。したがって、吐出効率を考えると、ノズル孔101aの側面に回り込んだ不要な撥水膜102aを除去して、インクの吐出不能を回避することが望ましい。不要な撥水膜102aを除去する方法としては、例えば酸素プラズマ処理や紫外線照射によって除去する方法がある。
このとき、ノズルプレート101に対して撥水膜102とは反対側には、ノズルプレート101に接合された中間ガラスおよびボディープレートが位置しているため、酸素プラズマ処理または紫外線照射によって、中間ガラス側から不要な撥水膜102aを除去することはできない。したがって、必然的に、ノズルプレート101に対して撥水膜102の成膜側から、不要な撥水膜102aを除去することが必要となるが、このような除去は現実的にはほとんど不可能である。これは、ノズルプレート101に対して撥水膜102の成膜側から、不要な撥水膜102aを除去するためには、ノズル孔101a以外の部分をマスクするマスク部材が必要となるが、微小なノズル径(例えば直径5〜10μm)で規則的に並ぶノズル孔101aに対応したマスク部材を製造することは困難であること、仮にそのようなマスク部材を製造できたとしても、マスク部材の位置合わせに高精度が要求されること、によるものである。
そこで、先に、ノズルプレート上に撥水膜を成膜して、ノズル孔の側面に回り込んだ不要な撥水膜を除去した後に、ノズルプレート、中間ガラスおよびボディープレートを陽極接合によって一体化する手法も提案されている。この手法では、陽極接合の前に、ノズルプレートに対して撥水膜の成膜側とは反対側から、ノズル孔側面の不要な撥水膜を除去することが可能となるため(陽極接合前は中間ガラス等が位置していないため)、その除去が容易となり、ノズル孔におけるインクの吐出不能を容易に回避することができる。
なお、例えば特許文献2では、ノズルプレート上に撥水膜を焼成して形成する際に、焼成時の揮発、蒸発によって撥水膜に厚みムラが生じるのを低減するために、ノズルプレートの撥水膜と同じ撥水膜を形成したダミー基板を用い、撥水膜同士が対向するようにノズルプレート上にダミー基板を載せた状態で加熱処理を行って、ノズルプレートの撥水膜を焼成するようにしている。
特開2009−215099号公報(請求項1、段落〔0009〕〜〔0016〕、図1等参照) 特開2007−30266号公報(請求項1、段落〔0009〕〜〔0016〕、図1等参照)
ところで、図12は、ノズルプレート201上に撥水膜202を成膜し、ノズル孔201aの側面の不要な撥水膜を除去した後に、陽極接合を行った場合のノズルプレート201の断面図である。撥水膜202の成膜後に陽極接合を行うと、同図に示すように、陽極接合時の高温により、成膜した撥水膜202が蒸発して消失したり、あるいは変質するため、ノズルプレート201の表面において撥水性を確保することが困難となる。その結果、ノズル孔から吐出されるインク滴の吐出安定性を確保することが困難となるという問題が生ずる。
なお、上記した特許文献2は、ノズルプレート上に撥水膜を形成する手法を開示しているに過ぎず、その手法でノズルプレート上に撥水膜を形成した後に、ノズルプレートと中間ガラスとを陽極接合するのであれば、上記と同様の問題が生ずる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ノズル孔側面に回り込んだ不要な撥水膜を容易に除去して、インクの吐出不能を容易に回避できるとともに、陽極接合における撥水膜の劣化を抑えて、インク滴の吐出安定性を確保することができるインクジェット記録ヘッドの製造方法を提供することにある。
本発明の一側面によるインクジェット記録ヘッドの製造方法は、シリコンからなり、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレート上に、真空蒸着法によってノズル側撥水膜を成膜する成膜工程と、前記成膜工程にて前記ノズル孔の側面に回り込んだノズル側撥水膜を除去する除去工程と、前記除去工程の後、前記ノズルプレートにおける前記ノズル側撥水膜の成膜側とは反対側の面に、インク流路となる貫通孔が形成された中間ガラスを密着させ、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記インクを収容する圧力室が形成されたシリコン基板を有するボディープレートとを、陽極接合により一体化する接合工程とを有し、前記接合工程では、押さえ部材の表面に予め成膜された押さえ側撥水膜と、前記ノズル側撥水膜とが対向するように、前記押さえ部材を前記ノズルプレート上に載せた状態で、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記ボディープレートとを、陽極接合により一体化することを特徴としている。
上記の製造方法によれば、ノズルプレート上へのノズル側撥水膜の成膜時にノズル孔の側面に回り込んだ不要なノズル側撥水膜(以下、単に撥水膜とも称する)は除去されるので、不要な撥水膜によってインクの吐出が不能になるのを回避することができる。しかも、不要な撥水膜の除去は、ノズルプレートと中間ガラスとボディープレートとを陽極接合により一体化する前に行われるので、ノズルプレートに対して撥水膜の成膜側とは反対側から(中間ガラスとの接合側から)不要な撥水膜を除去することが可能となり、その除去を容易に行って、インクの吐出不能を容易に回避することができる。
また、接合工程では、押さえ側撥水膜とノズル側撥水膜とが対向するように、押さえ部材をノズルプレート上に載せた状態で、ノズルプレートと中間ガラスとボディープレートとを陽極接合により一体化するので、陽極接合時の高温によるノズル側撥水膜の蒸発や変質による劣化を抑えることができる。その結果、ノズル孔から吐出されるインク滴の吐出安定性を確保することができる。
前記除去工程では、前記ノズルプレート上の前記ノズル側撥水膜を遮蔽部材で覆った状態で、前記ノズル孔の側面に回り込んだノズル側撥水膜を、前記ノズルプレートに対して前記遮蔽部材とは反対側から、酸素プラズマ処理または紫外線照射によって除去することが望ましい。
この場合、酸素プラズマまたは紫外線のノズル孔からの回り込みによって、ノズル孔の周辺の撥水膜が劣化するのを遮蔽部材によって抑えながら、ノズル孔側面の不要な撥水膜のみを除去することができる。
前記接合工程では、前記ボディープレートと前記中間ガラスとを陽極接合し、その後、前記ノズルプレートと前記中間ガラスとを陽極接合することが望ましい。
この場合、陽極接合の順序が逆の場合に比べて、陽極接合時の熱による撥水膜へのダメージを軽減することができる。
前記成膜工程では、前記撥水膜として、フッ素含有有機物を用いることが望ましい。この場合、撥水膜を単層で容易に形成することができる。
押さえ部材を用いて陽極接合を行うようにすることにより、上述したように、先にノズルプレートに撥水膜を成膜して、ノズル孔側面に回り込んだ不要な撥水膜を除去した後、陽極接合により一体化するという流れでインクジェット記録ヘッドを製造することが可能となる。その結果、陽極接合前に不要な撥水膜を容易に除去して、インクの吐出不能を容易に回避できるとともに、陽極接合における撥水膜の劣化を抑えて、インク滴の吐出安定性を確保することができる。
本発明の実施例1に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法における製造工程の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、上記インクジェット記録ヘッドの製造工程の一部を示す断面図である。 (a)および(b)は、酸素プラズマ処理によって不要な撥水膜を除去する工程の断面図である。 (a)〜(c)は、上記インクジェット記録ヘッドの製造工程の残りの一部を示す断面図である。 (a)および(b)は、上記インクジェット記録ヘッドの製造工程の残りを示す断面図である。 (a)〜(c)は、比較例1に係るインクジェット記録ヘッドの製造工程の一部を示す断面図である。 (a)および(b)は、実施例2に係るインクジェット記録ヘッドの製造工程の一部であって、紫外線照射によって不要な撥水膜を除去する工程の断面図である。 実施例1および比較例1における、陽極接合の処理時間と接触角との関係を示すグラフである。 実施例2および比較例2における、陽極接合の処理時間と接触角との関係を示すグラフである。 陽極接合の処理時間と、陽極接合時に流れる電流との関係を模式的に示すグラフである。 従来のノズルプレートの一例を示す断面図である。 従来のノズルプレートの他の例を示す断面図である。
本発明は、インク滴を飛翔させて被記録媒体に対して記録を行うインクジェット記録装置に適用されるインクジェット記録ヘッドに関する。なお、本明細書において「記録」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなく、意味を持たないパターン等の画像を被記録媒体に対して付与することをも含む。
本発明の実施の一形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法は、シリコンからなり、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレート上に、真空蒸着法によってノズル側撥水膜を成膜する成膜工程と、前記成膜工程にて前記ノズル孔の側面に回り込んだノズル側撥水膜を除去する除去工程と、前記除去工程の後、前記ノズルプレートにおける前記ノズル側撥水膜の成膜側とは反対側の面に、インク流路となる貫通孔が形成された中間ガラスを密着させ、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記インクを収容する圧力室が形成されたシリコン基板を有するボディープレートとを、陽極接合により一体化する接合工程とを有し、前記接合工程では、押さえ部材の表面に予め成膜された押さえ側撥水膜と、前記ノズル側撥水膜とが対向するように、前記押さえ部材を前記ノズルプレート上に載せた状態で、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記ボディープレートとを、陽極接合により一体化することを特徴とする。なお、以下では、ノズル側撥水膜および押さえ側撥水膜を、特に区別する必要がない限り、単に撥水膜と記載する。
撥水膜は、フッ素含有有機物を真空蒸着法で蒸着して成膜される。この材料(フッ素含有有機物)は、成膜後に特別な処理をすることなく、大気中に数時間放置することで安定する。一般には、フッ素含有有機物を金属綿や金属多孔質体に染み込ませてペレット状にしたものを入手できるので、このペレットを蒸着源として用いて撥水膜を成膜することができる。撥水膜の材料としては、例えば、含フッ素有機珪素化合物であるキャノンオプトロン社製のOF−SRや、フルオロアルキルシラン混合酸化物であるメルクジャパン社製のWR1、WR4などが好ましい。
ノズル孔の側面に回り込んだ不要な撥水膜を除去する工程においては、酸素、アルゴン、水素またはこれらの混合ガスを用い、工業用高周波電源を用いて発生させたプラズマにさらして不要な撥水膜を除去してもよいし、酸素と184.9nmの極短波長の紫外光とを用いてオゾンを発生させた雰囲気中で、253.7nmの短波長の紫外線を照射することで不要な撥水膜を除去してもよい(化学結合解離効果)。いずれの場合も、ノズルプレートの撥水膜が付いていない裏面側から処理する。ノズル孔の直径が5μm以上であれば、ノズル孔の側面に回り込んだ不要な撥水膜を除去することができる。なお、除去工程の詳細については、後述の実施例で説明する。
陽極接合は、シリコンとアルカリガラスとを強固に接合するための接合方法である。つまり、陽極接合では、シリコンとアルカリガラスとの間に1kV程度の直流を印加し、静電密着させて加熱することで、アルカリガラス内のアルカリ成分(例えばナトリウムイオン)が移動し、それによってフリーになった酸素がシリコンと再結合することによってシリコンとアルカリガラスとが強固に接合される。撥水膜は高温に弱いため、本実施形態の手法であっても、低い温度での処理が好ましい。よって、用いるガラス材料としては、比較的低温で陽極接合できる、リチウムを含む低融点のアルカリガラスがよく、具体的には、旭硝子社製のSW−YYがよい。陽極接合の温度は、300℃〜315℃である。
ここで、シリコン上には自然酸化膜が存在するが、この自然酸化膜は極薄膜であり、陽極接合電流は十分に流れるので問題はない。シリコン上に意図的に、TEOS(テトラエトキシシラン)を用いたCVD(Chemical Vapor Deposition )法や基板の熱酸化により、厚さ1μm程度まで酸化膜を設けた場合であっても、シリコンとアルカリガラスとを問題なく接合できることが確認できている。したがって、シリコンからなるノズルプレートには、自然酸化膜だけではなく、TEOSや熱酸化等の手段で酸化膜を設け、その上に撥水膜を形成してもよい。
以下、本実施形態に係る、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドの製造方法の実施例について、比較例も挙げながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
図1は、本実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法における製造工程の流れを示すフローチャートであり、図2〜図5は、インクジェット記録ヘッドの各製造工程の断面図である。
まず、図2(a)に示すように、シリコンからなる基板に、ICP(Inductively Coupled Plasma;誘導結合プラズマ)によって、インクを吐出するノズル孔1aを微細加工して、ノズルプレート1を形成した(S1)。このとき、ノズルプレート1にフォトリソグラフィー技術を用いてノズル孔1aのパターンを形成しておき、ノズルプレート1を貫通する開口部をICPによって形成してノズル孔1aとした。
続いて、図2(b)に示すように、ノズルプレート1上に、TEOSを原料ガスとして用いたCVD法により、厚さ0.1μmの酸化シリコン(SiO2)からなる酸化膜2を形成した(S2)。そして、図2(c)に示すように、酸化膜2上に、真空蒸着法により、撥水膜3(ノズル側撥水膜)を形成した(S3;成膜工程)。このときの、撥水膜3の成膜条件は、
到達真空度:6×10-6Torr(8×10-4Pa)
基板加熱:なし
成膜時真空度:2×10-4〜3×10-5Torr(2.7×10-2〜4×10-3Pa)
蒸発源−基板間距離:40cm
ペレット:1個
膜厚管理:飛ばしきり
であった。本実施例では、蒸着源として、キャノンオプトロン社製のOF−SRを用いた。
次に、図2(d)に示すように、S3の成膜工程において(撥水膜3の成膜時に)ノズルプレート1のノズル孔1aの側面に回り込んだ不要な撥水膜3aを、酸素プラズマ処理によって除去した(S4;除去工程)。
より具体的には、図3(a)に示すように、ノズルプレート1を、撥水膜3の成膜側の面が下向きとなるように遮蔽部材11上に配置し、サムコインターナショナル製のRIE−10NRドライエッチング装置を用いて、5×10-2Torr(6.7Pa)の酸素雰囲気中で並行平板電極に13.56MHzの高周波を50Wで30秒間印加して、ノズル孔1aの側面の不要な撥水膜3aを除去した(図3(b)参照)。つまり、撥水膜3を遮蔽部材11で覆った状態で、ノズルプレート1に対して遮蔽部材11とは反対側からの酸素プラズマ処理によって、不要な撥水膜3aを除去した。撥水膜3aの除去の確認は、ノズル穴付モニター基板をダイシングソーで切断し、SEM(Scanning Electron Microscope;走査型電子顕微鏡)で観察して行った。
不要な撥水膜3aを除去した後、図4(b)および図4(c)に示すように、ノズルプレート1における撥水膜3の成膜側とは反対側の面に中間ガラス21を密着させ、ノズルプレート1と、中間ガラス21と、ボディープレート30とを、陽極接合により一体化した(S5;接合工程)。なお、図4以降の一部の図面では、便宜上、ノズルプレート1上の熱酸化膜2の図示を省略している。
ボディープレート30は、インクを収容する圧力室31aが形成されたシリコン基板31を有している。なお、ボディープレート30は、シリコン基板31上に、SiO2からなる酸化膜32と下部電極33とを積層して構成されているが(図5(a)参照)、ここでは便宜上、酸化膜32および下部電極33の図示を省略している。中間ガラス21は、圧力室31aからノズル孔1aへのインクの流路となる貫通孔21aが形成されたアルカリガラスである。
ここで、S5の接合工程についてより詳細に説明する。まず、図4(a)に示すように、ホットプレート41上にスタアロイ板42を置き、さらにその上に、下部電極33がスタアロイ板42と対向するようにボディープレート30をセットした。そして、ボディープレート30上に中間ガラス21を位置合わせして重ね合わせ、これらを陽極接合によって一体化した。このときの接合は、ホットプレート41の温度を315℃とし、シリコン基板31(ボディープレート30)を正極、中間ガラス21を負極として、直流1kVを印加し、この状態で1時間放置することで行った。このときの陽極接合には、撥水膜3を有するノズルプレート1は関与しないので、ボディープレート30と中間ガラス21とを公知の方法で接合することができる。
次に、図4(b)に示すように、中間ガラス21上に、撥水膜3を有する前述のノズルプレート1を、貫通孔21aとノズル孔1aとを位置合わせしながら配置した。このとき、ノズルプレート1における撥水膜3の成膜側とは反対側の面が中間ガラス21と密着するように、ノズルプレート1を中間ガラス21上に配置した。そして、ノズルプレート1上に押さえ部材13を載せた。このとき、押さえ部材13の表面には、例えば撥水膜3と同一材料からなるダミーの撥水膜12(押さえ側撥水膜)が予め成膜されており、撥水膜12と撥水膜3とが対向するように、押さえ部材13をノズルプレート1上に載せた。そして、この状態で、ノズルプレート1と中間ガラス21とを陽極接合によって一体化した。このときの接合は、ホットプレート41の温度を315℃とし、ノズルプレート1を正極、中間ガラス21を負極として、直流1kVを印加し、この状態で1.5時間放置することで行った。陽極接合後、押さえ部材13を取り去ると、図4(c)に示すように、ノズルプレート1上の撥水膜3は、所望の厚さで残存していた。
次に、図5(a)に示すように、ボディープレート30の下部電極33上であって、ダイヤフラムに相当する位置に、バルクのPZTからなる圧電体34を接着剤を介して個々に接着した(S6)。そして、図5(b)に示すように、圧電体34上に上部電極35を形成した。その後、下部電極33および上部電極35に駆動用の配線(図示せず)の一端を接続して該配線を引き出し(S7)、最後に、インク導入用のチューブを接着することで、インクジェット記録ヘッドを完成させた。
なお、本実施例のように、圧電体34としてバルクのものを用い、これを接着剤で貼り付ける場合において、圧電体34の貼り付けを陽極接合の前に行うと、貼り付けの際に用いる接着剤に、その後の陽極接合における耐熱性が要求される。本実施例では、用いる接着剤の制約を極力無くすために、圧電体34の貼り付けを陽極接合後に行うようにした。
なお、圧電体34を例えばスパッタで成膜する場合、つまり、圧電体34を薄膜で形成する場合は、圧電体34を貼り付けるための接着剤は不要であるため、陽極接合前に、圧電体34(圧電薄膜)を成膜し、さらには、その上に上部電極35を成膜しておいてもよい。
〔比較例1〕
比較例1では、S5の接合工程において、図6(a)に示すように、ボディープレート30と中間ガラス21とを陽極接合によって一体化した後、図6(b)に示すように、中間ガラス21上に、撥水膜3を有するノズルプレート1を配置し、撥水膜12付きの押さえ部材13を載せずに、ノズルプレート1と中間ガラス21とを陽極接合によって一体化した。S5以外の工程や陽極接合時の接合条件は、実施例1と同様である。比較例1では、陽極接合後、ノズルプレート1上の撥水膜は、ほとんど蒸発していた(図6(c)参照)。
〔実施例2〕
実施例2では、酸化膜2の形成工程(S2)、撥水膜3の成膜工程(S3)、撥水膜3aの除去工程(S4)および接合工程(S5)が、実施例1と若干異なる。以下、実施例1と異なる点について説明する。
S2の酸化膜2の形成工程では、ノズル孔1aを形成したノズルプレート1を、3日間大気中で放置して、ノズルプレート1の表面に自然酸化膜からなる酸化膜2を形成した。
S3の撥水膜3の成膜工程では、メルク社製の蒸着型撥水膜WR4を用い、真空蒸着法によって酸化膜2上に撥水膜3を形成した。このときの、撥水膜3の成膜条件は、
到達真空度:2×10-6Torr(2.7×10-4Pa)
基板加熱:なし
成膜時真空度:2×10-4〜5×10-5Torr(2.7×10-2〜6.7×10-3Pa)
蒸発源−基板間距離:40cm
ペレット:1個
膜厚管理:飛ばしきり
であった。
S4の除去工程では、ノズルプレート1上での撥水膜3の成膜時にノズル孔1aの側面に回り込んだ不要な撥水膜3aを、紫外線照射によって除去した。より具体的には、図7(a)に示すように、ノズルプレート1を、撥水膜3の成膜側の面が下向きとなるように遮蔽部材11上に配置し、フルジェン製のUV342、UVオゾンクリーナー装置を用いて、0.2リットル/分の酸素と波長184.9nmの紫外線とでオゾンを生成し、UV光(波長253.7nm)を照射して、ノズル孔1aの側面の不要な撥水膜3aを除去した(図7(b)参照)。つまり、ノズルプレート1上の撥水膜3を遮蔽部材11で覆った状態で、ノズルプレート1に対して遮蔽部材11とは反対側からの紫外線照射により、不要な撥水膜3aを除去した。このとき、ノズルプレート1とUV光源との距離は5mmであった。撥水膜3aの除去の確認は、実施例1と同様に、ノズル穴付モニター基板をダイシングソーで切断し、SEMで観察して行った。
S5の接合工程では、まず、スタアロイ板42上でボディープレート30と中間ガラス21とを位置合わせして、これらを陽極接合した。このときの接合は、ホットプレート41の温度を305℃とし、シリコン基板31(ボディープレート30)を正極、中間ガラス21を負極として、直流1.2kVを印加し、この状態で1.5時間放置することで行った。
次に、中間ガラス21上に、撥水膜3を有する前述のノズルプレート1を、貫通孔21aとノズル孔1aとを位置合わせしながら配置した。そして、さらに、ダミーの撥水膜12が表面に予め成膜された押さえ部材13をノズルプレート1上に載せた状態で、ノズルプレート1と中間ガラス21とを陽極接合によって一体化した。このときの接合は、ホットプレート41の温度を305℃とし、ノズルプレート1を正極、中間ガラス21を負極として、直流1.2kVを印加し、この状態で2時間放置することで行った。
〔比較例2〕
比較例2では、比較例1と同様に、S5の接合工程において、撥水膜12付きの押さえ部材13を、ノズルプレート1上に載せずに、ノズルプレート1と中間ガラス21とを陽極接合した。それ以外は、実施例2と同様である。
〔接触角について〕
実施例1〜2、比較例1〜2におけるノズルプレート側の撥水膜の状態を確認するため、協和界面科学株式会社のDrop Master 700 FAMASによって、ノズルプレート表面での純水の接触角を測定した。表1は、実施例1と比較例1とにおける、陽極接合の処理時間ごとの接触角を示し、表2は、実施例2と比較例2とにおける、陽極接合の処理時間ごとの接触角を示している。また、表1および表2における処理時間と接触角との関係をグラフ化したものを図8および図9にそれぞれ示す。
Figure 2013233726
Figure 2013233726
撥水膜3が形成されたノズルプレート1と中間ガラス21との陽極接合の処理時間は、実施例1および比較例1では、上述したように1.5時間(90分)であり、実施例2および比較例2では、上述したように2時間(120分)である。このように陽極接合の処理時間を変えたのは、陽極接合時の温度の違いによるものである。
図10は、陽極接合の処理時間と、陽極接合時に流れる電流(ガラス内を移動するイオンの量)との関係を模式的に示すグラフである。陽極接合時の温度を、高いほうからT1(℃)、T2(℃)、T3(℃)としたとき、同図より、陽極接合時の温度が高いほど、陽極接合開始から早い時間でイオンが多く流れることがわかる。陽極接合時に移動するイオンのトータルの量は、例えば温度T1(℃)の場合は同図の斜線部の面積で示されるが、この面積の大部分(例えば8〜9割)に相当する時間が経過したときに、陽極接合の終了と判断することができる。したがって、このような条件で陽極接合の終了を判断する場合は、陽極接合時の温度が低いほど、陽極接合の処理時間(開始からの終了までの時間)を長くする必要が生じる。同図の例では、陽極接合時の温度がT1(℃)、T2(℃)、T3(℃)と低くなるにつれて、陽極接合の処理時間がt1(分)、t2(分)、t3(分)と長くなっていくことを示している。
実施例1および比較例1では、陽極接合の温度が315℃であり、実施例2および比較例2では、陽極接合の温度が305℃である。このように、実施例2および比較例2では、実施例1および比較例1よりも陽極接合時の温度が低いため、実施例1および比較例1よりも陽極接合の処理時間が長くなっている。
表1より、陽極接合前の接触角は、実施例1および比較例1ともに110.2°であるが、陽極接合後(処理時間1.5時間後)の接触角は、実施例1では109.8°であり、比較例1では76.4°である。このことから、実施例1では、陽極接合による撥水膜の劣化を抑えて、撥水性の低下を抑える効果が高いと言える。
また、表2より、陽極接合前の接触角は、実施例2および比較例2ともに111.3°であるが、陽極接合後(処理時間2時間後)の接触角は、実施例2では110.2°であり、比較例2では76.7°である。このことから、実施例2についても、陽極接合による撥水膜の劣化を抑えて、撥水性の低下を抑える効果が高いと言える。
実際に、ダミーインクとして純水を用い、ヘッドの駆動用として、パルスジェネレーターとアンプとを用い、実施例1〜2、比較例1〜2で作製したインクジェット記録ヘッドの吐出試験を行ったところ、比較例1〜2のヘッドについては、いずれも、1回目の吐出はスムーズであったが、その後の液滴の切れが悪く、吐出量も安定しなかった。なお、比較例1〜2のヘッドのノズル面を顕微鏡で観察すると、いずれも、液滴が周りににじみ出ていたことが確認された。これに対して、実施例1〜2のヘッドについては、いずれも、液滴の切れがよく、吐出量も安定していた。
以上のように、本実施形態の製造方法によれば、陽極接合前のS4の除去工程において、S3での撥水膜3の成膜時にノズルプレート1のノズル孔1aの側面に回り込んだ不要な撥水膜3aを除去するので、不要な撥水膜3aによるインクの吐出不能を回避することができる。しかも、陽極接合前の状態、つまり、ノズルプレート1と中間ガラス21とボディープレート30とが一体化されていない状態で、不要な撥水膜3aを除去するので、ノズルプレート1に対して撥水膜3aの成膜側とは反対側から不要な撥水膜3aを除去することができる。したがって、撥水膜3aの除去が容易となり、インクの吐出不能を容易に回避できる。
また、S5の接合工程では、ダミーの撥水膜12と撥水膜3とが対向するように、押さえ部材13をノズルプレート1に載せた状態で、ノズルプレート1と中間ガラス21とボディープレート30とを陽極接合によって一体化するので、陽極接合時にノズルプレート1上の撥水膜3が大気に晒されなくなり、撥水膜3の蒸発による劣化が起こりにくくなる。しかも、同じ撥水作用を有する撥水膜同士(撥水膜3・12)が対向しているため、陽極接合時の高温による撥水膜3の変質も起こりにくくなる。このように、撥水膜3において陽極接合時の高温に対する耐久性が得られ、陽極接合時の撥水膜3の劣化を抑えることができるので、撥水膜3の撥水性を良好に確保して、ノズル孔1aから吐出されるインク滴の吐出安定性を良好に確保することができる。
また、S4の除去工程では、ノズルプレート1上の撥水膜3を遮蔽部材11で覆った状態で、ノズル孔1aの側面に回り込んだ不要な撥水膜3aを、ノズルプレート1に対して遮蔽部材11とは反対側から、酸素プラズマ処理または紫外線照射によって除去するので、酸素プラズマや紫外線のノズル孔1aからの回り込みによってノズル孔1aの周辺の撥水膜3が劣化するのを遮蔽部材11で抑えながら、不要な撥水膜3aのみを除去することができる。つまり、撥水膜3をノズル孔1aのギリギリまで均一な厚さで残すことができる。また、不要な撥水膜3aの除去は、酸素プラズマ処理または紫外線照射によって容易に行うことができる。
また、S5の接合工程において、例えばノズルプレート1と中間ガラス21とを先に陽極接合し、その後、ボディープレート30と中間ガラス21とを陽極接合すると、ノズルプレート1上の撥水膜3は、2回の陽極接合のそれぞれにおいて高温状態となる。これに対して、本実施形態のように、ボディープレート30と中間ガラス21とを先に陽極接合した後に、ノズルプレート1と中間ガラス21とを陽極接合すると、ノズルプレート1上の撥水膜3が高温となるのは、ノズルプレート1と中間ガラス21との陽極接合時だけである。したがって、撥水膜3の熱履歴を1回減らして、陽極接合時の熱による撥水膜3へのダメージを軽減することができる。
また、S3の成膜工程では、フッ素含有有機物を用いて撥水膜3を成膜するので、撥水膜3を単層で形成することが可能となり、クロム等を含む多層膜で撥水膜を形成する場合に比べて、その形成を容易に行うことができる。
本発明は、例えばインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドの製造に利用可能である。
1 ノズルプレート
1a ノズル孔
3 撥水膜(ノズル側撥水膜)
3a 撥水膜
11 遮蔽部材
12 撥水膜(押さえ側撥水膜)
13 押さえ部材
21 中間ガラス
21a 貫通孔
30 ボディープレート
31 シリコン基板
31a 圧力室

Claims (4)

  1. シリコンからなり、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレート上に、真空蒸着法によってノズル側撥水膜を成膜する成膜工程と、
    前記成膜工程にて前記ノズル孔の側面に回り込んだノズル側撥水膜を除去する除去工程と、
    前記除去工程の後、前記ノズルプレートにおける前記ノズル側撥水膜の成膜側とは反対側の面に、インク流路となる貫通孔が形成された中間ガラスを密着させ、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記インクを収容する圧力室が形成されたシリコン基板を有するボディープレートとを、陽極接合により一体化する接合工程とを有し、
    前記接合工程では、押さえ部材の表面に予め成膜された押さえ側撥水膜と、前記ノズル側撥水膜とが対向するように、前記押さえ部材を前記ノズルプレート上に載せた状態で、前記ノズルプレートと、前記中間ガラスと、前記ボディープレートとを、陽極接合により一体化することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  2. 前記除去工程では、前記ノズルプレート上の前記ノズル側撥水膜を遮蔽部材で覆った状態で、前記ノズル孔の側面に回り込んだノズル側撥水膜を、前記ノズルプレートに対して前記遮蔽部材とは反対側から、酸素プラズマ処理または紫外線照射によって除去することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  3. 前記接合工程では、前記ボディープレートと前記中間ガラスとを陽極接合し、その後、前記ノズルプレートと前記中間ガラスとを陽極接合することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記成膜工程では、前記撥水膜として、フッ素含有有機物を用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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