JP2005262471A - 液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出ヘッド、並びに液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出ヘッド、並びに液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 液滴吐出ヘッドのノズル表面の撥水撥油性の低下を防止するとともに、耐久性を向上することができる液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】 ノズル21表面に密着性の高い緻密な撥水撥油膜44を5nm以下形成する。真空蒸着法によって蒸着膜48を形成して、この蒸着膜48の上に粘着シート45を貼りつけてから(S7)、粘着シート45を剥がす(S10)。この時、蒸着層が分離して剥がされて下層のみが残って、この下層により撥水撥油膜44が形成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドのノズル表面に撥水撥油膜を形成する液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出ヘッド、並びに液滴吐出装置に関するものである。
近年、液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドは液滴を発生(吐出)させるためのメカニズムに応じて各種の方式のものが知られている。例えば、ヒータを加熱して液体を沸騰させ、それによって生じる気泡圧で液滴を吐出する形式の液滴吐出ヘッドがある。また、液体を貯留した圧力室に貼り付けられた圧電素子に電圧を印加することにより圧力室の容積を膨張および収縮させて、液滴を吐出する形式の液滴吐出ヘッドがある。さらに、静電気力を利用して液体を貯留した圧力室の容積を変化させて、液滴の吐出を行う形式のものもある。いずれの形式の液滴吐出ヘッドにおいても、圧力室の圧力変動を利用して液滴をノズルから吐出させるようになっている。
液滴吐出ヘッドが印刷ヘッドとして使用される場合は、主に、水性または油性のインクが用いられるので、ノズル表面の撥水性や撥油性が不充分であるときには、インクがノズル表面に付着し易くなる。そのため、ノズルから吐出されるインクの直進性が損なわれて印刷の乱れが発生するという可能性がある。このことによって、液滴吐出装置は高精度な印刷品質が得られないことがある。
例えば、特許文献1に開示されているように、水性インクを使用する場合にはインクをはじく性質を付与するための撥水処理がノズル表面に施されていた。このように、ノズル表面には、撥水撥油化処理が施されているのが一般的である。また、液滴吐出ヘッドのノズル表面には、この撥水撥油膜が20nm以上になるように設けられていた。しかも、このノズル表面と撥水撥油膜との密着力を高めるために、撥水撥油膜を形成する前に、このノズル表面に紫外線(300nm以下の波長)を照射してノズル表面の清浄度を向上してから、この撥水撥油膜を形成する製造方法が採用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−127384号公報
ところが、このような液滴吐出ヘッドの製造方法は、撥水撥油膜が20nm以上の厚さであったため、撥水撥油膜の膜厚がある程度以上厚く設けられていた場合、液滴吐出ヘッドのノズル上に付着した液滴を除去するためのワイピング作業によって、撥水撥油膜が積層間で分離し、この剥がれた撥水撥油膜の一部がノズル内に侵入し、インク吐出時にインクの飛行が曲がったり、インクが適量吐出しないという問題の発生が心配された。一方、逆に撥水撥油膜を薄く形成すると、蒸着膜がノズル表面に緻密に形成されにくい傾向にあったので、インクが濡れやすくなり、撥水撥油性が低下する問題があった。
本発明の目的は、液滴吐出ヘッドのノズル表面の撥水撥油性を向上させるとともに、ワイピング等により分離された撥水撥油膜のノズル内への進入による液滴吐出不安定を低減できる液滴吐出ヘッドの製造方法と液滴吐出ヘッドとを提供すること、及び、高精度な印刷品質を提供することが可能な液滴吐出装置を提供することである。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法は、アクチュエータによって駆動する液滴吐出ヘッドの製造方法において、ノズル表面に、蒸着法によって撥水撥油性を有する蒸着膜を積層した前記蒸着膜を形成する工程と、前記蒸着膜の蒸着層を分離除去して、その残った下層によって撥水撥油膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
この発明によれば、蒸着膜の蒸着層から分離除去することで密着性が高く、緻密で薄膜な撥水撥油膜がノズル表面に形成されることになる。、これによりワイピング等によって蒸着層が分離し、ノズル内へ進入するのを抑制できる。従って、インクを安定的に吐出可能な液滴吐出ヘッドを製造することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、前記撥水撥油膜が5nm以下であることが望ましい。
この発明によれば、密着性の高い緻密な撥水撥油膜がノズル表面に薄膜で、しかも均一に形成されるので、ワイピング等によって蒸着層が分離し、ノズル内へ進入するのを抑制できる。従って、インクをより安定的に吐出可能な液滴吐出ヘッドを製造することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、前記蒸着膜が20nm以上であることが望ましい。
この発明によれば、一旦20nm以上と厚く蒸着してから、蒸着膜から蒸着層が分離除去されているので、緻密な撥水撥油膜がノズル表面に形成される。よって、この撥水撥油膜は撥水撥油性とワイピング等により分離された撥水撥油膜のノズル内への進入の低減とを確保できる。従って、インクを安定的に吐出可能な液滴吐出ヘッドを製造することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、前記蒸着膜の蒸着層を分離して撥水撥油膜を形成する工程は、前記蒸着膜に粘着テープを貼る工程と、前記粘着テープを剥がす工程とを有することが望ましい。
この発明によれば、蒸着膜に粘着テープを貼ってから剥がすことによって、緻密で薄膜な撥水撥油膜を簡単な方法で、しかも確実にノズル表面上に形成することができる。よって、安定した品質の液滴吐出ヘッドを大量に製造することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、ウエハ積層体に蒸着膜を形成し、前記ウエハ積層体から前記液滴吐出ヘッドに分離する工程を備え、前記粘着テープを剥がす工程は前記液滴吐出ヘッドを切り離した後に行い、前記粘着テープはダイシングテープであることことが望ましい。
この発明によれば、ウェハの切断に使用するダイシングテープと蒸着膜の蒸着層を分離する際に使用する粘着テープを兼用できるため、工程を削減でき、緻密で薄い撥水撥油膜を形成できる。
本発明の液滴吐出ヘッドは、前述の製造方法により製造された液滴吐出ヘッドであることが望ましい。
この発明によれば、液滴吐出ヘッドは前述の製造方法によって製造されているので、高耐久性を有する緻密で薄膜な撥水撥油膜が形成され、液滴を安定的に吐出可能な液滴吐出ヘッドを提供することができる。
本発明の液滴吐出装置は、前述の液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置であることが望ましい。
この発明によれば、液滴吐出装置は前述の液滴吐出ヘッドを備えているので、高精度な印刷品質を提供することが可能な液滴吐出装置を提供できる。
以下、本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出ヘッド、並びに液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置について実施形態を挙げ、添付図面に沿って詳細に説明する。
図1は本発明の液滴吐出ヘッドの一部を示す分解斜視図である。また、図2及び図3は液滴吐出ヘッドの断面図である。
図1及び図2に示すように、液滴吐出ヘッド1は、インク液滴を基板の上面に設けたノズルから吐出させるフェイスインクジェットタイプであり、静電駆動方式のものである。液滴吐出ヘッド1は、ノズルプレート4、キャビティプレート3、電極基板2がこの順序で接合された積層構造をしている。
キャビティプレート3は、例えばシリコン基板であり、図1及び図2に示すように、このキャビティプレート3の表面には底壁が振動板5として機能する圧力室6を構成することになる凹部7と、凹部7の後部に設けられたインク供給口8を構成することになる細溝9と、各々の圧力室6にインクを供給するためのインクリザーバ10を構成することになる凹部11とがエッチングによって形成されている。このキャビティプレート3の下面は鏡面研磨によって平滑化されており、電極基板2に対する取付け部とされている。
図1及び図2に示すように、このキャビティプレート3の上面(溝形成側の基板表面)に接合されるノズルプレート4において、圧力室6の上面を規定する壁部分には各圧力室6に連通する複数のノズル21が形成されている。図2に示すように、ノズル21は段状断面をしており、インク液滴23の吐出方向の外側(同図における上側)が円形の小径ノズル部分21aに形成され、内側が円形の大径ノズル部分21bに形成されている。
このノズルプレート4およびキャビティプレート3を相互に重ね合わせて接合することにより、ノズルプレート4とキャビティプレート3との間に、圧力室6、インク供給口8、およびインクリザーバ10とが平面方向Hに配列された状態に区画形成される。
図1及び図2に示すように、このキャビティプレート3の上面(溝形成側の基板表面)に接合されるノズルプレート4において、圧力室6の上面を規定する壁部分には各圧力室6に連通される複数のノズル21が形成されている。この複数のノズル21から液滴23が吐出されることになる。
電極基板2において、各々の振動板5に対峙する部分には、振動室12を構成することになる凹部13が形成されている。この凹部13の底面には、振動板5に対峙する個別電極14が配置されている。個別電極14はリード部15を介して端子部16に接続されている。端子部16を除く個別電極14およびリード部15は絶縁膜17に被覆されている。各端子部16にはリード線18がボンディングされている。リード線18はドライバ20と接続され、外部から電圧を供給されるように構成されている(図示せず)。
図2には撥水撥油膜44が形成された液滴吐出ヘッド1が示されている。図3に示すように、ウエハ積層体40のノズル表面部NF面に蒸着膜48と、この蒸着膜48の上に粘着テープとしての粘着シート45(以下、粘着シート45)とダイシングテープ46とが貼りつけられている。ここで、図3に示す粘着シート45とダイシングテープ46とを剥がすことによって、図2に示すような撥水撥油膜44が形成された液滴吐出ヘッド1が得られる。
ここで、ウエハ積層体40は、ノズルプレートウエハ41と、キャビティプレートウエハ42と、電極ガラスウエハ43とが接合されていて、図3に示すような積層構造になっている。
ノズルプレートウエハ41は、例えばシリコン基板であり、このノズルプレートウエハ41の表面の段差部分にノズル表面部NFが設けられていて、後述するように、このノズル表面部NFには、撥水撥油膜44が真空蒸着法によって形成されている。この撥水撥油膜44の材料はフッ素含有シランカップリング化合物であり、東京製品開発研究所製「パラックコート」を使用している。
キャビティプレートウエハ42は、例えばシリコン基板であり、このキャビティプレートウエハ42から前述のキャビティプレート3が形成される。
電極ガラスウエハ43は、例えばガラス基板であり、この電極ガラスウエハ43には前述の電極基板2が形成される。
ノズルプレートウエハ41に設けられた蒸着膜48の上には粘着シート45(この場合、ダイシングテープ)が貼りつけられていて、この粘着シート45はノズル表面部NFに設けられた蒸着膜48の上からノズル21を塞ぐように貼りつけられている(図3参照)。
さらに、この粘着シート45の上にダイシングテープ46がノズルプレートウエハ41の表面全体を覆うように貼りつけられている。
この粘着シート45とダイシングテープ46とは、一般的に使用されている紫外線剥離型のダイシングテープである。この紫外線剥離型のダイシングテープは、基材の厚さが100μmで、粘着層の厚さが25μmとなっている。つまり、総厚は125μmである。
図4は液滴吐出ヘッド1の製造工程を示すフローチャートである。また、図5は液滴吐出ヘッド1の製造工程を示す概略図である。図4、図5を参照しながら、液滴吐出ヘッド1のノズルプレートウエハ41のノズル表面部NFへ撥水撥油膜44を形成する方法について説明する。
図4に示すように、工程S1ではシリコン基板に多数個のノズルプレート4を形成することにより、ノズルプレートウエハ41を製造する。また、工程S2ではシリコン基板に多数個のキャビティプレート3を形成することにより、キャビティプレートウエハ42を製造する。工程S3ではガラス基板に多数個の電極ガラス2を形成することにより、電極ガラスウエハ43を製造する。
次の工程S4では、図5(a)に示すこれら3枚のウエハであるノズルプレートウエハ41と、キャビティプレートウエハ42と、電極ガラスウエハ43とを接合して図5(b)に示すような各ウエハが積層状態になったウエハ積層体40を製造する。
次の工程S5では、このウエハ積層体40のノズルプレートウエハ41の表面にUV洗浄を行う。このUV洗浄をノズルプレートウエハ41に施すことによって、ノズル表面部NFは清浄な面を確保することができる。
図4、図5(c)に示すように、次の工程S6ではこのノズル表面部NFに撥水撥油性材料(本例ではフッ素含有シランカップリング化合物)からなる蒸着膜48を形成する。ここでは、蒸着膜48を真空蒸着法によって、ノズル表面部NFに約40nmの膜厚となるように形成する。
図5(d)に示すように、ノズル表面部NFの幅となるように粘着シート45を切り出して用意する。同様に、図5(f)に示すように、ダイシングテープ46はノズルプレートウエハ41の大きさになるように切り出して用意する。ここで使用される粘着シート45とダイシングテープ46とは一般に使用されている紫外線剥離型のダイシングテープを採用している。
図4に示すように、工程S7では図5(e)に示すように、ノズル表面部NFに形成された蒸着膜48の上に粘着シート45を貼りつけ、さらに図5(g)に示すように、その上からダイシングテープ46を貼りつける。より具体的には、ノズル表面部NF上に設けられた蒸着膜48に、この蒸着膜48の形状に合わせた粘着シート45をノズル21を塞ぎながら貼りつける。次に、この粘着シート45の上からピンセットなどの工具を用いて、この蒸着膜48が粘着シート45の粘着材層内に入り込むように、また完全に密着するように、力を入れて擦り付ける。
さらに、この粘着シート45の上からウエハ積層体40の表面全体(ノズルプレートウエハ41の表面)に、ダイシングテープ46を貼りつける。同様に、ウエハ積層体40の裏面全体(電極ガラスウエハ43の裏面)にも、ダイシングテープ46を貼りつける。
図4に示す工程S8では、ウエハ積層体40を切断して、図3に示す構造(但し、ドライバ20、接続パイプ32、チューブ33等はない)の個々の液滴吐出ヘッド1を切り出す。ここで、切り出された液滴吐出ヘッド1はノズル表面部NFに粘着シート45とダイシングテープ46とが貼りつけられている状態である。また、ダイシングテープ46は厚み方向の途中まで切断されていて、個々の液滴吐出ヘッド1はダイシングテープ46でつながっている。
図4に示す工程S9では、ダイシングテープ46に紫外線照射処理を行い、ダイシングテープ46の粘着力を低下させる。
図4に示す次の工程S10では、切り出された液滴吐出ヘッド1に貼りつけられているダイシングテープ46と粘着シート45とを剥離する工程である。具体的には、先にダイシングテープ46を剥がしておいてから、次に粘着シート45を剥離する。
図6に示すように、真空蒸着法によってノズルプレート4(ノズルプレートウエハ41)に蒸着膜48を形成してから粘着シート45を貼りつけて、この粘着シート45を剥がすことによって、撥水撥油膜44が形成される。
ここで、粘着シート45をノズル表面部NFから剥離すると、このノズル表面部NFに約40nm形成されていた蒸着膜48が、このノズル表面部NF側に密着性の高い緻密な膜を残しながら、疎な膜の層が分離除去されて剥離される。この結果、緻密な膜の撥水撥油膜44が約5nm以下の厚さでノズル表面部NFに形成することができる。つまり、蒸着膜48は分子間結合による結合力で保持されているのに対して、緻密で薄い撥水撥油膜44は基材との結合力が高いことによって、撥水撥油膜44が薄く形成されると考えられる。
以上説明したように、液滴吐出ヘッド1に緻密な撥水撥油膜44を形成する方法は、ノズル表面部NFに、真空蒸着法によって、あらかじめ約40nmの蒸着膜48を形成した後に、この蒸着膜48を基材結合部と分子間結合部との境界部から分離して剥離する。この製造方法によって、ノズル表面部NFには緻密な撥水撥油膜44が形成される。しかも、剥離後の撥水撥油膜44の膜厚が5nm以下になる。なお、撥水撥油膜44を残して剥離する時に、粘着シート45を用いて行えば極めて簡単に形成できる。
図7は本実施形態の液滴吐出ヘッド1を搭載した液滴吐出装置100(インクジェットプリンタ)の構成例を示す概略斜視図である。液滴吐出装置100は、インクタンク101、キャリッジ102、プラテン103、記録紙104等を備えた構成になっていて、液滴吐出ヘッド1はキャリッジ102に搭載されている。
本実施形態における液滴吐出ヘッド1、及び製造方法、並びに液滴吐出装置100の構成は以上のようであって、図1、図2、図7を参照しながら、液滴吐出ヘッド1及び液滴吐出装置100の動作について説明する。
図7に示すように、液滴吐出装置100は、プラテン103により記録紙104を搬送させつつ、キャリッジ102を移動させて、記録紙104と液滴吐出ヘッド1との相対位置を制御しながら、インクをインクタンク101から供給して、液滴吐出ヘッド1からインク液滴23を吐出させることにより、任意の文字や画像を記録紙104に印刷する。
図1及び図2示すように、撥水撥油膜44を5nm以下になるようにノズルプレート4のノズル表面部NFに形成した液滴吐出ヘッド1が、前述の製造方法によって得られる。
液滴吐出ヘッド1はノズル表面部NFに緻密な撥水撥油膜44が設けられているので、撥水撥油性が期待できる。しかもその膜厚が5nm以下で極めて薄い膜であり、ノズル表面部NFとの密着性(結合力)も高いので、ワイピング耐久性について磨耗による発塵防止が期待できる。
本発明の製造方法によって得られた液滴吐出ヘッド1の撥水撥油膜44の加速耐久試験を実施したので、その結果を以下に記す。
図8は、撥水撥油膜44の耐久性を示すグラフであって、横軸に加速耐久試験方法を示し、縦軸にインクの接触角を示す。ここで、接触角を評価項目に選定したのは、インクの撥水撥油性を定量的に、しかも客観的に評価できるからである。
加速耐久試験には、インク浸漬試験(A)とワイプ試験(B,C,D)がある。このインク浸漬試験(A)は液滴吐出ヘッド1をインクに浸漬して撥水撥油膜44の耐久性を調査する方法であって、実機で約2年間の使用に相当するように、インク温度と浸漬期間を設定し、加速試験させたものである。
一方、ワイプ試験は液滴吐出ヘッド1をゴム部材にてワイピングして撥水撥油膜44の耐久性を調査する方法である。このワイプ試験条件は数千回を1サイクルとし、3サイクル(B,C,D)実施している。このワイプ試験は実機で約2年間の使用に相当する加速試験である。
次に、評価用サンプルを4種類(4水準)用意する。サンプル1は撥水撥油膜44がないもので、接触角が約3degであった。サンプル2は真空蒸着法で蒸着膜48を約5nm形成してあるもので、接触角が約66degであった。サンプル3は真空蒸着法で蒸着膜48が約20nm形成してから、粘着シート45を用いて剥がすことによって、撥水撥油膜44が5nm以下に形成してあるもので、接触角が約72degであった。サンプル4は真空蒸着法で蒸着膜48を約60nm形成してから、粘着シート45を用いて剥がすことによって、撥水撥油膜44が5nm以下に形成してあるもので、接触角が約73degであった。
ここで、加速耐久試験は、インク浸漬試験(A)と、ワイプ試験1サイクル目(B)と、ワイプ試験2サイクル目(C)と、ワイプ試験3サイクル目(D)までの計4回の試験を行う。そして、撥水撥油膜44形成初期と各試験条件終了時における撥水撥油膜44の接触角の変化を調べる(図8参照)。
ここで、インク浸漬試験(A)後でのサンプル2の接触角は約57degを示し、サンプル3の接触角は約65degを示し、サンプル4の接触角は約68degを示した。
次に、ワイプ試験1サイクル目(B)でのサンプル2の接触角は約50degを示し、サンプル3の接触角は約60degを示し、サンプル4の接触角は約65degを示した。
次に、ワイプ試験2サイクル目(C)でのサンプル2の接触角は約48degを示し、サンプル3の接触角は約53degを示し、サンプル4の接触角は約61degを示した。
次に、ワイプ試験3サイクル目(D)でのサンプル2の接触角は約47degを示し、サンプル3の接触角は約52degを示し、サンプル4の接触角は約58degを示した。
このように撥水撥油膜44の加速耐久試験では、撥水撥油膜44の接触角が徐々に変化(この場合、減少傾向)していき、撥水撥油膜44の濡れ性が変化していくことがわかる。なお、サンプル1は初期の接触角が極端に低い値を示していたので、インク浸漬試験とワイプ試験とを行わなかった。
前述の加速耐久試験結果から、これら4種類(4水準)の評価サンプルの中では、サンプル4が最良であることがわかる。つまり、あらかじめ蒸着膜48を厚く形成してから(加速耐久試験では約60nm)、粘着シート45を用いてこの撥水撥油膜44を剥がすことによって、5nm以下に形成したものが耐久性が良いものであるといえる。
図9は、前記加速耐久試験結果を用い撥水撥油膜44のテープ剥離前の蒸着膜48の膜厚依存性について示すグラフであって、横軸にテープ剥離前の蒸着膜48の厚さを示し、縦軸にはテープ剥離後に形成された撥水撥油膜44の接触角を示す。
図9において、撥水撥油膜44形成初期と加速耐久試験後との接触角の比較データを蒸着膜48の膜厚毎に示す。この比較データで、上側の曲線が撥水撥油膜44形成初期の接触角の変化を蒸着膜48の膜厚毎に示すものであり、下側の曲線が加速耐久試験後の接触角の変化を蒸着膜48の膜厚毎に示すものである。
このグラフからも分かるように、蒸着膜厚が薄いと初期接触角が低くなり、加速耐久試験後の接触角減少幅も大きい。逆に蒸着膜厚が厚いと初期接触角が高くなり、加速耐久試験後の接触角減少幅は小さい。つまり、撥水撥油膜44が同一の膜厚であっても、蒸着膜厚によって、撥水撥油性が異なることがわかる。
以上のような実施形態では、次のような効果が得られる。
(1)ノズルプレート4のノズル表面部NFに、密着性の高い緻密な撥水撥油膜44が薄く形成されるので、ワイピングによって撥水撥油膜44が剥がれることがなくなる。よって、剥がれた膜がノズル21内に侵入するという不具合もなくなる。また、蒸着膜48の膜厚の変動(バラツキ)があっても撥水撥油膜44を薄く均一に形成できる。
従って、安定した印刷品質を確保することが可能な、液滴吐出ヘッド1を製造することができる。
(2)撥水撥油膜44が密着性の高い緻密な薄い膜であるので、撥水撥油性と耐久性とが向上した膜となる。従って、インク吐出時の安定性と耐久性とが向上した液滴吐出ヘッド1を提供することができる。
(3)前述のような品質の高い液滴吐出ヘッド1を採用することによって、高精度で高品質の印刷が可能な液滴吐出装置100を提供することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。以下に変形例を示す。
(変形例1)前記実施形態では、蒸着膜48を分離して剥離する時に使用する粘着シート45として紫外線剥離型のダイシングテープを用いたが、本発明はこれにこだわるものではない。例えば、剥離に必要な所定の粘着力、粘着層が確保できるものであれば、その他の粘着テープを採用してもよい。また、ダイシングテープ46も同様である。
このようにすれば、粘着テープの粘着力、粘着層を管理することによって、粘着シート45は蒸着膜48を分離して剥離できるので、粘着テープの選択範囲が広がる。従って、より安価な粘着テープを採用すれば、前記実施形態と同様の効果を得られることと、よりコストのかからない製造方法を提供できる。
(変形例2)前記実施形態で、ノズルプレート4にシリコン基板を採用したが、本発明はこれにこだわるものではない。例えば、このノズルプレート4の材質にガラスを採用したガラス基板でもよい。
このようにすれば、ノズルプレート4にガラスを採用した方式の液滴吐出ヘッド1に、この製造方法を適用できる。つまり、異なる形式の液滴吐出ヘッド1を提供することができる。
(変形例3)前記実施形態で、ノズルプレート4に蒸着膜48を約40nmの厚さで設けていたが、本発明はこれにこだわるものではない。例えば、蒸着膜48の初期の膜厚が40nm以下でも、また逆に、40nm以上あってもよい。但し、20nm以上が好ましい。
このようにすれば、膜厚に多少のバラツキがあるかも知れないが、緻密な撥水撥油膜44が形成されるので、前記実施形態と同様の効果が得られる。
(変形例4)前記実施形態で、粘着シート45とダイシングテープ46とを重ねて貼りつけたが本発明はこれにこだわるものではない。例えば、ダイシングテープ46を1枚のみ貼りつけてもよい。
このようにすれば、粘着力によって蒸着膜48を分離除去して剥がすことができれば良いので、緻密な撥水撥油膜44が多少厚くなるかも知れないが、前記実施形態と同様の効果が得られ、粘着テープが1枚で済むのでコストを低減できる。また、ノズル表面に段差のない別な型式の液滴吐出ヘッドにもこの製造方法が採用できる。
(変形例5)前記実施形態で、蒸着膜48を粘着テープによって剥離して分離除去することに限定されない。例えばジェット水流を当てるなど水圧によって、あるいは気体を照射するなどの気圧によって蒸着層部分を剥離しても良い。その他、どんな方法で剥離しても良い。但し、基材と撥水撥油性材料との結合力より弱い力で剥離する。
このようにすれば、緻密な撥水撥油膜44の膜厚が多少ばらつくかも知れないが、前記実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の実施形態の液滴吐出ヘッドの断面図。 液滴吐出ヘッドの断面図。 液滴吐出ヘッドの断面図。 液滴吐出ヘッド製造工程を示す図。 液滴吐出ヘッド製造工程を示すフローチャート。 蒸着膜の剥離状態を示す図。 液滴吐出ヘッドを搭載した液滴吐出装置。 撥水撥油膜の耐久性を示すグラフ。 蒸着膜厚と初期及び加速耐久試験後の接触角を示すグラフ。
符号の説明
1…液滴吐出ヘッド、2…電極基板、3…キャビティプレート、4…ノズルプレート、6…圧力室、21…ノズル、41…ノズルプレートウエハ、42…キャビティプレートウエハ、43…電極ガラスウエハ、44…撥水撥油膜、45…粘着テープとしての粘着シート、46…ダイシングテープ、48…蒸着膜、100…液滴吐出装置、NF…ノズル表面部。

Claims (7)

  1. アクチュエータによって駆動する液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    ノズル表面に、蒸着法によって撥水撥油性を有する蒸着膜を積層した前記蒸着膜を形成する工程と、
    前記蒸着膜の蒸着層を分離除去して、その残った下層によって撥水撥油膜を形成する工程とを有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    前記撥水撥油膜が5nm以下であることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    前記蒸着膜が20nm以上であることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    前記蒸着膜の蒸着層を分離して撥水撥油膜を形成する工程は、
    前記蒸着膜に粘着テープを貼る工程と、
    前記粘着テープを剥がす工程とを有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    ウエハ積層体に蒸着膜を形成し、、
    前記ウエハ積層体から前記液滴吐出ヘッドに分離する工程を備え、
    前記粘着テープを剥がす工程は前記液滴吐出ヘッドを切り離した後に行い、
    前記粘着テープはダイシングテープであることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の製造方法により得られたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項6に記載の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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