JP2013232473A - 撮像素子およびチップ積層構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着によってマイクロバンプ同士を接合すると、圧着時のストレスによって裏面照射型撮像チップの基板が歪む場合がある。裏面照射型撮像チップの基板の歪みが、画素領域に相当する領域で生じると、画素領域において暗電流が発生し易くなる。
【解決手段】本発明の一態様における撮像素子は、受光した被写体像を光電変換する複数の画素と、複数の画素からの画素信号を出力する出力電極とを有する画素チップと、出力電極からの画素信号を入力する入力電極と、入力電極から入力された画素信号の信号処理を行う処理回路とを有する回路チップと、出力電極と入力電極との間に配置された誘電体層とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子およびチップ積層構造に関する。
裏面照射型撮像チップと信号処理チップが、各々に形成されたマイクロバンプを接合することによって電気的に接続された撮像素子が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2006−49361号公報
マイクロバンプ同士を接合する手段として、圧着が用いられる場合がある。圧着によってマイクロバンプ同士を接合すると、圧着時のストレスによって裏面照射型撮像チップの基板が歪む場合がある。裏面照射型撮像チップの基板の歪みが、画素領域に相当する領域に生じると、画素領域において暗電流が発生し易くなる。
本発明の第1の態様における撮像素子は、受光した被写体像を光電変換する複数の画素と複数の画素からの画素信号を出力する出力電極とを有する画素チップと、出力電極からの画素信号を入力する入力電極と、入力電極から入力された画素信号の信号処理を行う処理回路とを有する回路チップと、出力電極と入力電極との間に配置された誘電体層とを備える。
本発明の第2の態様におけるチップ積層構造は、信号を出力する出力電極を有する第1チップと、出力電極からの信号を入力する入力電極と、入力電極から入力された信号の信号処理を行う処理回路とを有する第2チップと、出力電極と入力電極との間に配置された誘電体層とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る裏面照射型のMOS型撮像素子の断面図である。 撮像素子の機能的構成を示すブロック図である。 画素の等価回路図である。 撮像素子の製造方法を説明する図である。 撮像素子の製造方法を説明する図である。 他の裏面照射型のMOS型撮像素子の断面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る裏面照射型の撮像素子100の断面図である。撮像素子100は、入射光に対応した画素信号を出力する撮像チップ113と、画素信号を処理する処理回路を有する信号処理チップ111とを備える。撮像チップ113と信号処理チップ111は積層されている。また、撮像素子100は、複数の画素が配列された画素領域114と、画素領域114より外側の周辺領域115とを有する。
なお、図示するように、入射光は主に白抜き矢印で示すZ軸プラス方向へ向かって入射する。本実施形態においては、撮像チップ113において、入射光が入射する側の面を裏面と称する。また、座標軸に示すように、Z軸に直交する紙面左方向をX軸プラス方向、Z軸およびX軸に直交する紙面手前方向をY軸プラス方向とする。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
撮像チップ113の一例は、裏面照射型のMOSイメージセンサである。PD層106は、配線層108の裏面側に配されている。PD層106は、二次元的に配された複数のPD(フォトダイオード)104、および、PD104に対応して設けられたトランジスタ105を有する。
PD層106における入射光の入射側にはパッシベーション膜103を介してカラーフィルタ102が設けられる。カラーフィルタ102は、互いに異なる波長領域を透過する複数の種類を有しており、PD104のそれぞれに対応して特定の配列を有している。カラーフィルタ102、PD104およびトランジスタ105の組が一つの画素を形成する。
カラーフィルタ102における入射光の入射側には、それぞれの画素に対応して、マイクロレンズ101が設けられる。マイクロレンズ101は、対応するPD104へ向けて入射光を集光する。
配線層108は、PD層106からの画素信号を信号処理チップ111に伝送する配線107を有する。配線107は多層であってもよく、また、受動素子および能動素子が設けられてもよい。
配線層108の表面には、Cu等の導電性を有するバンプ109が配される。具体的には、複数の画素からの画素信号を出力する出力電極であるバンプ109aは、画素領域114に形成され、出力電極とは異なる第1電極であるバンプ109bは、周辺領域115に形成される。バンプ109bと後述するバンプ116bは、主に制御配線用の電極である。バンプ109bと後述するバンプ116bは、電源用の電極として用いることもできる。
信号処理チップ111の裏面にも同様に、Cu等の導電性を有するバンプ116が配される。具体的には、バンプ109aからの画素信号を入力する入力電極であるバンプ116aは、バンプ109aに対向する位置に形成され、入力電極とは異なる第2電極であるバンプ116bは、バンプ116bに対向する位置に形成される。
バンプ109aとバンプ116aの間には、チタン酸バリウム、チタン酸鉛等の誘電体層117が配置される。すなわち、バンプ109a、バンプ116aおよび誘電体層117は、容量を形成する。形成された容量は、画素信号の伝達に用いられる。撮像チップ113は、形成された容量によって非接触で画素信号を信号処理チップ111へ伝達できる。撮像チップ113と信号処理チップ111の接合面に形成される容量の例として、後述するクランプ容量を挙げることができる。撮像チップ113と信号処理チップ111の接合面にクランプ容量を形成することによって、クランプ容量部分で撮像チップ113と信号処理チップ111を切り分けることができる。
このように、バンプ109aとバンプ116aは、誘電体層117を介して電気的に接続されることになる。具体的には、バンプ109aとバンプ116aが位置合わせされ、かつ、これらの間に誘電体層117が配置された状態で、撮像チップ113と信号処理チップ111が加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109aとバンプ116aが、誘電体層117を挟持した状態で電気的に接続される。
バンプ109aとバンプ116aの間に誘電体層117が介在されているので、バンプ109aとバンプ116aが直接加圧される場合に比べて、撮像チップ113の基板へのストレスを低減できる。したがって、画素領域114に相当する領域での撮像チップ113の基板の歪みが抑制されるので、画素領域114において暗電流が発生し難くなる。
一方、バンプ109bとバンプ116bは、誘電体層を介することなく電気的に接続される。具体的には、バンプ109bとバンプ116bが互いに位置合わせされた状態で、撮像チップ113と信号処理チップ111が加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109bとバンプ116bが接合されて、電気的に接続される。なお、バンプ109bとバンプ116bの接合には、固相拡散によるCuバンプ接合に限らず、はんだ溶融によるマイクロバンプ結合を採用してもよい。
バンプ109aとバンプ116aの大きさは、略同一である。同様に、バンプ109bとバンプ116bの大きさも、略同一である。したがって、以降の説明では、バンプ109aとバンプ116aの大きさについて主に説明し、バンプ109bとバンプ116bの大きさについては説明を一部省略する。
バンプ109aのX軸方向の幅D1は、バンプ109bのX軸方向の幅d1より広い。ここで、バンプ109aおよびバンプ109bの形状は、正方形である。したがって、バンプ109aの面積D1は、バンプ109bの面積d1より大きい。また、バンプ109aのX軸方向の幅D1は、画素ピッチPよりも広い。画素ピッチPは、例えば3μmである。ここで、画素の形状は、正方形である。したがって、バンプ109aの面積D1は、画素の面積Pより大きい。
以上のように、バンプ109aの面積D1は、バンプ109bの面積d1および画素の面積Pより大きい。バンプ109aは、例えば複数の画素に対して一つ程度設ければよい。この場合、バンプ109aを例えば複数の画素に跨って形成するとよい。これにより、バンプ109aの面積D1をバンプ109bの面積d1または画素の面積Pとした場合に比べて、容量を大きくできる。バンプ109aのX軸方向の幅D1を例えば4μmとすると、0.5pF程度の容量を形成できる。なお、バンプ109aに接続される配線は、バンプ109aの幅D1と同一である必要はない。すなわち、容量を形成する部分であるバンプ109aの面積D1が確保されていればよい。
また、バンプ109bの厚みh1とバンプ116bの厚みh2の和は、バンプ109aの厚みH1とバンプ116aの厚みH2の和より大きい。(h1+h2)と(H1+H2)の差は、誘電体層117の厚みTに相当する。つまり、(h1+h2+T)と(H1+H2)は、略同一である。これにより、撮像チップ113と信号処理チップ111を積層した場合に、撮像チップ113と信号処理チップ111を略平行に保つことができる。撮像素子100は、例えばデジタルカメラに適用される場合が想定されるが、撮像素子100を取付部に固定した場合に、撮像チップ113の撮像面を入射光に対して垂直に配置し易い。なお、誘電体層117の厚みTは、撮像チップ113と信号処理チップ111によって挟持されることにより、挟持される前の厚みより薄くなっている。
図2は、撮像素子100の機能構成を模式的に示すブロック図である。上述したように、撮像素子100は画素領域114を有する。画素領域114は、受光した被写体像を光電変換する複数の画素150を含む。撮像素子100はさらに、列アンプ群201、クランプ容量群203、処理回路群205、マルチプレクサ207、出力アンプ209、負荷電流源群210、垂直走査回路211、水平走査回路212、タイミング制御回路213、電圧発生回路214を有する。
撮像チップ113は、上述の構成要素のうち、画素領域114、列アンプ群201、負荷電流源群210を有する。信号処理チップ111は、処理回路群205、マルチプレクサ207、出力アンプ209、垂直走査回路211、水平走査回路212、タイミング制御回路213、電圧発生回路214を有する。撮像チップ113と信号処理チップ111は、クランプ容量群203によって切り分けられる。なお、撮像チップ113と信号処理チップ111の構成要素の切り分けは一例であり、撮像チップ113は、例えば垂直走査回路211および水平走査回路212を有してもよいし、信号処理チップ111は、負荷電流源群210を有してもよい。
列アンプ202、クランプ容量204、処理回路206、スイッチ素子208および負荷電流源309は、画素領域114の各画素列に対応して配設されている。ここで、クランプ容量204は、図1に示したバンプ109a、バンプ116aおよび誘電体層117によって形成される容量に相当する。また、垂直走査回路211と画素領域114を繋ぐ制御配線の接合部分は、図1で示したバンプ109bと116bの接合部分に相当する。
画素領域114に含まれる画素150は、垂直走査回路211の動作によって、行単位でリセット、電化蓄積および画素信号の読み出しが行われる。行単位で読み出された画素信号は、各列の列アンプ202により増幅される。増幅された各画素信号は、各列のクランプ容量204によって直流分がカットされる。
各列の処理回路206は、クランプ容量204によって直流分がカットされた画素信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、AD変換等の処理を行う。水平走査回路212は、処理回路206によって処理された画素信号を順次、マルチプレクサ207を介して出力アンプ209に出力する。
タイミング制御回路213は、動作の基準となるタイミング信号、制御信号を垂直走査回路211、水平走査回路212等に供給する。電圧発生回路214は、撮像素子100内の各回路に必要な各種電圧を発生させる。
図3は、画素150の等価回路図を示す。上記複数の画素150の各々は、上記PD104、転送トランジスタ152、リセットトランジスタ154、増幅トランジスタ156および選択トランジスタ158を有する。これらのトランジスタの少なくとも一部は図1のトランジスタ105に対応する。さらに、画素150には、リセットトランジスタ154のオン信号が供給されるリセット配線300、転送トランジスタ152のオン信号が供給される転送配線302、電源Vddから電力の供給を受ける電源配線304、選択トランジスタ158のオン信号が供給される選択配線306、および、画素信号を出力する出力配線308が配される。リセット配線300は、画素を跨いで複数のリセットトランジスタ154に対して共通に接続するとよい。同様に、転送配線302は、画素を跨いで複数の転送トランジスタ152に対して共通に接続するとよい。これにより、画素領域において画素ピッチよりも幅広のバンプを形成することができる。
転送トランジスタ152のソース、ゲート、ドレインはそれぞれ、PD104の一端、転送配線302、増幅トランジスタ156のゲートに接続される。また、リセットトランジスタ154のドレインは電源配線304に接続され、ソースは増幅トランジスタ156のゲートに接続される。増幅トランジスタ156のドレインは電源配線304に接続され、ソースは選択トランジスタ158のドレインに接続される。選択トランジスタ158のゲートは選択配線306に接続され、ソースは出力配線308に接続されている。負荷電流源309は、出力配線308に電流を供給する。すなわち、選択トランジスタ158に対する出力配線308は、ソースフォロアにより形成される。
以上の説明では、撮像チップ113と信号処理チップ111が積層された撮像素子100について説明したが、撮像素子は、画素信号を記憶するメモリチップをさらに備えてもよい。図4は、他の裏面照射型の撮像素子200の断面図である。図4において、図1と同一の符号を付した要素は、図1において説明した要素と同一の機能および構成を有してよい。撮像素子200は、主にメモリチップ112を有する点で撮像素子100と異なる。撮像素子200における撮像チップ113と信号処理チップ111の積層構造は、撮像素子100と同一である。したがって、ここでは説明を省略する。
図4に示すように、撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112は積層されている。信号処理チップ111は、表裏面にそれぞれ設けられた回路を互いに接続するTSV(シリコン貫通電極)110を有する。TSV110は、周辺領域115に設けられることが好ましい。また、TSV110は、撮像チップ113の周辺領域115、メモリチップ112にも設けられてよい。
信号処理チップ111の表面には、Cu等の導電性を有するバンプ118が配される。具体的には、バンプ118aは画素領域114に形成され、バンプ118bは周辺領域115に形成される。
メモリチップ112の裏面にも同様に、Cu等の導電性を有するバンプ119が配される。具体的には、バンプ119aは、バンプ118aに対向する位置に形成され、バンプ119bは、バンプ118bに対向する位置に形成される。
バンプ118aとバンプ119aは、誘電体層を介することなく電気的に接続される。具体的には、バンプ118aとバンプ119aが互いに位置合わせされた状態で、信号処理チップ111とメモリチップ112が加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ118aとバンプ119aが接合されて、電気的に接続される。
同様に、バンプ118bとバンプ119bは、誘電体層を介することなく電気的に接続される。具体的には、バンプ118bとバンプ119bが互いに位置合わせされた状態で、信号処理チップ111とメモリチップ112が加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ118bとバンプ119bが接合されて、電気的に接続される。
以上のように、信号処理チップ111とメモリチップ112の間では、誘電体層を介することなく、バンプ同士が直接接合されることによって電気的に接続される。なお、信号処理チップ111とメモリチップ112の間に、誘電体層を介した積層構造を採用することもできる。信号の性質によって、どちらの積層構造を採用するかを適宜決定するとよい。
図5は、図4で示した撮像素子200の製造方法を説明する図である。図5は、撮像素子200のうち特に信号処理チップ111とメモリチップ112を接合する工程を示す。
図5(a)に示すように、バンプ119aおよびバンプ119bが形成されたメモリチップ112を準備する。次に、図5(b)に示すように、バンプ118aおよびバンプ118bが形成された信号処理チップ111を準備し、バンプ119aとバンプ118aの位置合わせ、およびバンプ119bとバンプ118bの位置合わせを行う。その後、固相拡散によるCuバンプ接合によって、バンプ119aとバンプ118a、バンプ119bとバンプ118bをそれぞれ接合する。具体的には、信号処理チップ111とメモリチップ112を加熱状態で加圧する。これにより、図5(c)に示すように、バンプ118aがバンプ119aに接合されることによって電気的に接続されるとともに、バンプ118bがバンプ119bに接合されることによって電気的に接続される。
図6は、図4で示した撮像素子200の製造方法を説明する図である。図6は、撮像素子200のうち特に撮像チップ141と信号処理チップ111を接合する工程を示す。
図6(a)に示すように、バンプ116a上に誘電体層117を形成する。誘電体層117は、信号処理チップ111上に誘電体材料を均一にCVD等により形成した後、パターニングすることによって形成される。また、画素領域と略同一の面積の誘電体シートを、信号処理チップ111における画素領域に相当する領域に配置することによって形成してもよい。
次に、配線層108からカラーフィルタ102まで形成された撮像チップ141を準備する。撮像チップ141には、バンプ109aおよびバンプ109bが形成されている。バンプ109aと信号処理チップ111のバンプ116aの位置合わせ、およびバンプ109bとバンプ116bの位置合わせを行った後、撮像チップ141と信号処理チップ111を加熱状態で加圧する。これにより、図6(b)に示すように、バンプ109aが誘電体層117を介してバンプ116aに電気的に接続されるとともに、バンプ109bがバンプ116bに固相拡散によるCuバンプ接合されることによって電気的に接続される。なお、図6(b)に示すように、誘電体層117の厚みは、撮像チップ141と信号処理チップ111が加圧されることによって薄くなる。
次に、図6(c)に示すように、カラーフィルタ102上にマイクロレンズ101を形成する。これにより、撮像チップ113が形成され、撮像素子200が完成する。
以上の説明では、撮像素子は、裏面照射型の撮像素子100、200として説明したが、配線層108がPD層106より入射光の入射側に配置された表面照射型の撮像素子であってもよい。また、以上の説明では、撮像チップ113と信号処理チップ111の接合面に容量を形成したが、チップ間の接合面に容量を形成できるのであれば、チップの組み合わせは撮像チップ113と信号処理チップ111に限らない。チップの組み合わせは、例えば、信号処理チップ111とメモリチップ112であってもよい。
さらに、接合面に容量を形成するチップの積層構造は、撮像素子以外にも適用できる。この場合、チップ積層構造は、信号を出力する出力電極を有する第1チップと、出力電極からの信号を入力する入力電極と、入力電極から入力された信号の信号処理を行う処理回路とを有する第2チップと、出力電極と入力電極との間に配置された誘電体層とを備えていればよい。
第1チップおよび第2チップの何れかは、相関二重サンプリング処理回路を有することが好ましい。この構成の一例は、信号処理チップ111とメモリチップ112の積層構造に相当する。また、第1チップは、出力電極とは異なる第1電極を有し、第2チップは、入力電極とは異なる第2電極を有し、第1電極と第2電極は、誘電体層を介することなく電気的に接続されていてもよい。この構成では、信号の性質によってどちらの積層構造を採用するかを選択できる。
以上の説明では、クランプ容量群203で撮像チップ113と信号処理チップ111を切り分けたが、他の容量部分で切り分けてもよい。例えば、相関二重サンプリング処理回路内のサンプルホールド容量部分で撮像チップ113と信号処理チップ111を切り分けることもできる。また、例えば逐次比較型のAD変換を行う場合には、ある程度の容量が必要になる。この容量を撮像チップ113と信号処理チップ111の接合面に形成することができる。
以上の説明では、バンプ109aおよびバンプ109bの形状は正方形であるとして説明したが、他の形状であってもよい。他の形状の例として、正方形以外の矩形、円形等を挙げることができる。このような形状であっても画素150の面積より大きくすることにより、容量を大きくできる。また、画素150の形状も正方形に限らない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中の製造工程の手順に関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明しているが、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 撮像素子、200 撮像素子、101 マイクロレンズ、102 カラーフィルタ、103 パッシベーション膜、104 PD、105 トランジスタ、106 PD層、107 配線、108 配線層、109 バンプ、109a バンプ、109b バンプ、110 TSV、111 信号処理チップ、112 メモリチップ、113 撮像チップ、141 撮像チップ、114 画素領域、115 周辺領域、116 バンプ、116a バンプ、116b バンプ、117 誘電体層、118 バンプ、118a バンプ、118b バンプ、119 バンプ、119a バンプ、119b バンプ、150 画素、152 転送トランジスタ、154 リセットトランジスタ、156 増幅トランジスタ、158 選択トランジスタ、201 列アンプ群、202 列アンプ、203 クランプ容量群、204 クランプ容量、205 処理回路群、206 処理回路、207 マルチプレクサ、208 スイッチ素子、209 出力アンプ、210 負荷電流源群、309 負荷電流源、211 垂直走査回路、212 水平走査回路、213 タイミング制御回路、214 電圧発生回路、300 リセット配線、302 転送配線、304 電源配線、306 選択配線、308 出力配線

Claims (11)

  1. 受光した被写体像を光電変換する複数の画素と、前記複数の画素からの画素信号を出力する出力電極とを有する画素チップと、
    前記出力電極からの前記画素信号を入力する入力電極と、前記入力電極から入力された前記画素信号の信号処理を行う処理回路とを有する回路チップと、
    前記出力電極と前記入力電極との間に配置された誘電体層と
    を備える撮像素子。
  2. 前記画素チップは、前記画素信号を前記出力電極に伝送する配線を含む配線層をさらに有し、前記複数の画素は、前記配線層より前記被写体像の入射側に配置されている請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記回路チップは、前記処理回路として相関二重サンプリング処理回路を有する請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記画素チップは、前記出力電極とは異なる第1電極を有し、
    前記回路チップは、前記入力電極とは異なる第2電極を有し、
    前記第1電極と前記第2電極は、前記誘電体層を介することなく電気的に接続された請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像素子。
  5. 前記第1電極は、前記複数の画素が配列された画素領域より外側の周辺領域に配置された請求項4に記載の撮像素子。
  6. 前記出力電極は、前記画素領域に配置された請求項5に記載の撮像素子。
  7. 前記出力電極の面積は、前記複数の画素のそれぞれの面積よりも大きい請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像素子。
  8. 前記画素信号を記憶するメモリチップをさらに備える請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像素子。
  9. 信号を出力する出力電極を有する第1チップと、
    前記出力電極からの前記信号を入力する入力電極と、前記入力電極から入力された前記信号の信号処理を行う処理回路とを有する第2チップと、
    前記出力電極と前記入力電極との間に配置された誘電体層と
    を備えるチップ積層構造。
  10. 前記第1チップおよび前記第2チップの何れかは、相関二重サンプリング処理回路を有する請求項9に記載のチップ積層構造。
  11. 前記第1チップは、前記出力電極とは異なる第1電極を有し、
    前記第2チップは、前記入力電極とは異なる第2電極を有し、
    前記第1電極と前記第2電極は、前記誘電体層を介することなく電気的に接続された請求項9または10に記載のチップ積層構造。
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