JP2013231818A - 画像形成装置および固定構造 - Google Patents

画像形成装置および固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013231818A
JP2013231818A JP2012103211A JP2012103211A JP2013231818A JP 2013231818 A JP2013231818 A JP 2013231818A JP 2012103211 A JP2012103211 A JP 2012103211A JP 2012103211 A JP2012103211 A JP 2012103211A JP 2013231818 A JP2013231818 A JP 2013231818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
housing
image forming
image
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012103211A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kawahara
一郎 河原
Shinya Nakamura
深也 中村
Takushi Matsumoto
卓士 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012103211A priority Critical patent/JP2013231818A/ja
Publication of JP2013231818A publication Critical patent/JP2013231818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】筺体とこの筺体に固定される被固定部材とを有した装置の小型化を図る。
【解決手段】画像形成ユニット16Cには、感光体ドラム18、帯電部材20、現像装置、ドラムクリーナ23などを支持する支持筐体25が設けられている。さらに、画像形成ユニット16Cには、ドラムクリーナ23の支持筐体25への固定に用いられる金属製の固定用ネジ27が設けられている。支持筐体25のうち固定用ネジ27が取り付けられる部分には、円筒状に形成され支持筐体25の内部方向に向かって突出する突出部が形成されている。固定用ネジ27は、この突出部に対して取り付けられる。これにより、固定用ネジ27と支持筐体25とによりドラムクリーナ23が挟まれ、支持筐体25にドラムクリーナ23が固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置および固定構造に関する。
トナーなどを感光体ドラムから除去するトナー除去ブレード、トナー除去ブレードが固定された保持プレート、保持プレートの長穴に挿通されて保持プレートをプロセスカートリッジに移動可能に保持する固定部材を有した感光体ドラム用清掃装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、中間転写ベルト等の回転体の表面をその表面に接触する弾性ブレードで清掃するクリーニング装置であって、そのブレードが金属板金に保持されているとともにその金属板金がプラスチック製のハウジングにネジ留めされて取り付けられている構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−84637号公報 特開2002−149027号公報
本発明の目的は、筺体とこの筺体に固定される被固定部材とを有した装置の小型化を図ることにある。
請求項1に記載の発明は、像を保持する像保持体と、前記像保持体に接触配置される接触部と、孔部が形成され当該接触部を支持する支持部とを備え、当該像保持体に付着している付着物を除去する除去部材と、内面および外面を有し、当該内面から突出するとともに前記除去部材の前記支持部に形成された前記孔部に挿入される突出部を有し、前記像保持体および当該除去部材を当該内面側にて支持する筺体と、前記除去部材の前記支持部を挟み前記筺体の前記内面とは反対側から前記突出部に取り付けられ、当該除去部材の当該筺体への固定に用いられる固定用部材と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記固定用部材は、前記除去部材の前記支持部の対向位置に配置される対向部を備え、前記固定用部材の前記対向部と、前記除去部材の前記支持部との間には、当該対向部よりも軟質且つ当該支持部よりも軟質の部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記軟質の部材の予め定められた部位と前記支持部との間には間隙が形成され、当該予め定められた部位が当該支持部側に撓むことができるように当該軟質の部材は構成され、または、当該軟質の部材の予め定められた部位と前記対向部との間には間隙が形成され、当該予め定められた部位が当該対向部側に撓むことができるように当該軟質の部材は構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記筺体は、回転可能な前記像保持体の軸方向に沿って配置され当該軸方向における一端および他端で当該像保持体を支持するとともに、当該軸方向における中央部の剛性よりも当該一端および当該他端における剛性の方が大きくなるように構成され、且つ、前記除去部材の前記支持部に接触し当該除去部材を支持する第1の支持面および第2の支持面を前記内面に備え、前記筺体に形成された前記第1の支持面が、当該筺体の前記一端に設けられ、当該筺体に形成された前記第2の支持面が、当該筺体の前記他端に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、孔部を有した被固定部材と、内面および外面を有し、当該内面から突出するとともに前記被固定部材に形成された前記孔部に挿入される突出部を有し、当該被固定部材を当該内面側にて支持する筺体と、前記被固定部材を挟み前記筺体の前記内面とは反対側から前記突出部に取り付けられ、当該被固定部材の当該筺体への固定に用いられる固定用部材と、を備える固定構造である。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、像保持体に付着している付着物を除去する除去部材とこの除去部材が固定される筺体とを有した画像形成装置の小型化が可能になる。
請求項2の発明によれば、対向部と支持部との間に軟質の部材を設けない場合に比べ、筺体の歪みに伴い起こりうる除去部材の変位を生じにくくすることができる。
請求項3の発明によれば、軟質の部材の予め定められた部位と支持部等との間に間隙が形成されていない場合に比べ、筺体の歪みに伴い起こりうる除去部材の変位をさらに生じにくくすることができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、筺体の歪みに起因して除去部材が像保持体に対して移動する際の移動量をより小さいものとすることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、筺体とこの筺体に固定される被固定部材とを有した装置の小型化が可能になる。
画像形成装置の全体構成を示した図である。 画像形成ユニットを説明するための図である。 図2において符号IIIで示した部位を拡大して示した図である。 支持筐体の比較例を示した図である。 ワッシャの変形例を示した図である。 支持筐体の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置10の全体構成を示した図である。
同図に示すように、本実施形態の画像形成装置10には、装置本体10Aの内部に、受信した画像データに対して予め定められた画像処理を行う画像処理部12が設けられている。また、本実施形態では、画像処理部12から画像データを受け取りレーザ光LBによる露光を行う露光装置14が設けられている。
また、露光装置14の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kが設けられている。ここで、この4つの画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kは、水平方向に対して傾斜した方向に並ぶように配置されている。また、4つの画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kは、装置本体10Aに対する着脱が可能な状態で設けられている。
画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの各々は、予め定められた速度で回転する像保持体の一例としての円柱状の感光体ドラム18を有している。また、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの各々は、感光体ドラム18の外周面を帯電する帯電部材20を備えている。また、露光装置14による露光によって感光体ドラム18上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像装置22、感光体ドラム18に接触し感光体ドラム18に付着しているトナーなど除去するドラムクリーナ23を備えている。また、本実施形態の画像形成装置10には、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの各々に設けられた現像装置22に対してトナーを供給するトナー供給装置68が設けられている。
ここで、トナー供給装置68には、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナーをそれぞれ収容した4つのトナーカートリッジ68Y,68M,68C,68Kが設けられている。また、トナー供給装置68には、トナーカートリッジ68Y,68M,68C,68Kの各々に収容されたトナーを対応する現像装置22へ搬送する第1搬送管69Y、第2搬送管69M、第3搬送管69C、第4搬送管69Kが設けられている。
なお、本実施形態では、4つのトナーカートリッジ68Y,68M,68C,68Kの各々を、図中矢印1Aに示す方向に移動させることで装置本体10Aから取り外せるようになっている。また、4つのトナーカートリッジ68Y,68M,68C,68Kの各々を、図中矢印1Bに示す方向に移動させることで装置本体10Aに対して装着できるようになっている。なお、装置本体10Aには不図示の開閉カバーが設けられており、トナーカートリッジ68Y,68M,68C,68Kの取り外しおよび装着がなされる際には、この開閉カバーが開けられる。
露光装置14には、4つの半導体レーザ(不図示)が設けられており、これらの半導体レーザから、レーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kが画像データに応じて出射される。なお、半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、シリンドリカルレンズを介して回転多面鏡であるポリゴンミラー26に出射され、このポリゴンミラー26によって偏向走査される。そして、ポリゴンミラー26によって偏向走査されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、結像レンズ(不図示)および複数枚のミラーを介して、感光体ドラム18上の露光ポイントに対して斜め下方から当てられる。
また、本実施形態では、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの上方に、転写ユニット21が設けられている。この転写ユニット21には、無端状に形成され予め定められた経路に沿って循環移動を行う中間転写ベルト32、中間転写ベルト32の内側に配置され中間転写ベルト32を図中反時計回り方向に回転駆動させる駆動ロール36、中間転写ベルト32の内側から中間転写ベルト32に押し付けられ中間転写ベルト32に張力を付与する張力付与ロール40、張力付与ロール40よりも図中上方に配置され中間転写ベルト32からの駆動力を受け回転を行う従動ロール66が設けられている。また、本実施形態では、中間転写ベルト32上に付着しているトナーなどの除去を行うベルトクリーナ(不図示)が設けられている。
また、転写ユニット21には、中間転写ベルト32の内側に、中間転写ベルト32を挟んで感光体ドラム18に対向配置される一次転写ロール34Y,34M,34C,34Kが設けられている。ここで、一次転写ロール34Y,34M,34C,34Kの各々は、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの各々に設けられた感光体ドラム18上のトナー像を、中間転写ベルト32上に転移させる。これにより、中間転写ベルト32上には、イエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像の4つのトナー像が重ねられたトナー像が形成される。
また、本実施形態では、中間転写ベルト32を挟み従動ロール66の対向位置に、二次転写ロール42が設けられている。中間転写ベルト32上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト32によって二次転写ロール42が設けられている箇所まで搬送される。そして、このトナー像は、二次転写ロール42と従動ロール66とが互いに圧接している二次転写部Tpにて、搬送されてきた用紙Pに転写される。また、本実施形態では、二次転写部Tpよりも用紙Pの搬送方向における下流側に、用紙Pに転写されたトナー像を熱および圧力を用いてこの用紙Pに定着する定着装置44が設けられている。さらに、定着装置44の下流側には、定着処理が終了した用紙Pを装置本体10Aの上部に排出する排出ロール46が設けられている。
また、本実施形態では、複数枚の用紙Pを収容する用紙収容部50、用紙収容部50に収容されている用紙Pのうちの最上位の用紙Pに接触しこの用紙Pを送り出す送り出しロール52、送り出しロール52により送り出された用紙Pを一枚ずつ分離して搬送する搬送ロール54が設けられている。さらに、搬送ロール54の下流側には、上記二次転写部Tpに向けて用紙Pをさらに搬送する搬送ロール58が設けられている。また、本実施形態では、片面にトナー像を定着された用紙Pを両面用搬送経路62に搬送する搬送ロール60が設けられている。ここで、両面用搬送経路62へ送り込まれた用紙Pは、表裏が反転された状態で二次転写部Tpに再び供給される。これにより、用紙Pの両面に画像が形成される。
ここで、本実施形態の画像形成装置10にて画像形成がなされる際には、例えば原稿読み取り装置(不図示)にて取得された画像データや、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された画像データが、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットのデータとして画像処理部12に入力される。画像処理部12では、入力されたデータに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の予め定められた画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色の階調データに変換され、露光装置14に出力される。
露光装置14には、上記のとおり、4つの半導体レーザ設けられており、これらの半導体レーザから、レーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kが階調データに応じて出射される。なお、半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、シリンドリカルレンズを介して回転多面鏡であるポリゴンミラー26に出射され、このポリゴンミラー26によって偏向走査される。そして、ポリゴンミラー26によって偏向走査されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、感光体ドラム18に照射される。
これにより、感光体ドラム18の表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kに設けられた現像装置22によって、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像として現像される。そして、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、一次転写ロール34Y,34M,34C,34Kによって中間転写ベルト32上に転写される。
一方、用紙Pを搬送する用紙搬送系では、送り出しロール52が回転し、用紙収容部50から用紙Pが送り出される。そして、搬送ロール54により一枚ずつ分離された用紙Pは、搬送ロール58まで搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト32の移動タイミングに合わせて搬送ロール58が回転し、用紙Pは、従動ロール66と二次転写ロール42とによって形成される二次転写部Tpに搬送される。
そして、二次転写部Tpにおいて、中間転写ベルト32に形成されているトナー像が、圧接力および二次転写部Tpにて形成されている電界によって、用紙P上に順次、転写される。その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置44にて定着処理を受けた後、排出ロール46によって装置本体10Aの上部に排出される。なお、用紙Pの両面に画像が形成される際には、両面用搬送経路62へ用紙Pが送り込まれることで二次転写部Tpへ用紙Pが再び搬送され、用紙Pのもう一方の面に画像が形成される。
図2(画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kを説明するための図)を参照し、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kについてさらに説明を行う。ここで、図2では、4つ設けられた画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kのうちの画像形成ユニット16Cの一部を拡大して示している。なお、画像形成ユニット16Y、画像形成ユニット16M、画像形成ユニット16C、画像形成ユニット16Kは、同様に構成されており、画像形成ユニット16C以外の他の画像形成ユニットも、画像形成ユニット16Cと同様の構成を有している。
ここで、画像形成ユニット16Cには、上記にて説明したとおり、予め定められた速度で回転する円柱状の感光体ドラム18、感光体ドラム18の外周面を帯電する帯電部材20が設けられている。また、図2では図示を省略するが、画像形成ユニット16Cには、露光装置14による露光によって感光体ドラム18上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像装置22(図1参照)が設けられている。さらに、感光体ドラム18の回転方向において帯電部材20よりも上流側には、感光体ドラム18に付着しているトナーなど除去するドラムクリーナ23が設けられている。
また、画像形成ユニット16Cには、ドラムクリーナ23により除去されたトナー等を搬送する搬送部材24が設けられている。ここで、この搬送部材24は、回転軸241と、回転軸241の外周面から突出するように設けられるともに螺旋状に配置された突出片242とを有しており、ドラムクリーナ23により除去されたトナー等を感光体ドラム18の軸方向に沿って搬送する。また、画像形成ユニット16Cには、感光体ドラム18、帯電部材20、現像装置22、ドラムクリーナ23などを支持する支持筐体(ハウジング)25が設けられている。さらに、画像形成ユニット16Cには、ドラムクリーナ23の支持筐体25への固定に用いられる金属製の固定用ネジ27が設けられている。
ここで、除去部材、被固定部材の一例としてのドラムクリーナ23には、ゴムなどの弾性を有する材料で構成され感光体ドラム18の表面に接触配置される接触部として機能するクリーニングブレード231が設けられている。ここで、このクリーニングブレード231は、その先端部が感光体ドラム18に接触するように設けられ、感光体ドラム18上のトナー等を掻き取る。なお、本実施形態では、クリーニングブレード231と感光体ドラム18との接触部から感光体ドラム18の回転方向における下流側に向かってクリーニングブレード231が延びるようにクリーニングブレード231が配置されている。
また、ドラムクリーナ23には、金属製の板材により構成されるとともにクリーニングブレード231が取り付けられ、このクリーニングブレード231を支持する支持部として機能する支持板金232が設けられている。なお、上記では説明を省略したが、クリーニングブレード231も板状に形成されており、本実施形態では、クリーニングブレード231の角部が感光体ドラム18に押し付けられることで、感光体ドラム18上のトナー等が掻き取られ、感光体ドラム18上からトナー等が除去されるようになっている。
図3は、図2において符号IIIで示した部位を拡大して示した図である。付言すると、図3は、ドラムクリーナ23のうちの支持筐体25に固定されている部分の断面図である。
図3に示すように、支持筐体25には、支持筐体25の内面により構成され支持筐体25の内側に配置されたドラムクリーナ23を支持する支持面251と、この支持面251とは反対側に位置する外面252とが設けられている。また、支持筐体25は、円筒状に形成され支持面251から突出する第1突出部253を有している。
また、支持筐体25は、円環状に形成され外面252から突出する第2突出部254を有している。なお、本実施形態では、第1突出部253の突出量(図中、「L1」で表示)の方が、第2突出部254の突出量(図中、「L2」で表示)よりも大きくなっている。また、本実施形態では、支持筐体25を貫通するように設けられるとともにその断面が円形となるように形成され、且つ、内周面にネジ山(雌ネジ)が形成された貫通孔255が形成されている。なお、この貫通孔255は、第1突出部253の径方向における中央部および第2突出部254の径方向における中央部を通過するように設けられている。
また、本実施形態では、ドラムクリーナ23に設けられた支持板金232に、孔部の一例としての円形の貫通孔232Aが形成されている。ここで、本実施形態では、この貫通孔232Aに対して、上記第1突出部253が挿入されている。なお、本実施形態では、貫通孔232Aの内周面と第1突出部253の外周面との間に間隙が形成されるように、貫通孔232Aの直径および第1突出部253の外径が設定されている。
また、本実施形態では、支持板金232の一方の面(支持筐体25に対向する対向面とは反対側の面)から第1突出部253の先端が突出する構成となっている。付言すると、本実施形態では、第1突出部253の長さ(突出量)の方が、支持板金232の厚みよりも大きくなっており、第1突出部253の先端が、支持板金232の上記一方の面から突出するようになっている。
次に、固定用ネジ27について説明する。
固定用部材の一例としての固定用ネジ27は、外周面にネジ山が形成された雄ネジ部271と、円盤状に形成され雄ネジ部271の一端部に接続して設けられたネジ頭272とにより構成されている。ここで、本実施形態では、支持筐体25に設けられた貫通孔255の内周面に形成された雌ネジと、雄ネジ部271とが互いに噛み合うことで、支持筐体25に対し固定用ネジ27が固定されるようになる。さらに説明すると、本実施形態では、支持板金232を挟み支持筐体25の内面(支持面251)とは反対側から固定用ネジ27の取り付けが行われるようになっている。
また、本実施形態では、図3に示すように、支持板金232の一方の側面(支持面251に対向する側面とは反対側に位置する側面)の対向位置にネジ頭272の外周縁が位置するようになっている。そして本実施形態では、対向部として機能するこの外周縁と支持板金232との間に、円環状に形成されたワッシャ28が配置されている。なお、本実施形態のワッシャ28は、ABSなどの樹脂材料により形成されており、支持板金232および固定用ネジ27よりも軟質に形成されている。
ここで、本実施形態では、上記のとおり、支持板金232の側面から第1突出部253の先端が突出するようになっている。この場合、ワッシャ28がないと、固定用ネジ27のネジ頭272と、支持板金232との間に間隙が形成されるようになり、支持板金232の支持筐体25への固定ができなくなる。このため、本実施形態では、ワッシャ28を設けるようにし、上記間隙が形成されないようにしている。
なお、第1突出部253の突出量を小さくすれば、上記間隙の発生は抑えることができる。しかしながら、この場合、雄ネジ部271と上記雌ネジとの噛み合い量(固定用ネジ27の軸方向における噛み合い長さ)が小さくなり、固定用ネジ27と支持筐体25との間における締結強度を確保できなくなるおそれがある。このため、本実施形態では、第1突出部253の突出量を大きくするとともにワッシャ28を設け、締結強度の確保、および、上記間隙の発生の抑制を行うようにしている。
図4は、支持筐体25の比較例を示した図である。
上記締結強度を確保は、図4に示すように、第2突出部254の突出量を大きくすることで行うことも可能ではある。ところでこの場合、装置の大型化を招きやすくなる。具体的に説明すると、本実施形態では、図1に示すように、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kの各々が互いに隣接するように設けられており、第2突出部254の突出量を大きくすると、互いに隣接する2つの画像形成ユニットの離間距離を拡げる必要が生じる。かかる場合、画像形成装置10の大型化を招きやすくなる。
なお、本実施形態では、画像形成ユニットが4つ設けられた場合を説明したが、画像形成ユニットが1つだけ設けられるモノクロ機であったとしても、第2突出部254の突出量を大きくした場合には、画像形成ユニットに隣接する部材と画像形成ユニットとの間隔を拡げる必要が生じ、上記と同様、装置の大型化を招きやすくなる。
一方で、本実施形態では、上記第1突出部253のように、支持筐体25の内側方向に突出する突出部を設けるようにし、この突出部に形成された雌ネジに対し、支持筐体25の内側から固定用ネジ27を固定するようにしている。この場合、支持筐体25の外側に突出する突出部の突出量が小さくなり、または、支持筐体25の外側に突出する突出部を無くすことができ、互いに隣接する2つの支持筐体25(画像形成ユニット)をより接近させることができるようになる。そしてこの場合、画像形成装置10の大型化を招きにくくなる。
なお、上記では、樹脂材料により形成したワッシャ28を用いる場合を説明したが、金属性のワッシャ28も存在する。ここで、樹脂性のワッシャ28を用いる方が、ワッシャ28がより変形し、ワッシャ28が支持板金232を押圧する際の押圧力のむらが低減されるようになる。そして、この場合、金属性のワッシャ28を用いる場合に比べ、支持板金232に歪みなどが生じることが抑制されるようになる。
また、支持筐体25に歪みが生じることがある。そしてこの場合、この歪みに応じて、支持板金232およびクリーニングブレード231の変位が生じるおそれがある。ところで、本実施形態のように、ワッシャ28を樹脂材料により形成した場合、このワッシャ28が緩衝材として機能するようになり、支持筐体25が歪んだとしても、この歪みがワッシャ28に吸収されやすくなる。そして、この場合、支持板金232およびクリーニングブレード231の変位が抑制されるようになる。ここで、このように、支持板金232およびクリーニングブレード231の変位が抑制されるようになると、感光体ドラム18に対するクリーニングブレード231の変位が抑えられるようになり、クリーニング性能の低下が起きにくくなる。
図5は、ワッシャ28の変形例を示した図である。
図5に示すワッシャ28は、上記と同様に、円環状に形成されている。また、このワッシャ28では、支持板金232側に位置する角部に対して肉盗みが施されており、この角部に相当する箇所に、正面視にて環状となる凹部281が形成されている。さらに説明すると、本実施形態におけるワッシャ28は、固定用ネジ27のネジ頭272側に位置し円環状に形成された基部282と、この基部282から支持板金232側に突出するように設けられているとともにこの基部282の外周縁に沿うように且つ環状に形成された環状突出部283とを備えている。
さらに説明すると、図5に示すワッシャ28では、ワッシャ28のうちネジ頭272側に位置する第1側面285の面積の方が、ワッシャ28のうちの支持板金232側に位置する第2側面286の面積の方よりも大きくなっている。また、本実施形態では、凹部281が形成されている結果、基部282の内周縁側の部位と支持板金232との間に間隙が形成された状態となっている。
ここで、図5に示すワッシャ28は、円環状に形成された基部282の内周縁側に位置する上記部位が、支持板金232側に変位しやすくなっている(撓みやすくなっている)。これにより、図5に示すワッシャ28は、図3にて示したワッシャ28よりも変形しやすくなっている。このため、図5に示す形態では、支持筐体25にて生じた歪みがさらに吸収されやすくなり、ドラムクリーナ23の変位がさらに生じにくくなる。
なお、本実施形態では、ワッシャ28のうちのドラムクリーナ23側に位置する部位に凹部281を形成したが、ワッシャ28のうちのネジ頭272側に位置する部位に凹部281を形成することもできる。この場合、基部282とネジ頭272との間に間隙が形成されるようになり、ワッシャ28の一部がネジ頭272側に撓むようになる。
図6は、支持筐体25の斜視図である。
上記では説明を省略したが、ドラムクリーナ23に設けられた支持板金232を支持する支持面251は、同図に示すように、感光体ドラム18(図1参照)の軸方向に沿って配置された支持筐体25の長手方向の両端部にそれぞれ設けられている。また、本実施形態では、支持筐体25の長手方向における一端にて感光体ドラム18の軸方向における一端が支持され、支持筐体25の長手方向における他端にて感光体ドラム18の軸方向における他端が支持される構成となっている。
さらに説明すると、本実施形態では、支持面251が、支持筐体25の内面の他の部分よりも図中上方に位置しており、板状の支持板金232が支持面251により支持された際には、上記他の部分から支持板金232が浮くようになっている。なお、図6では、図3にて示した第1突出部253および貫通孔255の図示を省略している。
また、本実施形態の支持筐体25では、支持筐体25における支持面251の位置が予め定められた位置となるように製造段階において管理されており、支持面251が精度を有した状態で配置されている。また、本実施形態では、支持筐体25の長手方向における両端部のそれぞれに補強用のリブ(不図示)が設けられるとともに、支持筐体25の長手方向における両端部において、支持筐体25の肉厚が大きくなっている。これにより、本実施形態では、支持筐体25の長手方向における両端部の剛性が中央部における剛性よりも高められた状態となっている。
このため、本実施形態では、支持筐体25にねじれなどの歪みが発生したとしても、感光体ドラム18に対するクリーニングブレード231(図2参照)の変位が生じにくくなっている。付言すると、本実施形態の構成では、支持筐体25に歪みが生じ感光体ドラム18の両端部が変位したとしても、この両端部に付随するようにクリーニングブレード231の両端部も移動する。この結果、感光体ドラム18とクリーニングブレード231との位置関係が保たれやすくなり、感光体ドラム18に対するクリーニングブレード231の変位が生じにくくなる。
10…画像形成装置、18…感光体ドラム、23…ドラムクリーナ、25…支持筐体、27…固定用ネジ、28…ワッシャ、231…クリーニングブレード、232…支持板金、232A…貫通孔、251…支持面、253…第1突出部

Claims (5)

  1. 像を保持する像保持体と、
    前記像保持体に接触配置される接触部と、孔部が形成され当該接触部を支持する支持部とを備え、当該像保持体に付着している付着物を除去する除去部材と、
    内面および外面を有し、当該内面から突出するとともに前記除去部材の前記支持部に形成された前記孔部に挿入される突出部を有し、前記像保持体および当該除去部材を当該内面側にて支持する筺体と、
    前記除去部材の前記支持部を挟み前記筺体の前記内面とは反対側から前記突出部に取り付けられ、当該除去部材の当該筺体への固定に用いられる固定用部材と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記固定用部材は、前記除去部材の前記支持部の対向位置に配置される対向部を備え、
    前記固定用部材の前記対向部と、前記除去部材の前記支持部との間には、当該対向部よりも軟質且つ当該支持部よりも軟質の部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記軟質の部材の予め定められた部位と前記支持部との間には間隙が形成され、当該予め定められた部位が当該支持部側に撓むことができるように当該軟質の部材は構成され、または、当該軟質の部材の予め定められた部位と前記対向部との間には間隙が形成され、当該予め定められた部位が当該対向部側に撓むことができるように当該軟質の部材は構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記筺体は、回転可能な前記像保持体の軸方向に沿って配置され当該軸方向における一端および他端で当該像保持体を支持するとともに、当該軸方向における中央部の剛性よりも当該一端および当該他端における剛性の方が大きくなるように構成され、且つ、前記除去部材の前記支持部に接触し当該除去部材を支持する第1の支持面および第2の支持面を前記内面に備え、
    前記筺体に形成された前記第1の支持面が、当該筺体の前記一端に設けられ、当該筺体に形成された前記第2の支持面が、当該筺体の前記他端に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 孔部を有した被固定部材と、
    内面および外面を有し、当該内面から突出するとともに前記被固定部材に形成された前記孔部に挿入される突出部を有し、当該被固定部材を当該内面側にて支持する筺体と、
    前記被固定部材を挟み前記筺体の前記内面とは反対側から前記突出部に取り付けられ、当該被固定部材の当該筺体への固定に用いられる固定用部材と、
    を備える固定構造。
JP2012103211A 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置および固定構造 Pending JP2013231818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103211A JP2013231818A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置および固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103211A JP2013231818A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置および固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013231818A true JP2013231818A (ja) 2013-11-14

Family

ID=49678321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012103211A Pending JP2013231818A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置および固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013231818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030354A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1055127A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Ricoh Co Ltd クリーニングカートリッジ
JPH11143324A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Ricoh Co Ltd ブレード部材の取付機構,プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2003084637A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 感光体ドラム用清掃装置
JP2009204096A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Canon Inc ワッシャ付き段付きビス、これを用いた画像形成装置、及びワッシャ付き段付きビスの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1055127A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Ricoh Co Ltd クリーニングカートリッジ
JPH11143324A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Ricoh Co Ltd ブレード部材の取付機構,プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2003084637A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 感光体ドラム用清掃装置
JP2009204096A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Canon Inc ワッシャ付き段付きビス、これを用いた画像形成装置、及びワッシャ付き段付きビスの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030354A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US11526121B2 (en) 2018-08-23 2022-12-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP7187886B2 (ja) 2018-08-23 2022-12-13 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US11669041B2 (en) 2018-08-23 2023-06-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US11966192B2 (en) 2018-08-23 2024-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5093218B2 (ja) ベルト駆動装置および画像形成装置
JP5827786B2 (ja) 清掃部材、帯電装置、転写装置、組立体、画像形成装置
JP5504997B2 (ja) 清掃部材、帯電装置、転写装置、組立体、及び画像形成装置
JP5418238B2 (ja) 清掃部材、清掃装置、組立体、画像形成装置
JP2007304502A (ja) 画像形成装置
JP2007079445A (ja) ベルトユニット、画像形成装置
JP2013050527A (ja) クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2013231818A (ja) 画像形成装置および固定構造
JP2010134047A (ja) ベルトユニットおよび画像形成装置
JP2005025134A (ja) 感光体ドラム、感光体ドラムの補強部材および画像形成装置
JP2017227704A (ja) 画像形成装置、画像形成ユニット
JP2012058589A (ja) クリーニング装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP6424461B2 (ja) 清掃部材、帯電装置、画像形成装置
JP5167894B2 (ja) 画像形成装置
JP6611073B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6237594B2 (ja) 中間転写装置、画像形成装置、中間転写ベルト
JP5726250B2 (ja) クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP5568520B2 (ja) 感光ドラム及びこれを備えた画像形成装置
JP2014029399A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2005084136A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP6209955B2 (ja) 帯電装置、及び画像形成装置
JP2006138335A (ja) 固定構造及び画像形成装置
JP2021063919A (ja) 画像形成装置
JP2015158647A (ja) 画像形成装置
JP2014186217A (ja) 清掃部材、帯電装置、組立体及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161018