JP2013231388A - エンジンの始動制御装置、及び、エンジンの始動制御方法 - Google Patents

エンジンの始動制御装置、及び、エンジンの始動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、よりスポーティな始動感を得ることが可能なエンジンの始動制御装置を提供する。
【解決手段】 エンジン10を始動する際に、ECU50は、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角するとともに、スロットルバルブ13をアイドリング時の開度よりも開弁する。そして、エンジン10が完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上になり、かつ、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、ECU50は、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角するとともに、スロットルバルブ13をアイドリング時の開度よりも閉弁する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンの始動制御装置、及び、エンジンの始動制御方法に関する。
従来から、エンジン始動時におけるエンジン回転数の吹き上がりを良くしてエンジンの始動性を良好にするために、エンジン始動後の一定時間、点火時期を所定量進角する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のエンジンの点火時期制御装置は、エンジンの始動後、該エンジンの点火時期を所定量進角補正するとともに、エンジン回転数Neが予め設定された所定の上限値Ne(MAX)を越えて上昇する場合(すなわちエンジン回転数が吹き上がり過ぎた場合)には、点火時期の進角補正を停止又は抑制する。このエンジンの点火時期制御装置によれば、エンジン始動時に、エンジン回転数の吹き上がりを良好に保ちつつ、例えば、吸気温や大気圧の変動によって生じ得るエンジン回転数の吹き上がり過ぎ(所謂オーバーシュート)を抑制することができる。
特開平2−112673号公報
ところで、例えば、スポーツカー等では、よりスポーティな始動感が求められることがある。しかしながら、特許文献1記載のエンジンの点火時期制御装置によれば、エンジン始動時に、エンジン回転数の吹き上がりを良好に保ちつつ、吹き上がり過ぎを抑制することができるものの、スポーティな始動感を得ることができなかった。そのため、よりスポーティな始動感を得ることができる技術が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、よりスポーティな始動感を得ることが可能なエンジンの始動制御装置、及び、エンジンの始動方法を提供することを目的とする。
本願の発明者達は、上記の問題点につき鋭意検討を重ねた結果、運転者に、よりスポーティな始動感を与えるためには、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることが効果的であるとの知見を得た。
そこで、本発明に係るエンジンの始動制御装置は、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジンの点火時期を制御する点火時期制御手段とを備え、点火時期制御手段が、エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角し、エンジンが完爆し、回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角することを特徴とする。
また、本発明に係るエンジンの始動制御方法は、エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角する進角ステップと、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角する遅角ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るエンジンの始動制御装置又はエンジンの始動制御方法によれば、エンジンが始動される際に点火時期がアイドリング時の点火時期よりも進角されるため、エンジン回転数を勢いよく上昇させることができる。また、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期がアイドリング時の点火時期よりも遅角される。そのため、始動不良を生じさせることなく、エンジン回転数のオーバーシュートを防止するとともに、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させることができる。その結果、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、よりスポーティな始動感を得ることが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記点火時期制御手段が、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期に移行することが好ましい。
この場合、点火時期がアイドリング時の点火時期よりも遅角された後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、点火時期がアイドリング時の点火時期に移行される。そのため、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)を防止することができ、かつ、その後、速やかにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記点火時期制御手段が、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、点火時期を、エンジンを始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御した後、該点火時期をアイドリング時の点火時期に移行することが好ましい。
この場合、点火時期がアイドリング時の点火時期よりも遅角された後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、点火時期が、エンジンを始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御された後、該点火時期がアイドリング時の点火時期に移行される。そのため、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)をより確実に防止することができ、かつ、その後、スムーズにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置は、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジンの吸入空気量を調節する空気量制御手段とを備え、空気量制御手段が、エンジンを始動する際に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させ、エンジンが完爆し、回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させることを特徴とする。
また、本発明に係るエンジンの始動制御方法は、エンジンを始動する際に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させる増大ステップと、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させる減少ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るエンジンの始動制御装置又はエンジンの始動制御方法によれば、エンジンが始動される際に吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも増大されるため、エンジン回転数を勢いよく上昇させることができる。また、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、吸入空気量がアイドリング時の点火時期よりも減少される。そのため、始動不良を生じさせることなく、エンジン回転数のオーバーシュートを防止するとともに、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させることができる。その結果、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、よりスポーティな始動感を得ることが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記空気量制御手段が、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することが好ましい。
この場合、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも減少された後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量に移行される。そのため、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)を防止することができ、かつ、その後、速やかにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記空気量制御手段が、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、吸入空気量を、エンジンを始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御した後、該吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することが好ましい。
この場合、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも減少された後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、吸入空気量が、エンジンを始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御された後、該吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量に移行される。そのため、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)をより確実に防止することができ、かつ、その後、スムーズにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置は、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジンの点火時期を制御する点火時期制御手段と、エンジンの吸入空気量を調節する空気量制御手段とを備え、点火時期制御手段が、エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角し、エンジンが完爆し、回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角し、空気量制御手段が、エンジンを始動する際に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させ、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させることを特徴とする。
また、本発明に係るエンジンの始動制御方法は、エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角するとともに、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させる進角・増大ステップと、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角するとともに、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させる遅角・減少ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るエンジンの始動制御装置又はエンジンの始動制御方法によれば、エンジンが始動される際に、点火時期がアイドリング時の点火時期よりも進角されるとともに、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも増大されるため、より効果的に、エンジン回転数を勢いよく上昇させることができる。また、エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期がアイドリング時の点火時期よりも遅角されるとともに、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも減少される。そのため、始動不良を生じさせることなく、エンジン回転数のオーバーシュートを防止しつつ、より効果的に、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させることができる。その結果、エンジン始動時に、より効果的に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、スポーティな始動感を得ることが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記点火時期制御手段が、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期に移行し、上記空気量制御手段が、吸入空気量をアイドリング時よりも減少させた後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することが好ましい。
このようにすれば、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)を効果的に防止することができ、かつ、その後、速やかにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明に係るエンジンの始動制御装置では、上記点火時期制御手段が、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、点火時期を、エンジンを始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御した後、該点火時期をアイドリング時の点火時期に移行し、上記空気量制御手段が、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、所定時間、吸入空気量を、エンジンを始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御した後、該吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することが好ましい。
このようにすれば、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)をより効果的かつ確実に防止することができ、かつ、その後、スムーズにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
本発明によれば、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、よりスポーティな始動感を得ることが可能となる。
実施形態に係るエンジンの始動制御装置が適用されたエンジンの構成を示す図である。 実施形態に係るエンジンの始動制御装置によるエンジン始動処理の処理手順を示すフローチャートである。 エンジン始動時の点火時期、スロットルバルブ開度、及びエンジン回転数の変化を示すタイミングチャートである。 他の制御形態におけるエンジン始動時の点火時期、スロットルバルブ開度、及びエンジン回転数の変化を示すタイミングチャートである。 他の制御形態におけるエンジン始動時の点火時期、スロットルバルブ開度、及びエンジン回転数の変化を示すタイミングチャートである。 他の制御形態におけるエンジン始動時の点火時期、スロットルバルブ開度、及びエンジン回転数の変化を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係るエンジンの始動制御装置が適用されたエンジン10の構成について説明する。図1は、エンジンの始動制御装置が適用されたエンジン10の構成を示す図である。
エンジン10は、例えば水平対向型の4気筒ガソリンエンジンである。エンジン10では、エアクリーナ16から吸入された空気が、吸気管15に設けられた電子制御式スロットルバルブ(以下、単に「スロットルバルブ」ともいう)13により絞られ、インテークマニホールド11を通り、エンジン10に形成された各気筒に吸入される。ここで、エアクリーナ16から吸入された空気の量は、エアクリーナ16とスロットルバルブ13との間に配置されたエアフローメータ14により検出される。また、インテークマニホールド11を構成するコレクター部(サージタンク)の内部には、インテークマニホールド11内の圧力(吸気管負圧)を検出するバキュームセンサ30が配設されている。さらに、スロットルバルブ13には、該スロットルバルブ13の開度を検出するスロットル開度センサ31が配設されている。
インテークマニホールド11と連通する吸気ポート22近傍には、各気筒毎に、燃料を噴射するインジェクタ12が取り付けられている。インジェクタ12は、燃料タンク23からフィードポンプ(低圧燃料ポンプ)24により吸い上げられて送出された燃料を吸気ポート22内に噴射する。また、各気筒のシリンダヘッドには混合気に点火する点火プラグ17、及び該点火プラグ17に高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイル21が取り付けられている。エンジン10の各気筒では、吸入された空気とインジェクタ12によって噴射された燃料との混合気が点火プラグ17により点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管18を通して排出される。
排気管18には、排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する空燃比センサ19が取り付けられている。空燃比センサ19としては、排気空燃比をオン−オフ的に検出するOセンサが用いられる。なお、空燃比センサ19として、排気空燃比をリニアに検出することのできるリニア空燃比センサ(LAFセンサ)を用いてもよい。
また、空燃比センサ19の下流には排気浄化触媒20が配設されている。排気浄化触媒20は三元触媒であり、排気ガス中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)の酸化と、窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行い、排気ガス中の有害ガス成分を無害な二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)及び窒素(N)に清浄化するものである。
上述したエアフローメータ14、空燃比センサ19、バキュームセンサ30、スロットル開度センサ31に加え、エンジン10のカムシャフト近傍には、エンジン10の気筒判別を行うためのカム角センサ32が取り付けられている。また、エンジン10のクランクシャフト近傍には、クランクシャフトの位置を検出するクランク角センサ33が取り付けられている。カム角センサ32及びクランク角センサ33としては、例えば電磁ピックアップ式のものなどが用いられる。これらのセンサは、電子制御装置(以下「ECU」という)50に接続されている。さらに、ECU50には、エンジン10の冷却水の温度を検出する水温センサ34、潤滑油の温度を検出する油温センサ35、及び、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの開度を検出するアクセルペダル開度センサ36等の各種センサも接続されている。
ECU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、12Vバッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。また、ECU50は、インジェクタ12を駆動するインジェクタドライバ、点火信号を出力する出力回路、及び、電子制御式スロットルバルブ13を開閉する電動モータ13aを駆動するモータドライバ等を備えている。
ECU50では、カム角センサ32の出力から気筒が判別され、クランク角センサ33の出力からエンジン回転数が求められる。すなわち、クランク角センサ33は、特許請求の範囲に記載の回転数検出手段に相当する。また、ECU50では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、吸入空気量、吸気管負圧、アクセルペダル開度、混合気の空燃比、及びエンジン10の水温や油温等の各種情報が取得される。そして、ECU50は、取得したこれらの各種情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、及び、スロットルバルブ13(電動モータ13a)等の各種デバイスを制御することによりエンジン10を総合的に制御する。
また、ECU50は、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させて、速やかにアイドリング回転数に収束(すなわちアイドリング状態に移行)させることにより、よりスポーティな始動感を演出する。そのため、ECU50は、点火時期制御部51及びスロットルバルブ制御部52を機能的に備えている。ECU50では、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、点火時期制御部51及びスロットルバルブ制御部52の各機能が実現される。
点火時期制御部51は、エンジン10の点火時期を制御する。より詳細には、点火時期制御部51は、エンジン10の運転状態に応じて最適な点火時期と通電時間を演算し、点火信号をイグナイタ内蔵型コイル21に出力する。イグナイタ内蔵型コイル21は点火信号に基づいて高電圧を発生させ、これを点火プラグ17の電極に印加する。点火プラグ17は、印加された高電圧で火花を飛ばし、燃焼室内の混合気を燃焼させる。
点火時期制御部51は、エンジン10を始動する際には、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角する(図3の時刻t0〜t1参照)。
また、点火時期制御部51は、エンジン10が完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数(例えば1000rpm)以上になり、かつ、エンジン回転数の上昇率が第1所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の上昇率)以上になった場合に、点火時期を例えば燃焼限界付近の点火時期まで急激に遅角(すなわちアイドリング時の点火時期よりも遅角)する(図3の時刻t2参照)。
さらに、点火時期制御部51は、点火時期を燃焼限界付近まで遅角した後、エンジン回転数が第2所定回転数(>第1所定回転数)以下になり、かつ、エンジン回転数の低下率が第2所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の低下率)以上になった場合に、燃焼限界付近から、アイドリング時の点火時期よりも若干(数度程度)進角した位置まで、点火時期を徐々に進角する。すなわち、点火時期制御部51は、点火時期を、エンジン10を始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御する(図3の時刻t3〜t4参照)。
その後、所定時間(例えば2,3秒間)経過したときに、点火時期制御部51は、点火時期を徐々に遅角し、該点火時期をアイドリング時の点火時期に移行する(図3の時刻t4参照)。このように、点火時期制御部51は、特許請求の範囲に記載の点火時期制御手段として機能する。なお、上述した第1所定回転数、第2所定回転数、第1所定率、及び第2所定率それぞれは、対象となるエンジンの特性や求められる要件等に応じて、任意に設定される。
スロットルバルブ制御部52は、電動モータ13aを駆動して、電子制御式スロットルバルブ13の開度を調節することにより、エンジン10の吸入空気量を調節する。スロットルバルブ制御部52は、通常運転時には、例えば、アクセルペダル開度センサ36により検出されたアクセルペダル開度から目標スロットル開度を求め、該目標スロットル開度と実開度とが一致するように、電動モータ13aを駆動する。
スロットルバルブ制御部52は、エンジン10を始動する際には、スロットルバルブ13を例えば略全開付近まで開弁(すなわちアイドリング時の開度よりも開弁)し、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させる(図3の時刻t0〜t1参照)。
また、スロットルバルブ制御部52は、エンジン10が完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数(例えば1000rpm)以上になり、かつ、エンジン回転数の上昇率が第1所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の上昇率)以上になった場合に、スロットルバルブ13を略全閉の位置まで急激に閉弁し、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させる(図3の時刻t2参照)。
さらに、スロットルバルブ制御部52は、スロットルバルブ13を略全閉の位置まで閉弁した後、すなわち、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、エンジン回転数が第2所定回転数(>第1所定回転数)以下になり、かつ、エンジン回転数の低下率が第2所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の低下率)以上になった場合に、略全閉の位置から、アイドリング時の開度よりも数度(2,3°)開弁側の位置まで、スロットルバルブ13を徐々に開弁する。すなわち、スロットルバルブ制御部52は、吸入空気量を、エンジン10を始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御する(図3の時刻t3〜t4参照)。
その後、所定時間(例えば2,3秒間)経過したときに、スロットルバルブ制御部52は、スロットルバルブ13を徐々に閉弁し、スロットルバルブ13の開度をアイドリング時の開度に移行、すなわち、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行する(図3の時刻t4参照)。このように、スロットルバルブ制御部52は、特許請求の範囲に記載の空気量制御手段として機能する。
次に、図2及び図3を併せて参照しつつ、エンジンの始動制御装置の動作について説明する。ここで、図2は、エンジンの始動制御装置によるエンジン始動処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、ECU50において、所定のタイミングで実行される。また、図3は、エンジン始動時の点火時期、スロットルバルブ開度、及びエンジン回転数の変化を示すタイミングチャートである。なお、図3の横軸は時刻であり、縦軸は、上段から、点火時期(°)、スロットルバルブ開度(°)、エンジン回転数(rpm)である。
時刻t0において、例えばスタータースイッチがONされると、スターターモータが駆動されてクランキングが開始される(ステップS100)。その際に、点火時期がアイドリング時の点火時期(例えばBTDC10°程度)よりも進角(例えばBTDC20〜30°程度)される(ステップS102)。また、スロットルバルブ13が例えば略全開位置まで開弁され、アイドリング時よりも吸入空気量が増大される(ステップS104)。なお、増大された吸入空気量及び水温等に基づいて燃料噴射量(インジェクタ12の開弁時間)が演算され、算出された燃料噴射量に従って、インジェクタ12が駆動されて燃料が噴射される。
そして、初爆が来て、完爆に移ると(図3の時刻t1参照)、エンジン回転数が第1所定回転数(例えば1000rpm)以上になり、かつ、エンジン回転数の上昇率が第1所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の上昇率)以上になったか否かについての判断が行われる(ステップS106)。ここで、上述したいずれか一方の条件又は双方の条件が成立していない場合には、ステップS102に処理が移行し、双方の条件が成立するまで、上述したステップS102及びステップS104の処理が繰り返して実行される。すなわち、点火時期がアイドリング時よりも進角されるとともに、スロットルバルブ13が開弁されてアイドリング時よりも吸入空気量が増大される。そのため、エンジン回転数が勢いよく上昇する(図3中の区間1(進角・増大ステップ)参照)。
一方、ステップS106において、双方の条件が満足されると(図3の時刻t2参照)、点火時期が燃焼限界付近の点火時期(例えばATDC0°〜ATDC15°程度)まで急激に遅角(すなわちアイドリング時の点火時期よりも遅角)される。(ステップS108)。また、スロットルバルブ13が略全閉の位置まで急激に閉弁され、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも減少される(ステップS110)。
その後、エンジン回転数が第2所定回転数(>第1所定回転数)以下になり、かつ、エンジン回転数の低下率が第2所定率(例えば、数十msec.で数十rpm程度の低下率)以上になったか否かについての判断が行われる(ステップS112)。ここで、上述したいずれか一方の条件又は双方の条件が成立していない場合には、ステップS108に処理が移行し、双方の条件が成立するまで、上述したステップS108及びステップS110の処理が繰り返して実行される。すなわち、点火時期がアイドリング時よりも遅角されるとともに、スロットルバルブ13が閉弁されてアイドリング時よりも吸入空気量が減少される。そのため、勢いよく上昇していたエンジン回転数が迅速かつ急激に低下する(図3中の区間2(遅角・減少ステップ)参照)。
一方、ステップS112において、双方の条件が満足されたときには(図3の時刻t3)、点火時期が、燃焼限界付近から、アイドリング時の点火時期よりも若干(数度程度)進角した位置(すなわち、エンジン10を始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側)まで徐々に進角される。(ステップS114)。また、スロットルバルブ13が、略全閉の位置から、アイドリング時の開度よりも数度(2,3°)開弁側の位置まで徐々に開弁される。すなわち、吸入空気量が、エンジン10を始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御される(ステップS116)。
その後、上述したステップS112において双方の条件が成立し、点火時期が進角されるとともにスロットルバルブ13が開弁されてから、所定時間(例えば2,3秒)が経過したか否かについての判断が行われる(ステップS118)。
ここで、まだ所定時間が経過していない場合には、ステップS114に処理が移行し、所定時間が経過するまで、上述したステップS114及びステップS116の処理が繰り返して実行される。すなわち、点火時期がアイドリング時よりも若干進角されるとともに、スロットルバルブ13がアイドリング時よりも若干開弁されてアイドリング時よりも吸入空気量が増大される。
一方、ステップS118において、所定時間が経過したと判断されたときには(図3の時刻t4)、点火時期が徐々に遅角され、該点火時期がアイドリング時の点火時期に移行される(ステップS120)。また、スロットルバルブ13が徐々に閉弁され、スロットルバルブ13の開度がアイドリング時の開度に移行、すなわち、吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量に移行される(ステップS122)。そのため、エンジン回転数がスムーズにアイドリング回転数に収束する(すなわち、アイドリング状態に移行する)(図3中の区間3(移行ステップ)〜区間4(アイドリング状態)参照)。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、エンジン10が始動される際に、点火時期が進角されるとともに、スロットルバルブ13が略全開位置まで開弁されて吸入空気量が増大されるため、より効果的に、エンジン回転数を勢いよく上昇させることができる。また、エンジン10が完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上になり、かつ、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期が例えば燃焼限界付近まで遅角されるとともに、スロットルバルブ13が略全閉位置まで閉弁されて吸入空気量がアイドリング時の吸入空気量よりも減少される。そのため、始動不良を生じさせることなく、エンジン回転数のオーバーシュートを防止しつつ、より効果的に、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させることができる。その結果、エンジン始動時に、エンジン回転数を、勢いよく上昇させた後、迅速かつ急激に低下させることができ、スポーティな始動感を得ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、点火時期が燃焼限界付近まで遅角されるとともにスロットルバルブ13が略全閉位置まで閉弁された後、エンジン回転数が第2所定回転数以下になり、かつ、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、点火時期が、所定時間(例えば2,3秒間)アイドリング時の点火時期よりも若干(数度程度)進角した位置に制御された後、アイドリング時の点火時期に移行される。また、スロットルバルブ13が、所定時間(例えば2,3秒間)アイドリング時の開度よりも数度(2,3°)開弁側の位置に制御された後、アイドリング時の開度に移行される。そのため、エンジン回転数を迅速かつ急激に低下させる際に、エンジン回転数のアンダーシュート(所謂エンスト感)をより効果的かつ確実に防止することができ、かつ、その後、スムーズにエンジン回転数をアイドリング回転数に収束させる(すなわち、アイドリング状態に移行させる)ことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、点火時期、及び、スロットルバルブ13の開度(すなわち吸入空気量)を制御することにより、スポーティな始動感を得たが、点火時期、及び、スロットルバルブ13の開度(吸入空気量)のいずれか一方のみを制御することにより、スポーティな始動感を実現する構成としてよい。
上記実施形態では、図3中の区間3(移行ステップ)において、点火時期をアイドリング時よりも若干進角させるとともに、スロットルバルブ13の開度をアイドリング時よりも若干開弁側の位置に制御したが、図4に示されるように、点火時期をアイドリング時の点火時期に制御するとともに、スロットルバルブ13の位置をアイドリング時よりも若干開弁側の位置に制御するようにしてもよい。なお、この場合には、図2に示されたフローチャートのステップS116の処理に代えて、ステップS122の処理が実行される。
同様に、図5に示されるように、区間3(移行ステップ)において、点火時期をアイドリング時よりも若干進角させるとともに、スロットルバルブ13の位置をアイドリング時の位置に制御するようにしてもよい。なお、この場合には、図2に示されたフローチャートのステップS114の処理に代えて、ステップS120の処理が実行される。
また、図3中の区間3(移行ステップ)を設けることなく、図6に示されるように、区間2(遅角・減少ステップ)から区間4のアイドリング状態に直接移行するようにしてもよい。なお、この場合には、図2に示されたフローチャートのステップS114〜S118が省略される。
上記実施形態では、エンジン回転数が第1所定回転数以上になり、かつ、エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、点火時期を燃焼限界付近の点火時期まで急激に遅角するとともに、スロットルバルブ13を略全閉の位置まで急激に閉弁したが、いずれか一方の条件が満足されたときに、点火時期を遅角し、スロットルバルブ13を閉弁する構成としてもよい。
同様に、エンジン回転数が第2所定回転数以下になり、かつ、エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも若干(数度程度)進角した位置まで徐々に進角するとともに、スロットルバルブ13をアイドリング時の開度よりも数度(2,3°)開弁側の位置まで徐々に開弁したが、いずれか一方の条件が満足されたときに、点火時期を進角し、スロットルバルブ13を開弁する構成としてもよい。
上記実施形態では、スロットルバルブ13の開度を制御することにより、吸入空気量を調節したが、スロットルバルブ13に代えて、又は加えて、例えば、スロットルバルブ13をバイパスするアイドル・スピード・コントロール・バルブ(ISCバルブ)の開度を制御することによって吸入空気量を調節する構成としてもよい。
また、エンジン始動時の点火時期、及び、スロットルバルブ13の開度をエンジン10の水温に応じて補正するようにしてもよい。
上記実施形態では、本発明をポート噴射式のエンジンに適用した場合を例にして説明したが、本発明は、筒内噴射式のエンジン、及び、筒内噴射とポート噴射とを組み合わせたエンジンにも適用することができる。
10 エンジン
13 電子制御式スロットルバルブ
13a 電動モータ
17 点火プラグ
21 イグナイタ内蔵型コイル
31 スロットル開度センサ
32 カム角センサ
33 クランク角センサ
34 水温センサ
35 油温センサ
36 アクセルペダル開度センサ
50 ECU
51 点火時期制御部
52 スロットルバルブ制御部

Claims (12)

  1. エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記エンジンの点火時期を制御する点火時期制御手段と、を備え、
    前記点火時期制御手段は、前記エンジンを始動する際に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角し、前記エンジンが完爆し、前記回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角することを特徴とするエンジンの始動制御装置。
  2. 前記点火時期制御手段は、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、前記エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期に移行することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動制御装置。
  3. 前記点火時期制御手段は、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が前記第2所定率以上になった場合に、所定時間、前記点火時期を、前記エンジンを始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御した後、該点火時期をアイドリング時の点火時期に移行することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの始動制御装置。
  4. エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記エンジンの吸入空気量を調節する空気量制御手段と、を備え、
    前記空気量制御手段は、前記エンジンを始動する際に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させ、前記エンジンが完爆し、前記回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させることを特徴とするエンジンの始動制御装置。
  5. 前記空気量制御手段は、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、前記エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することを特徴とする請求項4に記載のエンジンの始動制御装置。
  6. 前記空気量制御手段は、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が前記第2所定率以上になった場合に、所定時間、前記吸入空気量を、前記エンジンを始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御した後、該吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することを特徴とする請求項5に記載のエンジンの始動制御装置。
  7. エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記エンジンの点火時期を制御する点火時期制御手段と、
    前記エンジンの吸入空気量を調節する空気量制御手段と、を備え、
    前記点火時期制御手段は、前記エンジンを始動する際に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角し、エンジンが完爆し、前記回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角し、
    前記空気量制御手段は、前記エンジンを始動する際に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させ、エンジンが完爆し、前記エンジン回転数が前記第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が前記第1所定率以上になった場合に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させることを特徴とするエンジンの始動制御装置。
  8. 前記点火時期制御手段は、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、前記エンジン回転数が第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が第2所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期に移行し、
    前記空気量制御手段は、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が前記第2所定率以上になった場合に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの始動制御装置。
  9. 前記点火時期制御手段は、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角した後、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が前記第2所定率以上になった場合に、所定時間、前記点火時期を、前記エンジンを始動する際の点火時期よりも遅角側、かつ、アイドリング時の点火時期よりも進角側に制御した後、該点火時期をアイドリング時の点火時期に移行し、
    前記空気量制御手段は、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させた後、前記エンジン回転数が前記第2所定回転数以下、及び/又は、該エンジン回転数の低下率が前記第2所定率以上になった場合に、所定時間、前記吸入空気量を、前記エンジンを始動する際の吸入空気量よりも減少側、かつ、アイドリング時の吸入空気量よりも増大側に制御した後、該吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量に移行することを特徴とする請求項8に記載のエンジンの始動制御装置。
  10. エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角する進角ステップと、
    前記エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角する遅角ステップと、を備えることを特徴とするエンジンの始動制御方法。
  11. エンジンを始動する際に、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させる増大ステップと、
    前記エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させる減少ステップと、を備えることを特徴とするエンジンの始動制御方法。
  12. エンジンを始動する際に、点火時期をアイドリング時の点火時期よりも進角するとともに、吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも増大させる進角・増大ステップと、
    前記エンジンが完爆し、エンジン回転数が第1所定回転数以上、及び/又は、該エンジン回転数の上昇率が第1所定率以上になった場合に、前記点火時期をアイドリング時の点火時期よりも遅角するとともに、前記吸入空気量をアイドリング時の吸入空気量よりも減少させる遅角・減少ステップと、を備えることを特徴とするエンジンの始動制御方法。
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