JP2013230967A - 四三酸化マンガン組成物及びその製造法、並びにそれを用いたリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法 - Google Patents

四三酸化マンガン組成物及びその製造法、並びにそれを用いたリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
リチウム二次電池用の正極材料として優れたリチウムマンガン系複合酸化物を得ることができる、四三酸化マンガン組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
金属化合物粒子を含む四三酸化マンガン組成物。金属化合物粒子がMg、Al、Si、Ca、Ti、V、Cr、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Zr、Mo、Ag、In及びSnの化合物の群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。このような四三酸化マンガン組成物は、平均粒子径が5μm以下の金属化合物粒子とマンガンイオンを含有するマンガン塩水溶液からマンガン水酸化物を経由せずに四三酸化マンガンを晶析させる晶析工程を有する製造方法により得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、リチウムマンガン系複合酸化物の原料となるマンガン酸化物組成物及びその製造方法、並びにそれを用いたリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法に関する。
マンガン酸化物(MnO)は、リチウム二次電池の正極材料として使用されるリチウムマンガン系複合酸化物の原料として使用されている。より電池性能の高いリチウム二次電池の正極材料を得るため、リチウム及びマンガンに加えて、リチウムとマンガン以外の金属元素を含む、いわゆる金属置換リチウムマンガン系複合酸化物が報告されている。
この様な金属置換リチウムマンガン系複合酸化物の製造方法として、リチウム原料及びマンガン原料以外に、他元素を含む化合物を添加して混合、焼成する方法や(特許文献1)、各原料を微粉砕して、これをスラリーとしたものを乾燥して得られた凝集体を焼成する方法が報告されている(特許文献2)。
また、マンガン酸化物の合成時にカルシウムやマグネシウムが添加された水溶液からこれらを含有したマンガン水酸化物を得、これを酸化することにより、カルシウムやマグネシウムを含有するマンガン酸化物を得る方法が報告されている(特許文献3)。
特開2001−307724号 特開平11−171551号 特開2000−128540号
特許文献1や特許文献2は、原料をそれぞれ混合するリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法であった。このような製造方法では、原料が均一に混合しにくかった。さらには、得られるリチウムマンガン系複合酸化物は原料の混合度合いに依存し、その電池特性はバラつきやすかった。
特許文献3の製造方法では、粒度分布は均一となるが小さい粒子しか得られなかった。そのため、操作性が困難であった。さらには、この製造方法ではカルシウム等の添加量が2.50mol%を超えると不純物が混入し、均一なリチウムマンガン系複合酸化物用のマンガン原料は得られなかった。このような均一性の低いマンガン原料から得られるリチウムマンガン系複合酸化物は電池特性が低かった。
本発明は、リチウム二次電池用の正極材料として優れたリチウムマンガン系複合酸化物を得ることができる、四三酸化マンガン組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。さらには、このような四三酸化マンガン組成物を用いた金属置換リチウムマンガン系複合酸化物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、リチウムマンガン系複合酸化物の原料に用いられるマンガン原料について鋭意検討を重ねた。その結果、マンガン酸化物が結晶構造中に他の金属元素を含むのではなく、粒子状の遷移金属化合物と高密度の四三酸化マンガンとが複合化した四三酸化マンガン組成物がリチウムマンガン系複合酸化物の原料に特に適していることを見出した。
さらには、このような四三酸化マンガン組成物は、金属化合物粒子及びマンガンイオンを含む粒子含有マンガン塩水溶液からマンガン水酸化物結晶を経由することなく、又は、マンガン水酸化物の結晶成長を十分に抑止した条件下において直接酸化することで得られることを見出した。
以下、本発明の四三酸化マンガン組成物について説明する。
本発明の四三酸化マンガン組成物は、金属化合物粒子を含んだ四三酸化マンガンからなる四三酸化マンガン組成物である。
本発明において「組成物」とは、粒子状で複合化された粒子を意味する。また、「粒子状で複合化される」とは、金属化合物と四三酸化マンガンとが、少なくともいずれかの一次粒子が他方の粒子と凝集して二次粒子を形成していることを意味する。したがって、本発明の四三酸化マンガン組成物は、これを溶媒中に分散しても、金属化合物粒子と四三酸化マンガン粒子とが分離することのない二次粒子、いわゆる複合化粒子である。そのため、例えば、四三酸化マンガン粒子と金属化合物粒子を混合するなどの物理混合によって得られた混合物と、本発明の四三酸化マンガン組成物、すわなち、本発明の四三酸化マンガン複合化粒子とは異なる。
金属化合物粒子は金属化合物の酸化物、水酸化物、炭酸塩などの粒子を挙げることができる。
金属はマンガン(Mn)以外の金属元素であることが好ましく、マンガン及びリチウム(Li)以外であることがより好ましく、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、シリカ(Si)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、インジウム(In)及びスズ(Sn)の化合物の群から選ばれる少なくとも1種であることが更に好ましい。これらの金属化合物粒子を含有することで、本発明の四三酸化マンガン組成物を原料として得られるリチウムマンガン系複合酸化物の電池特性が向上しやすい。リチウムマンガン系複合酸化物を製造した場合に充放電サイクル特性や高温での電池特性を向上させる観点から、金属化合物粒子はMg又はAlのいずれか一種以上の化合物であることがより好ましい。
本発明の四三酸化マンガン組成物は、マンガン以外の金属/マンガンのモル比が0.33以下であることが好ましく、0.15以下であることがより好ましい。マンガン以外の金属/マンガンのモル比が0.33以下となることで電池反応に関与できるマンガンの量が多くなるため、これを原料として得られるリチウムマンガン系複合酸化物の電気容量が高くなる傾向にある。
本発明の四三酸化マンガンに含まれる四三酸化マンガンの結晶構造はスピネル構造であることが好ましい。この結晶構造は、JCPDSパターンのNo.24−734のX線回折パターンと同等のX線回折パターンである。
本発明の四三酸化マンガン組成物の平均粒子径は、1μm以上であることが好ましく、3μm以上であることがより好ましい。平均粒子径が1μm以上であることで、これを原料として得られるチウムマンガン系複合酸化物の保存安定性が高くなりやすい。平均粒子径が30μm以下、さらには10μm以下であれば、リチウムマンガン系複合酸化物の原料として使用しやすくなる。
本発明において、平均粒子径とは、体積基準で50%になる粒子径(所謂D50)である。複合化粒子の粒子径分布が単分散で有る場合、その最頻粒子径と平均粒子径が一致する、この場合、最頻粒子径をもって平均粒子径とすることができる。
本発明の四三酸化マンガン組成物は粒子径の標準偏差変動係数(以下、「Cv」とする)が50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましく、35%以下であることが更に好ましい。Cvが50%以下であることで粒子径が均一となる。これにより、本発明の四三酸化マンガン組成物とリチウム原料との反応がより均一に進行し易い。
なお、Cvは以下の式で求めることができる。
Cv(%) =(粒子径の標準偏差÷平均粒子径)×100
本発明の四三酸化マンガン組成物は、BET比表面積が10m/g以下であることが好ましく、BET比表面積が4m/g以下であることがさらに好ましく、3m/g以下であることがより好ましい。BET比表面積が10m/g以下であることで、本発明の四三酸化マンガン組成物が高い充填性を有し、なおかつ、リチウム化合物との反応性が均一になり易い。
本発明の四三酸化マンガン組成物の充填性は高いことが好ましい。しかしながら、本発明の四三酸化マンガン組成物の充填性は金属化合物の種類及びその量により変動する。本発明の四三酸化マンガン組成物のタップ密度として1.0g/cm以上、さらには、1.1g/cm以上を例示することができる。
本発明の四三酸化マンガン組成物は、充放電サイクル特性を高くする観点から、硫酸根(SO 2−)の含有量が少ないことが好ましい。四三酸化マンガン組成物における硫酸根の含有量は、5重量%以下であることが好ましく、1.5重量%以下であることがより好ましく、1重量%以下であることが更に好ましい。
次に、本発明の四三酸化マンガン組成物の製造方法について説明する。
本発明の四三酸化マンガン組成物は、平均粒子径が5μm以下の金属化合物粒子とマンガンイオンを含有するマンガン塩水溶液(以下、「粒子含有マンガン塩水溶液」とする)からマンガン水酸化物を経由せずに四三酸化マンガンを晶析させる晶析工程を有する製造方法により得ることができる。
上記の工程、すなわち、粒子含有マンガン塩水溶液からマンガン水酸化物を経由せずに四三酸化マンガンを晶析させる工程では、粒子含有マンガン塩水溶液から、マンガン水酸化物の結晶をアルカリ性領域で析出させずに四三酸化マンガン組成物を製造する。
したがって、本発明の四三酸化マンガン組成物の製造方法は、粒子含有マンガン塩水溶液からアルカリ性領域でマンガン水酸化物を析出させた後、該マンガン水酸化物を酸化剤によって酸化する工程を経ることなく四三酸化マンガン組成物を製造する。
なお、本発明の四三酸化マンガン組成物の製造方法は、晶析工程において、マンガン水酸化物の結晶相が全く生成しない態様、及び、水酸化物の微結晶が短時間析出した後、それが六角板状の結晶に成長する前に四三酸化マンガンに転化する態様を含む。すなわち、本発明の四三酸化マンガン組成物の製造方法は、晶析工程において、六角板状のマンガン水酸化物の結晶が生じないことを特徴とする。マンガン水酸化物の結晶が生じないことで、密度が高く、なおかつ、複数の金属化合物粒子が分散し、これを四三酸化マンガンが取り込んだ形態で四三酸化マンガン組成物を得ることができる。
六角板状のマンガン水酸化物の結晶が生じたか否かは、得られた四三酸化マンガン組成物の粒子形状を観察することによって判断できる。
本発明の製造方法において、四三酸化マンガンを晶析させる際の粒子含有マンガン塩水溶液のpH又はスラリーのpHは、マンガン水酸化物が生成し難いpHとすることが好ましく、弱酸性から弱アルカリ性までのpHとすることがより好ましい。
具体的には、pHが6以上、9以下であることが好ましく、pH6.5以上、pH8.5以下であることがより好ましい。また、pHの中心値がこの範囲であることが更に好ましい。粒子含有マンガン塩水溶液又はスラリーのpHをこの範囲とすることで、マンガン水酸化物が生成しにくくなる。
粒子含有マンガン塩水溶液又はスラリーのpHは、晶析工程中、上述の範囲にすることが好ましい。晶析工程中の粒子含有マンガン塩水溶液又はスラリーのpHのばらつきは小さくすることが好ましい。具体的には、pHを中心値±0.5の範囲、より好ましくは中心値±0.3の範囲、更に好ましくは中心値±0.1の範囲に維持する。
本発明の製造方法では、晶析工程において、粒子含有マンガン塩水溶液の標準水素電極に対する酸化還元電位(以下、単に「酸化還元電位」ともいう)を0mV以上、300mV以下とすることが好ましく、30mV以上、150mV以下とすることがより好ましい。粒子含有マンガン塩水溶液の酸化還元電位をこの範囲とすることで、マンガン水酸化物が生成しにくくなる。さらに、粒子含有マンガン塩水溶液の酸化還元電位を300mV以下とすることで、針状の粒子形態を有するγ−MnOOHが副生しにくくなり、得られる四三酸化マンガン組成物の充填性がより高くなりやすい。
晶析工程における粒子含有マンガン塩水溶液又はスラリーの酸化還元電位は、晶析工程中、上述の範囲にすることが好ましい。晶析工程中の粒子含有マンガン塩水溶液又はスラリーの酸化還元電位のばらつきを小さくすることが好ましい。具体的には、酸化還元電位を、好ましくは中心値±50mV、より好ましくは中心値±30mV、更に好ましくは中心値±20mVの範囲に維持する。
晶析工程において、pH、酸化還元電位、又はその両者を上記の範囲として晶析するとともに、pH、酸化還元電位、又はその両者の変動幅を小さくすることで、粒子径が均一な四三酸化マンガン組成物を得ることができる。このようにして得られる四三酸化マンガン組成物は充填性が高く、なおかつ、リチウム化合物と均一に反応しやすくなる。
粒子含有マンガン塩水溶液が含有する金属化合物粒子は酸化物、水酸化物、炭酸塩などの粒子を挙げることができる。金属化合物が含有する金属はマンガン(Mn)以外の金属元素であることが好ましく、Mn及びLi以外の元素であることがより好ましく、Mg、Al、Si、Ca、Ti、V、Cr、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Zr、Mo、Ag、In、Snの群から選ばれる少なくとも1種であることが更に好ましい。これらの金属化合物の粒子を含有することで、本発明の四三酸化マンガン組成物を原料として得られるリチウムマンガン系複合酸化物の電池特性が向上しやすい。リチウムマンガン系複合酸化物を製造した場合に充放電サイクル特性や高温での電池特性を向上させる観点から、金属化合物粒子はMg又はAlのいずれか一種以上の化合物の粒子であることがより好ましい。
金属化合物は、平均粒子径が5μm以下であり、3μm以下であることが好ましい。平均粒子径が5μmを超えると、粒子が大きくなりすぎる。そのため、四三酸化マンガン組成物の組成が不均一になるだけでなく、四三酸化マンガン組成物の密度が低くなる。
マンガン塩溶液のマンガン源としては、マンガンの硫酸塩、塩化物、硝酸塩、及び酢酸塩の水溶液、及び、マンガン金属や酸化物等を硫酸、塩酸、硝酸、及び酢酸などの各種の酸水溶液に溶解したものに、遷移金属化合物を懸濁させたものを使用することができる。
粒子含有マンガン塩水溶液中のマンガン濃度は任意とすることができる。マンガンイオン濃度として1mol/L以上であることが例示できる。粒子含有マンガン塩水溶液のマンガンイオン濃度を1mol/L以上とすることで、金属化合物粒子が均一に分散した四三酸化マンガン組成物を効率よく得ることができる。
粒子含有マンガン塩水溶液のpHを調整する場合、アルカリ性の水溶液(以下、アルカリ水溶液)を使用することが好ましい。アルカリ水溶液の種類に制限はないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水溶液が例示できる。
アルカリ水溶液のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の濃度は1mol/L以上を例示することができる。
本発明の製造方法において、晶析工程では、粒子含有マンガン塩水溶液の温度は60℃以上、95℃以下、好ましくは70℃以上、80℃以下を例示することができる。晶析をする際の粒子含有マンガン塩水溶液の温度をこの範囲とすることで、四三酸化マンガン組成物の粒度が均一になりやすくなる。
本発明の製造方法において、晶析工程では反応時間が長いことが好ましい。これにより、四三酸化マンガン組成物の充填性が高くなるだけでなく、不純物も低下する傾向にある。
本発明の製造方法では、晶析工程において、酸化剤を使用して晶析を行なうことが好ましい。酸化剤として、酸素含有ガス等の気体酸化剤や、過酸化水素等の液体酸化剤を例示することができる。操作性を簡便にする観点から、酸化剤は気体酸化剤であることが好ましく、酸素含有ガスであることがより好ましく、空気であることが更に好ましい。さらには、気体酸化剤を粒子含有マンガン塩水溶液に吹き込んで晶析することがより好ましい。これにより、四三酸化マンガンの晶析がより均一に起こりやすくなる。
本発明の製造方法では、晶析工程において、粒子含有マンガン塩水溶液とアルカリ水溶液を混合することが好ましい。
粒子含有マンガン塩水溶液とアルカリ性の水溶液の混合方法は、両者を均一に混合できれば特に限定されない。混合方法としては、粒子含有マンガン塩水溶液にアルカリ水溶液を添加して混合する方法、及び粒子含有マンガン塩水溶液とアルカリ水溶液を、純水などの溶媒中に添加して混合する方法等が例示できる。粒子含有マンガン塩水溶液とアルカリ水溶液を十分かつ均一に反応させる観点から、混合方法は粒子含有マンガン塩水溶液とアルカリ水溶液を溶媒に添加して混合する方法が好ましい。
本発明の製造方法では、粒子含有マンガン塩水溶液から四三酸化マンガンを直接晶析する。そのため、反応雰囲気を工程の途中で変更する必要がない。したがって、粒子含有マンガン塩水溶液から直接、かつ、連続的に四三酸化マンガン組成物を製造することができる。さらには、四三酸化マンガンを直接晶析させるため、得られる四三酸化マンガン組成物は密度が高くなりやすい。
さらには、本発明では複数の金属化合物粒子を四三酸化マンガンが取り込むように、四三酸化マンガンを晶析し、四三酸化マンガン組成物を得る。これにより、マンガンイオン及びマンガン以外の金属イオンを含有する溶液から得られる四三酸化マンガン組成物に比べ、不純物、特にSOが少ない四三酸化マンガン組成物を得ることができる。
本発明の製造方法では、晶析工程において、錯化剤を共存させずに晶析することが好ましい。本明細書における錯化剤とは、アンモニア、アンモニウム塩、ヒドラジン、及びEDTAの他、これらと同様の錯化能を有するものである。
これらの錯化剤は、四三酸化マンガンの晶析挙動に影響を及ぼす。そのため、錯化剤の存在下で得た四三酸化マンガン組成物は、錯化剤を用いずに得た四三酸化マンガン組成物が同様の組成を有していても充填性や粒子径などの粉末物性が異なる。
本発明の四三酸化マンガン組成物の製造方法は、得られた四三酸化マンガン組成物を焼成して、三二酸化マンガン組成物を得る焼成工程を有していてもよい。
(リチウムマンガン系複合酸化物の製造方法)
本発明のリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法は、上述の四三酸化マンガン組成物とリチウム及びリチウム化合物の少なくとも一方とを混合する混合工程と、熱処理する加熱工程と、を有する。
リチウムマンガン系複合酸化物は結晶構造がスピネル型であることが好ましく、以下の式で表されることがより好ましい。
Li1+yMn2−y−z
上記式中、AはMn以外の金属元素であり、y,zはそれぞれ以下の式を満たす。
0≦y≦0.33
0≦z≦0.67
リチウム化合物は、如何なるものを用いてもよい。リチウム化合物として、水酸化リチウム、酸化リチウム、炭酸リチウム、ヨウ化リチウム、硝酸リチウム、シュウ酸リチウム、及びアルキルリチウム等が例示される。好ましいリチウム化合物としては、水酸化リチウム、酸化リチウム、及び炭酸リチウムなどが例示できる。
本発明の四三酸化マンガン組成物は複数の金属化合物粒子と四三酸化マンガンが取り込むように両者が複合された四三酸化マンガン組成物である。さらには、金属化合物粒子が10μm以下となることで、四三酸化マンガン組成物中の金属化合物がより均一に分散する。そのため、リチウム二次電池の正極材料であり、高い電池特性を有するリチウムマンガン系複合酸化物を製造するための原料として用いることができる。
本発明の製造方法によれば、四三酸化マンガン組成物は晶析、ろ過、乾燥と簡便な工程により得ることができる。したがって、スラリーを高温で熱分解して酸化物を得る、いわゆるスプレー法で必要とされる高温などを必要とせず、簡便に得ることができる。
実施例、比較例のX線回折パターン(a)実施例1、b)実施例2、c)実施例3、d)実施例4、e)比較例1、f)比較例2、g)比較例3) 実施例1の四三酸化マンガン組成物の微細構造(図中スケールは1μm) 実施例1の四三酸化マンガン組成物の粒子径分布 比較例3のAl含有マンガン酸化物の微細構造(図中スケールは1μm) 比較例1のAl含有マンガン酸化物の粒子径分布 実施例5、6のリチウムマンガン系複合酸化物のX線回折パターン(a)実施例5、b)実施例6)
次に、本発明を具体的な実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例及び比較例の評価は以下の通り行った。
(化学組成分析)
試料を塩酸と過酸化水素の混合水溶液で溶解し、ICP法によりNa、Mg、Ca、Li、SO 2−及びMn含有量を求めた。
(X線回折測定)
試料の結晶相をX線回折によって測定した。測定は一般的なX線回折装置で測定した。線源にはCuKα線(λ=1.5405Å)を用い、測定モードはステップスキャン、スキャン条件は毎秒0.04°、計測時間は3秒、および測定範囲は2θとして5°から80°の範囲で測定した。
(タップ密度)
試料5gを10mLメスシリンダーに充填し、200回タッピングした後の密度をタップ密度とした。
(平均粒子径)
試料の平均粒子径として、最頻粒子径を測定した。最頻粒子径の測定にはMICROTRAC HRA 9320−X100(商品名、日機装株式会社)を用いた。なお、測定前に試料を純水に分散させて測定溶液とし、そこにアンモニア水を添加してpH8.5にした。その後、測定溶液を3分間の超音波分散をした後、最頻粒子径を測定した。
[マンガン酸化物の製造]
実施例1
硫酸マンガン(和光純薬製,試薬特級)を純水に溶解し、2mol/Lの硫酸マンガン溶液を調製した。得られた硫酸マンガン溶液に、平均粒子径が3μmの水酸化アルミニウム粒子を混合して原料溶液を得た。原料溶液中のAl/Mnモル比は0.05であった。
得られた原料溶液を80℃の純水に添加し、20時間反応させることにより、水酸化アルミニウム粒子上にマンガン酸化物を晶析させた粒子を含む反応スラリーを得た。なお、原料溶液の添加は、純水(反応スラリー)中の酸化還元電位が100±20mVになる様に酸素ガスを純水(反応スラリー)に吹き込み、また、純水(反応スラリー)のpHが8.0で一定となるように2mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を純水(反応スラリー)に添加しながら行った。
得られた反応スラリーをろ過し、純水で洗浄後、大気中、120℃で乾燥して実施例1の組成物を得た。
実施例1の組成物はAl/Mnモル比=0.03であった。当該粒子の結晶相は、スピネル構造に相当するJCPDSパターンのNo.24−734のX線回折パターンと同等のパターンと、水酸化アルミニウムのパターンが確認された。
これらの結果より、実施例1の組成物は水酸化アルミニウム及び四三酸化マンガンからなる四三酸化マンガン組成物であることが分かった。また、当該組成物はSOが1.1重量%と不純物が低かった。
実施例1の四三酸化マンガン組成物の評価結果を表1に、XRD測定の結果を図1に、SEM観察の結果を図2に、粒子径分布を図3に示した。
SEM観察の結果より、本実施例の四三酸化マンガン組成物は、水酸化アルミニウムと四三酸化マンガンが複合化して形成されて二次粒子であり、一次粒子径1μm以下の四三酸化マンガンが水酸化アルミニウム粒子を包含するように凝集した複合化粒子であることが分かった。
実施例2
硫酸マンガン溶液に、Al/Mnモル比=0.1となるように水酸化アルミニウム粒子を混合したこと以外は実施例1と同様な方法で実施例2の組成物を得た。
実施例2の組成物は、Al/Mnモル比=0.11であった。当該組成物の結晶相は、スピネル構造に相当するJCPDSパターンのNo.24−734のX線回折パターンと同等のパターンと、水酸化アルミニウムのパターンが確認された。
これらの結果より、実施例2の組成物は水酸化アルミニウム及び四三酸化マンガンからなる四三酸化マンガン組成物であった。また、当該組成物はSOが0.8重量%と低かった。
実施例2の四三酸化マンガン組成物の評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に示した。
実施例3
原料溶液の添加速度と同じ速度で反応スラリーを抜液しながら連続的に100時間反応させたこと以外は実施例1と同様な方法で組成物を得た。
実施例3の組成物は、Al/Mnモル比=0.05であった。当該粒子の結晶相は、スピネル構造に相当するJCPDSパターンのNo.24−734のX線回折パターンと同等のパターンと、水酸化アルミニウムのパターンが確認された。
これらの結果より、実施例3の組成物は水酸化アルミニウム及び四三酸化マンガンからなる四三酸化マンガン組成物であった。また、当該組成物はSOが0.5重量%と低かった。
実施例3の四三酸化マンガンの評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に示した。
実施例4
硫酸マンガン溶液に、Al/Mnモル比=0.1となるように水酸化アルミニウム粒子を混合したこと以外は実施例3と同様な方法で実施例4の酸化物を得た。
実施例4の組成物は、Al/Mnモル比=0.08であった。当該粒子の結晶相は、スピネル構造に相当するJCPDSパターンのNo.24−734のX線回折パターンと同等のパターンと、水酸化アルミニウムのパターンが確認された。
これらの結果より、実施例4の組成物は水酸化アルミニウム及び四三酸化マンガンからなる四三酸化マンガン組成物であった。また、当該組成物はSOが0.4重量%と低かった。
実施例4の四三酸化マンガンの評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に示した。
比較例1
純水に硫酸マンガン(和光純薬,試薬特級)及び硫酸アルミニウム(和光純薬,試薬特級)を溶解し、2mol/Lの硫酸マンガン及び、硫酸アルミニウム0.4mol/Lを含有する原料溶液を得た。原料溶液中のAl/Mnモル比は0.2であった。
当該原料溶液を用いたこと以外は実施例1と同様な方法で酸化物を得た。
比較例1の酸化物は、Al/Mnモル比=0.3であった。また、当該酸化物は、スピネル構造と他の構造とを含有する結晶相であり、なおかつ、いずれもブロードなX線回折パターンを示す非晶質に近い結晶であることがわかった。
これにより、比較例1の酸化物はAl含有四三酸化マンガンであることが分かった。また、当該Al含有四三酸化マンガンはSOが1.4重量%であった。
比較例1のAl含有四三酸化マンガンの評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に示した。
比較例2
2mol/Lの硫酸マンガン及び、硫酸アルミニウム0.2mol/Lを含有する原料溶液を用いたこと以外は、比較例1と同様な方法で比較例2の酸化物を得た。原料溶液中のAl/Mnモル比の0.1であった。
比較例2の酸化物は、Al/Mnモル比=0.14であった。また、当該酸化物は、スピネル構造と他の構造とを含有する結晶相であり、なおかつ、いずれもブロードなX線回折パターンを示す非晶質に近い結晶であることがわかった。
これにより、比較例2の酸化物はAl含有四三酸化マンガンであることが分かった。また、当該Al含有四三酸化マンガンはSOが0.64重量%であった。
さらに、SEM観察像より、比較例2のAl含有マンガン酸化物は板状粒子が積層した構造、いわゆるカードハウス型構造の粒子であることがわかった。
比較例2のAl含有四三酸化マンガンの評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に示した。
比較例3
2mol/Lの硫酸マンガン及び、硫酸アルミニウム0.4mol/Lを含有する原料溶液を用いたこと以外は、比較例1と同様な方法で比較例3の酸化物を得た。原料溶液のAl/Mnモル比は0.1であった。
比較例3の酸化物は、Al/Mnモル比=0.29、SOが11.4重量%のAl含有マンガン酸化物であった。
XRD測定の結果、比較例3のAl含有マンガン酸化物の結晶相は、ブロードなX線回折パターンを示し、スピネル構造と他の構造とを含有する非晶質に近いものであることがわかった。
さらに、SEM観察像より、比較例3のAl含有マンガン酸化物は、カードハウス型構造の粒子であることがわかった。
比較例2のAl含有マンガン酸化物の評価結果を表1に、XRD測定結果を図1に、SEM観察の結果を図4に示した。
Figure 2013230967
実施例及び比較例の結果より、本発明の四三酸化マンガン組成物は、マンガンとアルミニウムとを含有する溶液から得られた金属置換四三酸化マンガンと比べ、結晶性が高いだけでなく、SO含有量が非常に少なくなることが分かった。さらには、溶液から得られるAl含有四三酸化マンガンと比べ充填性が高くなることが分かった。
[リチウムマンガン系酸化物の合成]
実施例5
実施例1で得られた四三酸化マンガン組成物と炭酸リチウムとを乳鉢で混合し、空気流中850℃で12時間焼成し、Li,Al及びMnを有する複合酸化物を得た。
得られたリチウムマンガン系複合酸化物はスピネル構造の単相であり、その組成はLi1.04Al0.07Mn1.89であった。
表2に得られたリチウムマンガン系複合酸化物の組成分析結果を示す。
実施例6
実施例2で得られた四三酸化マンガン組成物を使用したこと以外は実施例5と同様な方法により、リチウムマンガン系複合酸化物を得た。
得られたリチウムマンガン系複合酸化物はスピネル構造の単相であり、その組成はLi1.02Al0.19Mn1.79であった。
Figure 2013230967

Claims (8)

  1. 金属化合物粒子を含む四三酸化マンガン組成物。
  2. 金属化合物粒子がMg、Al、Si、Ca、Ti、V、Cr、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Zr、Mo、Ag、In及びSnの群から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の四三酸化マンガン組成物。
  3. 平均粒子径が1μm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の四三酸化マンガン組成物。
  4. 粒子径の標準偏差変動係数が50%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の四三酸化マンガン組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の四三酸化マンガン組成物の製造方法であって、平均粒子径が5μm以下の金属化合物粒子とマンガンイオンを含有するマンガン塩水溶液からマンガン水酸化物を経由せずに四三酸化マンガンを晶析させる晶析工程を有する製造方法により得ることができる。
  6. 前記晶析工程において、pHが6〜pH9及び酸化還元電位が0〜300mVの少なくとも一方を満たす条件で四三酸化マンガンを晶析させる、請求項5に記載の四三酸化マンガン組成物の製造方法。
  7. 前記晶析工程において、前記マンガン塩水溶液に酸素含有ガスを吹き込む請求項5又は6に記載の四三酸化マンガン組成物の製造方法。
  8. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の四三酸化マンガン組成物とリチウム化合物とを混合する混合工程、熱処理する加熱工程と、を有するリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法。
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