JP2013230886A - 用紙サイズ検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、用紙サイズを高い精度で検出することができる用紙サイズ検出装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙幅方向及び用紙長さ方向の少なくともいずれか一方において移動可能に設けられた用紙端規制部材31と、用紙端規制部材31の移動に応じて伸縮可能な第1コイル41と、第1コイル41に対して交流信号を供給する発振回路42と、第1コイル41からの磁束を検出する第2コイル43と、第2コイル43の検出結果に基づいて用紙のサイズを検出する検出回路44と、を有する、用紙サイズ検出装置30を採用する。
【選択図】図5

Description

本発明は、用紙サイズ検出装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置においては、一般に、ユーザーの画像形成の目的に応じて用紙のサイズが選択可能とされている。このような画像形成装置には、複数のサイズの用紙を使用できるユニバーサルトレイが設けられており、トレイにセットされた用紙のサイズを自動的に検出することができるように構成されている。この用紙サイズ検出装置は、例えば、用紙カセットやADF(Auto Document Feeder)等に設けられている。
下記特許文献1には、用紙サイズ検出装置として、所定の範囲に並べられたループコイルとそれに対向する位置にある共振回路により用紙のサイズの検知が行える給紙装置、及びそれを用いた画像形成装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、用紙サイズ検出装置として、可変抵抗を用いてその電圧変化を検出することにより用紙の主走査方向及び副走査方向のサイズを無段階で計測可能なサイズ検出手段を備えた用紙検知装置、及びそれを備えた画像形成装置が開示されている。
特開2008−133083号公報 特開2004−352440号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
特許文献1には、磁束を用いて通信を行い、用紙サイズを検出するサイズ検出手段が開示されているが、用紙サイズを検出するためには検出方向にコイルを複数並列に配置する必要があり、所定の検出精度を出すためにコイルの数が膨大になってしまうという問題がある。また、複数並列に配置されたコイルと個々に通信を行うための切り替えを行う必要があるため、その切り換え方法や切り替えるためのソフトが必要で、プログラム的な負荷が大きくなってしまうという問題がある。
また、特許文献2には、可変抵抗を用い、その電圧変化を用いて用紙サイズを検出するサイズ検出手段が開示されているが、抵抗値のばらつきを考えると所定の検出精度を出すのが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、用紙サイズを高い精度で検出することができる用紙サイズ検出装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、用紙幅方向及び用紙長さ方向の少なくともいずれか一方において移動可能に設けられた用紙端規制部材と、前記用紙端規制部材の移動に応じて伸縮可能な第1コイルと、前記第1コイルに対して交流信号を供給する発振回路と、前記第1コイルからの磁束を検出する第2コイルと、前記第2コイルの検出結果に基づいて用紙のサイズを検出する検出回路と、を有する、用紙サイズ検出装置を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、用紙端規制部材が移動すると、それに応じて第1コイルが伸縮し、インダクタンスが変化する。インダクタンスが変化すると磁束が変化するため、第2コイルはその磁束を受けて、その磁束に対応する起電力が変化する。このように、第1コイルの伸縮に応じて第2コイルの起電力が変化するため、当該第2コイルの検出結果から用紙のサイズを検出することができる。
また、本発明では、前記用紙端規制部材の移動経路に沿って延在するガイド部材を有し、前記第1コイルは、前記ガイド部材に巻回されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ガイド部材に沿って第1コイルが伸縮するため、用紙端規制部材の移動に応じて第1コイルが伸縮(変形)してもそのコイルの性状を整えることができる。
また、本発明では、前記ガイド部材は、金属製である、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、金属製のガイド部材に第1コイルが巻回されているため磁束密度が上がり、用紙サイズの検出精度を向上させることができる。
また、本発明では、前記第2コイルは、前記ガイド部材に巻回されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、第1コイルと第2コイルとが共にガイド部材に巻回されているため互いの位置関係が保持され、第1コイルが伸縮してもこの二つのコイルの磁気的結合状態を容易に保つことができる。また、ガイド部材が金属製であれば、第1コイルと第2コイルとの間に生じる相互誘導起電力を大きくし、用紙サイズの検出精度を向上させることができる。
また、本発明では、前記第1コイルは、前記第2コイル側の一端部が固定され、該一端部と逆側の他端部が前記用紙端規制部材と一体的に移動可能に接続されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、第1コイルの第2コイル側の一端部の位置が固定されているため、用紙端規制部材の移動に応じて第1コイルが伸縮しても、第1コイルが第2コイルに対して離間することがなく、磁気的結合状態を良好に保つことができる。
また、本発明では、前記用紙端規制部材として、前記用紙幅方向において移動可能に設けられた第1用紙端規制部材と、前記用紙長さ方向に移動可能において設けられた第2用紙端規制部材と、を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、用紙幅方向と用紙長さ方向との双方から用紙のサイズを検出することができる。
また、本発明では、前記用紙サイズ検出装置を有する、画像形成装置を採用する。
本発明によれば、コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、用紙サイズを高い精度で検出することができる用紙サイズ検出装置及び画像形成装置が得られる。
本発明の第1実施形態における複写機の概略構成図である。 本発明の第1実施形態における給紙カセットに設けられた用紙サイズ検出装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態における用紙端規制部材の構成を示す平面図である。 図3における矢視K−K断面図である。 本発明の第1実施形態における用紙サイズ検出装置の構成図である。 本発明の第1実施形態における用紙サイズ検出装置による用紙サイズ検出に係る作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態における給紙カセットに設けられた用紙サイズ検出装置を示す平面図である。 本発明の第3実施形態における自動原稿送り装置に設けられた用紙サイズ検出装置を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、本発明の用紙サイズ検出装置を複写機(画像形成装置)に適応した場合の例について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における複写機Aの概略構成図である。
本実施形態の複写機Aは、感光体ドラム211の周面に形成したトナー画像を用紙に直接転写する直接転写方式を採用している。この複写機は、原稿の画像を読み取る画像読取部1と、画像データに基づいて用紙に画像形成を行う画像形成部2とを備えている。
画像読取部1は、不図示のガラス台上に載置された原稿の画像(原稿画像)をイメージセンサーで読み取って原稿画像データに変換する所謂スキャナーであり、当該原稿画像データを画像形成部2に出力する構成となっている。画像読取部1は、自動原稿送り装置(ADF(Auto Document Feeder))11を有し、トレイに載置された原稿をスキャナーに自動給送する構成となっている。
画像形成部2は、画像読取部1から供給される原稿画像データに基づいて用紙に原稿画像を形成(複写)する構成となっている。画像形成部2は、感光体ユニット21、転写装置22、露光装置23、現像装置24、定着装置25、給紙カセット26、給紙トレイ27及び排紙トレイ28等を有する。また、感光体ユニット21は、感光体ドラム211、帯電ローラー212、クリーニング装置215等を有する。
感光体ドラム211は、周面が所定の感光性材料で形成された円筒回転体であり、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー画像(転写画像)が形成されるものである。帯電ローラー212は、感光体ドラム211に対して対向配置され、感光体ドラム211の周面を帯電状態とするものである。この帯電ローラー212の周面は、帯電ローラークリーニングブラシ213によって清掃される。
露光装置23は、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザー光を帯電状態の感光体ドラム211の周面において走査するものである。現像装置24は、感光体ドラム211の周面に対してトナーを供給することによって感光体ドラム211の周面上に静電潜像に基づくトナー画像を現像するものである。転写装置22は、転写ローラー214を有する。転写ローラー214は、感光体ドラム211と対向配置され、感光体ドラム211に現像されたトナー画像を用紙に転写するものである。
クリーニング装置215は、先端が感光体ドラム211の周面に当接するブレード部材を有し、転写後の感光体ドラム211上に残留しているトナー(残留トナー)を削ぎ落として除去するものである。除去されたトナーは、トナー搬送装置216によって、不図示のトナー回収装置に搬送される。トナー搬送装置216は、スクリュー216aによってトナーを搬送する構成となっている。
定着装置25は、一対のローラーを備え、感光体ドラム211から転写された用紙上のトナー像に熱及び圧力を加えることによって当該トナー像を用紙に定着させるものである。
給紙カセット26は、用紙の束を収容する容器である。また、給紙トレイ27は、手差しされた用紙を受け入れる収容部である。そして、排紙トレイ28は、定着装置25から供給された画像形成済みの用紙を受け入れる収容部である。
次に、図2〜図5を参照して、本実施形態の給紙カセット26における特徴的な構成について詳しく説明する。
図2は、本発明の第1実施形態における給紙カセット26に設けられた用紙サイズ検出装置30を示す平面図である。図3は、本発明の第1実施形態における用紙端規制部材31の構成を示す平面図である。図4は、図3における矢視K−K断面図である。図5は、本発明の第1実施形態における用紙サイズ検出装置30の構成図である。
図2に示すように、給紙カセット26には、用紙Pが収容されている。給紙カセット26は、用紙Pの端を規制する用紙端規制部材31,32を備える。用紙端規制部材31は、用紙幅方向(図2において紙面左右方向)に、用紙端規制部材32は、用紙長さ方向(図2において紙面上下方向)に移動可能となっている。このように、本実施形態の給紙カセット26は、用紙端規制部材31,32を移動させることで、複数のサイズ(例えばA4サイズ、A3サイズ等)の用紙Pを使用できるように構成されている。
給紙カセット26には、用紙Pのサイズを検出する用紙サイズ検出装置30が設けられている。本実施形態の用紙サイズ検出装置30は、用紙端規制部材31を含んで構成されている。用紙端規制部材31は、用紙幅方向において移動可能に対となって設けられている。用紙端規制部材31は、用紙Pの両側端を位置決め・規制するものである。用紙端規制部材31は、給紙カセット26の底部に設けられたスライド溝34に沿って移動可能に構成されている。なお、用紙端規制部材32も同様に、給紙カセット26の底部に設けられたスライド溝34に沿って移動可能に構成されている。
図3に示すように、対となった用紙端規制部材31は、同期して移動できるよう構成されている。用紙端規制部材31は、給紙カセット26の底面裏側に配置されたラック35を有する。対となって設けられた用紙端規制部材31のラック35は、互いに用紙端規制部材31の移動方向に沿って平行に延在し、且つ、互いに向き合って配置されている。各ラック35の間には、ピニオン36が設けられる。ピニオン36は、各ラック35と噛合し、一方のラック35が移動すると、他方のラック35を連動して移動させ、対となった用紙端規制部材31を同期して移動させる。
図2に示すように、用紙サイズ検出装置30は、ガイド部材37を有する。ガイド部材37は、図4に示すように、給紙カセット26の底面裏側に配置されている。ガイド部材37は、用紙端規制部材31の移動経路に沿って用紙幅方向に延在している(図2参照)。このガイド部材37は、円柱の棒状に形成されている。本実施形態のガイド部材37は、金属製とされている。具体的に、ガイド部材37には、透磁率の高い金属材、例えば鉄、パーマロイ、パーメンジュール等を用いることが好ましい。
図4に示すように、用紙端規制部材31は、給紙カセット26の底面裏側下方に突出する突出部33を有する。突出部33には、用紙幅方向(図4において紙面左右方向)に貫通する貫通穴33aが設けられている。貫通穴33aは、ガイド部材37よりも若干大きな径を有する。この貫通穴33aにはガイド部材37が挿通して配置され、突出部33がガイド部材37に対してスライド自在に係合している。このため、用紙端規制部材31が用紙幅方向に移動するとき、突出部33がガイド部材37に沿って移動する。
用紙サイズ検出装置30は、図2に示すように、用紙端規制部材31の位置に基づいて用紙Pのサイズを検出する検出部40を有する。本実施形態の検出部40は、対となって設けられた用紙端規制部材31が同期して移動するため、その内の一方側(左側)にのみ設けられている。図5に示すように、検出部40は、第1コイル41と、発振回路42と、第2コイル43と、検出回路44と、を有する。
第1コイル41は、ガイド部材37に巻回されている。また、第1コイル41は、用紙端規制部材31の移動に応じて伸縮可能な構成となっている(図5において二点鎖線で示す)。本実施形態の第1コイル41は、伸縮可能なバネ性(用紙端規制部材31の移動によって少なくともコイル性状が復元できる程度)を有する導電性配線からなるコイルばねによって形成されている。また、本実施形態の第1コイル41は、第2コイル43側の一端部41Aが固定され、該一端部41Aと逆側の他端部41Bが用紙端規制部材31と一体的に移動可能に接続されている。
本実施形態の第1コイル41の他端部41Bは、具体的には用紙端規制部材31の突出部33に接続されており、用紙端規制部材31と一体的に移動し、その位置が変位可能とされている。一方、第1コイル41の一端部41Aは、例えば給紙カセット26のフレーム等に固定されており、用紙端規制部材31の移動によってもその位置が変位しないように構成されている。
発振回路42は、第1コイル41に対して交流信号を供給するものである。発振回路42と第1コイル41とは、電気的に接続されている。本実施形態の発振回路42は、例えばキロヘルツ(kHz)のオーダーで、第1コイル41に対してパルス信号(電圧)を供給する構成となっている。発振回路42からの交流信号を受けた第1コイル41からは、磁束が生じる。
第2コイル43は、第1コイル41からの磁束を検出するものである。第2コイル43は、ガイド部材37に対し巻回されている。この第2コイル43は、固定されており、移動することなく定位置で第1コイル41からの磁束を受ける構成となっている。
検出回路44は、第2コイル43の検出結果に基づいて用紙Pのサイズを検出するものである。検出回路44は、第2コイル43に電気的に接続されており、第2コイル43の相互誘導起電力(電圧)を検出し、該電圧の大きさから用紙Pのサイズを検出する構成となっている。
続いて、上記構成の用紙サイズ検出装置30による用紙サイズ検出に係る作用について、図6を参照して説明する
図6は、本発明の第1実施形態における用紙サイズ検出装置30による用紙サイズ検出に係る作用を説明するための図である。
図6(a)は、給紙カセット26に大きいサイズ(例えばA3サイズ)の用紙Pをセットしたときの検出部40の様子を示している。この大きいサイズの用紙Pの端に合わせて用紙端規制部材31を移動させた際の第1コイル41の長さを符号lで示す。また、このとき、第1コイル41からの磁束を受けて第2コイル43が出力する電圧をV[V]とする。
また、図6(b)は、給紙カセット26に小さいサイズ(例えばA4サイズ)の用紙Pをセットしたときの検出部40の様子を示している。この小さいサイズの用紙Pの端に合わせて用紙端規制部材31を移動させた際の第1コイル41の長さを、ここではl/2になるとする。ここから、第1コイル41のインダクタンスLは、下式(1)で示される。
L = k×μ×π×a×n/b …(1)
ここで、kは長岡係数、μは真空の透磁率、aはコイル半径、bはコイルの長さ、nはコイルの巻数、を示している。
式(1)に示されるように、コイルの長さbが、lからl/2になると、インダクタンスLが2倍となる。ここで、磁束Φは、下式(2)で示される。
Φ = L×(di/dt) …(2)
ここで、iはコイルの電流、tは時間、を示している。
式(2)に示されるように、インダクタンスLが2倍になるのであれば、磁束Φも2倍になる。第2コイル43は、第1コイル41からの磁束を受け、起電力を発生させる。ここで、起電力εは、下式(3)で示される。
ε = −N×(dΦ/dt) …(3)
ここで、Nはコイルの巻数、を示している。
式(3)に示されるように、図6(b)においては磁束Φが2倍になることから、起電力εも2倍となる。このように、第1コイル41の長さに比例して起電力εが変化するため、起電力εを検出することによって用紙端規制部材31の位置を検出することができる。用紙端規制部材31の位置は用紙サイズと対応するため、例えば起電力εと用紙サイズとを対応付けるテーブルを予め検出回路44のメモリ等に記憶しておくことにより、起電力εから用紙サイズを容易に検出することができる。
このように、本実施形態によれば、用紙端規制部材31が移動すると、それに応じて第1コイル41が伸縮し、インダクタンスLが変化する。インダクタンスLが変化すると磁束Φが変化するため、第2コイル43はその磁束を受けて、その磁束に対応する起電力εが変化する。したがって、第1コイル41の伸縮に応じて第2コイル43の検出結果が変化するため、当該検出結果から用紙Pのサイズを検出することができる。この本実施形態によれば、第1コイル41と第2コイル43の二つのコイルの相互誘導により、用紙Pのサイズを検出できるため、コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、用紙サイズを高い精度で検出することができる。
また、本実施形態では、用紙端規制部材31の移動経路に沿って延在するガイド部材37を有し、第1コイル41は、ガイド部材37に巻回されている。この構成によれば、ガイド部材37に沿って第1コイル41が伸縮するため、用紙端規制部材31の移動に応じて第1コイル41が伸縮(変形)してもそのコイルの性状を整えることができる。このため、第1コイル41の伸縮による第2コイル43の検出結果に与える影響を小さくでき、用紙サイズの検出精度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、ガイド部材37は、金属製である。この構成によれば、金属製のガイド部材37に第1コイル41が巻回されているため磁束密度が上がり、用紙サイズの検出精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、第2コイル43は、ガイド部材37に巻回されている。この構成によれば、第1コイル41と第2コイル43とが共にガイド部材37に巻回されているため互いの位置関係が保持され、第1コイル41が伸縮してもこの二つのコイルの磁気的結合状態を容易に保つことができる。また、ガイド部材37が金属製であるため、第1コイル41と第2コイル43との間に生じる相互誘導起電力を大きくでき、例えばノイズ等を拾うことが少なくなって、結果、用紙サイズの検出精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1コイル41は、第2コイル43側の一端部41Aが固定され、該一端部41Aと逆側の他端部41Bが用紙端規制部材31と一体的に移動可能に接続されている。この構成によれば、第1コイル41の第2コイル43側の一端部41Aの位置が固定されているため、用紙端規制部材31の移動に応じて第1コイル41が伸縮しても、第1コイル41が第2コイル43に対して離間することがなく、磁気的結合状態を良好に保つことができる。このため、第1コイル41の伸縮による第2コイル43の検出結果に与える影響を小さくでき、用紙サイズの検出精度の低下を抑制することができる。
したがって、上述した本実施形態によれば、用紙幅方向において移動可能に設けられた用紙端規制部材31と、用紙端規制部材31の移動に応じて伸縮可能な第1コイル41と、第1コイル41に対して交流信号を供給する発振回路42と、第1コイル41からの磁束を検出する第2コイル43と、第2コイル43の検出結果に基づいて用紙のサイズを検出する検出回路44と、を有する、という構成を採用することによって、コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、用紙サイズを高い精度で検出することができる用紙サイズ検出装置30及び複写機Aが得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図7は、本発明の第2実施形態における給紙カセット26に設けられた用紙サイズ検出装置30を示す平面図である。
図7に示すように、第2実施形態では、用紙サイズ検出装置30を構成する用紙端規制部材として、用紙幅方向において移動可能に設けられた用紙端規制部材(第1用紙端規制部材)31と、用紙長さ方向において移動可能に設けられた用紙端規制部材(第2用紙端規制部材)32と、を有する、点で上記実施形態と異なる。
第2実施形態では、用紙端規制部材31だけでなく、用紙端規制部材32の方にもガイド部材37及び検出部40が設けられている。
上記構成の第2実施形態によれば、用紙幅方向と用紙長さ方向との双方から用紙Pのサイズを検出することができる。したがって、第2実施形態では、用紙Pが規格により定められた定型サイズではない非定型サイズであってもその用紙サイズを検出することができる。また、第2実施形態では、用紙Pのセットの仕方(縦置き、横置き)によらずに用紙サイズを検出することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図8は、本発明の第3実施形態における自動原稿送り装置11に設けられた用紙サイズ検出装置30を示す平面図である。
図8に示すように、第3実施形態では、給紙カセット26ではなく、スキャナーに原稿を自動給送する自動原稿送り装置11に用紙サイズ検出装置30が設けられている点で上記実施形態と異なる。
自動原稿送り装置11は、原稿(用紙)を給送する給送トレイ12を有する。給送トレイ12に載置された原稿は、不図示のローラーにより給送され、スキャナーで読み取りが行われた後に、給送トレイ12の裏側の排出トレイ13に排出される。給送トレイ12は、用紙の端を規制する用紙端規制部材51を備える。用紙端規制部材51は、用紙幅方向(図8において紙面上下方向)に移動可能となっている。このように、本実施形態の給送トレイ12は、用紙端規制部材51を移動させることで、複数のサイズの用紙を使用できるユニバーサルトレイとして構成されている。
この給送トレイ12には、用紙サイズ検出装置30が設けられている。第3実施形態の用紙サイズ検出装置30は、用紙端規制部材51と、上記実施形態と同様の構成のガイド部材37及び検出部40を有している。
上記構成の第3実施形態によれば、コイルを余計に設けることなく、また、複雑なプログラムを用いることなく、自動原稿送り装置11において原稿サイズを高い精度で検出することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、用紙サイズ検出装置30を、給紙カセット26、自動原稿送り装置11に適用した場合を例示したが、本発明は、例えば、図1に示す給紙トレイ27にも適用可能である。
また、例えば、上記実施形態では、画像形成装置として、複写機を例示したが、本発明は、例えば、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置にも適用可能である。
A…複写機(画像形成装置)、P…用紙、30…用紙サイズ検出装置、31…用紙端規制部材(第1用紙端規制部材)、32…用紙端規制部材(第2用紙端規制部材)、37…ガイド部材、41…第1コイル、41A…一端部、41B…他端部、42…発振回路、43…第2コイル、44…検出回路、51…用紙端規制部材

Claims (7)

  1. 用紙幅方向及び用紙長さ方向の少なくともいずれか一方において移動可能に設けられた用紙端規制部材と、
    前記用紙端規制部材の移動に応じて伸縮可能な第1コイルと、
    前記第1コイルに対して交流信号を供給する発振回路と、
    前記第1コイルからの磁束を検出する第2コイルと、
    前記第2コイルの検出結果に基づいて用紙のサイズを検出する検出回路と、を有する、ことを特徴とする用紙サイズ検出装置。
  2. 前記用紙端規制部材の移動経路に沿って延在するガイド部材を有し、
    前記第1コイルは、前記ガイド部材に巻回されている、ことを特徴とする請求項1に記載の用紙サイズ検出装置。
  3. 前記ガイド部材は、金属製である、ことを特徴とする請求項2に記載の用紙サイズ検出装置。
  4. 前記第2コイルは、前記ガイド部材に巻回されている、ことを特徴とする請求項2または3に記載の用紙サイズ検出装置。
  5. 前記第1コイルは、前記第2コイル側の一端部が固定され、該一端部と逆側の他端部が前記用紙端規制部材と一体的に移動可能に接続されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の用紙サイズ検出装置。
  6. 前記用紙端規制部材として、
    前記用紙幅方向において移動可能に設けられた第1用紙端規制部材と、
    前記用紙長さ方向において移動可能に設けられた第2用紙端規制部材と、を有する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の用紙サイズ検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の用紙サイズ検出装置を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
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