JP2013230842A - 製袋包装機 - Google Patents

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実 大下
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Abstract

【課題】フォーマユニットの着脱作業の作業性を一層向上させる。
【解決手段】製袋包装機は、搬送機構12,12と、本体と、フォーマユニット20と、駆動時支持ユニット30と、交換時支持ユニット40とを備える。本体は、搬送機構12を支持する。フォーマユニット20は、搬送機構12によって搬送されるシート状のフィルムを、チューブ状のフィルムに成形する。駆動時支持ユニット30は、搬送機構12の駆動時に、フォーマユニット20を支持する。交換時支持ユニット40は、フォーマユニット20の交換時に、フォーマユニット20を支持する。また、駆動時支持ユニット30は、本体に連結されており、フォーマユニット20の位置決めを行う。交換時支持ユニット40は、本体から水平方向に延びて取り付けられた固定部材に連結されており、フォーマユニット20を水平方向および高さ方向に移動可能に支持する。
【選択図】図5

Description

本発明は、製袋包装機に関する。
従来、シート状のフィルムをチューブ状のフィルムに成形する製袋包装機が知られている。製袋包装機は、例えば、特許文献1(特開2005−41576号公報)に示すような、フォーマユニットを備える。シート状のフィルムは、フォーマユニットを通過することにより、シート状からチューブ状へと成形される。製袋包装機では、その後、チューブ状のフィルムに対して縦方向および横方向に熱シールするとともに、チューブ状のフィルムの内部にポテトチップス等の物品を投入することにより、物品を包装した袋を製造する。
ところで、フォーマユニットは、製袋包装機で製造する袋の種類に応じて、交換が必要となる。例えば、製袋包装機で製造する袋のサイズが大きい場合には、大きい袋を製造するためのフォーマユニットに交換される。上記特許文献1に係る製袋包装機では、フォーマユニットを水平方向に移動可能にすることにより、作業者がアクセスし易い場所にフォーマユニットを移動させる構成が提案されている。しかし、上記特許文献1で提案された構成では、フォーマユニットの交換を頻繁に必要とする作業者にとっては、作業性を十分に向上させることは困難である。
そこで、本発明の課題は、フォーマユニットの着脱作業の作業性を一層向上させる製袋包装機を提供することにある。
本発明に係る製袋包装機は、搬送機構と、本体と、フォーマユニットと、駆動時支持ユニットと、交換時支持ユニットとを備える。搬送機構は、シート状のフィルムを下流方向へ送り出す。本体は、搬送機構を支持する。フォーマユニットは、搬送機構によって搬送されるシート状のフィルムを、チューブ状のフィルムに成形する。駆動時支持ユニットは、搬送機構の駆動時に、フォーマユニットを支持する。交換時支持ユニットは、フォーマユニットの交換時に、フォーマユニットを支持する。また、駆動時支持ユニットは、本体に連結されており、フォーマユニットの位置決めを行う。交換時支持ユニットは、本体から水平方向に延びて取り付けられた固定部材に連結されており、フォーマユニットを水平方向および高さ方向に移動可能に支持する。
本発明に係る製袋包装機は、製袋包装機の駆動時にフォーマユニットを支持するための駆動時支持ユニットと、フォーマユニットの交換時にフォーマユニットを支持する交換時支持ユニットとを備える。駆動時支持ユニットは、本体に連結されフォーマユニットの位置決めを行い、交換時支持ユニットは、フォーマユニットを水平方向および高さ方向に移動可能にする。これにより、フォーマユニットの着脱作業の作業性を一層向上させることができる。
本発明に係る製袋包装機において、フォーマユニットの荷重は、搬送機構の駆動時に、駆動時支持ユニットのみに作用し、フォーマユニットの交換時に、前記交換時支持ユニットのみに作用する。
これにより、駆動時支持ユニットによるフォーマユニットの支持面の高さ位置と、交換時支持ユニットによるフォーマユニットの支持面の高さ位置とを一致させる必要がなくなる。
また、本発明に係る製袋包装機において、駆動時支持ユニットは、第1の高さ位置でフォーマユニットを支持し、交換時支持ユニットは、第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置で、フォーマユニットを支持する。また、フォーマユニットの荷重は、フォーマユニットが前記駆動時支持ユニットから前記交換時支持ユニットに移動する際、一時的に、駆動時支持ユニットおよび交換時支持ユニットの両方に作用する。
これにより、フォーマユニットの水平方向の移動を可能にすると共に、水平方向の移動距離に確保するスペースを小さくすることができる。
また、本発明に係る製袋包装機において、交換時支持ユニットは、スライド機構と、回動機構とを有することが好ましい。スライド機構は、固定部材によって支持される。また、スライド機構は、フォーマユニットを、交換時初期位置から交換時移動位置へと水平方向に移動させる。回動機構は、スライド機構の端部に回動可能に取り付けられる。また、回動機構は、フォーマユニットを、交換時移動位置から交換時停止位置へと垂直方向に移動させる。これにより、作業性を一層向上させることができる。
また、本発明に係る製袋包装機において、駆動時支持ユニットは、フォーマユニットと接触する駆動時接触部位を有し、交換時支持ユニットは、フォーマユニットと接触する交換時接触部位を有し、駆動時接触部位と交換時接触部位とは、平面視で、一方向に延びる移動経路を構成することが好ましい。これにより、高さ位置が異なる支持ユニット間の移動を容易にすることができる。
本発明に係る製袋包装機によれば、フォーマユニットの着脱作業の作業性を一層向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機の概略側面図である。 製袋包装ユニットの概略正面図である。 製袋包装ユニットの概略平面図である。 製袋包装ユニットの部分拡大図である。 フォーマユニットが運転時支持ユニットによって支持されている状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時初期位置にある状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時移動位置にある状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時停止位置にある状態を示す図である。 フォーマユニットが運転時支持ユニットによって支持されている状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時初期位置にある状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時移動位置にある状態を示す図である。 フォーマユニットが交換時支持ユニットによって支持され、交換時停止位置にある状態を示す図である。 製袋包装機の制御ブロック図である。
図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る製袋包装機100について説明する。図1は、製袋包装機100の概略側面図である。本実施形態の説明において、「前方」は、図1の紙面の左方向に対応し、「後方」は、図1の紙面の右方向に対応する。製袋包装機100の正面は、図1に示す製袋包装機100の左側から見た面である(図2参照)。製袋包装機100の前後方向は、製袋包装機100の正面に立った奥行き方向に対応する。さらに、「左方向」、「右方向」とは、製袋包装機100の正面から見た「左方向」または「右方向」を指し、図1の紙面の奥行き方向と一致する。製袋包装機100の左右方向は、製袋包装機100の幅方向に対応するものとする。また、本実施形態において「上流」「下流」とは、シート状のフィルムFsの流れ方向に対する上流および下流を指す。
(1)全体構成
本実施形態に係る製袋包装機100は、シート状のフィルムFsを筒状のフィルムFcへ成形した後、筒状フィルムFcの内部に物品を投入し、物品を袋詰めした製品(袋)Pを製造する機械である。
製袋包装機100は、主として、フィルム供給ユニット80、製袋包装ユニット10、および制御ユニット70からなる(図1および図13参照)。フィルム供給ユニット80は、袋Pの素材となるフィルムFsを供給するユニットである。製袋包装ユニット10は、シート状フィルムFsを筒状フィルムFcに成形する。さらに、製袋包装ユニット10は、筒状フィルムFcに物品を充填しながら筒状フィルムFcを縦方向および横方向に熱シールする。このようにして、製袋包装ユニット10は、物品が詰められた袋Pを製造する。制御ユニット70は、製袋包装機100の動作を制御する。
フィルム供給ユニット80および製袋包装ユニット10は、本体90によって支持される。本体90は、製袋包装機100の骨組みとなる枠体91と、枠体91を囲うフレーム92と、図示しない支持フレームとを含む。フィルム供給ユニット80は、本体90の後方側に配置される。製袋包装ユニット10は、フィルム供給ユニット80よりも本体90の前方側の位置に配置される。したがって、製袋包装機100の後方側から供給されるシート状のフィルムFcは、前方に送られ、前方で筒状のフィルムFcとなって、物品を詰めた袋Pが製造される。
製袋包装機100の前方側には、図示しない操作パネルが配置される。操作パネルは、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイを覆うタッチパネルとを有している。操作パネルは、製袋包装機100の右側に立つオペレータに対し製袋包装機100の動作状態を示す。また、操作パネルは、製袋包装機100に対するオペレータからの様々な指令の入力を受け付ける。制御ユニット70は、操作パネルによって受け付けたオペレータからの指令に基づいて製袋包装機100の動作を制御する。
製袋包装機100の上方には、図示しない組合せ計量器が配置される。具体的に、組合せ計量機は、製袋包装ユニット10の上方に配置される。製袋包装機100は、組合せ計量器によって計量された所定量の物品を袋詰めする。また、製袋包装機100で製造された袋Pは、図示しない袋送り機構によって、さらに下流に送られる。袋送り機構は、製袋包装機100の前方に配置される。製袋包装機100によって製造された袋Pは、製袋包装機100の前方から、さらに下流に配置される袋詰め装置に搬送される。
以下、製袋包装機100を構成するフィルム供給ユニット80、製袋包装ユニット10、および制御ユニット70の構成について詳細に説明する。
(2)フィルム供給ユニット
フィルム供給ユニット80は、下流に配置された製袋包装ユニット10にシート状フィルムFsを供給するユニットである。フィルム供給ユニット80は、図1または図13に示すように、主として、エアシャフト81と、シャフト駆動モーター81aと、複数のローラー82とを含む。
エアシャフト81には、フィルムロールFrがセットされている。フィルムロールFrは、シート状フィルムFsが巻き付けられたロールである。エアシャフト81は、フィルムロールFrを真空吸着する。シャフト駆動モーター81aは、エアシャフト81を回転させる。シャフト駆動モーター81aがエアシャフト81を回転させることにより、フィルムロールFrに巻き付けられたシート状フィルムFsが繰り出される。フィルムロールFrから繰り出されたシート状フィルムFsは、複数のローラー82を経由して、製袋包装ユニット10に送られる。複数のローラー82には、図示しないローラーも含まれるものとする。複数のローラー82には、ダンサーローラーと、テンションローラーとが含まれる。エアシャフト81は、ダンサーローラーの上下方向の変位量に基づいて、シート状フィルムFsのテンションを所定の範囲で保つように駆動される。
(3)製袋包装ユニット
製袋包装ユニット10は、上述したように、フィルム供給ユニット80によって供給されたシート状のフィルムFsを筒状のフィルムFcに成形しながら、物品を袋詰めした製品(袋)Pを製造するユニットである。
製袋包装ユニット10は、図1または図2に示すように、主として、フォーマユニット20と、運転時支持ユニット30と、交換時支持ユニット40と、プルダウンベルト機構12,12と、縦シール機構13と、シャッター機構14と、横シール機構15とを含む。図2は、製袋包装ユニット10の概略正面図である。以下、製袋包装ユニット10に含まれる構成について、詳細に説明する。
(3−1)フォーマユニット
フォーマユニット20は、上述のフィルム供給ユニット80から送られてくるシート状のフィルムFsを筒状のフィルムFcに成形する。フォーマユニット20は、図2および図3に示すように、主として、シュート21と、フォーマ22と、ベースプレート23と、脚部材24と、支柱25とを含む。図3は、製袋包装ユニット10の概略平面図である。フォーマユニット20に含まれる各構成は、一体となっている。フォーマユニット20は、製袋包装ユニット10から取り外し可能な構成になっている。フォーマユニット20は、製袋包装機100で製造する袋の種類(形状および大きさ)に応じて交換される。
(3−1−1)シュート
シュート21は、筒状フィルムFcに物品を案内する部材である。シュート21は、製袋包装機100の上下方向に延びる部材である。シュート21は、上下端に開口を有する。シュート21は、漏斗形状の物品投入部21aと、筒状の物品案内部21bとから構成される。物品投入部21aは、シュート21の上部を構成する。物品案内部21bは、シュート21の下部を構成する。組合せ計量機から所定量ずつ落下する物品は、物品投入部21aの開口から投入され、物品案内部21bの内部を通過して筒状フィルムFcの内部に落下する。
(3−1−2)フォーマ
フォーマ22は、シュート21を取り囲むように配置されている。フォーマ22の形状は、フィルムFがフォーマ22とシュート21との隙間を通り抜ける間にシュート21の外表面に巻き付けられ、シート状から筒状に成形されるような形状である。
(3−1−3)ベースプレート
ベースプレート23は、シュート21およびフォーマ22を支持するプレートである。ベースプレート23は、図3に示すように、矩形である。ベースプレート23は、中央に貫通孔を有する。ベースプレート23の貫通孔には、シュート21の物品案内部21bが挿し込まれた状態で溶接されている。フォーマ22は、上述したように、シュート21を取り囲むように配置され、部分的にベースプレート23に溶接されている。
(3−1−4)脚部材
脚部材24は、フォーマユニット20の下端を構成する部材である。具体的に、脚部材24は、ベースプレート23の下面から延びる。より具体的に、脚部材24は、ベースプレート23の幅方向両側に設けられる。脚部材24は、ベースプレート23の両側に沿って延びる。脚部材24は、図2に示すように、側面視で略L字形状を有する。具体的に、脚部材24は、外側(横方向)に突出する突出部24aを下端に有する。突出部24aは、後述する運転時支持ユニット30の溝31cおよび交換時支持ユニット40の溝41aに載置される。
(3−1−5)支柱
支柱25は、シュート21を支持する部材である。また、支柱25は、フォーマユニット20の交換時に、オペレータによって把持される部分でもある。支柱25は、ベースプレート23の上面から上方に延びる。支柱25は、ベースプレート23の前方側に配置される。また、支柱25は、ベースプレート23の幅方向両側に配置される。すなわち、支柱25は、ベースプレート23の前方側の2箇所からシュート21を支持する。
(3−2)運転時支持ユニット
運転時支持ユニット30は、製袋包装機100が製袋包装動作を行っている間に、フォーマユニット20を支持するユニットである。すなわち、運転時支持ユニット30は、製袋包装機100において、後述するプルダウンベルト機構12,12によってフィルムFsが下流に搬送されている間に、フォーマユニット20を支持するユニットである。運転時支持ユニット30は、本体90によって支持されている。言い換えると、運転時支持ユニット30は、本体90に直接取り付けられている。図3に示すように、運転時支持ユニット30は、主として、後方設置台31と、運転時ロック機構32とを含む。
(3−2−1)後方設置台
後方設置台31は、製袋包装機100の正面に向かって、フォーマユニット20の後方側に位置する設置台である。後方設置台31は、図3に示すように、逆向きのU字に近い形状を有する。具体的に、後方設置台31は、ベースプレート23の外形に沿うような内縁形状を有する。より具体的に、後方設置台31は、ベースプレート23の幅方向両側に位置する側方部31aと、ベースプレート23の後側に位置する後方部31bとを含む。
側方部31aは、ベースプレート23の幅方向両側の位置決めを行う。言い換えると、側方部31aは、製袋包装機100の幅方向におけるフォーマユニット20の位置を規定するための部材である。側方部31aの長さ寸法(前後方向の長さ寸法)は、ベースプレート23の左右の辺の長さ寸法より小さい。例えば、側方部31aの長さ寸法は、ベースプレート23の左辺および右辺の長さ寸法の2/3程度〜半分程度の寸法である。好ましくは、側方部31aの長さ寸法は、ベースプレート23の左右の辺の長さ寸法の約半分の寸法であることが好ましい。後方部31bは、ベースプレート23の後方位置の位置決めを行う。言い換えると、後方部31bは、製袋包装機100の前後方向におけるフォーマユニット20の位置を規定するための部材である。
後方設置台31には、後方溝31cが形成されている。後方溝31cは、ベースプレート23の側部の外形に沿うように形成されている。具体的に、後方溝31cは、後方設置台31のうち、側方部31aの内縁(側方部31aの内側の辺)に形成されている。後方溝31cは、水平面を有する。後方溝31cの深さ寸法(水平面までの深さ寸法)は、脚部材24の突出部24a先端の高さ寸法と同程度である。後方溝31cの深さ寸法は、突出部24aの先端の高さ寸法よりも小さくてもよい。
フォーマユニット20の突出部24a先端は、後方溝31cの水平面に載せられる。具体的には、図4に示すように、後述する運転時ロック機構32がロックされた状態で、前後方向に延びる突出部24aのうち、後方側の突出部24aの先端のみが後方溝31cの水平面に載せられる。突出部24aのうち、前方側の突出部24aは、このとき、宙に浮いた状態となる。
(3−2−2)運転時ロック機構
運転時ロック機構32は、製袋包装機100の運転時にフォーマユニット20をロックするための機構である。すなわち、運転時ロック機構32は、後方設置台31に載せられたフォーマユニット20をロックする機構である。特に、運転時ロック機構32は、後方設置台31に載せられたフォーマユニット20の前後方向の移動を抑制する機構である。
運転時ロック機構32は、図3および図4に示すように、主として、運転時押さえ部材32aと、ケーシング32bと、レバー32cとからなる。運転時押さえ部材32aは、フォーマユニット20の突出部24aに対して上方から接触する部材である(図4参照)。ケーシング32bは、運転時押さえ部材32aを収納するための部材である。レバー32cは、運転時押さえ部材32aを平面内で動作させる。レバー32cが奥行き方向に曲げられることにより、運転時押さえ部材32aは、ケーシング32bから突出する。具体的に、レバー32cが延びる方向を、左右方向から前後方向に変化させることにより、運転時押さえ部材32aは、製袋包装機100の幅方向内側に向けてケーシング32b内部から突出する。運転時押さえ部材32aは、フォーマユニット20の突出部24aが延びる方向に対して交差する方向に延びる。運転時押さえ部材32aは、後方溝31cの水平面に載せられた突出部24aを、上方から押さえる。すなわち、突出部24aは、後方溝31cの水平面と、運転時押さえ部材32aの下面との間に挟まれて固定される。
(3−3)交換時支持ユニット
交換時支持ユニット40は、フォーマユニット20を交換する際に、フォーマユニット20を支持するユニットである。また、交換時支持ユニット40は、フォーマユニット20を交換しやすい位置に移動させるためのユニットである。
交換時支持ユニット40は、基板93から延びる固定部材94に取り付けられている。基板93は、例えば、図1に示すように、枠体91に取り付けられる部材である。すなわち、交換時支持ユニット40は、固定部材94を介して本体90に取り付けられている。言い換えると、交換時支持ユニット40は、間接的に本体90に取り付けられている。基板93は、製袋包装機100の幅方向(左右方向)に延びる。固定部材94は、基板93から突出する部材である。言い換えると、固定部材94は、基板93に対して直交する方向に延びる。固定部材94は、前方側の一端に、貫通孔を有する貫通部94aを有する(例えば、図7および図8参照)。貫通部94aは、固定部材94の前方側の一端で下向きに突出する部分である。貫通孔には、後述する下方ガイドバー43cが通される。固定部材94は、基板93の幅方向両側に取り付けられている。すなわち、基板93には、製袋包装機100の幅方向に、二つの固定部材94が固定されている。
図5に示すように、交換時支持ユニット40は、主として、前方設置台41と、交換時ロック機構42と、スライド機構43と、回動機構44と、解除機構45とを含む。
(3−3−1)前方設置台
前方設置台41は、製袋包装機100の正面に向かって、フォーマユニット20の前方側に位置する設置台である。具体的に、前方設置台41は、後方設置台31の前方に配置される。前方設置台41は、図3に示すように、ベースプレート23の幅方向両側に位置する。具体的に、前方設置第41は、ベースプレート23の右側に位置する第1部分と、ベースプレート23の左側に位置する第2部分とから構成される。第1部分と第2部分とは、ベースプレート23が載置可能な程度の距離が開けられている。前方設置台41の前後方向の長さ寸法は、ベースプレート23の前後方向の長さ寸法と同程度であるか、わずかに長い。
前方設置台41には、前方溝41aが形成されている。前方溝41aは、ベースプレート23の側部の外形に沿うように形成されている。具体的に、前方溝41aは、前方設置台41の内縁(第1部分の内側の一辺および第2部分の内側の一辺)に形成されている。前方溝41aは、水平面を有する。フォーマユニット20の突出部24a先端は、前方溝41aの水平面に載せられる。前方溝41aの深さ寸法(水平面までの深さ寸法)は、脚部材24の突出部24a先端の高さ寸法と同程度である。前方溝41aの深さ寸法は、突出部24aの先端の高さ寸法よりも小さくてもよい。
前方設置台41の前方側には、ストッパー41bが設けられる。ストッパー41bは、前方設置台41の上面から突出した部材である。ストッパー41bは、ベースプレート23の前方向の移動を規制する。また、ストッパー41bは、後述する回動機構44によってフォーマユニット20を前方へ傾けた際にも、ベースプレート23の動きを規制する。本実施形態では、ストッパー41bが、前方設置台41の右側にのみ設けられる。
前方設置台41の水平面の高さ位置(第2の高さ位置)は、後方設置台31の水平面の高さ位置(第1の高さ位置)より低い。言い換えると、前方溝41aの水平面は、後方溝31cの水平面よりも低い位置にある。なお、前方溝41aおよび後方溝31cは、平面視で、一方向に延びる移動経路を構成する。すなわち、平面視で、前方溝41aは、後方溝31cと直線を構成する。
(3−3−2)交換時ロック機構
交換時ロック機構42は、フォーマユニット20の交換時に、フォーマユニット20をロックするための機構である。すなわち、交換時ロック機構42は、前方設置台41に載せられたフォーマユニット20をロックする機構である。特に、交換時ロック機構42は、前方設置台41に載せられたフォーマユニット20の前後方向の移動を抑制する機構である。
交換時ロック機構42は、図2または図4に示すように、主として、交換時押さえ部材42aと、ケーシング42bと、レバー42cとからなる。交換時押さえ部材42aは、フォーマユニット20の突出部24aに対して上方から接触する部材である。ケーシング42bは、交換時押さえ部材42aを収納するための部材である。レバー42cは、交換時押さえ部材42aを平面内で動作させる。レバー42cが上方に向けて曲げられることにより、交換時押さえ部材42aは、ケーシング42bから突出する。具体的に、レバー42cのグリップが延びる方向を、下方向から上方向に変化させることにより、交換時押さえ部材42aは、製袋包装機100の幅方向内側に向けてケーシング42b内部から突出する。交換時押さえ部材42aは、フォーマユニット20の突出部24aが延びる方向に対して交差する方向に延びる。交換時押さえ部材42aは、前方溝41aの水平面に載せられた突出部24aを、上方から押さえる。すなわち、突出部24aは、前方溝41aの水平面と、交換時押さえ部材42aの下面との間に挟まれて固定される。
(3−3−3)スライド機構
スライド機構43は、前方設置台41の位置を、水平面内で前後方向に変化させる機構である。スライド機構43によって前方設置台41の位置が前後方向に移動することにより、フォーマユニット20は、図1に示す枠体で囲まれる空間の内側から、当該空間の外側に近い位置向けて移動する。
図5に示すように、スライド機構43は、主として、上方スライド部材43aと、連結部43bと、下方ガイドバー43cとを含む。
上方スライド部材43aは、固定部材94の上方で、固定部材94が延びる方向に対して平行に延びる部材である。すなわち、上方スライド部材43aは、基板93の幅方向両側にそれぞれ配置されている。上方スライド部材43aは、図示しないスライド方向規定部に沿って移動することにより前後方向にスライドする。
連結部43bは、上下に延びる部材である。連結部43bの上端部は、上方スライド部材43aの前方側の一端に連結されている。連結部43bの下端部は、後述する下方ガイドバー43cの前方側の一端に連結されている。また、連結部43bの下端部近傍は、後述する支持部材44aと支点ピン44bによって連結されている。
下方ガイドバー43cは、上述した固定部材94に形成された貫通孔を貫通するように設けられている。すなわち、下方ガイドバー43cは、貫通孔に通された状態で、前後方向に動作する。下方ガイドバー43cの前方側の一端は、上述したように連結部43bに連結されている。下方ガイドバー43cの後方側の一端にはストッパーが設けられている。ストッパーは、下方ガイドバー43cの前方向の移動を制限する。
なお、下方ガイドバー43cの下方には、エアシリンダー46が設けられている。エアシリンダー46は、スライド機構43の前後方向の動きを助ける。すなわち、エアシリンダー46の駆動により、スライド機構43の前後方向の移動を容易にする。
(3−3−4)回動機構
回動機構44は、フォーマユニット20の高さ位置および水平位置を変化させる機構である。具体的に、回動機構44は、前方設置台41を前方向に傾けることにより、フォーマユニット20を交換しやすい位置に移動させる。回動機構44は、図9から図12に示すように、主として、支持部材44aと、支点ピン44bとを含む。
支持部材44aは、前方設置台41に連結されている。支持部材44aは、前方設置台41の下面から下方に延びる(図5から図12参照)。具体的に、支持部材44aは、逆向きのL字型に類似する形状を有する。すなわち、支持部材44aは、L字型の底辺に相当する部分(第1支持部分)と、L字型の垂直に伸びる直線に相当する部分(第2支持部分)とを有する。第1支持部分は、前方設置台41の下面に接合されている。第2支持部分は、上述したように、連結部43bと連結されている。具体的に、第2支持部分の下端近傍が、支点ピン44bによって連結部43bと連結されている。支持部材44aは、支点ピン44bを中心に回動する。支持部材44aは、支点ピン44bを中心に回動することにより水平面に対する傾きを変化させる。具体的には、支持部材44aは、水平面に対して垂直の姿勢をとる起立姿勢から、垂直軸に対して約20°〜約45°傾いた前傾姿勢へと姿勢を変化させる。支持部材44aの姿勢が、起立姿勢から前傾姿勢へと変化することにより、前方設置台41の水平方向の位置および高さ方向の位置が変化する。言い換えると、支持部材44aの起立姿勢から前傾姿勢への姿勢の変化に伴って、前方設置台41は前方に移動すると共に、上方位置から下方位置へと高さ位置を変化させる。なお、支持部材44aの前方への回動は、エアシリンダー46によって制御される。具体的に、エアシリンダー46は、図示しないピストンロッドの収縮に伴う抵抗によって、支持部材44aの急激な回動を抑制すると共に、支持部材44aの前方への回動が、所定の姿勢(前傾姿勢)で規制されるように作用する。
(3−3−5)解除機構
解除機構45は、スライド機構43および回動機構44の駆動を可能にする機構である。言い換えると、解除機構45は、支持部材44aの前方への平行移動および前方への回動を可能にする機構である。
解除機構45は、主として、ロック部材45aと、ロックピン45bと、レバー45cとを有する(図2または図12参照)。ロック部材45aは、固定部材94の内側に設けられたロックピン45bに係合可能な構成となっている。ロック部材45aは、レバー45cによって操作される。ロック部材45aがロックピン45bに係合することにより、スライド機構43および回動機構44の駆動が規制される。すなわち、ロック部材45aがロックピン45bに係合された状態で、交換時支持ユニット40を操作することはできない。一方、ロック部材45aのロックピン45bへの係合が解除されると、スライド機構43および回動機構44の駆動が可能になる。すなわち、ロック部材45aがロックピン45bから外された後、交換時支持ユニット40を操作することが可能となる。
(3−4)プルダウンベルト機構
プルダウンベルト機構12,12は、基板93から延びるサポート部材に支持されている。プルダウンベルト機構12,12は、例えば、図2に示すように、物品案内部21bを挟んで左右対称に配置されている。プルダウンベルト機構12,12は、物品案内部21bに沿って上下方向に延びる。プルダウンベルト機構12,12は、物品案内部21bに巻きつけられた筒状フィルムFcを吸着しながら下方に搬送する。
(3−5)縦シール機構
縦シール機構13は、物品案内部21bに巻き付けられた筒状フィルムFcの重なり部分に、一定の加圧力で物品案内部21bに押し付けながら加熱し、縦方向に熱シールする機構である。縦シール機構13は、図1および図2に示すように、製袋包装機100の正面側で、物品案内部21bの長手方向に沿うように配置される。縦シール機構13は、ヒーターと、ヒーターにより加熱され筒状フィルムの重なり部分に接触するヒーターベルト等を有している。
(3−6)シャッター機構
シャッター機構14は、図1および図2に示すように、プルダウンベルト機構12,12および縦シール機構13の下方であって、後述する横シール機構15の上方に配置される。シャッター機構14は、図示しない支持フレームによって支持されている。
シャッター機構14は、後述する横シール機構15によって形成される被シール箇所への物品Cの噛み込みを抑制する機構であり、一対のシャッター部材から構成される。一対のシャッター部材は、筒状フィルムFcの前後に配置され、筒状フィルムFcの上下方向に対して交差する方向に、筒状フィルムFcの寸法より長く延びる。一対のシャッター部材は、後述する横シール機構15のシールジョーよりも早く筒状フィルムFcを挟み込み、筒状フィルムFcの横シール時に、被シール箇所の上方において被包装物の落下を抑制する。
(3−7)横シール機構
横シール機構15は、筒状フィルムFcを横方向に熱シールすることにより、筒状フィルムFcに上シール部と下シール部を形成する機構である。横シール機構15は、シャッター機構14の下方に配置される。横シール機構15は、主として、ヒーターを内蔵する一対のシールジョーを含む。一対のシールジョーは、筒状フィルムFcの前側および後側に位置する。一対のシールジョーは、前後対称の略D字状の軌跡を描くように旋回しながら、互いに近接・離反するように移動をして、筒状フィルムFcを挟み込む。一対のシールジョーは、互いに最も近接した状態で、筒状フィルムFcの上シール部または下シール部となる部分(被シール部位)に接触し、ヒーターによって被シール部位を熱シールする。また、一対のシールジョーのうち、一方には、図示されないカッターが内蔵されている。カッターは、被シール部位の高さ方向中央を切断する。カッターにより被シール部位が切断されることにより、一つの袋を後続の筒状フィルムFcから切り離される。
(4)制御ユニット
制御ユニット70は、CPU71、ROM72、RAM73およびハードディスク74等からなり、製袋包装機100の各部を制御するためのプログラムを読み出して実行する。制御ユニット70は、図13に示すように、シャフト駆動モーター 81a、プルダウンベルト機構12,12、縦シール機構13、横シール機構15、および操作パネル8に接続されている。
(5)フォーマユニットの交換方法
次に、図5〜図12を用いて、フォーマユニットの交換方法について説明する。さらに、製袋包装機100の運転時およびフォーマユニット20の交換時におけるフォーマユニットの態様についてもあわせて説明する。
図5〜図8は、製袋包装機100の概略斜視図である。図9〜図12は、製袋包装機の概略側面図である。図5〜図8は、図9〜図12にそれぞれ対応する。なお、図5および図9は、フォーマユニット20が運転時支持ユニット30によって支持されている状態を示す。図6〜図8および図10〜図12は、フォーマユニット20が交換時支持ユニット40によって支持されている状態を示す。
また、図6および図10は、フォーマユニット20が交換時初期位置に設置された製袋包装機100を示す。交換時初期位置とは、スライド機構43を駆動させる前の位置である。言い換えると、交換時初期位置とは、フォーマユニット20が交換時支持ユニット40に支持されている状態で、スライド機構43の連結部43bが最も後方位置にある状態を指す。図7および図11は、フォーマユニット20が交換時移動位置に設置された製袋包装機100を示す。交換時移動位置とは、スライド機構43を駆動させた後の位置である。言い換えると、交換時移動位置とは、スライド機構43の連結部43bが最も前方位置にある状態を指す。図8および図12は、フォーマユニット20が交換時停止位置に設置された製袋包装機100を示す。交換時停止位置とは、回動機構44を駆動させた後の位置である。言い換えると、交換時停止位置とは、フォーマユニット20の高さ位置が最も低い位置にある状態を指す。
まず、図3〜図5および図9を参照して運転時のフォーマユニット20の状態を説明する。運転時、フォーマユニット20は、運転時支持ユニット30によって支持される。具体的に、フォーマユニット20は、後方溝31cの水平面に脚部材24の突出部24a先端を載せた状態で、運転時ロック機構32によってロックされる(図3参照)。このとき、前後方向に延びる突出部24aのうち後方側の突出部24aの先端のみが運転時押さえ部材32aと後方溝31cの水平面との間に挟まれて拘束され、突出部24aのうち前方側の突出部24aは、宙に浮いた状態で拘束されない(図4参照)。フォーマユニット20は、上下方向において、最も高い位置(第1の高さ位置)にある。また、フォーマユニット20は、前後方向において、最も後方位置(第1の水平位置)にある(図5および図9参照)。
フォーマユニット20の交換時、オペレータは、まず、運転時ロック機構32を解除する。その後、オペレータは、支柱25を用いてフォーマユニット20を前方に傾ける。これにより、脚部材24の前方側先端が、下方に位置する前方設置台41に接触し、脚部材24の後方側先端は宙に浮いた状態となる。さらに、オペレータは、フォーマユニット20を手前(前方)に引っ張り、脚部材24の後方側先端も前方設置台41に移動させる。このとき、突出部24a先端の全てが、前方溝41aの水平面に載せられた状態となる。このときのフォーマユニット20の位置が、交換時初期位置である(図6および図10参照)。具体的に、フォーマユニット20は、上下方向において、第1の高さ位置よりも所定寸法(例えば、約1cm〜約5cm)低い第2の高さ位置にある。また、フォーマユニット20は、前後方向において、第1の水平位置より所定寸法(例えば、約15cm〜約30cm)手前の第2の水平位置にある。フォーマユニット20が第2の高さ位置および第2の水平位置にある。その後、オペレータは、交換時ロック機構42をロックする。すなわち、脚部材24の前方側先端は、前方溝41aの水平面と交換時押さえ部材42aとの間に挟まれて拘束される(図2参照)。
次に、オペレータは、解除機構45を解除する。すなわち、オペレータは、ロックピン45bに対するロック部材45aの係合を解除し、スライド機構43および回動機構44を駆動可能にする。
その後、オペレータは、支柱25を用いてフォーマユニット20をさらに手前(前方)に引っ張る。これにより、スライド機構43によってフォーマユニット20が前方に移動される。スライド機構43によって前方へ移動した後のフォーマユニット20の位置が、交換時移動位置である(図7および図11参照)。具体的に、上下方向において、フォーマユニット20は、第2の高さ位置にある。すなわち、交換時初期位置と交換時移動位置とは同一平面内にある。また、前後方向において、フォーマユニット20は、第2の水平位置より所定寸法(例えば、約30cm〜約100cm)手前の第3の水平位置にある。これにより、フォーマユニット20は、枠体91によって囲まれる空間の外側に近い位置に移動する。
その後、オペレータは、支柱25を用いてフォーマユニット20をさらに手前(前方)に引っ張る。これにより、回動機構44によってフォーマユニット20が下方に移動される。すなわち、支持部材44aは、支点ピン44bを回転軸として回転し、支持部材44aの姿勢が起立姿勢から前傾姿勢へと変わる。回動機構44によって下方へ移動した後のフォーマユニット20の位置が、交換時停止位置である(図8および図12参照)。具体的に、上下方向において、フォーマユニット20は、第2の高さ位置よりも所定寸法(例えば、約30cm〜約50cm)低い、第3の高さ位置にある。また、前後方向において、フォーマユニット20は、第3の水平位置より所定寸法(例えば、約30cm〜約50cm)手前の第4の水平位置にある。これにより、フォーマユニット20を、オペレータによって操作しやすい水平位置および高さ位置に移動させる。
(6)特徴
(6−1)
本実施形態に係る製袋包装機100は、運転時支持ユニット30と交換時支持ユニット40とを備える。運転時支持ユニット30は、本体90に連結され、フォーマユニット20の位置決めを行う。運転時支持ユニット30は、本体90に直接連結されているため、フォーマユニット20の位置精度を高めることができる。また、交換時支持ユニット40は、フォーマユニット20を水平方向および高さ方向に移動可能に支持する。これにより、フォーマユニット20の交換時に、オペレータが作業し易い位置にフォーマユニット20を移動させることができる。したがって、フォーマユニット20の着脱作業の作業性を向上させることができる。
運転時と交換時とで共通の支持ユニットによってフォーマユニット20を支持する構造とすると、交換後のフォーマユニット20の設置位置が安定しない場合がある。例えば、フォーマユニット20を交換した後、元の場所にフォーマユニット20を戻す場合に、常に同じ位置にフォーマユニット20を設置することが困難となる。フォーマユニット20が最適な位置に設置されない場合、形成される袋の形状や縦シールの形成箇所にズレが生じる。
しかし、本実施形態に係る製袋包装機100は、運転時にフォーマユニット20を支持する運転時支持ユニット30と交換時にフォーマユニット20を支持する交換時支持ユニット40とをそれぞれ備える。運転時支持ユニット30は、本体90に連結されている。したがって、フォーマユニット20を最適な位置に位置決めすることができる。すなわち、運転時のフォーマユニット20の位置精度を向上させることができる。また、交換時支持ユニット40は、フォーマユニット20を、運転時支持ユニット30によって支持される位置より作業し易い水平位置および高さ位置に移動させることができる。これにより、オペレータの作業性を一層向上させることができる。
(6−2)
さらに、本実施形態に係る製袋包装機100では、フォーマユニット20の荷重は、プルダウンベルト機構12,12の駆動時に、運転時支持ユニット30のみに作用し、フォーマユニット20の交換時には、交換時支持ユニット40のみに作用する。すなわち、運転時支持ユニット30によるフォーマユニット20の支持面の高さ位置および交換時支持ユニット40による支持面の高さ位置を一致させる必要がない。
(6−3)
また、上記実施形態に係る製袋包装機100は、運転時支持ユニット30が、第1の高さ位置でフォーマユニット20を支持し、交換時支持ユニット40は、第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置で、フォーマユニットを支持する。また、フォーマユニット20の荷重は、フォーマユニット20が運転時支持ユニット30から交換時支持ユニット40に移動する際、一時的に、運転時支持ユニット30および交換時支持ユニット40の両方に作用する。すなわち、運転時支持ユニット30によってフォーマユニット20が支持される高さ位置(第1の高さ位置)が、交換時支持ユニット40によってフォーマユニット20が支持される高さ位置(第2の高さ位置)よりも低い位置にある。これにより、フォーマユニット20を手前に引き寄せることにより、わずかな力で、フォーマユニット20を運転時支持ユニット30から交換時支持ユニット40に移動させることができる。また、運転時支持ユニット30から交換時支持ユニット40に移動させる水平方向の距離(移動距離)を小さくすることができるため、省スペース化を図ることができる。
(6−4)
また、上記実施形態に係る製袋包装機100では、交換時支持ユニット40は、スライド機構43と回動機構44とを備える。フォーマユニット20は、スライド機構43によって、交換時初期位置から交換時移動位置へと水平移動する。また、フォーマユニット20は、回動機構44によって、水平位置および高さ位置を変え、交換時移動位置から交換時停止位置へと移動する。これにより、作業性をより一層向上させることができる。
(6−5)
また、上記実施形態に係る製袋包装機100では、フォーマユニット20が運転時支持ユニット30と交換時支持ユニット40との間で移動する際、脚部材24が接触する溝31c,41aを有する。溝31c,41aは、平面視で、一方向に延びる移動経路を構成する。これにより、高さ位置が異なる支持ユニット30,40間の移動を容易にすることができる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記実施形態に係る製袋包装機100では連続的に製体包装が可能な横シール機構が設けられたが、上記横シール機構に代えて間欠運転が可能な横シール機構が設けられていてもよい。
(7−2)変形例B
また、運転時支持ユニット30によってフォーマユニット20が支持される支持面(後方設置台31)から、交換時支持ユニット40によってフォーマユニット20が支持される支持面(前方設置台41)までの距離寸法は、上記実施形態に記載の距離寸法に限られるものではない。すなわち、後方設置台31の溝の水平面から前方設置台41の溝の水平面までの距離寸法は、上記実施形態に記載の距離寸法より小さくても大きくてもよい。但し、上記実施形態に記載の距離寸法より小さい距離寸法を採用する場合には、運転時におけるフォーマユニット20の荷重が前方設置台41に作用しない程度の距離寸法にするものとする。また、上記実施形態に記載の距離寸法より大きい距離寸法を採用する場合には、交換時支持ユニット40から運転時支持ユニット30にフォーマユニット20を移動させる際に必要な力を考慮して設計されることが好ましい。
(7−3)変形例C
上記実施形態に係る製袋包装機100では、前方設置台41の片側(右側)にストッパー41bを設けたが(図3参照)、前方設置台41の両側にストッパー41bを設けてもよい。
10 製袋包装ユニット
12 プルダウンベルト機構(搬送機構)
13 縦シール機構
14 シャッター機構
15 横シール機構
20 フォーマユニット
21 シュート
22 フォーマ
23 ベースプレート
24 脚部材
25 支柱
30 運転時支持ユニット(駆動時支持ユニット)
31 後方設置台
31a 側方部
31b 後方部
31c 後方溝(駆動時接触部位)
32 運転時ロック機構
32a 運転時押さえ部材
32b ケーシング
32c レバー
40 交換時支持ユニット
41 前方設置台
41a 前方溝(交換時接触部位)
41b ストッパー
42 交換時ロック機構
42a 交換時押さえ部材
42b ケーシング
42c レバー
43 スライド機構
43a 上方スライド部材
43b 連結部
43c 下方ガイドバー
44 回動機構
44a 支持部材
44b 支点ピン
45 解放機構
46 エアシリンダー
70 制御ユニット
80 フィルム供給ユニット
特開2005−41576号公報

Claims (5)

  1. シート状のフィルムを下流方向へ送り出す搬送機構と、
    前記搬送機構を支持する本体と、
    前記搬送機構によって搬送される前記シート状のフィルムを、チューブ状のフィルムに成形するフォーマユニットと、
    前記搬送機構の駆動時に、前記フォーマユニットを支持する駆動時支持ユニットと、
    前記フォーマユニットの交換時に、前記フォーマユニットを支持する交換時支持ユニットと、
    を備え、
    前記駆動時支持ユニットは、前記本体に連結されており、前記フォーマユニットの位置決めを行い、
    前記交換時支持ユニットは、前記本体から水平方向に延びて取り付けられた固定部材に連結されており、前記フォーマユニットを水平方向および高さ方向に移動可能に支持する、
    製袋包装機。
  2. 前記フォーマユニットの荷重は、
    前記搬送機構の駆動時に、前記駆動時支持ユニットのみに作用し、
    前記フォーマユニットの交換時に、前記交換時支持ユニットのみに作用する、
    請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記駆動時支持ユニットは、第1の高さ位置で前記フォーマユニットを支持し、
    前記交換時支持ユニットは、前記第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置で、前記フォーマユニットを支持し、
    前記フォーマユニットの荷重は、前記フォーマユニットが前記駆動時支持ユニットから前記交換時支持ユニットに移動する際、一時的に、前記駆動時支持ユニットおよび前記交換時支持ユニットの両方に作用する、
    請求項2に記載の製袋包装機。
  4. 前記交換時支持ユニットは、
    前記固定部材によって支持され、前記フォーマユニットを、交換時初期位置から交換時移動位置へと水平方向に移動させるスライド機構と、
    前記スライド機構の端部に回動可能に取り付けられ、前記フォーマユニットを、前記交換時移動位置から交換時停止位置へと垂直方向に移動させる回動機構と
    を有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の製袋包装機。
  5. 前記駆動時支持ユニットは、前記フォーマユニットと接触する駆動時接触部位を有し、
    前記交換時支持ユニットは、前記フォーマユニットと接触する交換時接触部位を有し、
    前記駆動時接触部位と前記交換時接触部位とは、平面視で、一方向に延びる移動経路を構成する、
    請求項1から4のいずれかに記載の製袋包装機。
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