JP2002080008A - 製袋包装機 - Google Patents

製袋包装機

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JP2002080008A
JP2002080008A JP2000274507A JP2000274507A JP2002080008A JP 2002080008 A JP2002080008 A JP 2002080008A JP 2000274507 A JP2000274507 A JP 2000274507A JP 2000274507 A JP2000274507 A JP 2000274507A JP 2002080008 A JP2002080008 A JP 2002080008A
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Kazuya Sugimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プルダウンベルトをセーラの下流側に配置し
た、袋の外面にバナーを付帯させる製袋包装機におい
て、包材とバナーとを横シールジョーへ同じ量だけ供給
してバナーを袋に良好に付帯させることを課題とする。 【解決手段】 包材Wをチューブ4の周囲で筒状に曲成
するセーラ5と、筒状に曲成された包材Wを横シールジ
ョー9,9へ搬送するプルダウンベルト機構7,7と、
包材Wが筒状に曲成される前に、該包材Wの搬送速度と
バナーBの搬送速度とを同期させるゴムローラ67とを
包装機1に備えると共に、該ゴムローラ67から横シー
ルジョー9,9までの包材Wの搬送経路とバナーBの搬
送経路とを異ならせた。接触抵抗の大きいセーラ5の上
縁部5bを避けてバナーBを搬送することにより、シー
ルジョー9,9への供給時において、バナーBの搬送速
度を包材Wの搬送速度と同期させたままに維持すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋を作製しな
がら被包装物をその中に充填する製袋包装機、より詳し
くは、作製した袋の外面に販促文字等を印刷したテープ
状のバナーを付帯させる製袋包装機の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】包装袋を作製しながらスナック菓子等の
被包装物を充填して包装する製袋包装機が知られてい
る。この包装機では、シート状の包材をフォーマのセー
ラ部材を通過させて筒状に曲成した後、同じくフォーマ
のチューブ部材の周囲において重なり合った縦の縁部同
士を縦シール装置で熱溶着する。次いで、筒状包材を横
シール装置で横方向に熱溶着し、先行する袋の上縁部と
後続する袋の下縁部とを一緒に形成する。そして、この
横シールした部分を中央部で切断して先行する袋を切り
離すと共に、後続する袋にポテトチップス等の被包装物
を充填する。この後続の袋は次の横シールにより上縁部
がシールされたのち切り離される。
【0003】この種の袋詰商品では、袋の外面に販売広
告や景品券等を印刷したバナーと称されるテープ状の別
部材がしばしば取り付けられる。バナーは、通常、横シ
ールで形成された上縁部と下縁部とで袋に添着される。
バナーは、その長さが袋の長さに対して過不足がなく、
袋の外面にほぼぴったり沿うように付帯されることが好
ましい。これに対し、バナーが袋より短いと、袋がバナ
ーで引っ張られて歪むし、バナーが袋より長いと、余っ
たバナーが弛んで、いずれも商品の見栄えが低下する。
【0004】このようなバナーを製袋と同時に付帯させ
る包装機として、米国特許第2,815,620号に係
るものがある。この包装機では、横シール装置である一
対の横シールジョーで包材を横シールするときに、バナ
ーを一緒に挟み込むことにより、該バナーを袋の上下に
渡って取り付ける。すなわち、シールジョーが筒状包材
とバナーとを一緒に挟み込んで下方に移動することによ
り、包材の横シールと、バナーの袋への付帯と、さらに
包材及びバナーの搬送とが実行される。
【0005】この包装機は間欠式であり、シールジョー
が筒状包材とバナーとを一緒に挟み込んで移動するか
ら、包材とバナーとが常に同じ量だけ搬送され、バナー
が袋に良好に付帯される。しかし、包材及びバナーに駆
動力を与えてこれらを搬送する手段はシールジョー以外
に設けられていないから、下方移動したシールジョーが
包材及びバナーの挟込みを解除して上方の位置に復帰す
る間は、包材及びバナーの搬送が停止し、製袋作業が停
止する。したがって、生産能力をそれほど高めることが
できない。
【0006】そこで、シールジョーで包材とバナーとを
挟んで引き摺り下ろすのではなく、包材に常に駆動力を
与えてこれを連続的に搬送する包材搬送手段を別途備え
ることが提案される。この搬送手段としては、一般に、
シールジョーの上流で筒状包材の左右両側部をチューブ
部材に押圧し、そして走行することにより筒状包材を下
方に送り出す一対のプルダウンベルトが採用される。
【0007】ところが、包材搬送手段によって包材を連
続搬送するものにおいては、該搬送手段が包材のみと接
触し、包材のみを搬送しようとするから、シールジョー
が包材及びバナーの挟込みを解除している間は、バナー
は横シール部分で袋につながり、その部分で袋の搬送に
伴って引き摺られる状態となる。その結果、包材の張力
とバナーの張力との間にズレが生じ、両者の搬送量に差
異が発生して、袋が歪んだりバナーが余ったりするバナ
ーの付帯不良が生じるのである。
【0008】そこで、米国特許第5,369,936号
は、上記問題を解決するため、包材とバナーとをフォー
マを通過させる前に予め熱溶着して一体化しておく技術
を開示する。すなわち、包材ロールから繰り出された包
材と、バナーロールから繰り出されたバナーとを、それ
ぞれの搬送経路の途中において適宜の間隔で剥離可能な
程度に熱溶着してからフォーマないしシールジョーへ送
り込むのである。こうすれば、包材とバナーとが予め付
着して一体化しているから、両者がシールジョーに対し
てそれぞれ同じ量だけ供給されて、両者の搬送量に差異
が生じない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、包材とバナー
とを横シールする前に予め付着しておくことに起因し
て、新たに次のような不具合が生じる。すなわち、ま
ず、上記のような付着が、将来シールジョーで横シール
される部位以外の部位で行なわれると、バナーが袋の上
縁部及び下縁部以外の部位でも添着された見栄えのよく
ない商品が製造されてしまう。そして、それをなるべく
避けるために、例えば前後の付着の間隔を長くすると、
シールジョーで包材とバナーとを挟み付けたときに、両
者の相対位置がズレ易くなるという不具合が生じる。
【0010】次に、より重要なことは、その結果、例え
ば、横シールによって区分される先行する袋のほうでバ
ナーが包材より短いときは、後続する袋のほうではその
分必ずバナーが包材より長くなるということである。つ
まり、包材とバナーとを予め付着しておくと、前後の付
着部位間の距離が固定される結果、融通性に欠け、その
間で生じたズレや誤差を吸収する余裕がなくなり、残り
の部分で必ずその影響を蒙ることになるのである。
【0011】さらに、バナーを包材に予め付着させるた
めのヒータや、該ヒータ温度の制御装置等が必要にな
り、包装器全体が大掛かりとなって高価なものになって
しまう。
【0012】本発明は、袋の外面にバナーを付帯させる
製袋包装機における上記のような現状に鑑みてなされた
もので、解決しようとする課題の第一は、包材搬送手段
をフォーマのセーラ部材の下流側に配置した製袋包装機
において、包材とバナーとを予め付着して一体化するこ
となく、両者を横シール手段へ同じ量だけ供給し、もっ
てバナーを袋に良好に付帯させることである。以下、そ
の他の課題を含め、本発明を詳しく説明する。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するため、本願の特許請求の範囲における請求項1に
記載の発明は、筒状の包材に対してテープ状のバナーを
伴走させながら、両者をシール手段で挟んで、袋の上下
をシールしつつ、該袋の上下に渡ってバナーを取り付け
る製袋包装機であって、上記包材を筒状に曲成するセー
ラ部材と、筒状に曲成された包材をシール手段へ搬送す
る包材搬送手段と、包材が筒状に曲成される前に、該包
材の搬送速度とバナーの搬送速度とを同期させる速度同
期手段とを備えると共に、該同期手段からシール手段ま
での包材の搬送経路とバナーの搬送経路とを異ならせた
ことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、バナーを包材の搬送速
度と同期させたのちは、該包材と異なる経路でシール手
段まで搬送するから、例えば、包材が通過する比較的接
触抵抗の大きい部位を避けてバナーを搬送することによ
り、又は包材との接触を避けてバナーを搬送することに
より、バナーに余分な抵抗を作用させることが回避でき
て、その結果、シール手段への供給時において、バナー
の搬送速度を包材の搬送速度と同期させたままに維持す
ることができる。したがって、シール手段へのバナーの
供給量と包材の供給量とをほぼ同じとし、バナーを良好
に袋に付帯させることが可能となる。
【0015】しかも、この場合、包材とバナーとを異な
る経路で搬送するから、両者が接触し、擦れ合って、表
面が損傷する等の不具合も極力低減することができる。
また、包材とバナーとを予め付着して一体化しないか
ら、バナーが上縁部及び下縁部以外の部位で袋に添着さ
れた見栄えのよくない商品が製造されることがなく、さ
らに、先行する袋で発生した包材とバナーとのズレや誤
差が、上流側のロールにまで至る包材及びバナーの後続
部分ですべて吸収され、そのようなズレや誤差の影響が
直ちに残りの後続部分に及んだり、ましてや蓄積された
りすることがない。
【0016】次に、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、速度同期手段は、包材搬送
手段で搬送される包材と接触して回転され、その回転で
バナーを搬送するローラ部材であることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、バナーの搬送速度を包
材の搬送速度に同期させるために、例えばモータの回転
速度を細かに制御するというようなことをせずに済み、
低コスト且つ簡素な構成で、包材の搬送速度をバナーに
正しく伝達することができる。
【0018】次に、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1又は2に記載の発明において、バナーの搬送経路
は、少なくともセーラ部材の縁部を避けるものであるこ
とを特徴とする。
【0019】前述したように、包材を筒状に曲成するフ
ォーマのセーラ部材を通過する際に大きな接触抵抗が加
わるから、搬送速度を同期させたのちは、この発明のよ
うに、バナーを上記セーラ部材、特にその縁部を回避し
て搬送することが、バナーに余分な抵抗を作用させず、
バナーの搬送速度を維持するうえで有効である。
【0020】次に、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明において、バナーの搬送経路は、セー
ラ部材に設けた切欠きを通過するものであることを特徴
とする。
【0021】この発明によれば、バナーをセーラ部材の
縁部を回避して搬送する一態様が具体化され、セーラ部
材の縁部に至る途中に切欠きを設け、バナーを該切欠き
に通して案内するバイパス経路が採用される。縁部を通
過させるときに比べて、バナーの屈曲角が小さくなり、
セーラ部材から受ける接触抵抗を小さくすることができ
て好ましい。これ以外にも、セーラ部材をまったく経由
させずに、より自由な経路でバナーをシール手段に案内
してもよい。
【0022】次に、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1から4のいずれかに記載の発明において、筒状包材
の外面に接触して該包材の搬送速度と異なる速度で移動
することにより該包材をしごく包装補助手段が備えられ
ていることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、包材をしごくことによ
って、遅れて落下してきた粉状の被包装物が横シール部
分に噛み込まれてシール不良を起こすことが防止され
る。その場合に、バナーを包材に予め付着させていない
から、包装補助手段が包材の搬送速度と異なる速度で包
材の外面を移動しても、バナーが上記補助手段で引っ張
られて袋から強制的に剥離され、その結果、袋に穴が空
いたり、袋が破損するというような不具合が生じること
がない。
【0024】ここで、包装補助手段の移動速度と、包材
の搬送速度とを異ならせるためには、包装補助手段の移
動速度を変化させるか、あるいは包材の搬送速度を変化
させるか、あるいはその両方を変化させることが必要で
あるが、特に、包材の搬送速度を変化させる場合であっ
ても、該包材の搬送速度とバナーの搬送速度とが同期さ
れるから、バナーの付帯不良が発生しない。
【0025】そして、その場合に、前述のように、速度
同期手段としてローラ部材を用いた場合は、包材の搬送
速度だけを変化させれば、バナーの搬送速度がそれに追
随して同期して変化するから、両搬送速度を同期させる
ようにそれぞれ別々に制御しなくて済み、特に有利とな
る。
【0026】なお、包装補助手段としては、それ専用の
部材を設けてもよいが、シール手段を兼用することも可
能である。
【0027】次に、請求項6に記載の発明は、上記請求
項1から5のいずれかに記載の発明において、袋へのバ
ナーの付帯位置を変更する付帯位置変更手段が備えられ
ていることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、例えば、バナーを袋の
幅方向中央部、左側部、あるいは右側部等、いろいろな
位置に付帯させることが可能となる。
【0029】以下、さらにその他の課題を含め、添付の
図面を参照して、発明の実施の形態を説明することによ
り、本発明をさらに詳しく説述する。
【0030】
【発明の実施の形態】図面に示す本実施の形態に係る製
袋包装機1は縦型ピロー包装機である。すなわち、図1
に示すように、この包装機1は、本体2の前方にフォー
マ3を備え、該フォーマ3のチューブ(チューブ部材)
4が上下に延びている。また、図2に示すように、この
包装機1は、上記フォーマ3のチューブ4及びセーラ
(セーラ部材)5に向けて、本体2の後方に収容された
包材ロールRwからシート状の包材Wを繰り出して連続
搬送し、袋詰商品Gを高速生産する。さらに、図2に示
すように、この包装機1は、本体2の後方に収容された
バナーロールRbから販売広告や景品券等を印刷したテ
ープ状のバナーBを繰り出して上記包材Wに伴走させ、
該バナーBを図8に示すように商品Gの上下に渡って取
り付ける。
【0031】まず、この包装機1における包材Wの搬送
経路について説明する。なお、明瞭な図示のため、図
中、包材W及びバナーBを一部鎖線で示してある。図3
及び図4に示すように、この包装機1は、本体2の後面
に、支持ボックス11と、支持アーム12と、左右一対
の支持フレーム13,14とを備える。支持ボックス1
1は、後面においてやや右寄り(正面から見ていう)の
下方に配置され、後方に突出するシャフト15を有す
る。そして、このシャフト15に包材ロールRwが回転
自在に支持されている。
【0032】支持アーム12は、やや右寄り(正面から
見ていう)の上方に配置され、上記支持ボックス11の
直上方に位置する基部12aと、後上方に斜めに延びる
傾斜部12bと、包材ロールRwの上方に位置する水平
部12cとを有する。そして、この水平部12cの右側
面に、前後に延びる上下一対のガイドバー16,17が
備えられている。包材Wは、包材ロールRwから上方に
繰り出され、これらのガイドバー16,17で案内され
て、水平部12cの右側方及び上方を通過し、左方に向
かう。
【0033】水平部12cの上面と左側の支持フレーム
13との間に、水平ではあるが正面及び側面に対して4
5度斜めに配置されたガイドバー18が架設されてい
る。また、このガイドバー18の前方で、支持フレーム
13,14間には、左右に延びるガイドローラ19が架
設され、さらに、このガイドローラ19の下方には、ダ
ンサローラ20が設けられている。支持アーム12の水
平部12cの上方を左方に向かった包材Wは、上記の斜
めのガイドバー18で前方に90度方向転換したのち、
上記のガイドローラ19やダンサローラ20を経由し
て、本体2の後面を上方に向かう。
【0034】図2に示すように、本体2の上面の後部に
は、包材Wの所定の部位に製造年月日や製造番号等を印
字するプリンタ6が据え付けられている。このプリンタ
6の後面には、包材Wを導入するためのガイドローラ2
1が備えられている。また、図5及び図6に示すよう
に、本体2の上面の前部には、左右一対の支持フレーム
22,23が立設され、該フレーム22,23間に、3
つのガイドローラ24,25,26が架設されている。
本体2の後面を上方に向かった包材Wは、上記導入ロー
ラ21でプリンタ6内に導入され、該プリンタ6を通過
したのち、上記の3つのローラ24,25,26でやや
下方に案内されて、さらに本体2の前方のフォーマ3に
向かう。
【0035】ここで、3つのローラ24,25,26の
うちの最前方のローラ26には、下方から別の小径のロ
ーラ(ローラ部材)67が押し付けられている。そし
て、包材Wは、これらの2つのローラ26,67で挟み
付けられた状態で、該ローラ26,67間を通過するこ
とになるが、これについてはさらに後述する。
【0036】図5及び図6に示すように、フォーマ3
は、上下に延びるチューブ4と、該チューブ4の周囲に
配置されたセーラ5とを有する。チューブ4の上部開口
4aは逆円錐状に拡径し、該開口4aを介してポテトチ
ップス等の被包装物X…Xが例えば図示しない組合せ計
量装置からチューブ4内に落下される。また、セーラ5
は、チューブ4に近接するほど高くなる傾斜面5aを有
し、該傾斜面5aに包材Wが導かれる。フォーマ3は、
図1及び図2に示すように、これらのチューブ4及びセ
ーラ5をフレーム27に組み付けて一体にユニット化し
たもので、該ユニットが本体2の前面に設けられた前方
支持部2aに着脱自在に取り付けられている。
【0037】図5及び図6に示すように、上記の2つの
ローラ26,67間を通過した包材Wは、セーラ5の傾
斜面5aを後方から上っていき、チューブ4に近接する
該セーラ5の上縁部5bにおいて急角度θwに屈曲され
て下方に向かう。これにより、シート状の包材Wはチュ
ーブ4の周囲で筒状に曲成される。このとき、図1に示
すように、重なり合った縦の縁部はチューブ4の前面側
に配置される。筒状包材Wは、左右一対のプルダウンベ
ルト機構(包材搬送手段)7,7で下方に連続搬送され
ながら、縦シール装置8によって上記の縦の縁部同士が
熱溶着される。
【0038】図1に示すように、各ベルト機構7は、本
体2の前方支持部2aの前面に設けられた上下一対のプ
ーリ71,72と、該プーリ71,72間に巻き掛けら
れた平ベルト73とを有し、チューブ4の周囲で垂下し
た筒状包材Wの側部を上記平ベルト73でチューブ4の
側面4b,4bに押圧する。そして、その状態で、平ベ
ルト73を走行させることにより、筒状包材Wを下方に
送り出す。これにより、本体2の後方のロールRwから
繰り出された包材Wの全体が上記の搬送経路に沿って搬
送されることになる。
【0039】縦シール装置8は、前方支持部2aから前
方に延びる平面視L字状のアーム8aに組み付けられ、
チューブ4の前面4cに対向して配置されている。そし
て、筒状包材Wの縦の縁部をチューブ4の前面に押圧す
ることにより、該縁部同士をラップシール又はフィンシ
ールする。
【0040】ここで、チューブ4の前面4c及び左右側
面4b,4bはいずれも平坦状に形成されて、上記縦シ
ール装置8及び包材搬送手段7の平ベルト73,73が
チューブ4に広い面積で当接する。また、チューブ4の
後面4dは開放されている。
【0041】縦シールされた筒状包材Wは、チューブ4
を介しての被包装物X…Xの充填と、前後一対のシール
ジョー(シール手段)9,9による横シールとが交互に
行なわれる。シールジョー9,9は、チューブ4の下方
で筒状包材Wの搬送経路を挟んで前後に配置され、対接
離反することにより該包材Wを前後から挟み付けて横方
向に熱溶着する。これにより、この横シールした部分よ
り下に位置する先行する袋Gの上縁部と、上に位置する
後続する袋Gの下縁部とが同時に形成される。いずれか
一方のシールジョー9には図示しないカッタが内蔵さ
れ、該カッタで横シール部分の中央部を横方向に切断す
る。これにより、先行する袋Gが切り離され、当該包装
機1から排出されることになる。
【0042】また、図9に示すように、各シールジョー
9,9の下部には、次に説明するしごき動作を行うため
のしごき部材(包装補助手段)91,91が取り付けら
れている。
【0043】ここで、このシールジョー9,9は、長い
対接時間(シール時間)を確保するため、図2に示した
ように、D字状の軌跡を描くように運動する(Dモーシ
ョン)。すなわち、矢印aのように対接した状態で真っ
直ぐ下方に移動し、所定の最下方位置で離反したのち、
矢印bのように上方の位置に戻るのである。これによ
り、生産能力向上のために包材Wが高速搬送されても、
十分なシール時間を確保することが可能となる。
【0044】通常、シールジョー9,9の下方aへの移
動速度は、プルダウンベルト機構7,7による包材Wの
搬送速度と同期している。しかし、各シールジョー9,
9の下部には、袋Gに対してしごき動作を行うしごき部
材(包装補助手段)91,91が取り付けられている。
このしごき動作は、詳しくは、特開平10−53206
号公報に開示されているように、また、図9に示すよう
に、シールジョー9,9が袋Gを封止する前に、しごき
部材91,91が先行して袋Gをしごくことにより、遅
れて落下してきた粉状の被包装物X…Xがシールジョー
9,9の対接位置に噛み込まれてシール不良が起きるこ
とを回避するものである。このとき、シールジョー9,
9の移動速度は、包材Wの搬送速度よりも大きくされ
る。
【0045】また、図5及び図6に示すように、チュー
ブ4の内面には、窒素ガス等の酸化防止用の不活性ガス
を袋Gに充填するためのガス管路4eが形成されてい
る。
【0046】次に、バナーBの搬送経路を説明する。図
3及び図4に示すように、本体2の後面の支持アーム1
2における水平部12cの左側面に、左方に延びる前後
一対のピン31,41が突設されている。後側のピン3
1にはバナーロール支持ユニット32が左右に移動自在
に備えられている。すなわち、後側のピン31に、縦長
の支持プレート33がボス部33aを介して移動自在に
嵌合されている。ボス部33aには、支持プレート33
をピン31に固定するためのハンドル34が備えられて
いる。
【0047】支持プレート33の下部には、所定の間隔
を開けて、逆三角形状の当て板35が取り付けられてい
る。そして、これらの支持プレート33と当て板35と
に軸支されて、シャフト36が回転自在に設けられてい
る。シャフト36には、上記支持プレート33と当て板
35との間において、ブレーキ機構のドラム37が一体
に組み付けられている。また、シャフト36は、当て板
35より左方に突出する部分36aが四角柱状に成形さ
れて、この四角柱状の部分36aにバナーロールRbの
軸心部が外嵌されて係止し、これにより、バナーロール
Rbが当該支持ユニット32に回転自在に支持されてい
る。
【0048】これに対し、前側のピン41にはガイドロ
ーラユニット42が同じく左右に移動自在に備えられて
いる。すなわち、前側のピン41に、L字状のブロック
体43が移動自在に嵌合されている。ブロック体43に
は、該ブロック体43をピン42に固定するためのハン
ドル44が備えられている。
【0049】ブロック体43には、前下方に斜めに延び
る角柱状のロッド45が取付ブロック46を介して備え
られ、このロッド45にスライダ47がスライド自在に
外嵌されている。さらに、このスライダ47に取付ブロ
ック48が設けられ、この取付ブロック48に3つのガ
イドローラ49,50,51が設けられている。また、
これらのガイドローラ49,50,51に対向して、上
側の取付ブロック46にも2つのガイドローラ52,5
3が備えられている。
【0050】バナーBは、バナーロールRbから前方に
繰り出され、上記のガイドローラユニット42の上下の
5つのガイドローラ49,50,51,52,53に順
に蛇行するように巻き掛けられる。このとき、下側の取
付ブロック48と、バナーロール支持ユニット32の当
て板35との間にシュー54が掛け渡され、このシュー
54がバナーロール支持ユニット32のシャフト36の
ドラム37を周回してブレーキ機構が構成されている。
【0051】すなわち、バナーBの張力が小さくなる
と、バナーBが緩んで、図示したように、スライダ47
及び下側取付ブロック48がロッド45に沿って自重で
降下する。すると、シュー54がドラム37を締め付
け、ブレーキが効いてバナーBの繰り出しが停止する。
一方、バナーBの張力が大きくなると、バナーBが緊張
して、スライダ47及び下側取付ブロック48がロッド
45に沿って上昇する。すると、シュー54によるドラ
ム37の締付けが解除され、ブレーキが外れてバナーB
の繰り出しが開始する。これにより、搬送経路には常に
一定以上の張力のバナーBのみが供給される。
【0052】なお、ガイドローラユニット42の上側の
取付ブロック46には、バナーBの終了を検知するバナ
ーエンド検知マイクロスイッチ55が備えられている。
本実施の形態においては、バナーBの通常走行中は、ス
ライダ47が上側取付ブロック46に当接するまで上昇
し、このとき下側取付ブロック48の上縁部がスイッチ
片55aを下方から押し上げて上記スイッチ55をオン
にする。一方、バナーロールRbからバナーBがすべて
繰り出されると、バナーBが緩んで、スライダ47及び
下側取付ブロック48が降下し、スイッチ55をオフに
する。これにより、バナーBの終了が検知される。
【0053】また、ロッド45の下端部には、スライダ
47の抜け止めを図るストッパ56が設けられている。
【0054】本体2の後面の左側の支持フレーム13
に、後方に延びるブラケット13aが設けられ、このブ
ラケット13aと、支持アーム12の傾斜部12bの上
端部との間に、左右に延びる長尺のガイドローラ57が
架設されている。また、支持アーム12の基部12aの
左側面には、大径のガイドローラ58が備えられてい
る。この大径のガイドローラ58は、包材Wを案内する
前述のダンサローラ20の下方に位置している。
【0055】さらに、支持フレーム13,14間には、
本体2の後上の角部の近傍において、別のガイドローラ
59が架設されている。このガイドローラ59には、左
右一対の位置決めブロック60,60が移動自在に嵌合
されている。位置決めブロック60,60は、このロー
ラ59を通過するバナーBを左右から挟み付けて、バナ
ーBの左右方向の位置決めをする。
【0056】ガイドローラユニット42を通過したバナ
ーBは、上記長尺ローラ57及び大径ローラ58で支持
アーム12に沿うように案内されたのち、本体2の後面
を上方に向かい、上記の位置決め機能付きのガイドロー
ラ59を経由して、本体2の上方を前方に向かう。この
とき、バナーBは並走する包材Wの下方を走行する。
【0057】図5及び図6に示すように、本体2の上面
の支持フレーム22,23間に角柱状のビーム61が架
設され、このビーム61にスライドブロック62がスラ
イド自在に外嵌されている。スライドブロック62には
ブラケット63を介してガイドレール64が垂下されて
いる。ガイドレール64は、上面が開放した縦断面コ字
状の通路64aを提供する。通路64aは、包材Wを案
内する3つのガイドローラ24,25,26の下方に位
置し、プリンタ6と、前述の上下2つのローラ26,6
7との間で前後に延びる。通路64aの前端部には、小
径のガイドローラ65が配設されている。また、スライ
ドブロック62には、該ブロック62をビーム61に固
定するためのノブ66が備えられている。
【0058】本体2の上方を前方に向かったバナーB
は、プリンタ6の下方をくぐり抜け、上記通路64aを
経由して、小径ローラ65の下方からガイドレール64
を前方に抜け出たのち、上下2つのローラ26,67に
向かう。このとき、バナーBはやはり並走する包材Wの
下方を走行する。
【0059】最前方のローラ26の下方には、別の小径
のローラ67が配設されている。このローラ67は、特
にゴムで製造されている。すなわち、本体2の上面の前
端部に、前方に水平に張り出すブラケット2bが備えら
れ、このブラケット2bの上方にローラ67のフレーム
68が配置されている。フレーム68の下面から複数の
ピン68a,68aが下方に突出し、ブラケット2bを
貫通している。各ピン68aの先端部にはヘッド68b
が取り付けられ、ピン68aの上方への抜け止めが図ら
れている。
【0060】そして、ピン68aの周囲において、水平
ブラケット2bとローラフレーム68との間にコイルス
プリング68cが介装されている。これにより、ローラ
フレーム68がスプリング68c,68cの付勢力で上
方に押し上げられ、ゴムローラ67が上側のローラ26
に適宜の押圧力で押し付けられている。
【0061】ガイドレール64から前方に抜け出たバナ
ーBは、包材Wと同様、これらの上下2つのローラ2
6,67の間を通過して、本体2の前方のフォーマ3に
向かう。すなわち、包材Wは、上方から2つのローラ2
6,67間に導入され、バナーBは、下方から2つのロ
ーラ26,67間に導入される。
【0062】このとき、図7に示すように、ゴムローラ
67は、バナーBの幅より長く設定されている。また、
包材Wの幅はバナーBの幅より明らかに大きい。したが
って、下側のゴムローラ67は、下側のバナーBと接触
することはもちろん、バナーBの上側を走行する包材W
とも接触する。その結果、ゴムローラ67は、プルダウ
ンベルト機構7,7で搬送される包材Wの走行によって
回転され、その回転によってバナーBを搬送する。すな
わち、バナーBに走行のための駆動力を伝達する。
【0063】その場合に、上記ローラ67が弾性に富む
ゴムで製造されているから、ローラ67と包材Wとの間
に滑りが生じず、ローラ67は包材Wの搬送速度と同じ
速度で回転する。また、ローラ67とバナーBとの間に
も滑りが生じず、ローラ67はバナーBを回転速度と同
じ速度で搬送する。これにより、包材Wの搬送速度とバ
ナーBの搬送速度とを同期させる速度同期手段が構成さ
れる。
【0064】図5及び図6に示すように、フォーマ3の
セーラ5の背面側の傾斜面5aの途中には、左右に延び
るスリット5cが形成されている。また、セーラ5の内
部には、上記スリット5cとほぼ同じ高さにガイドロー
ラ69が備えられている。ガイドローラ69は、スリッ
ト5cとほぼ同じ長さで、スリット5cの直前方に配置
されている。すなわち、図6に示すように、セーラ5の
内部にベース69aが組み付けられ、該ベース69aに
ブラケット69bを介してガイドローラ69が備えられ
ている。
【0065】2つのローラ26,67間を通過したバナ
ーBは、途中まで包材Wと同様、セーラ5の傾斜面5a
を後方から上がっていく。しかし、セーラ5の上縁部5
bには至らず、バナーBは該上縁部5bの手前のスリッ
ト5cを通過してセーラ5の内部に入る。そして、少し
前方に進んでローラ69に到達し、該ローラ69で下方
に案内される。下方に案内されたバナーBは、特にチュ
ーブ4の後面側において、該チューブ4の周囲で筒状に
曲成された包材Wの外面に近接する。したがって、バナ
ーBは、チューブ4の前面側で重なり合った縦の縁部と
該チューブ4を挟んで反対側に位置する。
【0066】このとき、図6に示すように、セーラ5に
よるバナーBの屈曲角度θbは包材Wの屈曲角度θwに
比べて小さい。これは、包材Wがセーラ5の上縁部5b
において一気に下方に向けられるのに対し、バナーBは
スリット5cにおいて一旦前方に向けられるからであ
る。スリット5cには、バナーBを安定に水平前方に向
けるための水平前方延設部分5dが形成されている。
【0067】そして、スリット5cを通過したバナーB
は、接触面が曲面で、接触面積が大きく、且つ回転自在
のローラ69によって90度下方に方向転換される。ま
た、上記屈曲角度θw,θbは、接触面が線状で、接触
面積が小さく、且つ回転等しないセーラ5の縁部におけ
る角度である。したがって、このセーラ5を通過する
際、包材Wは相対的に大きい接触抵抗を受け、バナーB
は相対的に小さい接触抵抗を受ける。
【0068】その場合に、包材Wを搬送するプルダウン
ベルト機構7,7が、このセーラ5の下流側に配置され
ているから、包材Wは、このセーラ5を通過した後に走
行のための駆動力を受ける。したがって、セーラ5通過
時の接触抵抗が大きくても、セーラ5より下流側におけ
る包材Wの搬送速度ないし搬送量は保持される。
【0069】これに対し、バナーBは、このセーラ5を
通過する前に、前述したように、ゴムローラ67から走
行のための駆動力を受ける。しかし、セーラ5通過時の
接触抵抗が小さいから、セーラ5より下流側におけるバ
ナーBの搬送速度ないし搬送量はやはり保持される。す
なわち、包材W及びバナーBは、搬送速度ないし搬送量
が相互に同期した状態で横シールジョー9,9に供給さ
れる。
【0070】横シールジョー9,9は、筒状包材Wの横
シール時にバナーBを一緒に挟み付けて熱溶着すること
により、該バナーBを袋Gの上縁部と下縁部とに添着さ
せて該袋Gの外面に付帯させる。その場合に、包材W及
びバナーBはその搬送速度ないし搬送量が相互に同期し
た状態で横シールジョー9,9に供給されるから、例え
ば袋GがバナーBで引っ張られて歪んだり、余ったバナ
ーBが弛んだりせず、バナーBは良好に袋Gに付帯され
る。
【0071】このように、バナーBをローラ26,67
で包材Wの搬送速度と同期させたのちは、バナーBを包
材Wと異なる経路で横シールジョー9,9まで搬送する
ことにより、特に、包材Wが通過する比較的接触抵抗の
大きい部位、すなわちセーラ5の上縁部5bを避けてバ
ナーBを搬送することにより、バナーBに余分な抵抗を
作用させることが回避できて、その結果、横シールジョ
ー9,9への供給時において、バナーBの搬送速度を包
材Wの搬送速度と同期させたままに維持することができ
る。したがって、横シールジョー9,9へのバナーBの
供給量と包材Wの供給量とをほぼ同じとし、バナーBを
良好に袋Gに付帯させることが可能となる。
【0072】しかも、この場合、包材WとバナーBとを
異なる経路で搬送するから、両者W,Bが接触し、擦れ
合って、それらの表面が損傷し、印刷がかすれる等の不
具合も極力低減することができる。また、包材Wとバナ
ーBとを予め付着して一体化しないから、バナーBが上
縁部及び下縁部以外の部位で袋Gに添着された見栄えの
よくない商品が製造されることがない。さらに、先行す
る袋で発生した包材WとバナーBとのズレや誤差が、搬
送経路の上流側のロールRw,Rbにまで至る包材W及
びバナーBの後続部分ですべて吸収され、そのようなズ
レや誤差の影響が直ちに残りの後続部分に及んだり、ま
してや蓄積されたりすることがない。
【0073】特に、速度同期手段を、プルダウンベルト
機構7,7で搬送される包材Wと接触して回転され、そ
の回転でバナーBを搬送するローラ部材67で構成した
から、モータ等を使わずに、低コスト且つ簡素な構成
で、包材Wの搬送速度をバナーBに正しく伝達すること
ができる。
【0074】また、特に、バナーBの搬送経路として、
セーラ5の上縁部5bに至る途中にスリット5cを設
け、バナーBを該スリット5cに通して案内するバイパ
ス経路を採用したから、上縁部5bを通過させるときに
比べて、バナーBの屈曲角θbを小さくすることがで
き、その結果、セーラ5から受ける接触抵抗を小さくす
ることができる。
【0075】あるいは、これに代えて、バナーBをセー
ラ5をまったく経由させずに、横シールジョー9,9に
案内することもできる。その場合は、例えば、バナーB
を、ローラ26,67で搬送速度を同期させた後、セー
ラ5の方向に上昇させず、真っ直ぐ前方に案内し、筒状
包材Wの外面の近傍で下方に案内するとよい。
【0076】前述したように、この製袋包装機1では、
横シールジョー9,9を包材Wよりも速く下方移動a,
aさせることにより包材Wをしごくことができる。その
場合に、バナーBを包材Wに予め付着させていないか
ら、横シールジョー9,9が包材Wの搬送速度と異なる
速度で包材Wの外面を移動しても、バナーBが上記シー
ルジョー9,9で引っ張られて包材Wから強制的に剥離
され、その結果、袋Gに穴が空いたり、袋Gが破損する
というような不具合が生じない。
【0077】加えて、包材Wの搬送速度を変化させる場
合であっても、該包材Wの搬送速度とバナーBの搬送速
度とが常にローラ26,67で同期されるから、バナー
Bの付帯不良が発生しない。しかも、その場合に、プル
ダウンベルト機構7,7だけを操作して、包材Wの搬送
速度だけを変化させれば、バナーBの搬送速度がそれに
追随し、自然と同期して変化するから、両搬送速度をそ
れぞれ別々に制御するようなことをしなくて済む。
【0078】この製袋包装機1では、包材Wに対するバ
ナーBの搬送経路ないし付帯位置を決定する、バナーロ
ール支持ユニット32、ガイドローラユニット42、位
置決めブロック60,60、及びガイドレール64の左
右方向における位置が変更可能とされている。したがっ
て、これらの左右方向の位置を変更することにより、例
えば、図8に示すように、バナーBを袋Gの幅方向中央
部に取り付けることもでき、またそれ以外に、バナーB
を袋Gの左側部、あるいは右側部等、いろいろな位置に
変更して付帯させることが可能となる。
【0079】なお、この実施の形態では、それぞれの左
右方向の位置変更をハンドル34,44やノブ66の手
動操作で行うようにしたが、例えばモータを採用して自
動で行うようにしてもよい。また、それぞれの左右方向
の位置変更を個別に行うようにしたが、例えば巻き掛け
伝動機構を採用して全体が連動して位置変更するように
構成してもよい。
【0080】さらに、製袋包装機の操作パネル、あるい
は製袋包装機を組み込んだ生産システム全体を操作する
ための操作パネル上に、バナーの取付位置を図や数値で
表示する表示手段を備えると共に、所定のキー操作でバ
ナーの取付位置の設定変更を行い得るように構成しても
よい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製袋包装
機によれば、プルダウンベルト機構のような連続式の包
材搬送手段をフォーマのセーラ部材の下流側に配置した
場合に、包材とバナーとを予め付着して一体化すること
なく、両者を横シールジョーへ同じ量だけ供給し、もっ
て高速運転してもバナーを袋に良好に付帯させることが
できる。本発明は、販売広告や景品券等を印刷したバナ
ーを包装袋の外面に付帯させる製袋包装機一般に広く好
ましく適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る製袋包装機の概略
正面図である。
【図2】 同じく概略右側面図であって、特に、構成要
素の明瞭な図示のため、本体後方の右側の支持フレーム
及び本体上面の右側の支持フレームの図示を省略したも
のである。
【図3】 同包装機の後部要部の拡大左側面図であっ
て、特に、構成要素の明瞭な図示のため、本体後方の左
側の支持フレームの図示を省略したものである。
【図4】 同じく後部の一部切欠き拡大平面図であっ
て、特に、構成要素の明瞭な図示のため、本体後方の支
持ボックス及び包材ロールの図示を省略したものであ
る。
【図5】 同包装機の前部の一部切欠き拡大平面図であ
る。
【図6】 同じく前部要部の一部切欠き拡大左側面図で
ある。
【図7】 同包装機の速度同期手段の要部の拡大背面図
である。
【図8】 バナーが付帯された袋詰商品の説明図であ
る。
【図9】 シールジョーの直下方に設けられたしごき部
材を示す概略拡大側面図である。
【符号の説明】 1 製袋包装機 3 フォーマ 4 チューブ 5 セーラ(セーラ部材) 5b セーラ上縁部 5c スリット(切欠き) 7 プルダウンベルト機構(包材搬送手段) 9 シールジョー(シール手段) 26 ガイドローラ 67 ゴムローラ(ローラ部材) 69 ガイドローラ 91 しごき部材(包装補助手段) B バナー G 包装袋 Rb バナーロール Rw 包材ロール W 包材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 和哉 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E050 AB02 AB08 BA04 BA11 CA02 CA06 CB01 CB07 CC08 CC09 DC02 DC08 DC09 DD03 DF03 DH04 FA01 FB01 FB07 GB06 3E095 AA12 BA02 CA01 DA03 DA24 DA31 DA38 DA41 FA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の包材に対してテープ状のバナーを
    伴走させながら、両者をシール手段で挟んで、袋の上下
    をシールしつつ、該袋の上下に渡ってバナーを取り付け
    る製袋包装機であって、上記包材を筒状に曲成するセー
    ラ部材と、筒状に曲成された包材をシール手段へ搬送す
    る包材搬送手段と、包材が筒状に曲成される前に、該包
    材の搬送速度とバナーの搬送速度とを同期させる速度同
    期手段とを備えると共に、該同期手段からシール手段ま
    での包材の搬送経路とバナーの搬送経路とを異ならせた
    ことを特徴とする製袋包装機。
  2. 【請求項2】 速度同期手段は、包材搬送手段で搬送さ
    れる包材と接触して回転され、その回転でバナーを搬送
    するローラ部材であることを特徴とする請求項1に記載
    の製袋包装機。
  3. 【請求項3】 バナーの搬送経路は、少なくともセーラ
    部材の縁部を避けるものであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の製袋包装機。
  4. 【請求項4】 バナーの搬送経路は、セーラ部材に設け
    た切欠きを通過するものであることを特徴とする請求項
    3に記載の製袋包装機。
  5. 【請求項5】 筒状包材の外面に接触して該包材の搬送
    速度と異なる速度で移動することにより該包材をしごく
    包装補助手段が備えられていることを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載の製袋包装機。
  6. 【請求項6】 袋へのバナーの付帯位置を変更する付帯
    位置変更手段が備えられていることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の製袋包装機。
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