JP2013230457A - ノズルおよび液体吐出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に使用されるノズル、およびそのノズルを備えた液体吐出システムに関し、塗布量を安定化させる。
【解決手段】
ノズル30が、液体吐出側先端の部分31に、液体を吐出する吐出口311aから液流路上流側に向かって一定内径又は錐形に拡大する内径に形成された先端流路301と、その吐出口311aよりも液流路上流側から吐出口が形成されたノズル先端側に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部312とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に使用されるノズル、およびそのノズルを備えた液体吐出システムに関する。
ディスペンサと呼ばれる液体吐出装置が、例えば電子回路基板への接着剤やはんだの塗布、液晶材料の注入、薬品の分注等、広範な分野で使用されている。
この液体吐出装置の液体吐出側先端にはノズルが装着されて、そのノズルから液体が吐出される。このため、このノズルには、このノズルから吐出された液体が塗布先に正確に塗布されることが必要であって、吐出された液体が塗布しきれずにそのノズルの先端部分に残存すると、正確な液量の塗布が困難となる。
特許文献1には、はんだペースト塗布用のノズルについて、はんだペーストをプリント基板上に均一な量で同じ形状で塗布するために、ノズルの途中に口径の小さいペースト通路を設けるという工夫が提案されている。
特開平9−276767号公報
上掲の特許文献1の場合、ノズルの途中にペースト通路を設け、さらに吐出口を末広がり形状に広げるなど、ノズルの構造が複雑であり、コストアップの要因となる。また後述する実験結果によれば、この特許文献1のノズルには塗布量が変動する要因を含んでいる。
本発明は、上記事情に鑑み、塗布量の安定化が図られたノズル、およびそのノズルを用いた液体吐出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のノズルは、液体を吐出させる液体吐出装置の液体吐出側先端部に装着されて液体を吐出するノズルであって、
このノズルの液体吐出側先端の部分に、
液体を吐出する吐出口から液流路上流側に向かって一定内径又は錐形に拡大する内径に形成された先端流路と、
その吐出口よりも液流路上流側から吐出口が形成されたノズル先端側に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部と、
を有することを特徴とする。
本発明のノズルは、先端流路が一定内径又は液流路上流側に向かって錐形に拡大する内径に形成されているため、前掲の特許文献1にて提案されたペースト通路を設けたり末広がりの形状の吐出口を設けることと比べ、ノズルからの液の吐出量が安定する。また、本発明のノズルは、上記の錐形部を有することにより、ノズルから吐出された液がノズル外面に這い上がってノズル外面に纏わり付くという現象が抑えられ、先端流路が一定内径又は上流側に向かって錐形に広がる内径に形成されていることと相俟って、塗布液量を高精度に制御することができる。
本発明のノズルにおいて、上記錐形部は、一定の外径を表わす仮想面との成す角が5°以上75°以内の錐形状を有することが好ましい。
この範囲内の角度では、ノズルからの吐出液のノズル外面の纏わり付きがさらに有効に防止される。
また、本発明のノズルにおいて、上記錐形部が、撥液処理されていることが好ましい。
この錐形部が撥液処理されていることによっても、ノズル外面への纏わり付きがさらに有効に防止される。
尚、この錐形部が撥液処理されていることは、その錐形部以外の部分についても撥液処理されていることを妨げるものではなく、錐形部とその錐形部以外の部分とが撥水処理されていてもよい。
また、上記目的を達成する本発明の液体吐出システムは、
液体を吐出させる液体吐出装置と、
その液体吐出装置の液体吐出側先端部に装着されて液体を吐出するノズルとを備え、
このノズルが、液体吐出側先端の部分に、
液体を吐出する吐出口から液流路上流側に向かって一定内径又は錐形に拡大する内径に形成された先端流路と、
その吐出口よりも液流路上流側から吐出口が形成されたノズル先端側に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部と、
を有することを特徴とする。
以上の本発明によれば、塗布量の安定化が図られる。
本発明の一実施形態としての液体吐出システムの概要図である。 図1に円R1で示す、シリンジ先端部とノズルの拡大断面図である。 図2に円R2で示す、ノズルの先端部分の拡大断面図である。 液吐出実験結果を表わす図である。 先窄まりの先端流路を持つノズルの先端部分の断面図である。 末広がりの先端流路を持つノズルの先端部分の断面図である。 シミュレーションで用いたノズル先端形状のモデルを示した断面図である。 内径角度に対する外径の広がり量を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての液体吐出システムの概要図である。
この液体吐出システム10は、液体吐出装置20と、その液体吐出装置20を構成するシリンジ21の先端に装着されたノズル30とを備えている。
液体吐出装置20は、シリンジ21と、そのシリンジ21を支持する支持装置22と、そのシリンジ21に一端が接続されたエアホース23と、そのエアホース23の他端が接続された本体装置24と、本体装置24と支持装置22とを接続する制御線25とを有する。シリンジ21内には塗布対象の被塗布基板40に塗布しようとする液が注入されており、本体装置24からエアホース23を通ってエアーが送り込まれると、その送り込まれたエアーの量に相当する量の液がノズル30から吐出する。
支持装置22は、シリンジ21を支持する支持アーム221と、その支持アーム221を支持して上下動させる機構(図示省略)を備えた支持柱222と、その支持柱222を支持するとともに被塗布基板40が載置される支持台223とを有する。
また本体装置24には、一連の塗布シーケンスを起動するためのスタートボタン241が設けられている。
支持台223の上に被塗布基板40を置いて本体装置24のスタートボタン241を押すと、支持装置22の支持アーム221が、矢印D方向に下降し、ノズル30先端の液吐出部311が被塗布基板40に対しあらかじめ定められた間隔(例えば0.3mm)となる高さで停止する。その後、シリンジ21に一定量のエアーが送り込まれ、そのエアーに押されてシリンジ21内の液体がノズル30の先端の液吐出部311から塗布対象物40に向かって吐出し、その吐出した液体が被塗布基板40に塗布される。その後、支持アーム221は、矢印U方向に上昇する。
ここでは、簡易的な液体吐出システムについて一例を説明したが、液体吐出システム、液体吐出装置については様々な形態のものが広く知られており、ここでは、液体吐出システム全体については以上の説明にとどめる。
図2は、図1に円R1で示す、シリンジ先端部とノズルの拡大断面図である。
ノズル30の後端部32は、シリンジ21の先端部211に、図示のように嵌り込む形状となっており、ノズル30には、そのシリンジ21に嵌り込んだ状態において、シリンジ21の先端部211の液流路211aに同一径で連通する液流路300が形成されている。
尚、液流路300がシリンジ21の先端部211の液流路211aと同一径で連通することは一例であり、必ずしも同一径である必要はない。
図3は、図2に円R2で示す、ノズルの先端部分の拡大断面図である。
このノズル30の先端部分31には、図2に示す液流路300に連続する、その液流路300よりも小径の先端流路301が形成されている。この先端流路301は、一定内径に形成され、先端の液吐出部311に設けられた液体を吐出する吐出口311aから液流路上流側(ここに示す図では図の上側)に向かって、液流路300(図2参照)に繋がる液導入部313にまで続いている。この先端流路301の直径Eは、E=20μmφ〜1000μmφ程度である。ここでは、一例としてE=400μmφを採用している。先端流路301はこのように極めて細い流路であり、この流路内で、前述の特許文献1におけるペースト通路のような液流路の段差や末広がりの吐出口を設けるような加工を高精度に行なうのは大変であり、コストの上昇を招くおそれがあるが、本実施形態のように一定内径であれば加工が楽であり、コストダウンに繋げることができる。
また、この実施形態のノズル30は、吐出口311aよりも液流路上流側からその吐出口311aが形成されたノズル先端側(液吐出部311側)に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部312を有する。この錐形部312は、一定外径を表わす仮想面(図3は断面を示しており、図3ではこの仮想面は仮想線314として示されている)との成す角θが5°以上75°以内であることが好ましい。典型例として、ここではθ=15°を採用している。また、液吐出部311におけるノズル30の肉厚Aは、A=5μm〜500μm程度である。ここでは一例としてA=150μmを採用し、したがって液吐出部311におけるノズル外径Dは、D=E+2A=700μmである。
また、本実施形態では、錐形部312の液吐出部311側の終端とノズル先端との間の距離BはB=50〜60μm、錐形部312の直上部分の、凹み寸法Fは、F=100μmである。したがってこの部分の肉厚は50μm、外径は500μmである。距離Bは、B=0μmであることが好ましいが、B=0μmだとこのノズル30を製作した際にノズル先端の縁が鋭角となり、その部分にばりが発生し易い。このばりを避けるために、ここでは、B=50〜60μmとしている。尚、ばり取りを行なうこととし、B=0μmとしてもよい。
また、このノズルの材質は特定の材質に限定されるものではなく、金属やセラミックスを使用できる。あるいは、樹脂製であってもよい。
[実施例1]
(第1実験)
図4は、液吐出実験結果を表わす図である。
ここでは、基本的には図3に示す先端形状を有し、様々な角度θのノズルを製作して実験を行なった。
図4(A)〜(E)は、それぞれ、以下の(A)〜(E)の先端形状を有するノズルである。
(A)先端の外径D=500μm、角度θ=−11.3°、先端流路内径E=400μmφ
(B)先端の外径D=700μm、角度θ=0°、先端流路内径E=400μmφ
(C)先端の外径D=700μm、角度θ=5°、先端流路内径E=400μmφ
(D)先端の外径D=700μm、角度θ=15°、先端流路内径E=400μmφ
(E)先端の外径D=700μm、角度θ=75°、先端流路内径E=400μmφ
以下は、(A)〜(E)に共通の事項である。
・塗布液剤
紫外線硬化樹脂(ETP−101−S1)(積水化学工業(株)製)(粘度300cps)
・塗布実験条件
ディスペンサーロボット:EzROBO−3(岩下エンジニアリング製)
制御機器:AD2000(岩下エンジニアリング製)
室温:22℃
シリンジ:10cc
塗布圧力:0.3MPa
塗布時間:0.01sec
塗布間隔:2.0sec(連続300ショット×10回)
塗布対象物:なし。空中で打ちっぱなし
連続300ショット×10回(合計3000ショット)液吐出を行ない、ノズル先端に這い上がりが生じたか否かを観察した。
(A)θ=−11.3°、(B)θ=0°の場合、図4(A),(B)に示すように吐出液がノズル先端部分に這い上がる現象が観察された。この這い上がりは、3000ショット後だけでなく、最初の1ショット目から観察された。
(C)θ=5°、(D)θ=15°、(E)θ=75°の場合、吐出液は、図3の領域A,Bまでは付着するが、錐形部312の斜面に阻まれ、3000ショット後も液の這い上がりは観察されなかった。
さらに、後述する第2実験でも用いた塗布液剤(粘度3000cps)を用いて、上記と同様の実験を行なった。
(A)θ=−11.3°、(B)θ=0°の場合、当初は這い上がり現象は、観察されなかったが、300ショットを超えると、図4(A),(B)と同様の這い上がりが観察された。
(C)θ=5°、(D)θ=15°、(E)θ=75°の場合、3000ショット後も液の這い上がりは観察されなかった。
この第1実験では液が這い上がるか否かを観察したが、液の這い上がりが生じると、その吐出液を塗布対象物に塗布したときに塗布量に大きなばらつきが生じることになる。
(第2実験)
ここでは、以下の4種類のノズルを用いて実験を行なった。
図5は、下記(C)の先窄まりの先端流路301Aを持つノズルの先端部分の断面図である。また、図6は、下記(D)の末広がりの先端流路301Bを持つノズルの先端部分の断面図である。これら図5,図6のノズルは、それぞれ下記(C),(D)の説明以外の点については図3のノズルと同様であり、重複説明は省略する。
(A)先端の外径D=700μm、角度θ=15°、先端流路内径E=400μmφ
(B)先端の外径D=700μm、角度θ=75°、先端流路内径E=400μmφ
(C)先端の外形D=700μm、角度θ=75°、先端流路最大内径(先窄まり開始点)E=500μmφ、角度φ=34.3°、吐出口直径G=400μm
(D)先端の外径D=700μm、角度θ=15°、先端流路最小内径(末広がり開始点)E=400μmφ、吐出口直径G=600μmφ(末広がり)
以下は、(A)〜(D)に共通の事項である。
・塗布液剤
シリコン樹脂(X−35−331)30重量%で平均粒径15μmのガラス粉末を混練した液剤(粘度3000cps)
ディスペンサーロボット:EzROBO−3(岩下エンジニアリング製)
制御機器:AD2000(岩下エンジニアリング製)
室温:22℃
シリンジ:10cc
塗布圧力:0.1MPa
塗布時間:0.01sec
塗布間隔:20sec(連続500ショット×6回)
塗布対象物:ガラス板
ショット時のガラス板とノズル先端との間の距離:0.3mm
連続500ショット×6回(合計3000ショット)液塗布を行ない、500ショットごとに、ノズル先端の液だまり量の観察とガラス板上の塗布サイズ(塗布液の直径)を測定した。
500ショット後、3000ショット後の観察より、(A)〜(D)のどのノズルにも這い上がり現象は観察されなかった。ただし、大きな違いとして、(A)〜(C)と比較し(D)の末広がりの吐出口形状のノズルでは、ガラス板に塗布されずに吐出口に残存する先端たまり量が多く、また、その先端たまり量がばらつく傾向にあることが観察された。このことが以下に示す塗布サイズのばらつきに反映されているものと思われる。
Figure 2013230457
この表1は、ガラス板上に塗布された塗布液の塗布サイズの平均と標準偏差を示した表である。
(A)〜(D)のいずれのノズルであっても平均値はいずれも同等であるが、(D)の末広がりの吐出口を持つノズルの場合、(A)〜(C)と比較して標準偏差が大きく、塗布サイズが大きくばらついていることが分かる。
(第3実験)
ここでは、ノズル先端に力が加わったときのノズル先端の外形の広がり量についてのシミュレーション結果について説明する。
基板などの塗布対象物にノズルを使って塗布液を塗布する際、基板の平坦具合によっては、基板とノズル間距離が十分にとれずに、ノズル先端が基板に衝突し、ノズル先端が変形することがある。塗布径は基本的にノズル外径サイズに依存するため、ノズル外径が変形すると塗布径が変化することになり、塗布径の安定性の低下を招く。また、ノズル外径が変形すると内径も変形するため、塗布量にも影響を与えることになる。
図7は、ここでのシミュレーションで用いたノズル先端形状のモデルを示した断面図である。この図7における各部の寸法等は以下の通りである。
B=50μm
D=400μm
F=70μm
S=75.48μm
L=1000μm
OD=260μm
ID=200μm
θ=70°
材料:ステンレス(SUS303)
ここでは、上記の条件の下、内径角度φ(及び吐出口直径G)を様々に変化させ、上面Rを固定し下面に矢印の向きに10Nの力を加えたときの下面外径Dの広がり量ΔDをシミュレーションした。ここで使用したシミュレーションソフトウェアは、「ソリッドワークスプロフェッショナル2010(ソリッドワークス・ジャパン株式会社 製)」である
Figure 2013230457
この表2は、各内径角度φ(°)および内径G(μm)のときの、10Nの力に対する外径広がり量ΔD(μm)のシミュレーション結果を示した表である。
また、図8は、表2と同様、内径角度に対する外径の広がり量を示した図である。
マイナスの内径角度φは、先端流路の内径が図4に示すような末広がりの形状であることを表わし、内径角度φ=0°は、図3に示すように一定内径の先端流路であることを表わしている。さらに、プラスの内径角度φは、図5に示すように内径が先窄まりの先端流路であることを表わしている。
これら表2、図8から分かるように、内径角度φがマイナスの末広がりの先端流路よりも、内径一定の先端流路の方が外形広がり量ΔDが小さく、塗布径や塗布量の安定性が高いことが分かる。また、内径角度φがプラスの先窄まりの先端流路の場合は、外径広がり量ΔDがさらに小さく、塗布径や塗布量の安定性がさらに高まっていることが分かる。
以上の実験データおよびシミュレーション結果から、ノズルの先端に、図3に示すように、内径一定の先端流路301を有し、かつ錐形部312を有するノズルを採用するか、あるいは図5に示すように液流路上流側に向かって内径が錐形に拡大する先端流路301Aを有し、かつ錐形部312を有するノズルを採用すると、塗布量や塗布径の安定化が図られることが分かる。
ここで、錐形部312に、撥液処理、例えば撥液コーティングを施すと、液の這い上がり防止にさらに有効である。この場合に錐形部312のみでなく、図3に示す領域Aや領域Bにも撥液処理を施してもよく、さらには、先端流路301の内側にも撥液処理を施しノズル先端部分全体を液が付着しにくい環境としてもよい。
尚、ここでは、シリンジ21を用いる液体吐出装置およびそのシリンジ21に装着されるノズルについて説明したが、本発明は、シリンジを用いるタイプの液体吐出装置およびそのタイプの液体吐出装置に装着されるノズルに限られるものではなく、液の容積を計量して一定液量を吐出する容積計量方式の液体吐出装置など、様々なタイプの液体吐出装置に適用可能である。その場合に、ノズルの後端部には、装着のためのネジを設けるなど、その液体吐出装置に合わせて様々な形態が採用される。
10 液体吐出システム
20 液体吐出装置
21 シリンジ
22 支持装置
23 支持装置
24 本体装置
25 制御線
30 ノズル
31 先端部分
32 後端部
40 被塗布基板
211 先端部
211a,300 液流路
221 支持アーム
222 支持柱
223 支持台
241 スタートボタン
301,301A,301B 先端流路
311 液吐出部
311a 吐出口
312 錐形部
313 液導入部
314 仮想線
また、本発明のノズルにおいて、上記錐形部が、撥処理されていることが好ましい。
この錐形部が撥処理されていることによっても、ノズル外面への纏わり付きがさらに有効に防止される。
尚、この錐形部が撥処理されていることは、その錐形部以外の部分についても撥処理されていることを妨げるものではなく、錐形部とその錐形部以外の部分とが撥水処理されていてもよい。


Claims (4)

  1. 液体を吐出させる液体吐出装置の液体吐出側先端部に装着されて液体を吐出するノズルであって、
    当該ノズルの液体吐出側先端の部分に、
    液体を吐出する吐出口から液流路上流側に向かって一定内径又は錐形に拡大する内径に形成された先端流路と、
    前記吐出口よりも液流路上流側から該吐出口が形成されたノズル先端側に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部と、
    を有することを特徴とするノズル。
  2. 前記錐形部は、一定の外径を表わす仮想面との成す角が5°以上75°以内の錐形状を有することを特徴とする請求項1記載のノズル。
  3. 前記錐形部が、撥液処理されていることを特徴とする請求項1又は2記載のノズル。
  4. 液体を吐出させる液体吐出装置と、
    前記液体吐出装置の液体吐出側先端部に装着されて液体を吐出するノズルとを備え、
    前記ノズルが、液体吐出側先端の部分に、
    液体を吐出する吐出口から液流路上流側に向かって一定内径又は錐形に拡大する内径に形成された先端流路と、
    前記吐出口よりも液流路上流側から該吐出口が形成されたノズル先端側に向かって外径が錐形状に拡大する錐形部と、
    を有することを特徴とする液体吐出システム。
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