JP5855645B2 - 流路部品 - Google Patents

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Description

本発明は、液体が通過する流路を内部に形成してなる流路部品に関する。
従来から、液体を通過させる流路を内部に備えるとともに、その流路の端部であって外壁面に形成された開口からその液体を吐出する「セラミックス等から構成された流路部品」が知られている。係る流路部品は、例えば、DNAチップを製造するための装置、燃料噴射装置等の「流体噴射用アクチュエータ」、インクジェットプリンタのインク吐出装置、燃料電池(SOFC)、スイッチング素子、及び、センサ等として広い分野において使用されている。
ところで、このような流路部品の流路を構成している壁面(流路壁面)は、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性、耐熱性及び強度等の向上を目的として、パラキシリレン系のポリマーからなる保護膜によって覆われる場合がある(特許文献1を参照。)。パラキシリレン系のポリマーは「パリレン(登録商標)」とも称呼される。従って、以下において、パラキシリレン系のポリマーからなる保護膜は単に「パリレン膜」とも称呼される。
特開2002−307692号公報
図14は、上記特許文献1に開示された流路部品の吐出開口近傍部位の拡大断面図である。流路Rは、セラミックス等からなる部材101,101の壁面101a,101aにより構成されている。吐出開口が形成されている部材101,101の外壁面101bには「吐出孔102が形成されたノズル板103」が接合されている。更に、パリレン膜104は、流路Rを構成する壁面(流路壁面)101a,101aに形成されている。パリレン膜104の端部は吐出開口に到達している。即ち、パリレン膜104の端部は「外壁面101bとノズル板103の内壁面103aとが接触する面」に位置している。
しかしながら、パリレン膜104が形成された流路壁面の液体の濡れ性と、吐出孔102の側壁面の液体の濡れ性と、は大きく相違するので、液体の吐出を開始する際及び/又は液体の吐出を停止する際、その動作が直ちに開始又は完了しない(瞬時作動性能が良好でない)場合も生じる。
そこで、図15に示したように、ノズル板103を廃止し、セラミックス等からなる流路部品の吐出開口を外部に露呈させ、その吐出開口から液体を直接吐出する構造の流路部品が考えられる。
しかしながら、「パリレン膜104」の、流路Rを流れる液体であって「水のような表面張力の非常に高い液体」以外の液体、についての濡れ性は非常に良好であるので、図15に矢印A1により示したように、液体が外壁面101b側に廻り込み、液体を安定的に吐出することが困難であるという問題が生じる。従って、本発明の目的の一つは、液体が通過する流路を構成する流路壁面をパリレン膜からなる保護膜によって保護している流路部品において、液体が「吐出開口の形成されている外壁面」に廻り込む可能性がより小さい流路部品を提供することにある。
本発明の流路部品は、液体を外部の空間内に吐出するための吐出開口が同外部の空間内に露呈した外壁面に形成され且つ前記液体の流路であって前記吐出開口を一端に有する流路を内部に形成してなる流路部品において、
前記流路を構成する流路壁面がパラキシリレン系のポリマーの保護膜(パリレン膜)により覆われ、且つ、前記保護膜は前記吐出開口から前記流路壁面に沿って所定の距離(図7の距離Dを参照。)だけ上流に遡った位置に端部を有するように形成されている。
これによれば、吐出開口近傍には保護膜が存在しないので、吐出開口近傍の流路壁面の「流路を流れる液体に対する濡れ性」を低くすることができる。その結果、吐出開口から吐出される液体が「吐出開口の形成されている外壁面」に廻り込む可能性が低下する。
この場合、図13に示したように、液体が前記吐出開口を介して吐出されるとき、僅かではあるがその液体の一部が逆流する(矢印A2を参照。)。これにより、保護膜(パリレン膜20’)の端部に液体が衝突するので、保護膜(20’)が流路壁面から剥離する可能性が僅かではあるが高くなる。
そこで、前記保護膜は、その膜厚が前記吐出開口に近づくほど小さくなるように形成されていることが好適である。
これによれば、図7に示したように、逆流する液体が発生しないので、保護膜(パリレン膜20)が流路壁面から剥離する可能性をより小さくすることができる。換言すると、保護膜(20)と流路壁面との密着性が向上するので、流路部品の信頼性を向上させることができる。
本発明装置の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は本発明の実施形態に係る流路部品の平面図である。 図2は図1の1−1線に沿った平面にて流路部品を切断した断面図である。 図3は図2に示した一つのセラミックスシートの平面図である。 図4は図2に示した他のセラミックスシートの平面図である。 図5は図2に示した他のセラミックスシートの平面図である。 図6は図2に示した他のセラミックスシートの平面図である。 図7は図1及び図2に示した流路部品の吐出開口近傍の部分の拡大断面図である。 図8は図1に示した流路部品の製造工程を説明するための図である。 図9は図1に示した流路部品の製造工程を説明するための図である。 図10は図1に示した流路部品の製造工程を説明するための図である。 図11は図1に示した流路部品の製造工程を説明するための図である。 図12は図1に示した流路部品の製造工程を説明するための図である。 図13は本発明の変形例に係る流路部品の平面図である。 図14は従来の流路部品の吐出開口近傍の部分の拡大断面図である。 図15は検討されている流路部品の吐出開口近傍の部分の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る流路部品(液体吐出アクチュエータ、流体吐出装置)について説明する。図1は、この流路部品10の平面図である。図2は、図1の1−1線に沿った平面にて流路部品10を切断した断面図である。
流路部品10は、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸のそれぞれに平行な辺を有する直方体形状を備える。従って、図1に示したように、流路部品10の平面視(Z軸正方向からZ軸に沿って流路部品10を見た場合)における形状は長方形である。この長方形の長辺及び短辺は、X軸及びY軸にそれぞれ平行である。流路部品10の高さ方向はZ軸に平行である。なお、以下において、説明の便宜上、Z軸正方向を上方向と定義し、Z軸負方向を下方向と定義する。
流路部品10は、複数のセラミックスの薄板体(以下、「セラミックスシート」と称呼する。)11乃至14と、圧電素子15と、を含む。図3乃至図6は、セラミックスシート11乃至14のそれぞれの平面図である。セラミックスシート11乃至14は、この順に上方に積層及び圧着され、後に焼成により一体化される。圧電素子15は、セラミックスシート14の上面に配設・固定される。
このように構成される流路部品10は、流路R1(第1流路部R1)、流路R2(第2流路部R2)、流路R3(第3流路部R3)、流路R4(第4流路部R4)及び流路R5(第5流路部R5)から構成される一つの流路(液体流路)をその内部に形成している。
流路R1はZ軸に平行な中心軸を有する中空の円柱状である。流路R1は、流路部品10のY軸方向の中央部であってX軸正方向端部近傍に形成されている。
流路R5はZ軸に平行な中心軸を有する中空の円柱状である。流路R5は、流路部品10のY軸方向の中央部であってX軸負方向端部近傍に形成されている。
換言すると、セラミックスシート11は、図3に示したように、流路R1及び流路R5に対応する位置に流路R1及び流路R5をそれぞれ形成するための貫通孔を備えている。
流路R1は、液体を流路部品10内(液体流路内)に流入させるための流入開口をセラミックスシート11の下面(従って、流路部品10の下面、流路部品10の下側の外壁面11a)に形成している。
同様に、流路R5は、液体を流路部品10(液体流路)から外部空間に吐出(流出)させるための吐出開口をセラミックスシート11の下面(従って、流路部品10の下面、流路部品10の下側の外壁面11a)に形成している。なお、流路R5の直径は100μmであり、Z軸方向長さ(高さ)は100μmである。勿論、これらの数値は例示であり、これらの数値とは異なる値の直径及び高さを採用することができる。
流路R2は中空の四角柱状(直方体形状)である。流路R2は、流路部品10のY軸方向の中央部であってX軸正方向端部近傍(流路R1の直上部)に形成されている。
流路R4は中空の四角柱状(直方体形状)である。流路R4は、流路部品10のY軸方向の中央部であってX軸負方向端部近傍(流路R5の直上部)に形成されている。
換言すると、セラミックスシート12は、図4に示したように、流路R2及び流路R4に対応する位置に流路R2及び流路R4をそれぞれ形成するための貫通孔を備えている。
流路R3は中空の四角柱状(直方体形状)である。流路R3は、流路部品10のY軸方向の中央部であってX軸方向中央部(流路R2と流路R4の直上部及びそれらの間に対応する部位)に形成されている。
換言すると、セラミックスシート13は、図5に示したように、流路R3に対応する位置に流路R3を形成するための貫通孔を備えている。
図1及び図2に示したように、圧電素子15はセラミックスシート14の上面に固定されている。圧電素子15は流路R3の直上部に配設されている。圧電素子15は、図示しない上部電極及び下部電極を備えている。これらの電極間に駆動電圧が印加されると、圧電素子15はセラミックスシート14を変形させ、流路R3の容積を変化させる。これにより、液体流路内の液体が加圧され、その液体は流路R4及び流路R5を通って流路部品10の吐出開口から流路部品10の外部へと吐出される(送り出される)。このとき、液体は流路R1(流入開口)を介して外部から流路内へと補充される。
なお、流路部品10を構成する材質はセラミックスに限定されるものではない。例えば、セラミックスシート11に代えて、シリコン又はSUSからなる第1シートであってセラミックシート11と同形の第1シートと、セラミックスシート12乃至セラミックスシート14と、を用いて流路部品10を構成することができる。この場合、セラミックスシート12乃至セラミックスシート14を積層且つ圧着し、その後、それらを焼成により一体化し、更に、セラミックスシート12の下面にエポキシ接着剤により第1シートを接合することにより流路部品10を作成してもよい。
図2に示したように、液体流路(流路R1乃至流路R5)を構成する流路壁面には、パラキシリレン系のポリマーの保護膜(パリレン膜)20が形成されている。圧電素子15によって変形させられるセラミックスシート14(振動板)は薄板体であるので強度が不足する虞があるが、本例においてはセラミックスシート14の強度をパリレン膜20により増すことができる。更に、セラミックスシート14等の欠陥をパリレン膜20によって埋めることができる。
このパリレン膜20は、図7に示したように、吐出開口(第5流路R5の下端面)から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ上流に遡った位置に端部を有するように形成されている。
これにより、吐出開口の近傍にはパリレン膜20が存在しないので、吐出開口近傍の流路壁面の「流路を流れる液体に対する濡れ性」を低くすることができる。その結果、吐出開口から吐出される液体が「吐出開口の形成されている外壁面11a」に廻り込む可能性が低下する。
加えて、このパリレン膜20の膜厚tは大部分において略一定t0である。但し、パリレン膜20は、その膜厚が吐出開口に近づくほど小さくなるように形成されている。換言すると、吐出開口近傍の流路(流路R5)の形状は中空円柱状であることから、その流路壁面を覆うパリレン膜20は、そのパリレン膜20の表面(露呈面、内表面)により画定する流路が前記流路の軸線に沿って前記吐出開口に近づくほど拡径するように形成されている。
ところで、図13に示したように、パリレン膜の膜厚が端部に至るまで一定t0であると(そのような膜厚一定のパリレン膜を「パリレン膜20’」と称呼する。)、矢印A2により示したように、液体が吐出開口を介して吐出されるとき、僅かではあるがその液体の一部が逆流する。これにより、パリレン膜20’の端部に液体が衝突するので、パリレン膜20’が流路壁面から剥離する可能性が僅かではあるが高くなる。
これに対し、図7に示した上記パリレン膜20のように、その膜厚が吐出開口に近づくほど小さくなるように形成されていると、逆流する液体が発生しないので、パリレン膜20が流路壁面から剥離する可能性をより小さくすることができる。その結果、パリレン膜20とセラミックスからなる流路壁面との密着性がより一層向上するので、流路部品10の信頼性を向上させることができる。
同様に、図2に示したように、パリレン膜20は、流入開口(第1流路R1の下端面)から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ下流に移動した位置に端部を有するように形成されている。
加えて、パリレン膜20は、その膜厚が流入開口に近づくほど小さくなるように形成されている。
これにより、液体が流入開口から流路内に入るとき、その液体はパリレン膜20の表面を滑らかに流動し、パリレン膜20を流路壁面に押し付ける。その結果、パリレン膜20が剥離する可能性をより小さくすることができる。換言すると、パリレン膜20とセラミックスからなる流路壁面との密着性が向上するので、流路部品10の信頼性を向上させることができる。
次に、流路部品10の製造方法について説明する。
(流路部品積層体形成工程)
先ず、焼成前のセラミックスシート(セラミックスグリーンシート)11乃至14を準備する(図3乃至図6を参照。)。これらのシートの材料は、セラミックス材料であれば特に限定されないが、高い強度を有するという観点から、部分安定化ジルコニア又は安定化ジルコニアを主成分とするセラミックスであることが好ましい。
次いで、「金型パンチ及びダイ」を用いた打ち抜き加工により、セラミックスグリーンシート11乃至13に前述した「流路R1〜R5に対応する貫通孔」を形成する。その後、セラミックスシート11乃至14を積層し、互いに圧着する。最後に、積層された複数のセラミックスシートを焼成し、一体化する。以上により、図8に示したセラミックス積層体10Aが形成される。
(カップリング処理工程)
次に、流路の壁面(流路壁面)に対してカップリング処理を施す。これにより、後にパリレン膜が流路壁面に良好に密着した状態にて形成され易くなる。このカップリング処理には一般的な方法を用いることができる。本例においては、カップリング剤(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、品番:A−174)を水:IPA=1:1の溶液に1%溶解させた液体を室温で15分間維持し、その液体をセラミックス積層体10Aの流路内に流し込むことにより、カップリング剤を流路壁面に塗布する。なお、カップリング剤の蒸気を発生させ、その蒸気中にセラミックス積層体10Aを曝すことにより、カップリング処理を行ってもよい。
(パリレン膜形成(成膜)工程)
次に、パリレン膜をセラミックス積層体10Aの表面に形成する。このようなパリレン膜の成膜処理方法としては、固体のジパラキシリレンダイマーを蒸着源とする公知のCVD(Chemical Vapor Deposition,気相合成法)を採用することができる。この方法によれば、ジパラキシリレンダイマーが気化・熱分解して発生したジラジカルパラキシリレンが、セラミックス積層体10Aの露出面(流路の流路壁面を含む。)に吸着して重合反応が発生する。
この結果、図9に示したように、液体流路の流路壁面のみならず、セラミックス積層体10Aの表面全体にパリレン膜20が形成される。なお、パリレン膜20の成膜方法については、例えば、特開平7−101068号公報、特開2005−153510号公報及び特開2006−159858号公報等にも詳細に開示されている。また、パリレン膜20の材料としては、ポリモノクロロパラキシリレン、ポリジクロロパラキシリレン及びポリパラキシリレン等の一以上を用いることができる。
(パリレン膜除去工程)
パリレン膜20は、水以外の液体に対する濡れ性が高い。更に、流路を通過する液体は水以外の液体であることが多い。従って、流路以外の部分(セラミックス積層体10Aの外表面)に形成されているパリレン膜20を除去する。
パリレン膜20の除去は、研磨及びブラスト等の一般的な除去方法により行うことができる。パリレン膜20を除去した後、更に、吐出開口近傍の流路壁面に斜め方向から砥粒を投射するブラスト加工を行う。
このブラスト加工中、砥粒は、吐出開口から所定の距離にまで進入し、砥粒が吐出開口近傍のパリレン膜20を除去する。この結果、図2及び図7に示したように、パリレン膜20は吐出開口から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ上流に遡った位置に端部を有するように形成される。加えて、パリレン膜20の膜厚tが吐出開口に近づくほど小さくなるように形成される。
同様に、砥粒が流入開口近傍のパリレン膜20を除去する。この結果、図2に示したように、パリレン膜20は流入開口から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ下流に移動した位置に端部を有するように形成される。加えて、パリレン膜20の膜厚tが流入開口に近づくほど小さくなるように形成される。
ところで、パリレン膜20は比較的硬い膜である。従って、加工速度を上昇させるためには、SiC等のセラミックスの砥粒を用いることが望ましい。この場合、流入開口及び吐出開口よりも小さい径を有する砥粒を研磨剤として用いると、ブラスト加工中において液体流路内に砥粒が進入し、パリレン膜20にダメージを与える場合がある。更に、液体流路内に進入した研磨剤を除去する必要があるが、その除去も容易ではない。これに対し、流入開口及び吐出開口よりも大きい径を有する砥粒を研磨剤として用いると、流入開口の縁部のセラミックス部及び吐出開口の縁部のセラミックス部が削れてしまう。
一方、例えば特開2006−159402号公報等に開示されたブラスト方法が知られている。このブラスト方法は、「比較的大径の弾性体である母材」に「小径の砥粒」が固定された研磨材を噴射又は投射する方法である。
そこで、「比較的大径(即ち、流入開口及び吐出開口の径よりも大きい径)の弾性体である母材」に「SiC等の小径(即ち、流入開口及び吐出開口の径よりも小さい径)の砥粒」が埋め込まれている研磨材を噴射又は投射するブラスト加工方法は、パリレン膜20を除去する方法として好適に用いられる。
このブラスト方法によれば、研磨材(母材)の径が大きいので、ブラスト加工中に研磨材が「流入開口及び吐出開口」から液体流路内に進入し難い。従って、このブラスト加工により、流路壁面(振動板であるセラミックスシート14を含む。)を保護しているパリレン膜20はダメージを受けない。
加えて、図11に示したように、このブラスト加工中、研磨材Tは吐出開口から所定の距離にまで進入し、研磨材Tの母材に埋め込まれている砥粒Pが吐出開口近傍のパリレン膜20を除去する。
この結果、このブラスト加工を実施するだけで、流路壁面以外の部分のパリレン膜20が除去されるのと同時に、図7及び図11に示したように、パリレン膜20の端部が吐出開口から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ上流に遡った位置となる。更に、パリレン膜20の端部が流入開口から流路壁面に沿って所定の距離Dだけ下流に移動した位置となる。しかも、パリレン膜20は、パリレン膜20の膜厚が吐出開口に近づくほど小さくなるように形成され、且つ、パリレン膜20の膜厚が流入開口に近づくほど小さくなるように形成される。
なお、このブラスト加工において、研磨剤の噴射又は投射方向θは90度でない方向(加工対象の壁面の法線と相違する方向、加工対象の壁面に対して直交しない方向)であることが望ましい。
また、パリレン膜20の膜厚の「吐出開口又は流入開口に近づく方向の単位長さ」あたりの減少量(即ち、パリレン膜20の薄くなる程度)及び上記距離Dは、ブラスト投射の角度、ブラスト投射時間及びブラスト投射圧力等を適宜設定することにより、調整することができる。
(圧電素子形成工程)
その後、図12に示したように、圧電素子15の前駆体をセラミックスシート14の上面に配設し、焼成する。以上により、図1及び図2に示した流路部品10が完成する。
<実施例>
上記実施形態に従って以下に述べるように種々の流路部品10の実施例を実際に作成した。なお、これらの実施例において、流路R5の直径(流出開口の直径)は50μm、セラミックスシート11の厚さ(即ち、流路R5の軸方向長さ)は100μmであった。
<実施例1>
実施例1は、セラミックスシート11乃至セラミックスシート14を用いた流路部品であり、以下に述べる条件・方法にてパリレン膜を除去して作成された。
方法:ブラスト
研磨剤:母材の大きさ=直径600μm
母材の材質=エチレンプロピレンジエン系ゴム(弾性体)
砥粒=SiC#2000
圧力:0.1MPa
投射角度θ:25度(加工対象壁面の法線に対して65度)
時間:5分
投射距離3cm
実施例1の表面粗さは43nm、上記距離Dは5μmであった。
<実施例2>
実施例2は、セラミックスシート11乃至セラミックスシート14を用いた流路部品であり、以下に述べる条件・方法にてパリレン膜を除去して作成された。
方法:ブラスト
研磨剤:母材の大きさ=直径1000μm
母材の材質=エチレンプロピレンジエン系ゴム(弾性体)
砥粒=SiC#2000
圧力:0.1MPa
投射角度θ:25度(加工対象壁面の法線に対して65度)
時間:5分
投射距離3cm
実施例2の表面粗さは43nm、上記距離Dは2μmであった。
<実施例3>
実施例3は、セラミックスシート11乃至セラミックスシート14を用いた流路部品であり、以下に述べる条件・方法にてパリレン膜を除去して作成された。
方法:ブラスト
研磨剤:母材の大きさ=直径600μm
母材の材質=エチレンプロピレンジエン系ゴム(弾性体)
砥粒=SiC#2000
圧力:0.1MPa
投射角度θ:40度(加工対象壁面の法線に対して50度)
時間:5分
投射距離3cm
実施例3の表面粗さは43nm、上記距離Dは10μmであった。
<実施例4>
実施例4は、セラミックスシート11に代わるシリコンからなる第1シートと、セラミックスシート12乃至セラミックスシート14と、を用いた流路部品であり、以下に述べる条件・方法にてパリレン膜を除去して作成された。
方法:ブラスト
研磨剤:母材の大きさ=直径600μm
母材の材質=エチレンプロピレンジエン系ゴム(弾性体)
砥粒=SiC#2000
圧力:0.1MPa
投射角度θ:25度(加工対象壁面の法線に対して65度)
時間:5分
投射距離3cm
実施例4の表面粗さは22nm、上記距離Dは7μmであった。
<実施例5>
実施例5は、セラミックスシート11に代わるSUSからなる第1シートと、セラミックスシート12乃至セラミックスシート14と、を用いた流路部品であり、以下に述べる条件・方法にてパリレン膜を除去して作成された。
方法:ブラスト
研磨剤:母材の大きさ=直径600μm
母材の材質=エチレンプロピレンジエン系ゴム(弾性体)
砥粒=SiC#2000
圧力:0.1MPa
投射角度θ:25度(加工対象壁面の法線に対して65度)
時間:5分
投射距離3cm
実施例5の表面粗さは54nm、上記距離Dは3μmであった。
次に、このように作成される流路部品10の評価を行った。評価方法は次の通りである。
・上述した製造工程において、パリレン膜除去方法のみを次のように変更した比較例を作成した。比較例は、セラミックスシート11乃至セラミックスシート14を用いた流路部品である。
<比較例におけるパリレン膜除去方法>
方法:研磨(ブラスト加工なし)
研磨剤:砥粒=SiC#2000
この方法により表面粗さが40nmとなるまで研磨した。また、パリレン膜の厚さはその端部まで一定であり、上記距離Dは0μmであった。即ち、流路壁面のパリレン膜は、流入開口から吐出開口までの流路全域に渡り一定であった。
<評価方法>
・インクを流路内に充填し、そのインクを0.1MPaで吐出開口から1分間押し出した際の、吐出開口部外壁面11aへのインクの廻り込み距離、及び、吐出開口部内壁のパリレン膜の剥れの有無を確認した。サンプル数(n数)は40であった。検査は、100倍の倍率を有する顕微鏡を用いて行った。
評価結果は次のとおりである。
実施例1:
インクの廻り込み距離:0μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「0」
実施例2:
インクの廻り込み距離:0μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「0」
実施例3:
インクの廻り込み距離:0μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「0」
実施例4:
インクの廻り込み距離:0μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「0」
実施例5:
インクの廻り込み距離:0μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「0」
比較例:
インクの廻り込み距離:3μm、 パリレン膜の剥れ 40サンプル中「3」
このことからも、本発明の実施形態に係る流路部品10は、吐出開口から吐出される液体が「吐出開口の形成されている外壁面11a」に廻り込む可能性が小さく、パリレン膜20が剥離する可能性が小さい流路部品であることが確認される。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る流路部品10は、液体を外部の空間内に吐出するための吐出開口が同外部の空間内に露呈した外壁面11aに形成され且つ前記液体の流路であって前記吐出開口を一端に有する流路(R1〜R5)を内部に形成してなるセラミックスから構成された流路部品10において、
前記流路を構成する流路壁面がパラキシリレン系のポリマーの保護膜20により覆われ、且つ、前記保護膜20は前記吐出開口から前記流路壁面に沿って所定の距離Dだけ上流に遡った位置に端部を有するように形成されている。
従って、吐出開口近傍にはパリレン膜20が存在しないので、吐出開口近傍の流路壁面の「流路を流れる液体に対する濡れ性」を低くすることができる。その結果、吐出開口から吐出される液体が「吐出開口の形成されている外壁面11a」に廻り込む可能性が低下する。従って、流路部品10は液体を安定して吐出することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、図12に示したように、流入開口の下部には別部材30が接合されてもよい。加えて、図13に示したように、パリレン膜20’の端部の膜厚は吐出開口(及び/又は流入開口)に近づくほど次第に小さくならなくてもよい。
更に、前述したように、流路部品の材質は特に限定されない。即ち、流路部品は、セラミックス、シリコン、及び、SUS等の金属から構成されてもよいし、それらの複合品として構成されてもよい。但し、流路部品をセラミックスにより一体的に形成すると、その強度が高くなる。従って、流路部品全体がセラミックスにより一体形成されることが望ましい。

Claims (2)

  1. 液体を外部の空間内に吐出するための吐出開口が同外部の空間内に露呈した外壁面に形成され且つ前記液体の流路であって前記吐出開口を一端に有する流路を内部に形成してなる流路部品において、
    前記流路を構成する流路壁面がパラキシリレン系のポリマーの保護膜により覆われ、且つ、前記保護膜は前記吐出開口から前記流路壁面に沿って所定の距離だけ上流に遡った位置に端部を有するように形成され、前記保護膜は、その膜厚が前記吐出開口に近づくほど小さくなるように形成された流路部品。
  2. 請求項1に記載の流路部品において、
    前記流路の軸線と垂直をなす断面の形状が一定である部分において、前記保護膜は前記吐出開口から前記流路壁面に沿って所定の距離だけ上流に遡った位置に端部を有する流路部品。
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