JP2013226704A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置側の形状を変更することなく、収容量の異なる流体収容体を交換可能に装着することができる流体噴射装置を提供する。
【解決手段】プリンターは、インクを噴射可能な流体噴射部と、流体収容体22が着脱可能に装着される流体収容体保持部23と、装着される流体収容体22に対して接続される接続部54と、接続部54に対して一定の位置関係を有して、装着される流体収容体22を接続部54に向けて案内する案内部と、装着方向Xにおける一定の奥行き長さ及び装着方向Xと交差する幅方向Yにおける一定の幅広さを有する第1流体収容体22Aと、奥行き長さ及び幅広さのうち少なくとも一方が第1流体収容体22Aと異なる第2流体収容体22Bとが交換可能に収容される収容領域ARを形成する収容室53と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、流体収容体が着脱可能に装着されるとともに、装着された流体収容体から供給された流体を噴射可能な流体噴射装置に関する。
従来から、流体を噴射可能な流体噴射装置として、流体収容体の一例であるインクカートリッジに収容されたインクを用紙などのターゲットに対して噴射することで文字や図形等の画像を形成するインクジェット式プリンターがある。そして、こうした流体噴射装置には、特許文献1のインクジェット記録装置のように、異なる種類のインクを収容した複数のインクカートリッジが着脱可能に装着されるインクカートリッジ保持部材(流体収容体保持部)を備えるものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−143725号公報
こうしたインクジェット式プリンターにおいて、例えばモノクロ印刷を多く行う場合には、黒インクを収容したインクカートリッジを頻繁に交換しなければならない一方、使用頻度の低いカラーインクを収容したインクカートリッジは、黒インクより少ない収容量であっても足りる。すなわち、インクであればその色など、流体噴射装置が種類の異なる流体を噴射可能な場合には、その流体の種類によって需要量が異なる場合がある。
そのため、特許文献1のインクカートリッジ保持部材は、カラーインク用のインクカートリッジを収容するための複数の収容室に加えて、より収容量の多い黒インク用のインクカートリッジを収容可能な幅の広い収容室を備えている。
しかし、このように大きさの異なる収容室を設ける場合には、インクの需要量が変化する都度、インクカートリッジ保持部材の形状を変更する必要がある。そのため、インクカートリッジ保持部材の設計変更に手間がかかり、需要量の変化に迅速に対応することができないという問題が生じる。
なお、こうした問題は、インクカートリッジを装着可能なインクジェット式プリンターに限らず、流体収容体が着脱可能に装着されるとともに、装着された流体収容体から供給された流体を噴射可能な流体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置側の形状を変更することなく、収容量の異なる流体収容体を交換可能に装着することができる流体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の流体噴射装置は、流体を噴射可能な流体噴射部と、流体収容体が着脱可能に装着される流体収容体保持部と、装着される前記流体収容体に対して接続される接続部と、該接続部に対して一定の位置関係を有して、装着される前記流体収容体を前記接続部に向けて案内する案内部と、装着方向における一定の奥行き長さ及び前記装着方向と交差する幅方向における一定の幅広さを有する前記流体収容体である第1流体収容体と、前記奥行き長さ及び前記幅広さのうち少なくとも一方が前記第1流体収容体と異なる前記流体収容体である第2流体収容体とが交換可能に収容される収容領域を形成する収容室と、を備える。
この発明の流体噴射装置によれば、案内部は接続部と一定の位置関係を有しているので、第1流体収容体及び第2流体収容体のうち何れの流体収容体が装着される場合にも、同様に接続部に向けて案内することができる。そして、第2流体収容体は第1流体収容体と奥行き長さ及び幅広さのうち少なくとも一方が異なるために流体の収容量が第1流体収容体と異なる。また、収容室が形成する収容領域は、こうした収容量の異なる第1流体収容体と第2流体収容体とを交換可能に収容するので、装置側の形状を変更することなく、収容量の異なる流体収容体を交換可能に装着することができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記収容室は前記幅方向において前記第2流体収容体よりも幅広い前記第1流体収容体を収容可能な前記収容領域を複数形成し、前記接続部及び前記案内部は前記収容領域毎に備えられる。
この発明の流体噴射装置によれば、収容領域は第1流体収容体を収容可能なので、それよりも幅の狭い第2流体収容体を収容することが可能である。そして、収容室はこうした収容領域を複数形成するとともに、接続部及び案内部は収容領域毎に備えられるので、収容量の異なる第1流体収容体と第2流体収容体とを同時に流体収容体保持部に装着することができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記案内部は前記装着方向に延びるように凹設された案内溝を有し、該案内溝は前記各収容領域で前記幅方向に等しい幅を有する。
この発明の流体噴射装置によれば、案内溝は各収容領域で幅方向に等しい幅を有するので、第2流体収容体が第1流体収容体と等しい幅の被案内部を備えている場合には、第2流体収容体を第1流体収容体と同様に接続部に向けて案内することができる。また、案内溝は装着方向に延設されているので、第2流体収容体が第1流体収容体と異なる奥行き長さを有する場合にも、第1流体収容体と同様に接続部に向けて案内することができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記案内部及び前記接続部は前記収容領域の前記幅方向における中央に配置される。
この発明の流体噴射装置によれば、案内部によって流体収容体を収容領域の幅方向における中央に位置決めすることができるので、第2流体収容体の幅が第1流体収容体と異なる場合にも、第1流体収容体と同様に接続部に接続させることができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記案内部及び前記接続部は前記収容領域の前記幅方向における一端側寄りに配置される。
この発明の流体噴射装置によれば、案内部によって流体収容体を収容領域の幅方向における一端側寄りに位置決めすることができるので、第2流体収容体の幅が第1流体収容体と異なる場合にも、第1流体収容体と同様に接続部に接続させることができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記収容領域には、前記第1流体収容体よりも前記奥行き長さが短い前記流体収容体である第3流体収容体と、前記第1流体収容体とが交換可能に収容され、前記収容室は、前記第1流体収容体に対応する前記奥行き長さを有する底板部と、前記第3流体収容体に対応する前記底板部よりも短い前記奥行き長さを有する天板部とによって囲み形成される。
この発明の流体噴射装置によれば、底板部によって奥行き長さの長い第1流体収容体を支持することができる。また、底板部よりも奥行き長さの短い天板部によって収容室は上側に向けて開口する態様となるので、この開口を通じて奥行き長さの短い第3流体収容体を着脱することができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記収容室には前記収容領域に収容された前記流体収容体の移動を規制する移動規制部が前記装着方向における奥側に設けられ、前記移動規制部は前記流体収容体を前記装着方向及び前記幅方向と交差する付勢方向に付勢する付勢部材を有する。
この発明の流体噴射装置によれば、収容領域内で装着方向の奥側に寄せられた流体収容体を付勢部材で付勢することで、第1流体収容体よりも奥行き長さが短い流体収容体であっても、装着方向と反対方向となる取出方向への移動を規制することができる。また、付勢部材は装着方向及び幅方向と交差する付勢方向に流体収容体を付勢するので、第1流体収容体と幅の異なる流体収容体であっても、第1流体収容体と同様に移動を規制することができる。
また、本発明の流体噴射装置において、前記接続部は前記装着方向と反対方向に突出する先端側が前記流体収容体に設けられた流体の流出口に挿入される流体供給針を有し、該流体供給針は、前記案内部よりも前記装着方向の奥側となる位置であって、前記付勢部材よりも前記付勢方向側となる位置に配置される。
この発明の流体噴射装置によれば、流体供給針は装着方向における手前側に突出する態様で案内部よりも装着方向における奥側に配置されるので、案内部によって位置決めされた流体収容体の流出口に対して、確実に流体供給針を挿入させることができる。また、流体供給針は付勢部材よりも付勢方向側となる位置に配置されるので、付勢部材の付勢力によって、流体供給針の流体収容体に対する挿通状態を保持することができる。
本発明に係る第1実施形態の流体噴射装置の斜視図。 本体ケース内の概略構成を示す断面図。 本体ケース内におけるインク供給チューブの配設状態を示す斜視図。 インク供給チューブの配設状態を示す斜視図。 流体収容体が装着された流体収容体保持部の一部分解斜視図。 流体収容体が装着された流体収容体保持部の断面図。 第1流体収容体が装着された流体収容体保持部を示す上面図。 流体収容体保持部の作用を説明するための上面図。 本発明に係る第2実施形態の流体収容体保持部を示す上面図。 図9の正面図。 大型の流体収容体が装着された流体収容体保持部を示す上面図。 図11の正面図。
以下、本発明の流体噴射装置をインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という)に具体化した第1実施形態及び第2実施形態について、図を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、脚台12と、脚台12に支持された略直方体形状の本体ケース13と、本体ケース13の背面部から上側後方へ斜めに突出した給紙部14とを備えている。
給紙部14内には、長尺の媒体としての用紙Pがロール状に巻き重ねられてなるロール紙RPが装填される。そして、給紙部14には、長手方向に延びる開閉カバー15が開閉可能に取り付けられている。また、給紙部14内には、長手方向の両端側に支持ユニット16が収容されている。支持ユニット16は、給紙部14内においてロール紙RPを一体回転可能に保持する。
本体ケース13の上部において給紙部14との境界位置には、給紙部14から送り出される用紙Pを本体ケース13内へ給送するための給紙口17が開口している。また、本体ケース13の上部において給紙口17の前側には矩形状の天板18が設けられている。
ロール紙RPを給紙部14に装填する場合には、開閉カバー15を開けた状態で天板18にロール紙RPを仮置きして、ロール紙RPの両端部に支持ユニット16を取り付ける。そして、支持ユニット16が取り付けられたロール紙RPを給紙部14側へ押圧すると、ロール紙RPが両支持ユニット16に支持された状態で給紙部14に装填される。
本体ケース13の上部において天板18の前方には、天板18側となる後側から前側に向けて低くなるように傾斜した傾斜部19が形成されている。なお、本体ケース13の傾斜部19は、給紙部14に対するロール紙RPの装填作業を容易にするために設けられている。
傾斜部19には、長手方向の中央部に本体ケース13内のメンテナンスを行うためのメンテナンスカバー19aが開閉可能に設けられている。また、本体ケース13において傾斜部19の例えば右端側には、ユーザーが各種の設定操作や各種の情報の入力操作などを行うための操作パネル20が設けられている。そして、本体ケース13の前面側には、給紙口17から給送された用紙Pを本体ケース13外に排出するための排紙口21が開口している。
本体ケース13下部の例えば右端側には、流体としてのインクを収容した流体収容体22が着脱可能に装着される流体収容体保持部23が設けられている。なお、以下の説明においては、プリンター11の正面側から背面側に向かう方向を流体収容体22の装着方向Xという。また、装着方向X及び鉛直方向Zと交差(本実施形態では直交)する水平方向を幅方向Yという。
本体ケース13において流体収容体保持部23の外装ケース24を構成する部分の前側には、流体収容体22の装着口25が開口している。また、外装ケース24の前面側には、装着口25を覆蓋可能なホルダカバー26が設けられている。ホルダカバー26は、外装ケース24の前側下部に設けられた回動軸部27を中心に回動することで、装着口25を覆蓋する閉位置と図1に示す開位置との間で変位可能となっている。そして、流体収容体保持部23には、異なる色のインクを収容した複数(本実施形態では5つ)の流体収容体22が装着可能となっている。
また、流体収容体保持部23にはホルダカバー26が閉位置に配置されたことを検出するための図示しないセンサーが設けられている。そして、ホルダカバー26が閉位置に配置されたことをセンサーが検出すると、プリンター11に設けられた図示しない制御装置が流体収容体22の装着が完了したと判断する。
図2に示すように、本体ケース13内には、給紙口17から排紙口21に向けて用紙Pを搬送するための搬送機構28と、搬送機構28によって搬送される用紙Pに対してインクを噴射可能な流体噴射部29とが収容されている。搬送機構28は、流体噴射部29に向けて用紙Pを給紙するための給紙ローラー対30と、流体噴射部29を通過した用紙Pを排紙口21に向けて排紙するための排紙ローラー対31とを備えている。
流体噴射部29は、本体ケース13の長手方向(図2においては紙面と直交する幅方向)が軸方向となるように本体ケース13の両側壁間に架設されたガイド軸32と、ガイド軸32に沿って往復移動可能な状態で保持されたキャリッジ33とを備えている。また、キャリッジ33の下方には搬送機構28によって搬送される用紙Pを支持するための支持部材34が配置されている。
キャリッジ33は、ガイド軸32に係合する係合部35と、前側及び上側が開口するとともに底部に平面視矩形状の貫通孔(図示略)が形成された有底箱状の本体部36と、本体部36の開口を覆蓋するように本体部36に取り付けられるキャリッジカバー37とを有している。
キャリッジ33の本体部36には、インクを噴射する流体噴射ヘッド38が取り付けられている。流体噴射ヘッド38はその下側部分が本体部36に形成された貫通孔に挿通されるとともに、支持部材34の上端面と対向する下端面に複数のノズル(図示略)が開口している。また、キャリッジ33には、流体噴射ヘッド38に形成されたノズルに向けて噴射に適した圧力でインクを供給するための図示しない圧力調整機構が搭載されている。
キャリッジ33の本体部36には、その背面上部から上側後方へ斜めに突出する本体側突出部36aが設けられているとともに、キャリッジカバー37にはその背面上部から後方へ突出するカバー側突出部37aが設けられている。そして、本体側突出部36aとカバー側突出部37aとの間にガイド軸32の軸方向に延びるように形成された隙間には、ガイド軸32と平行をなすように本体ケース13の両側壁間に架設された後側ガイド板39が挿入されている。後側ガイド板39の前面側は、カバー側突出部37aと対向するように鉛直方向Zに延びる平面状の後側ガイド面40となっている。
また、本体ケース13内においてキャリッジ33の前方には、同じくガイド軸32と平行をなすように本体ケース13の両側壁間に架設された前側ガイド板41が配置されている。前側ガイド板41の後面側は、鉛直方向Zに延びる平面状の前側ガイド面42となっている。なお、本体ケース13内において、後側ガイド板39は天板18の下方に配置される一方、前側ガイド板41は前下がりとなっている傾斜部19の下方に配置されるため、前側ガイド板41は後側ガイド板39よりも低い位置に配置されている。
流体収容体保持部23はキャリッジ33及び支持部材34よりも下方に配置されている。また、流体収容体保持部23の後側には、流体収容体22内に収容されたインクを流体噴射部29に供給するための流体供給機構43と、流体供給機構43を駆動するための駆動源44とが取り付けられている。そして、流体供給機構43には装着可能な流体収容体22の数に対応して設けられた複数(本実施形態では5本)のインク供給チューブ45の上流端が接続されるとともに、各インク供給チューブ45は上方に向けて延設される。
流体収容体保持部23から上方に向けて延設されたインク供給チューブ45は、その途中部分が前側ガイド板41の前面側に固定部材46によって固定されるとともに、さらにその下流側の部分が前側ガイド板41の前側ガイド面42及び後側ガイド板39の後側ガイド面40に沿って順次引き回される。なお、前側ガイド板41と後側ガイド板39との間において、インク供給チューブ45は下流側に向けて鉛直方向Zにおける位置が高くなるように斜め上方にねじれた状態で引き回されている。
前側ガイド板41及び後側ガイド板39に沿って引き回される複数のインク供給チューブ45は、鉛直方向Zに並ぶように複数のチューブガイド47によって結束されている。そして、キャリッジ33がガイド軸32に沿って往復移動する場合には、チューブガイド47が前側ガイド板41、後側ガイド板39及び本体ケース13の側壁などに摺接することで、インク供給チューブ45の前側ガイド板41等への摺接が抑制される。
インク供給チューブ45の下流端はキャリッジ33に設けられたチューブ接続部48に接続されている。また、流体収容体22に収容されたインクは、流体供給機構43からインク供給チューブ45を通じて加圧された状態でキャリッジ33側に供給され、圧力調整機構による圧力調整を経て流体噴射ヘッド38側へ供給される。そして、供給されたインクが流体噴射ヘッド38のノズルから用紙Pに向けて噴射されることで、画像等を形成する印刷処理が行われる。
ここで、インク供給チューブ45の引き回し状態について詳述する。
図3に示すように、インク供給チューブ45は前側ガイド板41の前面側に長手方向に並ぶ2つの固定部材46(46A,46B)によって固定されている。また、前側ガイド板41の長手方向の中央よりやや左側寄りとなる位置には上方向に開口する切り欠き49が形成されている。そして、前側ガイド板41の前面側に沿って右側から左側に引き回されたインク供給チューブ45は、引き回し方向が反転されるとともに反転に伴って形成される湾曲部分R1が切り欠き49に挿通されて、前側ガイド板41の後面である前側ガイド面42側に引き回される。
前側ガイド板41の前側ガイド面42に沿って左側から右側に引き回されたインク供給チューブ45は、前側ガイド板41の右端側において再度引き回し方向が反転されるように湾曲されて、後側ガイド板39の前面である後側ガイド面40に沿うように引き回される。上述したように、インク供給チューブ45の前側ガイド面42から後側ガイド面40へ向かう湾曲部分R2は、上流側から下流側に向けて斜め上方に引き上げられている。
図4に示すように、インク供給チューブ45は、前側ガイド板41の前側ガイド面42側に引き回された後、前側ガイド面42の切り欠き49付近に設けられた固定部材46(46C)と、その下流側に設けられた固定部材46(46D)によって前側ガイド面42に対して固定されている。また、チューブガイド47は、インク供給チューブ45の固定部材46Dで固定された部分より下流側となる部分に所定の間隔をおいて5つ取り付けられている。
次に、流体収容体保持部23の構成について詳述する。
図5に示すように、流体収容体保持部23は、装着される流体収容体22を支持する底板部50と、底板部50の幅方向Yの両端部に取り付けられる側壁部51と、底板部50と平行をなして対向するように両側壁部51に取り付けられる天板部52とを備えている。なお、底板部50の後側部分には流体供給機構43が固定されているとともに、天板部52は流体供給機構43の前側に配置されている。そして、底板部50、両側壁部51及び天板部52によって流体収容体22を収容する収容室53が囲み形成されている。
収容室53は、1つの流体収容体22を収容可能な収容領域を複数(本実施形態では5つ)形成する。ただし、本実施形態の流体収容体保持部23においては各収容領域を区画する区画壁が設けられていないため、図5及び図6では収容領域を区分する領域境界の図示を省略している。
天板部52は底板部50よりも装着方向Xにおける長さが短く、かつ、その前端位置が底板部50の前端位置よりも後方に配置されている。また、両側壁部51は、上側部分は天板部52と前端位置が揃うように装着方向Xにおける長さが短くなっている一方、下側部分は装着方向Xにおける長さが増すように前端側が底板部50の前端部に向けて斜めに延設されている。そのため、収容室53は前方向に開口するとともに、その前側部分が上方向に開口する態様となっている。また、側方から見た場合に、流体収容体保持部23に装着された流体収容体22は前側上部が収容室53から露出する態様となる。
収容室53の装着方向Xにおける奥側には、装着される流体収容体22に対して接続される接続部54が配置されている。また、底板部50の上面側には、収容室53を構成する部分に、接続部54に対して一定の位置関係を有して、流体収容体保持部23に対して装着される流体収容体22を接続部54に向けて案内する案内部56が形成されている。
案内部56は、装着方向Xに延びるように凹設された案内溝57を有している。また、収容室53内において装着方向Xの奥側には、収容された流体収容体22の移動を規制する移動規制部58が設けられている。移動規制部58は、案内溝57内にねじ止めによって固定された付勢部材としての板ばね59を有している。
天板部52の下面側には、流体収容体保持部23に対して装着される流体収容体22を接続部54に向けて案内する案内部60が形成されている。案内部60は、底板部50に形成された案内溝57と対向しつつ装着方向Xに延びるように凹設された案内溝61を有している。
なお、本実施形態において、接続部54、案内部56,60及び移動規制部58は1つの流体収容体22を収容可能な収容領域毎に備えられている。また、各収容領域において、案内溝57,61は幅方向Yに等しい幅を有する。さらに、各収容領域において、接続部54、案内部56,60を構成する案内溝57,61及び移動規制部58は幅方向Yにおける中央に配置されている。
図6に示すように、案内溝61内には、移動規制部58を構成する付勢部材としての板ばね62がねじ止めにより固定されている。板ばね59は、装着方向Xに向かって先上がりに延設されるとともに、その先が先下がりに折れ曲がった折曲部59aを有している。一方、板ばね62は、装着方向Xに向かって先下がりに延設されるとともに、その先が先上がりに折れ曲がった折曲部62aを有している。
また、板ばね59は案内溝57の装着方向奥側に配置されているとともに、板ばね62は案内溝61の装着方向奥側に配置されている。そのため、案内部56,60によって接続部54に向けて案内された流体収容体22は、板ばね59によって反重力方向となる付勢方向に付勢されるとともに板ばね62によって重力方向となる付勢方向に付勢される。
接続部54は、天板部52の後方に配置された装置側接続端子63を有している。装置側接続端子63は、プリンター11に設けられた図示しない制御装置と電気的に接続されている。
また、接続部54は、先端側が装着方向Xと反対方向に突出する一方で基端側が流体供給機構43に連通する流体供給針64を有している。流体供給針64は、案内部56,60よりも装着方向Xの奥側となる位置に配置されている。そして、流体収容体22が収容領域の奥側まで収容されると、流体収容体22に設けられたインクの流出口65に流体供給針64が挿入される。
流体供給針64は板ばね59よりも付勢方向側(反重力方向側)となる位置に配置されると同時に、板ばね62よりも付勢方向側(重力方向側)となる位置に配置される。すなわち、流体供給針64は、板ばね59,62よりも付勢方向側となる位置に配置されている。そして、板ばね59,62は流体収容体22を装着方向X及び幅方向Yと交差する付勢方向に付勢するので、流出口65に流体供給針64が挿入された流体収容体22は、板ばね59,62の付勢力によって装着方向Xと反対方向となる取出方向への移動が規制される。これにより、流体収容体22は流体収容体保持部23に対する装着状態とされる。
次に、流体収容体保持部23に装着される流体収容体22の構成について詳述する。
流体収容体22は、略直方体形状を呈する筐体としてのカートリッジケース66を備えている。カートリッジケース66は、装着方向Xが長手方向となる奥行き長さを有している。また、カートリッジケース66は、装着方向手前側の部位を構成するケースユニット66aと、装着方向奥側の部位を構成するケースユニット66bとが組み合わされることで形成される。
カートリッジケース66には、ケースユニット66bの装着方向奧側の上端部付近となる位置に、収容するインクの容量等に関する各種の情報を記憶した回路基板の接続端子(以下、「収容体側接続端子」という)67が取り付けられている。そして、流体収容体22が流体収容体保持部23への装着状態となると、収容体側接続端子67が装置側接続端子63と接触する。すると、両接続端子63,67が電気的に接続され、流体収容体22の回路基板とプリンター11の制御装置との間で各種の情報が授受される。
ケースユニット66aの装着方向手前側には、流体収容体保持部23からの取り出し時にユーザーが指を掛けることのできる指掛け凹部68が凹設されている。指掛け凹部68は、上方及び側方(本実施形態では右方)に向けて開口している。
ケースユニット66aの下端部には、装着時に案内溝57と係合する被案内部69が装着方向Xに延びるように突設されている。また、ケースユニット66aの上端部には、装着時に案内溝61と係合する被案内部70が装着方向Xに延びるように突設されている。
ケースユニット66bの装着方向奧側の端面には、鉛直方向Zにおける中央よりもやや上寄りとなる位置に流出口65が設けられている。この流出口65には、カートリッジケース66内に収納されたインクパック(図示略)から突出する筒状のインク導出部材(図示略)が配置され、そのインク導出部材に対して流体供給針64が挿抜される。
ケースユニット66bの装着方向手前側の端部には、下端側に突出部位71が突設されているとともに、上端側に突出部位72が突設されている。なお、突出部位71は被案内部69と同程度の突出高さとなるように形成されているとともに、突出部位72は被案内部70と同程度の突出高さとなるように形成されている。
そして、流体収容体22は流体収容体保持部23への装着時に、突出部位71が板ばね59の折曲部59aと当接するとともに、突出部位72が板ばね62の折曲部62aと当接する。なお、流体収容体22において、流出口65、収容体側接続端子67、被案内部69,70及び突出部位71,72は幅方向(図6において紙面と直交する方向)の中央に配置されている。
次に、以上のように構成されたプリンター11の作用について図7及び図8を参照しつつ説明する。なお、図7及び図8においては、流体収容体保持部23に装着された流体収容体22の様子を明示するために、天板部52及びその周辺の構成部材の図示を省略している。また、同様の理由で、図7及び図8においては流体収容体22及び流体収容体保持部23の構成及び形状を簡略化して図示している。
図7及び図8に二点鎖線で示すように、流体収容体保持部23には装着可能な流体収容体22の最大数(本実施形態では5つ)と同数の収容領域AR(AR1,AR2,AR3,AR4,AR5)が幅方向Yに並ぶように形成されている。なお、図7及び図8においては、収容領域ARの装着方向Xにおける長さを天板部52の長さに合わせて図示している。
図7においては、各収容領域ARに装着方向Xにおける一定の奥行き長さ及び幅方向Yにおける一定の幅広さを有する流体収容体22である第1流体収容体22Aが収容されている。そして、流体収容体保持部23には、図8に示すように、各収容領域ARに流体収容体22(22B,22C,22D,22E)が第1流体収容体22Aと交換可能に収容される。ここで、流体収容体22B,22C,22D,22Eは、第1流体収容体22Aと奥行き長さ及び幅広さのうち少なくとも一方が異なる流体収容体22である。
例えば、収容領域AR4に収容された第2流体収容体22Bは、収容領域AR1に収容された第1流体収容体22Aよりも奥行き長さが短く、かつ、幅が狭い。また、収容領域AR3に収容された第3流体収容体22Cは第1流体収容体22Aよりも奥行き長さが短く、幅は第1流体収容体22Aと等しい。また、収容領域AR2に収容された第4流体収容体22Dは第1流体収容体22Aよりも幅が狭く、かつ、奥行き長さは第1流体収容体22Aと等しい。また、収容領域AR5に収容された第5流体収容体22Eは奥行き長さが第1流体収容体22Aよりも短く、かつ、第2流体収容体22B及び第3流体収容体22Cよりも長い。さらに、第5流体収容体22Eの幅は第1流体収容体22Aと等しい。なお、幅方向Yにおいて、各収容領域ARは第2流体収容体22B及び第4流体収容体22Dよりも幅広い第1流体収容体22Aを収容可能な幅を有している。
流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eは、互いにカートリッジケース66の大きさが異なるために、その大きさに比例して内部に収容されるインクの量が異なる。一方、流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eは何れも同じ形状の流出口65及び突出部位71,72を有している。また、流体収容体22B,22C,22Eは、第1流体収容体22Aよりも被案内部69,70の装着方向Xにおける長さが短いものの、その突出高さや幅は等しい。そして、流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eにおいて、流出口65、被案内部69,70及び突出部位71,72は、何れも流体収容体22B,22Dのカートリッジケース66よりも幅方向Yに狭い幅を有して、幅方向Yの中央に配置されている。
そのため、第1流体収容体22Aと奥行き長さ及び幅広さのうち少なくとも一方が異なる流体収容体22B,22C,22D,22Eも、装着時には第1流体収容体22Aと同様に案内部56,60によって接続部54に向けて案内される。そして、流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eは各収容領域ARに設けられた接続部54に対して同様に接続される。また、流体収容体22B,22C,22Eは、収容領域ARの装着方向奥側まで挿入されることで、流体収容体22A,22Dと同様に移動規制部58によって装着方向Xと反対方向となる取出方向への移動が規制される。
さらに、収容室53は、第1流体収容体22Aに対応する奥行き長さを有する底板部50と、流体収容体22B,22Cに対応する底板部50よりも短い奥行き長さを有する天板部52とによって囲み形成される。例えば、装着状態において、第1流体収容体22Aの前端位置は底板部50の前端位置よりも後側に配置される。そのため、底板部50によって奥行き長さの長い第1流体収容体22Aが確実に支持される。
また、装着状態において、流体収容体22B,22Cは指掛け凹部68が天板部52の前端よりも前側に配置される一方、被案内部69,70の前端が天板部52の前端よりも後側に配置される。そのため、底板部50よりも奥行き長さが短い天板部52によって収容室53に形成される上方向への開口を通じて、流体収容体22B,22Cの着脱が可能になる。
なお、図1〜図3に示すように、流体収容体保持部23の装着口25が設けられた外装ケース24も、流体収容体22B,22Cを着脱可能なように、前側が上方及び側方に開口する収容室53に合わせて、前側上部及び側壁部が切り欠かれた形状となっている。また、図1〜図3,図5及び図6においては、流体収容体22として第2流体収容体22Bが図示されている。
ちなみに、流体収容体22を流体収容体保持部23から取り出す場合には、ホルダカバー26を開位置に配置した上で流体収容体22の指掛け凹部68に指を掛け、板ばね59,62の付勢力に抗して流体収容体22を装着方向手前側に引き出す。そして、板ばね59,62の折曲部59a,62aと流体収容体22の突出部位71,72との係合がはずれると、それと同時に接続部54に対する接続も解除され、流体収容体22の取り出しが可能となる。
また、図8には流体収容体保持部23に収容量の異なる流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eが1つずつ装着された状態を図示しているが、各収容領域ARに収容する流体収容体22は使用するインクの需要量に応じて選択すればよい。例えば、モノクロ印刷を行う場合には、需要量の多い黒インクを第1流体収容体22Aに収容する一方、需要量の少ないカラーインクを第2流体収容体22Bに収容して、対応する色の流体供給機構43が設けられた収容領域ARに装着すればよい。これにより、需要量の多いインクを収容した流体収容体22の交換頻度が低下する一方、需要量の少ないインクに対して過大な収容量の流体収容体22を用意する必要がなくなる。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)案内部56,60は接続部54と一定の位置関係を有しているので、流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eのうち何れの流体収容体22が装着される場合にも、同様に接続部54に向けて案内することができる。そして、流体収容体22B,22C,22D,22Eは第1流体収容体22Aと奥行き長さ及び幅広さのうち少なくとも一方が異なるためにインクの収容量が第1流体収容体22Aと異なる。また、収容室53が形成する収容領域ARは、こうした収容量の異なる流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eを交換可能に収容するので、プリンター11側の形状を変更することなく、収容量の異なる流体収容体22を交換可能に装着することができる。
(2)収容領域ARは第1流体収容体22Aを収容可能なので、それよりも幅の狭い流体収容体22B,22Dを収容することが可能である。そして、収容室53はこうした収容領域ARを複数形成するとともに、接続部54及び案内部56,60は収容領域AR毎に備えられるので、収容量の異なる流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eを同時に流体収容体保持部23に装着することができる。
(3)案内溝57,61は各収容領域ARで幅方向Yに等しい幅を有するので、流体収容体22B,22C,22D,22Eが第1流体収容体22Aと等しい幅の被案内部69,70を備えている場合には、流体収容体22B,22C,22D,22Eを第1流体収容体22Aと同様に接続部54に向けて案内することができる。また、案内溝57,61は装着方向Xに延設されているので、流体収容体22B,22C,22Eが第1流体収容体22Aと異なる奥行き長さを有する場合にも、第1流体収容体22Aと同様に接続部54に向けて案内することができる。
(4)案内部56,60によって流体収容体22を収容領域ARの幅方向Yにおける中央に位置決めすることができるので、流体収容体22B,22Dの幅が第1流体収容体22Aと異なる場合にも、第1流体収容体22Aと同様に接続部54に接続させることができる。
(5)底板部50によって奥行き長さの長い第1流体収容体22Aを支持することができる。また、底板部50よりも奥行き長さの短い天板部52によって収容室53は上側に向けて開口する態様となるので、この開口を通じて奥行き長さの短い流体収容体22B,22Cを着脱することができる。
(6)収容領域AR内で装着方向Xの奥側に寄せられた流体収容体22を板ばね59,62で付勢することで、第1流体収容体22Aよりも奥行き長さが短い流体収容体22B,22C,22Eであっても、装着方向Xと反対方向となる取出方向への移動を規制することができる。また、板ばね59,62は装着方向X及び幅方向Yと交差する付勢方向に流体収容体22を付勢するので、第1流体収容体22Aと幅の異なる流体収容体22B,22Dであっても、第1流体収容体22Aと同様に移動を規制することができる。
(7)流体供給針64は装着方向Xにおける手前側に突出する態様で案内部56,60よりも装着方向Xにおける奥側に配置されるので、案内部56,60によって位置決めされた流体収容体22の流出口65に対して、確実に流体供給針64を挿入させることができる。また、流体供給針64は板ばね59,62よりも付勢方向側となる位置に配置されるので、板ばね59,62の付勢力によって、流体供給針64の流体収容体22に対する挿通状態を保持することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。
上記第1実施形態では、流体収容体保持部23において、接続部54を構成する装置側接続端子63及び流体供給針64、案内部56,60を構成する案内溝57,61並びに移動規制部58が各収容領域ARの幅方向Yにおける中央に配置されていた。また、流体収容体22の流出口65、収容体側接続端子67、被案内部69,70及び突出部位71,72が幅方向Yにおける中央に配置されていた。
これに対して、図9及び図10に示すように、本実施形態の流体収容体保持部23Aにおいては、接続部54を構成する流体供給針64及び案内部56,60を構成する案内溝57,61が各収容領域ARの幅方向Yにおける一端側(例えば、右端側)寄りに配置されている。
また、移動規制部58を構成する板ばね59,62も流体供給針64及び案内溝57,61と同様に各収容領域ARの幅方向Yにおける一端側(例えば、右端側)寄りに配置されている。そして、本実施形態の流体収容体22は、流出口65、被案内部69,70及び突出部位71,72が幅方向Yにおける一端側(例えば、右端側)寄りに配置されている。
なお、図示は省略するが、本実施形態において、流体収容体保持部23Aに設けられた装置側接続端子63についても、各収容領域ARの幅方向Yにおける一端側(例えば、右端側)寄りに配置されている。また、流体収容体22に設けられた収容体側接続端子67についても、幅方向Yにおける一端側(例えば、右端側)寄りに配置されている。
そして、本実施形態においても、流体収容体22B,22C,22D,22Eは第1流体収容体22Aと同様に案内部56,60によって接続部54に向けて案内されるとともに、第1流体収容体22Aと交換可能に収容領域ARに収容される。また、流体収容体保持部23Aに装着された流体収容体22A,22B,22C,22D,22Eは、移動規制部58によって装着方向Xと反対方向となる取出方向への移動が規制される。
上記第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(8)案内部56,60によって流体収容体22を収容領域ARの幅方向Yにおける一端側寄りに位置決めすることができるので、第2流体収容体22B及び第4流体収容体22Dの幅が第1流体収容体22Aと異なる場合にも、第1流体収容体22Aと同様に接続部54に接続させることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・図11及び図12に示すように、流体収容体保持部23に複数の収容領域ARに跨るように広い幅を有する大型の流体収容体22(22F,22G)を装着してもよい。この場合には、図11に示すように、何れかの収容領域AR(例えば、収容領域AR2,AR5)に設けられた接続部54に流体収容体22F,22Gが接続されればよい。また、その他の収容領域AR(例えば、収容領域AR1,AR3,AR4)に設けられた流体供給針64との衝突を回避するための凹部73を流体収容体22F,22Gの装着方向奥側の端面に設ければよい。なお、流体収容体22F,22Gは必ずしも全ての案内部56,60に係合する被案内部69,70を備えなくてもよく、図12に示すように、いくつかの案内部56,60に係合する被案内部69,70を備えればよい。この構成によれば、より収容量の多い流体収容体22F,22Gを流体収容体保持部23に装着することができる。
・流体収容体22は、収容領域ARに収容可能な任意の奥行き長さ及び幅を有するように変更することも可能である。なお、流体収容体22B,22C,22D,22Eは、本実施形態のプリンター11と収容室53等の奥行き長さ及び幅広さが異なる他のプリンターに装着可能なものであってもよい。この構成によれば、流体収容体22B,22C,22D,22Eを複数種類のプリンターに対して交換可能に使用することができる。
・装着状態において、第1流体収容体22Aの前端が底板部50よりも前側に突出するようにしてもよい。すなわち、底板部50は第1流体収容体22Aが装着時にその自重によって装着方向Xに対して大きく傾かない程度に第1流体収容体22Aを支持可能であればよい。この構成によれば、より収容量の多い流体収容体22を流体収容体保持部23に装着することができる。
・隣接する収容領域ARを区画するための区画壁を収容室53に設けてもよい。
・移動規制部58は、板ばね59,62のうち一方のみを備える構成としてもよい。また、付勢部材は板ばねに限らず、コイルばねやゴムなどを用いてもよい。また、移動規制部58が流体収容体22を係止する係止部材を備える構成としてもよい。
・流体収容体保持部23に第1流体収容体22Aと幅方向Yにおける幅のみが異なる流体収容体22が装着される構成としてもよい。この場合には、天板部52が底板部50と装着方向Xに同じ長さを有するように形成されてもよい。
・収容室53が鉛直方向Zに並ぶ複数の収容領域ARを形成するようにしてもよい。また、本体ケース13の上面側(例えば、天板18の一端側や傾斜部19の一端側)に流体収容体22の装着口25を設け、下方向が装着方向Xとなるようにしてもよいし、傾斜部19と直交する斜め下方向が装着方向Xとなるようにしてもよい。あるいは、本体ケース13の側壁側や背面側に装着口25を設けてもよい。この場合には、流体収容体保持部23の配置の自由度を高めることができる。
・接続部54が装置側接続端子63を備えない構成としてもよい。
・流体収容体保持部はインクの噴射や流体噴射ヘッド38のクリーニングなどに伴って生じる廃液を回収するための流体収容体(廃液回収体)を装着可能な廃液回収体保持部として具体化してもよい。この場合には、排出される廃液を流体収容体22に導入するための排出部を接続部54とすることができる。
・収容室53が形成する収容領域ARは1つでもよいし、収容室53が2つ以上の任意の数の収容領域ARを形成するようにしてもよい。
・流体収容体22に係合凹部が形成されている場合などには、案内部56,60が流体収容体22の係合凹部に係合する案内突部を備える構成としてもよい。また、案内部56が案内部60と異なる形状に形成されてもよい。
・上記各実施形態において、流体噴射装置は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置であってもよい。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…プリンター(流体噴射装置)、22,22A,22B,22C,22D,22E,22F,22G…流体収容体、22A…第1流体収容体、22B…第2流体収容体、22C…第3流体収容体、23,23A…流体収容体保持部、29…流体噴射部、50…底板部、52…天板部、53…収容室、54…接続部、56,60…案内部、57,61…案内溝、58…移動規制部、59,62…板ばね(付勢部材)、64…流体供給針、65…流出口、AR,AR1,AR2,AR3,AR4,AR5…収容領域、X…装着方向、Y…幅方向。

Claims (8)

  1. 流体を噴射可能な流体噴射部と、
    流体収容体が着脱可能に装着される流体収容体保持部と、
    装着される前記流体収容体に対して接続される接続部と、
    該接続部に対して一定の位置関係を有して、装着される前記流体収容体を前記接続部に向けて案内する案内部と、
    装着方向における一定の奥行き長さ及び前記装着方向と交差する幅方向における一定の幅広さを有する前記流体収容体である第1流体収容体と、前記奥行き長さ及び前記幅広さのうち少なくとも一方が前記第1流体収容体と異なる前記流体収容体である第2流体収容体とが交換可能に収容される収容領域を形成する収容室と、
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記収容室は前記幅方向において前記第2流体収容体よりも幅広い前記第1流体収容体を収容可能な前記収容領域を複数形成し、
    前記接続部及び前記案内部は前記収容領域毎に備えられることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記案内部は前記装着方向に延びるように凹設された案内溝を有し、
    該案内溝は前記各収容領域で前記幅方向に等しい幅を有することを特徴とする請求項2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記案内部及び前記接続部は前記収容領域の前記幅方向における中央に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の流体噴射装置。
  5. 前記案内部及び前記接続部は前記収容領域の前記幅方向における一端側寄りに配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 前記収容領域には、前記第1流体収容体よりも前記奥行き長さが短い前記流体収容体である第3流体収容体と、前記第1流体収容体とが交換可能に収容され、
    前記収容室は、前記第1流体収容体に対応する前記奥行き長さを有する底板部と、前記第3流体収容体に対応する前記底板部よりも短い前記奥行き長さを有する天板部とによって囲み形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の流体噴射装置。
  7. 前記収容室には前記収容領域に収容された前記流体収容体の移動を規制する移動規制部が前記装着方向における奥側に設けられ、
    前記移動規制部は前記流体収容体を前記装着方向及び前記幅方向と交差する付勢方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の流体噴射装置。
  8. 前記接続部は前記装着方向と反対方向に突出する先端側が前記流体収容体に設けられた流体の流出口に挿入される流体供給針を有し、
    該流体供給針は、前記案内部よりも前記装着方向の奥側となる位置であって、前記付勢部材よりも前記付勢方向側となる位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載の流体噴射装置。
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