JP2013223563A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータをオンオフするヒータリレーのオープン異常を検知し、異物や汚れによるヒータリレーの導通不良が発生しても、導通回復動作により導通不良を解消することができる食器洗い機を提供する。
【解決手段】被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄槽内の洗浄水を加熱する、または被洗浄物を乾燥させるヒータ14と、ヒータ14をオンオフするヒータリレー21と、ヒータリレー21の導通状態を検知する状態検知手段19と、ヒータリレー21を駆動し、被洗浄物の洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を制御する制御手段70とを備え、制御手段70は、状態検知手段19によりヒータリレー21の導通不良を検出したとき、ヒータリレー21を印加電圧が最大となる動作タイミングで動作させて導通回復動作を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は食器洗い機に関するものである。
従来の食器洗い機において、食器の洗浄や乾燥に用いたヒータを駆動するリレーの導通タイミングを、交流電圧の特定の位相に偏らないタイミングで開閉されることによりばらつかせ、接点寿命のばらつきが低減されるとともに、信頼性を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、従来の食器洗い機のリレー駆動装置の構成を示す回路図である。ランダム数発生手段113において、交直変換手段109により交流電源101の交流電圧を直流電圧に変換し、数値変換手段110により前記直流電圧を所定数値に変換することにより、交流電圧の変動に対応するランダム数Rを発生する。ゼロボルトパルス発生手段106は交流電源101のゼロボルト近傍を検出してゼロボルトパルスPを発生し、リレー駆動信号発生手段111は、ゼロボルトパルスPのタイミングからランダム数Rだけずらせたタイミングでリレー駆動信号を生成してリレー駆動手段105に与える。リレー接点103はそのばらついたタイミングで閉または開とされる。このタイミングは交流電圧の特定の位相に偏って同期しないので、機器間のリレー接点寿命のばらつきが低減され、信頼性を向上させる。
特開平08−096682号公報
しかしながら、特許文献1の食器洗い機では、リレー接点寿命のばらつきが低減されるものの、リレーの接点に異物や汚れが付着した場合には導通不良が起こってしまった。また、リレーの導通不良状態を検出したときには、導通回復動作を行う方法があるが、導通回復動作を繰り返し行っても解消されない場合には、即、異常報知を行っていたので、運転途中で終了させることになり、食器が濡れたままであるという不具合があった。
本発明の第1の目的は、異物や汚れによるリレーの導通不良が発生しても、導通回復動作により導通不良をより確実に解消することができる食器洗い機を提供する。
本発明の第2の目的は、異物や汚れによるリレーの導通不良が発生しても、運転を継続し、被洗浄物が乾燥した後に異常報知を行うようにした食器洗い機を提供する。
前記従来の課題を解決するために、本発明に係る食器洗い機は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する、または前記被洗浄物を乾燥させるヒータと、前記ヒータをオンオフするヒータリレーと、前記ヒータリレーの導通状態を検知する状態検知手段と、前記ヒータリレーを駆動し、前記被洗浄物の洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段により前記ヒータリレーの導通不良を検出したとき、前記ヒータリレーを印加電圧が最大となる動作タイミングで動作させるものである。それにより、ヒータリレーの接点接触時のより強力な火花を発生させ、ヒータリレーの接点に付着した異物や汚れをその火花により燃焼させることで、導
通不良をより確実に解消することが可能になる。
本発明によれば、ヒータリレーの接点が異物や汚れで導通不良になっても、ヒータリレーの接点接触時により強力な火花を発生させることにより導通回復動作を行って、導通不良をより確実に解消することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図 同食器洗い機の制御系の構成を示すブロック図 同食器洗い機の動作概要を示すフローチャート 同食器洗い機のリレー動作のタイミングチャート 同食器洗い機のヒータリレーの導通不良時のリレー動作のタイミングチャート (a)同食器洗い機のヒータリレーの接点開時の側面模式図(b)同食器洗い機のヒータリレーの接点閉時の側面模式図 同食器洗い機の洗い工程のフローチャート 同食器洗い機の乾燥工程のフローチャート 同食器洗い機のヒータリレーの導通回復動作のフローチャート 同食器洗い機のヒータリレーの導通回復動作時のリレー動作のタイミングチャート 従来の食器洗い機のリレー駆動装置の構成を示す回路図
第1の発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する、または前記被洗浄物を乾燥させるヒータと、前記ヒータをオンオフするヒータリレーと、前記ヒータリレーの導通状態を検知する状態検知手段と、前記ヒータリレーを駆動し、前記被洗浄物の洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段により前記ヒータリレーの導通不良を検出したとき、前記ヒータリレーを印加電圧が最大となる動作タイミングで動作させるものである。それにより、ヒータリレーの接点接触時のより強力な火花を発生させ、ヒータリレーの接点に付着した異物や汚れをその火花により燃焼させることで、導通不良を解消することが可能になる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記ヒータリレーの導通不良時に異常を使用者に知らせる報知手段を備え、前記制御手段は、前記ヒータリレーの導通不良が解消できないときは、乾燥時間を延長して乾燥工程を行い、前記乾燥工程が終了したのち異常を報知するものである。それにより、被洗浄物が未乾燥で終了することもなく被洗浄物が余熱乾燥で乾燥するようにすることで、被洗浄物が未乾燥で終了することを抑制し、使用者に異常を知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の説明においては、食器等の被洗浄物の洗浄およびすすぎに用いられる液体を洗浄水と称する。
(実施の形態1)
(1)食器洗い機の構成
図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図である。図1の側面断面図では、食器洗い機1の内部が透過して図示されている。図1において、食器洗い機1は筐体1aを備える。筐体1aの前面部には開閉可能な扉16が設けられている。扉16の一部には窓部16aが形成されている。筐体1a内に、食器等の被洗浄物10の洗浄を
行うための洗浄槽2が設けられている。
洗浄槽2の上段部には、上段食器かご8が前後方向に移動可能に設けられている。洗浄槽2の下段部には、下段食器かご9が前後方向に移動可能に設けられている。上段食器かご8、ならびに下段食器かご9に、種々の被洗浄物10が収容される。
洗浄槽2の背面には、略十字状の固定洗浄ノズル5が配置されている。また、固定洗浄ノズル5から前方に延びるように導水管6が取り付けられている。導水管6の先端部に、回転洗浄ノズル7が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。回転洗浄ノズル7は回転中心から一方向および逆方向に延びる羽根部を有し、それらの羽根部の上面に複数の液噴射口(図示せず)が形成されている。回転洗浄ノズル7は上段食器かご8の下方に配置される。洗浄槽2の底部には回転洗浄ノズル3が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。回転洗浄ノズル3は、回転洗浄ノズル7と同様に、回転中心から一方向および逆方向に延びる羽根部を有し、それらの羽根部の上面には複数の液噴射口(図示せず)が形成されている。
下段食器かご9の下方における洗浄槽2の前面側には、被洗浄物10の洗浄またはすすぎに用いられる洗浄水を一時的に貯留する貯留部12が形成されている。貯留部12には、貯留された洗浄水を加熱するため、および洗浄槽2内部の空気を加熱するためのヒータ14が配置されている。また、貯留部12には、貯留された洗浄水の温度および洗浄槽2内部の雰囲気の温度を検出する温度検知手段17が設けられている。
貯留部12の底部には排水口12aが形成されている。排水口12aの直上には、被洗浄物10から取り除かれた残菜を収集するための残菜フィルタ13が着脱可能に取り付けられている。なお、本実施の形態において、残菜とは洗浄またはすすぎにより被洗浄物10から取り除かれた汚れのうちの固形物をいう。
排水口12aの下部には洗浄水導入導出部Gが形成されている。洗浄水導入導出部Gには給水管31の一端が接続されている。給水管31は筐体1aの外部に延びるとともに、その他端が図示しない水道配管に接続される。筐体1aの内部において、給水管31には給水弁31aが介挿されている。給水弁31aが開くことにより、洗浄水導入導出部G内に洗浄水として水道水が導入される。
また、洗浄水導入導出部Gには、配管11aを介してポンプ11が接続されている。これにより、ポンプ11の内部空間と洗浄水導入導出部Gおよび給水管31の内部空間とが連通する。ポンプ11には、筐体1aの外部に延びる排水管32、および分水機構15が取り付けられている。なお、本実施の形態1では、ポンプ11として可逆回転型のポンプが用いられる。
ポンプ11の側方にはファン28が設けられている。ファン28は、図示しない気体導入管を通して洗浄槽2の背面から洗浄槽2の内部に気体を供給する。これにより、後述する被洗浄物10の乾燥工程で洗浄槽2の内部空間に気流が発生する。
食器洗い機1において、被洗浄物10の洗浄またはすすぎが行われる場合には、まず給水弁31aが開かれることにより給水管31から洗浄水導入導出部Gおよび排水口12aを通して貯留部12内に洗浄水(水道水)が供給される。所定量の洗浄水が貯留部12内に貯留された後、ポンプ11のモータが正方向に回転する。これにより、貯留部12に貯留された洗浄水がポンプ11により吸引され、分水機構15を介して圧送される。回転洗浄ノズル3の液噴射口から下段食器かご9の左収容部9aに収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。このときポンプ11は洗浄ポンプ11bとして動作する。
また、洗浄水は回転洗浄ノズル7の液噴射口から上段食器かご8に収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。回転洗浄ノズル3、7から洗浄水が噴射される際には、洗浄水の噴射に伴って羽根部に作用する反力により回転洗浄ノズル3、7が鉛直軸周りに回転する。
上記の食器洗い機1において、被洗浄物10の洗浄またはすすぎが終了すると、ポンプ11のモータが逆方向に回転する。これにより、貯留部12に貯留された洗浄水および分水機構15に残留する洗浄水が排水口12aおよび洗浄水導入導出部Gを通してポンプ11により吸引され、排水管32を通して洗浄槽2の外部に排出される。このときポンプ11は排水ポンプ11cとして動作する。
図2は本発明の実施の形態1における食器洗い機の制御手段系の構成を示すブロック図である。図2において、食器洗い機1は制御手段70を備える。制御手段70には、水位検知手段4、温度検知手段17、報知手段18、表示手段24、リレー23の駆動手段22、状態検知手段19、ヒータリレー21の駆動手段20、負荷駆動手段27が接続される。
制御手段70は、ランプなどの表示手段24やブザーなどの報知手段18により、食器洗い機1が故障したとき、使用者に知らせることができる。また、制御手段70は、洗浄槽2内の洗浄水の温度を温度検知手段17により検知する。また、制御手段70は、負荷駆動手段27により、排水ポンプ11b、洗浄ポンプ11c、給水弁31a、ファン28をオンオフさせる。また、制御手段70は、洗浄槽2内に給水弁31aの開閉により給水し、水位検知手段4が検知する所定の水位になるまで給水する。所定の水位はヒータ14が十分水面下にある水位に設定される。
商用電源26はヒータ14ならびに制御手段70に供給される。ヒータ14には、ヒータリレー21とリレー23が直列接続されている。制御手段70は、駆動手段22を動作させてリレー23をオンさせた後、負荷駆動手段27を動作させることにより各負荷を動作させる。また、制御手段70は、駆動手段20を動作させてヒータリレー21をオンすることにより、ヒータ14に通電する。また、制御手段70は、状態検知手段19によりヒータ14の導通状態を検知する。
(2)食器洗い機の動作概要
食器洗い機1の動作概要について説明する。図3は、食器洗い機1の動作概要を示すフローチャートである。図3において、まず、洗浄槽2内に残留する洗浄水が排出され、給水弁31aが開かれることにより給水管31から貯留部12内に水道水が供給される(ステップS1:排水/給水工程)。
次に、洗浄槽2内に供給された水道水に洗剤が加えられることにより洗浄水が得られ、その洗浄水がポンプ11により圧送される。これにより、回転洗浄ノズル3、7および固定洗浄ノズル5から被洗浄物10に洗浄水が噴射され、被洗浄物10の洗浄が行われる(ステップS2:洗浄工程)。
この場合、被洗浄物10に噴射された洗浄水は、洗浄槽2の壁面等を伝って貯留部12に流入し、再び貯留部12に貯留される。貯留部12に貯留された洗浄水は、再びポンプ11により圧送され、各ノズル3、5、7から被洗浄物10に噴射される。このように、被洗浄物10の洗浄時には、洗浄槽2の内部で洗浄水が循環する。
被洗浄物10の洗浄が終了すると、被洗浄物10の洗浄に用いられた洗浄水がポンプ1
1により排水管32を通して排出される。そして、給水弁31aが開かれることにより、洗浄槽2の貯留部12に再び水道水が供給される(ステップS3:排水/給水工程)。
次に、洗浄槽2内に供給された水道水が、洗浄水としてポンプ11により圧送される。これにより、各ノズル3、5、7から被洗浄物10に洗浄水が噴射され、被洗浄物10のすすぎが行われる(ステップS4:すすぎ工程)。
被洗浄物10のすすぎが終了すると、すすぎに用いられた洗浄水がポンプ11により排水管32を通して排出される。そして、給水弁31aが開かれることにより、洗浄槽2の貯留部12に再び水道水が供給される(ステップS5:排水/給水工程)。
次に、ヒータ14が動作することにより、貯留部12内に貯留された水道水が所定の温度に加熱される。そして、加熱された水道水が、洗浄水としてポンプ11により圧送される。これにより、各ノズル3、5、7から被洗浄物10に所定温度に加熱された洗浄水が噴射され、被洗浄物10の加熱すすぎが行われる(ステップS6:すすぎ工程)。この場合、熱によって被洗浄物10の除菌を行うことができるとともに、後の乾燥工程における被洗浄物10の乾燥効率を高めることができる。
被洗浄物10の加熱すすぎが終了すると、加熱すすぎに用いられた洗浄水がポンプ11により排水管32を通して排出される(ステップS7:排水工程)。
最後に、ポンプ11の動作が停止され、ファン28が動作する。ファン28は、洗浄槽2の内部空間に気流を発生させる。このときヒータ14にも通電され、ヒータ14により所定温度に加熱された雰囲気が洗浄槽2の内部を循環する。それにより、被洗浄物10が乾燥される(ステップS8:乾燥工程)。被洗浄物10の乾燥が完了することにより、食器洗い機1における一連の動作が終了する。
なお、上記では言及していないが、実際には、ステップS2の洗浄工程においても洗浄水がヒータ14により所定の温度に加熱される。
(3)リレー状態検知信号の詳細
ヒータリレー21が正常に動作する場合について説明する。ここでは、50Hzの商用電源の場合で説明する。図4は、食器洗い機1のリレー動作のタイミングチャートであり、商用電源の電圧波形と、この電圧波形を制御手段70に入力するために0〜5Vのパルスに変換した波形とリレー23を動作させる駆動手段22の出力信号と、ヒータリレー21を動作させる駆動手段20の出力信号と、ヒータ14に通電されたときの状態検知手段19の検知信号のタイミングを示す。
リレー23およびヒータリレー21は商用電源電圧パルス波形の1〜8のいずれかのタイミングでランダムにオンオフされる。これはヒータリレー21の電気的耐久回数の寿命を延ばすために行われる。たとえば、リレー23を1のタイミングでオンさせた後、1のタイミングでヒータリレー21がオンすると、実際にはヒータリレー21は接点が接触するまでの動作時間(7.5ms)後にオンすることになる。この動作時間は部品のばらつきや経年変化により異なる。ヒータ14に通電されると、リレー状態検知信号にパルス波形が現れる。この波形は正常にヒータ14に通電されているときは、商用電源のパルス変換波形と同じになる。
次に、ヒータリレー21が導通不良により正常に動作しなかった場合について説明する。図5は、ヒータリレーの導通不良時のリレー動作のタイミングチャートであり、リレー23を動作させる駆動手段22の出力信号と、ヒータリレー21を動作させる駆動手段2
0の出力信号と、ヒータ14が通電されたときの状態検知手段19の検知信号のタイミングを示す。また、図6(a)はヒータリレー21の接点が開状態のときの側面模式図であり、(b)はヒータリレー21の接点を閉状態としたときの側面模式図である。しかしながら、接点に異物Xが付着していると、閉状態となっても接点は実際に接触することができない。このときのリレー状態検知信号は0Vのままでオフである。
(4)排水/給水工程および洗浄工程の制御動作
排水/給水工程および洗浄工程の制御動作について説明する。図7は制御手段70の排水/給水/洗浄工程における制御動作を示すフローチャートである。制御手段70は駆動手段22を動作させてリレー23をオンする(ステップS10)。まず、洗浄槽2内に残留する洗浄水が排出され、給水弁31aが開かれることにより給水管31から貯留部12内に水道水が供給される(ステップS11)。次に、洗浄槽2内に供給された水道水に洗剤が加えられることにより洗浄水が得られ、その洗浄水がポンプ11により圧送される。これにより、回転洗浄ノズル3、7および固定洗浄ノズル5から被洗浄物10に洗浄水が噴射され、被洗浄物10の洗浄が行われる(ステップS12)。
次に、制御手段70は駆動手段20を動作させてヒータリレー21をオンする(ステップS13)。ヒータリレー21にオン信号が印加されてから接点が接触するまでの動作時間が測定される(ステップS14)。図4に示すように、ヒータリレー21が商用電源のパルス変換波形の1のタイミングでオンされたときのリレー状態検知信号がオンするまでの時間を計測することにより、動作時間を測定することができる。図5では7.5msが動作時間となっている。動作時間はリレーの量産ばらつきや経年変化によって異なった値になるので、毎回測定される。
ヒータリレー21がオンすると、ヒータ14が通電されて加熱洗浄が行われ、この洗浄工程が終了すると(ステップS15のYes)、次工程に進む。
(5)乾燥工程の制御動作
乾燥工程時の制御動作について説明する。図8は制御手段70の乾燥工程時の制御動作を示すフローチャートである。制御手段70は駆動手段22を動作させてリレー23をオンする(ステップS101)。次に、乾燥工程を行う(ステップS102)。乾燥工程では、ファン28が連続オンされるとともに、ヒータリレー21が一定時間ごとにオンオフされて(たとえば5分オン−5分オフ)洗浄槽2内の空気が加熱され、被洗浄物10が熱風乾燥される。
次に、制御手段70は駆動手段20を動作させてヒータリレー21をオンする(ステップS103)。これによりヒータ14に通電される。正常に通電されれば、状態検知手段19によりオンオフパルス波形が制御手段70に入力される。正常に動作していれば(ステップS104のYes)、所定の乾燥時間が経過したかどうか判断され、経過していれば(ステップS105のYes)運転を終了する。
乾燥時間が終了していない場合(ステップS105のNo)は、ヒータ14へのオン時間が経過したか判断され(ステップS106)、所定時間(たとえば、5分間)連続して通電される。所定のオン時間が終了すると(ステップS106のYes)、ヒータリレー21はオフされる(ステップS107)。
乾燥時間が経過していれば(ステップS108のYes)、運転を終了するが、そうでなければ(ステップS108のNo)、ヒータ14のオフ時間が経過するまでヒータリレー21はオフされたままである(ステップS109)。このように通常は所定時間ごとにヒータ14をオンオフして、一定の温度の熱風を被洗浄物10に加えて、あらかじめ決め
られた乾燥時間で被洗浄物10が乾燥する。
しかし、ヒータリレー21をオンしたときにリレー入力状態検知信号が0であると(ステップS104のNo)、ヒータリレー21の接点が接触しないためにヒータ14に通電できない状態になる。原因として、リレー内部に混入していた異物が接点部分に付着する場合や接点のオンオフを繰り返したときに接点が汚れ、汚れカスが付着する場合がある。この不具合を解消するために、後述する導通回復動作を行う(ステップS110)。導通回復動作を行って、正常にヒータリレー21が動作すれば、乾燥時間を所定時間延長して(ステップS111)、引き続き運転を継続する。
(6)リレー導通回復動作
リレー導通不良時の回復動作について説明する。図9は制御手段70のヒータリレーの回復動作を示すフローチャートである。まず、時間計測が開始される(ステップS201)。駆動手段20を動作させてヒータリレー21をオフする(ステップS202)。次に導通回復動作を行う(ステップ203)。図10は、ヒータリレーの導通回復動作時のリレー動作のタイミングチャートであり、商用電源のパルス変換波形とリレー23、ヒータリレー21の信号とリレー状態検知信号のタイミングを示す。
ヒータリレー21が正常にオンしないため、あらかじめ運転開始時に測定されているヒータリレー21の動作時間を使って、ヒータリレー21に印加される商用電源電圧が最大値になるタイミングでヒータリレー21の接点が接触するようにヒータリレー21をオンさせる。すなわち、商用電源が50Hzで動作時間が7.5msであれば、商用電源パルスの変換波形の立ち上がりから2.5ms手前のタイミングでヒータリレー21をオンさせればヒータリレー21はその7.5ms後の印加電圧が最大時にオンすることになる。これにより、接点が接触するときの火花は最大かつより強力になり、接点に付着している異物や汚れカスを燃焼させたり吹き飛ばしたりしてしまうことができる。
通常運転時は電気的な接点のオンオフ耐久回数を確保するため、商用電源のゼロクロスでリレー接点をオンオフしたり、ランダムなタイミングでリレー接点をオンオフしたりするようにしている。接点から異物が取り除かれると、ヒータリレー21はオンすることができ、リレー状態入力検知信号がパルス波形になる(ステップS204のYes)。時間計測を終えて(ステップS208)、リレー回復動作に要した時間だけ乾燥時間を延長させて、通常の運転に戻る。
1回の導通回復動作で復帰しない場合があるので(ステップS204のNo)、遅延時間(たとえば1分間)を経過した後(ステップS205)、最大乾燥時間になるまで導通回復動作が行われる(ステップS206のNo)。最大乾燥時間はあらかじめ決められており、リレー23が導通不良でも洗浄工程の余熱で被洗浄物10が送風乾燥できる時間に設定されている。最大乾燥時間が終了すると(ステップS206のYes)、報知手段18と表示手段24により異常を使用者に知らせる(ステップS207)。
以上説明した構成による動作により、ヒータリレー21の接点が異物や汚れで導通不良になっても、ヒータリレー21の接点接触時により強力な火花を発生させることにより導通回復動作を行って、導通不良をより確実に解消することができる。
(7)他の実施の形態
上記実施の形態1では、最大乾燥時間に到達したとき、異常を使用者に知らせたが、ヒータリレー21の導通不良を検知し、回復動作により回復した場合も運転終了後に使用者に知らせても良い。
また、乾燥工程での実施の形態で説明したが、洗浄工程やすすぎ工程でのヒータリレー21の駆動においても、乾燥工程と同様の運転状態検知を行い、接触異常を検知した時には導通回復動作を行い、導通不良を解消することができる。
本発明は、食器洗い機、洗濯乾燥機等の被洗浄物を洗浄し、乾燥する装置に有効に利用することができる。
1 食器洗い機
2 洗浄槽
3、7 回転洗浄ノズル
5 固定洗浄ノズル
10 被洗浄物
11 ポンプ
12 貯留部
14 ヒータ
15 分水機構
17 温度検知手段
18 報知手段
19 状態検知手段
20 駆動手段
21 ヒータリレー
22 駆動手段
23 リレー
24 表示手段
31a 給水弁
70 制御手段

Claims (2)

  1. 被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する、または前記被洗浄物を乾燥させるヒータと、前記ヒータをオンオフするヒータリレーと、前記ヒータリレーの導通状態を検知する状態検知手段と、前記ヒータリレーを駆動し、前記被洗浄物の洗浄、すすぎ、乾燥の各工程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段により前記ヒータリレーの導通不良を検出したとき、前記ヒータリレーを印加電圧が最大となる動作タイミングで動作させることを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記ヒータリレーの導通不良時に異常を使用者に知らせる報知手段を備え、前記制御手段は、前記ヒータリレーの導通不良が解消できないときは、乾燥時間を延長して乾燥工程を行い、前記乾燥工程が終了したのち異常を報知することを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
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