JP2013222208A - 記録担体を印刷するためのデジタルプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的なストレスが低いことによって現像液の負荷が低減し、高いプロセス安定性を有し、また、現像液の特性を保つことによって得られる高い印刷の質とを有している、記録担体を印刷するためのデジタルプリンターを実現すること
【解決手段】現像ステーションは、現像液を電荷画像担体に転写するアプリケーション手段と、現像液をアプリケーション手段に供給する、プレチャンバと電極セグメントとを有している供給システムとを有しており、アプリケーション手段は現像液を引き受けるために補償体積体を通過し、電極セグメントは、プレチャンバに隣接しており、かつ、アプリケーション手段の側方に、アプリケーション手段との間に間隙が形成されるように配置されており、当該間隙を通って現像液が案内され、電極セグメントは、間隙内で現像液のトナーがアプリケーション手段に移るような電位にあるデジタルプリンター。
【選択図】図3

Description

本発明は、トナー粒子によって記録担体を印刷するためのデジタルプリンターに関する。ここでこのトナー粒子は、現像液を用いて被着される。本発明は殊に、ウェブ状またはシート状の記録担体を印刷する高速プリンターに関する。
このようなデジタルプリンターでは、電気泳動によって、現像液を用いて、電荷画像担体の潜在電荷画像に着色される。このようにして生じたトナー画像は、間接的に、トランスファーエレメントを介してまたは直接的に記録担体に写される。現像液は、所望の割合で、トナー粒子と媒質液を有している。媒質液としては有利にはミネラルオイルが使用される。トナー粒子に静電荷を加えるために、現像液に、電荷制御物質が加えられる。付加的に、さらなる添加物が加えられ、これによって例えば、現像液の所望の粘性または所望の乾燥特性が得られる。
このようなデジタルプリンターは、DE102010015985A1、DE102008048256A1またはDE102009060334A1から、既に以前から知られている。
電荷画像担体上の電荷画像に着色するために、現像液は、現像ステーションによって電荷画像担体を通って案内される。現像ステーションは公知のように、現像ローラを有している。現像ローラによって、現像液は、電荷画像担体を通過する。さらに現像ステーションは、現像液を現像ローラに供給する供給システムと、電荷画像担体上の電荷画像の着色後に現像ローラ上に残っている残留現像液を清掃する清掃ユニットとを有している。この清掃ユニットは、例えば、清掃ローラを有している。この清掃ローラは、残留現像液を現像ローラから除去する。ここで例えば電界が現像ローラと清掃ローラとの間に生じ、この電界が、残留現像液の移行を促進する。残留現像液を、清掃ローラによってドクターナイフを用いて削り取ることができる。この場合には、残留現像液が清掃ローラ上には残ってはならない。なぜなら、そうでなければこれが再び、現像ローラに達してしまうからである。
電荷画像担体に現像液が供給される現像ステーションは公知である。US7522865B2、US7292810B2、US6895200B2には現像ステーションが記載されている。ここでは現像液は、現像ローラを通過する。現像ローラに隣接して、電極が配置されており、この電極と現像ローラとの間を現像液が通る。電極と現像ローラとの間に電圧が生じ、この電圧によってトナーが現像ローラに引きつけられる。
DE102010015985A1 DE102008048256A1 DE102009060334A1 US7522865B2 US7202810B2 US6895200B2
本発明の課題は、機械的なストレスが低いことによって現像液の負荷が低減し、高いプロセス安定性を有し、また、現像液の特性を保つことによって得られる高い印刷の質とを有している、記録担体を印刷するためのデジタルプリンターを実現するということである。殊に、アプリケーション手段への現像液の供給システムは、現像ステーション内で次のように実現されるべきである。すなわち、アプリケーション手段への現像液、殊にトナー粒子の移行が最適化になるように実現されるべきである。アプリケーション手段としては、現像ローラまたは現像バンドまたは現像ローラのためのアプリケーションローラが設けられる。
この課題は、記録担体を印刷するためのデジタルプリンターであって、
当該デジタルプリンターは少なくとも1つの印刷ユニットを有しており、
当該少なくとも1つの印刷ユニットは、印刷されるべき画像の電荷画像を電荷画像担体上に形成するステーションと、トナーおよび媒質液を有している現像液を用いて前記電荷画像担体上の電荷画像に着色する現像ステーションとを有しており、
前記現像ステーションは、
・前記現像液を前記電荷画像担体に転写するアプリケーション手段と、
・前記アプリケーション手段の側方に隣接して配置されている供給システムとを有しており、当該供給システムは、前記現像液を前記アプリケーション手段に供給し、プレチャンバと電極セグメントとを有しており、
前記プレチャンバは、側方に位置しているアプリケーション手段の方に開放しているとともに、上方へ開放しており、かつ、前記現像液で満たされており、これによって開放された表面を伴う現像液から成る補償体積体が生じ、前記アプリケーション手段は現像液を受け取るために当該補償体積体を通過し、
前記電極セグメントは、前記プレチャンバに隣接しており、かつ、前記アプリケーション手段の側方に、該アプリケーション手段との間に間隙が形成されるように配置されており、当該間隙を通って前記現像液が案内され、
前記電極セグメントは、前記間隙内で前記現像液のトナーが前記アプリケーション手段に移るような電位にある、
ことを特徴とするデジタルプリンターによって解決される。本発明の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
デジタルプリンターの例示的な構造でのデジタルプリンターの図 図1に示されたデジタルプリンターの印刷ユニットの概略的な構造 現像ステーションの概略的な構造を伴う、印刷ユニット 現像ローラへの現像液の供給システムの実施例 現像ローラへの現像液の供給システムの実施例 現像ローラの密閉部の配置 現像液を現像ローラへと伝送するアプリケーションローラ用の供給システムの図 アプリケーションローラとしてのラスターローラ用の供給システムの図
記録担体を印刷するデジタルプリンターは少なくとも1つの印刷ユニットを有している。この印刷ユニットは、少なくとも1つのエレクトログラフィステーションを有している。このエレクトログラフィステーションは、印刷されるべき画像の電荷画像を、電荷画像担体上に形成する。印刷ユニットはさらに、少なくとも1つの現像ステーションを有する。この現像ステーションは、電荷画像担体上の電荷画像に、現像液を用いて着色する。
現像ステーションはさらに以下のものを含んでいる:
・それを介して現像液が電荷画像担体へと搬送される、回転式アプリケーション手段;このアプリケーション手段は、現像液を電荷画像担体へと搬送する現像ローラであってもよい。またはこのアプリケーション手段は、現像液を現像ローラへと搬送するアプリケーションローラであってもよい。
・プレチャンバと電極セグメントを備えた、アプリケーション手段に隣接して配置された、現像液をアプリケーション手段へと搬送する供給システム。ここで、このプレチャンバは、上方へ、かつアプリケーション手段の方へ開放されており、現像液で満たされている。従って、アプリケーション手段は、プレチャンバから現像液を引き受けることができ、電極セグメントは、現像液のトナーがアプリケーション手段に移行するような電位にある。
プレチャンバが、余剰現像液のためのオーバーフロー部を有しているのは有利である。なぜならこの場合には、アプリケーション手段に移行するよりも多くの現像液をプレチャンバに供給することができるからである。これによって、プレチャンバは常に現像液で満たされ、現像液は、常に交換される。プレチャンバ内の現像液は補償体積体を形成する。これによってトナー粒子を、プレチャンバの充填レベルにおいて均一に分布させることができる。
供給システムが上面に電極セグメントを有し、下面にプレチャンバを有しているのは有利である。電極セグメントはこの場合には、現像液においてプレチャンバのオーバーフロー部の下方まで伸びている形状を有している。この措置は、プレチャンバの補償体積体内で空気封入が生じ無いためのものである。
さらに、有利には、電極セグメントがアプリケーション手段の方に向いて、終端部分につながっている。この終端部分は、アプリケーション手段に沿って延在している。これによって、アプリケーション手段へのトナーの移行領域が延長される。
別の実施形態では、供給システムはアプリケーション手段であるアプリケーションローラに配置される。これに、現像液が移行される。アプリケーションローラによって、現像液が現像ローラへと導かれる。
余剰現像液がプレチャンバから、清掃ローラと清掃ドクターナイフを有している清掃ユニットへと導かれるのは有利である。この清掃ユニットは、電荷画像の現像後に残っている残留現像液を現像ローラから除去する。次に、現像液によって、清掃ドクターナイフまたは清掃ローラから、除去されたトナーが一掃される。
本発明の実施例を以下で、概略図を用いてより詳細に説明する。
図1において、記録担体20を印刷するデジタルプリンター10は、1つまたは複数の印刷ユニット11a−11dおよび12a−12dを有している。これらの印刷ユニットは、トナー画像(印刷像20’;図2を参照)を記録担体20上に印刷する。記録担体20としては、図示されているように、ウェブ状の記録担体20がロール21から巻出機22によって繰り出され、第1の印刷ユニット11aに供給される。定着ユニット30内でこの印刷像20’が、記録担体20上に定着される。次に記録担体20はロール28上に、巻揚機27を用いて巻き取られる。このような構造は、ロール・ロールプリンターとも称される。
図1に示された有利な構造では、ウェブ状の記録担体20は、4つの印刷ユニット11a〜11dによって表面がフルカラー印刷され、印刷ユニット12a〜12dによって背面がフルカラー印刷される(いわゆる4/4構造)。このために、記録担体20は、巻出機22によってロール21から繰り出され、オプショナルの調整ユニット23を介して第1の印刷ユニット11aに供給される。調整ユニット23において、記録担体20は適切な材料によって前処理される、またはコーティングされる。コーティング材料(下塗り剤とも称される)としては、有利にはワックスまたは化学的に同価値の材料が使用される。
この材料は記録担体20の全面に、または後に印刷されるべき箇所にのみ被着され、これによって記録担体20は、印刷のために前処理される、および/または、印刷像20’の被着時の記録担体20の吸着特性に影響が与えられる。これによって、後で被着されるトナー粒子または媒質液が、過度には記録担体20内に浸透せず、実質的に表面に留まるということが阻止される(色の質および画像の質がこれによって改善される)。
次に、記録担体20がまずは、順番に第1の印刷ユニット11a〜11dを案内される。これらの印刷ユニットでは表面のみが印刷される。各印刷ユニット11a〜11dは、記録担体20を印刷する。これは通常は別の色または別のトナー材料で行われる。これは例えばMICRトナーであり、電磁的に読み出される。
表面を印刷した後、記録担体20は裏返しユニット24内で裏返され、背面を印刷する残りの印刷ユニット12a〜12dに供給される。オプションとして、裏返しユニット24の領域において、別の調整ユニット(図示されていない)を配置することができる。この調整ユニットによって、記録担体20は背面印刷のための準備がされる。これは例えば定着(部分的な定着)または、その前に印刷された表面印刷像(ないしは表面全体または背面も)のその他の調整である。これによって、表面印刷像がさらなる搬送時に、後続の印刷ユニットによって機械的な損傷を受けることが阻止される。
フルカラー印刷を実現するために、少なくとも4つの色(ひいては少なくとも4つの印刷ユニット11、12)が必要であり、これは例えば基本色YMCK(黄色、マゼンタ、シアン、黒)である。さらに、特別な色(例えば、顧客特有の色または、印刷可能な色空間を拡張するための付加的な基本色)を有するさらなる印刷ユニット11、12を使用することもできる。
印刷ユニット12dの後には、レジスターユニット25が配置されている。このレジスターユニットによって、記録担体20上に、印刷像20’に係わらず(殊に印刷像20’外に)、通過マークが印刷され、評価される。これによって、横方向通過および縦方向通過(色点を構成する基本色点は相互に重なって、または場所的に非常に近くに隣り合って配置されるべきである;これは、色レジスターまたは四色レジスターとも称される)並びにレジスター(表面および背面は場所的に正確に一致していなければならない)が調整され、これによって、良好な質の印刷像20’が得られる。
レジスターユニット25の後に、定着ユニット30が配置されている。この定着ユニットによって、印刷像20’が記録担体20上に定着される。電気泳動式のデジタルプリンターの場合には、定着ユニット30として、有利には、熱乾燥器が使用される。これは媒質液をほぼ蒸発させ、これによって、トナー粒子のみが、記録担体20上に残る。これは、熱の作用によって行われる。この場合には、トナー粒子も、記録担体20上で溶かされる。これは、このトナー粒子が熱の作用によって溶解可能な材料、例えば樹脂を有している場合に限ってである。
定着ユニット30の後ろには、引っ張りユニット26が配置されている。この引っ張りユニットは記録担体20を、全ての印刷ユニット11a〜12dおよび定着ユニット30を通るように引っ張る。しかも、さらなる駆動部がこの領域に配置されることはない。なぜなら記録担体20に対する摩擦駆動部によって、まだ定着されていない印刷像20’が消えてしまうという危険が生じるからである。
引っ張りユニット26は、記録担体20を巻揚機27へと供給する。この巻揚機は、印刷された記録担体20を巻き上げる。
印刷ユニット11、12および定着ユニット30の中央には、全体的な供給装置がデジタルプリンター10に対して配置されている。これは例えば、空調モジュール40、エネルギー供給部50、コントローラ60、液体管理モジュール70、例えば液体制御ユニット71および種々の液体の備蓄容器72である。液体としては殊に、純粋な媒質液、高い濃度の現像液(媒質液に対してトナー粒子の割合が高い)とセラム(Serum)(現像液+電荷制御剤)とがデジタルプリンター10への供給に必要とされ、さらに、供給されるべき液体のための廃棄容器または清掃液用の容器が必要となる。
デジタルプリンター10は、構造が同じ、自身の印刷ユニット11、12によってモジュールに構成される。印刷ユニット11、12は機械的には異なっておらず、中で使用される現像液のみが異なる(トナーの色またはトナーの種類)。
印刷ユニット11、12の基本的な構造は、図2に示されている。このような印刷ユニットは電子写真の原理に基づいている。ここでは光電画像担体が、帯電されているトナー粒子を有する現像液によって着色され、このようにして生じた画像が記録担体20へ移される。
印刷ユニット11、12は実質的に、電子写真ステーション100、現像ステーション110およびトランスファーステーション120とから成る。
電子写真ステーション100の中心は光電画像担体であり、これは自身の表面に、光電層を有している(いわゆる感光体)。この感光体は、ここではローラ(感光ドラム101)として構成されており、硬い表面を有している。感光ドラム101は、印刷像20’を形成するために種々の素子を通過して回転する(矢印方向での回転)。
感光体ではまずは、全ての汚れが清掃される。このために消去光102が存在する。この消去光は、感光体の表面上に依然として残っている電荷を消去する。消去光102は調整可能であり(部分的に調整可能であり)、これによって均一な光分布が得られる。これによって、表面が均一に前処理される。
消去光102の後、清掃装置103は感光体を機械的に清掃し、これによって、場合によっては、依然として感光体の表面上に存在しているトナー粒子、場合によっては汚染粒子および残っている媒質液を除去する。除去された媒質液は、収集容器105に入れられる。この集められた媒質液およびトナー粒子は再処理され(場合によってはフィルタリングされ)て、色に応じて、相応する液体インク備蓄、すなわち、備蓄容器72に供給される(矢印105’を参照)。
清掃装置103は、有利には、ドクターブレード104を有している。このドクターブレードは、感光ドラム101の周面に急峻な角度(流出面に対して例えば10°〜80°)で当接し、これによって、表面を機械的に清掃することができる。ドクターブレード104は感光ドラム101の回転方向に対して横向きに往復運動をし、これによって、周面をできるだけ摩擦しないように、軸方向の長さ全体で清掃する。
次に、感光体が帯電装置106によって、特定の静電ポテンシャルに帯電される。このためには有利には、複数のコロトロン(殊にガラスカバーコロトロン)が存在する。コロトロンは、少なくとも1つのワイヤー106’から生じる。このワイヤーには高い電圧が加えられる。この電圧によって、ワイヤー106’周辺の空気がイオン化される。対向電極としてはシールド106''が存在する。コロトロンには付加的に新鮮な空気が吹き付けられる。この新鮮な空気は、特別な空気チャネル(給気するための供給チャネル107および排気するための排出チャネル108)によって、シールドの間に供給される(図2における空気流矢印も参照)。供給された空気は、その後、同様に、ワイヤー106’でイオン化される。これによって、感光体の隣接する表面の均一な、一様の帯電が実現される。乾燥した、暖かい空気によって、一様な帯電がさらに改善される。排出チャネル108を介して、空気が排気される。場合によっては、生じたオゾンが同様に、排出チャネル108を介して吸い込まれる。
コロトロンはカスケード化可能である。すなわち、この場合には2つまたは3つのワイヤー106’がシールド106''毎に、同じシールド電圧のもとで存在する。シールド106''を介して流れる電流は調整可能であり、これによって、感光体の帯電が制御可能である。コロトロンは異なる強度で通電され、これによって、感光体上の一様のかつ充分に高い帯電が実現される。
帯電装置106の後ろには、マーク作成機109が配置されている。このマーク作成機は、光ビームを介して、感光体を所望の印刷像20’に応じて、ピクセル毎に放電する。これによって、後にトナー粒子によって着色される潜在画像が生じる(インキ付けされた画像は印刷像20’に相応する)。有利には、LEDマーク作成機109が使用される。ここでは、多数の個々のLEDを有するLED列が、感光ドラム101の全軸方向長さにわたって固定して配置されている。LEDの数および感光体上の光学的な結像点の大きさは殊に印刷像20’の解像度を定める(典型的な解像度は600×600dpiである)。LEDは個々に、時間的に、かつそのビーム出力に関して制御される。これによって、ラスター点(複数の画像点またはピクセルから成る)を作成するため、マルチレベル方法が使用される、または画像点が時間的に遅らされ、これによって、修正が、例えば正しくない色レジスターまたはレジスターの際に電気光学式に行われる。
マーク作成機109は駆動制御論理回路を有しており、これは、多数のLEDおよびそのビーム出力の故に、冷却されなければならない。有利には、マーク作成機109は流体によって冷却される。LEDはグループ毎に(複数のLEDがまとめられて1つのグループが形成される)、または相互に別個に駆動制御される。
マーク作成機109によって作成された潜在画像には、現像ステーション110によってトナー粒子が付けられる。現像ステーション110はさらに、回転する現像ローラ111を有している。この現像ローラによって、現像液層は感光体に近づく(現像ステーション110の機能については以降でさらに詳細に説明する)。感光ドラム101の表面は比較的硬く、現像ローラ111の表面は比較的柔らかく、これら両者が相互に押圧されるので、薄く、高いロール間隙(ローラ間の間隙)が生じる。このロール間隙内で、帯電されているトナー粒子が電気泳動によって、現像ローラ111から感光体へと、画像箇所において、電界に基づいて移動する。非画像箇所では、トナーは感光体へと移行しない。現像液によって満たされたロール間隙は、2つのローラ101、111の相互の圧力および現像液の粘性に依存している高さ(間隙の厚さ)を有している。典型的に、ロール間隙の厚さは約2μmよりも大きく、約20μmまでの領域にある(現像液の粘性に応じてこの値は変化し得る)。ロール間隙の長さは約数ミリメートルである。
着色された画像は、感光ドラム101によって、第1の搬送箇所まで回転する。ここでは、着色された画像が、トランスファーローラ121に実質的に完全に移される。トランスファーローラ121は第1の搬送箇所(感光ドラム101とトランスファーローラ121との間のロール間隙)で、同じ方向で動き、有利には感光ドラム101と同じ速度で動く。トランスファーローラ121への印刷像20’の搬送後、印刷像20’(トナー粒子)は、オプションで、チャージユニット129、例えばコロトロンによって、再チャージされるまたはチャージされる。これによってトナー粒子はその後、より良好に、記録担体20上に移される。
記録担体20は、搬送方向20''においてトランスファーローラ121と対向圧ローラ126との間を通る。接触領域(ロール間隙)は、第2の搬送箇所を表している。ここでトナー画像が記録担体20へと移される。トランスファーローラ121は、第2の搬送領域において、記録担体20と同じ方向で動く。対向圧ローラ126も、ロール間隙の領域において、この方向で回転する。トランスファーローラ121、対向圧ローラ126および記録担体20の速度は、搬送箇所で相互に調整され、有利には同一である。これによって印刷像20’が消されることはない。第2の搬送箇所で印刷像20’は、トランスファーローラ121と対向圧ローラ126との間の電界によって、電気泳動によって、記録担体20へと伝送される。さらに、対向圧ローラ126は、高い機械的な力で、相対的に柔らかいトランスファーローラ121を押す。これによってトナー粒子は、記録担体20への粘着によって接着したままになる。
トランスファーローラ121の表面は相対的に柔らかく、対向圧ローラ126の表面は相対的に硬いので、回転時にロール間隙が生じる。このロール間隙内でトナー搬送が行われる。記録担体20の凸凹がこれによって補償される。従って記録担体20は、間隙無く印刷される。このようなロール間隙は、より厚いまたはより凸凹な記録担体20を印刷するのにも、良好に適している。これは例えば、パッケージ印刷の場合である。
印刷像20’は、完全に記録担体20に移されるべきである;しかし不所望に、僅かなトナー粒子がトランスファーローラ121上に残ってしまうことがある。媒質液の一部は、濡れのために、常にトランスファーローラ121上に残る。場合によっては依然として存在するトナー粒子は、第2の搬送箇所の後にある清掃ユニット122によってほぼ完全に除去されるべきである。依然として、トランスファーローラ121上に存在している媒質液を、完全にまたは特定の層厚まで、トランスファーローラ121から除去することもできる。これによって、清掃ユニット122の後、かつ感光ドラム101からトランスファーローラ121への第1の搬送箇所前で、同じ条件が、清潔な表面または現像液の所定の層厚によって、トランスファーローラ121の表面上を支配する。
有利には、この清掃ユニット122は、清掃ブラシ123および清掃ローラ124を備えたウェットチャンバとして構成されている。ブラシ123の領域において、清掃液(例えば媒質液または固有の清掃液が使用される)が、清掃液供給部123’を介して供給される。清掃ブラシ123は清掃液内で回転し、トランスファーローラ121の表面を「ブラシ掛けする」。これによって、表面上に付着しているトナーがほぐされる。
清掃ローラ124は、トナー粒子の電荷と反対の電気的なポテンシャルにある。この結果、帯電されたトナーが、清掃ローラ124によって、トランスファーローラ121から除去される。清掃ローラ124はトランスファーローラ121に接触するので、これは、トランスファーローラ121上に残っている媒質液も、供給された清掃液とともに除去する。ウェットチャンバからの流出部には、調整素子125が配置されている。調整素子125としては、図示されているように、支え板が使用されている。これは、鈍角で(板と流出表面との間で、約100°と170°の間で)トランスファーローラ121に対して配置されている。これによって、ローラ表面の残りの液体は、ウェットチャンバ内にほぼ完全にとどめられ、清掃ローラ124は、清掃液排出部124’を介した除去のために、図示されていない清掃備蓄容器(備蓄容器72において)へとつながる。
支え板の代わりに、図示されていない調量ユニットもそこに配置可能である。これは例えば、1つまたは複数の調量ローラを有している。この調量ローラは所定の間隔をトランスファーローラ121に対して有しており、所定の層厚が調量ローラの後に、押しつぶしの結果調整される程度の多さの媒質液を除去する。トランスファーローラ121の表面はその後、完全には清掃されない;所定の層厚の完全な媒質液が残る。除去された媒質液は清掃ローラ124を介して、清掃液備蓄容器に戻される。
清掃ローラ124自体は、図示されていないドクターブレードによって機械的に清潔に保たれる。トナー粒子を含む、除去された液体は、全ての色に対して、中央の収集容器によって集められ、クリーニングされ、再利用のために中央の清掃液備蓄容器へ入れられる。
対向圧ローラ126は同様に清掃ユニット127によって清掃される。清掃ユニット127として、ドクターブレード、ブラシおよび/またはローラが、汚染物(紙ほこり、残留トナー粒子、現像液等)を対向圧ローラ126から除去する。除去された液は、収集容器128内に集められ、場合によってはクリーニングされて、液体排出部128’を介して再び、印刷に用いられる。
記録担体20の表面を印刷する印刷ローラ11では、対向圧ローラ126は、記録担体20の非印刷面(ひいては依然として乾いている面)を押圧する。
しかしこの乾いている面には、既に、ほこり粒子/紙粒子または別の汚れ粒子が存在していることがある。これはその後、対向圧ローラ126によって除去される。このためには、対向圧ローラ126は、記録担体20よりも幅広であるべきである。この結果、汚れも、印刷領域外で良好に除去される。
記録担体20の背面を印刷する印刷ユニット12では、対向圧ローラ126は直接的に、まだ定着されていない、表面の湿っている印刷像20’を押圧する。印刷像20’が対向圧ローラ126によって除去されないようにするために、対向圧ローラ126の表面は、トナー粒子に関して、および記録担体20上の媒質液に関しても、非接着特性を有していなければならない。
現像ステーション110は、潜在印刷像20’に、所定のトナーで着色する。このために、現像ローラ111によって、トナー粒子は感光体に近づけられる。現像ローラ111自体に完全に平らな層で着色するために、まずは、備蓄チャンバ112に、現像液が、図示されていない混合容器(液体制御ユニット71内にある)から、液体供給部112’を介して、所定の濃度で供給される。この備蓄チャンバ112から現像液が、プレチャンバ113にオーバーフローして供給される(上方が開いている槽の様式)。現像ローラ111の方に向かって、電極セグメント114が配置されている。この電極セグメントは、自身と、現像ローラ111との間に間隙を形成する。
現像ローラ111は、上方が開いているプレチャンバ113を通って回転し、ここで現像液を間隙内に収容する。オーバーフローした現像液は、プレチャンバ113から備蓄チャンバ112へと戻る。
電気的なポテンシャルによって形成された、電極セグメント114と現像ローラ111との間の電界によって、間隙内の現像液は2つの領域に分けられ、詳細には、トナー粒子が集まる(集められた現像液)現像ローラ111近傍の層領域と、トナー粒子が僅かな(極めて低い濃度の現像液)、電極セグメント114近傍の第2の領域とに分けられる。
次に、現像液層は、さらに、調量ローラ115へと搬送される。調量ローラ115は現像液の上方層を押し潰す。従ってその後、約5μmの現像液の所定の層圧が、現像ローラ111上に残る。トナー粒子は実質的に、現像ローラ111の表面近傍で媒質液内に存在するので、実質的に、外側に位置する媒質液は押し潰される、または保たれ、最終的には収集容器119へと戻される。しかし、備蓄チャンバ112には供給されない。
この結果、主に、高い濃度の現像液は、調量ローラ115と現像ローラ111との間のロール間隙を通って流される。これによって、現像液の均一な厚さの層が生じる。これは約40の質量含有率のトナー粒子と約60の質量含有率の媒質液を、調量ローラ115に応じて有している(印刷プロセス要求に応じて、質量比は多かれ少なかれ変動する)。この均一な現像液層は、現像ローラ111と感光ドラム101との間のロール間隙に供給される。ここで次に、潜在画像の画像箇所がトナー粒子によって、電気泳動式に着色される。また非画像箇所の領域では、トナーは感光体へと移行しない。電気泳動のためには必ず、充分な媒質液が必要である。この液体薄膜は、ロール間隙の後、例えば中央で、濡れのために分割される。従って、層の一部は、感光ドラム101の表面に接着したままであり、別の部分(画像箇所に対しては実質的に媒質液、非画像箇所に対してはトナー粒子および媒質液)は現像ローラ111上に残る。
現像ローラ111に、再び同じ条件下で、均一に現像液をコーティングすることを可能にするために、残っているトナー粒子(これは実質的に、ネガティブな、移されない印刷像を表す)および現像液が、清掃ローラ117によって静電気的におよび機械的に除去される。清掃ローラ117自体は、ドクターブレード118によって清掃される。除去された現像液は、再利用のために収集容器119へと供給される。この収集容器には、調量ローラ115から、例えばドクターブレード116によって除去された現像液および、感光ドラム101から、ドクターブレード104によって除去された現像液も供給される。
収集容器119内に集められた現像液は混合容器に、液体排出部119’を介して供給される。混合容器には、必要とされる場合には新鮮な現像液および純粋な媒質液も供給される。混合容器内には常に充分に、液体が所望の濃度(トナー粒子と媒質液との所定の比)で存在しなければならない。濃度は混合容器内で常に測定され、除去された現像液の供給量およびその濃度並びに新鮮な現像液ないしは媒質液の量および濃度に依存して相応に調整される。
このために、相応する備蓄容器72から高い濃度の現像液、純粋な媒質液、セラム(媒質液と、トナー粒子の電荷を制御するための電荷制御剤)並びに除去された現像液が、この混合容器に、別個に供給される。
図3には、現像ステーション110の実施形態が示されている。この現像ステーション110によって、現像液は感光ドラム101に供給される。この実施形態は、図2に示されている現像ステーション110に基づく。同じコンポーネントには、同じ参照番号が付与されている。図3に示されている現像ステーション110は以下のものを含んでいる:
・直接的または間接的に現像液を感光ドラム101へと搬送する、回転するアプリケーション手段199
このアプリケーション手段199は、現像液を感光ドラム101へと搬送する現像ローラ111(図3)、または、現像液を感光ドラム101に供給する現像ローラ111に現像液を供給するアプリケーションローラ214であり得る(図7、8)。
・現像液をアプリケーション手段199に供給する供給システム200
・オプショナルである、清掃ローラ117と清掃ドクターブレード118とを備えている清掃ユニット117、118
清掃ローラは、現像ローラ111と接触して配置されており、電荷画像の現像後、現像ローラ111上に残っている残留現像液を現像ローラ111から除去する;この残留現像液は次に、清掃ドクターブレード118によって、清掃ローラ117から削り取られる。
・オプションとして、調量手段115、116が設けられる。これらは、調量ローラ115として、場合によってはドクターブレード116を伴って構成され、感光ドラム101に供給される、現像液層を調整する。
機能素子、例えば感光ドラム101、現像ローラ111、供給システム200、清掃ローラ117、調量ローラ115にはそれぞれ電気的なポテンシャルが加えられている。この電気的なポテンシャルは、プラスまたはマイナスであるトナー電荷の極性によって変化する。以下では定義を説明する:
・第2の機能素子でのポテンシャル2よりも高い第1の機能素子でのポテンシャル1は、プラスのトナー極性の場合、よりプラスであること意味する
・第2の機能素子でのポテンシャル2よりも高い第1の機能素子でのポテンシャル1は、マイナスのトナー極性の場合、ポテンシャル1がよりマイナスであることを意味する
以降では、プラスのトナー電荷に基づいている。
現像ステーション110の基本的な機能は、既に述べた;これを参照されたい。以下では、供給システム200の構造が、現像ローラ111への現像液のアプリケーションに対して示されている、またはアプリケーションローラ214が詳細に示されている。さらに供給システム200の機能が記載されている。
第1の実施例では、現像液は、供給システム200によって現像ローラ111に供給される。
供給システム200は、第1の実施例(図3〜図5)では以下のものを含んでいる:
・下方領域において、上方へ、かつ現像ローラ111の方へ開いているプレチャンバ113を含んでいる。このプレチャンバは現像液で満たされており、これによって露出された液体表面を有しており、補償体積体206として、プレチャンバ113の充填レベルにおいてトナー粒子の一様な分布を実現するために用いられる。従って補償体積体206の現像液は、現像ローラ111に当接する。プレチャンバ113には、現像液用の流入部201とオーバーフロー部202とが設けられている。現像液用の流入部201は、プレチャンバ113の下方領域に配置されており、オーバーフロー部202を介して余剰現像液がプレチャンバ113から排出される。プレチャンバ113の下方領域での現像液の供給によって、場合によってはプレチャンバ113の底面に溜まっている堆積物が排出されるまたは少なくともほぐされる。現像ローラ111へと向かって、プレチャンバ113の下方領域において、シーリングドクターブレード203が設けられている(図4、5)。このシーリングドクターブレードは、プレチャンバ113を、現像ローラ111に向かって後方へとシーリングする。シーリングドクターブレード203は、引き延ばされたプラスチックドクターブレードである。これは例えばMylar(登録商標)から成る。
・上方部分として、電極セグメント114が設けられている。この電極セグメントは0.1〜0.3mmの間隔を現像ローラ111に対して有している;電極セグメント114の終端部分204は、現像ローラ111に沿って同軸状(koaxial)に延在している、または、電極セグメント114において、現像ローラ111の流入部または流出部に対して収束(konvergierend)するように位置している。現像ローラ111周辺での終端部分204の長さは、20mmより長く、有利には35mm〜45mmに調整される。電極セグメント114の下面には、現像ローラ111に隣接して、成形部205が設けられている。動作時の現像液の変動に対する公差を考慮して、この成形部はプレチャンバ113のオーバーフロー部202よりも深い。成形部205によって、補償体積体206内への空気流入が阻止される。電極セグメント114の上面は後方へ向かって降下しており、オーバーフロー部202の後方まで延在している。これによって、調量ローラ115に対するコンタクトゾーンで、押圧された現像液が、電極セグメント114の上面を介して導出される。これは例えば、備蓄チャンバ112(図2)へと導出される。電極セグメント114には、電気的なポテンシャルが加わり、電極セグメント114と現像ローラ111との間の電界においてトナー粒子が現像ローラ111へと移動する。
・現像ローラ111に対する側方でのシーリングは、それぞれ形成シーリング207(図6)、例えばフォームラバー、フェルトによって行われる。
図4および5は、現像ローラ111の無い、第1の実施例に即した、供給システム200の別の実施形態を示している。図4では、プレチャンバ113の下方終端部で、現像ローラ111に反して、現像液が、プレチャンバ113の流入部201を介して、ひいては補償体積体206に供給される;オーバーフロー部202は、プレチャンバ113および補償体積体の上方終端部に位置する。従って、余剰現像液は常に排出される。これによって印刷動作時には常に、現像ローラ111に排出されるのよりも多くの現像液がプレチャンバ113に供給され、結果として補償体積体206はプレチャンバ113内で常に交換される。
図5では現像液のための流入部201に隣接して、衝突板208がプレチャンバ113内に挿入されている。この衝突板は、プレチャンバ113内の現像液の分布を改善する。現像液はこのために、衝突板208を介して案内される。これによって、現像液をプレチャンバ113の幅にわたって分配する付加的な素子が不必要になる。
プレチャンバ113の第2の実施形態では、衝突板208は次のように配置されている。すなわち、プレチャンバ113の底面に、現像液が通過するための間隙が設けられるように、配置されている。
図6は、現像ローラ111と供給システム200とのシーリングの装置を示している。供給システム200の両側には、それぞれシーリング207が配置されている。このシーリングは現像ローラ111に当接しており、現像液が流出するのを側方で阻止する。現像ローラ111の側方には、同様にシーリング209が設けられている。
以下では、供給システム200を備えている現像ステーション110の機能を、図3〜5に従って説明する:
現像液は供給システム200を介して、現像ローラ111へと近づく。ここで、現像液内に含まれているトナーの量は、感光ドラム101上の電荷画像を着色するのに必要である量よりも多い(高濃度の現像液)。現像ローラ111上に移されるトナー量の調量は、電極セグメント114と現像ローラ111との間のポテンシャル差を介して行われる。現像液はここでまず、低いトナー濃度(5%〜20%)で、プレチャンバ113に供給される。現像ローラ111と電極セグメント114との間の隙間における、加わっている電界を介して、トナー濃度は、現像ローラ111のローラ表面での現像液の15%から50%に変化する;ここで高い電界強度によって、感光ドラム101上の電荷画像の高い程度の着色が実現され、低い電界強度によって僅かな着色が実現される。
感光ドラム101への供給前の現像液量の最終的な調量は、調量ローラ115と現像ローラ111との間で行われる。現像ローラ111ないしは調量ローラ115の押圧力、硬さ、および、現像ローラ111ないしは調量ローラ115の粗面性はここで、現像ローラ111と調量ローラ115の間のロール間隙を通る現像液の搬送量、ひいては感光ドラム101に達する現像液の層厚を決める。調量ローラ115はここで、常に、現像ローラ111よりも高いポテンシャルを有している。これによって、トナーが不所望に、調量ローラ115に移されないことが保証される。同時に、現像液層内のトナー濃度がさらに高められ、例えば現像液の20%〜60%に高められ、現像ローラ111上への均一のトナー分布が保証される。
次に、濃度が高められた現像液は、現像ローラ111と感光ドラム101との間のコンタクゾーンに達する。ここでは、電荷画像が既知の方法で着色される。現像ローラ111および感光ドラム101での電気的なポテンシャルは、次のように選択されている。すなわち、画像箇所においてはトナーが感光ドラム101に移され、非画像箇所においてはトナーが感光ドラム101に移されないように選択されている。
印刷像の現像後に、現像ローラ111上に残っている現像液(この明細書では残留現像液と称される)が、次に、清掃ローラ117によって現像ローラ111から除去される。このために、現像ローラ111と清掃ローラ1117との間に、トナーが清掃ローラ117に引きつけられるように電界が生じる。清掃ローラ117には、清掃ドクターブレード118が当接する。清掃ドクターブレードは残留現像液を清掃ローラ117から除去する。
プレチャンバ113からの余剰現像液は、オーバーフロー部202および流れガイドエレメント210を介して清掃ユニット117、118へと導かれる。さらに、調量ユニット115、116によって押圧された現像液は同様に、流れガイドエレメント210に供給される。ここから、現像液が清掃ローラ117または清掃ドクターブレード118の清掃のために使用される。清掃の後、削り取られた現像液は備蓄チャンバ112に供給される。この備蓄チャンバはポンプ211を介して混合ユニット212と接続されている。混合ユニット212から、現像液がポンプ213を介して供給システム200に供給される。
このように実現され、動かされる供給システム200(図3〜5)の利点を以下に挙げる:
供給システム200に、現像液が、現像ローラ111と調量ローラ115との間のロール間隙を通って搬送される現像液量と比べて約10〜50倍の量で供給される。この措置は、以下の有利な結果を有する:
・供給システム200内の現像液体積が、10秒間で完全に交換される
・現像液体積の2〜20%のみが、現像ゾーンおよび清掃ゾーンを介して流れる。ここで現像液内のトナー粒子は、当該箇所でのみストレスを受ける
・混合現像液内のトナー量は、電荷画像の最大インキ付け(>20%)に必要なトナー量よりも格段に多く選択される。従って、感光ドラム101上の電荷画像の各着色に対して、満足なトナー供給が得られる
・オーバーフロー部202がプレチャンバ113内に設けられている。従って、現像ローラ111へのコンタクト領域は常にあふれている。これによって、現像液はプレチャンバ113にパルス状に、または均一に供給され、同様に、供給量が種々の印刷速度に対して面積一定に留まる、または、速度によってスケーリングされる
・電極セグメント114と現像ローラ111との間の電圧を介して、感光ドラム101上の電荷画像の着色が制御される。電極セグメント114での有利なポテンシャルは:0V〜1500V、有利には200V〜800Vである
・電極セグメント114でのポテンシャルは、処理速度に相応に調整される。これによって、現像ローラ111でのトナー濃度は変化せず、感光ドラム101上の電荷画像の着色は一定になる。
現像ステーション110の第2の実施例(図7)では、供給システム200’は、付加的に設けられているアプリケーションローラ214に配置されている。ここでアプリケーションローラ214は、現像ローラ111に当接している;アプリケーションローラ214から現像ローラ111への現像液の移行は、公知の方法で行われる。
供給システム200’はここでは、アプリケーションローラ214に配置されている。ここで供給システム200’は以下のものを有している:
・アプリケーションローラ214に対して0.1mm〜0.2mmの間隔を有している電極セグメント114’。この電極セグメントは、アプリケーションローラ214と一カ所に集まって配置されている;しかし、電極セグメント114’とアプリケーションローラ214との間に、アプリケーションローラ214の回転方向で見て、より幅の狭い隙間を設けることも可能である。
・電極セグメント114’とプレチャンバ113’は、ここではまとめられている。ここでこの電極セグメント114’は、プレチャンバ113’を上方領域において有している。
・電極セグメント114’は、これによって、ここでは補償体積体206として、現像液で満たされている、上方へ開いているプレチャンバ113’を有している。このプレチャンバはさらに、アプリケーションローラ214の方へ開放されている。従って、補償体積体206の現像液は、アプリケーションローラ214に当接する。プレチャンバ113’は、オーバーフロー部202’を余剰現像液の排出のために有しており、流入部201’を新たな現像液の供給のために有している。プレチャンバ113’内で補償体積体206の液体表面は露出されているので、アプリケーションローラ214の幅を介してトナー粒子を均一に分配することができる。
・電極セグメント114’の側方シーリングは、形状シーリング、例えばフォームラバーによって行われる
・アプリケーションローラ214に当接しているドクターブレード215は、現像ローラ111への現像液の移行後に、アプリケーションローラ214上に残っている、低いトナー濃度を有する現像液を除去するために用いられ、プレチャンバ113’内の現像液の不所望な影響を回避する。ここでこのドクターブレードは、電極セグメント114’へのアプリケーションローラ214の到着前に配置されている。除去された現像液は例えば、オーバーフロー部202’へと流れる。低いトナー濃度を有する、ここで集められた現像液混合物は、清掃ユニット117、118へと導かれる。
・図7では、アプリケーションローラ214は、滑らかな表面を有している。択一的に、アプリケーションローラ214を、ラスターローラ214’として構成することができる(図8参照)。電極セグメント114’の出口にはここで、ドクターブレード216が配置される。これは、余剰現像液をラスターローラ214’から除去する。
現像液は、アプリケーションローラ240から公知の方法で現像ローラ111へと移される。アプリケーションローラ214、214’に対する供給システム200’の機能は、図3〜図5の供給システム200の機能に相応しており、これを参照されたい
まとめると、供給システム200または200’を有する現像ステーション110に対して、以下の利点が生じる:
1)トナー粒子は現像液内で、各機能エレメント(アプリケーションローラ214、現像ローラ111)へ定められて貯蔵される。これによって、トナー特性(電荷、直径)の変動が補償される
2)現像ローラ111へのトナー供給における余剰搬送によって以下のことが可能になる
・速度変化が補償される(トナー搬送は一定である)
・搬送変動が補償される(トナー搬送がパルス化される)
・プレチャンバ113、113’での、電極セグメント114、114’とオーバーフロー部202、202’との組み合わせで、フィードバックの無い供給システム200、200’が生じる。なぜなら、現像液は完全に交換されるからである
・現像液混合物の安定した特性が存在する。なぜなら、現像液の僅かな部分のみが、現像ゾーンおよび清掃ゾーンにおけるストレスによって影響されるからである。供給された現像液の2%〜10%のみがこれらのゾーン内に搬送される
3)補償体積体206を備えているプレチャンバ113、113’を介した、現像ローラ111ないしはアプリケーションローラ214への直接的な現像液の提供は有利である
なぜなら、
・トナーは補償体積体206内で、印刷方向に対して横向きに分配され、これによって、横方向分配のための付加的な措置が省かれる
・供給が非対称であってよい
・補償体積体206の下方終端部での供給は、プロセス中の、プレチャンバ113、113’内の堆積を回避する
4)電極セグメント114、114’を介した現像液の強い集結(Aufkonzentration)は有利である
なぜなら、
・現像ローラ111までの、現像液の良好な流動性が実現される
・電極セグメント114の終端部204の相応する長さ(および現像ローラ直径)を介して、現像ローラ111までの長い集結時間が可能になる。これによって、間接的に極めて高い印刷速度5>m/sが実現される
・電極セグメント114の終端部分204の長さは、さらに、現像ローラ111への流れの混合、ひいては現像液の堆積を生じさせる
5)各プロセスステップに対して最適なトナー濃度が調整される:
・現像ローラ111が達する前に現像液を現像ステーション内に搬送するために、現像液の良好な流れやすさのために、現像液内の低いトナー濃度から始まる
・次に、感光ドラム101上の電荷画像のダイナミックに調整可能な着色レベルのために、現像ローラ111へのアプリケーションにおいて、トナー濃度が高められる
・調量ローラ115による調整を介して現像液はさらに集められ、これによって、非画像箇所において、余剰媒質液が感光ドラム101上に搬出されることが回避される
・調量ローラ115による調整を介して現像液がさらに集中することによって、画像現像および記録担体上へのさらなる移行のための現像液層の最適な凝集の調整が可能になる
・トナーが僅かになった現像液が清掃ユニット117、118に直接的に戻される
a)供給システム200のオーバーフロー部202から
b)調量ローラ115のドクターブレード116から
なぜなら、清掃前のトナー濃度の低減は、トナー粒子の良好な運動性ひいては清掃時のトナーストレスの低減につながるからである。
感光体は有利には、ローラの形態でまたは無端ベルトとして構成される。ここでアモルファスケイ素が感光体材料として、または有機感光体材料(OPCとも称される)として用いられる。
感光体の代わりに、別の画像担体、例えば磁気的な、イオン化可能な画像担体等も使用可能である。これは、光電原理に従って作動せず、別の原理に従って、潜在画像が電気的、磁気的、またはその他の方法で刻まれる。これは次に着色され、最終的に記録担体20上に移される。
マーク作成機として、LEDセルまたは相応するスキャン機構を備えたレーザも使用される。
同様に、トランスファー素子はローラまたは無端ベルトとして構成される。トランスファー素子を省くこともできる。この場合には印刷像20’は直接的に、感光ドラム101から記録担体20へと伝送される。
用語「電気泳動」とは、電界の作用による、媒質液内での帯電されたトナー粒子の移動のことである。トナー粒子の各搬送時には、相応するトナー粒子が実質的に完全に別の素子へと移動する。液体薄膜は、2つの素子の接触後に、関与している素子の濡れによって、ほぼ半分に分けられる。従って、例えば半分が第1の素子上に接着したままであり、残りの部分は別の素子に接着したままである。印刷像20’は移され、次の部分内にさらに搬送される。これによって、次の搬送領域において再び、トナー粒子の電気泳動移動が可能になる。
デジタルプリンター10は、表面印刷のために1つまたは複数の印刷ユニットを有しており、場合によっては、背面印刷のために1つまたは複数の印刷ユニットを有している。これらの印刷ユニットは線状に、L字状にまたはU字状に配置される。
巻揚機27の代わりに、図示されていない後処理装置を、引っ張りユニット26の後に配置することもできる。これは例えば切断機、折り機、積層機等であり、これによって、記録担体20が最終的な形にされる。例えば、記録担体20は、終端部で、完成した本ができ上がるまで処理されることができる。後処理機器は同様に、直列に、またはここから曲がって配置される。
デジタルプリンター10は、上で有利な実施例として記載されているように、ロール・ロールプリンターとして作動される。記録担体20を終端部でシートに切断し、次にこれらのシートを重ねる、または、適切にさらに処理することも可能である(ロール・シートプリンター)。同様に、シート状の記録担体20をデジタルプリンター10に供給し、終端部で、シートを重ねる、またはさらに処理することが可能である(シート・シート・プリンター)。
記録担体20の表面のみが印刷される場合には、インクを備えた少なくとも1つの印刷ユニット11が必要である(片面印刷)。背面も印刷される場合には、さらに、背面用の少なくとも1つの印刷ユニット12が必要である(両面印刷)。表面および背面の所望の印刷像20’に依存して、プリンター構造は、表面および背面用の相応数の印刷ユニットを含む。ここで各印刷ユニット11、12は常に、一つの色または一種類のトナーのためだけに構成されている。
印刷ユニット11、12の最大数はここで、技術的にのみ、記録担体20の最大の機械的な引張荷重および自由な引張長さによって制限される。典型的に、1/0構造(印刷されるべき表面のために印刷ユニットが1つだけ設けられている)から6/6構造までの任意の構造が可能である。6/6構造では、記録担体20の表面および背面に対してそれぞれ6つの印刷ユニットが設けられる。有利な実施形態(構造)は図1に示されている(4/4構造)。これによって、4つの基本色による表面および背面に対するフルカラー印刷が実現される。四色印刷での印刷ユニット11、12の順番は、有利には、明るく(黄色)印刷する印刷ユニット11、12から、暗く印刷する印刷ユニット11、12へと続く。すなわち例えば、記録担体20は、色の順番、Y−C−M−Kで、明るい色から暗い色へと印刷される。
記録担体20は、紙、金属、プラスチックまたはその他の適切なかつ印刷可能な材料から作成される。
10 デジタルプリンター、 11、11a−d 印刷ユニット(表面)、 12、12a−12d 印刷ユニット(背面)、 20 記録担体、 20’ 印刷像(トナー)、 20'' 記録担体の搬送方向、 21 ロール(入力)、 22 巻出機、 23 調整ユニット、 24 裏返しユニット、 25 レジスターユニット、 26 引っ張りユニット、 27 巻揚機、 28 ロール(出力)、 30 定着ユニット、 40 空調モジュール、 50 エネルギー供給部、 60 コントローラ、 70 液体管理部、 71 液体制御ユニット、 72 備蓄容器、 100 電子写真ステーション、 101 感光ドラム、 102 消去光、 103 清掃装置(感光体)、 104 ドクターブレード(感光体)、 105 収集容器(感光体)、 105’ 矢印、 106 帯電装置(コロトロン)、 106’ ワイヤー、 106'' シールド、 107 空気供給チャネル(給気)、 108 空気排出チャネル(排気)、 109 マーク作成機、 110 現像ステーション、 111 現像ローラ、 112 備蓄チャンバ、 112’ 液体供給部、 113 プレチャンバ、 114 電極セグメント、 115 調量ローラ(現像ローラ)、 116 ドクターブレード(調量ローラ)、 117 清掃ローラ(現像ローラ)、 118 ドクターブレード(現像ローラの清掃ローラ)、 119 収集容器(現像液)、 119’ 液体排出部、 120 トランスファーステーション、 121 トランスファーローラ、 122 清掃ユニット(ウェットチャンバ)、 123 清掃ブラシ(ウェットチャンバ)、 123’ 清掃液供給部、 124 清掃ローラ(ウェットチャンバ)、 124’ 清掃液排出部、 125 調整エレメント(保持板)、 126 対向圧ローラ、 127 清掃ユニット(対向圧ローラ)、 128 収集容器(対向圧ローラ)、 128’ 液体排出部、 129 チャージユニット(コロトロンをトランスファーローラにチャージ)、 113’ プレチャンバ、 114’ 電極セグメント、 199 アプリケーション手段、 200 供給システム、 200’ 供給システム、 201 供給システム200への流入部、 201’ 供給システム200’への流入部、 202 プレチャンバ113のオーバーフロー部、 202’ プレチャンバ113’のオーバーフロー部、 203 プレチャンバでのシーリングドクターブレード、 204 電極セグメント114の終端部分、 205 電極セグメント114の成形部、 206 補償体積体、 207 供給システム200の側方でのシーリング、 208 衝突板、 209 現像ローラ111の側方のシーリング、 210 流れガイドエレメント、 211 ポンプ、 212 混合ユニット、 214 アプリケーションローラ、 214’ ラスターローラ、 215 ドクターブレード、 216 ドクターブレード

Claims (16)

  1. 記録担体(20)を印刷するためのデジタルプリンター(10)であって、
    当該デジタルプリンター(10)は少なくとも1つの印刷ユニットを有しており、
    当該少なくとも1つの印刷ユニットは、印刷されるべき画像の電荷画像を電荷画像担体(101)上に形成するステーション(100)と、トナーおよび媒質液を有している現像液を用いて前記電荷画像担体(101)上の電荷画像に着色する現像ステーション(110)とを有しており、
    前記現像ステーション(110)は、
    ・前記現像液を前記電荷画像担体(101)に転写するアプリケーション手段(199)と、
    ・前記アプリケーション手段(199)の側方に隣接して配置されている供給システム(200、200’)とを有しており、当該供給システム(200、200’)は、前記現像液を前記アプリケーション手段(199)に供給し、プレチャンバ(113、113’)と電極セグメント(114、114’)とを有しており、
    前記プレチャンバ(113、113’)は、側方に位置しているアプリケーション手段(199)の方に開放しているとともに、上方へ開放しており、かつ、前記現像液で満たされており、これによって開放された表面を伴う現像液から成る補償体積体が生じ、前記アプリケーション手段(199)は現像液を受け取るために当該補償体積体を通過し、
    前記電極セグメント(114、114’)は、前記プレチャンバ(113、113’)に隣接しており、かつ、前記アプリケーション手段(199)の側方に、該アプリケーション手段(199)との間に間隙が形成されるように配置されており、当該間隙を通って前記現像液が案内され、
    前記電極セグメント(114、114’)は、前記間隙内で前記現像液のトナーが前記アプリケーション手段に移るような電位にある、
    ことを特徴とするデジタルプリンター(10)。
  2. 前記供給システム(200、200’)のプレチャンバ(113、113’)は、側方に配置されている、現像液用の流入部(201、201’)と、現像液用のオーバーフロー部(202、202’)とを有しており、
    前記プレチャンバ(113、113’)には、前記アプリケーション手段(199)に移る現像液よりも多くの現像液が供給され、前記アプリケーション手段(199)によって引き受けられなかった余剰現像液は、前記オーバーフロー部(202、202’)を介して排出される、請求項1記載のデジタルプリンター(10)。
  3. 前記電極セグメント(113、113’)は、前記アプリケーション手段(199)に隣接して延在している終端部分(204、204’)へと通じ、当該終端部分(204、204’)は前記アプリケーション手段(199)に対して平行に位置している、請求項1または2記載のデジタルプリンター(10)。
  4. 前記電極セグメント(113、113’)は、前記アプリケーション手段(199)に隣接して延在している終端部分(204、204’)へと通じ、当該終端部分(204、204’)と前記アプリケーション手段(199)との間隔は変化する、請求項1または2記載のデジタルプリンター(10)。
  5. 前記電極セグメント(113、113’)は、前記アプリケーション手段(199)に隣接して延在している終端部分(204、204’)へと通じ、当該終端部分(204、204’)は前記アプリケーション手段(199)に同軸に収束して位置している、請求項4記載のデジタルプリンター(10)。
  6. 前記プレチャンバ(113、113’)の下方終端部に、前記アプリケーション手段(199)に当接しているシーリングドクターブレード(203)が配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  7. 前記プレチャンバ(113、113’)内に衝突板(208)が配置されており、当該衝突板(208)の上方または下方に、前記流入部(201、201’)を介して供給された現像液が導かれる、請求項1から6までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  8. 前記供給システム(200)は上面に前記電極セグメント(114)を有しており、下面に前記プレチャンバ(113)を有しており、
    前記電極セグメント(114)は前記アプリケーション手段(199)に隣接して、成形部(205)を前記プレチャンバ(113)の方向へ有しており、当該成形部(205)は前記補償体積体(206)内に延在している、請求項1から7までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  9. 前記電極セグメント(114)の前記成形部(205)の先端は、前記プレチャンバ(113)の前記オーバーフロー部(202)よりも低く配置されている、請求項8記載のデジタルプリンター(10)。
  10. 前記電極セグメント(114)は、前記オーバーフロー部(202)を介して前記プレチャンバ(113)に引き入れられている、請求項8または9記載のデジタルプリンター。
  11. 前記供給システム(200’)は電極セグメント(114’)を有しており、当該電極セグメント(114’)内には前記プレチャンバ(113’)が挿入されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  12. 前記アプリケーション手段(199)は現像ローラ(111)であり、当該現像ローラ(111)によって前記現像液は前記電荷画像担体(101)を通過する、請求項1から11までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  13. 前記アプリケーション手段(119)として現像ローラ(111)と、当該現像ローラ(111)に隣接して配置されているアプリケーションローラ(214)とが設けられており、
    前記供給システム(200’)は前記アプリケーションローラ(214)に隣接して配置されており、当該アプリケーションローラ(214)は前記現像液を前記供給システム(200’)から前記現像ローラ(111)へ搬送し、前記現像ローラ(111)は前記現像液を前記電荷画像担体(101)へ搬送する、請求項1から11までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  14. 前記アプリケーションローラ(214)の回転方向で見て、前記電極セグメント(114’)の前に、ドクターブレード(215)が前記アプリケーションローラ(214)に配置されており、当該ドクターブレードは、前記現像ローラ(111)へと移らず、残留している前記現像液を前記アプリケーションローラ(214)から削り取る、請求項13記載のデジタルプリンター(10)。
  15. 清掃ユニット(117、118)が前記アプリケーション手段(199)に設けられており、前記残留現像液は、前記オーバーフロー部(202)から、流れガイドエレメント(210)を介して前記プレチャンバ(113)に供給される、請求項2から14までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
  16. 前記アプリケーション手段(199)には、前記アプリケーション手段(199)上の前記現像液混合物を調整する調量手段(115、116)が配置されており、当該現像液混合物の、前記アプリケーション手段(199)から取り除かれた現像液が前記オーバーフロー部(202)に供給される、請求項2から15までのいずれか1項記載のデジタルプリンター(10)。
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